JPH05266539A - 自己保持型ソレノイド制御装置 - Google Patents

自己保持型ソレノイド制御装置

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JPH05266539A
JPH05266539A JP4063959A JP6395992A JPH05266539A JP H05266539 A JPH05266539 A JP H05266539A JP 4063959 A JP4063959 A JP 4063959A JP 6395992 A JP6395992 A JP 6395992A JP H05266539 A JPH05266539 A JP H05266539A
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JP
Japan
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pin
trigger
attracting force
voltage
self
Prior art date
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Pending
Application number
JP4063959A
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English (en)
Inventor
Shinichi Saito
慎一 斉藤
Hisato Torii
久人 鳥居
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05266539A publication Critical patent/JPH05266539A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自己保持型ソレノイドの励磁によるモードの設
定を正確に行なう自己保持型ソレノイド制御装置を提供
する。 【構成】トリガマグネットと称される自己保持型ソレノ
イドの吸着力を解除させる所望のタイミング近傍で、少
なくとも2回以上、トリガ電圧発生部20から吸着力解
除電圧を印加することにより、自己保持型ソレノイドの
吸着力解除動作をさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自己保持型ソレノイド制
御装置に関し、特に、テープレコーダ等の操作モード切
換えのタイミングを制御するに適した自己保持型ソレノ
イドの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、トリガマグネットと称される自己
保持型ソレノイドを使用して操作モードを例えば、記
録、再生あるいは早送りなどへ切り換えるテープレコー
ダが従来より知られており、その一例が特開昭58−2
15719号公報に記載されている。この公報は、トリ
ガマグネットにトリガ電圧を印加して吸着力を解除し、
関連するレバーの動きを制御して操作モードを切り換え
ることを開示している。
【0003】ここで、トリガマグネットとは、永久磁石
にコイルが巻かれたもので、トリガ電圧印加によってコ
イルに通電されると、コイルに発生する磁界により永久
磁石の磁束が打ち消され、その結果、コイルに通電され
ている間、永久磁石の吸着力がなくなるものである。
【0004】図4はこのようなトリガマグネットに印加
されるトリガ電圧(V)と、このトリガ電圧に応じて発
生するトリガマグネットの吸着力(g)との関係を示す
特性図である。同図から明らかなように、印加電圧がx
点(ここでは0.95V)のときにトリガマグネットの
吸着力が0になる。すなわち、トリガ電圧がx点のとき
に、トリガマグネットの永久磁石による磁束が完全に打
ち消されることがわかる。そして、このx点を中心にし
てy点(電圧0V)あるいはz点(電圧2V)に向かう
に従って吸着力が増大している。これは、x点より小さ
いトリガ電圧は永久磁石の磁束を打ち消すのに不十分で
あり、かつx点より大きいトリガ電圧は永久磁石の磁束
を打ち消すのに要する電圧を越えてしまうので、いずれ
の場合においても、x点からのずれに応じた吸着力が発
生するからである。
【0005】ところで、トリガマグネットを使用して操
作モードを切り換える場合、装置の小型化を図るため
に、トリガマグネットを一度だけ励磁して、例えば記録
あるいは再生モードに設定したり、トリガマグネットを
一度励磁して吸着力を解除した後、さらに再度励磁して
吸着力を解除し例えば、上記モードとは異なる早送りや
巻戻しモードに設定することが考えられる。
【0006】この場合、例えば、図5に示すような波形
の電圧をトリガマグネットに印加してレバーの動きを制
御し、所望の操作モードの設定を行なうことができる。
すなわち、記録あるいは再生モードに設定するときはト
リガ電圧aのみを印加し、早送りや巻戻しモードに設定
するときはまずトリガ電圧aを印加した後、続いてトリ
ガ電圧bを印加すればよい。
【0007】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、このトリ
ガ電圧bの大きさが図4のx点の電圧、すなわち、0.
95Vである場合は、図5のトリガ電圧bが“H”レベ
ルの期間は吸着力が働かないが、トリガ電圧bの大きさ
が不本意に例えば2Vになった場合は0.95Vのレベ
ルを通るのは信号の立ち上がりで1度だけであり、しか
も、“H”レベルの期間の間は吸着力が発生してしま
う。したがって、この場合、上記信号の立ち上がりのタ
イミングとトリガマグネットの吸着力が2度目に解除さ
れるべき所望のタイミングが少しでもずれると、早送り
あるいは巻き戻し等所望のモードの設定が正確に行われ
ないという問題があった。
【0008】本発明の自己保持型ソレノイド制御装置は
このような課題に着目してなされたもので、その目的と
するところは、自己保持型ソレノイドの励磁に基づく、
例えばテープレコーダ等の操作モードの設定を正確に行
なうことができる自己保持型ソレノイド制御装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の自己保持型ソレノイド制御装置は、自己
保持型ソレノイドの吸着力を解除させる所望のタイミン
グ近傍で、少なくとも2回以上、吸着力解除電圧を印加
することにより、自己保持型ソレノイドの吸着力解除動
作をさせる。
【0010】
【作用】すなわち、本発明の自己保持型ソレノイド制御
装置においては、その吸着力を解除させる所望のタイミ
ング近傍で、少なくとも2回以上、吸着力解除電圧を印
加する。
【0011】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の自己保持型
ソレノイド制御装置をテープレコーダに適用した場合の
一実施例を詳細に説明する。
【0012】図2は操作者がテープレコーダの図示せぬ
操作釦を押して所望の操作モードを設定するときに励磁
される通常、トリガマグネットと称される自己保持型ソ
レノイドの構造を示す。
【0013】このトリガマグネットの固定部は、永久磁
石1と、この永久磁石1の両側に固着された一対の鉄心
2、2′とを含み、永久磁石1と鉄心2、2′はU字型
を形成している。鉄心2、2′には図のごとくコイル3
が巻かれている。各々の鉄心2、2′の端部には固定片
4、4′が設けられている。また、5、5′は基台であ
る。さらに、端子6、6′には図1(a)、(b)に示
すようなトリガ電圧をコイル3に印加するために、トリ
ガ電圧発生部20が接続されている。
【0014】また、トリガマグネットの可動片7と後述
するピンPを有するレバー8とは、可動片7に設けられ
た孔7aにレバー8に固着された軸8aが挿入されるこ
とにより連結されている。さらに、このレバー8を図の
上方に付勢するためにバネ9が固着されている。
【0015】上記のような構成において、トリガ電圧が
トリガ電圧発生部20からトリガマグネット、すなわち
端子6、6′に印加されていないとき、すなわち、コイ
ル3に電流が流れていないときは、可動片7は永久磁石
1の磁力によって固定片4、4′に接触している。一
方、コイル3に電流が流れている場合は、永久磁石1の
磁力を打ち消すような磁束が発生するので吸着力が解除
され、バネ9の付勢力によって可動片7は固定片4、
4′から離れる。図3は、操作モードの設定に伴って矢
印の方向に回動するギア部10の構造を示す図である。
【0016】このギヤ部10は図に示すように、一体的
に形成されたA、B、Cの3つの領域からなり、このう
ち、A及びC領域は同一平面上にあり、B領域はA及び
C領域面に対して凹部を形成している。すなわち、B領
域はその形状がカム面11と12とによって規定される
カム部を構成している。そして、ギヤ部10の回動に伴
って、カム面に規制された所定方向(ここではほぼ半径
方向)に移動可能なピンPの紙面に垂直な面がカム部の
所定の位置(図3ではP1の位置)に当接している。ピ
ンPは図2のレバー8に一体的に設けられており、この
レバ−8には前記したようにバネ9が固着されている。
これより、ピンPはトリガマグネットの吸着力が解除さ
れたときは、カム面11に向かって移動するようにバネ
9によって付勢されている。ここで、図のP1〜P7は
ギヤ部の回動に伴って変化するカム部とピンとの相対位
置関係において、カム部を固定したときのピンPの各位
置を示す。以下に、所望の操作モードを設定するために
操作者が図示せぬ操作釦のうち特定の操作釦を押した場
合、ピンPがどのように移動するかについて説明する。
停止モードが設定されているときにはピンPはP1の位
置にある。
【0017】ここで、図示せぬ記録又は再生釦が押され
た場合、トリガ電圧発生部20から上記のトリガマグネ
ットにトリガ電圧(図1(a)のd)が印加される。こ
れにより、トリガマグネットの吸着力が解除されるの
で、図2の可動片7はバネ9の付勢力によって固定片
4、4′から離れる。従って、図3において、ピンPは
P1の位置から移動して斜面11aに当接し、バネ9の
付勢力によりギヤ部10を矢印の向きに回動させてP2
の位置へと移動する。
【0018】その後、ピンPがP1の位置にあるときに
は、ギヤ欠損部10aにあった図示せぬ駆動ギヤが、ピ
ンPがP2の位置へ来たことによりギヤ部10の歯と噛
み合い、その結果、図示せぬCPUとモータの働きによ
りギヤ部10が矢印の向きに回動し、ピンPは自動的に
P3の位置に移動する。この位置ではトリガマグネット
の可動片7が固定片4、4′に当接し、トリガマグネッ
トの永久磁石1の磁力がバネ9の付勢力よりも大きくな
り吸着力が発生する。したがって、ピンPはこの後、カ
ム面12に沿って(但し、カム面12には当接しな
い)、P5→P7へと移動する。以上のピンPの移動に
よりレバー8も移動し、これに伴って図示せぬ磁気ヘッ
ドが図示せぬテープに当接された状態となり、記録又は
再生モードの設定が完了する。次に、停止モードから早
送り又は巻戻しモードに設定する場合について説明す
る。
【0019】この場合も記録又は再生モードと同様に、
上記のトリガマグネットにトリガ電圧発生回路20から
トリガ電圧(図1(b)のe)が印加されるので吸着力
が解除され、ピンPはP1の位置からP2へ移動する。
そして、ギヤ部10の回動によってP3の位置へと移動
されるが、この操作モードの設定においては、ピンPを
P3からカム面11に沿ってP4→P6→P7のごとく
移動させる必要がある。そのため、ピンPがP3を越え
た後(場合によっては直後)に再びトリガマグネットに
トリガ電圧を加えてピンPをカム面11と当接するP4
の位置に移動させる必要がある。ところが、前記したよ
うに、図5のbのようなトリガ電圧を印加すると吸着力
が解除される電圧(ここでは0.95V)となるのは信
号の立ち上がりで一回だけなので、印加のタイミングが
突起部T1より手前(P2から突起部T1の間)になっ
た場合、ピンPがP4へと移動しないで突起部T1によ
り再びトリガマグネットに吸着力が発生し、その後は吸
着力が解除される機会がないのでP3からP5へと移動
してしまう場合が発生する。したがって、この場合は早
送り又は巻戻しモードを設定しようとしたにもかかわら
ず設定されなくなってしまう。
【0020】そこで、本発明の一実施例においては、ピ
ンPがP3近傍にあるときに、すなわち吸着力を解除さ
せる所望のタイミング近傍で、図1のf、gで示すよう
なトリガ電圧、すなわち、吸着力が0となる電圧(0.
95V)を数回(少なくとも2回以上)印加する。すな
わち、トリガ電圧を印加するごとにトリガ電圧が図4の
y点とz点の間で常にx点を通って変化するようにす
る。これにより、f、gの間でトリガマグネットに吸着
力が発生することがあってもトリガマグネットには吸着
力が0となる電圧(0.95V)が数回(少なくとも2
回以上)印加されるので、その後の吸着力が解除された
時点でピンPはP3からP5へ移動することはなく、バ
ネの付勢力によってP4→P6→P7の順にカム面11
に沿って移動する。正確には突起部T3があるため、そ
れ以降はトリガマグネットに吸着力が働き、ピンPはカ
ム面11から離れP7の位置に移動する。以上のピンP
の移動によりレバー8も移動し、これに伴って図示せぬ
テープが図示せぬ磁気ヘッドやピンチローラに接触され
ない状態となりテープの高速走行が可能となる。このよ
うにして、早送り又は巻戻しモードの設定が確実になさ
れる。
【0021】なお、P7の位置にあるピンPはトリガマ
グネットにトリガ電圧が印加され、ギヤ部10がさらに
同方向に所定量回動したとき、突起部T3まではカム面
11に沿って、それより以降はトリガマグネットに吸着
力が働くのでカム面11から離間し、最終的にP1の位
置にもどる。
【0022】上記したように、本実施例においては、2
回目の吸着力解除を行うときに吸着力を解除するための
電圧(0.95V)を数回(少なくとも2回以上)トリ
ガマグネットに印加するので早送り又は巻戻しモードの
設定が正確に行われる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自己保持
型ソレノイド制御装置においては、自己保持型ソレノイ
ドの吸着力解除動作に伴い、例えば所定の関連部材の動
作を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例においてトリガマグネットに
印加されるトリガ電圧の波形図である。
【図2】トリガマグネットの構造を示す図である。
【図3】ギヤ部及びカム部の構造を示す図である。
【図4】トリガマグネットの吸着力とトリガ電圧との関
係を示す特性図である。
【図5】従来の構成においてトリガマグネットに印加さ
れるトリガ電圧の波形図である。
【符号の説明】
1…永久磁石、2、2′…鉄心、3…コイル、4、4′
…固定片、5、5′…基台、6、6′…端子、7…可動
片、8…レバー、9…バネ、10…ギヤ部、11、12
…カム面、20…トリガ電圧発生部、P…ピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己保持型ソレノイドの吸着力を解除さ
    せる所望のタイミング近傍で、少なくとも2回以上、吸
    着力解除電圧を印加することにより、自己保持型ソレノ
    イドの吸着力解除動作をさせることを特徴とする自己保
    持型ソレノイド制御装置。
JP4063959A 1992-03-19 1992-03-19 自己保持型ソレノイド制御装置 Pending JPH05266539A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4063959A JPH05266539A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 自己保持型ソレノイド制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4063959A JPH05266539A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 自己保持型ソレノイド制御装置

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JPH05266539A true JPH05266539A (ja) 1993-10-15

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JP (1) JPH05266539A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014142006A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Rinnai Corp 自己保持型電磁弁
TWI555938B (zh) * 2014-05-07 2016-11-01 Rinnai Kk Self-holding type solenoid valve (1)

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JP2014142006A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Rinnai Corp 自己保持型電磁弁
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010515