JPH0526340U - 合成樹脂製容器 - Google Patents

合成樹脂製容器

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JPH0526340U
JPH0526340U JP8224091U JP8224091U JPH0526340U JP H0526340 U JPH0526340 U JP H0526340U JP 8224091 U JP8224091 U JP 8224091U JP 8224091 U JP8224091 U JP 8224091U JP H0526340 U JPH0526340 U JP H0526340U
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JP
Japan
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container
resin
injection molding
synthetic resin
passage
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Pending
Application number
JP8224091U
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English (en)
Inventor
秀和 三枚橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokan Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokan Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokan Kogyo Co Ltd filed Critical Tokan Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 射出成形によって成形された容器であって、
壁部が多層構造になっている容器を提供することを目的
とする。 [構成] 複数の射出成形機10、16を組合わせ、こ
れらの射出成形機10、16から射出される樹脂原料を
トーピード15で層状に混合されるようにし、このよう
にして層状に混合された樹脂原料を金型37のキャビテ
ィ41内に導くことにより、壁部が多層構造になってい
る合成樹脂製容器45を提供するようにしたものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は合成樹脂製容器に係り、とくに食品を充填して供給したり、飲料を飲 むための使捨て式の簡易容器として用いて好適な合成樹脂製容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の食品等を充填して供給するために、合成樹脂製の使捨て式の容器が広く 用いられている。とくに透明またはほぼ透明な合成樹脂製の容器が広く用いられ ている。
【0003】 このような透明な合成樹脂製の容器内には、所定の食品が充填されるとともに 、上部開口を蓋体によって閉じるようにし、フランジの部分でシールしている。 充填された食品が長期間保存されるためには、容器の壁面を通して酸素が中に透 過しないようにすることが好ましい。このような酸素バリヤ性の容器は、多層の シートを圧空成形または真空成形して成形されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
一般に成形された容器に酸素バリヤ性を付与するために、多層のシートを真空 成形または圧空成形すると、容器の透明性が損われることになる。また真空成形 や圧空成形によると、余分の材料を後からカットするために、スケルトンを生じ 、原料のロスを生じて製品のコストが高くなる。またカットされた多層のシート の場合には、その処理に問題がある。
【0005】 また真空成形や圧空成形によって成形された容器は、射出成形された容器に比 べて、出来上がった容器の形状がきちんとしない問題がある。さらには酸素バリ ヤ性のシートを真空成形または圧空成形によって製造するための積層のシートを 生産するためには、押出しシートを多層化しなければならず、このような多層化 のための設備に費用がかかり、かつ設置のスペースが広くなる欠点がある。
【0006】 これに対して通常の射出成形によって容器を成形する場合には、ポリプロピレ ン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネイト樹脂等を用いることによって、容 器に対して透明性を付与することが可能になる。ところがこのような樹脂を用い ると、酸素バリヤ性に劣るようになる。
【0007】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、射出成形によって 成形されるとともに、多層構造を有する合成樹脂製の容器を提供することを目的 とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、合成樹脂を成形して成る容器において、射出成形によって成形され るとともに、壁部が多層構造になっているものである。
【0009】
【作用】
射出成形を行なうことによって、スケルトンを生ずることなく、原料の無駄が なくなり、しかも寸法および形状のきちんとした容器が得られるようになる。ま た射出成形の工程において同時に多層化を行なうことが可能になり、押出しシー トを多層化するための設備が不要になる。また原料の種類を選択することによっ て、容器に対して透明性と酸素バリヤ性とが付与できるようになる。
【0010】
【実施例】
図3は本考案の一実施例に係る多層構造の容器を成形するための成形装置を示 している。この成形装置は水平に配されている主射出成形機10を備えている。 主射出成形機10はシリンダから構成されており、その内部にスクリュ11を備 えている。
【0011】 そして成形機10のシリンダの先端側にはエンドプレート12が取付けられる とともに、このエンドプレート12にはさらにジョイントブロック13が固着さ れている。そしてジョイントブロック13の先端側にノズル14を保持するよう にしている。ジョイントブロック13内にはトーピード15が配されており、こ のトーピー15によって積層体から成る樹脂の成形を可能にしている。
【0012】 上記ジョイントブロック13の上部側であってトーピード15の上側の位置に は副射出成形機16が配されており、接続用ブロック17によってジョイントブ ロック13と接続されている。この副射出成形機16はプランジャ18を有して おり、このプランジャ18がシリンダ19内のピストン20によって押されるよ うになっている。さらに副射出成形機16はホッパ21を備えており、このホッ パ21によって原料供給路22を通して原料を副射出成形機16に供給するよう にしている。
【0013】 つぎにトーピード15について説明すると、図4〜図7に示すように、このト ーピード15は中心孔から成る第1の通路26を備え、さらに外周面にリング状 溝27と縦溝28と、そしてリング状溝29とを備えている。リング状溝29が 半径方向の通路30を介して第2の通路31と連通されている。そしてこのトー ピード15にはさらに第2の通路31の外周側において8本の第3の通路33を 有しており、これらの第3の通路33を第1の樹脂が通過するようになっている 。すなわちトーピード15はA/B/Aなる2種類3層用のトーピードを構成し ている。
【0014】 このような成形装置は図3に示す金型37に接続されている。金型37は雌型 38と雄型39とを備え、雌型38にはさらに樹脂通路40が形成されている。 そしてこの樹脂通路40と連通するキャビティ41が雌型38と雄型39との間 に形成されるようになっている。
【0015】 以上のような構成において、図3に示す射出成形装置のスクリュ11によって 主射出成形機10が第1の樹脂を射出するようになっており、この第1の樹脂は ジョイントブロック13内のトーピード15の中心孔から成る第1の通路26と 外周側の第3の通路33とに供給される。
【0016】 これに対してホッパ21から供給される第2の樹脂は、副射出成形機16内の プランジャ18によって押されるとともに、接続用ブロック17の樹脂通路を通 してトーピード15の外周面のリング状の溝27に導かれるようになっている。 そしてこの第2の樹脂はさらに縦溝28およびリング状溝29を通して半径方向 の通路30を中心側へ流動し、この通路30から第2の通路31を通って合流部 32に到達するようになっている。そしてこの合流部32において上記第1の樹 脂と混合される。
【0017】 合流部32において合流される樹脂の状態は、中心側に第1の樹脂が、その外 周部に第2の樹脂が、そしてその外周側に第1の樹脂が配されるようになってお り、2種類3層の構造になる。
【0018】 トーピード15によって3層構造をなすように混合された樹脂は、ノズル14 を通して金型37の樹脂通路40からキャビティ41に射出される。従ってこの ようなキャビティ41内に射出された樹脂によって、図1および図2に示すよう なカップ状の成形容器45が形成されることになる。
【0019】 カップ成形容器45はほぼカップ状に構成されており、上部側が開口46に構 成されるとともに、開口46の周縁部にはフランジ47が形成されるようになっ ている。そしてこの容器は、とくに図1から明らかなように、その壁面が3層構 造をなしており、内外層が第1の樹脂51から構成されるとともに、中間に第2 の樹脂52が層状に配されている。
【0020】 ここで第1の樹脂として、例えばポリカーボネート樹脂が用いられ、第2の樹 脂としてMXD−6ナイロンが用いられている。従ってカップ状容器45はその 内外層がポリカーボネイト樹脂層51から構成されるとともに、中間にMXD− 6ナイロン層52が形成された容器になる。
【0021】 このような3層構造の容器45は、内外層のポリカーボネイト樹脂層51の曲 げ剛性が高いために、接着層を設けなくても中間の第2のMXD−6ナイロン層 52のデラミ現象が生ずることがなくなる。
【0022】 またこのようなポリカーボネイト樹脂層51を内外層とするとともに、中間に MXD−6ナイロン層52を形成するようにした3層構造の容器によれば、表1 に示すように高い酸素バリヤ性が得られることが判明している。しかもこのよう な構造とすることにより、透明性を有する合成樹脂製容器が提供されるようにな る。
【0023】
【表1】 内外層51をハイインパクトポリスチレン樹脂から構成するとともに、中間に 上記実施例と同様のMXD−6ナイロン層52を設けるようにした3層構造の容 器によれば、同じくデラミ現象がなくなるとともに、酸素バリヤ性に富んだ容器 が得られる。この容器の性質は表2に示される。但しこの原料の組合わせによる と、容器は透明性を有していない。
【0024】
【表2】
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案は、射出成形装置によって成形されるとともに、壁部が多 層構造になっている合成樹脂製容器に関するものである。従ってこのような容器 によれば、とくに材料の組合わせによって、容器に対して透明性を付与したり、 酸素バリヤ性を有する容器とすることができるようになる。また予め押出しシー トを多層化する必要がなく、このための設備も不要になる。しかも真空成形また は圧空成形で成形する場合のようなスケルトンを生ずることがなく、これによっ て原料の無駄がなくなる。しかも射出成形によって成形されるために、寸法およ び形状がきちんとなった容器が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る合成樹脂製容器の縦断
面図である。
【図2】同容器の外観斜視図である。
【図3】この容器を成形する成形装置の縦断面図であ
る。
【図4】この成形装置のトーピードの縦断面図である。
【図5】同正面図である。
【図6】同背面図である。
【図7】図4におけるVII〜VII線断面図である。
【符号の説明】
10 主射出成形機 11 スクリュ 12 エンドプレート 13 ジョイントブロック 14 ノズル 15 トーピード 16 副射出成形機 17 接続用ブロック 18 プランジャ 19 シリンダ 20 ピストン 21 ホッパ 22 原料供給路 26 第1の通路(中心孔) 27 リング状溝 28 縦溝 29 リング状溝 30 半径方向の溝 31 第2の通路(小孔) 32 合流部 33 第3の通路 37 金型 38 雌型 39 雄型 40 樹脂通路 41 キャビティ 45 カップ状成形容器 46 開口 47 フランジ 51 第1の樹脂 52 第2の樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 3/22 B 6916−3E // B29L 22:00 4F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂を成形して成る容器において、 射出成形によって成形されるとともに、 壁部が多層構造になっていることを特徴とする合成樹脂
    製容器
JP8224091U 1991-09-13 1991-09-13 合成樹脂製容器 Pending JPH0526340U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8224091U JPH0526340U (ja) 1991-09-13 1991-09-13 合成樹脂製容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP8224091U JPH0526340U (ja) 1991-09-13 1991-09-13 合成樹脂製容器

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JPH0526340U true JPH0526340U (ja) 1993-04-06

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ID=13768891

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JP8224091U Pending JPH0526340U (ja) 1991-09-13 1991-09-13 合成樹脂製容器

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Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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