JPH0526230A - テイルテイングパツド軸受 - Google Patents

テイルテイングパツド軸受

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Publication number
JPH0526230A
JPH0526230A JP18006391A JP18006391A JPH0526230A JP H0526230 A JPH0526230 A JP H0526230A JP 18006391 A JP18006391 A JP 18006391A JP 18006391 A JP18006391 A JP 18006391A JP H0526230 A JPH0526230 A JP H0526230A
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
oil
rotary shaft
pads
tilting pad
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18006391A
Other languages
English (en)
Inventor
Mototsugu Omori
基次 大森
Tomoaki Inoue
知昭 井上
Katsutoshi Arai
勝敏 新居
Shinki Otsu
新喜 大津
Masakuni Koreeda
正國 是枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP18006391A priority Critical patent/JPH0526230A/ja
Publication of JPH0526230A publication Critical patent/JPH0526230A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はティルティングパッド軸受に係り、
特に軸受すきま開口部への油供給量を多くし、油不足に
よる軸受の温度上昇、変動を防止させる。 【構成】 回転軸1を支承する複数個の軸受パッド8a
〜8dはハウジング10に固着されたピボット9a〜9
dにより傾斜自由に支持されている。パッド8a〜8d
の間には、潤滑油を供給する給油ノズル12a〜12d
を回転軸1に対し接線方向に設置し、またパッド8a〜
8dの前縁部と回転軸1との間のすきま開口部15a〜
15dに向けて接近して設置する。 【効果】 軸受すきま開口部には冷却された新しい油が
豊富に供給されるので、軸受の冷却効率が著しくあが
り、軸受の温度上昇、変動が防止でき軸受の潤滑機能を
大幅に向上させる効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸受に係り、特に小形で
しかも高速回転をする回転軸を支承するティルティング
パッド軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のティルティングパッド軸受は特開
昭60−157512号に示されているが、その例を図
4を用いて説明する。示矢方向に高速回転をしている回
転軸1は複数個の軸受パッド2a〜2dに支持され、こ
の軸受パッド2a〜2dは、軸受ハウジング4に固着さ
れたピボット3a〜3dにより傾斜自由に支持されてい
る。パッドとパッドとの間にはノズル5a,5bが回転
軸1の表面に対し直角に配設されており、潤滑油供給源
7からの油は配管6a,6bを介してこのノズル5a,
5bに供給される。この油はノズル5a,5bの先端よ
り回転軸1の表面に向かって噴出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ティルティングパッド
軸受は、温度の低いそして新しい油が直接回転軸1の表
面に供給されるが、ノズル5a,5bは回転軸1の表面
に対し直角に配置されているので、回転軸1に向かって
放出された油の大半は回転軸1の回転によりはね返り、
僅かに回転軸1の表面に付着した油のみが回転軸1の回
転により軸受パッド2a〜2dと回転軸1の表面との間
のすきまへ運び込まれて軸受の潤滑作用がなされる。し
かるに、供給量が少ないのに加えて、回転軸が細軸で軸
受が小径の小形高速回転体の場合には軸受すきまが非常
に小さいので、すきまへの油量が十分にまた時間的に安
定しては供給されない。このため、軸受の温度上昇や温
度の時間的変動が大きくなり、軸受としての機能が大き
く損なわれるという問題があった。
【0004】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので、回転軸表面と軸受パッドの間のすきま
内への潤滑油供給量を向上させて軸受の潤滑不良を生じ
させないティルティングパッド軸受を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明にお
いてはパッドとパッドとの間の給油用のノズルを回転軸
の接線方向であって、前記回転軸の回転方向にノズル先
端が向うように設置し、またノズル先端を回転軸表面と
軸受パッドとの間のすきま開口部に向けて接近させたこ
と、パッドの前縁部の形状をノズル先端部を覆うように
したこと、更にまた給油ノズルの先端部分に反射笠を設
けた構成としたことにより解決している。
【0006】
【作用】本発明によれば、給油用のノズルからの潤滑油
噴出部が回転軸に対して接線方向に配置されているの
で、ノズルから噴出する油は軸受のすきま開口部に入り
易くなる。また、軸受パッド前縁部と回転軸表面との間
のすきま開口部に真っ直に接近して向けられているの
で、ノズルから噴出する油は直接的に軸受のすきま開口
部に入り易くなり、軸受のすきま開口部へは潤滑油供給
が十分に行われ軸受の潤滑不足を防止することができ
る。更にまたパッド前縁部がノズル先端を覆うようにひ
さしを形成させたり、給油ノズルの先端部分に反射笠を
設けることにより、ノズルから出た油が回転軸表面及び
パッド側壁に当ってはね返った油に対してもひさしある
いは反射笠により、軸受のすきま開口部の方向に戻るの
で、軸受のすきま開口部への潤滑油供給が更に増加する
ことになり、軸受の潤滑機能を一段と高めることができ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の第一実施例を図1により説明す
る。示矢方向に高速回転をしている回転軸1は、複数個
の軸受パッド8a〜8dによって支承され、この軸受パ
ッド8a〜8dは夫々ピボッド9a〜9dにより支持さ
れており、回転軸1の傾きに対し追随して傾斜が自由に
行い得る。ピボット9a〜9dの根元はハウジング10
に固着されている。12a〜12dは各軸受パッド8a
〜8dの間に設けられた潤滑油供給用のノズルであり、
回転軸1の表面に対し接線方向であって、回転軸の回転
方向にノズル先端が向うように取り付けられ、その根元
部はハウジング10内を貫通してハウジング10の外周
部に設けられたリング状油溝11に通じている。また、
ノズル12a〜12dの先端部は軸受パッド8a〜8d
の前縁部と回転軸1の表面との間のすきま開口部15a
〜15dに向けて配設するとすきま開口部15a〜15
dの近傍に油だめが形成されるので良い結果が得られ
る。なお、回転軸1は各パッド8a〜8dの前縁から後
縁へと向かう方向に回転している。また、ハウジング1
0のリング状油溝11にはケーシング13に設けられた
給油孔14から新しい潤滑油が連続して給油されるよう
になっている。
【0008】本実施例では、ケーシング13の給油孔1
4からリング状油溝11に給油された潤滑油は、リング
状油溝11にその根元が接続された給油ノズル12a〜
12dを通って給油ノズル12a〜12dの先端より軸
受パッド8a〜8dの前縁部のすきま開口部15a〜1
5dに向かって噴出する。このため、給油ノズル12a
〜12dから噴出する潤滑油は直接すきま開口部15a
〜15dに入り、また回転軸1の表面に当った油も、そ
の油の当った位置が軸受すきま開口部15a〜15dに
非常に近いので、回転軸1の表面からはね返えるいとま
もなく回転軸1の表面に付着したまますきま開口部15
a〜15dに入る割合が多くなる。このため、軸受開口
部15a〜15dにはノズル12a〜12dから噴出さ
れた潤滑油を効率良くかつ豊富に入れることができる。
【0009】本実施例によれば、軸受すきま開口部15
a〜15dに冷却された新しい潤滑油を十分にかつ安定
して供給することができるので、軸受の冷却効率が上が
り、軸受の温度上昇及び軸受の時間的な温度変動を防止
することができる。
【0010】図2は本発明第二の実施例を示したもので
ある。本実施例が上記第一実施例の異なるところは、軸
受パッド8a〜8dの前縁面に給油ノズル12a〜12
dの先端部を覆うようにひさし16a〜16dを形成さ
せたことである。この場合には、給油ノズル12a〜1
2dの先端部から噴出した潤滑油の一部が回転軸1の表
面及び軸受パッド8a〜8dの側壁につき当ってその一
部がはね返り軸受パッド8a〜8dの前縁部と回転軸1
の表面との間のすきま開口部15a〜15dに入らなか
った油は、このひさし16a〜16dのストッパ作用に
よる圧力により再び軸受すきま開口部15a〜15dに
向かって押し戻され、すきま開口部15a〜15dに入
ることになる。このため、回転軸1の表面と軸受パッド
8a〜8dとの間のすきま開口部15a〜15dには、
ノズル12a〜12dからの直接噴出される油と、回転
軸1の表面に付着した油が回転軸1の回転によって運ば
れる油に加えて、回転軸1の表面やパッド8a〜8dの
側壁から一旦ははね返った油も入り、回転軸1と軸受パ
ッド8a〜8dとのすきま内の潤滑油は更に豊富に入
り、また油の供給も安定化され、軸受の温度上昇と温度
の時間的変動の防止作用を更に高める効果がある。
【0011】図3は本発明第三の実施例を示したもので
ある。本実施例が上記第一実施例と異なるところは、給
油ノズル12a〜12dの先端部分に先端方向に開いた
ラッパ状の反射笠17a〜17dを設けたことである。
この場合には、ノズル12a〜12dの先端部から噴出
した潤滑油の一部が回転軸1の表面及び軸受パッド8a
〜8dの側壁につき当ってその一部がはね返り軸受パッ
ド8a〜8dのすきま開口部15a〜15dに入らなか
った油は、反射笠17a〜17dのストッパ作用による
圧力により再びすきま開口部15a〜15dに向かって
押し戻され、すきま開口部15a〜15dに入ることに
なる。このため、上記第二実施例の場合と同じく、軸受
すきま開口部15a〜15dには給油ノズル12a〜1
2dからの直接供給される油と回転軸1の表面に付着し
て軸回転によって運ばれる油に加えて、回転軸1の表面
やパッド8a〜8dの側壁から一旦ははね返った油も入
り、軸受すきま開口部15a〜15d内の潤滑油は更に
豊富になり、また油の供給量も安定化され、軸受の温度
上昇と温度の時間的変動の防止作用を高める効果があ
る。
【0012】なお、上記実施例においては各軸受パッド
8a〜8d間に給油ノズル12a〜12dを配設した構
成としているがこれに限定されるものではなく適宜必要
な場所にのみ設置することも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、潤
滑油供給用のノズルを回転軸表面に対し接線方向に取付
け、また、ノズル先端部を回転軸表面と軸受パッド前縁
部との間のすきま開口部に直接向ける方向に設置し、更
にまたパッド前縁部にひさしを設けることや給油用のノ
ズルに反射笠をつけ加えるという簡単な構造により、ノ
ズルから軸受すきま開口部への新しい油供給が十分に、
かつ安定して行われるので、軸受の冷却効率を著しく向
上させることができる。このため、軸受の温度上昇や温
度の時間的変動を防止でき、軸受としての潤滑機能を大
幅に向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例を示すティルティングパ
ッド軸受の正面図。
【図2】 本発明の第二実施例を示すティルティングパ
ッド軸受の正面図。
【図3】 本発明の第三実施例を示すティルティングパ
ッド軸受の正面図。
【図4】 従来のティルティングパッド軸受の正面図。
【符号の説明】
1は回転軸、8a〜8dは軸受パッド、9a〜9dはピ
ボット、10はハウジング、11はリング状油溝、12
a〜12dは給油ノズル、13はケーシング、15a〜
15dはすきま開口部、16a〜16dはひさし、17
a〜17dは反射笠である。
フロントページの続き (72)発明者 大津 新喜 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内 (72)発明者 是枝 正國 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を支承する複数個の傾斜可能なパ
    ッドを前記回転軸の周方向に配設してなるティルティン
    グパッド軸受において、潤滑油を供給する給油ノズルを
    回転軸に対して接線方向であって、前記回転軸の回転方
    向にノズル先端が向うように設置したことを特徴とする
    ティルティングパッド軸受。
  2. 【請求項2】請求項1において、給油ノズル先端部をパ
    ッドの前縁部と回転軸との間のすきま開口部に向けて接
    近して設置したことを特徴とするティルティングパッド
    軸受。
  3. 【請求項3】請求項2において、パッドの前縁部に給油
    ノズルの先端部を覆うようにひさしを形成したことを特
    徴とするティルティングパッド軸受。
  4. 【請求項4】前記請求項のいずれか一つにおいて、給油
    ノズルの先端部分に反射笠を設けたことを特徴とするテ
    ィルティングパッド軸受。
JP18006391A 1991-07-22 1991-07-22 テイルテイングパツド軸受 Withdrawn JPH0526230A (ja)

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JP18006391A JPH0526230A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 テイルテイングパツド軸受

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JPH0526230A true JPH0526230A (ja) 1993-02-02

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ID=16076832

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Cited By (4)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008