JPH0526048B2 - - Google Patents

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JPH0526048B2
JPH0526048B2 JP2787088A JP2787088A JPH0526048B2 JP H0526048 B2 JPH0526048 B2 JP H0526048B2 JP 2787088 A JP2787088 A JP 2787088A JP 2787088 A JP2787088 A JP 2787088A JP H0526048 B2 JPH0526048 B2 JP H0526048B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、鉄道車両において、例えば駐車用
として使用されるばねブレーキシリンダに関し、
特に、その作動中のばねブレーキ力を手動操作に
よつて解除する手動解除機構を有するものに関す
る。
〈従来の技術〉 この種の従来の技術としては、特開昭62−
227848号公報記載のものがある。その概略を第6
図乃至第8図を用いて説明する。このばねブレー
キシリンダ1は、図示していないブレーキ装置の
てこに対して押棒2を結合して用いられる。通常
は、つまり運転中は空気圧室3内に圧力空気を給
排口4から供給してあるから、第6図に示す状態
からブレーキばね5に抗してピストン6が左方へ
移動しているが、このばねブレーキシリンダ1に
よるばねブレーキが作用する状態では空気圧室3
内の圧力空気が排出されるから、略第6図の状態
となる。この状態ではクラツチ7が接続状態であ
り、押棒2がシリンダ体8内に引き込まれた状態
であり、前記てこを所定の方向に揺動させてばね
ブレーキが作用している。このばねブレーキを手
動操作で緩める場合に第7図に示すハンドル15
を側方へ引き出すと、クラツチ7が図示の接続状
態から切離状態となる。
このクラツチ7について説明すると、クラツチ
7は、ピストン6と押棒2との間の軸方向移動に
対する接続及び切離を行うもので、ピストン6の
円筒状部10に穿設した円孔9に保持されたボー
ル11と、そのボール11の位置を制御する制御
部材12と、ボール11の係合する押棒2に設け
られた凹部13とで構成されている。このクラツ
チ7を手動操作で切離すため、制御部材12に関
連して操作部材14を設けてある。操作部材14
は、第7図に見られるように、ハンドル15、ハ
ンドル軸16、爪17で形成され、シリンダ体8
の端壁18と端部材19との間にシリンダ体8の
軸直角断面に沿つて操作部材14が進退移動可能
に収容部20内に戻しばね21と共に設置されて
いる。
図示のクラツチ接続状態から、ハンドル15を
側方へ引出すと、爪17が制御部材12を所定角
度回転させるから、第8図に見られる制御部材1
2の内面22に設けられた凹部23がボール11
の外側に位置するようになる。押棒2とピストン
6の円筒状部10との間にはブレーキばね5によ
る引張り力が作用しているから、ボール11が押
棒2の凹部13から凹部23側へ押し出されて、
クラツチ切離状態となる。これによつて押棒2が
ピストン6に連結された状態から拘束を解かれて
第6図の左方へ移動する。その移動に伴つて第2
ピストン24がばね25によりボール11の位置
まで移動してボール11が円筒状部10の内側へ
脱落しないように孔9を閉鎖する。この状態が手
動操作でばねブレーキを緩めた状態である。
〈発明が解決しようとする課題〉 ばねブレーキシリンダは、その作用でブレーキ
がかけられて駐車している状態にある車両を早急
に移動させたいような場合に手動操作でブレーキ
を緩める機構を具えたものが必要である。ところ
が、この種のばねブレーキシリンダを設ける鉄道
車両においては、台車に取付けられるばねブレー
キシリンダの周辺に手動緩め操作に十分なスペー
スがないことが多く、このためできるだけ小さい
力で、単純な操作で、台車の側方から操作できる
ことが望ましい。
前述した従来のばねブレーキシリンダの急緩め
装置は、手動急緩め操作のために大きな操作力を
必要とする点で問題がある。この点について考察
すると、緩め操作時に制御部材12を回転させる
操作力f1は次式(1)のようになる。すなわち、ボー
ル11と制御部材12との摩擦係数をμ、制御部
材12の回転抵抗をR1、戻しばね21の反力を
W1、ボール11が凹所13から外方へ押出され
る方向の拡大力をFとすると、 f1=μF+R1+W1 ………(1) となる。この式(1)から、ブレーキばね5の作用力
が大きいとFが大きくなつてμFが大きくなるか
ら操作力f1も大きいものを必要とするのであり、
実際にブレーキばね5は非常に強力なものであ
る。
この発明は、ばねブレーキシリンダにおいて、
ばねブレーキ用のばね力が大きくても操作力f1
小さくできるようにすることを課題とする。
〈課題を解決するための手段〉 この発明の手段は、前述したようなボールクラ
ツチを具備するばねブレーキシリンダにおいて、
ボールの外方変位作用力によりクラツチ接続回転
位置からクラツチ切離回転位置へ向う方向の回転
力を制御部材に生じるように、制御部材のクラツ
チ接続回転位置でボールに当接している内面(第
1面)を制御部材のクラツチ切離位置でボールの
外方変位を許容する凹部内面(第2面)へ向つて
傾斜した斜面に形成し、制御部材の前記回転力に
よる方向の回転を係止する係止手段を設け、その
係止手段の係止を外部操作により開放する手動開
放手段を設けたことを特徴とする。
この発明において、前記係止手段は、前記制御
部材に設けられたラツチと、戻しばねによつて前
進するように付勢されていて前進位置で前記クラ
ツチ接続回転位置にある制御部材の前記ラツチに
係合する爪を有する係合部材と、で構成するのが
よい。
この発明において、前記手動開放手段は、前記
係合部材に設けられ前記戻しばねに抗して係合部
材を後退させる手動操作部とするのがよい。
また別に、前記手動開放手段は、前記係合部材
とは別個に形成され係合部材の進退に対し略直角
な方向に進退可能に設けられ手動後退操作部を有
し戻しばねによつて前進するように付勢されてい
て前進位置から手動で後退する間に係合部材を後
退させてから前記クラツチ接続回転位置にある制
御部材を前記クラツチ切離回転位置に回転させる
回転駆動係合部を有するものとしてもよい。
〈作 用〉 この発明のばねブレーキシリンダにおける手動
急緩め装置は、ボールクラツチの制御部材の第1
面が第2面へ向つて傾斜した傾斜面に形成してあ
るから、クラツチ接続状態でばねブレーキが作用
している時にボールに作用する拡大力Fにより、
制御部材がクラツチを切離する方向に回転させら
れるような力を受ける。その力の大きさは、第1
面の傾斜角をθ、拡大力Fの第1面に対する法線
分力をN、拡大力Fの第1面に平行な分力をP、
ボールと制御部材との間の摩擦係数をμとする
と、(P−μN)cosθとなる。なお、P=Fsinθ、
N=Fcosθである。制御部材を回転させてクラツ
チを切離すには、前述したように回転抵抗R2
戻しばねの反力W2にも対抗しなければならない
から、その状況に応じてθを決めると、適切な操
作力f2となるようにすることができる。すなわ
ち、その操作力f2は f2=(μN−P)cosθ+R2+W2 ……(2) で表わされるから、f2>0となりかつf2の値が小
さくなるようにθを決めると小さな力で操作でき
るものとなり、f2>0(あまり大きくする必要は
ない)となるようにθを決めると制御部材をクラ
ツチ切離方向に回転させる操作力を必要としない
ものとすることができ、この場合は係止手段を開
放するだけの操作力となる。
上述したように第1面を傾斜面としたことによ
つてボールの拡大力Fによる摩擦抵抗μNを打消
す方向の作用力Pを生じさせることができ、その
作用力の大きさを傾斜角θの選択によつて所望の
値にすることができる。
〈実施例〉 第1実施例を第1図乃至第3図によつて説明す
る。この実施例は第6図に示した従来のばねブレ
ーキシリンダに較べてクラツチ部の制御部材とそ
の制御部材を手動操作する部分が相違し、他は略
同様であるので、その相違部分について主に説明
し同等部分は同一図面符号で示して説明を省略す
る。
クラツチ30は、第1図及び第3図に示すよう
に、制御部材31がクラツチ接続回転位置にある
ときボール11に当接している第1面32が、押
棒2の中心から半径方向外方に伸延してボール1
1の中心を通るような直線に対して直角な面33
に対して角θをなす傾斜面に形成されている。こ
の角θは式(2)におけるf2がf2<0でその絶対値が
小さくなるように決めてある。そして制御部材3
1がクラツチ切離位置に回転したときボール11
を押棒2のボール係合凹部13から外れる外方位
置への変位を許容する凹状の第2面23に前記第
1面32の一端が段をなして連続せしめられてい
る。なお、図において34は端壁18から伸延形
成された筒状部であり、その内孔に直線溝35を
設けてあり、ピストン22の円筒状部10をキー
36を介して案内するようになつている点は前に
説明しなかつたが従来と同様である。また、制御
部材31の右端部はピン37で円筒状部10の左
端部外周溝38に回転可能に係合しており、外周
を筒状部34の内孔に回転可能に支持されている
点も従来と同様である。さらに制御部材31は図
の左方へ伸延した円筒状の部分の外面に直線溝3
9を有しており、左方外周を端部材19に支持さ
れている点も従来と同様である。
制御部材31を手動操作する部分として、係止
手段40及び手動開放手段41が設けられてい
る。係止手段40は、ラツチ42、係合部材4
3、前進ばね44からなる。ラツチ42は第1図
に見られるように、端部材19と端壁18との間
で、移動する制御部材31に対して定位置にあつ
て、制御部材31と共に回転するように直線溝3
9に滑りキー45を介して係合している。図中4
6はブツシユである。ラツチ42は第2図に見ら
れるように外周に突出した係合部47を有し、こ
の係合部47に対して係合部材43が設けられて
いる。係合部材43はシリンダ体8側から前進ば
ね44によつて前進するように付勢され、前進位
置でラツチ42の係合部47に先端の爪48が係
合するようになつている。その係合状態は制御部
材31がクラツチ接続回転位置にありかつクラツ
チ切離し方向の回転を係止される状態である。図
中49は支持部材である。
手動開放手段41は、係合部材43の後部をシ
リンダ体8の外部に伸延形成してこれに後退操作
用の手動操作部としてハンドル50を設けると共
に別に戻しばね51を設けたものである。戻しば
ね51は、シリンダ体8側の支持部52に対して
ラツチ42の突部に向つて進退可能に設けられた
ストツパ53を前進させるように付勢している。
これによつて制御部材31をクラツチ接続方向へ
回転させる作用力をラツチ42を介して与えてい
る。
このように構成された手動急緩め装置は、第1
図の状態でばねブレーキが作用しているとする
と、ボール11に拡大力Fが作用しており、これ
によつて制御部材31はクラツチ30を切離す方
向の回転力を受けている。この場合傾斜角θを式
(2)におけるf2がf2<0となるように決めてあるか
ら、制御部材31のクラツチ切離方向の回転がラ
ツチ42を介して係止手段40により係止されて
いることになる。従つて、手動開放手段41のハ
ンドル50を外方へ引くと、ラツチ42の係合部
47に係合している爪48が外れて係止手段40
の係止が開放され、制御部材31が拡大力Fによ
る回転力によつて回転してクラツチ30が切離状
態となる。このときストツパ53は戻しばね51
を圧縮して所定位置まで後退している。また、ク
ラツチ30が切離し状態となつたことによつて、
ピストン22は後退端に達し、押棒2はブレーキ
ばね5の右方への引張り力が除かれるからブレー
キ装置側の戻しばねによつて左方へ変位し、ばね
ブレーキ力が解除される。
このばねブレーキ手動急緩め状態から通常のク
ラツチ30が接続した空気圧による緩め状態とす
る場合は、空気圧室3に圧力空気を供給するだけ
でよい。すなわち、圧力空気の供給によつてピス
トン22がブレーキばね5に抗して左方へ移動
し、押棒2の凹部13とボール11の位置が一致
すると、戻しばね51によりストツパ53がラツ
チ42を介して制御部材31にクラツチ接続方向
へ回転させる作用力を与えているから、制御部材
31が回転しようとすることによつてボール11
は内側へ押し込まれて押棒2の凹部13と係合
し、クラツチ30が接続状態となる。
第2実施例を第4図及び第5図を用いて説明す
る。この実施例は第1実施例と係止手段60及び
手動開放手段61が異なるのでこの点を説明す
る。
係止手段60は、ラツチ62、係合部材63、
前進ばね64からなる。ラツチ62は制御部材3
1に対しては第1実施例と同様に設けられている
が、第4図に示すように、突出した凸部先端に係
合部65が設けられ、その凸部には回転方向の溝
66が設けられており、係合部65が両側に分れ
た形で存在している。この係合部65に対して係
合部材63が設けられている。係合部材63はシ
リンダ体8から前進ばね64によつて前進するよ
うに付勢され、前進位置でラツチ62の係合部6
5に先端の爪67が係合するようになつている。
爪67は係合部65に対応した両側に分れた形で
あり、その爪67の間が斜面68に形成されてい
る。爪67の係合部65との係合状態は第1実施
例と同様に、制御部材31がクラツチ接続回転位
置にありかつクラツチ切離方向の回転を係合され
る状態である。図中69は支持部材である。
手動開放手段61は、係合部材63とは別個に
形成された操作部材70、戻しばね71a,71
b、ばね受72、支持部材73等で構成されてい
る。操作部材70はラツチ62の溝66を通つて
いる細長いもので、長手方向に進退自在にシリン
ダ体8に支持され、第5図に見られるように、図
の右側後端をシリンダ体8の外部に伸延形成して
これに後退手動操作部としてのハンドル74を設
けてある。戻しばね71aはばね受72と支持部
材73との間に設けられ、戻しばね71bは操作
部材70の段部75とばね受72との間に設けら
れ、いずれも操作部材70に左方へ向う前進力を
与えている。操作部材70が溝66を通る部分の
適所に回転駆動係合部として長孔76が穿設され
ており、その長孔76内を通り、溝66の両側壁
部を貫通してピン78を設けてある。そして係合
部材63の爪67の間の斜面68に対して、操作
部材70が前進端位置にあるとき爪67が係合部
65に係合している状態で段状に形成された斜面
79が対向するように操作部材70に設けられて
いる。図中80は操作部材70の前進端位を決め
ているストツパである。
このほかの構造は第1実施例と同様であるから
同等部分を同一図面符号で示して説明を省略す
る。
この手動急緩め装置は、図示の状態がばねブレ
ーキの作用している状態であり、クラツチが接続
状態でボールの拡大力Fにより制御部材31にク
ラツチを切離す方向(第5図において時計方向)
の回転力が与えられており、その回転を係合手段
60が係止している状態である。この状態から、
ハンドル74を第5図において右方へ引くと、斜
面79が斜面68を押して係合部材63を前進ば
ね64に抗して後退させるから、図にl1で示すス
トロークで爪67が係合部65から外れ、これに
続くl2で示すストロークで長孔76の左端とピン
78が係合してラツチ62をクラツチが切離され
る位置まで回転させる。この場合、制御部材31
の第1面の傾斜面θが第1実施例で述べたよう
に、f2<0となるように決めてあるとすると、ス
トロークl1移動した段階だラツチ62が回転する
ようになるから、ストロークl2の移動のための手
動操作力は加えなくてもよいことになる。なお、
傾斜角θをf2>0で小さい値となるように決めた
場合は、小さい力で全ストロークlを移動させる
ことになる。
また、この手動緩め状態から通常のクラツチの
接続した緩め状態とするには、第1実施例と同様
に空気圧室に圧力空気を供給するだけでよい。す
なわち、圧力空気の供給により、ブレーキばね5
に抗してピストン22が移動し、押棒2の凹部1
3とボール11の位置が一致するようになると、
ばね受72の先端がラツチ62の凸部に当接して
戻しばね71aの前進作用力によりラツチ62及
び制御部材31をクラツチ接続方向に回転させ
る。操作部材70は外方へ引き出された後にハン
ドル74を放した段階で戻しばね71bの作用で
前進端に戻つており、ラツチ62がクラツチ接続
回転位置にまで回転すると係合部材63の爪67
と係合して係止手段60が係止状態となる。
〈発明の効果〉 この発明は、ばねブレーキシリンダのボールク
ラツチの制御部材の第1面を傾斜させた構成によ
つてボールの拡大力で制御部材をクラツチ切離し
方向に回転させる作用力が生じるようにしたもの
であるから、第1面の傾斜角度を適切に選択して
手動緩め操作力をブレーキばねの強さに関係のな
い小さいものにできる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の縦断側面図、
第2図は第1図のA−A断面拡大図、第3図は第
1図のB−B断面拡大図、第4図はこの発明の第
2実施例を示し第5図のD−D断面縮小図、第5
図は第4図のC−C断面拡大図、第6図は従来の
ブレーキシリンダの1例を示す縦断側面図、第7
図は第6図のE−E断面図、第8図は第6図のF
−F断面拡大図である。 1……ばねブレーキシリンダ、2……押棒、3
……空気圧室、5……ブレーキばね、8……シリ
ンダ体、9……円孔、10……円筒状部、11…
…ボール、13……凹部、22……内面、23…
…凹部(第2面)、30……クラツチ、31……
制御部材、32……第1面、40……係止手段、
41……手動解放手段、42……ラツチ、43…
…係合部材、44……前進ばね、47……係合
部、48……爪、50……ハンドル(手動操作
部)、51……戻しばね、60……係止手段、6
1……手動解放手段、62……ラツチ、63……
係合部材、64……前進ばね、65……係合部、
67……爪、68……斜面、70……操作部材、
71a,71b……戻しばね、76……長孔、7
8……ピン、79……斜面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブレーキばねの作用で一方へ押圧されるピス
    トンと、ブレーキ装置に連結され前記ピストンと
    同軸的に設けられ前記ブレーキばねによるピスト
    ンの移動方向にピストンと共に移動することによ
    りブレーキ装置にブレーキを作用させる押棒と、
    前記ピストンに形成され前記押棒の嵌入した円筒
    状部にその半径方向に変位可能にボールを保持さ
    せ、そのボールの係合する凹部を前記押棒の外周
    に設け、前記ボールの外側位置で所定量の正逆回
    転によりボール位置を制御するように内面がボー
    ルを前記凹部に係合した位置に拘束する第1面と
    この第1面に所定回転方向に連続してボールを凹
    所から外れる外方位置への変位を許容する第2面
    とを有する制御部材を設けてなり押棒とピストン
    との間の軸方向の連結を嵌脱する構成のボールク
    ラツチと、を具備するばねブレーキシリンダにお
    いて、前記ボールの外方変位作用力によりクラツ
    チ接続回転位置からクラツチ切離回転位置へ向う
    方向の回転力を生じるように第1面を第2面へ向
    つて傾斜した斜面に形成し、制御部材の前記回転
    力による方向の回転を係止する係止手段を設け、
    その係止手段の係止を外部操作により開放する手
    動開放手段を設けたことを特徴とする手動急緩め
    装置。 2 請求項1に記載の装置において、前記係止手
    段が、前記制御部材に設けられたラツチと、前進
    ばねによつて前進するように付勢されていて前進
    位置で前記クラツチ接続回転位置にある制御部材
    の前記ラツチに係合する爪を有する係合部材と、
    で構成されていることを特徴とする手動急緩め装
    置。 3 請求項2に記載の装置において、前記手動開
    放手段が、前記係合部材に設けられ前記前進ばね
    に抗して係合部材を後退させる手動操作部と、前
    記ラツチを駆動し前記制御部材をクラツチ切離回
    転位置から接続回転位置へ回転させるように設け
    られた戻しばねとで構成されていることを特徴と
    する手動急緩め装置。 4 請求項2に記載の装置において、前記手動開
    放手段が、前記係合部材とは別個に形成され係合
    部材の進退方向に対し略直角な方向に進退可能に
    設けられ手動後退操作部を有し戻しばねによつて
    前進するように付勢されていて前進位置から手動
    で後退する間に係合部材を後退させてから前記ク
    ラツチ接続回転位置にある制御部材を前記クラツ
    チ切離回転位置に回転させる回転駆動係合部を有
    するものであることを特徴とする手動急緩め装
    置。
JP2787088A 1988-02-09 1988-02-09 ばねブレーキシリンダにおける手動急緩め装置 Granted JPH01203726A (ja)

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