JPH0525697B2 - - Google Patents

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JPH0525697B2
JPH0525697B2 JP63194896A JP19489688A JPH0525697B2 JP H0525697 B2 JPH0525697 B2 JP H0525697B2 JP 63194896 A JP63194896 A JP 63194896A JP 19489688 A JP19489688 A JP 19489688A JP H0525697 B2 JPH0525697 B2 JP H0525697B2
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steering
signal
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irradiation direction
steering wheel
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JP63194896A
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Hiromi Shibata
Soichi Yagi
Kyoshi Wada
Keiichi Tajima
Kazuki Takahashi
Shinzo Yokoyama
Akihiro Matsumoto
Takashi Kurita
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハンドル操舵に連動して灯光手段の
照射方向を連続的に可変する車輛用コーナリング
ランプシステムに関するものである。
〔従来の技術〕
車輛、殊に自動車には、夜間前方を照射するた
めの灯光手段として前照灯を備えているが、この
前照灯は自動車の正面のみを固定して照射するも
のであり、カーブに差し掛かつた場合等は自動車
の進行方向を充分照射し得ない状態となる。つま
り、カーブを曲がるコーナリングの際等におい
て、実際に進もうとする進行方向への充分な照射
がなされず、危険の生ずる虞れがあつた。
そこで、このような問題を解決するために、近
年、自動車のハンドル操舵に連動させて前照灯の
照射方向を連続的に、進行方向を照射するように
構成したコーナリングランプシステムが提案され
ている。
この種のコーナリングランプシステムにおい
て、一般に、その照射方向可変動作を得るため
に、ハンドル操舵を連動して回転する回転円板に
等角度間隔(所定角度ピツチ)で複数のスリツト
を開設し、このスリツトの通過位置にフオトイン
タラプタを2個隣接して配置している。すなわ
ち、ハンドル操舵に連動させて、第1および第2
のフオトインタラプタに同一波形で位相の略90°
ずれたパルス状の電気信号(2相のインクリメン
タル信号)を生じせしめ、こうのインクリメンタ
ル信号のカウンタを行つて、操舵方向および操舵
角度の検出を行つている。
通常、上記2相のインクリメンタル信号のみで
は原点位置の検出が不可能であるため、原点位置
を検出するために回転円板に原点スリツト(原点
ゾーン)を設け、第3のフオトインタラプタに対
するこの原点スリツトの通過により原点信号を得
るようになして3ビツト構成とし、原点位置から
の回転円板の相対位置をインクリメンタル信号で
検出する方式を採用している。
しかし、ステアリングシヤフトとハンドルとの
セレーシヨンのずれ、ステアリングシヤフトとス
テアリングセンサとの取付公差、ホイルアライメ
ントの調整不良等を考えると、その組付誤差はワ
ーストケースで数10°にも及ぶ。このため、通常、
原点信号を得るために、回転円板に設ける原点ス
リツトの角度幅を拡大し、数10°の組付誤差があ
つても、車輛が直進走行を行つている限りは、原
点信号を得ることができるものとしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のコーナリング
ランプシステムにおいては、直進操舵位置から少
しでもハンドル操舵を行うと、そのハンドル操舵
に連動して前照灯の照射方向が可変するように構
成されているので、車線変更等の際の小さい操舵
角の変化に対してもその照射方向が可変してしま
うものであつた。すなわち、運転中、前照灯の照
射方向が頻繁に変化するため、眼が疲れ易く、精
神疲労も大きいものであつた。また、照射方向の
頻繁な変化に伴い、その駆動機構の寿命が短く、
故障の原因ともなるものであつた。
また、従来より提案されているコーナリングラ
ンプシステムにおいては、ハンドルの回転に応じ
て、その回転角が零度の時(ハンドルセンタにあ
る時)に、前照灯の振れ角(ランプ振れ角)が零
度(正面方向)を向くものとして、照射方向可変
動作を得ている。第7図はこの照射方向可変特性
を示す図である。同図において、縦軸はランプ振
れ角を、横軸はハンドル回転角を示しており、零
点を起点とする正方向および負方向へのハンドル
回転角の変化が右操舵および左操舵を示し、零点
を起点とする正方向および負方向へのランプ振れ
角の変化が正面方向を起点とする右および左方向
への前照灯の照射方向の変化を示している。しか
しながら、このような照射方向可変動作とした場
合、直進走行時(前輪が正面を向いている時:操
舵角が零度である時)にハンドルセンタが右にず
れた状態にあるものとすると、第7図に破線でそ
の座標系を示すような操舵角−ランプ振れ角特性
となり、直進走行時に照射方向が右向きとなつ
て、対向車に眩惑を与える虞れがある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような課題を解決するためになさ
れたもので、ハンドル操舵に連動して回転しその
所定回転角度位置に所定角度幅で形成された原点
ゾーンを有する回転体と、この回転体に形成され
た原点ゾーンの通過を検出する原点ゾーン検出手
段と、この原点ゾーン検出手段が原点ゾーンの通
過を検出している間、ハンドル操舵に連動する照
射方向可変動作を阻止し、灯光手段の照射方向を
正面方向へ向けられたままの状態とする照射方向
可変動作阻止手段とを備えたものである。
〔作用〕
したがつてこの発明によれば、回転体に形成さ
れた原点ゾーンの通過が検出されている間、ハン
ドル操舵に連動した照射方向可変動作が阻止さ
れ、灯光手段の照射方向が正面方向へ向けられた
ままの状態とされる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る車輛用コーナリングランプ
システム詳細に説明する。第1図は、このコーナ
リングランプシステムの基本原理を示す照射方向
可変特性図である。この特性図より分かるよう
に、本発明では、ハンドルセンタを起点とする左
右方向の所定ハンドル回転角以下の範囲W内でそ
の照射方向可変動作を阻止し、前照灯の照射方向
を正面方向へ向けられたままの状態とする。そし
て、上記所定ハンドル回転角以下の範囲Wをハン
ドル操舵に伴つて検出される回転円板の原点ゾー
ンの通過範囲として定め、この所定ハンドル回転
角度範囲Wを外れた時点からの右操舵および左操
舵について、その照射方向の連続的な可変動作を
許可する。
したがつて、車線変更等の際の小さい操舵角の
変化に対しては、その照射方向可変動作が行われ
ないので、運転中、前照灯の照射方向が頻繁に変
化することがなく、眼の疲れや精神疲労を軽減
し、安全で疲労の少ないコーナリングランプシス
テムを実現することができる。また、照射方向が
頻繁に変化しないので、その駆動機構の寿命を伸
ばし、信頼性を高めることができるようになる。
また、直進走行時すなわち操舵角が零度の時に
ハンドルセンタが右にずれた状態ににある場合に
は、第1図に破線でその座標系を示すような操舵
角−ランプ振れ角特性となるため、照射方向が正
面方向へ向けられたままの状態として動かず、直
進走行時に対向車に眩惑を与える虞れがないもの
となる。
第2図は、上述の原理を適用してなるコーナリ
ングランプシステムの一実施例を示すブロツク構
成図である。同図において、5は回転位置検出セ
ンサ(操舵角センサ)100(第3図)の送出す
るパルス状電気信号を入力とし、ハンドル操舵に
応じた処理信号(アツプ信号およびダウン信号)
を送出するUP/DOWN切替回路、6はこの
UP/DOWN切替回路5の送出する処理信号を入
力するUP/DOWNカウンタである。
操舵角センサ100は、ハンドル操舵に連動し
て回転する回転円板1と、発光素子および受光素
子を有してなるフオトインタラプタ2〜4から構
成されており、回転円板1の外周縁面に等角度間
隔(所定角度ピツチP)で同一形状のスリツト1
aが開設されている。そして、このスリツト1a
の通過位置にフオトイタラプタ2および3が隣接
して配置されており、このフオトインタラプタ2
および3に、回転円板1の回転に伴うスリツト1
aの通過によつて、第4図aおよびbに示すよう
な「1」レベル「0」レベルの交互する同一波形
のパルス状電気信号が発生するようになつてい
る。すなわち、今、第3図に示されるような操舵
状態から、ハンドルを時計方向へ回転(第3図に
おいて右回転)すると、N点を中心とする負方向
への電気信号が発生するものとなつている。フオ
トインタラプタ2に発生する電気信号は、フオト
インタラプタ3に発生する電気信号よりも位相が
90°進んでおり、設定上理想とする回転円板1の
原点位置(操舵中立位置)において、即ち第4図
に示すN点において、フオトインタラプタ2に発
生する電気信号が「1」レベルより「0」レベル
へ或いは「0」レベルから「1」レベルと変化す
る立ち下がり或いは立ち上がり時期にあり、フオ
トインタラプタ3に発生する電気信号は「0」レ
ベル状態にある。そして、そのフオトインタラプ
タ2および3の送出する電気信号がUP/DOWN
切替回路5に入力されるものとなつている。
一方、回転円板1の外周縁面の所定回転角度位
置には、独立して、原点ゾーンとしてのスリツト
1bが開設されており、このスリツト1bの通過
をフオトインタラプタ4で検出するものとしてい
る。すなわち、スリツト1bがフオトインタラプ
タ4に対向する回転位置をこの回転円板1の原点
範囲としており、この原点範囲の角度幅すなわち
スリツト1bの角度幅αを、ステアリングシヤフ
トとハンドルのセレーシヨンのずれ、ステアリン
グシヤフトとステアリングセンサとの取付公差、
ホイルアライメントの調整不良等を考慮した組付
誤差のワーストケース以上に拡大して設定してい
る。本実施例においては、スリツト1bの角度幅
αを60°としており、発明者の調査では上記組付
誤差のワーストケースとして50°という値を実験
的に得ているので、スリツト1bの角度幅αを
60°に設定すれば、車輛が直進走行を行つている
ときには必ず、フオトインタラプタ4の送出する
電気信号として「1」レベルの原点範囲検出信号
(第4図c)を得ることができる。そして、この
「1」レベルの原点範囲検出信号が、第2図にお
いて、その端101を介して、アンドゲート1
0,インバータ11を経てアンドゲート8ならび
に9,および3入力オアゲート12の第1の入力
端に供与されるものとなつている。
ここで、フオトインタラプタ4は、回転円板1
の設計上理想とする原点位置において、即ち第4
図に示すN点において、スリツト1bの角度幅α
の中央に位置するものとなつている。また、本実
施例にあつては、スリツト1bの角度幅αをスリ
ツト1aの角度ピツチPの3倍(3角度ピッチ)
よりやや広めに設定している。
一方、UP/DOWN切替回路5は、入力される
パルス状電気信号を処理して、ハンドルの右操舵
量および左操舵量に応じた数のアツプ信号および
ダウン信号を送出するようになし、UP/DOWN
カウンタ6は、アンドゲート8および9を通過し
て入力されるアツプ信号あるいはダウン信号の数
だけ、そのカウント値をアツプカウントあるいは
ダウンカウントするものとなつている。すなわ
ち、回転円板1の設計上理想とする原点位置を基
準として、UP/DOWNカウンタ6におけるカウ
ント値を基本的に±0と定めており、ハンドルの
右操舵によりそのカウント値が、原点範囲検出信
号が「0」レベルである期間中のフオトインタラ
プタ2の出力の立ち下がりエツジ毎に順次アツプ
するものとなつている。また、ハンドルの左操舵
によりそのカウント値が、原点範囲検出信号が
「0」レベルである期間中のフオトインタラプタ
2の出力の立ち上がりエツジ毎に順次ダウンする
ものとなつている。すなわち、第4図において、
N点を起点としてハンドルを右方向へ回転させれ
ば、a点およびb点を経たe点においてUP/
DOWNカウンタ6におけるカウント値が+1へ
アツプするものとなり、N点から左方向へ回転さ
せれば、c点およびd点を経たf点において
UP/DOWNカウンタ6におけるカウント値が−
1へダウンするものとなる。そして、UP/
DOWNカウンタ6におけるカウント値が、D/
Aコンバータ7へ与えられるものとなつており、
このD/Aコンバータ7を介してUP/DOWNカ
ウンタ6におけるカウント値に応じて電圧値が、
コンパレータ13の反転入力端に設定されるもの
となつている。コンパレータ13の非反転入力端
には、ノコギリ波発生器14を介して20msec周
期の鋸波状基準電圧が設定されるものとなつてい
る。
一方アンドゲート10の他端には、基準クロツ
ク発生器15の送出するロツク信号が与えられる
ものとなつており、アンドゲート10を通過して
入力されるクロツク信号に基づくカウントアツプ
動作により、カウンタ16より「1」レベルのオ
ーバフロー信号(CARRY信号)が送出され、こ
の「1」レベルのCARRY信号がリセツト信号と
してUP/DOWNカウンタ6へ与えられるものと
なつている。そして、3入力オアゲート12の第
2および第3の入力端に、UP/DOWN切替回路
5の送出するアツプ信号およびダウン信号が入力
されるものとなつており、このオアゲート12を
通過する「1」レベルの信号がワンシヨツトマル
チバイブレータ(以下、単にワンシヨツトと呼
ぶ)からのワンシヨツト信号の送出を促し、この
ワンシヨツト信号がカウンタ16へそのリセツト
信号として与えられるものとなつている。
なお、コンパレータ13の反転入力端にD/A
コンバータ7を介して設定される電圧値は、
UP/DOWNカウンタ6におけるカウント値が±
0のとき、ノコギリ波発生器14を介してコンパ
レータ13の非反転入力端に設定される鋸波状基
準電圧の上下幅の中央に位置するものとされてお
り、従つてこのときコンパレータ13の出力端よ
り送出される制御信号は、50%デユーテイ比の周
期的なパルス信号となる。そして、UP/DOWN
カウンタ6におけるカウント値がアツプあるいは
ダウンするにつれ、このアツプあるいはダウンし
たカウント値に応じて、コンパレータ13の反転
入力端への設定電圧値が、D/Aコンバータ7に
おいて減少あるいは上昇するようになつている。
すなわち、コンパレータ13の出力端より周期的
な送出される制御信号のパルス幅が、UP/
DOWNカウンタ6におけるカウント値に応じて、
アツプすることにより広く、ダウンすることによ
り狭くなる。そして、このコンパレータ13の出
力端(制御信号発生回路30の出力端子30c)
より送出される制御信号が、その入力端子40a
を介してサーボモータ制御回路40に入力される
ようになつている。
サーボモータ制御回路40は、入力端子40a
を介する制御信号を入力となす位置ずれ検出回路
41と、この位置ずれ検出回路41の出力を入力
となすモータ駆動時間演算回路42及び回転方向
判別回路43と、このモータ駆動時間演算回路4
2及び回転方向判別回路43の出力を入力となす
ANDゲート回路44と、このANDゲート回路4
4の出力に応じて電動モータ46を駆動するモー
タドライバ45と、この電動モータ46の回転角
度位置に応じてその出力電圧が可変するポテンシ
ヨメータ47とにより構成されている。このサー
ボモータ制御回路40についての具体的構成およ
びその動作については、本出願人が先に提出した
特願昭63−78533号において詳細に説明している
ので、ここではその記載は省略する。すなわち、
制御信号発生回路30の出力端子30cより送出
される制御信号のパルス幅が広くなることによ
り、電動モータ46により駆動される図示せぬ前
照灯の照射方向が右操舵方向へリニアか可変す
る。また、制御信号発生回路300の出力端子3
0cより送出される制御信号のパルス幅が狭くな
ることにより、前照灯の照射方向が左操舵方向へ
リニアに可変する。また、UP/DOWNカウンタ
6におけるカウント値が±0のとき、前照灯の照
射方向は正面を向いて固定される。
次に、このような構成されたコーナリングラン
プシステムの動作を説明する。すなわち、今、
UP/DOWNカウンタ6におけるカウント値が±
0であり、前照灯の照射方向が正面を向いて固定
されているものとする。このとき、制御信号発生
回路30の出力端子30cからは、モーボモータ
制御回路40への制御信号として50%デユーテイ
比の周期的なパルス信号が送出されている。この
ような状態から、その直進操舵位置からハンドル
を回転し、例えば右操舵を開始すると、第4図に
示したa点およびこれに続くb点においてUP/
DOWN切替回路5よりアツプ信号が送出される
ものとなる。しかし、このとき端子101を介し
て入力される原点範囲検出信号は「1」レベルで
あるので、UP/DOWN切替回路5の送出するア
ツプ信号はアンドゲート8を通過し得ず、UP/
DOWNカウンタ6には入力されない。すなわち、
同図に示すZ1点において原点範囲検出信号が
「0」レベルで反転した以降発生するアツプ信号
がアンドゲート8を通過して入力されるものとな
り、この入力されるアツプ信号に基づきUP/
DOWNカウンタ6におけるカウント値がアツプ
し、そのアツプしたカウント値に応じて、コンパ
レー13の反転入力端に設定される電圧値が下降
する。従つて、コンパレータ13の出力端より送
出されるパルス信号、即ち制御信号発生回回路3
0の出力端子30cを介してサーボモータ制御回
路40に入力される制御信号のデユーテイ比が増
大し、制御信号のパルス幅が広がるようになる。
つまり、原点範囲検出信号が「0」レベルで反転
した以降のハンドル操舵に連動して、前照灯の照
射方向が右操舵方向へリニアに可変するようにな
る。
これに対し、その直進操舵位置からハンドルを
回転し、左操舵を開始すると、第4図に示したc
点およびこれに続くd点においてUP/DOWN切
替回路5よりダウン信号か送出されるものとな
る。しかし、このとき端子101を介して入力さ
れる原点範囲検出信号は「1」レベルであるの
で、UP/DOWN切替回路5の送出するダウン信
号はアンドゲート9を通過し得ず、UP/DOWN
カンウタ6には入力されない。すなわち、同図に
示すZ2点において原理範囲検出信号が「0」レ
ベルへ反転した以降発生するダウン信号がアンド
ゲート9を通過して入力されるものとなり、この
入力されるダウン信号に基づきUP/DOWNカウ
ンタ6におけるカウント値がダウンし、そのダウ
ンしたカウント値に応じて、コンパレータ13の
反転入力端に設定される電圧値が上昇する。従つ
て、コンパレータ13の出力端より送出されるパ
ルス信号、即ち制御信号回路30の出力端子30
cを介してサーボモータ制御回路40に入力され
る制御信号のデユーテイ比が減少し、制御信号の
パルス幅が狭まるようになる。つまり、原点範囲
検出信号が「0」レベルへ反転した以降のハンド
ル操舵に連動して、前照灯の照射方向が左操舵方
向へリニアに可変するようになる。
なお、上述の動作は、自動車の直進走行時に、
回転円板1が真の直進操舵位置においてその設定
上理想とする原点位置に部位するものとし、且つ
そのときのUP/DOWNカウンタ6におけるカウ
ント値が±0になものとしての基本的動作を説明
したが、そのときのカウント値が±0に対してず
れたとしても、その補正が以下のようにして速や
かに行われる。
すなわち、回転円板1が設計上理想とする原点
位置にある場合には、第4図に示したZ3b点から
Z4d点までの範囲をスリツト1bにおける原点範
囲としたとき、この原点範囲を分割するc点から
a点までの領域(以下、この領域を第1のサブゾ
ーンと呼ぶ)内で、直進走行中、UP/DOWNカ
ウンタ6におけるカウント値はずれた値を継続す
る時間が長くなる。即ち、端子101を介して
「1」レベルの原点範囲検出信号が入力されてい
る間、UP/DOWNカウンタ6におけるカウント
値は、a点からb点までの領域(以下、この領域
を第2のサブゾーンと呼ぶ)およびc点からd点
までの領域(以下、この領域を第3のサブゾーン
と呼ぶ)においてずれた値を継続する時間より
も、第1のサブゾーンにおいてずれた値を継続す
る時間の方が長いものとなる。つまり、端子10
1を介して「1」レベルの原点範囲検出信号が入
力されている間、基準クロツク発生器15の送出
するクロツク信号がアンドゲート10を通過しカ
ウンタ16へ給与される。UP/DOWNカウンタ
6におけるカウント値が第1のサブゾーンにおい
てずれた値を維持した状態で所定時間が経過する
と、その供与クロツク信号に基づくカウントアツ
プ動作により、カウンタ16より「1」レベルの
CARRY信号が送出され、この「1」レベルの
CARRY信号がUP/DOWNカウンタ6にリセツ
ト信号として与えられる。これにより、UP/
DOWNカウンタ6におけるカウント値は、第1
のサブゾーンを原点位置として、±0に戻される
ものとなる。すなわち、カウンタ16への入力ク
ロツク信号のオーバーフローするまでのカウント
アツプ数を適当に定めてやることにより、UP/
DOWNカウンタ6が第2および第3のサブゾー
ンにおいてずれた値を維持するような短い時間で
は、カウンタ16におけるクロツク信号のカウン
ト動作を、UP/DOWN切替回路5を介するアツ
プ信号およびダウン信号に基づきリセツトするも
のとしている。
これに対し、その組付誤差により回転円板1が
設計上理想とする原点位置に対してずれていた場
合等にあつては、直進走行中、UP/DOWNカウ
ンタ6におけるカウント値が第2あるいは第3の
サブゾーンにおいてずれた値を維持する時間が長
くなるようになる。
第2のサブゾーン内でUP/DOWNカウンタ6
におけるカウント値がずれた値を継続する時間が
長くなると、3個所のサブゾーンのうち第2のサ
ブゾーンを検出している時点で、カウンタ16よ
り「1」レベルのCARRY信号が送出されるもの
となり、これによりUP/DOWNカウンタ6にお
けるカウント値が±0に戻される。すなわち、第
2のサブゾーンを原点位置と素早く判定して、
UP/DOWNカウンタ6におけるカウント値が±
0に補正されるものとなる。
また、第3のサブゾーン内でUP/DOWNカウ
ンタ6におけるカウント値がずれた値を継続する
時間が長くなると、3個所のサブゾーンのうち第
3のサブゾーンを検出している時点で、カウンタ
16より「1」レベルのCARRY信号が送出され
るものとなり、これによりUP/DOWNカウンタ
6におけるカウント値が±0に戻される。すなわ
ち、第3のサブゾーンを原点位置と素早く判定し
て、UP/DOWNカウンタ6におけるカウント値
が±0に補正されるものとなる。
なお、上述した実施例においては、回転体の原
点位置判定装置を具体的な回路でハード的に構成
したが、マイクロコンピユータ等を利用してソフ
ト的な技術によつて実現することも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による車輛用コーナ
リングランプシステムによると、回転体に形成さ
れた原点ゾーンの通過が検出されている間、ハン
ドル操舵に連動した照射方向可変動作が阻止さ
れ、灯光手段の照射方向が正面方向へ向けられた
ままの状態とされるので、車線変更等の際の小さ
い操舵角の変化に対してその照射方向可変動作を
行わないようにして、その照射方向の頻繁な変化
を抑制することが可能となり、運転者の眼の疲れ
や精神疲労を軽減することができる。また、駆動
機構の寿命を伸ばし、信頼性の向上を図ることが
できる。
また、本発明によれば、直進走行時における対
向車側へのハンドルセンタのずれに対し、照射方
向を正面方向へ向けたまま動かさないものとし
て、対向車に眩惑を与えないようにすることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車輛用コーナリングラン
プシステム基本原理を示す照射方向可変特性図、
第2図はこの基本原理を適用してなるコーナリン
グランプシステムの一実施例を示すブロツク構成
図、第3図はこのシステムに用いる操舵角センサ
を示す概略構成図、第4図はこの操舵角センサの
出力波形図、第5図は従来のコーナリングランプ
システムの照射方向可変特性を示す図である。 1……回転円体、1a,1b……スリツト、2
〜4……フオトインタラプタ、5……UP/
DOWN切替回路、6……UP/DOWNカウンタ、
7……D/Aコンバータ、8,9……アンドゲー
ト、13……コンパレータ、14……ノコギリ波
発生器、100……操舵角センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハンドル操舵に連動して灯光手段の照射方向
    を連続的に可変する車輛用コーナリングランプシ
    ステムにおいて、 ハンドル操舵に連動して回転しその所定回転角
    度位置に所定角度幅で形成された原点ゾーンを有
    する回転体と、 この回転体に形成された原点ゾーンの通過を検
    出する原点ゾーン検出手段と、 この原点ゾーン検出手段が原点ゾーンの通過を
    検出している間、前記ハンドル操舵に連動する照
    射方向可変動作を阻止し、前記灯光手段の照射方
    向を正面方向へ向けられたままの状態とする照射
    方向可変動作阻止手段と を備えてなる車輛用コーナリングランプシステ
    ム。
JP63194896A 1988-08-04 1988-08-04 車輌用コーナリングランプシステム Granted JPH0245234A (ja)

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JPS6277249A (ja) * 1985-09-30 1987-04-09 Koito Mfg Co Ltd 車輛用コ−ナリングランプシステム
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