JPH05255242A - アルキルペルオキシド、その混合物、その製造方法、及びシクロアルケノール及び/又はシクロアルケノンの製造方法 - Google Patents

アルキルペルオキシド、その混合物、その製造方法、及びシクロアルケノール及び/又はシクロアルケノンの製造方法

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JPH05255242A
JPH05255242A JP4342033A JP34203392A JPH05255242A JP H05255242 A JPH05255242 A JP H05255242A JP 4342033 A JP4342033 A JP 4342033A JP 34203392 A JP34203392 A JP 34203392A JP H05255242 A JPH05255242 A JP H05255242A
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Ubaldus Franciscus Kragten
フランシスクス クラーフテン ウバルドゥス
Otto E Sielcken
エーリク シールケン オットー
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    • C07C45/51Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by pyrolysis, rearrangement or decomposition
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規のアルキルペルオキシドを提供する。 【構成】 該アルキルペルオキシドは、式I: 【化1】 [式中、n=1,2,3又は4及びm=1,2,3,
4,5,6,7,又は8である]で示され、かつ5〜1
2個の炭素原子を有するシクロアルキルヒドロペルオキ
シドを5〜8個の炭素原子を有するシクロアルケンと、
0〜80℃の温度で、触媒として周期系の第VIB族,
第VIIB族及び第VIII族から選択される金属の化
合物を作用させて接触させることにより製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルキルペルオキシド
及びその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】アルキルペルオキシドは、例えばヨーロ
ッパ特許公開第174194号明細書に記載されてい
る。特に、この特許明細書によれば、t−ブチルヒドロ
ペルキシドでのシクロヘキサノンの副生成物としてt−
ブチルシクルヘキシルペルオキシドが製造される。該ペ
ルオキシドは、50%未満の選択率で製造される。
【0003】ペルオキシドは遊離基開始剤として広範囲
に使用される。ヨーロッパ特許公開第322945号明
細書には、飽和熱可塑性ポリマーの変性のために使用さ
れるアルケニル−アルキルペルオキシドが記載された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
のアルキルペルオキシドを提供することであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】ところで、特殊な新規カ
テゴリーのペルオキシドを比較的高い収率で製造するこ
とができることが判明した。該化合物は、式I:
【0006】
【化2】
【0007】[式中、n=1,2,3又は4及びm=
1,2,3,4,5,6,7,又は8である]で示され
る。
【0008】nは1又は2であるのが有利である。それ
というのも、これらの本発明によるペルオキシドは、比
較的高い収率で得ることができるからである。
【0009】mは有利には2,4又は8である、それと
いうのもシクロヘキシルヒドロペルオキシド、シクロオ
クチルヒドロペルオキシド及びシクロドデシルヒドロペ
ルオキシドは、エプシロンーカプロラクタム、オメガ−
オクチルラクタム及びオメガ−ドデシルラクタムの製造
に基づき容易に入手されるからである。
【0010】本発明によるペルオキシドは、5〜12個
の炭素原子を有するシクロアルキルヒドロペルオキシド
を5〜8個の炭素原子を有するシクロアルケンと、0〜
80℃の温度で、触媒として周期系の第VIB族,第V
IIB族及び第VIII族から選択される金属の化合物
を作用させて接触させることにより製造することができ
る。該金属は、所望の反応に対して十分な活性度を有す
るべきである。例えば一般にエポキシ化反応を生じる金
属は、原則として使用することができない。Mn,Co
又はCrを使用するのが有利であり、Mn又はCoを使
用するのが特に有利である。
【0011】原理的には、該金属は、媒体中に微分散状
態で、有利には溶解した状態で存在するの場合、満足な
作用を有する。例えば、酸化マンガン粒子、又は有機リ
ガンドとの金属錯体を使用することができる。
【0012】使用されるリガンドは、金属を容易に可溶
性に維持するために、有利にはフタロシアニン、ポルフ
ィリン、サリン(サリシリデンアミノフェノール)又は
アセテート基である。
【0013】フタロシアニンを使用する場合には、該反
応はイミダゾール基を含有する化合物又は芳香族窒素を
含有する別の化合物と組み合わせたキノン化合物の存在
下に実施するのが有利である。
【0014】ヨーロッパ特許公開第322945号明細
書に記載されたアルケニル−アルキルペルオキシドは、
アルキル基が常に第三級炭素原子を有するべきであり、
該第三級炭素原子が酸素原子との結合を形成するペルオ
キシドである。更に、これらのペルオキシドは完全に異
なった方法で製造される。更に、例えば米国特許第39
11249号明細書に記載されているように、シクロア
ルケンをヒドロペルキシドと反応させることは自体公知
であるが、この場合には必然的にエポキシドが形成さ
れ、一方副生成物は特性化されていない。それとは反対
に、本発明の方法を使用すると、エポキシドが一般に1
0%未満、しばしば5%未満が形成される。このこと
は、結果として、エチレン系不飽和がそのまま残される
ので、有利であるにすぎない。
【0015】本発明の方法に基づき形成されるシクロア
ルケニル−シクロアルキルペルオキシド、即ち得られた
反応生成物は、アルケン系不飽和アルコール及び/又は
アルカノンの製造のために使用することができる。一方
では、一定量のシクロアルケノン及びシクロアルケノー
ルは既に製造中に形成され、他方では、シクロアルケニ
ル−シクロアルキルペルオキシドは、シクロアルケノー
ル及び場合によりシクロアルケノンを得るために分解す
ることができる。得られるアルケノン/アルケノール混
合物は、有利にはアルキル部分から由来するアルコール
を分離した後に、純粋なアルケノンに後処理することが
でき、該アルケノンは不飽和ラクタムを得るために、オ
キシム形成及びベックマン転位を介して転化することが
できる。
【0016】部分的に極めて温和な条件下で実施するた
めために、本発明の方法は、飽和ラクタムの製造のため
にも使用することもできる。この場合には、シクロアル
キルヒドロペルオキシドのシクロアルキル基として選択
される基は、シクロアルケンの飽和類似体である基であ
る。従って、例えば、シクロヘキセンをシクロヘキシル
ヒドロペルオキシドと組み合わせるのが有利である。ア
ルケニル−アルキルペルオキシド、アルケノン、アルケ
ノール、アルカノール、及び本発明の方法を使用して形
成される適当なアルカノンの混合物は、次いで直接的に
又は引き続いての工程で、ペルオキシドを分解するため
に処理することができる。
【0017】このことは、例えば、水素添加により実施
することができ、この場合にはエチレン系不飽和が水素
添加される。例えば、ペルオキシドはパラジウム・オン
・活性炭、ラネーニッケル又はラネーコバルト及び水
素、又は場合により硼水素化ナトリウムを作用させて水
素添加することができる。水素添加後に得られた混合物
は、主としてシクロアルカン中のシクロアルカノール及
び場合によりシクロアルカノンからなる。該シクロアル
カノールは、公知方法で分解しかつ水素添加してシクロ
ヘキサノンを形成し、該シクロヘキサノンは更に公知方
法で反応させてオキシムにすることができる。
【0018】今や、3つの方法を極めて有利にかつ比較
的簡単に前記方法で組み合わせることができる。従っ
て、例えば、エプシロンカプロラクタム製造のために出
発物質とてシクロヘキサンとシクロヘキセノンを使用す
ると、価値あるシクロヘキセニル−シクロヘキシルペル
オキシドを得ることができる。更に、不飽和ラクタム
(これは不飽和ポリアミドの製造のために使用すること
ができる)の製造のために提供することができる。
【0019】5〜8個の炭素原子を有するシクロアルケ
ンは市販されている。例えばシクロヘキセンは極めて有
利にはベンゼンの部分的水素化により製造することがで
きる。シクロアルケンは純粋な形で使用すべきでない。
有機媒体中に5〜40重量%を含有する溶液が極めて好
適である。有利には、シクロアルケン含有溶液は、添加
されるシクロアルキルヒドロペルキシドを分解する濃度
で金属を含有しない。
【0020】シクロアルキルペルキシドは、公知方法で
酸素含有ガス混合物を使用してシクロアルカンを酸化す
ることにより製造することができる。この方法では、空
気をシクロアルカンに140〜250℃の温度で4〜2
0at.(0.5〜2MPa)下で、有利には金属触媒
を使用しないで、有利には一連の反応器に供給する、該
手段によりシクロアルキルペルキシドが、一般に2〜8
重量%、特に4〜6重量%の濃度で形成される。
【0021】シクロアルカンとシクロアルキルヒドロペ
ルキシドの両者は、まず、それらを反応させる前に、蒸
留又は水及び/又はアルカリで洗浄することにより精製
又は濃縮することができる。これは特にシクロアルキル
ヒドロペルキシドの場合に有利である。
【0022】本発明の基づく方法では、シクロアルキル
ペルキシドとシクロアルケンとの反応は、0〜100℃
の温度で実施する。それより高い温度は、一般に二次的
及び後続反応、例えばアルケニルアルキルペルキシド及
びアルキルヒドロペルキシドの熱分解、及び例えばエポ
キシ化反応を惹起し、より低い温度は遅すぎる反応速度
を惹起する。該反応は20〜80℃で実施するのが有利
である。
【0023】所望の転化率、触媒の活性度及びそれに類
似したものに基づき、該反応は10分〜10時間、有利
には30分〜3時間行う。
【0024】触媒の有効な濃度は、容易に当業者によっ
て決定することができる。一般には、ヒドロペルキシド
1モル当たり触媒0.1〜5mM、有利には0.1〜1
mMを使用する。
【0025】シクロアルケン及びシクロアルキルペルキ
シドの濃度及び比には、如何なる重要な制限はない。
【0026】経済的に認容される方法のためには、2つ
の化合物の濃度は、1容量%より大、有利には3〜40
容量%であるべきである。アルケンのペルオキシドに対
する比は一般には1:20〜10:1、特に1:10〜
5:1である。
【0027】使用される触媒は、微細に分散された金属
化合物又は溶解された金属化合物であり、金属は有利に
はMn,Co又はCrもしくはそれらの混合物から選択
される。反応のために容易に利用されるために、該金属
は有利には、例えばアセチルアセトネート、アセテー
ト、ポルフィリン、フタロシアニン又はサレンのような
1つ以上のリガンドを有する。しかしながら、別のリガ
ンド系も適当である。フタロシアニンを使用する場合に
は、またキノン及び及び芳香族窒素を含有する化合物を
添加するのも有利である。特に均質系においては、金属
の二量体化を避けるために、置換されたリガンドを使用
するのが有利である。従って、例えばフタロシアニンを
4〜10個の炭素原子を有する基、例えばオクチル、t
−ブチル、2−エチルヘキシル及びシクロヘキシルによ
って置換することも可能である。このタイプの置換され
たリガンドの使用は、反応の高い速度及び系の良好な安
定性を生じる。
【0028】触媒は均質に分散されていてもよく、又は
担体に施すこともできる。後者の(不均質)触媒はしば
しば有利である。それというのも、取り扱いが簡単であ
るからである。前者の触媒は一般に所定の濃度に関して
単位時間当たりより高い転化率をもたらす。
【0029】該反応はバッチ式に又は連続的に実施する
ことができる。反応を連続的に実施する場合には、反応
混合物は固体触媒床を介して通過させることができる。
【0030】有機溶剤中のシクロアルケニル−シクロア
ルキルペルオキシド有利には3重量%より多くと、僅少
量のシクロアルカノール、シクロアルケノン及びシクロ
アルケノールとの混合物が最終的に形成される反応後
に、該混合物を精製又は濃縮することができる。選択的
に、該混合物は引き続いての反応を実施するために直接
使用することができる。
【0031】必要であれば、溶剤分を留去することによ
り、シクロアルケニル−シクロアルキルペルオキシド1
0重量%より多くを含有する溶液が特に製造される。
【0032】精製は、例えばシクロヘキシルヒドロペル
オキシド分解後に得られた混合物の精製に類似して実施
することができ、該精製は一般に最初に該混合物の水性
アルカリでの洗浄、及びその後にエポキシシクロヘキサ
ンを含む軽量成分を第1蒸留カラムで分離する。次い
で、得られた生成物を更に蒸留により分離し、シクロヘ
キサンはシクロヘキサン酸化に再循環させる。
【0033】ペルオキシド含有混合物は、該温度が約1
00℃を上回らない限り、蒸留することができる。
【0034】
【実施例】次に、以下の実施例につき本発明を詳細に説
明する、但し該実施例は本発明を制限するものではな
い。
【0035】例1 SAP[O−(サリシリデンアミノ)−フェノール]
を、Can. J. Chem. (1975), 53, pp 939-944に記載され
た無水エタノール中の等量のサリシルアルデヒド及びア
ミノフェノールから製造した。マンガン−SAP錯体
は、Polyhedron (1986), 5, pp 271-275に記載されてい
るように、無水エタノール中でSAP及び酢酸マンガン
を還流させることにより製造した。
【0036】マンガン−SAP113mg(4・10-4
モル)及び1,2−ジクロロエタン(分析グレード)3
0mlを、撹拌機、温度計、窒素接続部及びサンプリン
グのためのダイヤフラムを有する還流凝縮器を備えた1
00ml3首丸底フラスコに導入した。該反応混合物を
窒素雰囲気下に置き、その後シクロヘキセノン8.15
4g(99.3ミリモル)を添加した。該反応混合物を
50℃に加熱した。次いで、シクロヘキサン中のシクロ
ヘキシルヒドロペルオキシド37.9ミリモル、シクロ
ヘキサノン13.3ミリモル及びシクロヘキサノール1
9.9ミリモルからなる混合物10mlを20分かけて
滴加した。3時間後に、反応混合物を室温に冷却した。
該混合物はなおシクロヘキシルヒドロペルオキシド8.
99ミリモルを含有していた。該反応混合物の分析から
決定したシクロヘキセンの転化率は、81%であった
(シクロヘキシルヒドロペルオキシドの消費に基づき測
定)。種々の反応生成物のための選択率は、シクロヘキ
シル−シクロヘキセニルペルオキシド:67.3%;シ
クロヘキセノン16.8%;シクロヘキセノール15.
1%及びシクロヘキセンオキシド<1%であった。
【0037】[シクロヘキセンの転化率は、ヒドロペル
オキシドの消費に関して測定した(シクロヘキセン1モ
ル当たりペルオキシド2モル)]。
【0038】例2 マンガン−フタロシアニン化合物を、”Phthalocyanine
s and Properties", C. Leznoff & A. Lever (Eds), VC
H Publischers Inc., New York, (1989)に記載されてい
るようにして製造した。該反応は、例1に記載の方法に
類似した方法で、1,2−ジクロロエタン30ml中の
オクト(オクチルオキシメチル)−フタロシアニン−マ
ンガン(III)(O2)100mg(6.3・10-5
モル)、1,4−ベンゾキノン60mg(5.6・10
-4モル)、イミダゾール40mg(5.9・10-4
ル)、シクロヘキセン8.376g(0.1020モ
ル)、シクロヘキシルヒドロペルオキシド43.2ミリ
モル、シクロヘキサノール21.6ミリモル及びシクロ
ヘキサノン14.1ミリモルからなる反応混合物を使用
して実施した。50℃で2時間の反応時間後に、シクロ
ヘキシルヒドロペルオキシド1.3ミリモルが残留し
た。シクロヘキセン転化率:92%、選択率;シクロヘ
キシル−シクロヘキセニルペルオキシド77.1%、シ
クロヘキセノン11.5%、シクロヘキセノール9.4
%及びシクロヘキセンオキシド<1%。
【0039】例3 この反応は、1,2−ジクロロエタン6ml中の酢酸マ
ンガン15mg(8.7・10-5モル)、シクロヘキセ
ン1.6821g(20.5モル)、シクロヘキシルヒ
ドロペルオキシド7.9ミリモル及びシクロヘキサノー
ル4.0ミリモル及びシクロヘキサノン2.6ミリモル
からなる反応混合物を使用して、例1に記載に類似して
実施した。50℃で3時間反応させた後に、シクロヘキ
シルヒドロペルオキシド2.1ミリモルが残留した。シ
クロヘキセン転化率:82%、選択率;シクロヘキシル
−シクロヘキセニルペルオキシド69.7%、シクロヘ
キサノン14.9%、シクロヘキセノール13.1%及
びシクロヘキセンオキシド<1%。
【0040】例4 1,2−ジクロロエタンの代わりにシクロヘキサン30
mlを使用して、例2に類似して実験を実施した。同様
な結果が得られた。
【0041】シクロヘキシル−シクロヘキセニルペルオ
キシドの水素添加 シクロヘキシル−シクロヘキセニルペルオキシド8.4
ミリモル、シクロヘキサノール35.7ミリモル、シク
ロヘキサノン22.7ミリモル、シクロヘキセノール
1.9ミリモル及びシクロヘキセノン2.1ミリモルか
らなる混合物をオートクレーブ中に導入し、該オートク
レーブに無水エタノール30ml及びPd/活性炭50
モル%を添加した。反応はH269バール及び50℃で
実施した。4時間後に、反応を停止し、触媒を濾別しか
つエタノールを除去した。1H−NMR及びGC分析
は、シクロヘキシル−シクロヘキセニルペルオキシド、
シクロヘキセノール及びシクロヘキセノンが消滅しかつ
シクロヘキサノール(87%)及びシクロヘキサノン
(10%)のみが存在することを示した。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: 【化1】 [式中、n=1,2,3又は4及びm=1,2,3,
    4,5,6,7,又は8である]で示されるアルキルペ
    ルオキシド。
  2. 【請求項2】 n=1又は2である、請求項1記載の化
    合物。
  3. 【請求項3】 m=2,4又は8である、請求項1又は
    2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 少なくとも3重量%が請求項1から3ま
    でのいずれか1項記載の化合物からなる混合物。
  5. 【請求項5】 10重量%より多くが請求項1から3ま
    でのいずれか1項記載の化合物からなる、請求項4記載
    の混合物。
  6. 【請求項6】 請求項1からまでのいずれか1項記載の
    化合物を製造する方法において、5〜12個の炭素原子
    を有するシクロアルキルヒドロペルオキシドを5〜8個
    の炭素原子を有するシクロアルケンと、0〜80℃の温
    度で、触媒として周期系の第VIB族,第VIIB族及
    び第VIII族から選択される金属の化合物を作用させ
    て接触させることを特徴とする、アルキルペルオキシド
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 金属がMn,Co及びCrから選択され
    る、請求項6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 金属が有機金属化合物の形で存在する、
    請求項6又は7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 リガンドとしてフタロシアニン、ポルフ
    ィリン又はサレン基を使用する、請求項8記載の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 反応をフタロシアニン及びキノン化合
    物の存在下に実施する、請求項8記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1から3までのいずれか1項記
    載の化合物を分解して相応するシクロアルケノール及び
    /又はシクロアルケノンにすることを特徴とする、シク
    ロアルケノール及び/又はシクロアルケノンの製造方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項1から3までのいずれか1項記
    載の化合物及び/又は請求項11記載に基づき得られた
    シクロアルケノール及び/又はシクロアルケノンを水素
    添加して、相応するにシクロアルカノール及び/又はシ
    クロアルカノンすることを特徴とする、シクロアルケノ
    ール及び/又はシクロアルケノンの製造方法。
JP4342033A 1991-12-23 1992-12-22 アルキルペルオキシド、その混合物、その製造方法、及びシクロアルケノール及び/又はシクロアルケノンの製造方法 Pending JPH05255242A (ja)

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BE9101177A BE1005542A3 (nl) 1991-12-23 1991-12-23 Alkylperoxiden en toepassingen.
BE9101177 1991-12-23

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Publication Number Publication Date
JPH05255242A true JPH05255242A (ja) 1993-10-05

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JP4342033A Pending JPH05255242A (ja) 1991-12-23 1992-12-22 アルキルペルオキシド、その混合物、その製造方法、及びシクロアルケノール及び/又はシクロアルケノンの製造方法

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US (1) US5319146A (ja)
EP (1) EP0549068B1 (ja)
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DE (1) DE69208439T2 (ja)

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