JPH05253800A - ワークの加工精度検査機能を備えたマシニングセンタ - Google Patents

ワークの加工精度検査機能を備えたマシニングセンタ

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JPH05253800A
JPH05253800A JP8635592A JP8635592A JPH05253800A JP H05253800 A JPH05253800 A JP H05253800A JP 8635592 A JP8635592 A JP 8635592A JP 8635592 A JP8635592 A JP 8635592A JP H05253800 A JPH05253800 A JP H05253800A
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JP
Japan
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machining
work
program
workpiece
machining center
Prior art date
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Pending
Application number
JP8635592A
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English (en)
Inventor
Shunichi Sasaki
俊一 佐々木
Nobuo Kashima
信雄 加島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05253800A publication Critical patent/JPH05253800A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの加工精度検査機能を備えたマシニン
グセンタにおいて、加工済みのワーク全体の加工精度を
簡易に検査する。 【構成】 精度検査部18は、計測用プログラムに従っ
てトレーサヘッドを加工済みのワーク上で接触移動させ
ることにより得られる変位量が、予め設定された許容値
の範囲内であるか否かを監視して前記ワークの加工精度
を検査する。不合格箇所記憶部18aが前記許容値の範
囲外となった変位量とその現在位置を記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型等の三次元自由曲
面を持つ加工済みのワークの加工精度検査機能を備えた
マシニングセンタに関する。
【0002】
【従来の技術】金型等の三次元自由曲面を持つワークを
加工する場合は、図7に示すようにモデルまたは図面か
らデジタイザ又はCAD等を用いてNC加工プログラム
を作成し、このNC加工プログラムに従った加工を高速
加工機能を有するマシニングセンタにて行っている。そ
して、加工済みのワークがNC加工プログラムの指令値
通りに加工されたか否かを検査する場合、従来はマシニ
ングセンタに取付けられたタッチプローブで指令点にお
けるポイント計測を行うか、加工済みのワークを三次元
測定機のような計測専用装置上にセッティングし直して
計測を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のタッチ
プローブによる加工精度の検査では、限られた点での計
測しかできないため、ワーク全体にわたって一定許容値
の範囲内で加工されたか否かを確認することができず、
ワーク全体の寸法精度を保証することができないという
欠点があった。また、計測専用装置による加工精度の検
査では、上述した欠点は解消されるがワークのセッティ
ングのし直しに多大な工数を要するという欠点があっ
た。本発明は上述した事情から成されたものであり、本
発明の目的は、加工済みのワーク全体の加工精度を簡易
に検査することができるワークの加工精度検査機能を備
えたマシニングセンタを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、主軸上に取付
けられた工具に代えて変位量を検出するトレーサヘッド
を取付可能なワークの加工精度検査機能を備えたマシニ
ングセンタに関するものであり、本発明の上記目的は、
計測用プログラムに従って前記トレーサヘッドを加工済
みのワーク上で接触移動させることにより得られる変位
量が、予め設定された許容値の範囲内であるか否かを監
視して前記ワークの加工精度を検査する検査手段と、前
記許容値の範囲外となった変位量とその現在位置を記憶
する記憶手段とを具備することよって達成される。
【0005】
【作用】本発明にあっては、加工時の工具径とトレーサ
ヘッドによるトレース時のスタイラス径との差分が、あ
る許容値の範囲内であることを確認するようにして、ワ
ークの加工精度の検査を可能としている。
【0006】
【実施例】図1は本発明のワークの加工精度検査機能を
備えたマシニングセンタの一例を示すブロック図であ
る。本マシニングセンタは、高速加工機能に加えてデジ
タイジング機能も備えた構成となっている。システム全
体の管理及びデータの設定表示を行う第1のプロセッサ
101と、高速NCの演算、特に加工軌跡誤差が指定さ
れた誤差量(トレランス量)以内になるように、指令軌
跡や送り速度等を制御する演算(トレランス演算)を行
う第2プロセッサ102と、スキャニング演算を行なう
第3プロセッサ103とによるマルチプロセッサ構成と
しており、これにより各処理を分散させて高速化を可能
としている。これらのプロセッサの出力は、システムバ
ス104を介してX、Y、Z軸(必要に応じて軸の追加
(4軸と表記する)も可能)の各制御部とD.U.(ド
ライブユニット)からなる駆動部10へ送られ各軸の駆
動が行なわれるようになっている。
【0007】図2は図1に示す本発明のワークの加工精
度検査機能を備えたマシニングセンタの詳細例を示すブ
ロック図であり、デジタイジングを行う場合は加工機1
1の主軸上にトレーサヘッド20が取付けられる。プロ
グラム解釈部5にて解釈されたスキャニング制御用デー
タSDがスキャニングシーケンス制御部8に送出され、
1ライン分のスキャニング指令SSCが生成されてスキ
ャニング速度演算部9に送出される。そして、1ライン
分のスキャニング指令SSCに従って加工機11の各軸
のスキャニング速度成分SVが演算されて駆動部10に
送出され、デジタイジング用プログラムの指令通りの軌
跡及び送り速度の制御によりスキャニングが行われる。
加工機11の各軸の変位量DPは変位量検出部13で検
出されてスキャニング速度演算部9にフィードバックさ
れ、適切なサーボ制御によるスキャニングが行われる。
そして、スキャニングにより得られる各軸の現在位置P
Pと変位量DPはトレランス処理部14に読込まれてデ
ータ圧縮されてプログラム作成部15に送出され、NC
加工プログラムPRが作成されてフロッピーディスク1
6や光ファイバー等による高速通信17の形態で外部に
出力される。
【0008】次に、高速加工を行う場合は加工機11の
主軸上に工具19が取付けられる。フロッピーディスク
3から読込まれたNC加工プログラムPRはプログラム
記憶部4に記憶され、さらにプログラム解釈部5に読込
まれて操作盤1からパラメータ記憶部2を介して読込ま
れたパラメータPMに従って解釈される。解釈された加
工データMDは座標計算部6に送出されて座標値SSが
操作盤1からパラメータ記憶部2を介して読込まれたパ
ラメータPMに従って演算され、その座標値SSが関数
発生部7に送出されて関数SFが生成される。そして、
その関数SFが駆動部10に送出され、NC加工プログ
ラムPRの指令通りの軌跡及び送り速度の制御により高
速加工が行われる。加工機11の各軸の現在位置PPは
現在位置検出部12で検出されて、関数発生部7及び駆
動部10にフィードバックされ、適切なサーボ制御によ
る高精度な高速加工が行われる。そして、加工したワー
クの加工精度の検査を行う場合は、NC加工プログラム
PRが計測用プログラムとしてそのまま用いられ、加工
機11の主軸上にトレーサヘッド20が取付けられて接
触移動が行われる。接触移動により得られる各軸の現在
位置PPと変位量DPは精度検査部18に読込まれて監
視され、変位量DPが予め設定されている許容値と比較
され、許容値を越えた変位量とその現在位置TOが不合
格として不合格箇所記憶部18aに記憶される。
【0009】このような構成において、その動作例を図
3のフローチャートで説明する。デジタイジング機能に
よりNC加工プログラムを作成し(ステップS1)、こ
のNC加工プログラムを記憶する(ステップS2)。加
工機11の主軸上に取付けられているトレーサヘッド2
0を取外し、代わりに工具19を取付ける(ステップS
3)。高速加工機能によりNC加工プログラムに基づい
て加工を実行する(ステップS4)。加工終了後に加工
機11の主軸上に取付けられている工具19を取外し、
代わりにトレーサヘッド20を取付ける(ステップS
5)。デジタイジング機能により加工時に使用したNC
加工プログラムに従ってトレーサヘッド20を加工済み
のワークに接触させて移動させる(ステップS6)。
【0010】そして、そのとき得られる変位量が予め設
定されている許容値範囲内か否か判定し(ステップS
7)、変位量が許容値範囲内であれば加工精度を合格と
し(ステップS8)、変位量が許容値範囲外であれば加
工精度を不合格とし(ステップS9)、全ての処理を終
了する。例えば図4の(a)に示すようにワークに対す
る工具(半径Rc)の中心軌跡を破線とする。この破線
上の指令値にてトレーサヘッドのスタイラス(半径R
s)をワークに接触させて移動させると、スタイラスの
中心軌跡は同図の(b)に示すように一点鎖線となる。
従って、トレーサヘッドは(Rs−Rc)分の変位量を
常に発生することになる。そこで、トレーサヘッドから
の変位量をEとし、許容値をεとした場合、変位量Eが
数1の範囲内にあれば加工精度を合格、範囲外であれば
加工精度を不合格と判定することができる。この際の変
位量Eはトレーサヘッドから得られる軸分の変位量E
x,Ey,Ezにより数2で求められる。
【0011】
【数1】(Rs−Rc)−ε<E<(Rs−Rc)+ε
【数2】 なお、上述した実施例では計測用プログラムとしてNC
加工プログラムを用いているが、これを図5の(a)か
ら(b)に示すように加工ラインを間引きして作成した
プログラムを用いて計測を短縮化する事も可能である。
この際、マシニングセンタの制御装置側にて、各加工ラ
インの切れ目に入れられている識別記号により自動的に
ラインを間引きするようにしても良い。この識別記号の
例としては、特別な番号を持つシーケンス番号(N**
*指令)や補助コード(M**指令)あるいは、専用の
ニーモニックコード等が考えられる。図6は本発明のワ
ークの加工精度検査機能を備えたマシニングセンタの別
の詳細例を図2に対応させて示すブロック図であり、同
一構成箇所は同符号を付して説明を省略する。このマシ
ニングセンタではNC加工プログラムを作成することは
できないが、加工済みのワークの検査を行なうことは可
能である。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明のワークの加工精度
検査機能を備えたマシニングセンタによれば、加工後に
ワークをセッティングし直すことなくワーク全体の加工
精度を検査することができるので、検査効率を大幅に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワークの加工精度検査機能を備えたマ
シニングセンタの一例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す本発明のマシニングセンタの詳細例
を示すブロック図である。
【図3】本発明のマシニングセンタの動作例を説明する
フローチャートである。
【図4】本発明のマシニングセンタによる加工精度の判
定方法を説明するための図である。
【図5】本発明のマシニングセンタに用いられる計測用
プログラムを説明するための図である。
【図6】本発明のワークの加工精度検査機能を備えたマ
シニングセンタの別の詳細例を示すブロック図である。
【図7】従来のワークの加工精度の検査手順を示す図で
ある。
【符号の説明】
18 精度検査部 18a 不合格箇所記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸上に取付けられた工具に代えて変位
    量を検出するトレーサヘッドを取付可能なマシニングセ
    ンタにおいて、計測用プログラムに従って前記トレーサ
    ヘッドを加工済みのワーク上で接触移動させることによ
    り得られる変位量が、予め設定された許容値の範囲内で
    あるか否かを監視して前記ワークの加工精度を検査する
    検査手段と、前記許容値の範囲外となった変位量とその
    現在位置を記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とす
    るワークの加工精度検査機能を備えたマシニングセン
    タ。
  2. 【請求項2】 前記計測用プログラムが前記ワークの加
    工に用いた加工プログラムである請求項1に記載のワー
    クの加工精度検査機能を備えたマシニングセンタ。
  3. 【請求項3】 前記計測用プログラムが前記ワークの加
    工に用いた加工プログラムに基づいて作成した加工ライ
    ンを間引きしたプログラムである請求項1に記載のワー
    クの加工精度検査機能を備えたマシニングセンタ。
JP8635592A 1992-03-10 1992-03-10 ワークの加工精度検査機能を備えたマシニングセンタ Pending JPH05253800A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014002654A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Mitsutoyo Corp Nc工作機械の制御方法、制御プログラム、及び制御装置
JP2016018255A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 株式会社ミツトヨ Nc工作機械システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014002654A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Mitsutoyo Corp Nc工作機械の制御方法、制御プログラム、及び制御装置
US9429928B2 (en) 2012-06-20 2016-08-30 Mitutoyo Corporation Control method, non-transitory computer readable medium and controller of numerical control machine tool
JP2016018255A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 株式会社ミツトヨ Nc工作機械システム

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