JPH0524953Y2 - - Google Patents

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JPH0524953Y2
JPH0524953Y2 JP1988136139U JP13613988U JPH0524953Y2 JP H0524953 Y2 JPH0524953 Y2 JP H0524953Y2 JP 1988136139 U JP1988136139 U JP 1988136139U JP 13613988 U JP13613988 U JP 13613988U JP H0524953 Y2 JPH0524953 Y2 JP H0524953Y2
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bolt
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D13/00Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
    • G10D13/10Details of, or accessories for, percussion musical instruments
    • G10D13/16Tuning devices; Hoops; Lugs
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D13/00Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
    • G10D13/01General design of percussion musical instruments
    • G10D13/02Drums; Tambourines with drumheads

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドラム胴に取付けられてドラムヘツ
ド緊張ボルトを受けるドラムヘツド緊張ボルトの
受け金具に関するものである。
〔従来の技術〕
バスドラム、スネアドラム、フロアタム、タム
アム等の各種ドラムのドラムヘツドは、ドラムヘ
ツド緊張ボルトの締付けにより緊張されるように
なつており、このドラムヘツド緊張ボルトは、ド
ラム胴に取付けたラグ(Lug)と呼ばれるボルト
受け金具に受けられている。
第10図は従来のドラムヘツド緊張ボルトの受
け金具を示している。このボルト受け金具は、ダ
イカスト鋳造品からなるボデイ11にドラムヘツ
ド緊張ボルト6が螺合するナツト13を設けたも
ので、ボデイ11は、ドラム胴取付け面が開放す
る中空形状をなしており、その両端側には、この
ボデイ11をドラム胴1に固定するためのポスト
部12が一体に突設されている。なお、上記ポス
ト部12には、ボデイ11の鋳造後に設けられた
ねじ孔が形成されている。また、上記ナツト13
は、その基端に鍔部13aを設けた筒状のものと
されており、このナツト13は、ボデイ11の一
端面に形成したナツト挿入孔14に嵌挿され、基
端の鍔部13aをボデイ11の端部内面で受け止
められてボデイ11外への抜け出しを阻止されて
いる。15は上記ナツト13の基端をボデイ11
の内側から受止めるゴム板製のナツト受けであ
り、このナツト受け15は、その両側部をボデイ
11の両側内面にそれぞれ一体に突設した一対の
凸条16a,16b間に挿入してボデイ11内に
設けられている。なお、このナツト受け15に
は、ドラムヘツド緊張ボルト6に対する逃げ孔1
5aが設けられている。
このボルト受け金具は、ドラム胴1の上端側外
周面と下端側外周面とにそれぞれ等間隔に配設さ
れるもので、このボルト受け金具は、そのボデイ
11に設けたポスト部12をドラム胴1に設けた
取付け孔2に挿入し、このポスト部12をドラム
胴1の内側から止めねじ3により締付け固定する
ことによつてドラム胴1に取付けられている。ま
た、4はドラム胴1の上下面に張られるドラムヘ
ツド、5はドラムヘツド4の外周部を押えるヘツ
ド締付けフープであり、ドラムヘツド緊張ボルト
6はヘツド締付けフープ5にその周方向に沿わせ
て等間隔に設けたボルト挿通孔にそれぞれ挿通さ
れている。このドラムヘツド緊張ボルト6は上記
ボルト受け金具のナツト13に螺合挿入されてお
り、ドラムヘツド4は、ドラムヘツド緊張ボルト
6の締付けによりヘツド締付けフープ5を介して
緊張されるようになつている。
ところで、ドラムヘツド緊張ボルト6を締付け
てドラムヘツド4を緊張させると、ドラムヘツド
4の緊張力に応じた引張り力がボルト受け金具に
作用するが、上記従来のボルト受け金具では、上
記引張り力がボルト受け金具のドラム胴取付け部
にそのままかかるために、ボルト受け金具をドラ
ム胴1に取付けているポスト部12が曲つてしま
つたり、ポスト部12が折れてボルト受け金具が
ドラム胴1から脱落してしまうことがあつた。こ
れは、特にマーチング用のドラムにおいて生じて
おり、マーチング用のドラムでは、音の響きを高
くするためにドラムヘツド4をかなり強く緊張さ
せているために、ボルト受け金具のポスト部12
が引張り力に耐えきれずに曲つたり折れたりして
しまう。
このため、最近では、上ドラムヘツドの緊張ボ
ルトと下ドラムヘツドの緊張ボルトとを1つの金
具で受けるようにしたハイテンシヨン・ラグと呼
ばれるボルト受け金具が開発されている。
第11図および第12図は従来のハイテンシヨ
ン・ラグと呼ばれるボルト受け金具を示してい
る。このボルト受け金具は、縦長ボデイ21の両
端にボルト受け部21aを形成したもので、この
ボデイ21はダイカスト鋳造品とされている。こ
のボデイ21の両端のボルト受け部21aは、第
10図に示したボルト受け金具のボデイ11と同
様な形状をなしており、このボルト受け部21a
には、ボデイ21をドラム胴1にねじ止め固定す
るためのねじ孔を有するポスト部22が一体に突
設されるとともに、ドラムヘツド緊張ボルト6が
螺合するナツト23が設けられている。なお、上
記ナツト23は、第10図に示したボルト受け金
具のナツト13と同じもので、ボルト受け部21
aの端面に形成したナツト挿入孔24に嵌挿さ
れ、基端の鍔部23aをボルト受け部21aの端
部内面とゴム板製ナツト受け25との間に挟持さ
れている。
このボルト受け金具は、その両端のボルト受け
部21aに設けたポスト部22をドラム胴1の取
付け孔2に挿入して止めねじ3により締付け固定
することによつてドラム胴1に取付けられるもの
で、上下のドラムヘツド4のヘツド締付けフープ
5に挿通したドラムヘツド緊張ボルト6は、ボル
ト受け金具の両端のボルト受け部21aに設けら
れているナツト23にそれぞれ螺合挿入される。
そして、このボルト受け金具においては、その
ボデイ21の両端に上ドラムヘツド4の緊張ボル
ト6を受けるボルト受け部21aと下ドラムヘツ
ド4の緊張ボルト6を受けるボルト受け部21a
とを形成しているから、このボルト受け金具は、
上ドラムヘツド4の緊張による上方への引張り力
と、下ドラムヘツド4の緊張による下方への引張
り力との、互いに逆方向の引張り力を受ける。し
たがつて、このボルト受け金具を上下方向にずれ
動かそうとする力は、上ドラムヘツド4の緊張力
と下ドラムヘツド4の緊張力との差だけであり、
この力は極めて僅か(上下のドラムヘツド4の緊
張力が等しい場合は0)であるから、ドラムヘツ
ド4を強く緊張させも、ボルト受け金具のポスト
部22が曲つてしまつたり、ポスト部22が折れ
てボルト受け金具がドラム胴1から脱落したりす
ることはない。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のハイテンシヨン・ラ
グと呼ばれるボルト受け金具は、そのボデイ21
の両端にドラムヘツド緊張ボルト6を受けるボル
ト受け部21aを一体に形成したものであるため
に、ドラム胴の長さの異なるドラムごとに専用の
ボルト受け金具を製造する必要があつた。これ
は、ドラム胴が長いドラム用のボルト受け金具を
ドラム胴が短いドラムに使用すると、ボルト受け
金具の両端がドラム胴の両端から突出したり、ヘ
ツド締付けフープがボルト受け金具に当つてドラ
ムへツドを緊張させることができなくなつたりす
るし、またドラム胴が短いドラム用のボルト受け
金具をドラム胴が長いドラムに使用すると、ヘツ
ド締付けフープとボルト受け金具との間隔が大き
くなつて、ドラムヘツド緊張ボルトをボルト受け
金具のナツトに螺合させることができなくなるか
らである。なお、ヘツド締付けフープとボルト受
け金具との間隔が大きくても、ドラムヘツド緊張
ボルトを長くすればドラムヘツド緊張ボルトをボ
ルト受け金具のナツトに螺合させることができる
が、ドラムヘツド緊張ボルトを長くしたのでは、
その取扱いが面倒になるだけでなく、ドラムの外
観も著しく損うことになる。
このため、従来は各種ドラムごとにそのドラム
胴の長さに応じた長さの専用のボルト受け金具を
製造しているが、上記ボルト受け金具のボデイ2
1はダイカスト法で鋳造されるために、各種ドラ
ムごとに専用のボルト受け金具を製造するには、
各種ボルト受け金具ごとにそのボデイ21の鋳造
金型を製作しなければならず、したがつてボルト
受け金具の製造コストが高くなつてしまうという
問題があつた。
本考案は上記のような実情にかんがみてなされ
たものであつて、その目的とするところは、上ド
ラムヘツドの緊張ボルトと下ドラムヘツドの緊張
ボルトとを1つの金具で受けるようにしたもので
ありながら、主要部品をドラム胴の長さが異なる
各種ドラムに共用して製造コストを低減すること
ができるドラムヘツド緊張ボルトの受け金具を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のドラムヘツド緊張ボルトの受け金具
は、鋳造品からなるボデイの一端にドラムヘツド
緊張ボルトが螺合するナツトを設けてなり前記ボ
デイを前記ドラム胴に固定してこのドラム胴に取
付けられる一対のボルト受け部材と、この一対の
ボルト受け部材を連結するプレス成形品またはパ
イプの切断加工品からなる連結部材とを備え、か
つ前記連結部材の上記ボルト受け部材に対してそ
のドラム胴取付け面側から対向する側面の両端に
ボルト受け部材止着孔を設け、前記一対のボルト
受け部材のボデイの他端側にはそれぞれ上記連結
部材の端部が前記ドラム胴取付け面側から嵌合す
る連結部材嵌込み部を形成するとともに、この連
結部材嵌込み部の内奥面に、前記連結部材の端部
を前記連結部材嵌込み部に嵌合させたときに上記
止着孔に嵌入する連結部材止着突起を一体に突設
し、さらに前記連結部材嵌込み部の深さを、その
内奥面と前記ドラム胴の外面との間で上記連結部
材の端部を両側から挟持する寸法にしたものであ
る。
〔作用〕
すなわち、本考案は、一対のボルト受け部材を
連結部材によつて連結して、両端にボルト受け部
を有するボルト受け金具を構成するようにしたも
のであり、前記一対のボルト受け部材のボデイの
他端側にそれぞれ設けた連結部材嵌込み部に上記
連結部材の両端を嵌合させて、この連結部材嵌込
み部に設けた連結部材止着突起を連結部材両端の
ボルト受け部材止着孔に嵌入させてやれば、両端
にボルト受け部を有するボルト受け金具を構成す
ることができる。そして、このボルト受け金具で
は、ボデイの一端にドラムヘツド緊張ボルトが螺
合するナツトを設けた一対のボルト受け部材と、
この一対のボルト受け部材を連結する連結部材と
を別部品としているために、上記連結部材を長さ
の異なるものと交換するだけでボルト受け金具の
長さを変えることができるから、主要部品つまり
一対のボルト受け部材を、ドラム胴の長さが異な
る各種ドラムに共用することができる。このた
め、上記ボルト受け部材は1種類のものだけでよ
く、したがつてこのボルト受け部材のボデイも1
種類のものだけを鋳造すればよいから、ボルト受
け部材は低コストに製造することができる。ま
た、前記連結部材は各種の長さのものを製造する
必要があるが、この連結部材は、プレス成形品ま
たはパイプの切断加工品であるために、鋳造品に
比べて低コストに製造することができる。
したがつて、本考案のドラムヘツド緊張ボルト
の受け金具によれば、上ドラムヘツドの緊張ボル
トと下ドラムヘツドの緊張ボルトとを1つの金具
で受けるようにしたものでありながら、主要部品
をドラム胴の長さが異なる各種ドラムに共用して
製造コストを低減することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図〜第8図を参
照して説明する。
第1図および第2図において、図中30は上下
一対のボルト受け部材である。この一対のボルト
受け部材30は、亜鉛等のダイカスト鋳造品から
なりかつ表面にクロムメツキを施したボデイ31
に、ドラムヘツド緊張ボルト6が螺合するナツト
33を設けたもので、ボデイ31は第3図〜第5
図に示すようにドラム胴取付け面が開放する中空
形状をなしており、その両端側には、このボデイ
31をドラム胴1に固定するためのポスト部32
が一体に突設されている。なお、上記ポスト部3
2には、ボデイ31の鋳造後に設けられたねじ孔
が形成されている。また、上記ナツト33は、そ
の基端に鍔部33aを設けた筒状のものとされて
おり、このナツト33は、ボデイ31の一端面に
形成したナツト挿入孔34に嵌挿され、基端の鍔
部33aをボデイ11の端部内面で受け止められ
てボデイ31外への抜け出しを阻止されている。
35は上記ナツト33の基端をボデイ31の内側
から受止めるゴム板製のナツト受けであり、この
ナツト受け35は、その両側部をボデイ31の両
側内面にそれぞれ一体に突設した一対の凸条36
a,36b間に挿入してボデイ31内に設けられ
ている。なお、このナツト受け35には、ドラム
ヘツド緊張ボルト6に対する逃げ孔35aが設け
られている。
一方、第1図および第2図において、40は上
記上下一対のボルト受け部材30を連結する連結
部材である。この連結部材40は、鉄板を断面U
字状にプレス成形した第6図〜第8図に示すよう
な形状のもので、その表面には、上記ボルト受け
部材30との一体感をもたせるために、ボルト受
け部材30のボデイ表面に施したメツキと同じク
ロムメツキが施されている。そして、この連結部
材40の頂面部の両端、つまりボルト受け部材3
0に対してそのドラム胴取付け面側から対向する
側面の両端には、ボルト受け部材止着孔41が設
けられている。この連結部材40は、各種ドラム
のドラム胴の長さに応じて、種々の長さのものが
用意される。
また、前記一対のボルト受け部材30のボデイ
31の他端側には、それぞれ、上記連結部材40
の端部をドラム胴取付け面側から嵌合させる連結
部材嵌込み部37が形成されており、この連結部
材嵌込み部37の内奥面(ボデイ31の頂部内
面)には、連結部材40の端部の上記止着孔41
に嵌入するピン状の連結部材止着突起38が一体
に突設されている。さらに、上記連結部材嵌込み
部37の深さは、第1図に示すように、その内奥
面とドラム胴1の外面との間で上記連結部材40
の端部を両側から挟持する寸法とされている。
このボルト受け金具は、上記一対のボルト受け
部材30を連結部材40によつて連結した状態で
第1図に示すようにドラム胴1に取付けられるも
ので、一対のボルト受け部材30のボデイ31の
他端側にそれぞれ設けた連結部材嵌込み部37に
上記連結部材40の両端を嵌合させて、この連結
部材嵌込み部37に設けた連結部材止着突起38
を連結部材40の両端のボルト受け部材止着孔4
1に嵌入させてやれば、両端にボルト受け部を有
するボルト受け金具を構成することができる。そ
して、このボルト受け金具は、その両端のボルト
受け部材30のポスト部32をドラム胴1の取付
け孔2に挿入して止めねじ3により締付け固定す
ることによつてドラム胴1に取付けられる。この
ように両端のボルト受け部材30をドラム胴1に
取付けると、これらボルト受け部材30を連結す
る連結部材40の両端部がそれぞれボルト受け部
材30の連結部材嵌込み部37の内奥面とドラム
胴1の外面との間に第1図に示したように挟持さ
れ、この連結部材40も固定される。そして、上
下のドラムヘツド4のヘツド締付けフープ5に挿
通したドラムヘツド緊張ボルト6は、ボルト受け
金具の両端のボルト受け部材30のナツト33に
それぞれ螺合挿入される。
そして、このボルト受け金具においては、上ド
ラムヘツド4の緊張ボルト6を受ける上側のボル
ト受け部材30と、下ドラムヘツド4の緊張ボル
ト6を受ける下側のボルト受け部材30とを連結
部材40によつて連結しているから、このボルト
受け金具も、第11図および第12図に示したボ
ルト受け金具と同様に、上ドラムヘツド4の緊張
による上方への引張り力と、下ドラムヘツド4の
緊張による下方への引張り力との、互いに逆方向
の引張り力を受けることになり、したがつて、こ
のボルト受け金具を上下方向にずれ動かそうとす
る力は、上ドラムヘツド4の緊張力を下ドラムヘ
ツド4の緊張力との差だけであるから、ドラムヘ
ツド4を強く緊張させても、ポスト部32が曲つ
てしまつたり、ポスト部32が折れてボルト受け
金具がドラム胴1から脱落したりすることはな
い。なお、上記ボルト受け金具では、一対のボル
ト受け部材30を連結部材40で連結しているた
めに、上ドラムヘツド4の緊張による上方への引
張り力と下ドラムヘツド4の緊張による下方への
引張り力とが、ボルト受け部材30と連結部材4
0との連結部に作用するが、この引張り力は、ボ
ルト受け部材30と連結部材40との連結部だけ
にかかるのではなく、この連結部とボルト受け部
材30のドラム胴取付け部とに分力として作用す
るから、ボルト受け部材30の連結部材止着突起
38が上記引張り力によつて折れてしまうことは
ない。
しかして、上記ボルト受け金具では、ボデイ3
1の一端にドラムヘツド緊張ボルト6が螺合する
ナツトを設けた一対のボルト受け部材30と、こ
の一対のボルト受け部材30を連結する連結部材
40とを別部品としているために、上記連結部材
40を長さの異なるものと交換するだけでボルト
受け金具の長さを変えることができるから、主要
部品つまり一対のボルト受け部材30を、ドラム
胴の長さが異なる各種ドラムに共用することがで
きる。このため、上記ボルト受け部材30は1種
類のものだけでよく、したがつてこのボルト受け
部材30のボデイも1種類のものだけを鋳造すれ
ばよいから、ボルト受け部材30は低コストに製
造することができる。また、前記連結部材40は
各種の長さのものを製造する必要があるが、この
連結部材40は、プレス成形品であるために、鋳
造品に比べて低コストに製造することができる。
したがつて、上記ボルト受け金具によれば、上
ドラムヘツドの緊張ボルトと下ドラムヘツドの緊
張ボルトとを1つの金具で受けるようにしたもの
でありながら、主要部品をドラム胴の長さが異な
る各種ドラムに共用して製造コストを低減するこ
とができる。しかも、上記ボルト受け金具は、一
対のボルト受け部材30の連結部材嵌込み部37
に連結部材40の両端部をそれぞれ嵌込んで連結
部材嵌込み部37の内奥面に突設してある止着突
起38と連結部材40の止着孔41とを嵌合させ
るだけで容易に組立てることができる。
また、上記ボルト受け金具によれば、一対のボ
ルト受け部材30をドラム胴1に取付けると、上
記連結部材40の両端部がそれぞれボルト受け部
材30の連結部材嵌込み部37の内奥面とドラム
胴1の外面との間に挟持されてこの連結部材40
も固定されるため、上記連結部材40をボルト受
け部材30に対して抜け外れないように取付ける
必要はなく、したがつて、ボルト受け部材30と
連結部材40との連結構造は、連結部材40に止
着孔41を設け、ボルト受け部材30に連結部材
嵌込み部37を形成するとともにその内奥面に上
記止着孔37に嵌入する止着突起38を突設した
だけの簡単な構成でよい。
なお、上記実施例では、ボルト受け部材30の
連結部材止着突起38をポスト部32とは別に設
けているが、この連結部材止着突起38は、第9
図に示す実施例のようにポスト部32で兼用させ
てもよい。また上記実施例では、連結部材40と
してプレス成形品を使用しているが、この連結部
材40はパイプの切断加工品でもよく、その場合
も、この連結部材は鋳造品に比べて低コストに製
造することができる。
〔考案の効果〕
本考案のドラムヘツド緊張ボルトの受け金具
は、鋳造品からなるボデイの一端にドラムヘツド
緊張ボルトが螺合するナツトを設けてなり前記ボ
デイを前記ドラム胴に固定してこのドラム胴に取
付けられる一対のボルト受け部材と、この一対の
ボルト受け部材を連結するプレス成形品またはパ
イプの切断加工品からなる連結部材とを備え、か
つ前記連結部材の上記ボルト受け部材に対してそ
のドラム胴取付け面側から対向する側面の両端に
ボルト受け部材止着孔を設け、前記一対のボルト
受け部材のボデイの他端側にはそれぞれ上記連結
部材の端部が前記ドラム胴取付け面側から嵌合す
る連結部材嵌込み部を形成するとともに、この連
結部材嵌込み部の内奥面に、前記連結部材の端部
を前記連結部材嵌込み部に嵌合させたときに上記
止着孔に嵌入する連結部材止着突起を一体に突設
し、さらに前記連結部材嵌込み部の深さを、その
内奥面と前記ドラム胴の外面との間で上記連結部
材の端部を両側から挟持する寸法にしたものであ
るから、上ドラムヘツドの緊張ボルトと下ドラム
ヘツドの緊張ボルトとを1つの金具で受けるよう
にしたものでありながら、主要部品をドラム胴の
長さが異なる各種ドラムに共用して製造コストを
低減することができる。
しかも、このボルト受け金具は、一対のボルト
受け部材の連結部材嵌込み部に連結部材の両端部
をそれぞれ嵌込んで連結部材嵌込み部の内奥面に
突設してある止着突起と連結部材の止着孔とを嵌
合させるだけで容易に組立てることができる。
また、このボルト受け金具によれば、一対のボ
ルト受け部材をドラム胴に取付けると、上記連結
部材の両端部がそれぞれボルト受け部材の連結部
材嵌込み部の内奥面とドラム胴の外面との間に挟
持されてこの連結部材も固定されるため、上記連
結部材をボルト受け部材に対して抜け外れないよ
うに取付ける必要はなく、したがつて、ボルト受
け部材と連結部材との連結構造は、連結部材に止
着孔を設け、ボルト受け部材に連結部材嵌込み部
を形成するとともにその内奥面に上記止着孔に嵌
入する止着突起を突設しただけの簡単な構成でよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案の一実施例を示したも
ので、第1図および第2図はボルト受け金具の縦
断側面図および正面図、第3図および第4図はボ
ルト受け部材の背面図および縦断側面図、第5図
は第3図のV−V線に沿う断面図、第6図および
第7図は連結部材け部材の背面図および縦断側面
図、第8図は第6図の−線に沿う断面図であ
る。第9図は本考案の他の実施例を示すボルト受
け金具の一部分の縦断側面図、第10図は従来の
ボルト受け金具のの縦断側面図、第11図および
第12図は、両端にボルト受け部を有する従来の
ボルト受け金具の縦断側面図および正面図であ
る。 1……ドラム胴、4……ドラムヘツド、6……
ドラムヘツド緊張ボルト、30……ボルト受け部
材、31……ボデイ、32……ポスト部、33…
…ナツト、35……ナツト受け、37……連結部
材嵌込み部、38……連結部材止着突起、40…
…連結部材、41……ボルト受け部材止着孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドラム胴に取付けられてドラムヘツド緊張ボル
    トを受ける金具において、鋳造品からなるボデイ
    の一端にドラムヘツド緊張ボルトが螺合するナツ
    トを設けてなり前記ボデイを前記ドラム胴に固定
    してこのドラム胴に取付けられる一対のボルト受
    け部材と、この一対のボルト受け部材を連結する
    プレス成形品またはパイプの切断加工品からなる
    連結部材とを備え、かつ前記連結部材の上記ボル
    ト受け部材に対してそのドラム胴取付け面側から
    対向する側面の両端にボルト受け部材止着孔を設
    け、前記一対のボルト受け部材のボデイの他端側
    にはそれぞれ上記連結部材の端部が前記ドラム胴
    取付け面側から嵌合する連結部材嵌込み部を形成
    するとともに、この連結部材嵌込み部の内奥面
    に、前記連結部材の端部を前記連結部材嵌込み部
    に嵌合させたときに上記止着孔に嵌入する連結部
    材止着突起を一体に突設し、さらに前記連結部材
    嵌込み部の深さを、その内奥面と前記ドラム胴の
    外面との間で上記連結部材の端部を両側から挟持
    する寸法にしたことを特徴とするドラムヘツド緊
    張ボルトの受け金具。
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