JPH0524793Y2 - - Google Patents

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JPH0524793Y2
JPH0524793Y2 JP946587U JP946587U JPH0524793Y2 JP H0524793 Y2 JPH0524793 Y2 JP H0524793Y2 JP 946587 U JP946587 U JP 946587U JP 946587 U JP946587 U JP 946587U JP H0524793 Y2 JPH0524793 Y2 JP H0524793Y2
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空調部や電気室その他エレベーター
室などの壁部に設けられる換気用の縦型防水ガラ
リに関し、詳しくは、複数個の縦向きのガラリ本
体を所定間隔を隔ててガラリ枠体の上下の横枠に
わたつて配設し、下の横枠に屋内側程高くなるよ
うな排水勾配を付ける一方、各々のガラリ本体を
巾方向中間部が巾方向両端よりも横方向へ突出し
て位置するように屈曲した断面形状とし、巾方向
中間部の突出先端側に水返し部を上下全長にわた
つて連設して成る縦型防水ガラリに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、この種の縦型防水ガラリにおいては、第
6図に示すように、ガラリ枠体における下の横枠
17が、屋内側程高くなるような排水勾配を付け
た斜板部18と、その屋内側端部から垂直に立ち
上がつた立ち上がり板部19とから構成され、立
ち上がり板部19には屋外側へ僅かに突出した水
返し部H,Iが形成されていた。
一方、上下の横枠間に適当間隔おきに配設され
る縦向きのガラリ本体20は、同図に展開して図
示するように、巾方向中間部が巾方向両端よりも
横方向へ突出して位置するように屈曲し、且つ、
屈曲部の両側が夫々直線的となつた山形の断面形
状とされており、巾方向中間部の突出先端側には
水返し部Jが上下全長にわたつて連設されてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の従来例においては、風が弱い場合には、
防水性能上、さほど問題はないが、強風が吹いた
ときに、風の勢いで斜板部18の上を吹き上げら
れる雨水が立ち上がり板部19を越え、室内に侵
入するという問題点があつた。
即ち、斜板部18に室内側程高くなるような排
水勾配を付けてあり、ガラリ本体20を屈曲した
断面形状としてある関係上、水返し部Jよりも屋
内側のガラリ本体20下端部と斜板部18と立ち
上がり板部19とによつて、略三角錐状(奥狭ま
り)の吹き溜まり空間Pが形成されることにな
り、この吹き溜まり空間Pは、ガラリ本体20下
端部と立ち上がり板部19との間の水返し部H,
Iの突出量に対応する僅かな隙間を介して、隣の
吹き溜まり空間Pに連通しているにすぎない。
従つて、強風下においては、ガラリ本体20を
伝つて流れ落ちて来た雨水が、風の勢いで斜板部
18上を吹き上げられ、恰も、狭い湾内に入つて
波高が高くなるように、雨水が前記吹き溜まり空
間Pに溜まり勝手となり、当該空間Pに溜まつた
雨水が、風速が増す都度、水飛沫となつて、立ち
上がり板部19を越えてしまうのである。
上記の従来欠点に鑑み、本考案は、極めて簡単
な構成によつて、強風時における雨水の侵入を防
止できるようにしようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案が講じた
技術的手段は、次の通りである。即ち、本考案の
特徴は、複数個の縦向きのガラリ本体を所定間隔
を隔ててガラリ枠体の上下の横枠にわたつて配設
し、下の横枠に屋内側程高くなるような排水勾配
を付ける一方、各々のガラリ本体を巾方向中間部
が巾方向両端よりも横方向へ突出して位置するよ
うに屈曲した断面形状とし、巾方向中間部の突出
先端側に水返し部を上下全長にわたつて連設して
成る縦型防水ガラリにおいて、前記水返し部より
も屋内側のガラリ本体下端部に切欠き部を形成し
たことにある。
〔作用〕
上記の構成によれば、ガラリ本体間に形成され
る屈曲した通風路の下端部が、ガラリ本体下端部
の切欠き部を介して、互いに連通することなり、
雨水の吹き溜まり空間が消滅することになる。
従つて、ガラリ本体を伝つて流れ落ちて来た雨
水が風の勢いで、横枠上を吹き上げられても、そ
の雨水は、切欠き部を介して隣の通風路へと移行
することになり、雨水の吹き溜まりが形成されな
いので、水飛沫となつて室内に侵入することが防
止される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は縦型防水ガラリの全体を示し、第2図
〜第5図はその要部を示す。この縦型防水ガラリ
は、左右一対の縦枠1,1に上下の横枠2,3を
接合してガラリ枠体4を形成すると共に、複数個
の縦向きのガラリ本体5……を所定間隔を隔てて
上下の横枠2,3にわたつて配設して成り、例え
ば電気室等の換気用として建屋外壁6の開口部7
に装備される。
左右の縦枠1,1、上下の横枠2,3、ガラリ
本体5……の夫々は、アルミニウム材の成型品で
あり、開口部7との間に止水材8を埋め込むため
の間隙形成用の板部9が連設されている。
下の横枠3の断面形状は、第2図、第3図に示
す通りである。即ち、図示の横枠3は、前記板部
9と、その上縁に連なる屋外側面部3aと、その
上縁に連なる屋内側程高くなるような排水勾配を
付けた受け板部3bと、その傾斜上端から立ち上
がつた立ち上がり板部3cと、その上縁に連設さ
れ且つ立ち上がり板部3cよりも屋外側に突出し
た部分の先端に垂下板部3dを有する排水勾配を
付けた排水板部3eと、その傾斜上端に連設され
た鉛直板部3fとを備えている。そして、前記立
ち上がり板部3cにより第1の水返し部Aを形成
し、前記鉛直板部3fの上端と中段に屋外側へ突
出したL字状板部10,11を設けて、L字状板
部11により第2の水返し部Bを形成し、L字状
板部10により第3の水返し部Cを形成してあ
る。
ガラリ本体5は、巾方向中間部が巾方向両端よ
りも横方向へ突出して位置するように屈曲した滑
らかな曲面状の断面形状とされており、巾方向中
間部の突出先端側には水返し部Dが上下全長にわ
たつて連設されている。より詳しく説明すると、
このガラリ本体5は、屋外側端部に位置する補強
用の板部13と、それに連なる第1湾曲板部12
と、その屋内側端部に連設された前記水返し部D
を形成するための板部14と、当該板部14の水
返し部Dとは反対側の端部に、第1湾曲板部12
との間に段差が形成される状態に連設された第2
湾曲板部15と、その屋内側端部に連設された板
部16とを備えている。そして、前記段差によつ
て湾曲内面側の水返し部Eを形成し、前記板部1
6によつて第3の水返し部Fを形成してある。ま
た、第1湾曲板部12と第2湾曲板部15には巾
方向に間隔を隔てて多数の縦溝部a……が設けら
れている。
この実施例は、上記の構成より成る縦型防水ガ
ラリにおいて、第3図、第5図に示すように、前
記前記水返し部Dよりも屋内側のガラリ本体5下
端部に切欠き部Gを形成した点に特徴がある。
尚、図示の実施例では、第3図、第4図に示す
ように、ガラリ本体5の湾曲内面側における第1
湾曲板部12と補強用の板部13との角部を滑ら
かな曲面bに形成してある。これは、強風下にお
いても、ガラリ本体5の湾曲内面側における板部
13と第1湾曲板部12との連設部位で水切れが
生じ難いようにして、雨水が曲面bに沿つて移動
するように配慮したものである。因みに、第6図
で示した従来例では、補強用板部21の後部に負
圧エリヤとなる凹部dが形成されるため、風が強
いと、補強用板部21の先端で水切れを起こし
て、雨水が通風路の内部空間に直接飛散し、ガラ
リ本体で捕捉されることなく室内に侵入すること
がある。上記の曲面bは、このような不都合を回
避したものである。水返し部Dを形成する板部1
4の先端を曲面cに形成したのも同じ理由によ
る。
また、図示の実施例では、第4図に示すよう
に、ガラリ本体5,5間の通風路の巾を、上流側
から下流側にかけての各部位での最少通風巾l1
l2,l3が上流側ほど広くなるように設定してある。
これは、通風路の上流側ほど風速が遅くなるよう
にして、通風路上流側でのガラリ本体5による雨
水の接触捕捉が効率良く行われるように配慮した
ものである。
上記の実施例によれば、ガラリ本体5の水返し
部D,E,Fによつて捕捉された雨水は、当該水
返し部D,E,Fに沿つて流下するが、第1湾曲
板部12、第2湾曲板部15の夫々に多数の縦溝
部a……が形成されているため、縦溝部a……を
伝つて流下する雨水の量が多くなり、それだけ水
返し部D,E,Fに沿つて流下する雨水の量が減
少することになる。
従つて、強風雨下であつても、水返し部D,
E,Fから雨水が溢れ出るようなことがなく、水
返し部D,E,Fから溢れ出た雨水が風の勢いで
霧状になつて室内に吹き込むといつた事態を回避
できる。
そして、ガラリ本体5を伝つて流下した雨水は
下部の横枠3から屋外へと排出されることにな
る。この場合、風が強いと、横枠3の上を雨水が
吹き上げられることがあるが、各ガラリ本体5の
下端部には切欠き部Gを形成して、本来の吹き溜
まり空間を消滅させてあるので、ここに溜まる筈
の雨水は、第5図に破線矢印で示すように、切欠
き部Gを経て隣の通風路へと移行することにな
る。
従つて、風速が増す都度、吹き溜まつた雨水が
水飛沫となつて室内に侵入するという不都合も確
実に回避することができる。
尚、この実施例では、横枠3を、第2図、第3
図に示すような断面形状とし、横枠3の巾方向中
間に第1の水返し部Aを形成したが、これは最も
好ましい実施形態であつて、横枠3の断面形状と
しては、第6図に示した従来例の横枠と同じもの
やその他公知の横枠と同じものであつてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、上述した構成よりなるから、ガラリ
本体間に形成される屈曲した通風路の下端部が、
ガラリ本体下端部の切欠き部を介して、互いに連
通することなり、雨水の吹き溜まり空間が消滅す
ることになる。
従つて、ガラリ本体を伝つて流れ落ちて来た雨
水が風の勢いで、横枠上を吹き上げられても、そ
の雨水は、切欠き部を介して隣の通風路へと移行
することになり、雨水の吹き溜まりが形成されな
いので、溜まつた雨水が、風速の増すたびに、水
飛沫となつて室内に侵入するといつた不都合を防
止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る縦型防水ガラリの斜視
図、第2図は要部の破断斜視図、第3図はガラリ
本体を展開図示したガラリ枠体の縦断側面図、第
4図はガラリ本体の水平断面図、第5図は第3図
の−線断面図である。第6図は従来例の説明
図である。 2,3……横枠、4……ガラリ枠体、5……ガ
ラリ本体、G……切欠き部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の縦向きのガラリ本体を所定間隔を隔て
    てガラリ枠体の上下の横枠にわたつて配設し、下
    の横枠に屋内側程高くなるような排水勾配を付け
    る一方、各々のガラリ本体を巾方向中間部が巾方
    向両端よりも横方向へ突出して位置するように屈
    曲した断面形状とし、巾方向中間部の突出先端側
    に水返し部を上下全長にわたつて連設して成る縦
    型防水ガラリにおいて、前記水返し部よりも屋内
    側のガラリ本体下端部に切欠き部を形成してある
    ことを特徴とする縦型防水ガラリ。
JP946587U 1987-01-26 1987-01-26 Expired - Lifetime JPH0524793Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP946587U JPH0524793Y2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP946587U JPH0524793Y2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26

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Publication Number Publication Date
JPS63117985U JPS63117985U (ja) 1988-07-30
JPH0524793Y2 true JPH0524793Y2 (ja) 1993-06-23

Family

ID=30794807

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JP946587U Expired - Lifetime JPH0524793Y2 (ja) 1987-01-26 1987-01-26

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JP (1) JPH0524793Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5968569B1 (ja) * 2016-03-15 2016-08-10 有限会社テクノ ガラリ用縦羽根板及びガラリ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5968569B1 (ja) * 2016-03-15 2016-08-10 有限会社テクノ ガラリ用縦羽根板及びガラリ

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Publication number Publication date
JPS63117985U (ja) 1988-07-30

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