JPH05247375A - 耐食性にすぐれる樹脂塗装鋼板 - Google Patents
耐食性にすぐれる樹脂塗装鋼板Info
- Publication number
- JPH05247375A JPH05247375A JP4683892A JP4683892A JPH05247375A JP H05247375 A JPH05247375 A JP H05247375A JP 4683892 A JP4683892 A JP 4683892A JP 4683892 A JP4683892 A JP 4683892A JP H05247375 A JPH05247375 A JP H05247375A
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- Japan
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- coated steel
- corrosion resistance
- steel sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】耐食性及び塗装性にすぐれ、例えば、家庭用電
気製品や建材等に好適に用いることができる樹脂塗装鋼
板を提供するにある。 【構成】樹脂と添加剤として粉末状シリカ５〜４０重量
％を含有する樹脂被膜が付着量0.１０〜2.５０ｇ／m2に
て鋼板の表面に形成されてなる。添加剤として、好まし
くは、アルミナ及びチタニアから選ばれる少なくとも１
種がシリカと共に併用される。
気製品や建材等に好適に用いることができる樹脂塗装鋼
板を提供するにある。 【構成】樹脂と添加剤として粉末状シリカ５〜４０重量
％を含有する樹脂被膜が付着量0.１０〜2.５０ｇ／m2に
て鋼板の表面に形成されてなる。添加剤として、好まし
くは、アルミナ及びチタニアから選ばれる少なくとも１
種がシリカと共に併用される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用電気製品や建材
等に用いられる耐食性にすぐれる樹脂塗装鋼板に関す
る。
等に用いられる耐食性にすぐれる樹脂塗装鋼板に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、家庭用電気製品や建材等には、亜
鉛系めつき鋼板が広く用いられている。これら亜鉛系め
つき鋼板は、そのままでは、耐食性や塗装性が不十分で
あるので、通常、クロメート処理やリン酸塩処理が施さ
れている。しかし、音響機器、コンピユータ等の部品
や、電子レンジの底板等、亜鉛系めつき鋼板の用途の多
様化によつて、その要求性能が高度化し、従来のクロメ
ート処理やリン酸塩処理では、対応できなくなつてい
る。
鉛系めつき鋼板が広く用いられている。これら亜鉛系め
つき鋼板は、そのままでは、耐食性や塗装性が不十分で
あるので、通常、クロメート処理やリン酸塩処理が施さ
れている。しかし、音響機器、コンピユータ等の部品
や、電子レンジの底板等、亜鉛系めつき鋼板の用途の多
様化によつて、その要求性能が高度化し、従来のクロメ
ート処理やリン酸塩処理では、対応できなくなつてい
る。
【０００３】そこで、最近においては、特開昭５８−１
００６８５号公報、特開昭５８−１５３７８５号公報、
特開昭５８−１７７４７６号公報等に記載されているよ
うに、クロメート処理被膜上にコロイダルシリカを含む
樹脂被膜を形成させた樹脂塗装鋼板が提案されている。
しかし、かかる樹脂塗装鋼板は、プレス加工時やハンド
リング時に疵が発生した場合に、その疵の部分から腐食
が進行するので、耐食性が十分でない問題がある。
００６８５号公報、特開昭５８−１５３７８５号公報、
特開昭５８−１７７４７６号公報等に記載されているよ
うに、クロメート処理被膜上にコロイダルシリカを含む
樹脂被膜を形成させた樹脂塗装鋼板が提案されている。
しかし、かかる樹脂塗装鋼板は、プレス加工時やハンド
リング時に疵が発生した場合に、その疵の部分から腐食
が進行するので、耐食性が十分でない問題がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の樹脂
塗装鋼板における上記したような問題を解決するために
なされたものであつて、特に、耐食性にすぐれる樹脂塗
装鋼板を提供することを目的とする。
塗装鋼板における上記したような問題を解決するために
なされたものであつて、特に、耐食性にすぐれる樹脂塗
装鋼板を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による耐食性にす
ぐれる樹脂塗装鋼板は、水系樹脂と添加剤として粉末状
シリカ５〜４０重量％を含有する樹脂被膜が付着量0.１
０〜2.５０ｇ／m2にて鋼板の表面に形成されていること
を特徴とする。本発明において被膜形成剤として用いる
水系樹脂は、耐食性向上剤として用いる添加剤である粉
末状のシリカ、アルミナ及びチタニアを分散させること
ができ、更に、鋼板に塗布することができるのであれ
ば、特に、限定されるものではないが、通常、ポリエチ
レン樹脂等のポリオレフイン系樹脂、アクリル系樹脂、
アクリル−スチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ
系樹脂等の水溶液又は水分散液を挙げることができる。
これら樹脂は、必要に応じて、シランカツプリング剤等
の表面処理剤にて予め表面処理されていてもよい。
ぐれる樹脂塗装鋼板は、水系樹脂と添加剤として粉末状
シリカ５〜４０重量％を含有する樹脂被膜が付着量0.１
０〜2.５０ｇ／m2にて鋼板の表面に形成されていること
を特徴とする。本発明において被膜形成剤として用いる
水系樹脂は、耐食性向上剤として用いる添加剤である粉
末状のシリカ、アルミナ及びチタニアを分散させること
ができ、更に、鋼板に塗布することができるのであれ
ば、特に、限定されるものではないが、通常、ポリエチ
レン樹脂等のポリオレフイン系樹脂、アクリル系樹脂、
アクリル−スチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ
系樹脂等の水溶液又は水分散液を挙げることができる。
これら樹脂は、必要に応じて、シランカツプリング剤等
の表面処理剤にて予め表面処理されていてもよい。
【０００６】本発明による樹脂塗装鋼板は、上述したよ
うな水系樹脂に添加剤として粉末状シリカを固形分に
て、即ち、塗膜形成後に、５〜４０重量％の範囲で含む
ように配合して塗料を調製し、この塗料を鋼板に塗布
し、乾燥すれば、本発明による樹脂塗装鋼板を得ること
ができる。本発明による樹脂塗装鋼板は、このように、
添加剤として粉末状シリカを含む樹脂被膜が表面に形成
されているために、すぐれた耐食性を有する。即ち、シ
リカ粒子は、鋼板と樹脂被膜との界面に緻密な腐食生成
物である塩基性塩化亜鉛の生成を促進するものと考えら
れる。
うな水系樹脂に添加剤として粉末状シリカを固形分に
て、即ち、塗膜形成後に、５〜４０重量％の範囲で含む
ように配合して塗料を調製し、この塗料を鋼板に塗布
し、乾燥すれば、本発明による樹脂塗装鋼板を得ること
ができる。本発明による樹脂塗装鋼板は、このように、
添加剤として粉末状シリカを含む樹脂被膜が表面に形成
されているために、すぐれた耐食性を有する。即ち、シ
リカ粒子は、鋼板と樹脂被膜との界面に緻密な腐食生成
物である塩基性塩化亜鉛の生成を促進するものと考えら
れる。
【０００７】更に、本発明によれば、添加剤として、上
記シリカに加えて、粉末状のアルミナ及びチタニアから
選ばれる少なくとも１種を併用することができる。この
ように、樹脂被膜にシリカと共に、アルミナ及びチタニ
アから選ばれる少なくとも１種を含有させることによつ
て、樹脂塗装鋼板の耐食性が一層向上する。これは、ア
ルミナ及びチタニアが腐食の原因となる水の透過を抑制
することによつて、耐食性の向上に寄与するものとみら
れる。
記シリカに加えて、粉末状のアルミナ及びチタニアから
選ばれる少なくとも１種を併用することができる。この
ように、樹脂被膜にシリカと共に、アルミナ及びチタニ
アから選ばれる少なくとも１種を含有させることによつ
て、樹脂塗装鋼板の耐食性が一層向上する。これは、ア
ルミナ及びチタニアが腐食の原因となる水の透過を抑制
することによつて、耐食性の向上に寄与するものとみら
れる。
【０００８】ここに、アルミナ及び／又はチタニアは、
シリカと併用するとき、その配合量は合計量にて、シリ
カ１重量部に対して、0.０１〜１重量部の範囲であるこ
とが好ましい。シリカ１重量部に対して、アルミナ及び
チタニアの配合量が0.０１重量部よりも少ないときは、
その添加による耐食性の向上が特にみられず、他方、１
重量部を越えるときは、シリカによる耐食性の効果を弱
める。特に、本発明において、シリカとの併用によつ
て、最もよく耐食性の向上効果を得ることができるの
は、シリカ１重量部に対して、アルミナ及び／又はチタ
ニアの配合量の合計が0.２〜0.５重量部の範囲であると
きである。
シリカと併用するとき、その配合量は合計量にて、シリ
カ１重量部に対して、0.０１〜１重量部の範囲であるこ
とが好ましい。シリカ１重量部に対して、アルミナ及び
チタニアの配合量が0.０１重量部よりも少ないときは、
その添加による耐食性の向上が特にみられず、他方、１
重量部を越えるときは、シリカによる耐食性の効果を弱
める。特に、本発明において、シリカとの併用によつ
て、最もよく耐食性の向上効果を得ることができるの
は、シリカ１重量部に対して、アルミナ及び／又はチタ
ニアの配合量の合計が0.２〜0.５重量部の範囲であると
きである。
【０００９】本発明においては、塗料への添加剤の配合
量は、固形分にて、即ち、塗膜形成後に、５〜４０重量
％となる範囲である。添加剤の配合量が固形分にて５重
量％よりも少ないときは、耐食性の向上の効果が認めら
れず、他方、４０重量％を越えるときは、樹脂被膜に欠
陥が多くなり、樹脂塗装鋼板の耐食性や塗装性が劣化す
る。特に、本発明においては、添加剤の配合量は、固形
分にて、５〜２０重量％の範囲が好ましい。
量は、固形分にて、即ち、塗膜形成後に、５〜４０重量
％となる範囲である。添加剤の配合量が固形分にて５重
量％よりも少ないときは、耐食性の向上の効果が認めら
れず、他方、４０重量％を越えるときは、樹脂被膜に欠
陥が多くなり、樹脂塗装鋼板の耐食性や塗装性が劣化す
る。特に、本発明においては、添加剤の配合量は、固形
分にて、５〜２０重量％の範囲が好ましい。
【００１０】本発明において、添加剤は、その粒子径が
小さいほど、樹脂塗装鋼板の耐食性の向上に効果があ
る。しかしながら、粒子径が１ｎｍであるシリカ、アル
ミナ、チタニア等は、非常に特殊なものであつて、価格
が高価であり、他方、４０ｎｍを越えるときは、緻密な
樹脂被膜が形成されず、鋼板の耐食性が向上されない。
従つて、本発明においては、添加剤は、通常、その粒子
径が１〜４０ｎｍの範囲にあるものが好ましく用いられ
るが、特に、粒子径が７ｎｍであるシリカや、粒子径が
１０〜３０ｎｍであるアルミナやチタニアが最も好まし
く用いられる。かかる添加剤としては、「アエロジル１
００」として知られているシリカ、「アルミニウムオキ
サイドＣ」として知られているアルミナ、「チタニウム
オキサイドＰ２５」として知られているチタニア（いず
れも日本アエロジル（株）製）を好適に用いることがで
きる。
小さいほど、樹脂塗装鋼板の耐食性の向上に効果があ
る。しかしながら、粒子径が１ｎｍであるシリカ、アル
ミナ、チタニア等は、非常に特殊なものであつて、価格
が高価であり、他方、４０ｎｍを越えるときは、緻密な
樹脂被膜が形成されず、鋼板の耐食性が向上されない。
従つて、本発明においては、添加剤は、通常、その粒子
径が１〜４０ｎｍの範囲にあるものが好ましく用いられ
るが、特に、粒子径が７ｎｍであるシリカや、粒子径が
１０〜３０ｎｍであるアルミナやチタニアが最も好まし
く用いられる。かかる添加剤としては、「アエロジル１
００」として知られているシリカ、「アルミニウムオキ
サイドＣ」として知られているアルミナ、「チタニウム
オキサイドＰ２５」として知られているチタニア（いず
れも日本アエロジル（株）製）を好適に用いることがで
きる。
【００１１】本発明による樹脂塗装鋼板は、上記のよう
に、水系樹脂に添加剤を配合してなる塗料を鋼板に塗布
し、乾燥させて、樹脂被膜をその付着量0.１０〜2.５０
ｇ／m2の割合にて形成させることによつて得ることがで
きる。塗料を鋼板に均一に塗布して、付着量が0.１０ｇ
／m2よりも少ない樹脂被膜を形成させることは困難であ
り、そのような樹脂被膜は、性能が不十分であつて、要
求される耐食性や塗装性を鋼板に与えることができな
い。しかし、樹脂被膜の付着量が2.５０ｇ／m2を越える
ときは、得られる樹脂塗装鋼板は、耐食性にはすぐれる
ものの、製造コストが高くなり、しかも、強度のプレス
加工の際に樹脂被膜が剥離量が多くなり、金型に付着し
て、プレス加工において種々の不都合を引き起こす。特
に、本発明においては、樹脂被膜の付着量は、0.３０〜
1.０ｇ／m2の範囲が好ましい。
に、水系樹脂に添加剤を配合してなる塗料を鋼板に塗布
し、乾燥させて、樹脂被膜をその付着量0.１０〜2.５０
ｇ／m2の割合にて形成させることによつて得ることがで
きる。塗料を鋼板に均一に塗布して、付着量が0.１０ｇ
／m2よりも少ない樹脂被膜を形成させることは困難であ
り、そのような樹脂被膜は、性能が不十分であつて、要
求される耐食性や塗装性を鋼板に与えることができな
い。しかし、樹脂被膜の付着量が2.５０ｇ／m2を越える
ときは、得られる樹脂塗装鋼板は、耐食性にはすぐれる
ものの、製造コストが高くなり、しかも、強度のプレス
加工の際に樹脂被膜が剥離量が多くなり、金型に付着し
て、プレス加工において種々の不都合を引き起こす。特
に、本発明においては、樹脂被膜の付着量は、0.３０〜
1.０ｇ／m2の範囲が好ましい。
【００１２】本発明において、鋼板素材としては、特
に、限定されるものではないが、例えば、亜鉛又は亜鉛
合金めつき鋼板、これら鋼板をクロメート処理やリン酸
塩処理等の化成処理したもの等が好適に用いられる。
に、限定されるものではないが、例えば、亜鉛又は亜鉛
合金めつき鋼板、これら鋼板をクロメート処理やリン酸
塩処理等の化成処理したもの等が好適に用いられる。
【００１３】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、耐食性
向上剤として、粉末状シリカと、好ましくは粉末状のア
ルミナ及びチタニアから選ばれる少なくとも１種を含有
する樹脂被膜を鋼板上に形成させてなり、かかる樹脂被
膜は、薄膜であつても、すぐれた耐食性と塗装性とを有
しており、特に、耐食性に関しては、加工時及びハンド
リング時に発生する疵に対して、すぐれた防食効果を有
する。従つて、本発明による樹脂塗装鋼板は、高い塗装
性と耐食性の要求される用途、例えば、家庭用電気製品
や建材等に好適に用いられる。
向上剤として、粉末状シリカと、好ましくは粉末状のア
ルミナ及びチタニアから選ばれる少なくとも１種を含有
する樹脂被膜を鋼板上に形成させてなり、かかる樹脂被
膜は、薄膜であつても、すぐれた耐食性と塗装性とを有
しており、特に、耐食性に関しては、加工時及びハンド
リング時に発生する疵に対して、すぐれた防食効果を有
する。従つて、本発明による樹脂塗装鋼板は、高い塗装
性と耐食性の要求される用途、例えば、家庭用電気製品
や建材等に好適に用いられる。
【００１４】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。尚、以下において、素材鋼板としては、クロメート
処理を施した亜鉛めつき鋼板（亜鉛付着量２０ｇ／m2、
クロム付着量２０mg／m2）を用いた。また、樹脂塗装鋼
板の試験方法は下記によつた。耐食性試験 塩水噴霧試験はＪＩＳ Ｚ２３７１により、白錆が１％
発生するまでの時間にて評価した。エリクセンは、エリ
クセン押出し６mm後の結果にて示す。クロスカツト部の
評価は、白錆が５０％発生するまでの時間にて評価し
た。塗装性試験 碁盤目エリクセン試験によつた。沸騰水に１時間浸漬
し、２４時間後に評価した。塗料はメラミン系を用い、
これを１５０℃で３０分間焼付けて、膜厚２０μｍの塗
膜とした。評価は４段階とし、◎は非常によい、○はよ
い、△はやや劣る、×は劣るとした。加工性 単発プレス試験機を用いて、プレス成形した後、成形品
の摺動面の塗膜の剥離を目視にて判定した。評価は４段
階とし、◎は非常によい、○はよい、△はやや劣る、×
は劣るとした。 実施例１ ポリエチレン系樹脂、ウレタン系樹脂及びアクリル系樹
脂のそれぞれの水溶液に表１に示す量にて粉末又はゾル
として添加剤を固形分にて１５重量％となるように配合
して塗料を調製した。
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。尚、以下において、素材鋼板としては、クロメート
処理を施した亜鉛めつき鋼板（亜鉛付着量２０ｇ／m2、
クロム付着量２０mg／m2）を用いた。また、樹脂塗装鋼
板の試験方法は下記によつた。耐食性試験 塩水噴霧試験はＪＩＳ Ｚ２３７１により、白錆が１％
発生するまでの時間にて評価した。エリクセンは、エリ
クセン押出し６mm後の結果にて示す。クロスカツト部の
評価は、白錆が５０％発生するまでの時間にて評価し
た。塗装性試験 碁盤目エリクセン試験によつた。沸騰水に１時間浸漬
し、２４時間後に評価した。塗料はメラミン系を用い、
これを１５０℃で３０分間焼付けて、膜厚２０μｍの塗
膜とした。評価は４段階とし、◎は非常によい、○はよ
い、△はやや劣る、×は劣るとした。加工性 単発プレス試験機を用いて、プレス成形した後、成形品
の摺動面の塗膜の剥離を目視にて判定した。評価は４段
階とし、◎は非常によい、○はよい、△はやや劣る、×
は劣るとした。 実施例１ ポリエチレン系樹脂、ウレタン系樹脂及びアクリル系樹
脂のそれぞれの水溶液に表１に示す量にて粉末又はゾル
として添加剤を固形分にて１５重量％となるように配合
して塗料を調製した。
【００１５】この塗料を素材鋼板に塗布し、乾燥させ
て、付着量1.０ｇ／m2にて樹脂塗装鋼板を製作した。こ
れら樹脂塗装鋼板について、耐食性及び塗装性を表１に
示す。
て、付着量1.０ｇ／m2にて樹脂塗装鋼板を製作した。こ
れら樹脂塗装鋼板について、耐食性及び塗装性を表１に
示す。
【００１６】
【表１】
【００１７】実施例２ アクリル系樹脂の水溶液に、表２に示すように、粒子径
７ｎｍのシリカを固形分にて１０重量％と、粒子径２０
ｎｍのアルミナ及び／又はチタニアを固形分合計量にて
０〜２０重量％とを配合して塗料を調製し、この塗料を
素材鋼板に塗布し、乾燥させて、付着量1.０ｇ／m2にて
樹脂塗装鋼板を製作した。これら樹脂塗装鋼板につい
て、耐食性及び塗装性を表２に示す。
７ｎｍのシリカを固形分にて１０重量％と、粒子径２０
ｎｍのアルミナ及び／又はチタニアを固形分合計量にて
０〜２０重量％とを配合して塗料を調製し、この塗料を
素材鋼板に塗布し、乾燥させて、付着量1.０ｇ／m2にて
樹脂塗装鋼板を製作した。これら樹脂塗装鋼板につい
て、耐食性及び塗装性を表２に示す。
【００１８】
【表２】
【００１９】実施例３ アクリル系樹脂の水溶液に、表３に示すように、粒子径
７ｎｍのシリカと、粒子径２０ｎｍのアルミナ及び／又
はチタニアをシリカ１重量部に対して0.５重量部となる
ように、且つ、添加剤の合計量が固形分にて０〜４０重
量％となるように配合して塗料を調製し、この塗料を素
材鋼板に塗布し、乾燥させて、付着量1.０ｇ／m2にて樹
脂塗装鋼板を製作した。これら樹脂塗装鋼板について、
耐食性及び塗装性を表３に示す。
７ｎｍのシリカと、粒子径２０ｎｍのアルミナ及び／又
はチタニアをシリカ１重量部に対して0.５重量部となる
ように、且つ、添加剤の合計量が固形分にて０〜４０重
量％となるように配合して塗料を調製し、この塗料を素
材鋼板に塗布し、乾燥させて、付着量1.０ｇ／m2にて樹
脂塗装鋼板を製作した。これら樹脂塗装鋼板について、
耐食性及び塗装性を表３に示す。
【００２０】
【表３】
【００２１】実施例４ アクリル系樹脂の水溶液に、表４に示すように、粒子径
７〜５０ｎｍのシリカを固形分にて１０重量％と、粒子
径２０〜５０ｎｍのアルミナ及び／又はチタニアを固形
分合計量にて５重量％配合して塗料を調製し、この塗料
を素材鋼板に塗布し、乾燥させて、付着量1.０ｇ／m2に
て樹脂塗装鋼板を製作した。これら樹脂塗装鋼板につい
て、耐食性及び塗装性を表４に示す。
７〜５０ｎｍのシリカを固形分にて１０重量％と、粒子
径２０〜５０ｎｍのアルミナ及び／又はチタニアを固形
分合計量にて５重量％配合して塗料を調製し、この塗料
を素材鋼板に塗布し、乾燥させて、付着量1.０ｇ／m2に
て樹脂塗装鋼板を製作した。これら樹脂塗装鋼板につい
て、耐食性及び塗装性を表４に示す。
【００２２】
【表４】
【００２３】実施例５ アクリル系樹脂の水溶液に、表５に示すように、粒子径
７ｎｍのシリカを固形分にて１０重量％と、粒子径２０
ｎｍのアルミナ及び／又はチタニアを固形分合計量にて
５重量％配合して塗料を調製し、この塗料を素材鋼板に
塗布し、乾燥させて、付着量0.０５〜3.０ｇ／m2にて樹
脂塗装鋼板を製作した。これら樹脂塗装鋼板について、
耐食性、塗装性及び加工性を表５に示す。
７ｎｍのシリカを固形分にて１０重量％と、粒子径２０
ｎｍのアルミナ及び／又はチタニアを固形分合計量にて
５重量％配合して塗料を調製し、この塗料を素材鋼板に
塗布し、乾燥させて、付着量0.０５〜3.０ｇ／m2にて樹
脂塗装鋼板を製作した。これら樹脂塗装鋼板について、
耐食性、塗装性及び加工性を表５に示す。
【００２４】
【表５】
Claims (4)
- 【請求項１】水系樹脂と添加剤として粉末状シリカ５〜
４０重量％を含有する樹脂被膜が付着量0.１０〜2.５０
ｇ／m2にて鋼板の表面に形成されていることを特徴とす
る耐食性にすぐれる樹脂塗装鋼板。 - 【請求項２】添加剤が粉末状シリカに加えて、粉末状の
アルミナ及びチタニアから選ばれる少なくとも１種とか
らなることを特徴とする請求項１記載の樹脂塗装鋼板。 - 【請求項３】添加剤がシリカ１重量部に対してアルミナ
及び／又はチタニアが合計量にて0.０１〜１重量部から
なることを特徴とする請求項２記載の樹脂塗装鋼板。 - 【請求項４】粉末状のシリカ、アルミナ及びチタニアが
いずれも１〜４０ｎｍの粒子径を有することを特徴とす
る請求項１、２又は３記載の樹脂塗装鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4683892A JPH05247375A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 耐食性にすぐれる樹脂塗装鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4683892A JPH05247375A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 耐食性にすぐれる樹脂塗装鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05247375A true JPH05247375A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12758485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4683892A Pending JPH05247375A (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 耐食性にすぐれる樹脂塗装鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05247375A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012214584A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Cci Corp | 制振塗料組成物 |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP4683892A patent/JPH05247375A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012214584A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Cci Corp | 制振塗料組成物 |
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