JPH05246858A - Mrsa感染症予防及び治療剤 - Google Patents

Mrsa感染症予防及び治療剤

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JPH05246858A
JPH05246858A JP34052392A JP34052392A JPH05246858A JP H05246858 A JPH05246858 A JP H05246858A JP 34052392 A JP34052392 A JP 34052392A JP 34052392 A JP34052392 A JP 34052392A JP H05246858 A JPH05246858 A JP H05246858A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、イノシン、グアノシン−n′−一リ
ン酸(GMP)(n′=2′、3′又は5′)、ウリジ
ン及びチミジンから選ばれる少なくとも1種の核酸構成
成分を有効成分として含有することを特徴とするMRS
A感染症予防及び治療剤を提供するものである。 【効果】本発明MRSA感染症予防及び治療剤は、新し
いMRSA感染症の予防及び治療剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新しいMRSA感染症予
防及び治療剤、より詳しくは特定の核酸構成成分(核酸
塩基、ヌクレオシド類及びヌクレオチド類)から選ばれ
る少なくとも1種を有効成分として含有する上記MRS
A感染症予防及び治療剤に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】MRSAとは、メチシリン耐性
黄色ブドウ球菌(methicillin-resistant Staphylococc
us aureus )の総称であり、之等はエンテロトキシンや
コアグラーゼ等の多種の毒素や酵素を産生し、皮膚、消
化管、呼吸器、尿路等の広範な臓器に感染を惹起する院
内感染の主要な病原菌として知られている。また、該M
RSAはこれまで院内感染で問題となってきたシュード
モナス属細菌等の外因性の菌種とは異なってヒトの常在
性細菌であるため、MRSA保菌者である患者、医療従
事者等が院内に存在することが多く、これが医内での該
MRSA感染予防対策を困難としている。しかも、上記
MRSAは多くの抗菌剤に強い耐性を示すために、一旦
感染症を発症した場合は、難治性となる場合が多く、こ
れが臨床上の大きな問題となっており、更に、該MRS
A感染症の治療に利用できる薬剤は、現在殆どなく、僅
かにバンコマイシン、ミノマイシン、フォスフォマイシ
ン、セファメターゼ、セフゾナン等が存在するに過ぎな
いが、之等でさえ耐性になることが危惧されており、之
等に代わる新しいMRSAに有効である予防及び治療剤
の開発が斯界で強く要望されている現状にある。
【0003】従って、本発明の目的は、上記MRSA感
染症の予防及び治療に有効な新しい薬剤を提供する点に
ある。
【0004】本発明者らは、上記目的より鋭意研究を重
ねた結果、本願人が先に栄養補給剤、即ち特に輸液剤形
態で経静脈内投与することによって蛋白合成を促進し、
栄養管理及び窒素平衡の維持に役立つことを見出した一
連の核酸成分組成物[特開昭60−126220号公報
参照]の内に、実に驚くべきことに、MRSA感染症の
予防及び治療効果を奏するものが存在することを見出し
た。更に本発明者らは、上記組成物のMRSA感染症予
防及び治療効果が、該組成物と特定のアミノ酸、即ちア
ルギニン及び/又はグルタミンとの併用によって更に一
層増強されることを見出した。本発明はかかる新知見に
基づいて完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明によれば、
イノシン、グアノシン−n′−一リン酸(GMP)
(n′=2′、3′又は5′)、ウリジン及びチミジン
から選ばれる少なくとも1種の核酸構成成分を有効成分
として含有することを特徴とするMRSA感染症予防及
び治療剤が提供される。
【0006】本発明MRSA感染症予防及び治療剤は、
上記イノシン、グアノシン−n′−一リン酸(GM
P)、ウリジン及びチミジンから選ばれる少なくとも1
種の核酸構成成分を必須成分として、更にこれに他の核
酸構成成分(核酸塩基、ヌクレオシド類及びヌクレオチ
ド類)を任意に組合わせて利用することもできる。この
組合わせ利用される各成分は、前記本願人の出願に係わ
る核酸成分組成物を構成するそれらと特に異なるもので
はなく、核酸塩基としては、アデニン、ヒポキサンチ
ン、グアニン、シトシン、ウラシル、チミン、オロチン
酸等及びそれらの無毒性塩類(例えばナトリウム塩等)
を例示できる。ヌクレオシド類としては、アデノシン、
イノシン、グアノシン、シチジン、ウリジン、オロチジ
ン等のヌクレオシド、デオキシアデノシン、デオキシグ
アノシン、デオキシシチジン、デオキシウリジン、チミ
ジン等のデオキシリボヌクレオシド及びそれらの無毒性
塩類を例示できる。またヌクレオチド類としては、上記
ヌクレオシド類にリン酸が1〜3個結合したもの及びそ
れらの無毒性塩類を例示できる。かかるヌクレオチド類
の具体例を以下に示す。
【0007】アデノシン−n′−一リン酸(AMP)、
アデノシン−n′−二リン酸(ADP)、アデノシン−
n′−三リン酸(ATP)、イノシン−n′−一リン酸
(IMP)、イノシン−n′−二リン酸(IDP)、イ
ノシン−n′−三リン酸(ITP)、グアノシン−n′
−一リン酸(GMP)、グアノシン−n′−二リン酸
(GDP)、グアノシン−n′−三リン酸(GTP)、
シチジン−n′−一リン酸(CMP)、シチジン−n′
−二リン酸(CDP)、シチジン−n′−三リン酸(C
TP)、ウリジン−n′−一リン酸(UMP)、ウリジ
ン−n′−二リン酸(UDP)、ウリジン−n′−三リ
ン酸(UTP)等のリボヌクレオチド(但し上記n′は
2′、3′又は5′を示す)。
【0008】デオキシアデノシン−n′−一リン酸(d
AMP)、デオキシアデノシン−n′−二リン酸(dA
DP)、デオキシアデノシン−n′−三リン酸(dAT
P)、デオキシグアノシン−n′−一リン酸(dGM
P)、デオキシグアノシン−n′−二リン酸(dGD
P)、デオキシグアノシン−n′−三リン酸(dGT
P)、デオキシシチジン−n′−一リン酸(dCM
P)、デオキシシチジン−n′−二リン酸(dCD
P)、デオキシシチジン−n′−三リン酸(dCT
P)、チミジン−n′−一リン酸(TMP)、チミジン
−n′−二リン酸(TDP)、チミジン−n′−三リン
酸(TTP)等のデオキシリボヌクレオチド(但し上記
n′は3′又は5′を示す)。
【0009】尚、以下の本明細書における上記各ヌクレ
オチド類の表示は、括弧内に示した略号(IUPAC−
IUBの規定乃至当該分野における慣用記号に従う)に
よる表示を採用するものとする。
【0010】本発明MRSA感染症予防及び治療剤は、
好ましくはイノシン、GMP、ウリジン及びチミジンか
ら選ばれる少なくとも1種の核酸構成成分に、更にそれ
ら以外の上記例示の核酸構成成分(核酸塩基、ヌクレオ
シド類及びヌクレオチド類)を組み合わされて有効成分
として含有するのがよい。特に好ましい有効成分の組合
わせとしては、以下のものを例示できる。
【0011】シトシン/チミジン/GMP/UMP/I
MP、チミン/イノシン/AMP/CMP/GMP、A
MP/CMP/GMP/UMP/TMP、AMP/CM
P/dGMP/UTP/IMP、シトシン/ウリジン/
AMP/CMP/UMP、アデニン/シトシン/イノシ
ン/UMP/TDP、チミン/CMP/dATP/dG
MP/UTP、チミジン/AMP/CMP/GMP/U
MP、チミジン/CMP/GMP/UMP/IMP、シ
トシン/チミジン/GMP/UMP/IMP及びイノシ
ン/シチジン/GMP/ウリジン/チミジン。
【0012】上記5種の有効成分の組合わせの場合の特
に好適な成分及びその配合比率は次の通りである。
【0013】イノシン:シチジン:GMP:ウリジン:
チミジン=4:4:4:3:1(モル比、以下同じ)及
び4:0.04:4:3:1、AMP:CMP:GM
P:UMP:チミジン=4:4:4:3:1並びにCM
P:GMP:UMP:IMP:チミジン=4:4:3:
4:1及び2:2:1:2:1。
【0014】尚、上記AMPは体内でIMPに変化する
ことが知られており、従ってかかるAMP及びIMP
は、その一部又は全部を相互に代替することができる。
【0015】更に本発明医薬製剤の有効成分の組合わせ
は、上記5種の場合に限定されるものではなく、これを
基本として更にこれに他の核酸構成成分を追加して6種
以上とすることも勿論可能である。6種以上の組合わせ
の内で好ましいものとしては、例えばシトシン/イノシ
ン/AMP/UMP/GMP/IMP、アデニン/イノ
シン/チミジン/CMP/UMP/IMP、dAMP/
ATP/GMP/UDP/IMP/dCMP、グアノシ
ン/イノシン/ウリジン/UMP/IMP/dGMP、
AMP/CMP/dGMP/UTP/TMP/IMP、
チミジン/CMP/GMP/UMP/IMP/TMP、
シトシン/チミジン/UMP/CMP/dAMP/dG
MP、ATP/dCMP/GMP/UDP/TTP/I
MP等(6種)を例示できる。
【0016】本発明薬剤には、上記各核酸構成成分及び
之等の組合せを有効成分とするもの以外に、更に之等に
アルギニン及びグルタミンから選ばれる少なくとも1種
を組合せたものが包含され、かかる特定アミノ酸の併用
によれば、上記各核酸構成成分又はその組合わせにより
奏される所望のMRSA予防及び治療効果が一層増強さ
れる。かかる特定アミノ酸は、上記各核酸構成成分及び
之等の組合わせとからなる製剤中にその所定量を配合し
て一剤として投与することもでき、また上記製剤とは別
個の製剤形態に調製して、該製剤と併用投与することも
できる。いずれにせよ、特定アミノ酸の併用量は、各核
酸構成成分又は之等の組合せからなる有効成分に対し
て、通常約1〜100重量倍程度、より好ましくは2〜
30重量倍程度の範囲から選ばれるのがよい。
【0017】本発明薬剤は、上記有効成分とする所定化
合物を単独で又は適宜組合せて或いは必要に応じてこれ
に更に上記特定アミノ酸を組合せて、単に混合するのみ
で調製することができるが、一般には、その投与経路、
投与方法等に応じて適当な製剤形態(投与単位形態)に
賦形乃至調製される。該投与単位形態としては、経静脈
内投与に適した注射剤等の液剤形態や経口、経管投与や
局所投与等に適した散剤、錠剤、丸剤、顆粒剤、粉剤、
液剤、懸濁剤、乳剤、カプセル剤、坐剤、シロップ剤、
軟膏剤等を例示できる。かかる投与単位形態の調製は、
常法に従い適当な製剤担体を用いて行ない得る。該製剤
担体としては製剤の使用形態に応じて、通常使用される
充填剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性
剤、滑沢剤等の希釈剤乃至賦形剤を例示できる。
【0018】また、上述した作用増強剤としての特定ア
ミノ酸製剤も上記と同様の適当な製剤形態に調製でき
る。
【0019】より詳しくは、錠剤の形態に成形するに際
しては、上記製剤担体として例えば乳糖、白糖、塩化ナ
トリウム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウ
ム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸、リン酸カリウ
ム等の賦形剤、水、エタノール、プロパノール、単シロ
ツプ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン等の結合
剤、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキ
シメチルセルロースカルシウム、低置換度ヒドロキシプ
ロピルセルロース、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウ
ム、カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、
炭酸カルシウム等の崩壊剤、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステ
アリン酸モノグリセリド等の界面活性剤、白糖、ステア
リン、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4
級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収
促進剤、グリセリン、デンプン等の保湿剤、デンプン、
乳糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の
吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリ
エチレングリコール等の滑沢剤等を使用できる。更に錠
剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣
錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フイルムコーテイング
錠あるいは二重錠、多層錠とすることができる。
【0020】丸剤の形態に成形するに際しては、製剤担
体として例えばブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、
硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴ
ム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール等の結合
剤、ラミナラン、カンテン等の崩壊剤等を使用できる。
【0021】坐剤の形態に成形するに際しては、製剤担
体として例えばポリエチレングリコール、カカオ脂、高
級アルコール、高級アルコールのエステル類、ゼラチ
ン、半合成グリセライド等を使用できる。
【0022】カプセル剤は常法に従い通常本発明の有効
成分を上記で例示した各種の製剤担体と混合して硬質ゼ
ラチンカプセル、軟質カプセル等に充填して調整され
る。
【0023】本発明薬剤が液剤、乳剤、懸濁剤等の注射
剤として調製される場合、之等は殺菌され且つ血液と等
張であるのが好ましく、之等の形態に成形するに際して
は、希釈剤として例えば水、エチルアルコール、マクロ
ゴール、プロピレングリコール、エトキシ化イソステア
リルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルアルコー
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等
を使用できる。尚、この場合等張性の溶液を調整するに
充分な量の食塩、ブドウ糖、グリセリン等を本発明薬剤
中に含有させてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝
剤、無痛化剤等を添加してもよい。
【0024】ペースト、クリーム、ゲル等の軟膏剤の形
態に成形するに際しては、希釈剤として例えば白色ワセ
リン、パラフイン、グリセリン、セルロース誘導体、ポ
リエチレングリコール、シリコン、ベントナイト等を使
用できる。更に、本発明薬剤中には、必要に応じて着色
剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を含
有させることもできる。
【0025】また本発明製剤は輸液剤形態に調製するこ
ともでき、かかる輸液剤形態の本発明製剤には、グルコ
ース、フルクトース、キシリトール、ソルビトール、マ
ルトース等の糖質や脂質、ビタミン類、電解質、微量元
素等を添加配合することもでき、更に必要に応じて安定
化剤、pH調節剤等を添加配合することも可能である。
【0026】本発明薬剤中に含有されるべき有効成分の
量は、特に限定されず広範囲より適宜選択されるが、通
常医薬製剤中に約0.5〜10重量%程度含有されるも
のとするのがよい。特に、輸液剤形態の本発明製剤はそ
のpHが3.0〜8.0、好ましくは5.0〜7.5の
範囲で、全有効成分濃度が約0.5〜10w/v%、好
ましくは2〜8w/v%の範囲に調製されるのが適当で
ある。
【0027】上記医薬製剤の投与方法は特に制限がな
く、各種製剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、疾
患の程度等に応じて決定される。例えば錠剤、丸剤、液
剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤等は経口投与さ
れ、注射剤は単独で又はブドウ糖、アミノ酸等の通常の
補液と混合して静脈内投与され、更に必要に応じ単独で
筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与され、坐剤は直
腸内投与される。
【0028】本発明製剤の投与量は、その用法、患者の
年齢、性別その他の条件、疾患の程度等により適宜選択
されるが、通常有効成分の量が1日当り体重1kg当り
約5〜12mg程度とするのがよく、該製剤は1日に1
〜4回に分けて投与することができる。また、輸液剤形
態の本発明製剤は、一般に1日成人1人当り約10〜2
50ml程度、好ましくは約20〜100mlの範囲で
投与されるのがよい。
【0029】かくして調製される本発明MRSA感染症
予防及び治療剤は、従来例を見ない有効成分を利用する
ことに基づいて、MRSA感染症の予防及び治療に非常
に優れた効果を奏し得る。
【0030】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため、本
発明予防及び治療剤の調製例を実施例として挙げ、次い
で本発明の有効成分につき行なわれた薬理試験例を挙げ
る。
【0031】
【実施例1】
【0032】
【表1】
【0033】上記組成となる量の各核酸成分純結晶を注
射用蒸留水に添加し、攪拌溶解させた後、これに安定化
剤として亜硫酸水素ナトリウム0.3gを加え、pH調
節剤として塩酸を用いてpHを約7.4に調節した。次
いで、得られた核酸成分水溶液を無菌濾過し、輸液容器
に充填し、窒素置換後、容器を閉塞し、オートクレーブ
中、105℃で40分間滅菌処理して、本発明のMRS
A予防及び治療剤(遊離形態の総核酸成分濃度8w/v
%)を調製した。
【0034】
【実施例2】
【0035】
【表2】
【0036】酢酸を用いてpHを約7.3に調製するこ
と及びオートクレーブ中110℃で40分間滅菌処理す
ること以外は実施例1と同様にして、上記組成の本発明
のMRSA予防及び治療剤(遊離形態の総核酸成分濃度
8w/v%)を調製した。
【0037】
【実施例3】
【0038】
【表3】
【0039】塩酸を用いてpHを約6.4に調製する以
外は実施例1と同様にして、上記組成の本発明のMRS
A予防及び治療剤(遊離形態の総核酸成分濃度4w/v
%)を調製した。
【0040】
【実施例4】
【0041】
【表4】
【0042】pH調整剤を用いない以外は実施例1と同
様にして、上記組成の本発明のMRSA予防及び治療剤
(遊離形態の総核酸成分濃度3.4w/v%)を調製し
た。
【0043】
【実施例5】核酸構成成分純結晶として、イノシン2.
7g及び5′−GMP−2Na4.1gを用いて、之等
を60メッシュの篩で篩過した後、均等に混和し、ガラ
ス容器に充填して、散剤形態の本発明のMRSA予防及
び治療剤を調製した。このもののイノシン及び5′−G
MP−2Naの比率はモル比で約1:1であった。
【0044】このものは、用時に適量の精製水に溶解す
ることにより適宜所望の濃度の経腸投与用形態に調製す
ることができる。
【0045】
【試験例1】MRSA感染マウスに対する予防効果試験 49匹の4週齢Balb/c系雌性マウスを20%カゼ
イン飼料で30日間飼育し、その内25匹のマウスを本
発明MRSA感染症予防及び治療剤(1)投与群(実施
例1投与群)とし、また残りの24匹を対照群(生理食
塩水投与群1)とした。飼育開始から毎日1回、両群マ
ウスの腹腔内にそれぞれ0.35mlの供試薬剤及び生
理食塩水を投与し、体重測定を行なった。
【0046】また、上記本発明MRSA感染症予防及び
治療剤(1)に代えて、下記本発明MRSA感染症予防
及び治療剤(2)0.35ml(これを実施例4投与群
とする)及び同(3)0.35ml(これを表5注射液
投与群とする)を、同マウス各25匹に腹腔内投与し
て、同様の試験を繰り返した。之等試験に対しては、別
途25匹を対照群(生理食塩水投与群2)とした。
【0047】本発明MRSA感染症予防及び治療剤
(2)…実施例4の薬剤 本発明MRSA感染症予防及び治療剤(3)…実施例4
と同様にして調製した下記表5記載の処方の注射液
【0048】
【表5】
【0049】黄色ブドウ球菌(スタフィロコッカス オ
ーレウス、Staphylococcus aureu
s)として、患者より分離した8985N系統の菌(メ
チシリン耐性を確認)を寒天培地で維持し、次いでBH
Iブロスに植え継いで18〜24時間、37℃で維持
し、培養液より遠心分離(10000rpm 、15分
間)して細菌を集めた後、生理食塩水に懸濁させ、吸光
度660nmで1.0に調製したものを用いた。この菌
液の菌数は、エクランド及びランクフォード(Eklund a
nd Lankford )の方法による測定の結果、2.1×10
8 CFU/mlであった。
【0050】マウスの飼育開始から10日目に、各群マ
ウスの尾静脈内へ上記菌液0.3mlを投与(接種)し
た。その後、マウスの生存率及び体重変動等による罹病
率を求めた。また、細菌投与後20日目に生存する全て
のマウスを屠殺し、脾、腎、心臓を無菌的に採取し、生
理食塩水でホモジネートしてそれぞれの臓器試料の菌数
を平板希釈法で測定すると共に、各臓器重量を測定し
た。尚、細菌感染20日迄に既に死亡した個体について
も同様にして臓器の菌数及び重量を測定した。
【0051】前記(1)、(2)及び(3)の各供試薬
剤を用いて得られた各群マウスのMRSA感染後の生存
率の結果を、図1〔縦軸:生存率(%)、横軸:接種後
日数〕に示す。該図中、グラフ(1)は本発明MRSA
感染症予防及び治療剤(1)投与群(実施例1投与群)
を、グラフ(3)は本発明MRSA感染症予防及び治療
剤(2)投与群(実施例4投与群)を、グラフ(4)は
本発明MRSA感染症予防及び治療剤(表5注射液投与
群)をそれぞれ示す。
【0052】また図1には、グラフ(2)として、前記
生理食塩水投与群1(24匹)及び2(25匹)の結果
を合わせて対照群として示す。
【0053】上記図1より、対照群におけるマウスの生
存率は、生理食塩水投与群1で25%(24匹中6匹)
及び生理食塩水投与群2で16%(25匹中4匹)であ
り、合計20.4%(49匹中10匹)であったのに対
して、本発明群(実施例1投与群)では72%(25匹
中18匹)、本発明群(実施例4投与群)では80%
(25匹中20匹)及び本発明群(表5注射液投与群)
では64%(25匹中16匹)と、いずれも有意に高率
であった。これは上記対照群に対する各本発明群の接種
20日後の生存率を、χ2 −テストに従い統計学的処置
した結果、いずれもp<0.01であったことからも明
らかである。このことから本発明薬剤のMRSA感染症
予防効果が明らかとなった。
【0054】更に、前記(1)の供試薬剤を用いて得ら
れた、マウスの生存個体及び死亡個体のそれぞれの体重
測定結果〔縦軸:体重(g)、横軸:接種後日数〕を、
対照群のそれらと対比して、図2に示す。
【0055】該図中、グラフ(1)は本発明群(生存個
体)を、グラフ(2)は本発明群(死亡個体)、グラフ
(3)は対照群(生存個体)を、またグラフ(4)は対
照群(死亡個体)をそれぞれ示す。
【0056】両群の生存マウスのMRSA感染からの回
復は、体重減少の回復経過から伺うことができ、該図よ
り、両群とも生存個体では、感染後10日目頃より体重
が増加しているおり、MRSA感染からの回復が判る。
一方、両群とも死亡例では感染後の体重減少が継続して
死亡することが判る。
【0057】また下記表6に、前記(1)の供試薬剤を
用いた場合について、MRSA感染後20日間生存して
いたマウス(生存個体)及び死亡したマウス(死亡個
体)の死亡時の、それぞれの臓器(脾、腎、心)の菌数
測定結果及び各臓器重量(g)を示す。
【0058】
【表6】
【0059】該表より、死亡個体の腎の菌数は両群とも
2.0×108 CFU以上であったが、生存個体では
2.0×106 CFU以下であること、心及び脾の菌数
は、両群の死亡個体及び生存個体とも極めて少ないこ
と、臓器重量では脾が両群とも生存個体では死亡個体よ
りも2倍以上となっていることがそれぞれ判る。之等の
ことから、生存個体における免疫応答の昂進が認められ
る。
【0060】以上の結果より、本発明のMRSA感染症
予防及び治療剤は、MRSA感染症に対して有意に個体
の抵抗性を高め得ることが明らかである。
【0061】
【試験例2】MRSA感染マウスに対する治療効果試験 69匹の4週齢Balb/c系雌性マウスを20%カゼ
イン飼料で30日間飼育し、飼育開始から10日目に、
試験例1と同様にしてMRSA菌を接種し、菌接種の翌
日から、供試マウス35匹(本発明群)に実施例1で調
製した本発明MRSA感染症予防及び治療剤(前記供試
薬剤(1))を、また他の34匹(対照群)には生理食
塩水を、それぞれ0.35mlずつ毎日1回腹腔内投与
した。
【0062】上記菌接種から20日目の各群マウスの生
存率を比較検討した結果を、表7に示す。
【0063】
【表7】
【0064】表7より、対照群におけるマウス生存率に
比して、本発明群におけるそれは有意に高値であり、本
発明薬剤のMRSA感染症治療効果が明らかである。
【0065】また上記において、本発明MRSA感染症
予防及び治療剤として前記供試薬剤(1)に代えて、下
記供試薬剤(2)〜(9)のそれぞれを用い、同様の試
験を行なった。
【0066】(2)実施例4の薬剤(0.35ml投
与) (3)実施例4と同様にして調製した前記表5記載の処
方の注射液(0.35ml投与) (4)実施例1と同様にして調製された総遊離核酸成分
含量0.80w/v%のイノシン注射液(イノシン含量
0.80w/v%、0.35ml投与) (5)実施例1の薬剤0.35mlとアルギニン0.1
4gとの併用投与(経口投与) (6)実施例4の薬剤0.35mlとグルタミン0.2
8gとの併用投与(経口投与) (7)実施例4の薬剤0.35mlとアルギニン0.1
4g及びグルタミン0.28gとの併用投与(経口投
与) (8)上記(4)のイノシン注射液0.35mlとアル
ギニン0.14g及びグルタミン0.28gとの併用投
与(経口投与) (9)生理食塩水投与(0.35ml) 得られた結果を下記表8に示す。
【0067】
【表8】
【0068】該表8からも、本発明薬剤のMRSA感染
症治療効果が明らかである。
【0069】
【試験例3】MRSA感染抵抗性の経口摂取核酸の効果
試験 84匹の4週齢Balb/c系雌性マウスを3群に分
け、34匹のマウスを核酸フリーの精製飼料(NF、下
記組成)で、他の40匹をNFにRNAを0.5%添加
した0.5%RNA飼料で、更に残りの10匹を2.5
%RNA飼料で、それぞれ30日間飼育した。
【0070】NF飼料組成 (重量%) コーンスターチ 41.5 カゼイン 25.0 アルファ澱粉 10.0 セルロースパウダー 8.0 リノールサラダ油 6.0 AIN76TM塩混合(オリエンタル酵母社製) 3.5 グラニュー糖 5.0AIN76TMビタミン混合(同上社製)+重酒石酸コリン 1.0 合計 100.0 飼育開始から10日目に、試験例2と同様にして各群マ
ウスにMRSA菌を接種し、菌接種の翌日から、NF飼
料飼育マウスと2.5%RNA飼料飼育マウスとのそれ
ぞれに、毎日1回、生理食塩水を0.35ml腹腔内投
与した。また、40匹の0.5%RNA飼料飼育マウス
は、これを更に2群に分けて、その一方(20匹)には
実施例1で調製した本発明MRSA感染症予防及び治療
剤を(本発明群)、他方(20匹)には生理食塩水を、
それぞれ0.35mlずつ毎日1回腹腔内投与した。
【0071】上記菌接種から20日目の各群マウスの生
存率を比較検討した結果を、表9に示す。
【0072】
【表9】
【0073】表9から、経口摂取RNAではMRSA感
染抵抗性は認められないが、本発明薬剤の非経口摂取に
よって、MRSA感染抵抗性を増強できることが明らか
である。
【0074】
【試験例4】MRSA感染抵抗性試験 65匹の4週齢Balb/c系雌性マウスを20%カゼ
イン飼料で30日間飼育し、10〜12匹ずつの6群に
分け、飼育開始から毎日1回、之等のそれぞれに、実施
例1と同様にして調製した0.80%(w/v%、以下
同じ)イノシン注射液、1.22%5′−GMP−2N
a注射液、0.73%シチジン注射液、0.55%ウリ
ジン注射液及び0.18%チミジン注射液の各0.35
mlを投与するか、或は生理食塩水0.35ml投与
(対照群)した。
【0075】飼育開始から10日目に、試験例1と同様
にしてMRSA菌を接種し、菌接種から20日目の各群
マウスの生存率を比較検討した。その結果を表10に示
す。
【0076】
【表10】
【0077】表10より、対照群におけるマウス生存率
に比して、本発明群(イノシン注射液、5′−GMP−
2Na注射液、シチジン注射液及びチミジン注射液投与
群)におけるそれは高値であり、特にイノシン注射液投
与群におけるマウス生存率が有意に高値であり、このこ
とから本発明薬剤のMRSA感染症治療効果が明らかで
ある。
【0078】
【試験例5】アミノ酸強化試料飼育マウスにおけるMR
SA感染抵抗試験 100匹の4週齢Balb/c系雌性マウスを5群に分
け、第1群は20%カゼイン飼料を与えて飼育した。第
2群及び第3群は20%カゼイン飼料にアミノ酸として
アルギニンとグルタミンとを2%及び4%となる量で配
合した添加した飼料を与え、更に第3群は実施例4で調
整した本発明MRSA感染症予防及び治療剤を毎日1
回、0.35ml腹腔内投与し、それぞれ飼育した。第
4群は20%カゼイン飼料にアミノ酸としてアルギニン
2%を添加した飼料を与え、更に実施例4で調整した本
発明MRSA感染症予防及び治療剤を毎日1回、0.3
5ml腹腔内投与して飼育した。また、第5群は20%
カゼイン飼料にアミノ酸としてグルタミン4%を添加し
た飼料を与え、更に実施例4で調整した本発明MRSA
感染症予防及び治療剤を毎日1回、0.35ml腹腔内
投与して飼育した。
【0079】飼育開始から10日目に、各群マウスに試
験例1と同様にしてMRSA菌を静脈内に1回接種し、
菌接種から8日目に各群マウスの脾臓を採取し、滅菌生
理食塩水でホモジナイズしてマンニット寒天培地を用い
た表面塗抹法により生菌数を調べ、この生菌数をマウス
の菌排除の状態と見なしてMRSA感染抵抗性を評価し
た。
【0080】得られた結果を表11に示す。
【0081】
【表11】
【0082】表11より、第1群(対照)の脾臓の菌数
は105 〜106 個に分布しているのに対して、第2群
(アミノ酸配合群)では104 〜108 個に、第3群
(アミノ酸配合+本発明予防及び治療剤投与群)では1
2 以下〜106 個に、第4群(アミノ酸配合+本発明
予防及び治療剤投与群)では102 以下〜107 個に、
また第5群(アミノ酸配合+本発明予防及び治療剤投与
群)では104 〜107個に、それぞれ分布しているこ
とが判る。之等の結果を累積χ2 検定すると、第1群に
比して第2、3、4及び5群は有意に菌数が低く、第2
群に比べて第3及び4群は有意に菌数が低く、また第4
及び5群に比べて第3群は有意に菌数が低いことが明ら
かとなる。これらのことから、通常の飼料にアルギニン
及びグルタミンを配合してアミノ酸を強化するとMRS
A感染抵抗性は増強され、このアミノ酸強化飼料と本発
明MRSA感染症予防及び治療剤との併用によれば、更
に一層MRSA感染抵抗性が増強され、この効果は殊に
アミノ酸としてのアルギニン及びグルタミンをそれぞれ
本発明予防及び治療剤と併用する場合に比しても、より
顕著であることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例1に従う試験における本発明MRSA感
染症予防及び治療剤投与群及び対照群(生理食塩水投与
群)マウスのそれぞれのMRSA感染後の生存率を示す
グラフである。
【図2】試験例1に従う試験における本発明MRSA感
染症予防及び治療剤投与群及び対照群(生理食塩水投与
群)マウスのそれぞれの生存個体及び死亡個体の体重測
定結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07H 19/20 (A61K 31/70 31:505) 7252−4C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イノシン、グアノシン−n′−一リン酸
    (GMP)(n′=2′、3′又は5′)、ウリジン及
    びチミジンから選ばれる少なくとも1種の核酸構成成分
    を有効成分として含有することを特徴とするMRSA感
    染症予防及び治療剤。
  2. 【請求項2】有効成分が以下の成分組成物から選ばれる
    ものである請求項1に記載のMRSA感染症予防及び治
    療剤。 イノシン:シチジン:グアノシン−n′−一リン酸(G
    MP):ウリジン:チミジン=4:4:4:3:1(モ
    ル比、以下同じ)及び4:0.04:4:3:1、アデ
    ノシン−n′−一リン酸(AMP):シチジン−n′−
    一リン酸(CMP):グアノシン−n′−一リン酸(G
    MP):ウリジン−n′−一リン酸(UMP):チミジ
    ン=4:4:4:3:1並びにシチジン−n′−一リン
    酸(CMP):グアノシン−n′−一リン酸(GM
    P):ウリジン−n′−一リン酸(UMP):イノシン
    −n′−一リン酸(IMP):チミジン=4:4:3:
    4:1及び2:2:1:2:1[但し、n′は2′、
    3′又は5′を示す]。
  3. 【請求項3】アルギニン及びグルタミンから選ばれる少
    なくとも1種を更に含有する請求項1又は2に記載のM
    RSA感染症予防及び治療剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7307166B1 (en) 1987-10-28 2007-12-11 Wellstat Therapeutics Corporation Oxpurine nucleosides and their congeners, and acyl, derivatives thereof, for improvement of hematopoiesis

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