JPH05244973A - アクチノマズラ・フィブロサ種nov.NRRL18348およびアクチノマズラ種NRRL18880からポリエーテル系抗生物質を製造する方法 - Google Patents

アクチノマズラ・フィブロサ種nov.NRRL18348およびアクチノマズラ種NRRL18880からポリエーテル系抗生物質を製造する方法

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JPH05244973A
JPH05244973A JP4241777A JP24177792A JPH05244973A JP H05244973 A JPH05244973 A JP H05244973A JP 4241777 A JP4241777 A JP 4241777A JP 24177792 A JP24177792 A JP 24177792A JP H05244973 A JPH05244973 A JP H05244973A
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ラベルネ・ドゥウェイン・ベック
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 A82810と称されるポリエーテル系抗生
物質化合物を製造するための改良法であって、(1)アク
チノマズラ・フィブロサ種nov.NRRL18348また
はアクチノマズラ種 NRRL18880を培養し、(2)
酸加水分解したカゼインを約2.50〜7.50g/L/
日の割合で、(3)グルコースを約2.50〜7.50g/L
/日の割合で、そして、(4)プロピオネートを約0.50
〜1.5g/L/日の割合で発酵中の適当な培養培地に供
給することからなる方法が提供される。 【効果】 本発明の改良法によると、従来法によって得
られる抗生物質の収量が大きく改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクチノマズラ・フィ
ブロサ種nov.(Actinomadura fibrosa sp. nov.) NRR
L18348およびアクチノマズラ種(Actinomadura s
p.) NRRL18880からポリエーテル系抗生物質を
製造するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下の式:
【化3】 で示されるポリエーテル系抗生物質ならびにその誘導体
類および薬学的に許容しうる塩類は、抗細菌および抗球
虫薬物として重要な化合物であることがわかっている。
特に、これらの化合物は、単胃および反芻動物の両方に
おいて食物利用効率および成長効果を改善する。また、
これらの化合物は殺昆虫および抗ウイルス活性を有して
いる(欧州特許公開No.341,019および328,303を参照)。
【0003】上記式で示される抗生物質A82810
は、アクチノマズラ・フィブロサ種nov. NRRL18
348の培養物の発酵によって製造される。アクチノマ
ズラ・フィブロサ種nov. NRRL18348の培養物
は、Midwest Area Northern Regional Research Cente
r, Agricultural Research, North Central Region [18
15North University Street, Peoria, Ill., 61604]に
寄託されてその保存培養物コレクションの一部となって
おり、ここからだれでも受託番号NRRL18348の
もとで入手することができる。
【0004】また、上記式で示される抗生物質はアクチ
ノマズラ種の発酵によっても製造される(EP No.328,
303を参照)。American Type Culture Collection [Rock
ville, Maryland]に原寄託されて受託番号ATCC53
708を有するアクチノマズラ種の培養物は、Midwest
Area Northern Regional Research Centerに再寄託さ
れ、その保存培養物コレクションの一部となっている。
この培養物も受託番号NRRL18880のもとでだれ
でも入手することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製造培地
に、グルコースを実質的に連続供給するかまたはするこ
となく、酸加水分解したカゼインとプロピオネートを実
質的に連続供給することによって、上記式で示されるポ
リエーテル系抗生物質を生合成するための改良法を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】具体的には、A8281
0を製造するための本発明の改良法は、酸加水分解した
カゼインを製造段階の開始の約15〜約35時間後から
始めてA82810産生培養物に約2.50g/L/日〜
約7.50g/L/日の割合で実質的に連続供給し、さら
にプロピオネートを製造段階の開始の約25〜約70時
間後から始めて同A82810産生培養物に約0.50g
/L/日〜約1.50g/L/日の割合で実質的に連続供
給し、そして両方の供給を発酵過程の間じゅう継続する
ことからなる。製造段階の開始とは、製造培地に栄養成
長接種物を添加する時点であり、当分野では発酵の開始
点としても知られている。この方法の利点は、A828
10の製造収量が増加することである。
【0007】A82810生合成のための本発明の別の
改良法は、酸加水分解したカゼインとプロピオネートを
上記のように実質的に連続供給し、さらにグルコースを
製造段階の開始の約15〜約35時間後から始めて発酵
過程の間じゅう継続的に約2.50g/L/日〜約7.5
0g/L/日の割合で実質的に連続供給することからな
る。この方法も生成物収量の大きな増加を与える。
【0008】さらに、本発明はA82810を製造する
ための改良法であって、酸加水分解したカゼインとプロ
ピオネートの2項目組合せを上記のような開始時間と割
合で実質的に連続供給することからなる改良法、ならび
に酸加水分解したカゼイン、グルコースおよびプロピオ
ネートの3項目組合せを上記のような開始時間と割合で
実質的に連続供給することからなる別の改良法を提供す
るものである。本発明方法のこの態様は、酸加水分解し
たカゼイン、グルコースおよびプロピオネートの連続供
給のための時間と原料の節約を与える。
【0009】本発明の他の改良法においては、アクチノ
マズラ種NRRL18880が産生する上記式で示され
る抗生物質は、アクチノマズラ種またはその突然変異体
を、グルコース、酸加水分解したカゼイン、廃糖蜜、M
gSO4、CaCO3およびジャガイモ・デキストリンを含
む最適化した培養培地中、水中好気性発酵条件のもとで
培養し;酸加水分解したカゼインを製造段階の開始の約
20〜約25時間後から始めて約3.50g/L/日〜約
5.50g/L/日の割合で、グルコースを製造段階の開
始の約20〜約25時間後から始めて約3.0g/L/日
〜約8.0g/L/日の割合で、およびプロピオネートを
製造段階の開始の約45〜約50時間後から始めて約
0.50g/L/日〜約1.0g/L/日の割合で実質的に
連続供給し;そして、この供給を発酵過程の間じゅう継
続する;ことからなる方法によって製造される。この改
良法も生成物収量の増加を与える。
【0010】以下の式:
【化4】 で示されるポリエーテル系抗生物質A82810は、ア
クチノマズラ・フィブロサ種nov.株 NRRL1834
8またはその突然変異体を水中好気性の発酵条件のもと
で培養することによって製造される。この製造方法は当
分野で既知である(EP 341,019を参照)。この文献に教
示されているように、アクチノマズラ・フィブロサの培
養物を増殖させるのに用いる培養培地は多数の培地のい
ずれであってもよい。しかし、本発明の改良法による収
量の利点を最大にするためには、初めにこの培養培地を
最適化すべきである。最適化は、培養培地成分の好まし
い供給源を好ましい濃度で使用することによって得られ
る。
【0011】大スケール発酵における好ましい炭水化物
供給源はグルコースおよび特にジャガイモ・デキストリ
ンであるが、リボース、キシロース、フルクトース、ガ
ラクトース、マンノース、マンニトールなどを使用する
こともできる。好ましい窒素供給源は酸加水分解したカ
ゼインであるが、酵素加水分解したカゼイン、酵母、大
豆粉、肝臓粉、肉ペプトン、魚粉なども有用である。
【0012】培養培地に導入してよい栄養無機塩には、
亜鉛、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、アンモ
ニウム、塩素、炭酸、硫酸、硝酸などのイオンを生成す
ることができる通常の可溶性の塩が含まれる。特に、酸
加水分解したカゼインは、塩素とナトリウムの良好な供
給源となる。生物の成長と発育に必要な必須微量元素も
培養培地に含有させるべきである。通常、このような微
量元素は、生物の成長要求を満たすに十分な量で培地の
他の成分中に不純物として見い出される。起泡が問題に
なる場合には、少量(即ち、0.2g/L)の消泡剤(約2
000の分子量を有するポリプロピレングリコールな
ど)を必要なら大スケール発酵培地に加えてもよい。培
養培地成分の好ましい濃度の例を後記の実施例1および
2に示す。
【0013】抗生物質A82810の製造のためには、
タンク中での水中好気性発酵が好ましい。少量のA82
810は振盪フラスコ培養によって得ることもできる。
胞子形態の生物を大きなタンクに接種することに通常付
随する抗生物質産生の時間的ずれの故に、栄養成長接種
物を使用するのが好ましい。この栄養成長接種物は、生
物の胞子形態または菌糸断片を少量の培養培地に接種し
て、新鮮かつ活発に成長している生物の培養物を得るこ
とによって調製する。次いで、この栄養成長接種物を大
きな容器に移し、A82810の製造段階を開始する。
この栄養成長接種物の培地はさらに大きな発酵に用いる
培地と同一であってもよいが、他の培地も適している。
【0014】A82810はA82810産生生物を約
25〜約40℃の温度で成長させたときに産生される。
本発明の方法を用いたときのA82810生産のための
最適温度は約36℃である。
【0015】水中好気性の培養過程においては普通であ
るように、培地を通常のタービン羽根で撹拌しながら滅
菌空気を容器の底から吹き込む。これまで使用されてい
た条件下での発酵の最大の酸素取込みは約0.35mM/
L/分を越えることはなかった。約115Lのブロスを
入れた完全にバッフルされた165Lの発酵器において
は、約150〜約450rpmの撹拌速度で0.125〜
1.0v/v/mの暴気速度が、約0.34気圧の圧力にお
いて40%空気飽和またはそれ以上の溶解酸素レベルを
維持するのに十分である。
【0016】抗生物質A82810の製造は、この抗生
物質に感受性であることがわかっている生物に対する抗
生物質活性をブロスの試料で試験することによって発酵
過程中に追跡することができる。A82810の試験に
有用な検定生物の1つはバシラス・スブチリス(Bacillu
s subtilis)ATCC6633である。この生物検定
は、寒天-ウエル拡散試験によって行なうのが好都合で
ある。
【0017】水中好気性の発酵条件下での製造に続い
て、式(I)で示されるA82810およびその他の抗生
物質を、発酵の分野で用いられる方法によって発酵培地
から回収することができる(EP No.341,019および32
8,303を参照)。
【0018】本発明の改良法の1つは、上記のように培
養培地を最適化し、次いで酸加水分解したカゼインとプ
ロピオネートを実質的に連続して供給することからな
る。プロピオン酸またはそのエステルを本発明の方法に
用いてもよいが、アルカリ金属またはアルカリ土類金属
から得られるプロピオン酸塩を用いるのが好ましい。代
表的かつ適当なプロピオン酸の塩にはカリウム、リチウ
ム、セシウム、カルシウムおよびマグネシウム塩が含ま
れるが、プロピオン酸のナトリウム塩が特に好ましい。
「プロピオネート」なる用語は上記形態のすべてを表す
ように用いる。
【0019】実質的に連続して供給する方法には、式
(I)で示される抗生物質の収量を増加させるに十分な多
量であるが発酵の阻害を避けるに十分な低量で、上記の
期間全体にわたって添加される供給成分(プロピオネー
ト、酸加水分解したカゼインおよびグルコース)の断続
的ないし非中断の添加が含まれる。添加の間隔は約1〜
2分を越えるべきではないが、製造培地に対する供給成
分の定常フローに近似される供給方法が好ましい。この
好ましい供給方法を、限定用語「実質的に」を伴わずに
使用したときの用語「連続」または「連続して」によっ
て示す。
【0020】本発明によって得られる改善を以下の表1
に示す。この表は、酸加水分解したカゼインの連続供給
によって得られた結果を、異なる割合のプロピオン酸ナ
トリウムと酸加水分解したカゼインの連続供給によって
得られた結果と比較するものである。
【表1】 表1 A82810の生合成に及ぼす酸加水分解したカゼイン とプロピオン酸ナトリウムの連続供給の効果 酸加水分解したカゼイン プロピオン酸ナトリウム A82810のの割合 (g/L/日) の割合a (g/L/日) 収量(μg/ml) 5.37b 0.00 850 5.50c 0.40 1330 5.50 0.50 1600 5.50 0.56 1720 5.50 0.91 2000 5.50 1.21 1750 a 製造段階の開始の約42時間後に供給を始める。b 製造段階の開始の約25時間後に供給を始める。c 残りの酸加水分解したカゼインの供給のそれぞれは製
造段階の開始の約20時間後に始める。 上記の表1の結果が示すように、酸加水分解したカゼイ
ンとプロピオン酸ナトリウムの供給によって最終的なA
82810の収量が135%まで増加した。
【0021】実質的に連続して酸加水分解したカゼイン
とプロピオネートを供給する方法においては、約2.5
0g/L/日〜約7.50g/L/日の酸加水分解したカ
ゼインの割合が勧められるが、約4.50g/L/日〜約
5.50g/L/日の割合が本方法に対して好ましい。さ
らに、約0.50g/L/日〜約1.50g/L/日のプロ
ピオネートの割合が勧められるが、約0.85g/L/日
〜約0.95g/L/日の割合が好ましい。
【0022】本方法においては、酸加水分解したカゼイ
ンとプロピオネートは、発酵の製造段階中に、成長して
いるA82810産生培養物に添加する。酸加水分解し
たカゼインの添加は製造段階の開始の約15〜約35時
間後に始め、発酵が終了するまで継続すべきである。製
造開始の約24時間後に酸加水分解したカゼインの添加
を始めるのが好ましい。
【0023】プロピオネートを発酵の初期段階に製造培
地に供給すると、生物がプロピオネートを代謝しないこ
とがあり、プロピオネートのレベルが阻害性のレベルま
で上昇することがある。プロピオネートの供給が抗生物
質製造過程において遅すぎて開始されると、最大の収量
が得られないであろう。従って、プロピオネートの添加
は製造段階の開始の約25〜約70時間後に始め、発酵
が終了するまで継続すべきである。製造開始の約48時
間後にプロピオネートの添加を始めるのが好ましい。
【0024】しかし、プロピオネート供給の開始時期を
生物の呼吸商(消費されたO2/生成したCO2)に合わせ
るのが特に好ましい。呼吸商が約1.0に安定化したと
きにプロピオネートの供給を始めるべきである。ここ
で、呼吸商が1.0であるということは、生物がヘキソ
ースを代謝していることを指し、この発酵においては生
合成の開始と一致する。最適条件のもとでは、これは製
造段階の開始の約40〜約50時間後に現れることが多
い。プロピオネートの供給を開始すると呼吸商は約0.
90〜約0.95まで低下するが、プロピオネートまた
はグルコースの供給割合を調節して呼吸商をこの範囲に
維持すべきである。呼吸商がこの目標範囲を下回るとき
には、プロピオネートの割合を減少させるか、またはグ
ルコースの割合を増加させるべきである。呼吸商が目標
範囲を上回るときには、プロピオネートの割合を増加さ
せるか、またはグルコースの割合を減少させるべきであ
る。しかし、プロピオネートの供給割合を調節して呼吸
商を上昇または低下させるのが好ましい。プロピオネー
トの供給割合の調節によって所望の結果が得られないと
きには、グルコースの供給割合を調節することが必要に
なるであろう。
【0025】酸加水分解したカゼインとプロピオネート
は種々の方法によって添加することができるが、これら
を溶液として添加するのが好ましい。これらの供給成分
を単一溶液で添加してもよいが、酸加水分解したカゼイ
ンとプロピオネートを別々に添加してそれぞれの供給割
合を独立して調節することもできる。
【0026】本発明の好ましい方法は、培養培地を最適
化し、酸加水分解したカゼインとプロピオネートを上記
のように実質的に連続して供給し、さらにグルコースを
実質的に連続して供給することからなる。本方法によっ
て得られる改善を以下の表2に示す。この表は、グルコ
ースと共に、およびグルコースを伴わずに製造培地に添
加したときのプロピオン酸ナトリウムの供給割合を比較
するものである。以下の処理のそれぞれは、酸加水分解
したカゼインの約4.50g/L/日〜約5.50g/L/
日の割合での連続供給(製造段階の開始の約24時間後
から始めて発酵の間じゅう継続する)を包含していた。
【0027】
【表2】 表2 A82810の生合成に及ぼす酸加水分解したカゼイン、 プロピオン酸ナトリウムおよびグルコースの連続供給の効果 プロピオン酸ナトリウム グルコースの A82810のの割合a (g/L/日) 割合b (g/L/日) 収量(μg/ml) 0.00 0.0 850 0.91 0.0 2000 0.18 5.0 1550 0.59 5.0 2970 0.86 5.0 3420 1.17 5.0 2930 1.49 5.0 2350 a 製造段階の開始の約65時間後に供給を始める。b グルコースの割合は約±0.50g/L/日変化し、製
造段階の開始の約24時間後に連続供給を開始した。
【0028】上記の表2の結果が示すように、連続供給
した酸加水分解したカゼインとプロピオン酸ナトリウム
とグルコースの3項目処理によって最終的なA8281
0の収量が、グルコースを加えずに連続供給した酸加水
分解したカゼインとプロピオン酸ナトリウムの2項目処
理に比べてさらに71%まで増加した。さらに重要なこ
とは、この3項目供給が最終的なA82810の収量
を、酸加水分解したカゼイン単独の単一供給に比べて3
00%以上増加させたことである。
【0029】この改良法においては、約2.50g/L/
日〜約7.50g/L/日のグルコースの割合が勧められ
るが、約4.50g/L/日〜約5.50g/L/日の割合
が好ましい。これらの供給割合は、上記した生物の呼吸
商が約1.0の目標範囲に入るのを助けるに足るもので
あるべきである。グルコースの供給を開始してすぐにこ
の目標範囲に到達しないときには、プロピオネートの供
給を開始する前に目標の呼吸商が達成され、そして安定
化するように、グルコースの割合を調節することが必要
になることがある。目標の呼吸商は製造段階の開始から
約20〜約30時間以内に達成されるべきであるが、実
際の時期は最初のグルコースレベルおよび接種後の生物
の代謝速度に依存するであろう。従って、この期間はグ
ルコース供給割合と得られる呼吸商を慎重にモニターす
ることが重要である。
【0030】酸加水分解したカゼインおよびプロピオネ
ートと同様、グルコースは、発酵の製造段階中に、成長
しているA82810産生培養物に添加する。グルコー
スの添加は製造段階の開始の約15〜約35時間後に始
め、発酵が終了するまで継続すべきである。製造開始の
約24時間後にグルコースの添加を始めるのが好まし
い。グルコースは種々の方法によって添加することがで
きるが、これを溶液として添加するのが好ましい。本方
法において、グルコース、酸加水分解したカゼインおよ
びプロピオン酸ナトリウムは単一溶液で添加してもよい
が、それぞれの供給成分を別々に添加してそれぞれの供
給割合を独立して調節してもよい。
【0031】式(I)で示される抗生物質を製造するため
の本発明の別の改良法は、酸加水分解したカゼイン、グ
ルコース、廃糖蜜、MgSO4、CaCO3およびジャガイ
モ・デキストリンを含む培養培地を最適化し、アクチノ
マズラ種NRRL18880またはその突然変異体を、
アクチノマズラ・フィブロサ種nov.NRRL18348
に対して上で教示したような水中好気性の発酵条件下で
培養し、次いでこの培養培地に酸加水分解したカゼイ
ン、グルコースおよびプロピオネートを実質的に連続し
て供給することからなる。この改良法を用いる連続供給
によって目的の式(I)の抗生物質の収量が平均で90%
以上増加した。
【0032】この実質的に連続して供給する方法におい
ては、酸加水分解したカゼイン、グルコースおよびプロ
ピオネートの添加割合は、発酵に対する阻害作用を避け
るに十分低いものであって、しかも目的の抗生物質の収
量の有意の増加を引き起こすに十分高いものでなければ
ならない。約0.50g/L/日〜約1.0g/L/日のプ
ロピオネートの割合が勧められるが、約0.85g/L/
日〜約0.95g/L/日の割合が好ましい。実質的に連
続して供給されるグルコースの勧められる割合は約3.
0g/L/日〜約8.0g/L/日であるが、約4.50g
/L/日〜約5.50g/L/日の割合が好ましい。さら
に、約3.50g/L/日〜約5.50g/L/日の酸加水
分解したカゼインの割合が勧められ、そして好ましい。
【0033】さらに、それぞれの供給成分であるプロピ
オネート、グルコースおよび酸加水分解したカゼイン
は、発酵の製造段階中に、成長している抗生物質を産生
する培養物に添加する。上記した一般的な指針に従っ
て、プロピオネートの添加は製造段階の開始の約45〜
約50時間後に始め、発酵が終了するまで継続すべきで
ある。グルコースと酸加水分解したカゼインの添加は製
造段階の開始の約20〜約25時間後に始め、発酵が終
了するまで継続すべきである。供給成分のそれぞれを種
々の方法によって添加することができるが、これらを溶
液として添加するのが好ましい。これらの成分を単一溶
液で添加してもよいが、それぞれの供給成分を別々に添
加してそれぞれの供給割合を独立して調節してもよい。
【0034】他の生物の場合と同様、式(I)で示される
抗生物質を産生する培養物 アクチノマズラ・フィブロ
サ種nov.NRRL18348およびアクチノマズラ・フ
ィブロサ種nov.NRRL18880の性質は変化を受け
る対象である。即ち、当分野で既知の物理的および化学
的方法によってこれら菌株の突然変異体を得ることがで
きる。例えば、N−メチル−N1−ニトロ−N−ニトロ
ソグアニジンなどの化学物質で処理することによって他
の菌株を得ることができる。式(I)で示される抗生物質
を産生するアクチノマズラ・フィブロサ種nov.NRRL
18348およびアクチノマズラ種NRRL18880
の天然のまたは誘導した突然変異株を用いて上記の方法
を実施することは本発明の一部である。
【0035】
【実施例】本発明の実施をさらに詳しく説明するため
に、以下に実施例を挙げる。実施例1 プロピオン酸ナトリウムと酸加水分解したカ
ゼインの連続供給による抗生物質A82810の製造 A.A82810の振盪フラスコ発酵 液体窒素中に維持されたアクチノマズラ・フィブロサ種
nov. NRRL18348の培養物を、以下の組成を有
する第1段階の栄養成長培地(0.5ml)に接種した: 未調節のpHは6.3;5N NaOH(約70ml)を用いて
pHを7.0に調節;滅菌後のpHは6.9。 添加した消泡剤:SAG471a(0.2g/L) およびP-2000b(0.1ml/L)。a SAG471(Union Carbide, Sistersville, WV)。b P-2000(Dow Chemical Co., Midland, MI)。 この接種された栄養成長培地を、250mlの広口エルレ
ンマイヤー・フラスコ中、250rpmで2インチ(5.0
8cm)の円を周回する振盪器において37℃で約70時
間インキュベートした。
【0036】B.A82810のタンク発酵 さらに大量の接種物を得るために、上記Aの記載のよう
に調製したインキュベートされた第1段階の培地(10m
l)を、第1段階の培地と同じ組成を有する第2段階の栄
養成長培地(400ml)に接種した。この第2段階の培地
を、2Lの広口エルレンマイヤー・フラスコ中、250
rpmで2インチ(5.08cm)の円を周回する振盪器におい
て37℃で約48時間インキュベートした。この第2段
階の栄養成長培地(400ml)を、以下の組成を有する滅
菌製造培地(115L)に接種した: 未調節のpHは6.8;5N NaOH(約20ml)を用いて
pHを7.0に調節;滅菌後のpHは6.8。 添加した消泡剤:SAG471(0.2g/L) およびP-2000(0.1ml/L)。 * Hy-Caseアミノ(Sheffield Chemical Co., Norwich,
N.Y.)。 この接種された製造培地を、165Lの撹拌発酵タンク
中、36℃の温度で6〜10日間発酵させた。撹拌容器
中、低rpm(150〜380)で、空気飽和の約60%の
溶解酸素レベルを維持した。
【0037】製造段階の開始の約18時間後から、酸加
水分解したカゼインを約5.5g/L/日の割合で製造培
地に連続供給した。また、製造段階の開始の約45時間
後から、プロピオン酸ナトリウムを約0.91g/L/日
の割合で製造培地に連続供給した。約7日後の発酵によ
る抗生物質A82810の収量は2000μg/mlであ
った。この収量は、この方法で用いたプロピオン酸ナト
リウムの供給を行なうことなく同じ条件で得た850μ
g/mlの収量よりも相当に多い。
【0038】実施例2 プロピオン酸ナトリウム、酸加
水分解したカゼインおよびグルコースの連続供給による
抗生物質A82810の製造 以下の事項を除いて実施例1の方法を用いてA8281
0を製造した:(1)第1段階のインキュベートが67時
間である;(2)第2段階のインキュベートが52時間で
ある;(3)製造培地II中のジャガイモ・デキストリンの
量が60.0g/Lである;(4)製造培地IIの未調節のpH
が6.5であり、5N NaOH(約40ml)を用いてpH
7.0に調節し、滅菌後のpHが7.0である;(5)溶解酸
素レベルが空気飽和の40%以上に維持されている;そ
して、(6)撹拌発酵容器のrpmが200〜450である。
さらに、製造段階の開始の約24時間後から、酸加水分
解したカゼインを約4.34g/L/日の割合で発酵培地
に連続供給し、グルコースを約4.39g/L/日の割合
で連続供給した。また、製造段階の開始の約42時間後
から、プロピオン酸ナトリウムを約0.86g/L/日の
割合で発酵培地に連続供給した。この連続供給の実験に
よって得た生合成の結果を以下の表3にまとめる。
【表3】表3 撹拌した165Lの生物反応器中でのA82810の生合成に及ぼす 発酵培地への酸加水分解したカゼイン、グルコースおよびプロピオン 酸ナトリウムの連続供給の効果 連続供給 量(g/L/日) 生合成(μg/ml) (a) 酸加水分解したカゼイン 5.50 850 (b) (a)+プロピオン酸ナトリウム 5.37+0.91 2000(c) (b)+グルコース 4.34+4.39+0.86 3420
【0039】実施例3 アクチノマズラ種NRRL18
880の培養物を用い、プロピオン酸ナトリウム、酸加
水分解したカゼインおよびグルコースの連続供給を用い
る式(I)の抗生物質の製造 以下の事項を除き、実施例2の方法を用いるアクチノマ
ズラ種NRRL18880の培養によって式(I)で示さ
れる抗生物質を製造した:(1)第1段階のインキュベー
トが96時間である;(2)第2段階のインキュベートが
72時間である;(3)製造培地IIの未調節のpHが6.8
であり、5N NaOH(約25ml)を用いてpH7.0に調
節し、滅菌後のpHが7.0である;(4)溶解酸素が約6
0%空気飽和以上に維持されている;そして、(5)撹拌
発酵容器のrpmが発酵過程の開始時には150であり、
時間とともに約450まで増加する。さらに、酸加水分
解したカゼイン、グルコースおよびプロピオン酸ナトリ
ウムを発酵培地に連続供給した。酸加水分解したカゼイ
ンは約5.09g/L/日の割合で供給し、グルコースは
約5.66g/L/日の割合で供給し、そしてプロピオン
酸ナトリウムは約0.72g/L/日の割合で供給した。
酸加水分解したカゼインとグルコースの供給は製造段階
の開始の約20時間後に始めた。プロピオン酸ナトリウ
ムの供給は製造段階の開始の約42時間後に始めた。カ
ゼイン、グルコースおよびプロピオン酸ナトリウムの供
給は、回収可能な量の式(I)の抗生物質が産生されるま
で継続した。約8日の発酵後の抗生物質の収量は640
μg/mlであった。この収量は、この方法で用いたプロ
ピオネートの供給を行なうことなく同じ条件下で得た3
75μg/mlの収量よりも相当に多い。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の式: 【化1】 で示される抗生物質A82810を製造するための改良
    法であって、 (a) A82810を産生するアクチノマズラ・フィブロ
    サ種nov. NRRL18348またはA82810を産
    生するその突然変異体の培養物に、酸加水分解したカゼ
    インを約2.50g/L/日〜約7.50g/L/日の割合
    で、製造段階の開始の約15〜約35時間後から始めて
    回収しうる量の抗生物質A82810が産生されるまで
    発酵の間じゅう継続的に、実質的に連続して供給し;そ
    して (b) 該培養物に、プロピオネートを約0.50g/L/日
    〜約1.50g/L/日の割合で、製造段階の開始の約2
    5〜約70時間後から始めて回収しうる量の抗生物質A
    82810が産生されるまで発酵の間じゅう継続的に、
    実質的に連続して供給する;ことからなる方法。
  2. 【請求項2】 実質的に連続した供給が定常フローに近
    似するものである請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 培養物に、グルコースを約2.50g/L
    /日〜約7.50g/L/日の割合で、製造段階の開始の
    約15〜約35時間後から始めて回収しうる量の抗生物
    質A82810が産生されるまで発酵の間じゅう継続的
    に、実質的に連続して供給する請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 実質的に連続した供給が定常フローに近
    似するものである請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 グルコースの供給割合が約4.50g/L
    /日〜約5.50g/L/日である請求項4に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 酸加水分解したカゼインの供給割合が約
    4.50g/L/日〜約5.50g/L/日であり、プロピ
    オネートの供給割合が約0.85g/L/日〜約0.95g
    /L/日である請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 グルコースの供給割合が、プロピオネー
    トの供給開始前に約1.0の呼吸商を維持するに十分な
    ものである請求項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 呼吸商が約1.0に安定化したときにプ
    ロピオネートの供給を始め、プロピオネートとグルコー
    スの供給割合が該呼吸商を発酵の間じゅう約0.90〜
    約0.95に維持するに十分なものである請求項7に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 以下の式: 【化2】 で示される抗生物質の製造方法であって、 (a) 上記式で示される抗生物質を産生するアクチノマズ
    ラ種 NRRL18880またはその突然変異体の培養
    物を、グルコース、酸加水分解したカゼイン、廃糖蜜、
    MgSO4、CaCO3およびジャガイモ・デキストリンを
    含む最適化した培養培地中、水中好気性発酵条件のもと
    で培養し; (b) 該培養培地に、酸加水分解したカゼインを約3.5
    0g/L/日〜約5.50g/L/日の割合で、製造段階
    の開始の約20〜約25時間後から始めて回収しうる量
    の上記式の抗生物質が産生されるまで発酵の間じゅう継
    続的に、実質的に連続して供給し; (c) 該培養培地に、グルコースを約3.0g/L/日〜約
    8.0g/L/日の割合で、製造段階の開始の約20〜約
    25時間後から始めて回収しうる量の上記式の抗生物質
    が産生されるまで発酵の間じゅう継続的に、実質的に連
    続して供給し;そして (d) 該培養培地に、プロピオネートを約0.50g/L/
    日〜約1.0g/L/日の割合で、製造段階の開始の約4
    5〜約50時間後から始めて回収しうる量の上記式の抗
    生物質が産生されるまで発酵の間じゅう継続的に、実質
    的に連続して供給する;ことからなる方法。
  10. 【請求項10】 プロピオネートがプロピオン酸ナトリ
    ウムである請求項9に記載の方法。
JP4241777A 1991-09-16 1992-09-10 アクチノマズラ・フィブロサ種nov.NRRL18348およびアクチノマズラ種NRRL18880からポリエーテル系抗生物質を製造する方法 Withdrawn JPH05244973A (ja)

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US07/760,640 US5278053A (en) 1991-09-16 1991-09-16 Method of producing a polyether antibiotic from actinomadura fibrosa sp. nov. NRRL 18348 and actinomadura sp. NRRL 18880

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