JPH0524424U - 自動車のラジエータ支持構造 - Google Patents

自動車のラジエータ支持構造

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JPH0524424U
JPH0524424U JP7489591U JP7489591U JPH0524424U JP H0524424 U JPH0524424 U JP H0524424U JP 7489591 U JP7489591 U JP 7489591U JP 7489591 U JP7489591 U JP 7489591U JP H0524424 U JPH0524424 U JP H0524424U
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radiator
support structure
opening
front side
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、自動車のラジエータ支持構造に
おいて、ラジエータの配設角度を自由に設定して、ボン
ネツトラインを低下させるためのレイアウト上の自由度
を増大させる事の出来ることを最も主要な特徴とする。 【構成】 この考案に係わる自動車のラジエータ支持構
造は、フロントサイドフレーム38と、このフロントサ
イドフレーム38の下方に略水平状態で配設されたラジ
エータ48とを具備し、このラジエータ48を少なくと
も一端でフロントサイドフレーム38に支持させた事を
特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のラジエータ支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、所謂スポーツカーの世界においては、全体車高を低く抑え、車体前端を 規定するノーズ部を低位置に設定し、ボンネツトラインを低下させて、空力特性 を向上させようとする要求がある。ここで、このようにボンネツトラインを低下 させ。スラントノーズを構成すると、エンジンルーム内の先端部における配設空 間は制限されてくるものである。一方、通常、エンジンルーム内には、エンジン 冷却用のラジエータが起立して配設されるものである。このため、この様なスラ ントノーズ内にラジエータを配設しようとすると、たとえば、実開昭63−17 9236号公報に示されるように、ラジエータを前傾状態で配置する構成を採用 せざるをえない事となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、このようにラジエータを前傾状態で配置しようとすると、前方から導 入される外気としての冷却風がラジエータに当たる実質面積が小さくなり、ラジ エータにおける冷却効率が低下する事となる。このため、上述した従来公報にお いては、ノーズパネルの前面に形成された冷却風取り入れ口とラジエータとを概 ね密閉構造とし、この冷却風取り入れ口から導入された冷却風を強制的にラジエ ータに導くようにして、冷却効率を所定の値に維持しようとしている。
【0004】 しかしながら、このようにラジエータと冷却風取り入れ口とを密閉構造として も、ラジエータの傾斜配設角度を極端に大きく取る事は困難であり、このため、 ノーズパネルの上面の傾斜角度を小さく設定するのに限界があるものである。 この考案は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、この考案の目的は、 ラジエータの配設角度を自由に設定して、ボンネツトラインを低下させるための レイアウト上の自由度を増大させる事の出来る自動車のラジエータ支持構造を提 供することをである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した問題点を解決し、目的を達成するため、この考案に係わる自動車のラ ジエータ支持構造は、フロントサイドフレームと、このフロントサイドフレーム の下方に略水平状態で配設されたラジエータとを具備し、このラジエータを少な くとも一端で前記フロントサイドフレームに支持された事を特徴としている。
【0006】 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記ラジエー タは、ノーズパネル内に取り付け支持される事を特徴としている。 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記ノーズパ ネルの下面には、前記ラジエータの下方に位置して開口が形成されることを特徴 としている。
【0007】 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記開口の後 端縁には、この開口を介して走行風を前記ラジエータに強制的に導入させるため の偏向部材が取り付けられている事を特徴としている。 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記開口は、 その後端縁が前端縁よりも下方に偏倚した状態で形成されている事を特徴として いる。
【0008】 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記ラジエー タは、前上がりの傾斜姿勢で支持されている事を特徴としている。 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記ラジエー タは、その前端で、前記フロントサイドフレームに接合されたタイダウンフツク に取着されている事を特徴としている。 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記ラジエー タは、その後端で、ボデイの下部に取着されている事を特徴としている。
【0009】
【作用】
以上の様に、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造は構成されている ので、ラジエータをフロントサイドフレームの下面に少なくともその一端で支持 させる事により、ラジエータを略水平状態で取り付け支持させることが出来、ラ ジエータ配設角度を自由に設定して、ボンネツトラインを低下させるためのレイ アウト上の自由度を増大させる事の出来るになる。
【0010】
【実施例】
以下に、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造の一実施例の構造を、 添付図面の図1乃至図8を参照して詳細に説明する。 先ず、この一実施例の自動車のラジエータ支持構造が適用される車体の前部構 造10は、図1に示すように、車体の前端を規定すべく車幅方向に沿つて延出す るノーズパネル12と、このノーズパネル12の後端縁の中央部から後方に向け て一体的に延出するボンネツト14と、このボンネツト14の両側であつて、ノ ーズパネル12の後端縁の両側から夫々後方に向けて一体的に延出する左右一対 のフエインダーパネル16,18とを備えて構成されている。尚、このボンネツ ト14の後端縁は車幅方向に沿つて滑らかに変化する曲線となるように延出して おり、ここから後方に向けてフロントウインドウガラス20が延出している。即 ち、このフロントウインドウガラス20とボンネツト14との交差する線により 、カウルポイントが規定されている。
【0011】 また、両フエインダーパネル16,18の夫々の外側には、左右一対の前輪2 2が夫々収納されるタイヤハウス24が夫々形成されている。また、ボンネツト 14の左右の前端には、左右一対のヘツドランプ26,28が夫々取り付けられ ている。一方、ノーズパネル12からボンネツト14を経てフロントウインドウ ガラス20に至る中心線付近の上面は、図1において一点鎖線Aで示すように、 路面に対して小さめの鋭角で傾斜する一枚の傾斜面を構成するように設定されて いる。
【0012】 即ち、この一実施例においては、ノーズパネル12の先端は、所定要求高さ位 置に設定されたバンパー高さよりも低い位置に設定され、このノーズパネル12 は、バンパーとしては機能しないようになされている。このようにノーズパネル 12の先端を、所定要求高さ位置に設定されたバンパー高さとは無関係に、これ よりも低く設定する事により、前部構造10を低ノーズ化を図ることが出来ると 共に、ボンネツトラインを低く抑え、空力抵抗の低減化を達成して、空力特性の 向上を図ることが出来るものである。
【0013】 上述したように、この一実施例においては、ノーズパネル12はバンパー機能 を有さない状態で形成されており、図2に取り出して示すように、ノーズパネル 12の上面中央部の上方に独立した状態でバンパー部材30が配設されている。 このバンパー部材30は、ノーズパネル12の前端における延出曲線と上下に略 整合した状態で、延出する前端面を有するように形成されており、その両端にお いて、接合部32,34を夫々介してノーズパネル12と一体的に接合されてい る。即ち、この一実施例においては、ノーズパネル12とバンパー部材30と左 右の接合部32,34とは、同一の外被材OPで被われた状態で、換言すれば、 同一の外被材OPで夫々の外面を規定された状態で形成されている。そして、正 面からこの前部構造10を見た場合、ノーズパネル12の上面と、バンパー部材 30の下面と、左方の接合部32の右側面と、右方の接合部34の左側面とに囲 まれる空間により、走行風が吹き抜ける前部開口38が規定されるものである。
【0014】 詳細には、図3にノーズパネル12とバンパー部材30とが接合部32,34 を夫々介して接合される各端部の断面形状を示すように、車体の両側を車体前後 方向に沿つて夫々延出するフロントサイドフレーム38の先端は、ノーズパネル 12内で終端しており、各フロントサイドフレーム38の先端部の上面には、バ ンパーブラケツト40を各々介して、車幅方向に沿つて延出するバンパーフレー ム42の両端が各々固着されている。また、この図3に示すように、外被材36 はその両端で、両フロントサイドフレーム38の先端を互いに連結する状態で取 り付けられたシユラウド44に、取り付けブラケツト46を夫々介して取り付け られている。ここで、このノーズパネル12の上方に配設されたバンパー部材3 0内のバンパーフレーム42の取り付け高さは、所定要求高さ位置に設定されて いる。
【0015】 一方、図4にノーズパネル12とバンパー部材30との中心軸線に沿う断面形 状を示すように、バンパー部材30はノーズパネル12の上面から所定距離だけ 離間した状態で上方に独立して配設されている。即ち、これらノーズパネル12 とバンパー部材30との間には、走行風が吹き抜ける開口38が規定されている 。ここで、この図4から明らかなように、このバンパー部材30の断面形状は、 その車体前後方向に沿う上側の長さが、下側の長さより短く設定された所の、所 謂翼構造を呈して形成されており、この翼構造に形成される事により、このバン パー部材30は所謂スポイラー機能を有する事となる。
【0016】 即ち、図5に示すように、この前部構造10を備えた自動車が前進走行する状 態において、この自動車には、相対的に前方から走行風が吹きつける事となる。 そして、この走行風は、白抜き矢印で示すように、車体前部に当たり、バンパー 部材30の上側を吹き抜ける風K1と、バンパー部材30とノーズパネル12と の間、即ち、前部開口36内を吹き抜ける風K2と、ノーズパネル12の下側を 吹き抜ける風K3とに別れる事となる。ここで、周知の翼理論から、風の吹き抜 け長さの短い面から長い面に向けて、黒矢印で示すように、押し下げ力DFが発 生し、この結果、このスポイラーとして機能するバンパー部材30を一体的に備 えた車体の前部構造10は、全体的に路面に対して押し付けられるような力を受 け、両前輪22における接地力が増し、走行安定性が増す事となる。このように 、ノーズパネル12の上方に独立して配設されたバンパー部材30にスポイラー 機能を付与する事により、車両の走行安定性の向上に基づく走行性能が改善され る事になる。
【0017】 また、図5に示すように、ノーズパネル12内の下部には、ラジエータ48が 略水平に寝た状態、詳細には、僅かに前上がりの傾斜姿勢で配設され、これの上 側には、電動フアン50が連接されている。そして、この電動フアン50の後方 であつて、ボンネツト14が開放される事により形成される開口を介して上方か ら臨める位置に、エンジン52が搭載されている。また、このラジエータ48の 下方には、図示しないクーラユニツトのコンデンサー51が配設されている。
【0018】 ここで、この考案の特徴となる点であるが、このラジエータ48は、図5中一 点鎖線で示すフロントサイドフレーム38の下方に配設されており、このラジエ ータ48の前端は、フロントサイドフレーム38に、詳細には、このフロントサ イドフレーム38の前端に立ち下がった状態で固定されたタイダウンフツク53 にボルト止めされている。尚、このタイダウンフツク53は、その下端をボデイ 下面から下方に突出されると共に、その下方への突出部には、図示しない牽引ロ ープの先端に接続された図示しない引っ掛け片が係止される穴53aが形成され ている。一方、このラジエータ48の後端は、ボデイの一部を構成するタイヤハ ウス24の前部にステイ55を介してボルト57で固着されている。
【0019】 尚、上述したノーズパネル12の下面を吹き抜ける風K3を、このラジエータ 48に導入させるようにするために、ノーズパネル12の下面には、下部開口5 4が形成されている。詳細には、この下部開口54は、その前端縁が後端縁より も所定高さhだけ高い位置に偏倚する状態で形成されている。また、この一実施 例においては、この下部開口54を介しての走行風K3を強制的にラジエータ4 8に導入させるために、この下部開口54の後側縁には、偏向板56がバツフル 板として取り付けられている。この偏向板56は、その後端において、上述した ボルト57で共締めされた状態で、タイヤハウス24の前部に固着されている。 このように偏向板56を取り付ける事により、上述したようにラジエータ48を 略水平に寝かした状態で配設したとしても、走行に際してこのラジエータ48に 対して十分な冷却用の空気が導入される事となる。
【0020】 一方、再び図4に示すように、ノーズパネル12の上方に独立した状態で配設 されたバンパー部材30内には、これの中を車幅方向に沿つて貫通した状態で配 設されたバンパーフレーム42の前後に夫々分けられた状態で、衝撃吸収用の合 成樹脂製の発泡体58a,58bが収納されている。ここで、これらの発泡体5 8a,58bを収納するためにも、また、上述したように、ノーズパネル12と バンパー部材30の夫々の外被を外被材OPから一体的に規定させるために、そ の成形加工技術上の要請からも、バンパー部材30の下面には、略全面に渡り開 口60が形成されている。そして、この開口60は、バンパー部材30の下面に 着脱自在に取り付けられた蓋体62により全面的に覆われている。
【0021】 このようにバンパー部材30内に発泡体58a,58bを収納するための開口 60を、これの下面に形成する事により、この自動車の外観を観察する人間の目 から、この開口60を覆う蓋体62を隠すことが出来、外観の見栄えを向上させ ることが出来る事になる。 また、この図4から明らかなように、ノーズパネル12の後方端縁、即ち、こ れに対向するボンネツト14の前端縁は、バンパー部材30の後方端縁の直下方 位置で、夫々終端するように設定されている。従つて、この前部構造10を図1 に示すように、前方から見た場合に、夫々の終端は観察されずに、ノーズパネル 12とボンネツト14とは、あたかも、一体物として構成されているかのように 見える事となり、外観の見栄えを更に向上させることが出来る事となる。
【0022】 このように、この一実施例の前部構造10においては、ラジエータ48をフロ ントサイドフレーム38の下方において、略水平状態に寝かした状態で取り付け 支持したので、このラジエータ48の配設高さは低くて済み、従つて、このラジ エータ48のレイアウト上の制約から解放された状態で、前部構造10を低ノー ズ化を図ることが出来ると共に、ボンネツトラインを低く抑え、空力抵抗の低減 化を達成して、空力特性の向上を図ることが出来るものである。
【0023】 また、上述したように、ラジエータ48をフロントサイドフレーム38の下方 に配設したので、従来のように、その車幅方向の長さを、両フロントサイドフレ ーム38間のフレームスパンで制約を受ける事がなくなり、そのサイズを車幅方 向に拡大する事が可能となり、レイアウト上の自由度が向上する事となる。 更に、この一実施例においては、ラジエータ48への冷却風の導入を、従来の ように、ノーズパネル12の前端面に開口した冷却風取り入れ口から取り入れる ことなく、ノーズパネル12の下面に形成した下部開口54から導入するように しているので、外観上、ノーズパネル12の前端面に何ら開口が形成されていな い所の、極めてすっきりとした外観構成を呈することが出来、見栄えの向上を図 ることが出来る事となると共に、ノーズパネル12のデザイン上の自由度を向上 させることが出来る事となる。
【0024】 また、この一実施例においては、ラジエータ48の下方に、コンデンサー51 を配設するようにしているので、仮に、この下部開口54から石等の異物が飛び 込んで来たとしても、運転性能に直接関係のないクーラユニツトのコンデンサー 51が破損されるのみで、運転性能、具体的には、エンジン52の冷却性能に直 接関係するラジエータ48が結果として保護される事となり、自動車の安全性が 更に担保される事となる。
【0025】 この考案は、上述した一実施例の構成に限定されることなく、この考案の要旨 を逸脱しない範囲で種々変形可能である事は言うまでもない。 たとえば、上述した一実施例においては、ラジエータ48の後端を、ボデイの 一部を構成するタイヤハウス24の前部に取り付けるように説明したが、この考 案はこの様な構成に限定されることなく、たとえば、ステイ等を介してフロント サイドフレーム38に支持されるように、換言すれば、このラジエータ48全体 をフロントサイドフレーム38に支持されるように構成しても良いものである。
【0026】 また、上述した一実施例においては、図5から明らかなように、ラジエータ4 8の前方に位置するノーズパネル12内の内部空間は、デツドスペースとして、 何ら機器類が配設されないように構成したが、この考案はこの様な構成に限定さ れることなく、図6に変形例として示すように構成しても良い。 即ち、この変形例においては、ノーズパネル12の先端部に外気導入口64を 形成し、ラジエータ48の前方にオイルクーラ66を配設し、このオイルクーラ 66を外気導入口64とをオイルクーラダクト68を介して、略密閉された状態 で連通させる事により、このデツドスペースを有効利用した状態で、オイルクー ラ66をレイアウトさせる事が可能となり、レイアウト効率の向上を図ることが 出来る事となる。
【0027】
【考案の効果】
以上詳述した様に、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造は、フロン トサイドフレームと、このフロントサイドフレームの下方に略水平状態で配設さ れたラジエータとを具備し、このラジエータを少なくとも一端で前記フロントサ イドフレームに支持された事を特徴としている。
【0028】 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記ラジエー タは、ノーズパネル内に取り付け支持される事を特徴としている。 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記ノーズパ ネルの下面には、前記ラジエータの下方に位置して開口が形成されることを特徴 としている。
【0029】 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記開口の後 端縁には、この開口を介して走行風を前記ラジエータに強制的に導入させるため の偏向部材が取り付けられている事を特徴としている。 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記開口は、 その後端縁が前端縁よりも下方に偏倚した状態で形成されている事を特徴として いる。
【0030】 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記ラジエー タは、前上がりの傾斜姿勢で支持されている事を特徴としている。 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記ラジエー タは、その前端で、前記フロントサイドフレームに接合されたタイダウンフツク に取着されている事を特徴としている。
【0031】 また、この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造において、前記ラジエー タは、その後端で、ボデイの下部に取着されている事を特徴としている。 従つて、この考案によれば、ラジエータの配設角度を自由に設定して、ボンネ ツトラインを低下させるためのレイアウト上の自由度を増大させる事の出来る自 動車のラジエータ支持構造が提供される事となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる自動車のラジエータ支持構造
の一実施例が適用される車体の前部構造の構成を概略的
に示す斜視図である。
【図2】図1に示す前部構造の要部を取り出して示す斜
視図である。
【図3】図2に示す前部構造の要部を、BーB線に沿つ
て切断した状態で示す縦断面図である。
【図4】図2に示す前部構造の要部を、CーC線に沿つ
て切断した状態で示す縦断面図である。
【図5】図1に示す前部構造に走行風が吹きつける際
の、この走行風の分割状態、及び、ノーズパネル内のラ
ジエータの支持構造を示す縦断面図である。
【図6】ノーズパネル内の他の機器の配設状態の変形例
を概略的に示す側面図である。
【符号の説明】
10 前部構造、 12 ノーズパネル、 14 ボンネツト、 16;18 フエインダーパネル、 20 フロントウインドウガラス、 22 前輪、 24 タイヤハウス、 26;28 ヘツドランプ、 30 バンパー部材、 32;34 接合部、 36 前部開口、 38 フロントサイドフレーム、 40 バンパーブラケツト、 42 バンパーフレーム、 44 シユラウド、 46 取り付けブラケツト、 48 ラジエータ、 50 電動フアン、 51 コンデンサー、 52 エンジン、 53 タイダウンフツク、 53a 穴、 54 下部開口、 55 ステイ、 56 偏向板、 57 ボルト、 58a;58b 発泡体、 60 開口、 62 蓋体、 64 外気導入口、 66 オイルクーラ、 68 オイルクーラダクトである。

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントサイドフレームと、 このフロントサイドフレームの下方に略水平状態で配設
    されたラジエータとを具備し、 このラジエータを少なくとも一端で前記フロントサイド
    フレームに支持された事を特徴とする自動車のラジエー
    タ支持構造。
  2. 【請求項2】 前記ラジエータは、ノーズパネル内に取
    り付け支持される事を特徴とする請求項1に記載の自動
    車のラジエータ支持構造。
  3. 【請求項3】 前記ノーズパネルの下面には、前記ラジ
    エータの下方に位置して開口が形成されることを特徴と
    する請求項2に記載の自動車のラジエータ支持構造。
  4. 【請求項4】 前記開口の後端縁には、この開口を介し
    て走行風を前記ラジエータに強制的に導入させるための
    偏向部材が取り付けられている事を特徴とする請求項3
    に記載の自動車のラジエータ支持構造。
  5. 【請求項5】 前記開口は、その後端縁が前端縁よりも
    下方に偏倚した状態で形成されている事を特徴とする請
    求項3に記載の自動車のラジエータ支持構造。
  6. 【請求項6】 前記ラジエータは、前上がりの傾斜姿勢
    で支持されている事を特徴とする請求項1に記載の自動
    車のラジエータ支持構造。
  7. 【請求項7】 前記ラジエータは、その前端で、前記フ
    ロントサイドフレームに接合されたタイダウンフツクに
    取着されている事を特徴とする請求項1に記載の自動車
    のラジエータ支持構造。
  8. 【請求項8】 前記ラジエータは、その後端で、ボデイ
    の下部に取着されている事を特徴とする請求項7に記載
    の自動車のラジエータ支持構造。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6157031B2 (ja) * 1982-06-14 1986-12-04 Toshuki Toomatsu
JPH0259019B2 (ja) * 1984-02-28 1990-12-11 Sumitomo Jukikai Kogyo Kk

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