JPH05241576A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH05241576A
JPH05241576A JP4180595A JP18059592A JPH05241576A JP H05241576 A JPH05241576 A JP H05241576A JP 4180595 A JP4180595 A JP 4180595A JP 18059592 A JP18059592 A JP 18059592A JP H05241576 A JPH05241576 A JP H05241576A
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Hiroshi Morokuma
浩志 諸隈
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タッチデータに対応して、自由に楽音の音色
を変化させることのできる電子楽器を提供する。 【構成】 DCO21と22により音源ラインαが構成
され、DCO23と24により音源ラインβを構成し、
DCO21および23には大きなベロシティに対応する
波形データfがセットされ、DCO22および24には
ちいさなベロシティに対応する波形データmpがセット
される。さらにベロシティ制御部25、26で各波形デ
ータのレベルをベロシティデータに対応して制御する。
詳しくは、タッチテーブルデータによりベロシティデー
タの変化に対応して波形データf、mpの切換えと波形
データのレベルを制御する。そして、このベロシティ制
御部25、26から出力された音源ラインα、βの両波
形データに対してエンベロープ制御部27、28より、
エンベロープ特性が付加される。その後両波形データは
加算器29にて加算して出力される。これによって、演
奏入力におけるタッチの変化に対応して自由に音色の変
化を設定することが可能となり、変化に富んだ楽音を発
生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タッチデータ(押
鍵、弾弦、吹奏などの演奏入力が加えられる速度・圧力
のデータであるいわゆるイニシャルタッチデータ、およ
びアフタータッチデータ)に対応して異なる音色の楽音
を発音させるタッチ制御機能を有する電子楽器に関す
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、上
記のようなタッチ制御機能を有する電子楽器において、
図6に示すように、波形メモリ1より例えば基本となる
楽音波形として正弦波波形データを読出し、この正弦波
波形データをもとに4ラインからそれぞれ独立して、異
なるピッチ、例えば倍音関係を有する正弦波2−1〜2
−4を出力している。そして各正弦波2−1〜2−4の
それぞれに対し、タッチ制御部3−1〜3−4にて異な
るタッチカーブ(感度)によるタッチ制御を行い、その
タッチに対応してレベルが制御された4ラインの正弦波
波形出力を加算器4にて合成して合成楽音波形を形成
し、さらにエンベロープ制御部5において、エンベロー
プジェネレータより加えられるエンベロープに基づい
て、出力レベルに時間的変化を与えるようにして楽音を
得ている。
【0003】しかしながら、このような従来の電子楽器
では、4ラインに対しては同一の楽音波形しか設定でき
ないので、同一の楽音波形の4ラインごとに個別に異な
るタッチ制御を行っても、例えばタッチの大きい(タッ
チの強い)演奏入力の場合にのみ発生するような楽音を
得ることは困難で、音色の変化に乏しい楽音しか発生す
ることができないという問題がある。
【0004】また、他の従来の電子楽器では、図7
(a)に示すように、波形メモリ1より複数の異なる楽
音波形データを読出して、4個のDCO6−1〜6−4
から波形を出力させ、DCO6−1とDCO6−2との
出力データをミックス回路7−1にてミックスして第1
の音源ライン1を構成するとともに、DCO6−3とD
CO6−4との出力データをミックス回路7−2にてミ
ックスして第2の音源ライン2を構成している。ここに
おいて、ミックス回路7−1及び7−2にて、DCO6
−1〜6−4の出力データをミックスする際、ベロシテ
ィ制御部8−1、8−2によってタッチデータに対応し
てミックス比を制御し、さらにエンベロープ制御部9−
1、9−2にて出力データのレベルに対して時間の経過
による制御を加えた後、ミックス回路10にて両音源ラ
イン1、2の出力波形をミックスして所望する楽音を得
ている。ここで1例をあげると、ミックス回路7−1
は、図7(b)に示すように、DCO6−1の出力デー
タをFW、DCO6−2の出力データをPWとすると、
あるベロシティデータに対応してFWをm(0≦m≦
1)、PWを1−mなる比率でミックスするものであ
る。この場合のパラメータとしては、ベロシティデータ
が最小(MIN)のときのmと最大(MAX)のときの
mを指定すると、双方のmの値を結んだ直線上に示され
るmの値がその間のベロシティデータに対応する出力デ
ータFWのミックス比となっている。
【0005】しかしながらこのような従来の電子楽器で
は、複数の音源ライン1、2を構成するDCO6−1〜
6−4に対して個別に異なる楽音波形データを設定でき
るものの、ミックス回路7−1、7−2におけるミック
スの比率をベロシティデータに対して直線的にしか変化
させられないので、例えば大きなベロシティデータに対
応させて1種類の楽音波形データのみを出力させること
が困難で必ず複数の楽音波形をミックスしたものが出力
されてしまい、またベロシティデータに対応して自由に
ミックスの比率を変えて設定できる度合が少ないので、
ベロシティに対応して様々な音色の楽音を発生させるこ
とが難しいという問題点がある。
【0006】
【発明の目的】上述したような課題を解決するため、こ
の発明は、タッチデータ(イニシャルタッチデータおよ
びアフタータッチデータ)に対応して、自由に楽音の音
色を変化させることのできる電子楽器を得ることを目的
とする。
【0007】
【発明の要点】この発明は、上記目的を達成するために
なされたもので、複数の波形を組合わせて構成した音源
ラインを複数形成し、タッチカーブデータ出力手段にて
タッチカーブを設定するとともに、タッチセンススプリ
ットポイントデータ出力手段にてタッチセンススプリッ
トポイントを設定し、タッチ制御手段によって予め設定
されたタッチカーブとタッチセンススプリットポイント
に基づいて複数の音源ラインの出力波形に対して各別に
タッチ制御し、かつエンベロープ制御手段にて複数の音
源ラインの出力波形に対して各別にエンベロープ特性を
付与し、その複数の出力波形を合成手段にて1つの楽音
波形に合成するようにしたことを要点とする。
【0008】
【実施例】以下図面を参照してこの発明の実施例に係る
電子楽器について説明する。図1はこの電子楽器の全体
回路構成図であり、楽音波形メモリ11には、異なる種
類の複数の楽音波形がPCMによるデジタルデータとし
てメモリされている。CPU12は、鍵盤部13の押鍵
などによって与えられるキーコードのデータに基づいて
楽音波形メモリ11より所定の波形データを読出す。ま
たCPU12は、ベロシティ検出部14より検出した鍵
盤部13の押鍵速度に対応するベロシティデータを取込
み、そのベロシティデータに基づいて選択及びレベル制
御した波形データを音源部15に送出する。音源部15
からは、CPU12から送られた波形データを基にベロ
シティによって波形が制御された楽音波形データが出力
され、D/A変換器16にてそれらのデジタルデータが
L、Rのステレオのアナログ信号に変換される。さらに
このステレオ信号はプリアンプ・フィルター部17にて
アンプおよびフィルタリングがなされ、ミックス部18
にてステレオ信号のミキシングが行われ、パワーアンプ
部19およびスピーカ部20を経て所望の楽音として放
音される。
【0009】図2は図1における音源部15の具体的回
路構成を示すものであり、4個のDCO21、22、2
3、24には個別に異なる種類の波形データがCPU1
2によって読込まれる。そして、DCO21とDCO2
2とによって一方の組の音源ラインαが構成され、DC
O23とDCO24とによって他方の組の音源ラインβ
が構成される。音源ラインαおよび音源ラインβには、
それぞれベロシティ制御部25、26とエンベロープ制
御部27、28とが接続されており、両音源ラインα、
βにおける出力波形は加算器29にて加算されて1つの
楽音波形として出力される。
【0010】いま、DCO21およびDCO23には大
きなベロシティに対応する波形データfがセットされ、
DCO22およびDCO24には小さなベロシティに対
応する波形データmpがセットされ、さらにベロシティ
制御部25、26には波形データのレベルをベロシティ
データに対応して制御するために図3(a)に示すよう
なタッチテーブルデータが設定されるものとする。ここ
でタッチテーブルデータとは、ベロシティカーブのデー
タ、すなわちベロシティデータ(例えば0〜127)の
増加に対応して変化し、波形データに乗算される係数
(例えば0〜255)と、ベロシティスプリットポイン
トのデータから成るものである。また、エンベロープ制
御部27、28には、それぞれ例えば図2に示すような
形状のエンベロープがエンベロープ発生器(図示しな
い)から加えられると、前述したベロシティカーブに基
づいてベロシティ制御された音源ラインα、βの両波形
データは、時間の変化に対応して、つまり鍵盤部13に
おける押鍵操作の開始時点からの時間の経過に対応して
上記エンベロープに従ってレベルが制御されてエンベロ
ープ特性が付与される。その後両波形データは加算器2
9にて加算される。
【0011】すなわち、図3(a)に示されるタッチテ
ーブルデータによれば、音源ラインαから出力される楽
音波形は、ベロシティレベルが徐々に大きくなるとベロ
シティスプリットポイントを境としてmpからfの波形
データに変化し、音源ラインβからも全く同様な楽音波
形が出力されるので、加算器29すなわち音源部15か
らはやはり同様にそのベロシティスプリットポイントを
境として波形データがmpからfに変化する特性を有す
る楽音波形が出力される。すなわち、設定されたベロシ
ティスプリットポイントを境にして、ベロシティによっ
て、用いられるDCOが切替えられることになる。
【0012】また、音源ラインαのDCO21およびD
CO22にはそれぞれ波形データf、mpがセットさ
れ、音源ラインβのDCO23およびDCO24にはそ
れぞれ波形データmf、mpがセットされた場合は、加
算器29を経て音源部15からは、それぞれ図3(b)
の上段および中段に示されるようなベロシティカーブお
よび2点のベロシティスプリットポイントに基づいてベ
ロシティ制御部25、26にてベロシティ制御された楽
音波形が出力される。すなわち、ベロシティが0から徐
々に増大すると、まずDCO22とDCO24が用いら
れて波形データ(mp+mp)が出力し、最初のスプリ
ットポイントを過ぎるとDCO22とDCO23が切替
えられて用いられ、波形データ(mp+mf)が出力
し、次のスプリットポイントを過ぎるとDCO21とD
CO23とが切替えられて用いられ、波形データ(f+
mf)が出力することになる。
【0013】さらにまた、音源ラインαのDCO21と
DCO22には波形データpとmpとがセットされ、ベ
ロシティ制御部25には図3(c)上段に示すようなタ
ッチテーブルデータ、すなわちベロシティカーブとベロ
シティスプリットポイントとがセットされ、他方の音源
ラインβのDCO23とDCO24にはそれぞれ波形デ
ータfとmfとがセットされ、ベロシティ制御部26に
は図3(c)中段に示すようなベロシティカーブとベロ
シティスプリットポイントとがセットされた場合は、加
算器29を経て音源部15からは図3(c)下段に示す
ようなベロシティに基づいて音色変化がなされる楽音波
形が出力されることになる。すなわち、ベロシティが0
から徐々に増大すると、まず音源ラインαのDCO22
が用いられて波形データpが出力し、1番目の最もベロ
シティ値の小さいスプリットポイントにて、DCO21
に切替えられて波形データmpが出力する。さらにベロ
シティが増大して2番目のスプリットポイントを過ぎる
と今度は音源ラインβに切替えられ、DCO24が用い
られて波形データmfが出力し、3番目の最もベロシテ
ィ値の大きいスプリットポイントにてDCO23に切替
えられて波形データfが出力することになる。
【0014】図4は楽音波形メモリ11にメモリされて
いる楽音波形の一例としてのPCM波形の時間に対する
レベル特性を示すグラフ図であり、このPCM波形を読
み出すとスタートアドレス点によって波形が立上り、エ
ンドアドレス点にて波形データの読出しは終了するがル
ープアドレス点では、1度エンドアドレス点までの読出
し終了後、この点まで戻りその後エンドアドレスとルー
プアドレスとの間を繰返して読出すアドレスを示すもの
である。
【0015】図5は、楽音波形メモリ11を含みこの電
子楽器全体のメモリ部にメモリされている音色パラメー
タとしての各種データのメモリフォーマットである。こ
のメモリフォーマットは図5(a)に示すように、鍵盤
部13の音名A0〜C8に対応する88個の鍵のいずれか
が押鍵されたときにどの波形データやエンベロープを選
択すべきかなどの指示をする鍵対応データA0〜C8と、
図4に示したような、実際の楽音波形のスタートやエン
ドのアドレスをメモリしている波形アドレスマップと、
エンベロープ制御部27、28に与えるエンベロープの
エンベロープデータと、ベロシティ制御部25、26に
セットされる図3に示したような特性を有するタッチテ
ーブルデータ、さらに実際の楽音波形のデータを待つ波
形データとから成っている。
【0016】図5(b)は、鍵A0に対応する鍵対応デ
ータの一例であり、音源ラインαと音源ラインβの2ラ
インで構成され、それぞれのラインの2個ずつのDCO
21、22およびDCO23、24に対応する波形ナン
バを示すFW♯、PW♯、エンベロープ♯、タッチテー
ブル♯、ピッチデータがメモリされている。ここで♯は
ナンバを示す不特定データである。すなわち、図5
(b)の先頭アドレスには、DCO21のための波形デ
ータαFW♯が、その次のアドレスにはDCO22のた
めの波形データのαPW♯がされている。その次の3つ
のアドレスには順に音源ラインαにセットされるべきエ
ンベロープデータαENV♯、タッチテーブルデータを
セットするためのナンバタッチテーブル♯、および波形
データを読出す速度を指定する鍵A0のキーコードナン
バに対応したピッチデータがメモリされている。さらに
その次の5つのアドレスには全く同様に音源ラインβに
対応する同種のデータ、βFW♯、βPW♯、βENV
♯、βタッチテーブル♯およびピッチデータが順にメモ
リされている。
【0017】図5(c)は波形アドレスマップの内容を
示すもので、波形データのナンバ(種類)ごとにスター
トアドレス、エンドアドレス、ループアドレスがそれぞ
れ順にメモリされている。
【0018】図5(d)はタッチテーブルデータの内容
を示すもので、タッチテーブルの種類(ナンバ)ごと
に、ベロシティスプリットポイント(スプリットするベ
ロシテイの値)と、0から127までの128段階のベ
ロシティデータに対応するタッチデータ、すなわちベロ
シティカーブを定めるデータが順にメモリされている。
【0019】次に以上のような構成の実施例について、
その動作をまとめて述べる。いま、鍵盤13において音
名A0に対応する鍵A0が押鍵されたものとする。CPU
12はその音高A0のキーコードを読込み、そのキーコ
ードにより楽音波形メモリ11より図5(b)に示した
鍵対応データ、図5(d)に示したタッチテーブルデー
タ、エンベロープデータおよびピッチデータにそれぞれ
アクセスする。そして、ベロシティ検出部14にて押鍵
速度(ベロシティ)を検出し、ベロシティデータを作成
する。またベロシティスプリットポイントのデータを読
出しこのデータと先に作成されたベロシティデータとの
大小を比べて、音源ラインαにおいてはDCO21、D
CO22のいずれのDCOを用いるべきか否か、すなわ
ち図5(b)のαFW♯のデータとαPW♯のデータの
いずれを用いる場合かを選択し、選択したそのいずれか
の波形ナンバをみて、そのナンバに相当する種類の波形
データをピッチデータに従った速度で読出す。他方の音
源ラインβにおいても同様な動作を行い所定の波形デー
タを読出す。
【0020】さらに、鍵A0のキーコードに対応して図
5(a)に示したようにメモリされているエンベロープ
データを読出してセットした後、先に設定したイニシャ
ルタッチに対応するタッチデータと乗算することによっ
てエンベロープを発生し、エンベロープ制御部27、2
8において、ベロシティ制御部25、26を経た波形デ
ータにそれぞれエンベロープを付与する。
【0021】このように動作することによって、この電
子楽器では、音源ラインα、βに図3(a)に示したよ
うな波形データとベロシティカーブおよびベロシティス
プリットポイントを設定すると、ベロシティにより音色
の変化する楽音が得られるとともに、両音源ラインの波
形データにピッチの差を設けることによってデチューン
効果を得ることもできる。また、図3(b)に示したよ
うなデータ設定を行うと、3つのベロシティ領域が発生
して変化に富んだ音色変化がなされる楽音の発生が可能
となる。さらに図3(c)に示したようなデータ設定を
行うことによって、4つのベロシティ領域が生まれ波形
データp、mp、mf、fによりに一層変化に富んだ音
色変化がなされることになる。
【0022】なお、上記実施例では、DCOを4個用い
て2個ずつで組をつくり2つの音源ラインを構成した
が、DCOの数や、音源ラインの数はこれに限定されな
い。また、ベロシティスプリットポイントの数もさらに
増やしてもよく、さらに一層変化に富んだ音色変化によ
る楽音の発生が可能となる。
【0023】また、ベロシティカーブのデータやベロシ
ティスプリットポイントのデータは予め用意しておいて
も、あるいはユーザが任意に設定し得るようにしておい
てもいずれでもよい。さらに、押鍵時等の押鍵速度に係
るイニシャルタッチではなく、押鍵状態を維持する強さ
の変化に係るアフタータッチに基づくデータによってタ
ッチ制御するようにしてもよい。
【0024】さらにまたこの発明は、鍵盤楽器に限定さ
れず、電子弦楽器、電子管楽器、音源モジュールなど各
種の電子楽器に適用し得るものである。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
複数の波形を組合せて構成した音源ラインを複数設け、
この音源ラインの出力波形のそれぞれに対してタッチ制
御手段にてタッチカーブとタッチセンススプリットポイ
ントのデータに基づくタッチ制御を行い、そのタッチ制
御された複数の音源ラインの出力波形に対してさらにエ
ンベロープ制御手段にてエンベロープ特性を付与し、そ
の複数の音源ラインの出力波形を合成手段にて合成して
楽音波形を形成するようにしたので、演奏入力における
強さ、速さなどのタッチの変化に対応して自由に音色の
変化を設定して、変化に富んだ楽音を発生させることが
できる演奏効果が極めて高い電子楽器が得られるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る電子楽器を説明するた
めの全体回路構成図。
【図2】図1の音源部の回路構成図。
【図3】ベロシティ制御における態様の説明図。
【図4】PCM波形電子楽器のグラフ図。
【図5】楽音波形メモリなどのメモリ部におけるメモリ
フォーマット図。
【図6】従来の電子楽器の例における音源部の回路構成
図。
【図7】従来の電子楽器の他の例における音源部の回路
構成図。
【符号の説明】
11 楽音波形メモリ 12 CPU 14 ベロシティ検出部 15 音源部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各音源ライン毎に複数の楽音波形を発生
    可能な波形発生手段と、 上記各音源ライン毎にタッチデータに対応するタッチカ
    ーブを設定するためのタッチカーブデータ設定手段と、 上記各音源ライン毎にタッチセンススプリットのポイン
    トを設定するためのタッチセンススプリットポイントデ
    ータ設定手段と、 上記タッチカーブデータ設定手段にて設定されたタッチ
    カーブと、上記タッチセンススプリットポイントデータ
    設定手段にて設定されたタッチセンススプリットポイン
    トとに基づいて、上記複数の音源ラインの出力波形を各
    別にタッチ制御するタッチ制御手段と、 このタッチ制御手段にて制御された上記出力波形に対し
    て各別にエンベロープ制御を行うエンベロープ制御手段
    と、 このエンベロープ制御手段にてエンベロープ制御された
    上記出力波形を合成して楽音波形を得る合成手段と、 を有することを特徴とする電子楽器。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59105694A (ja) * 1982-12-09 1984-06-19 ヤマハ株式会社 電子楽器
JPS6114518A (ja) * 1984-06-25 1986-01-22 エナジ− イノベ−シヨンズ インコ−ポレイテツド 非接触軸角度検出器

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