JPH0524145B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0524145B2
JPH0524145B2 JP5528184A JP5528184A JPH0524145B2 JP H0524145 B2 JPH0524145 B2 JP H0524145B2 JP 5528184 A JP5528184 A JP 5528184A JP 5528184 A JP5528184 A JP 5528184A JP H0524145 B2 JPH0524145 B2 JP H0524145B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
compound represented
general formula
reaction
addition salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5528184A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60199869A (ja
Inventor
Hiromitsu Takeda
Hiroyasu Sekine
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemiphar Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemiphar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemiphar Co Ltd filed Critical Nippon Chemiphar Co Ltd
Priority to JP5528184A priority Critical patent/JPS60199869A/ja
Publication of JPS60199869A publication Critical patent/JPS60199869A/ja
Publication of JPH0524145B2 publication Critical patent/JPH0524145B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗カリクレイン作用を有し、医薬とし
て有用な一般式〔〕 (式中、Rは低級アルキル基を表わす) で示される化合物の酸付加塩の新規な製造方法に
関するものである。
従来この種の化合物の製法としては、例えば酸
ハロゲン化物とフエノール類の反応により酸クロ
ライド法(特公昭49−2107)、あるいはN,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミドの存在下、カル
ボン酸類とフエノール類との反応による縮合法
(特公昭57−34828)などが知られている。
しかし、酸クロライド法は副反応の危険や悪臭
発生の難点がある。
また、前記縮合法は試薬のN,N′−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミドが有毒かつ高価であり、
生成物に含有するジシクロヘキシルウレアを分離
しなければならないという欠点がある。そのため
に酸クロライド法あるいは縮合法は工業上必ずし
も満足しうるものではなかつた。
本発明者らはこれらの問題を解決するため種々
研究した結果、ε−グアニジノカプロン酸の酸付
加塩に一般式〔〕 (式中、Rは低級アルキル基を表わす) で示される化合物を作用させることにより、一般
式〔〕 (式中、Rは前記と同じ意味を表わす) で示される化合物の酸付加塩を有利に製造しうる
ことを見出した。
本発明方法によれば、簡単かつ経済的な手段で
一般式〔〕の酸付加塩が高収率及び良好な純度
で得られる。
反応は、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキサイドなど反応に関
与しない溶媒中、0°〜60℃好ましくは15°〜30℃
で10〜30時間撹拌することにより容易に行われ
る。好ましくはピリジン、トリエチルアミンなど
の有機塩基の存在下行われる。
ε−グアニジノカプロン酸と酸付加塩を形成す
る酸としては塩酸、臭化水素酸、硫酸、トルエン
スルホン酸、メタンスルホン酸などがあげられ
る。
本発明方法において用いられる一般式〔〕で
示される化合物は、p−ヒドロキシ安息香酸エス
テルにハロゲン化チオニルを脱酸剤の存在下に反
応させることにより容易に得られる。
この反応において用いられる脱酸剤は、反応の
進行につれて副生するハロゲン化水素を捕捉、不
活性化するつもりであり、トリエチルアミン、ト
リブチルアミン、ジメチルアニリンなどの三級ア
ミン類が特に好ましい。反応はエーテル、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの溶媒中、0℃〜室
温で2〜10時間撹拌することにより容易に行われ
る。
本発明方法を工業的に実施する場合、p−ヒド
ロキシ安息香酸から一般式〔〕で示される化合
物を製造し、これを単離することなくそのままε
−グアニジノカブロン酸の酸付加塩を反応させ
て、一般式〔〕で示される目的化合物を製造す
ることもできる。
本発明の目的化合物〔〕は反応液中で酸付加
塩の形で生成する。この塩を収率よく単離、精製
するために重炭酸ナトリウム水溶液にて一度、炭
酸塩として取り出すことが望ましい。
一般式〔〕で示される化合物は必要により薬
理学的に許容され得る酸付加塩にたやすく変換す
ることができる。このような酸としては例えば塩
酸、臭化水素酸、メタンスルホン酸、トルエンス
ルホン酸、フマル酸、酒石酸などがあげられる。
次に実施例をあげて本発明を説明する。
実施例 ε−グアニジノカプロン酸p−エトキシカルボ
ニルフエニルエステルメタンスルホン酸塩 ε−グアニジノカプロン酸塩酸塩1.05g、ビス
(p−エトキシカルボニルフエニル)スルフアイ
ト2.1g、及び乾燥ジメチルホルムアミド3mlの
混合物を撹拌し、これに乾燥ピリジン1.5mlを加
え室温で20時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、
残留物にイソプロピルエーテル20mlを加え約5分
間撹拌した。イソプロピルエーテルをデカンテー
シヨンにより除去し、残渣にイソプロピルエーテ
ール20ml及び水10mlを加えて撹拌した。水層を分
取し、有機層を水3mlで抽出した。水層を合わ
せ、これに氷冷下飽和重曹水10mlを加え20分間撹
拌した。生成した沈澱物を取し、水、イソプロ
ピルエーテルの順に洗浄し、乾燥することにより
白色粉末1.8gを得た。
得られた粉末1gをとり、これをアセトン20ml
に懸濁させた。この懸濁液にメタンスルホン酸
0.25gを加え溶液とした。この溶液にエーテル40
mlを加え、生成した結晶を取し、エーテルで洗
浄した後乾燥させてmp91〜93℃の無色針状晶と
して目的化合物1.0gを得た(83%)。
IRνKBr naxcm-1:3500〜3200(NH) 1755、1710(C=O) 1670、1630(グアニジウム塩) 1200、1050(SO2) NMR(CD3OD)δ:1.36(3H、t、J=8Hz、−
3) 1.30−2.00(6H、m、−(C 23−) 2.63(2H、t、J=7Hz、−C 2COO) 2.78(3H、s、C 3SO3H) 3.00−3.30(2H、m、−C 2NH−) 4.32(2H、q、J=8Hz、−C 2CH3) 7.04〜8.08(4H、m、芳香族水素) 参考例 ビス(p−エトキシカルボニルフエニル)スル
フアイト p−ハイドロキシ安息香酸エチル16.6g及び乾
燥エーテル100mlを氷冷しながら撹拌した。これ
にチオニルクロライド6gを加えた。この混合物
にトリエチルアミン10.1gを含有する乾燥エーテ
ル溶液20mlを15分を要して滴下した。反応混合物
を室温にて一夜放置した後不溶物を去し、エー
テルで洗浄した。液と洗液を合わせた後溶媒を
留去することにより淡かつ色油状物としてビス
(p−エトキシカルボニルフエニル)スルフアイ
ト19gを得た。
IRνNaCl naxcm-1:1715(C=O) 1270(S=O) NMR(CDCl3)δ:1.80(3H、t、J=8Hz、−
3CH2) 4.80(2H、q、J=8Hz、CH3C 2− 7.10〜8.20(4H、m、芳香族水素)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ε−グアニジノカプロン酸の酸付加塩に一般
    (式中、Rは低級アルキル基を表わす) で示される化合物を作用させることを特徴とする
    一般式 (式中、Rは前記と同じ意味を表わす) で示される化合物の酸付加塩の製造方法。
JP5528184A 1984-03-24 1984-03-24 エステル化法 Granted JPS60199869A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5528184A JPS60199869A (ja) 1984-03-24 1984-03-24 エステル化法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5528184A JPS60199869A (ja) 1984-03-24 1984-03-24 エステル化法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60199869A JPS60199869A (ja) 1985-10-09
JPH0524145B2 true JPH0524145B2 (ja) 1993-04-06

Family

ID=12994202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5528184A Granted JPS60199869A (ja) 1984-03-24 1984-03-24 エステル化法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60199869A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60199869A (ja) 1985-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7238829B2 (en) Process for the preparation of naproxene nitroxyalkylesters
KR100377718B1 (ko) 매트릭스 메탈로프로테이나제 저해제의 제조에 유용한장애 설폰아미드의 알킬화 방법
JPH0524145B2 (ja)
JP3207017B2 (ja) ベンジルコハク酸誘導体の製造方法およびその製造中間体
JP3046258B2 (ja) 1−クロロカルボニル−4−ピペリジノピペリジンまたはその塩酸塩の製造方法
KR940005959B1 (ko) 아미노벤즈아미드 유도체의 제조방법
JP3207018B2 (ja) ベンジルコハク酸誘導体の製造方法およびその製造中間体
JPH0139420B2 (ja)
JP3866323B2 (ja) 新規n−ベンジルベンズアミド誘導体
JPS63203672A (ja) 新規な複素環化合物
KR890001851B1 (ko) 아미노알칸올에스테르의 신규 제조방법
KR100498894B1 (ko) 1-클로로카르보닐-4-피페리디노피페리딘 또는 그의 염산염 제조방법
JP4788049B2 (ja) ジカルボン酸ジエステル誘導体およびその製造方法
JPH021831B2 (ja)
JP2608761B2 (ja) 7−ブロモ−β−カルボリン誘導体の製造方法およびその中間体
JPH024588B2 (ja)
JP2614108B2 (ja) スルフェニルオキシムカーバメート誘導体の製造方法
JPH0338265B2 (ja)
PL150350B1 (en) Method of obtaining 1-3-bromo-/2s/-methylpropionyl -pyrrolidine-/2s/-carboxylic acid of formula 1 and its monohydride
JPH0527617B2 (ja)
JPH027947B2 (ja)
JPH09194451A (ja) シアノアミジン類の製造方法
JPS6054352A (ja) ε−グアニジノ−n−カプロン酸p−エトキシカルボニルフェニルエステル又はその酸付加塩の製造方法
JPS6356233B2 (ja)
JPS6249260B2 (ja)