JPH05240940A - 光計測システム - Google Patents

光計測システム

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JPH05240940A
JPH05240940A JP4076148A JP7614892A JPH05240940A JP H05240940 A JPH05240940 A JP H05240940A JP 4076148 A JP4076148 A JP 4076148A JP 7614892 A JP7614892 A JP 7614892A JP H05240940 A JPH05240940 A JP H05240940A
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moving body
light
angle
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source station
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JP4076148A
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English (en)
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Toshihiro Tsumura
俊弘 津村
Nobuo Komatsu
信雄 小松
Kenichi Nishide
健一 西出
Moritomo Hanawa
守智 塙
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源局が設けられる計測対象位置と反射局が
設けられる計測基準位置との間の3次元的な位置関係を
常に正確に計測し得る光計測システムを提供することを
目的とする。 【構成】 移動体1の走行コース2の周囲には、複数の
再帰反射器CCが任意の間隔で配置される。これら再帰
反射器CCは、入射光を元来た方向へ反射する光学的性
質を有している。移動体1に搭載されたレーザ計測装置
3は、互いに異なる傾斜角度を有する2つの面ビーム4
1および42を、移動体1に属する基準面に沿って回転
走査する。レーザ計測装置3は、再帰反射器CCからの
反射光を検知することにより、面ビーム41または42
が再帰反射器に当たったときの回転走査角度を検出す
る。この検出された回転走査角度と面ビームの傾斜角度
と再帰反射器の座標位置とに基づいて、移動体1の3次
元空間での現在位置および傾斜角度が演算される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光計測システムに関
し、より特定的には、光源局とこの光源局から離れた位
置に配置された複数の反射局との間の3次元的な位置関
係を計測するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】陸上や水上や空中を移動する移動体の位
置と方位を、光の反射を利用して計測するシステムが従
来から種々提案されている。
【0003】たとえば特公平2−48069号公報に
は、入射光方向に光を反射する光反射手段を移動体から
離れた箇所に少なくとも3個設置し、移動体から光ビー
ムを水平に回転走査し、光反射手段からの反射光を移動
体側で検知することにより、移動体の位置と方位を計測
する「移動体の位置方位検知装置」(以下、第1の従来
技術と称する)が開示されている。
【0004】また、特公平1−13553号公報には、
特公平2−48069号公報に開示されたような「移動
体の位置方位検知装置」において、光ビームの毎回の走
査毎に各光反射手段での反射光の受光点と光ビーム発射
点との偏差を測定し、その偏差に基づいて、次回の回転
走査における光ビームの上下発射角度を修正するような
「移動体の位置検出方法」(以下、第2の従来技術と称
する)が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術
は、移動体が傾いたり上下動した場合に光ビームが光反
射手段に当たらなくなるため、移動体の位置および方位
が計測できないという問題点があった。また、第1の従
来技術は、移動体の2次元的な座標位置は計測できる
が、移動体の3次元的な位置および姿勢を計測すること
ができないという問題点があった。
【0006】一方、上記第2の従来技術は、移動体が傾
いたり上下動しても、確実に光ビームを光反射手段に当
てることはできるが、移動体の傾斜や上下動に伴う計測
誤差は補正できないという問題点があった。また、第2
の従来技術は、第1の従来技術と同様に、移動体の3次
元的な位置および姿勢を計測することができないという
問題点があった。
【0007】それゆえに、この発明の目的は、光源局が
設けられた計測対象位置と反射局が設けられた計測基準
位置との間の3次元的な位置関係を常に正確に計測し得
る光計測システムを提供することである。
【0008】この発明の他の目的は、移動体が傾いたり
上下動しても、常に正確に移動体の3次元位置および姿
勢を計測し得る光計測システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る光計測シ
ステムは、光源局とこの光源局から離れた位置に配置さ
れた複数の反射局との間の3次元的な位置関係を計測す
るシステムであって、各反射局は、入射した光を元来た
方向へ反射する再帰反射器を含み、光源局は、光源局に
属する基準面に対してそれぞれ第1および第2の傾斜角
度を有する面状の第1および第2の光ビームを、この基
準面に対して平行に回転走査する回転走査手段と、第1
および第2の光ビームに応答する各反射局からの反射光
を検知するための反射光検知手段と、反射光検知手段か
ら検知出力が得られたときの第1および第2の光ビーム
の回転走査角度を検出するための角度検出手段と、角度
検出手段により検出された回転走査角度と第1および第
2の光ビームの各傾斜角度とに基づいて、光源局と反射
局との間の3次元的な位置関係を演算するための演算手
段とを含むことを特徴とする。
【0010】請求項2に係る光計測システムは、請求項
1に係る光計測システムにおいて、さらに以下のことを
特徴とする。すなわち、請求項2に係る光計測システム
では、光源局は、移動体に設けられ、各反射局は、それ
ぞれ異なる固定位置に配置された複数の固定物体に設け
られる。
【0011】請求項3に係る光計測システムは、請求項
2に係る光計測システムにおいて、さらに以下のことを
特徴とする。すなわち、請求項3に係る光計測システム
では、各固定物体の絶対座標位置は、予め既知であり、
演算手段は、角度検出手段により検出された回転走査角
度と第1および第2の光ビームの各傾斜角度と各固定物
体の絶対座標位置とに基づいて、3次元空間内での移動
体の絶対座標位置と絶対基準面に対する移動体の傾斜角
度とを演算する。
【0012】請求項4に係る光計測システムは、請求項
1に係る光計測システムにおいて、さらに以下のことを
特徴とする。すなわち、請求項4に係る光計測システム
では、光源局は、主移動体に設けられ、各反射局は、そ
れぞれ主移動体の周囲を移動する複数の副移動体に設け
られ、演算手段は、各副移動体に対する主移動体の3次
元的な位置関係を演算する。
【0013】
【作用】請求項1に係る発明においては、光源局に属す
る基準面に対してそれぞれ第1および第2の傾斜角度を
有する面状の第1および第2の光ビームを基準面に平行
に回転走査し、第1または第2の光ビームに応答する各
反射局からの反射光を検知したときの第1または第2の
光ビームの回転走査角度を検出することにより、検出さ
れた回転走査角度と第1および第2の光ビームの各傾斜
角度とに基づいて、光源局と反射局との間の3次元的な
位置関係が演算により求められる。
【0014】請求項2に係る発明においては、光源局は
移動体に設けられ、各反射局はそれぞれ異なる固定位置
に配置された複数の固定物体に設けられている。したが
って、移動体と固定物体との間の3次元的な位置関係が
演算により求められる。
【0015】請求項3に係る発明においては、角度検出
手段により検出された回転走査角度と第1および第2の
光ビームの各傾斜角度と各固定物体の絶対座標位置とに
基づいて、3次元空間内での移動体の絶対座標位置と絶
対基準面に対する移動体の傾斜角度とが演算により求め
られる。
【0016】請求項4に係る発明においては、光源局は
主移動体に設けられ、各反射局はそれぞれ主移動体の周
囲を移動する複数の副移動体に設けられる。したがっ
て、演算手段は、各副移動体に対する主移動体の3次元
的な位置関係を演算する。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明するが、具体的な構成および動作を説明する前
に、後述する実施例の測定原理を図7〜図10を参照し
て説明する。なお、本実施例による光計測システムで
は、たとえば図1に示すように、移動体1の走行コース
2の周囲に複数の再帰反射器CCが任意の間隔で配置さ
れている。各再帰反射器CCは、入射光の入射角度にか
かわらず当該入射角度と同一の出射角度で反射光を出射
するような光学的性質を有している。また、移動体1か
らは再帰反射器CCを検知するために、2本の面状の光
ビーム(以下、面ビームと称する)が発射される。
【0018】(1)本実施例における計測の対象 図7を参照して、固定直交座標系O−XYZにおいて、
移動体座標系o−xyzの原点位置および各軸のずれ角
度は、それぞれ固定直交座標系O−XYZにおける移動
体の位置(XP ,YP ,ZP )および姿勢(Ψ,Θ,
Φ)を示している。また、点Ci は、固定直交座標系O
−XYZにおけるi番目の再帰反射器CCの座標
(Xci,Yci,Zci)を示している。本実施例では、固
定直交座標系O−XYZにおける移動体の位置(XP
P ,ZP )および姿勢(Ψ,Θ,Φ)を求めるもので
ある。
【0019】(2)移動体の3次元位置(XP ,YP
P )および姿勢(Ψ,Θ,Φ)の求め方 図8を参照して、固定直交座標系O−XYZにおける移
動体座標系o−xyzの原点oの位置ベクトルを〈P〉
とし回転行列を〈R〉とすると、固定直交座標系O−X
YZと移動体座標系o−xyzとの座標変換は、次式
(1)で表せる。 〈X〉=〈R〉〈x〉+〈P〉 …(1)
【0020】したがって、i番目の再帰反射器CCの位
置ベクトル〈Ci 〉=[Xci,Yci,ZciT を、移動
体座標系o−xyzで表した位置ベクトル〈ci 〉=
[xci,yci,zciT は次式(2)で表される。な
お、[ ]T の記号は、[ ]の中身が、転置された行
列であることを示している。 〈ci 〉=〈R〉-1(〈Ci 〉−〈P〉) …(2)
【0021】また、位置ベクトル〈ci 〉を単位ベクト
ル〈Li 〉を用いて〈ci 〉=λi〈Li 〉と表すと、
(2)式は(3)式となる。 〈R〉-1(〈Ci 〉−〈P〉)−λi 〈Li 〉=0 …(3)
【0022】ただし、(3)式において単位ベクトル
〈Li 〉は、 〈Li 〉=[cos ψi cos θi ,cos ψi sin θi ,sin ψi T である。
【0023】いま、移動体座標系o−xyzの原点oの
位置ベクトル〈P〉を、 〈P〉=[xP ,yP ,zP T とし、回転行列〈R〉をオイラー角を用いて次式のよう
に表現するものとする。
【0024】
【数1】
【0025】そうすると、最低3個の再帰反射器CCに
ついて(3)式が求められ、それを書き換えると次式
(4)が得られる。 〈F(Ψ,Θ,Φ,xP ,yP ,zP ,λ1 ,λ2 ,λ3 )〉=0…(4)
【0026】したがって、単位ベクトル〈Li 〉が得ら
れれば、上式(4)に対してたとえば数値解析の手法
(たとえばニュートンラフソン法)を用いることで、移
動体の3次元位置(XP ,YP ,ZP )および姿勢
(Ψ,Θ,Φ)が求められる。
【0027】ここで、図9を参照して、オイラー角につ
いて説明する。オイラー角とは次のような3つの順序を
有する回転Ψ,Θ,Φによって定義される。
【0028】まず、X0 0 0 系をZ0 軸回りに回転
し、X0 がZ0 とX3 とで定まる面に含まれるようにす
る。このときの回転角をΨとし、この位置にあるX0
0 0 系をX1 1 1 系と名付け、その座標変換行列
をF1 (Ψ)とする。次に、X1 1 1 系をY1 軸回
りに回転し、X1 をX3 に一致させ、これをX2 2
2 系と名付ける。このときの回転角をΘとし、その座標
変換行列をF2 (Θ)とする。最後にX2 2 2 系を
2 軸回りに回転し、X3 3 3 に一致させる。この
ときの回転角をΦとし、その座標変換行列をF3 (Φ)
とする。このように定義された回転角Ψ,Θ,Φをオイ
ラー角と呼ぶ。
【0029】(3)移動体からの観測角θi ,ψi の求
め方 図10を参照して、移動体座標系o−xyzにおいて、
原点oを通りxz平面に平行な平面をx軸回りにα
1 (>0)だけ回転させ、さらにz軸回りに回転させi
番目の再帰反射器CCの位置Ci を含む平面をoCi
i とする。このときのz軸回りの回転角をθi1とする。
同様に、原点oを通りxz平面に平行な平面をx軸回り
にα2 (>0)だけ回転させ、さらにz軸回りに回転さ
せi番目の再帰反射CCの位置Ci を含む平面をoCi
i とする。このときのz軸回りの回転角をθi2とす
る。Ci からxy平面に下ろした垂線の足とxy平面と
の交点をDi とし、oDi がx軸となす角をθi ,oC
i とoDi とのなす角をψi とすれば、θi とψi は次
式(5)および(6)で示される。
【0030】
【数2】
【0031】以下、上記原理を利用した、この発明の一
実施例の構成および動作について説明する。
【0032】図1は、この発明の一実施例に係る光計測
システムの全体構成を示す斜視図である。図において、
移動体1の走行コース2の周囲には、複数の再帰反射器
CCが任意の間隔で配置されている。なお、再帰反射器
としては、たとえばコーナキューブが用いられる。周知
のごとく、コーナキューブは、互いに直交する3つの光
反射面を備えており、入射光の入射角度にかかわらず入
射角度と同一の出射角度で反射光を出射する光学的性質
を有している。すなわち、反射光は入射光の経路を逆に
たどり、元来た方向へと戻る。
【0033】一方、移動体1には、レーザ計測装置3が
搭載されている。このレーザ計測装置3は、図2に示す
ように、ビーム発射器5と、回転駆動装置6と、演算装
置7とを含む。回転駆動装置6および演算装置7は、ハ
ウジング30の内部に収納されている。ビーム発射器5
は、回転軸62と一体的に構成された回転プレート61
の上に取り付けられており、回転駆動装置6により移動
体1に属する基準面(移動体座標系のxy平面)に沿っ
て回転する。したがって、ビーム発射器5から発射され
る2つの面ビーム41および42は、回転軸62を中心
にして上記基準面に平行に回転走査される。
【0034】ビーム発射器5は、再帰反射器CCを検知
するために、面ビーム41および42を発射する同一構
成の2組の投受光ユニット8Aおよび8Bを備えてい
る。各投受光ユニットは、図3に示されるようにハウジ
ング80の内部に光源の一例のレーザダイオード81
と、コリメートレンズ82と、シリンドリカルレンズ8
3と、集光レンズ84と、受光素子の一例のフォトダイ
オード85とが図示のように配置されて構成されてい
る。なお、光源は指向性の鋭いものであれば良く、レー
ザダイオード81に代えて発光ダイオードや気体レーザ
などが用いられても良い。
【0035】レーザダイオード81から出射された光は
コリメートレンズ82で平行光とされた後、所定の角度
だけ傾けられたシリンドリカルレンズ83によって2次
元方向に広げられ、所定の広がり角と所定の傾きを有す
る面ビーム41(または42)となって外部へ出射され
る。面ビーム41の傾き角はα1 であり、面ビーム42
の傾き角はα2 である。なお、2組の投受光ユニット8
Aおよび8Bの代わりに1つの投受光ユニットを設け、
シリンドリカルレンズ83を回転させることにより、上
記傾き角α1 ,α2 を有する2つの面ビーム41および
42を得るようにしても良い。
【0036】外部へ出射された面ビーム41および42
は、いずれかの再帰反射器CCに当たると、点線で示す
反射光43(または44)となって投受光ユニット8A
(または8B)にそれぞれ戻って来る。この反射光43
(または44)は、集光レンズ84で集光され、フォト
ダイオード85で検知される。なお、反射光43(また
は44)は、面ビームとなって戻って来るので、フォト
ダイオード85はレーザダイオード81の光軸から少し
ずれて配置されていても反射光43(または44)を検
知できる。
【0037】次に、図4および図5を参照して、上記実
施例の3次元空間での幾何学的関係を説明しておく。い
ま、移動体1の上に搭載されたレーザ計測装置3内のビ
ーム発射器5から発射される面ビームのうち、α1 傾い
て出射した面ビーム41を移動体1の基準面内で回転す
れば、再帰反射器CCに当たる回転角度としてθi1が求
められ、α2 傾いて出射した面ビーム42を移動体1の
基準面内で回転すれば、再帰反射器CCに当たる回転角
度としてθi2が求められる。したがって、これらθi1
よびθi2を前述の(5),(6)式に代入することによ
り移動体1からの観測角θi ,ψi が求められる。そし
て、この観測角の計測動作を、少なくとも3個の再帰反
射器CCに対して行えば、前述の(4)式から面ビーム
の回転中心の3次元位置(固定座標系O−XYZにおけ
る3次元位置)および姿勢が求められる。
【0038】次に、図6を参照して、上記実施例の電気
回路部分の構成を説明する。図において、ビーム発射器
5は2組の投受光ユニット8Aおよび8Bを備えてい
る。それぞれの投受光ユニット8Aおよび8Bは、レー
ザダイオード810,811と、フォトダイオード82
0,821とを含む。演算装置7はレーザダイオード8
10,811を発光させるための駆動回路710,71
1と、フォトダイオード820,821の出力をそれぞ
れ増幅するための増幅器720,721と、増幅器72
0,721の出力をそれぞれ波形整形するための波形整
形回路730,731と、回転駆動装置6内に設けられ
回転角に応じてパルスを発生する装置、たとえばロータ
リエンコーダ63からのパルスをカウントするカウンタ
740と、移動体1の3次元位置および姿勢を演算する
CPU760と、CPU760へ角度データを受け渡す
ためのインタフェイス750とを含む。なお、CPU7
60は、外部記憶装置9と接続されている。外部記憶装
置9には、CPU760のための動作プログラムが格納
されている。
【0039】次に、上記実施例の動作について説明す
る。いま、ロータリエンコーダ63の回転基準位置と投
受光ユニット8Aからの面ビーム41の出射方向とが合
わせてあり、移動体座標系のx軸正方向に面ビーム41
が向いたときカウンタ740がロータリエンコーダ63
からのリセット信号によりリセットされるものとする。
投受光ユニット8Aおよび8Bが回転駆動装置6により
移動体1に属する基準面に沿って回転すると、回転軸6
2の回転と同期してロータリエンコーダ63からパルス
が出力される。このパルスは、カウンタ740により計
数される。面ビーム41が再帰反射器CCに当たると、
その反射光43がフォトダイオード820で検知され
る。フォトダイオード820の検知信号は、増幅器72
0および波形整形回路730を介してラッチ信号として
カウンタ740に送られる。このときのカウンタ740
の計数データすなわち角度データは、インタフェイス7
50を介して受光判別信号とともにCPU760に送ら
れる。同様の動作が、少なくとも3個の再帰反射器CC
に対して各面ビームごとに行われる。
【0040】次に、CPU760は、上記のようにして
求めた角度データθi1,θi2(i=1,2,3)を、前
述の(5)(6)式に代入して観測角θi とψi (i=
1,2,3)を計算する。次に、CPU760は、計算
された観測角θi とψi (i=1,2,3)を前述の
(4)式に代入し、移動体座標系o−xyzにおける移
動体の3次元位置(xP ,yP ,zP )と姿勢(Ψ,
Θ,Φ)を計算する。さらに、(1)式を用いて固定直
交座標系O−XYZにおける移動体の位置(XP
P ,ZP )および姿勢(Ψ,Θ,Φ)を計算する。
【0041】なお、上記実施例では、移動体の一例とし
て道路上を走行する車両について示したが、この発明は
水上を移動する船舶や空中を移動する航空機等の位置計
測や姿勢計測にも適用が可能である。
【0042】また、上記実施例では、再帰反射器を固定
位置に設けるようにしたが、たとえば主移動体と編隊を
組んで移動する複数の副移動体に再帰反射器を設けるよ
うにしても良い。この場合、主移動体と各副移動体との
間の3次元的な位置関係および姿勢を計測することがで
きる。
【0043】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、光源局と
反射局との間の3次元的な位置関係を正確に計測するこ
とができる。
【0044】請求項2に係る発明によれば、移動体と固
定物体との間の3次元的な位置関係を正確に計測するこ
とができる。
【0045】請求項3に係る発明によれば、3次元空間
内での移動体の絶対座標位置と絶対基準面に対する移動
体の傾斜角度とを計測することができる。したがって、
移動体の傾斜や上下動にかかわらず常に正確な位置およ
び姿勢の計測が可能である。
【0046】請求項4に係る発明によれば、たとえば編
隊を組んで移動する主移動体と副移動体との間の3次元
的な位置関係を正確に計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る光計測システムの全
体構成を示す斜視図である。
【図2】図1における移動体に搭載されるレーザー計測
装置の構成を示す一部断面図である。
【図3】図2におけるビーム発射器に搭載される投受光
ユニットの構成を示す一部破断斜視図である。
【図4】図1に示す実施例において移動体と再帰反射器
との間の3次元空間での幾何学的関係を示す図解図であ
る。
【図5】図1に示す実施例において移動体と再帰反射器
との間の3次元空間での幾何学的関係を示す図解図であ
る。
【図6】この発明の一実施例の電気回路部分の構成を示
すブロック図である。
【図7】固定座標系と移動体座標系との関係を示す幾何
学的模式図である。
【図8】固定座標系と移動体座標系との関係を示す幾何
学的模式図である。
【図9】オイラー角を説明するための幾何学的模式図で
ある。
【図10】図1に示す実施例において移動体で計測すべ
き再帰反射器の観測角を示す幾何学的模式図である。
【符号の説明】
CC:再帰反射器 1:移動体 2:走行コース 3:レーザ計測装置 5:ビーム発射器 6:回転駆動装置 7:演算装置 8A,8A:投受光ユニット 41:α1 傾いた面ビーム 42:α2 傾いた面ビーム 63:ロータリエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西出 健一 東京都狛江市和泉本町1丁目35番1号 東 京航空計器株式会社内 (72)発明者 塙 守智 東京都狛江市和泉本町1丁目35番1号 東 京航空計器株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源局とこの光源局から離れた位置に配
    置された複数の反射局との間の3次元的な位置関係を計
    測する光計測システムであって、 各前記反射局は、入射した光を元来た方向へ反射する再
    帰反射器を含み、 前記光源局は、 当該光源局に属する基準面に対してそれぞれ第1および
    第2の傾斜角度を有する面状の第1および第2の光ビー
    ムを、当該基準面に対して平行に回転走査する回転走査
    手段と、 前記第1および第2の光ビームに応答する各前記反射局
    からの反射光を検知するための反射光検知手段と、 前記反射光検知手段から検知出力が得られたときの前記
    第1および第2の光ビームの回転走査角度を検出するた
    めの角度検出手段と、 前記角度検出手段により検出された回転走査角度と前記
    第1および第2の光ビームの各傾斜角度とに基づいて、
    前記光源局と前記反射局との間の3次元的な位置関係を
    演算するための演算手段とを含む、光計測システム。
  2. 【請求項2】 前記光源局は、移動体に設けられ、 各前記反射局は、それぞれ異なる固定位置に配置された
    複数の固定物体に設けられる、請求項1に記載の光計測
    システム。
  3. 【請求項3】 各前記固定物体の絶対座標位置は、予め
    既知であり、 前記演算手段は、前記角度検出手段により検出された回
    転走査角度と前記第1および第2の光ビームの各傾斜角
    度と各前記固定物体の絶対座標位置とに基づいて、3次
    元空間内での前記移動体の絶対座標位置と絶対基準面に
    対する前記移動体の傾斜角度とを演算する、請求項2に
    記載の光計測システム。
  4. 【請求項4】 前記光源局は、主移動体に設けられ、 各前記反射局は、それぞれ前記主移動体の周囲を移動す
    る複数の副移動体に設けられ、 前記演算手段は、各前記副移動体に対する前記主移動体
    の3次元的な位置関係を演算する、請求項1に記載の光
    計測システム。
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