JPH05240070A - 内燃機関のスロットルアクチュエータ及び内燃機関の吸入空気量制御装置 - Google Patents

内燃機関のスロットルアクチュエータ及び内燃機関の吸入空気量制御装置

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JPH05240070A
JPH05240070A JP4094992A JP4094992A JPH05240070A JP H05240070 A JPH05240070 A JP H05240070A JP 4094992 A JP4094992 A JP 4094992A JP 4094992 A JP4094992 A JP 4094992A JP H05240070 A JPH05240070 A JP H05240070A
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JP
Japan
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internal combustion
combustion engine
intake air
throttle
throttle valve
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JP4094992A
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Inventor
Fumio Tajima
文男 田島
Shigeki Morinaga
茂樹 森永
Shunichi Tanae
俊一 田苗
Yasushi Sasaki
靖 佐々木
Hiroyuki Kanazawa
宏至 金澤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の第1の目的は電機子への電流の切り換
えが頻繁ではなく、且つ、高精度のモータ回転角度検出
器が必要とならない内燃機関のスロットルアクチュエー
タを提供することにある。 【構成】ブラシレスモータの回転を減速してスロットル
バルブに伝えるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸入通路内
に配されるスロットルバルブを回転するスロットルアク
チュエータ、及び、内燃機関に供給する吸入空気量を制
御する吸入空気量制御手段に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に吸入空気を供給する吸入通路
内にはスロットルバルブが配されている。従来から、こ
のスロットルバルブはアクセルペダルとワイアで機械的
に接続されていた。ところが、近年、トラクションコン
トロールやオートクルーズなどの制御、及び、排気ガス
浄化や燃費向上のために、モータ等によりスロットルバ
ルブを制御する試みがなされてきた。このような例とし
て、特開昭62−91640 号公報に知られるように、直流機
にギヤを介してスロットルバルブを接続し、直流機に印
加する電圧を操作することによってスロットルバルブを
制御する技術がある。
【0003】直流機はブラシ整流子を介して電機子巻線
に電流を供給して永久磁石界磁との間で回転力を発生す
るようになっている。このように回転子にブラシを押圧
するようになっているので、直流機の正転方向と逆転方
向ではヒステリシス摩擦が発生してしまい、スロットル
バルブの位置制御が困難であった。また、電機子に押圧
力がかかっていたので、この力に打ち勝つ力を発生しな
ければ直流機が回転し始めず反応の特性が悪かった。
【0004】そこで、ブラシを用いずに回転子を回転す
るブラシレスモータ(交流機)を用いてスロットルバル
ブを開閉することが考え付かれた。このような技術は特
開平1−315641 号公報などに記載されている。この公報
に記載されたものでは、ブラシレスモータの回転子にス
ロットルバルブが直接に固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平1−31564
1号公報に記載された技術では、ブラシレスモータの回
転子にスロットルバルブが直接に固定されているので、
モータの発生する力を大きくするためには、極数を多く
しなければならない。ブラシレスモータの極数を多くす
ると、回転子の回転に伴う固定巻線に供給する電流の切
り換えを、細かい角度でせざるを得なく、特にモータの
回転が高速になったときに顕著になるが、電流の切り換
えの制御が充分に追従できないという問題があった。ま
た、電流を切り換える回転子の角度が小さくなってしま
うので、高精度のモータ回転角度検出器が必要であっ
た。
【0006】本発明の第1の目的は巻線子への電流の切
り換えの角度が小さくなく、且つ、高精度のモータ回転
角度検出器が必要とならない内燃機関のスロットルアク
チュエータ及び内燃機関の吸入空気量制御装置を提供す
ることにある。
【0007】さらに、一般に、従来のブラシレスモータ
の固定子巻線が巻相される固定子鉄心には、鉄損を小さ
くするために、打ち抜いた珪素鋼板を積層して用いてい
た。しかしながら、積層しているために、軸方向に空気
が入り込み磁気抵抗を形成する。そのために、ブラシレ
スモータの出力が低下し、応答性が低下するという問題
点があった。
【0008】第2の目的はブラシレスモータの出力の低
下をなくし充分な応答性を持った内燃機関のスロットル
アクチュエータを提供することにある。
【0009】また、一般に、従来のブラシレスモータで
は、固定子の固定子鉄心と磁石回転子の磁石とは軸線方
向に同じ距離となるように形成されていた。固定子鉄心
の周囲には巻線が巻かれているが、巻線を巻回すと、こ
の巻線の軸方向の距離は磁石の軸方向の距離より長くな
る。そうすると、固定子巻線の発生する磁束が有効に使
われなくなり、ブラシレスモータの出力が低下し力が出
なくなり、応答性が低下するという問題点があった。
【0010】第3の目的は、第2の目的と同様に、ブラ
シレスモータの出力の低下をなくし充分な応答性を持っ
た内燃機関のスロットルアクチュエータを提供すること
にある。
【0011】また、上記の特開平1−315641 号公報に記
載の技術では、回転子の出力軸に4極の磁石を固定し、
この磁石を検出素子で検出し、この検出素子の出力に基
づいて固定子に供給する電流を切り換えるようにしてい
る。しかしながら、ブラシレスモータが高速で回転する
ときに正確に固定子に供給する電圧を切り換えるように
するためには、磁石の工作精度を上げ、また、磁石と回
転子を正確にあわせなくてはならない。
【0012】第4の目的は、ブラシレスモータの固定子
に供給する電流の切り換えのための信号が比較的容易に
得られる吸入空気量制御装置を提供することにある。
【0013】また、上記の特開平1−315641 号公報に記
載の技術では、検出素子の検出信号を論理演算すること
によって、ブラシレスモータの固定子に供給する電流の
切り換えを行っていた。このように、検出素子の出力を
論理演算等することによってブラシレスモータに供給す
る電流を切り換えていたので、少なくとも、論理演算を
する装置が必要となり、複雑で、高価になっていた。
【0014】第5の目的は、ブラシレスモータに供給す
る電流の切り換えをするのに簡単で、廉価な吸入空気量
制御装置を提供することにある。
【0015】さらに、上記の従来技術では、故障の検出
について充分に配慮されていなかった。
【0016】第6の目的は故障の検出が可能な内燃機関
の吸入空気量制御装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに、第1の発明では、固定子巻線と、前記固定子巻線
の磁束の変化によって回転する回転子と、内燃機関に吸
入空気を供給する吸入通路と、前記吸入通路内に配され
て吸入空気を増減するスロットルバルブを有した内燃機
関のスロットルアクチュエータにおいて、前記回転子の
回転を減速して前記スロットルバルブに伝える減速手段
を有するように構成した。
【0018】第2の目的を達成するために、第2の発明
では、軸の周囲に磁石を配した磁石回転子と、前記磁石
回転子に磁束を与える固定子巻線と、内燃機関に吸入空
気を供給する吸入通路と、前記磁石回転子により回転し
て吸入空気を増減するスロットルバルブを有した内燃機
関のスロットルアクチュエータにおいて、前記固定子巻
線が巻相される固定子鉄心を軸方向に連続な金属で構成
した。
【0019】第3の目的を達成するために、第3の発明
では、軸の周囲に磁石を配した磁石回転子と、前記磁石
回転子に磁束を与える固定子巻線と、内燃機関に吸入空
気を供給する吸入通路と、前記磁石回転子により回転し
て吸入空気を増減するスロットルバルブを有した内燃機
関のスロットルアクチュエータにおいて、前記固定子鉄
心の巻線部の軸方向長さを対向する部分の前記磁石回転
子の軸方向長さよりも短くするように構成した。
【0020】第4の目的を達成するために、第4の発明
では、固定子巻線と、前記固定子巻線の磁束の変化によ
って回転する回転子と、内燃機関に吸入空気を供給する
吸入通路と、前記吸入通路内に配されて吸入空気を増減
するスロットルバルブと、前記スロットルバルブを制御
するスロットル制御ユニットを有した内燃機関の吸入空
気量制御装置において、前記固定子巻線の発生する逆起
電圧を検出する逆起電圧検出器を有し、前記スロットル
制御ユニットは前記逆起電圧検出器の出力に基づいて前
記スロットルバルブを制御するように構成した。
【0021】第5の目的を達成するために、第5の発明
では、固定子巻線と、前記固定子巻線の磁束の変化によ
って回転する回転子と、内燃機関に吸入空気を供給する
吸入通路と、前記吸入通路内に配されて吸入空気を増減
するスロットルバルブと、前記固定子巻線に電流を供給
するスロットル制御ユニットを有した内燃機関の吸入空
気量制御装置において、前記固定子巻線に電流を供給す
る時点を示す電流切り換え検出器を有し、前記スロット
ル制御ユニットは前記電流切り換え検出器の出力がある
と前記固定子巻線に電流を供給するように構成した。
【0022】第6の目的を達成するために、第6の発明
では、回転力を発生する駆動手段と、内燃機関に吸入空
気を供給する吸入通路と、前記吸入通路内に配されて吸
入空気を増減するスロットルバルブと、前記駆動手段を
制御するスロットル制御ユニットを有した内燃機関の吸
入空気量制御装置において、前記駆動手段の回転を減速
して前記スロットルバルブに伝える減速手段と、前記ス
ロットルバルブが全閉状態から開き始めるのを検出する
第1の検出手段と、前記第1の検出手段の検出信号の発
生に応じて前記の駆動手段の回転角度を検出する第2の
検出手段と、前記第2の検出手段の出力に基づいて異常
を検出する第1の異常検出手段を有するように構成し
た。
【0023】さらに、第6の目的は、第7の発明のよう
に、回転力を発生する駆動手段と、内燃機関に吸入空気
を供給する吸入通路と、前記駆動手段により回転して吸
入空気を増減するスロットルバルブと、前記駆動手段を
制御するスロットル制御ユニットを有した内燃機関の吸
入空気量制御装置において、前記駆動手段の回転角度を
検出する第3の検出手段と、前記スロットルバルブの開
度を検出する第4の検出手段と、前記第4の検出手段の
出力と前記第4の検出手段の出力を比較して異常を検出
する第2の異常検出手段を有するように構成することに
よっても達成できる。
【0024】
【作用】第1の構成によれば、回転子の回転は減速手段
を介してスロットルバルブの回転力として伝えられる。
そのために、磁極数を増加させなくても充分な力を発生
させることができ、電流の切り換えの制御が充分に追従
できるようになる。また、電流を切り換える回転子の角
度を小さくしなくてもよく、高精度のモータ回転角度検
出器が必要でなくなることが可能となる。
【0025】第2の構成によれば、固定子巻線の固定子
鉄心を連続体の鉄で構成したので、軸方向の空隙を生じ
ないように固定子鉄心を構成することができ、そのため
に、固定子巻線で発生する磁束を有効に使うことがで
き、目標となる開度まで速やかにスロットルバルブを移
動する。
【0026】第3の構成によれば、固定子鉄心の巻線部
の軸方向長さを対向する部分の磁石回転子の軸方向長さ
よりも短くしたので、固定子鉄心に巻回した巻線の軸方
向の長さと回転子の磁石との軸方向の長さをほぼ同じに
することができ、巻線で発生する磁束を有効に使うこと
ができ、目標となる開度まで速やかにスロットルバルブ
を移動することが可能となる。
【0027】第4の構成によれば、スロットル制御ユニ
ットは逆起電圧検出器の出力に基づいてスロットルバル
ブを制御する。そのために、複雑な検出装置を備えるこ
となくブラシレスモータの固定子に供給する電流を切り
換えることが可能になる。
【0028】第5の構成によれば、電流切り換え検出器
の信号をそのままブラシレスモータの固定子に供給する
電圧の切り換え信号として用いることができる。このよ
うに、検出器の信号をそのまま制御信号として用いるこ
とができるので、簡単で安価な吸入空気量制御装置を得
ることができる。
【0029】第6の構成によれば、スロットルバルブが
全閉状態から開き始めたときの、駆動手段の回転角度に
よって、異常の検出ができる。
【0030】第7の構成によれば、駆動手段の回転角度
とスロットルバルブの開度を比較することによって異常
の検出が可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。まず、本実施例のシステム構成図を図2に示す。エ
アクリーナ10を介して吸入された吸入空気は、スロッ
トルチャンバ6内に設けられたスロットルバルブ4に制
御され、吸気通路2を通ってエンジン1のシリンダに導
びかれる。一方、噴射弁16から供給された燃料は、吸
入空気と混合され、混合気となって、エンジン1のシリ
ンダに導びかれる。混合気は圧縮及び爆発行程を経た後
に排気通路3から外部に放出される。
【0032】アクセル9の踏み込み量ACCはアクセル
センサ8により、エンジン1の水温TMは水温センサ1
2により、クランク軸18の回転角度NPはクランク角
センサ13により、スロットルバルブ4の回転角度PF
はスロットル開度センサ17により、前車輪の回転速度
VF及び後車輪の回転速度VRは、車輪速センサ19,
20により検出され、それぞれの検出信号は制御ユニッ
ト14に入力される。エンジン制御ユニット14は、各
センサからの信号を演算処理して吸入空気量を演算す
る。さらにエンジン制御ユニット14は、この演算結果
に基づいてスロットルアクチュエータ5を駆動して吸入
空気を制御する。また、実際にエンジンに供給される吸
入空気量QAを吸入空気量センサ7により検出し、この
信号はエンジン制御ユニット14に入力される。エンジ
ン制御ユニット14はこの吸入空気量センサ7の出力信
号に基づいて燃料供給量Tiを演算し、噴射弁16を駆
動して燃料供給を制御する。
【0033】なお、詳細は後述するが、本実施例では、
スロットルアクチュエータ5のモータとしてブラシレス
モータを用い、このモータの固定子巻線(3相)に電流
を供給することによってスロットルバルブ4を開閉して
いる。
【0034】エンジン制御ユニット14の詳細を図3に
示す。エンジン制御ユニット14は燃料制御ユニット2
1及びスロットル制御ユニット22により構成される。
燃料制御ユニット21は各センサの出力に基づいて燃料
供給量Ti及びスロットル開度指定PSを演算し出力す
る。一方、スロットル制御ユニット22はスロットル開
度指令PS,ブラシレスモータの磁極位置MP及びブラ
シレスモータの電流値Iに基づいて、ブラシレスモータ
に与える電流のデューティPWMとブラシレスモータの
回転子の各相の切り換え信号A,B,Cを演算し、スロ
ットルアクチュエータ5を駆動する。
【0035】スロットルアクチュエータ5及びスロット
ル制御ユニット22の詳細を図1に示す。ブラシレスモ
ータ25(3相)は固定子23及び磁石回転子24より
構成される。磁石回転子24の中心軸には減速歯車26
が接続される。これによって、磁石回転子24の回転力
はスロットルバルブ4に伝えられる。また、磁石回転子
24の回転は磁極位置検出器27によって検出される。
スロットルバルブ4はリターンスプリング29によって
閉方向に付勢される。電源31の電圧はドライバ30に
よって制御され固定子25に供給される。また、この電
流Iは電流検出器32によって検出される。
【0036】スロットル制御ユニット22は、A/D変
換器33,35と波形整形器34より成る入力部と、ワ
ンチップマイクロコンピュータ38より構成される。ワ
ンチップマイクロコンピュータ38は機能的に磁極検出
手段36及びスロットル開度制御手段37の2つの機能
を有している。電流検出器32の出力IはA/D変換器
35を介して、スロットル開度センサ28の出力PFは
A/D変換器33を介して、スロットル開度制御手段3
7に入力される。スロットル開度制御手段37はスロッ
トル開度指令PS(燃料制御ユニット21より出力),
スロットル開度PF及びモータ電流値Iに基づいてPW
Mを演算してドライバ30に出力する。また、磁極位置
検出器27の出力は波形整形回路34により波形整形さ
れ磁極位置検出手段36に入力される。磁極位置検出手
段36はこの信号(A,B,C)に基づいて、固定子23の
各相切り換え信号A,B,Cをドライバ30に出力す
る。ブラシレスモータ25は、ギヤ比が8で4極のもの
を用いる。つまり、2回転でほぼ90度のバルブ開度と
なる。ここでは120度通電方式の永久磁石ブラシレス
モータを使用する。ドライバ30の各アームの上下への
通電のパターンは固定子23と磁石回転子24の位置関
係から割り振られる。各アームへの通電モードは電気角
1サイクルの繰返しとなる。なお、ブラシレスモータ2
5を4極とすると8極以上のものと比べて周波数が小さ
くなるので鉄損が減少し、巻線数が小さくなり、また着
磁がやりやすくなるので磁束量が大きくなり、サーボに
用いたときのイナーシャが小さくなる。なお、2極であ
ればさらに性能が向上する。
【0037】ここで、ブラシレスモータ25の駆動力を
増大させるためにギヤ26が使用されている。これは、
特に、スロットルバルブの制御は位置制御であるため、
常時ブラシレスモータ25に電流を通電させてスロット
ルバルブ4の開度を制御する必要がある、また、故障時
の復帰を早めるためにリターンスプリング29の力を強
めなければならないため、ブラシレスモータ25のギヤ
直結方式ではトルクが小さくモータ体格が大きくなり、
消費電力が多くなる。このような問題があるからであ
る。
【0038】スロットルアクチュエータ5の詳細を図4
に示す。空気をエンジンに導く吸入通路2の中を、ベア
リング41によって支承されるとともに、約90度の範
囲で回転することによって空気量を制御するスロットル
バルブ4と、スロットルバルブ4を閉方向に常に戻ろう
とする力を発生させるリターンスプリング29とスロッ
トルバルブ4の開度を示すスロットル開度センサ28
と、変換機であるギヤ26を介してスロットルバルブ4
を開閉する力を発生するブラシレスモータ25とで構成
されている。ここで、ブラシレスモータ25は永久磁石
型の3相ブラシレスモータを用いる。ブラシレスモータ
25は固定子巻線42を巻き回した固定子鉄心39から
なる固定子23と、永久磁石からなる磁石回転子24と
で構成される。このブラシレスモータ25は磁極位置検
出器27の出力信号によって3相の固定子巻線42への
電流を変化させるものである。また、この磁石回転子2
4はギヤ4に連結され、またベアリング40を介して支
承されている。
【0039】ブラシレスモータ25の固定子23及び回
転子24の詳細を図5に示す。ブラシレスモータ25は
主として圧粉鉄心で製作された固定子鉄心39に巻回さ
れた固定子巻線42とからなる固定子23と、永久磁石
とからなる回転子24(N,S,N,S)とで構成され
る。ここで、固定子鉄心39の巻線部の軸方向長さは、
これと対向する永久磁石側(内径側)より短くした構成
とする。これによって、巻線の長さが短くでき、消費電
力の低減あるいはモータの全長も短くすることができ
る。
【0040】ブラシレスモータの固定子鉄心39におい
て従来は薄板の珪素鋼板を打ち抜き、積層して使用して
いる。これは、高速回転数時の鉄損を小さくするためで
ある。一方、スロットルアクチュエータにおいては移動
角度の最大が90度であるため、高速回転時の動作は、
短時間であり、圧粉鉄心の使用は不利とはならず、さら
に、前述のように低消費電力,小型化が達成できる。ま
た、積層鉄心の内転型モータでは固定子鉄心42を打ち
抜いた後の中側の円形鉄心は使わないためにムダになる
が、圧粉鉄心では材料のムダが無く、経済的である。
【0041】磁極位置検出器27の詳細を図6に示す。
磁極位置検出器27は位置検出用回転子50及びホール
素子51〜53より成る。位置検出用回転子50は4極
の磁石(N,S,N,S)で構成され磁石回転子24と
一体となって回転される。位置検出用回転子50の周囲
には120度(機械角)毎にホール素子51〜53が配
される。ホール素子51〜53は位置検出用回転子50
の回転位置を検出し、それぞれ図7に示すようなA相,
B相及びC相の出力をする。さらに、ホール素子51〜
53の出力は波形整形回路34で図7に示すようなパル
ス状の信号に整形される。
【0042】ドライバ30の詳細を図8に示す。スロッ
トル制御ユニット22は前述したようにアナログ入力ポ
ートAN0からAN2にそれぞれ信号PF,PS,Iを
入力しPWM信号を発生し、また、磁極位置検出器27
の出力A,B,Cを受けて各相の切り換えA,B,C信
号を発生する。スロットル制御ユニット22の各相の切
り換えA,B,C信号はそれぞれ、インバータ54a,
54b,54cに入力される。このインバータ54a,
54b,54cの出力はアンドゲート55a,55b,
55cの一方に入力される。アンドゲート55a,55
b,55cの他方にはPとM信号が入力される。アンド
ゲート55a,55b,55cの出力は抵抗57a,5
7b,57cを介してドライブトランジスタ59a,59
b,59cのベースに入力される。ドライブトランジス
タ59a,59b,59cのエミッタはFET(上アー
ム)61a,61b,61cに入力される。インバータ5
4a,54b,54cの出力はナンドゲート58a,5
8b,58cの一方に入力される。ナンドゲート58
a,58b,58cの他方はスロットル制御ユニット2
2の出力する各相の切り換えA,B,C信号が入力され
る。ナンドゲート58a,58b,58cの出力は抵抗
63a,63b,63cを介してドライブトランジスタ
60a,60b,60cのベースに入力される。ドライ
ブトランジスタ60a,60b,60cのエミッタはF
ET(下アーム)62a,62b,62cに入力される。
なお、図7に磁極位置検出器27の出力信号(波形整形
回路34)と、FET(上アーム)61a,61b,6
1cとFET(下アーム)62a,62b,62cのス
イッチング状態が示されている。この図において、各
A,B,Cと表現されているものは各相のFETのスイ
ッチングがオン状態であることを示している。また、表
現されていない場合は、各相のFETのスイッチング状
態がオフであることを示している。例を挙げて説明する
と、図7中の(イ)のように磁極位置検出器27が出力
しているときには、FET61a〜61c(上アーム)
中で61c(C相)のみがオン状態であり、他のFET
(上アーム)61a(A相),61b(B相)はオフ状態
になっている。また、FET(下アーム)62a〜62
cの中で、62b(B相)のみがオン状態であり、他の
FET(下アーム)62a(A相),62c(C相)は
オフ状態となっている。
【0043】このようにドライバ30は、まず、磁極位
置検出信号にかわるABC信号からAND,NAND,
INVロジックによってFETの上アームおよび下アー
ムを制御する信号を作る。この場合上アームの信号には
ワンチップマイクロコンピュータ14で計算されたPW
M信号が重畳される。さらにこの信号がそれぞれFET
(上アーム)のドライブトランジスタ59a,59b,
59cと、FET(下アーム)のドライブトランジスタ
60a,60b,60cとを介してそれぞれを制御する
構成である。
【0044】次に、スロットル制御ユニット22の演算
動作について図9から図11のフローチャート図を用い
て説明する。まず、PWMデューティの演算動作を図9
に示す。まずステップ901で電流検出器32の検出し
た電流値Iが所定値ICより大きいか判断する。電流値
Iが所定値Iより大きければ過電流がFET61a〜6
1c,62a〜62cに流れているのでステップ907
に進み前回のPWMデューティから所定量L(かなり大
きい)を減算しこのフローを終了する。ステップ901
で過電流が検出されなければステップ902で燃料制御
ユニット21からのスロットル関係指令PSを取り込
み、さらに、ステップ903でスロットル開度センサ2
8の検出値PFを取り込む。ステップ904で偏差PE
を求め、ステップ905でPWMデューティを演算す
る。ステップ906では、この演算値をレジスタにセッ
トし出力する。ここでは比例制御の例で示したが、必要
に応じてPID制御が採用される。またマイナーループ
に速度制御を入れても良い。ここで、Kは制御の比例定
数である。PWM信号の周波数は、モータの騒音や、ト
ランジスタのスイッチング損失等を考えて決定する。
【0045】次に、磁極位置検出器14の出力に基づく
スロットル開度の演算とこれによる故障診断を図10に
示す。まずステップ1001で磁極位置検出器27の出
力を波形整形して得られたパルスA,B,C(3相)を
取り込む。ステップ1002でこのA,B,Cのいずれ
かの信号に変化があったか判断する。変化がなければス
テップ1006までジャンプする。一方、ステップ10
0でA,B,Cの信号のいずれかに変化すれば、ステッ
プ1003で正転か逆転か判断し、正転であればステッ
プ1004でCカウンタを1だけインクリメントし、ま
た、逆転であればステップ1005で1だけデクリメン
トしてステップ1006に進む。ステップ1006では
Cカウンタ値に基づいてスロットル開度の推論値THE
TAを求める。ステップ1007で実際のスロットル開
度PFを取り込だらステップ1008でスロットル開度PF
が零か判断する。零であれば故障診断をしないものとす
る。ステップ1009で実際のスロットル開度PFが零
でなければ、実際のスロットル開度PFと推論値THE
TAに基づいて故障診断をする。すなわち、実際のスロ
ットル開度PFと推論値THETAが所定(C)以上に
離れていれば故障と判断しステップ1010で故障を示
すフラグNGFLAGを1とする。また、ステップ10
09で故障が認められなければステップ1011に進
む。最後に、磁極位置検出器27による検出パルスをそ
のまま各相の切り換え信号A,B,Cとしてドライバ3
0に出力する。
【0046】次に、スロットル開度が零であるときの故
障診断を図11に示す。まず、ステップ1101でスロ
ットルバルブ4がブラシレスモータ25により負荷がか
けているか(スロットルバルブ4がリターンスプリング
29によって充分に付勢されているか)判断する。11
01で実際のスロットル開度が零か判断し、さらにPW
Mデューティが零か判断する。一方でも条件がととなわ
なければそのままステップ1104に進む。両方の条件
がととのったときにはステップ1103で故障診断力を
示すフラグCFLAGを1とする。ステップ1104で
CFLAGが1か判断する。CFLAGが1でなければ
そのままフローを終了する。
【0047】ここで、図11のフローチャートに示す故
障診断の方法を簡単に説明する。スロットルバルブの開
度が零のブラシレスモータ25の回転による進み角の移
動範囲はギヤ26のガタによってブラシレスモータ25
が移動できる範囲である。このようすを図12に示す。
つまり、上記以外ではリターンスプリング29の力によ
ってブラシレスモータ25は閉方向の力を受け、ガタは
無いが、ギヤ26のガタの移動角の範囲では、スロット
ルバルブ4は、設けられたストッパ(図示せず)に当た
り、リターンスプリング29の力は全てストッパで受け
てくれるために、ブラシレスモータ25はギヤ26のガ
タの分だけ移動可能となる。特に、ギヤ比が大きい場合
には、この距離が大きくなる。この範囲に着目し、エン
ジンの始動の前後に、閉方向あるいは開方向に、適切な
駆動トルクをブラシレスモータ25に与える。これによ
って、ブラシレスモータ25は移動し、それにともなっ
て図7に示したように電気角60度毎に生じる上アー
ム,下アームの切り換え信号が発生する。その数をカウ
ントし、所定数量に達した場合には、ブラシレスモータ
25及び駆動装置が健全であると判定することができ
る。さらには、この間における通電モードの順が保たれ
ているかをチェックすることによって、さらにドライバ
30、あるいは磁極位置検出器27等の健全性が確認で
き、一層診断の信頼性を高めることができる。
【0048】ステップ1105でCFLAGが1かどう
か判断する。CFLAGが1でなければこのフローを終
了する。ステップ1105でCFLAGが1であればス
テップ1105で前回の実際のスロットル開度PFが零
であったか判断する。零でなければこのフローを終了す
る。ステップ1105で前回の実際のスロットル開度P
Fが零でなければステップ1106で今回の実際のスロ
ットル開度PFが零より大きいか判断する。零より大き
くなければこのフローを終了する。ステップ1106で
今回の実際のスロットル開度PFが零より大きければス
テップ1007でCカウンタが所定値CNより大きいか判断
する。大きければスロットルアクチュエータ5の全体が
正常であると判断しステップ1009でCFLAGを再
び零に戻してこのフローを終了する。ステップ1007
でCカウンタがCNより大きくなければ故障も判断しス
テップ1008でNGFLAGを1にする。ステップ1
009でCFLAGを零に戻しこのフローを終了する。
【0049】さらに、本実施例の有する効果を説明す
る。ブラシレスモータ25が発生するトルクTmotor は
以下の式で表される。
【0050】 Tmotor=Tacc+Tsp+Tfr …(1) ここで、Tacc はモータ,ギヤ,バルブのイナーシャに
打ち勝って、スロットルバルブを加速させるためのトル
クを示す。Tspはバネの力と釣り合う為のトルクを、T
frはアクチュエータを含めたスロットル系の摩擦トルク
を表す。従来の直流機方式の特にギヤを使用する方式で
は、ブラシと整流子との間の摩擦力によって特に上記の
Tfrの値が大きくなる。この摩擦トルクはヒステリシス
特性を示すため、位置決めが困難になる。また、これは
バルブ側で見ると、実際の摩擦トルクのギヤ比の倍数と
なるため、バルブ側で見た摩擦トルクが大きくなり、位
置決めがしにくくなる。また、摩擦トルクの存在はスロ
ットルバルブアクチュエータの故障の際に、バルブを閉
の状態に戻すのに長い時間がかかる欠点がある。実際に
は一定時間以内に戻す必要があるため、使用バネの強さ
を大きくしておく必要が有り、モータを必要以上に大き
くする欠点もある。ギヤの比を大きくするに従って直流
機を使用するとその不利は大きく、ギヤ比が5以上では
その影響が一層顕著となる。
【0051】さらには、固定子鉄心39として圧粉鉄心
材を利用し、かつ、圧粉鉄心材と使用した固定子鉄心3
9として軸方向の長さの異なる形状とすることによっ
て、効率のよいモータを構成でき、かつ性能の劣化も少
なくすることができる。
【0052】また、装置全体の摩擦トルクの低減が重要
であるが、スロットルバルブ4を閉じる方向に作用させ
るリターンスプリング29として図1で示すように鶴巻
状のバネを利用することによって、スロットル装置全体
の摩擦トルクを低減することができる。
【0053】また、図1,図2で示したようにブラシレ
スモータ25と、この出力トルクを増幅し、かつかみあ
い形式のギヤ26と、スロットルバルブ4とをほぼ同一
直線の上に配置することによっても、スロットルアクチ
ュエータ全体の摩擦トルクを低減することができる。
【0054】第2の実施例を図13から図15を用いて
説明する。第2の実施例では、回転角度に対してリニア
な出力をする磁極位置検出器を用いる。第1の実施例で
はドライバ30がFET61a〜61c,62a〜62
cの通電モードを決めていたが、第2の実施例ではスロ
ットル制御ユニット22がFET61a〜61c,62
a〜62cの通電モードを演算する。図13において、
スロットル制御ユニット22のA,B,C相(上アー
ム)の出力はそれぞれアンドゲート55a〜55cに入
力される。アンドゲート55a〜55cの他端にはPW
M出力が入力される。また、スロットル制御ユニット2
2のA,B,C相(下アーム)の出力は直接にドライバ
60a〜60cのベースに加えられる。なお、磁極位置
検出器27の出力はスロットル制御ユニット22のアナ
ログ入力ポートAN3に入力され、スロットル制御ユニ
ット22はA/D変換してワンチップマイクロコンピュ
ータに取り込むようになっている。
【0055】次に、動作について説明する。第1の実施
例の図10のフローチャートに示す動作に換えて、図1
4のフローチャートに示す動作をおこなう。ステップ14
01でモータ回転角度PMを取り込む。ステップ1402
でモータ回転角度PMに応じたFET61a〜61c,
62a〜62cの通電モード(各相の切り換え信号A,
B,C)を演算する。この場合に図15に示すようなモ
ータ回転角PMに対すると通電モードを予めROMに記
憶しておき、これを読み出すようにする。
【0056】なお、他の部分は第1の実施例と同様なの
で説明を省略する。
【0057】第3の実施例を図16から図17を用いて
説明する。第3の実施例では、スロットル開度センサ2
8の出力PFに基づいてFET61a〜61c,62a
〜62cの通電モードを演算する。スロットル制御ユニ
ット22は図14のフローチャートに示す動作に換えて
図16のフローチャートに示す動作をおこなう。すなわ
ち、ステップ1601でスロットル開度センサ28の出
力PFを取り込む。ステップ1602で検出値RFに基
づいてFET61a〜61c,62a〜62cの通電モー
ドを演算する。すなわち、図17に示すようなスロット
ル開度RFに対するFET61a〜61c,62a〜6
2cの通電モードを予めROMに記憶させておき、この
ROMから記憶値を読み出すようにする。ステップ14
03でA,B,Cをドライバ10に出力する。
【0058】なお、他の部分は第2の実施例と同様なの
で説明を省略する。
【0059】次に第4の実施例を説明する。第4の実施
例ではブラシレスモータ25の回転位置を検出するもの
である。スロットルアクチュエータのバルブを開く速度
は0〜90度で0.1 秒以下の性能が求められる。一
方、永久磁石ブラシレスモータとしてトルクアップのた
めには多極化が有利であり、4極以上の極数が選定して
も良い。この場合、速度が0〜45度までは直線的に増
加し、45〜90度までは直線的に減少すると仮定する
と、最高回転数は約3000回転にもなることが推定さ
れる。この回転数における電気角60時間間隔は約50
0μsとなり、ソフトで電気角各60度の切り換えのタ
イミングを見出すには少なくとも電気角60度の中を5
以上のサンプリングが必要となる。これを達成するため
には高速のマイクロプロセッサを使わねばならないこ
と、通電モードの検出以外のシステムの処理ができなく
なってしまう不便がある。高速回転数になるに従って、
電気角60度の所要時間は短くなっていく。上記の欠点
を補う制御方式として高速回転数時にはブラシレスモー
タの各相巻線への通電の切り換えのタイミングを発生さ
せる機構をモータもしくは開度センサ側に備えることに
よって可能である。これを割込み信号として制御演算装
置に切り換えをおこなえば良い。実施例では、モータの
逆起電圧を利用し、電気角60度の相変わりのタイミン
グはハードによって検出するようにする。
【0060】逆起電圧位置検出器73の詳細構成を図1
8(a)に示す。巻線の各相の電圧を一次遅れフィルタ
70を介して比較器71a〜71cの一方に入れ、かつ
その他方には各相の巻線から抵抗を介して星型接続した
中性点を接続する。星型接続した中性点の電位は各相電
圧の平均値となり、これと各相巻線電圧と比較すること
によって電気角60度の相切り換わり点を見出すことが
できる。各比較器の出力は図示図18(b)の(イ),
(ロ),(ハ)のように120度の位相差の矩形波信号と
なり、この三つの矩形波信号を立上り立下り検出器72
で合成することによって電気角60度の信号が図示図1
8(b)の(ニ)のように合成できる。この信号をワン
チップマイクロコンピュータ38の割込み信号として使
用することによって、電気角60度の相変わり角で瞬時
に通電モードを切り換えることができる。この時の電気
角60度の相変わり角の通電モードのデータは逆起電圧
位置検出器のデータを使っても良く、スロットル開度セ
ンサ28からの通電情報を示しても良い。
【0061】第4の実施例のスロットル制御ユニット2
2の動作を説明する。第4の実施例では第3の実施例の
図16のフローチャートに示される動作の換わりに図1
9のフローチャートに示される動作をおこなう。逆起電
圧検出器72の発生するパルスがワンチップマイクロコ
ンピュータ38のIRQ端子に入力されると、ステップ
1901で正転か判断し、正転であればステップ190
2でDカウンタを1だけ増加されてこのフローを終了す
る。一方、ステップ1901で正転と判断されないとD
カウンタを1だけ減少させてこのフローを終了する。
【0062】また別のルーチンにおいて、ステップ19
10で回転数が所定値NSより大きいか判断する。所定
値NSより大きければ、Dカウンタに応じて各アームの
通電モードを演算する。すなわち、図20に示されるD
カウンタに対する通電モードが予めROMに記憶されて
おり、これを読み出すことによって通電モードを求め
る。ステップ1910で回転数が所定値NSより大きく
ないときには、スロットルセンサ28の出力RFを取り
込む。さらにステップ1911で実際のスロットル開度
RFに基づいて各アームの通電モードを求める(第3の
実施例と同様)。ステップ1912で各相の切り換え信
号A,B,Cを出力してこのフローを終了する。
【0063】次に、第5の実施例を説明する。第5の実
施例はブラシレスモータ25が15度(機械角)毎にパ
ルスを発生する磁極位置検出器27を用いたものであ
る。この磁極位置検出器27の詳細を図21に示す。全
周にわたり15度毎に24個の突起を有した回転体27
の回転を検出コイル76によって検出する。検出コイル
76は図21(b)のような信号を出力し、波形整形回
路77は波形整形し図21(c)のようなパルスを発生
する。
【0064】第5の実施例では、この波形整形回路77
の出力パルスによりワンチップマイクロコンピュータ3
8に割込(IRQ)み、このパルスをDカウントし、カ
ウントマップ,カウントダウンすることによってブラシ
レスモータの回転角度を演算し、これに基づいてA,
B,C各相の信号をドライバ20に出力する(図19に
おいて、ステップ1910,ステップ1911,ステッ
プ1912を省略したもの)。
【0065】次に第6の実施例を図22を用いて説明す
る。第6の実施例では永久磁石回転子32の変わりに可
変リラクタンス型の回転子78を用いた。ここで、回転
子78は磁性材からなる突極形状の例で示す。永久磁石
回転子32が、固定子の巻線によって作る磁極と永久磁
石回転子との吸引,反発を利用した原理であるのに対し
て、これは固定子の巻線によって作る磁極と突極回転子
の吸引力のみを利用しており、効率は悪いが、構成が簡
単で、低価格なモータとすることができる。この構成
も、摺動に伴う摩擦トルクがないために、前記と同様の
効果が期待できる。また、磁極位置検出器が必要なこと
は永久磁石回転子の場合と同じである。なお、他の部分
は第1の実施例から第5の実施例と同様なので省略す
る。
【0066】なお、スロットルアクチュエータは自動車
エンジンの心臓部を制御するために信頼性が非常に重要
となる。このため、モータの出力軸にクラッチを備えて
モータがロックして動かなくなったときにクラッチでモ
ータとバルブの連結を解き、別に備えたアクセルワイヤ
で制御することも可能である。この場合、クラッチを使
用したときにはモータの磁極の位置関係と、開度センサ
の位置関係がずれて成り立たなくなってしまう。そこ
で、クラッチとして常にモータ側とバルブ側とが一定の
位置に復帰するようなクラッチ機構とすることによって
クラッチの使用にかかわらず、安定した特性を持つスロ
ットルアクチュエータとすることができる。そのほか、
開度センサの動きと、逆起電圧位置検出器の動きから学
習して、開度センサの動きと、逆起電圧位置検出器の動
きを実時間で、学習し修正することも考えられる。
【0067】なお、制御演算装置として、マイクロコン
ピュータを使用する方式では開度センサのアナログ情報
をA/D変換器を介してデジタル量として取り込む。電
気角60度のデジタルの量は計算されるが、ビット数の
少ないA/D変換器を使用する場合には予め、電気角6
0度に相当するデジタル量をA/D変換器の最小分解能
の整数倍に同期させることによって、少ないビット数で
かつ性能を落すこと無く運転することができる。
【0068】なお、永久磁石のブラシレスモータで説明
したが、可変リラクタンス型のブラシレスモータの場合
でも良く、また、ステップモータの位置を検出してクロ
ーズドループ運転する形式の場合にも適用可能である。
【0069】また、スロットルバルブ開閉装置について
説明したが、他のバルブ開閉装置にも適用できる。ま
た、バルブ開閉装置以外のブラシレスモータの制御装置
にも適用できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
電機子への電流の切り換え角度が小さくなく、且つ、高
精度のモータ回転角度検出器が不必要とすることが可能
となる。第2の発明及び第3の発明ではブラシレスモー
タの出力の低下をなくし、充分な応答性を有し、スロッ
トルバルブを目標のスロットル開度に速やかに移動する
ことが可能となる。第4の発明では複雑な検出装置を備
えることなくブラシレスモータの固定子に供給する電流
を切り換えることが可能となる。第5の発明では装置全
体を簡単で安価とすることが可能となる。第6の発明及
び第7の発明では系全体の異常の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットルアクチュエータ及びスロットル制御
ユニットを示す図である。
【図2】システム構成図である。
【図3】制御ユニットの詳細を示す図である。
【図4】スロットルアクチュエータの詳細を示す図であ
る。
【図5】ブラシレスモータの詳細を示す図である。
【図6】磁極位置検出器の詳細を示す図である。
【図7】磁極位置値検出器の出力とFETのスイッチン
グ状態を示す図である。
【図8】ドライバの詳細を示す図である。
【図9】スロットル制御ユニットの動作を示すフローチ
ャート図である。
【図10】スロットル制御ユニットの動作を示すフロー
チャート図である。
【図11】スロットル制御ユニットの動作を示すフロー
チャート図である。
【図12】スロットル開度とブラシレスモータの回転角
の関係を示す図である。
【図13】第2の実施例のドライバの詳細を示す図であ
る。
【図14】第2の実施例のスロットル制御ユニットの動
作を示すフローチャート図である。
【図15】第2の実施例とブラシレスモータの回転角と
スイッチング状態を示す図である。
【図16】第3の実施例のスロットル制御ユニットの動
作を示すフローチャート図である。
【図17】第3の実施例のスロットル開度とFETのス
イッチング状態を示す図である。
【図18】逆起電圧位置検出器の詳細を示す図である。
【図19】第4の実施例のスロットル開度とFETのス
イッチング状態を示す図である。
【図20】第4の実施例のDカウンタとFETのスイッ
チング状態を示す図である。
【図21】第5の実施例の磁極位置検出器の詳細を示す
図である。
【図22】第6の実施例の可変リラクタンスの図であ
る。
【符号の説明】
2…吸入通路、4…スロットルバルブ、5…スロットル
アクチュエータ、22…スロットル制御ユニット、24
…磁石回転子、26…減速機、27…磁極位置検出器、
28…スロットル開度センサ、42…固定子巻線、73
…逆起電圧検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 靖 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 金澤 宏至 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子巻線と、前記固定子巻線の磁束の変
    化によって回転する回転子と、前記固定子巻線に供給す
    る電流を制御する電流制御手段と、内燃機関に吸入空気
    を供給する吸入通路と、前記吸入通路内に配されて吸入
    空気を増減するスロットルバルブを有した内燃機関のス
    ロットルアクチュエータにおいて、前記回転子の回転を
    減速して前記スロットルバルブに伝える減速手段を有し
    たことを特徴とする内燃機関のスロットルアクチュエー
    タ。
  2. 【請求項2】固定子巻線と、前記固定子巻線の磁束の変
    化によって回転する回転子と、前記固定子巻線に供給す
    る電流を制御する電流制御手段と、内燃機関に吸入空気
    を供給する吸入通路と、前記吸入通路内に配されて吸入
    空気を増減するスロットルバルブを有した内燃機関のス
    ロットルアクチュエータにおいて、前記回転子の回転は
    ギヤを介して前記スロットルバルブに伝えられるように
    構成したことを特徴とする内燃機関のスロットルアクチ
    ュエータ。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記回転子と、前記減
    速手段及び前記スロットルバルブをほぼ1つの軸線上に
    乗るように配置したことを特徴とする内燃機関のスロッ
    トルアクチュエータ。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記スロットルバルブ
    を閉じ方向に付勢するリターンスプリングを有し、さら
    に、前記リターンスプリングとして渦巻状のバネを用い
    たことを特徴とする内燃機関のスロットルアクチュエー
    タ。
  5. 【請求項5】軸の周囲に磁石を配した磁石回転子と、前
    記磁石回転子に磁束を与える固定子巻線と、内燃機関に
    吸入空気を供給する吸入通路と、前記磁石回転子により
    回転して吸入空気を増減するスロットルバルブを有した
    内燃機関のスロットルアクチュエータにおいて、前記固
    定子巻線が巻相される固定子鉄心を軸方向に連続な金属
    で構成したことを特徴とする内燃機関のスロットルアク
    チュエータ。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記固定子鉄心は圧粉
    鉄心で構成したことを特徴とする内燃機関のスロットル
    アクチュエータ。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記固定子鉄心の軸方
    向の長さを前記磁石回転子の軸方向の長さとほぼ同じに
    したことを特徴とする内燃機関のスロットルアクチュエ
    ータ。
  8. 【請求項8】軸の周囲に磁石を配した磁石回転子と、前
    記磁石回転子に磁束を与える固定子巻線と、内燃機関に
    吸入空気を供給する吸入通路と、前記磁石回転子により
    回転して吸入空気を増減するスロットルバルブを有した
    内燃機関のスロットルアクチュエータにおいて、前記固
    定子鉄心の巻線部の軸方向長さを対向する部分の前記磁
    石回転子の軸方向長さよりも、短くしたことを特徴とす
    る内燃機関のスロットルアクチュエータ。
  9. 【請求項9】固定子巻線と、前記固定子巻線の磁束の変
    化によって回転する回転子と、前記固定子巻線に供給す
    る電流を制御する電流制御手段と、内燃機関に吸入空気
    を供給する吸入通路と、前記吸入通路内に配されて吸入
    空気を増減するスロットルバルブと、前記スロットルバ
    ルブを制御するスロットル制御ユニットを有した内燃機
    関の吸入空気量制御装置において、前記回転子の回転を
    減速して前記スロットルバルブに伝える減速手段を有し
    たことを特徴とする内燃機関の吸入空気量制御装置。
  10. 【請求項10】固定子巻線と、前記固定子巻線の磁束の
    変化によって回転する回転子と、内燃機関に吸入空気を
    供給する吸入通路と、前記吸入通路内に配されて吸入空
    気を増減するスロットルバルブと、前記スロットルバル
    ブを制御するスロットル制御ユニットを有した内燃機関
    の吸入空気量制御装置において、前記固定子巻線の発生
    する逆起電圧を検出する逆起電圧検出器を有し、前記ス
    ロットル制御ユニットは前記逆起電圧検出器の出力に基
    づいて前記スロットルバルブを制御するように構成した
    ことを特徴とする内燃機関の吸入空気量制御装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記回転子の回転
    状態を検出する第2の回転状態検出器を有し、前記スロ
    ットル制御ユニットは、前記逆起電圧検出器又は前記第
    2の回転状態検出器の出力の一方の出力に基づいて前記
    スロットルバルブを制御するように構成したことを特徴
    とする内燃機関の吸入空気量制御装置。
  12. 【請求項12】請求項10において、前記スロットル制
    御ユニットは、前記回転子が高速回転で回転していると
    きには、前記逆電圧検出器の出力に基づいて前記スロッ
    トルバルブを制御するように構成したことを特徴とする
    内燃機関の吸入空気量制御装置。
  13. 【請求項13】固定子巻線と、前記固定子巻線の磁束の
    変化によって回転する回転子と、内燃機関に吸入空気を
    供給する吸入通路と、前記吸入通路内に配されて吸入空
    気を増減するスロットルバルブと、前記固定子巻線に電
    流を供給するスロットル制御ユニットを有した内燃機関
    の吸入空気量制御装置において、前記固定子巻線に電流
    を供給する時点を示す電流切り換え検出器を有し、前記
    スロットル制御ユニットは前記電流切り換え検出器の出
    力があると前記固定子巻線に電流を供給するように構成
    したことを特徴とする内燃機関の吸入空気量制御装置。
  14. 【請求項14】請求項13において、前記スロットル制
    御ユニットはマイクロコンピュータを含み、前記電流切
    り換え検出器の出力があると前記マイクロコンピュータ
    に割込みがかかるように構成したことを特徴とする内燃
    機関の吸入空気量制御装置。
  15. 【請求項15】回転力を発生する駆動手段と、内燃機関
    に吸入空気を供給する吸入通路と、前記吸入通路内に配
    されて吸入空気を増減するスロットルバルブと、前記駆
    動手段を制御するスロットル制御ユニットを有した内燃
    機関の吸入空気量制御装置において、前記駆動手段の回
    転を減速して前記スロットルバルブに伝える減速手段
    と、前記スロットルバルブが全閉状態から開き始めるの
    を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段の検
    出信号の発生に応じて前記の駆動手段の回転角度を検出
    する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の出力に基
    づいて異常を検出する第1の異常検出手段を有したこと
    を特徴とする内燃機関の吸入空気量制御装置。
  16. 【請求項16】回転力を発生する駆動手段と、内燃機関
    に吸入空気を供給する吸入通路と、前記駆動手段により
    回転して吸入空気を増減するスロットルバルブと、前記
    駆動手段を制御するスロットル制御ユニットを有した内
    燃機関の吸入空気量制御装置において、前記駆動手段の
    回転角度を検出する第3の検出手段と、前記スロットル
    バルブの開度を検出する第4の検出手段と、前記第3の
    検出手段の出力と前記第4の検出手段の出力を比較して
    異常を検出する第2の異常検出手段を有したことを特徴
    とする内燃機関の吸入蒸気量制御装置。
  17. 【請求項17】固定子巻線と、前記固定子巻線の磁束の
    変化によって回転する回転子と、内燃機関に吸入空気を
    供給する吸入通路と、前記吸入通路内に配されて吸入空
    気を増減するスロットルバルブを有した内燃機関のスロ
    ットルアクチュエータにおいて、前記回転子の極数をP
    とし、前記固定子への通電モードの繰返し数をKとした
    ときに、K<P*3が成り立つように構成したことを特
    徴とする内燃機関のスロットルアクチュエータ。
  18. 【請求項18】固定子巻線と、前記固定子巻線の磁束の
    変化によって回転する回転子と、内燃機関に吸入空気を
    供給する吸入通路と、前記吸入通路内に配されて吸入空
    気を増減するスロットルバルブを有した内燃機関のスロ
    ットルアクチュエータにおいて、前記スロットルバルブ
    の回転角度よりも前記回転子の回転角度が大きくなるよ
    うに構成したことを特徴とする内燃機関のスロットルア
    クチュエータ。
  19. 【請求項19】複数の磁極で構成される回転子と、前記
    回転子と同数の磁極で構成される固定子と、前記固定子
    の固定子巻線に供給する電流を制御する制御装置と、内
    燃機関に吸入空気を供給する吸入通路と、前記回転子に
    より回転して吸入空気を増減するスロットルバルブを有
    した内燃機関のスロットルアクチュエータにおいて、前
    記回転子の回転を減速して前記スロットルバルブに伝え
    る減速手段を有したことを特徴とする内燃機関のスロッ
    トルアクチュエータ。
  20. 【請求項20】請求項19において、前記磁極数は4以
    下であることを特徴とする内燃機関のスロットルアクチ
    ュエータ。
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