JPH05237524A - クロスロール圧延機のスラスト受け装置 - Google Patents

クロスロール圧延機のスラスト受け装置

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JPH05237524A
JPH05237524A JP7583692A JP7583692A JPH05237524A JP H05237524 A JPH05237524 A JP H05237524A JP 7583692 A JP7583692 A JP 7583692A JP 7583692 A JP7583692 A JP 7583692A JP H05237524 A JPH05237524 A JP H05237524A
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周久 宮口
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一彦 堀江
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 構造を簡単化してコストを低減し、十分な負
荷バランス状態で圧延時のスラスト力を支持する。 【構成】 ワークロール51を支承するロールチョック
52入側a及び出側bの突起部60a,60bにスライ
ドブロック56a,56bがピン63a,63bにより
回動自在に枢着される。フレーム66a,66bはハウ
ジングの入側aと出側bのガイド溝59a,59bに、
ロール軸方向と直交する方向に移動可能に嵌挿される。
ガイドブロック55a,55bはガイドプレート67
a,67bのガイド溝68a,68bに、ロール軸方向
に移動可能に嵌挿され、油圧シリンダ71a,71bを
介してフレーム66a,66bによってロール軸方向に
支持される。各油圧シリンダ71a,71bのロッド側
に装着されたロッド位置検出器72a,72bにより切
替弁73が切替制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上ロールと下ロールとを
互いにクロスさせるクロスロール圧延機における上下ロ
ールに作用するスラスト力を安定的に受ける装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】クロスロール圧延機においては、ロール
をクロスさせるとその軸受箱(ロールチョック)はロー
ルの軸方向中央部を中心にして、水平面上で円弧状に回
動する。
【0003】従って、ロールチョックの圧延材入側端部
と圧延材出側端部とは、ロール軸方向において、互いに
逆方向に移動する。
【0004】又、ロールをクロスさせると、圧延中にロ
ール軸方向の大きな荷重であるスラスト力が作用し、こ
のスラスト力はロールチョック及びスラスト受け装置を
介して圧延機ハウジングで支持する必要がある。
【0005】従来このようなクロスロール圧延機のスラ
スト受け装置の一例として、特公平1−53123号公
報が開示されている。
【0006】この装置を図5及び図6により説明する
と、上下のクロスロール1を作業側で支持する上下のロ
ールチョック2の入側(a)と出側(b)のコーナに
は、突起10a,10bがそれぞれ設けられ、略L字状
のレバー12a,12bがピン13a,13bによって
枢着されている。
【0007】そして、この双方のレバー12a,12b
には、連結板14がピン15a,15bによって枢着さ
れ、その先端には車輪6a,6bが軸着されている。
【0008】5a,5bはガイドであり、作業側(W)
のハウジング4の入側(a)と出側(b)にそれぞれ装
設され、そのガイド溝11a,11bには車輪6a,6
bが遊嵌されている。
【0009】圧延に際し、上下のクロスロール1を所要
のクロス角αで互いにクロスさせるために、例えば上方
のロールチョック2を中心点(O)を中心に入側(a)
及び出側(b)に回動させると、双方の突起10a,1
0bは出側(b)に移動すると共に、入側(a)の突起
10aは作業側(W)に移動し、出側(b)の突起10
bは駆動側(d)に移動する。
【0010】図7は図5及び図6に示す従来のクロスロ
ール圧延機の作動説明図で、図において、実線で示す位
置のクロスロール1を任意のクロス角αに設定すると、
クロスロール1の中心点(O)とピン13a,13bの
中心A,Bで形成する三角形OABは2点鎖線で示すよ
うにO点を中心に半径OA及びOB上を移動する。
【0011】ピン13a,13bとピン15a,15b
及び車輪6a,6bの中心で形成する三角形ACD及び
BFEはそれぞれABEDで形成する4節リンク機構に
よって2点鎖線で示す位置に移動する。このとき、車輪
6a,6bはガイド溝11a,11b内で水平に直線移
動を行う。
【0012】従って、クロス角αを持ったクロスロール
1に作用するスラスト力は、ピン13a,13b,15
a,15b、連結板14及びレバー12a,12bを介
して車輪6a,6bとガイド5a,5bとの接触面に直
角に、かつ均一に伝えられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来装置には、次のようないくつかの不具合が存在す
る。 (1)ロール組替えのために常備数量が多いロールチョ
ックの組立品が複雑かつ大型化するので、設備コストが
高くなり、保守点検等に多大な労力を要する。
【0014】(2)ロールとロールチョックから成るロ
ール組立品のスラスト受け側(通常は作業側)が大型化
するので、その重心位置がスラスト受け側に片寄り、ロ
ール組立品の組替え及びメンテナンスのためのクレーン
吊りの際に傾いたり、ハウジング内でロール組立品を支
持するベンディングシリンダに、その作業側と駆動側と
で荷重がアンバランスに作用するなどの不具合点を生じ
易い。
【0015】(3)各部材の摩擦をともなう機械的な自
動負荷バランス取り構造のため、圧延時には、例えば入
側に70%、出側に30%となるように、十分な負荷バ
ランス状態が得られ難い。
【0016】本発明は上記各不具合点を解決し、構造を
簡単化し低コスト化を図ると共に、十分な負荷バランス
状態で圧延時のスラスト力を安定して支持し得るスラス
ト受け装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の構成として本発明のクロスロール圧延機のスラスト受
け装置は、上ロールと下ロールとをクロスさせるクロス
ロール圧延機において、圧延機ハウジングのロール軸方
向の外側の圧延材入側及び圧延材出側にそれぞれ配設し
た液圧シリンダと、この液圧シリンダにそれぞれ連結
し、ロール軸方向と直交する水平方向にガイド溝を有
し、ロール軸方向に移動するように配設したガイド部材
と、前記ロールチョックの圧延材入側及び圧延材出側に
略水平面上で回動するように枢着し、前記ガイド部材の
ガイド溝内にロール軸方向と直交する方向に移動するよ
うに嵌挿したスライドブロック又は車輪とを具備したこ
とを特徴としている。
【0018】また上記圧延材入側及び圧延材出側の液圧
シリンダの各々のロッド側液室を一方の液圧閉回路で連
結すると共に、この液圧シリンダの各々のヘッド側液室
を他方の液圧閉回路で連結することが好ましい。
【0019】さらに上記一方の液圧閉回路及び他方の液
圧閉回路を液圧給排手段とそれぞれ連結し、前記各々の
液圧シリンダにロッド位置検出器を設けると共にこのロ
ッド位置検出のロッド位置検出によって前記液圧シリン
ダのロッド位置を調節するロッド位置制御手段を設ける
こともできる。
【0020】
【作用】上記のように構成されたクロスロール圧延機の
スラスト受け装置によれば、ロールのクロスに際し、一
方あるいは両方のロールチョックを水平面上で回動する
と、ロールチョックの圧延材入側及び圧延材出側に枢着
されたスライドブロック又は車輪はガイド部材のガイド
溝内で、ロール軸方向と直交する方向に移動し、また、
ロール軸方向にも移動するので、ガイド部材もロール軸
方向に移動する。
【0021】そして、圧延中に、ロール、ロールチョッ
ク、スライドブロック又は車輪、ガイド部材に作用する
スラスト力を圧延材入側及び圧延材出側の液圧シリンダ
によって支持する。
【0022】ガイド部材を液圧シリンダで支持した状態
でロールをクロスするためにロールチョックを回動した
とき、圧延材入側及び圧延材出側のガイド部材はロール
軸方向で互いに逆方向に、等しい距離で移動するので各
々の液圧シリンダのロッドも同様に移動する。
【0023】この各々の液圧シリンダの双方のロッド側
液室及びヘッド側液室は、それぞれ拡大及び縮小するの
で、例えば、圧延材入側の液圧シリンダのロッド側液室
が縮小するとその液は一方の液圧閉回路から圧延材出側
のロッド側液室に移動し、圧延材出側の液圧シリンダの
ヘッド側液室も縮小するのでその液は他方の液圧閉回路
から圧延材入側のヘッド側液室に移動する。
【0024】従って、各々の液室の圧力はほとんど変化
することなく、圧延材入側及び圧延材出側のガイド部材
に作用するスラスト力を常に均等に一定の力で支持す
る。
【0025】また、ロール組立品の組替えの際には、圧
延材入側のガイド部材は同入側へ、圧延材出側の部材は
同出側へそれぞれ移動し、そのガイド溝を各々のスライ
ドブロック又は車輪から抜き取る。
【0026】そして各々の液圧シリンダによって前記ス
ラスト力を支持しているときに、そのロッド位置検出器
によって各々の液圧シリンダのロッド位置をそれぞれ検
出してロッド位置制御手段に送信する。
【0027】例えば、いずれかの液圧シリンダのパッキ
ン部等から液が漏洩し、その液室の液圧が低下してロッ
ド位置が変動すると、ロッド位置検出器が検出し、その
液室の液圧をロッド位置制御手段及び液圧給排手段によ
ってロッド位置が正常に戻るまで上昇させ、各々の液圧
シリンダのロッド位置を制御することによって、その支
持力を一定に保持する。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって具体
的に説明する。図1は、クロスロール圧延機の作業側を
示す破断平面図、図2は図1のクロスロール圧延機を作
業側から見た側面図である。
【0029】これらの図において、51はワークロール
であり、ロールチョック52によって支承され、ハウジ
ング54内の圧延材50パスラインの上下に収容されて
いる。
【0030】このロールチョック52の入側(a)及び
出側(b)には突起部60a,60bがそれぞれ設けら
れ、この突起部60a,60bにはスライドブロック5
6a,56bがピン63a,63bによってそれぞれ回
動自在に枢着されている。
【0031】そして、このロールチョック52は、ハウ
ジング54の内側で移動装置58a,58bによってロ
ール軸方向と直交する方向に移動するクロスヘッド57
a,57b及びベンディングシリンダによって支持され
ている。
【0032】66a,66bはフレームであり、ハウジ
ング54の入側(a)及び出側(b)のガイド溝59
a,59bに、ロール軸方向と直交する方向に移動する
ように嵌装され、ガイドプレート67a,67bが装着
されている。
【0033】55a,55bはガイドブロックであり、
各々のガイドプレート67a,67bのガイド溝68
a,68bに、ロール軸方向に移動するように嵌装さ
れ、油圧シリンダ71a,71b及びそのロッド77
a,77bを介してフレーム66a,66bによってロ
ール軸方向に支持されている。
【0034】そして、そのガイド溝61a,61bには
スライドブロック56a,56bがロール軸方向と直交
する方向に摺動するように嵌挿されている。
【0035】72a,72bはロッド位置検出器であ
り、各々の油圧シリンダ71a,71bのロッド側に装
着され、制御装置80にそれぞれ連結されている。
【0036】73は切替弁であり、その一方の給排側
は、入側(a)及び出側(b)の油圧シリンダ71a,
71bのロッド側油室及びヘッド側油室に各々の油圧回
路75,76によって連結され、他方の給排側は、油圧
供給装置74及び排油装置78に連結されている。
【0037】なお53は上下のバックアップロールであ
る。
【0038】図3は図1のスラスト受け油圧シリンダの
制御装置を示すブロック図、図4は同油圧シリンダの制
御手順を示すフロー図である。
【0039】制御装置80は図3に示すように、入側ロ
ッド位置検出器72a及び出側ロッド位置検出器72b
が連結されたロッド位置比較部81及び基準ロッド位置
記憶部82と、切替弁73が連結された切替弁作動指示
部83とを具備している。
【0040】次に本装置の作用について説明する。上下
のワークロール51をクロス角2αで互いにクロスさせ
るために、クロスヘッド57a,57bを移動装置58
a,58bによって図1に示すように入側(a)に移動
し、例えば上方のロールチョック52を中心点Oを中心
にして入側(a)にクロス角αだけ回動するとロールチ
ョック52の双方の突起部60a,60b及びこれとピ
ン連結したスライドブロック56a,56bは入側
(a)に移動すると共に、入側(a)の突起部60a及
びスライドブロック56aは駆動側(d)に移動し、出
側(b)の突起部60b及びスライドブロック56bは
作業側(W)に移動する。
【0041】フレーム66a,66b及びガイドプレー
ト67a,67bはロール組替え時以外はハウジング5
4に固定されているので、スライドブロック56a,5
6bはガイド溝61a,61b内を入側(a)にそれぞ
れ摺動し、双方のガイドブロック55a,55b及びロ
ッド77a,77bは、突起部60a,60b及びスラ
イドブロック56a,56bと共に駆動側(d)及び作
業側(W)にそれぞれ移動する。
【0042】このとき、双方の油圧シリンダ71a,7
1bのヘッド側油室は油圧供給装置74及び切替弁73
によって加圧され、作業側(W)に作用するスラスト力
(S)を支持している。
【0043】そして、一方の油圧回路75及び他方の油
圧回路76によってそれぞれ連結された双方の油圧シリ
ンダ71a,71bのロッド側油室及びヘッド側油室を
切替弁73によってそれぞれ閉回路にする。
【0044】従って、ロッド77a,77bの移動によ
って縮小した入側(a)の油圧シリンダ71aのロッド
側油室の油はその圧力を保持したままで、出側(b)の
油圧シリンダ71bの拡大したロッド側油室に移動し、
同じく縮小した出側(a)のヘッド側油室の油は拡大し
た入側(b)のヘッド側油室に移動し、ロールチョック
52に作用するスラスト力(S)をその入側(a)と出
側(b)とで常時均等の力で支持する。
【0045】ロッド77a,77bの位置制御におい
て、上下ワークロール51のクロスが完了したときに、
各々のロッド77a,77bの位置をロッド位置検出器
72a,72bによって検出して制御装置80に送信
し、基準ロッド位置として、基準ロッド位置記憶部82
に記憶させる。
【0046】次に、ロッド位置検出器72a,72bに
よって圧延中のロッド位置を常時検出して、ロッド位置
比較部81に送信し、前記基準ロッド位置と比較する。
【0047】例えば、油圧シリンダ71a,71bのい
ずれかのパッキン部等から油が漏洩し、その油室の油圧
が低下してそのロッド77a,77bの位置が変動する
と、切替弁作動指示部83によって切替弁73を切替
え、変動したロッド77a,77bが基準ロッド位置に
戻るまで、その油室の油圧を上昇させた後、切替弁73
を再度切替えて各々の油圧回路75,76を閉にする。
【0048】上記した、ロッド位置の制御例の手順を要
約すると図4のフロー図のようになる。
【0049】ワークロール51とロールチョック52と
から成るロール組立品の組替えに際しては、入側(a)
のフレーム66aは入側(a)へ、出側のフレーム66
bは出側(b)へそれぞれ移動し、各々のガイドブロッ
ク55a,55bのガイド溝61a,61bを各々のス
ライドブロック56a,56bから抜取る。
【0050】なお、上記実施例では、ワークロール51
だけを上下で互いにクロスさせるようになっているが、
本発明は、ワークロール51及びバックアップロール5
3をペアにして上下で互いにクロスさせるペアクロスロ
ール圧延機にも適用されるものである。
【0051】また、スライドブロック56a,56bは
必ずしもピン構造の必要はなく、円弧面を有するライナ
を直接突起部60a,60bに取付けてもよく、代りに
従来の装置と同様の車輪を使用してもよい。
【0052】更に、ロッド位置検出器72a,72bは
油圧シリンダ71a,71bに装着する必要はなく、油
圧シリンダ71a,71b以外の部位に配設してロッド
77a,77bの位置を検出するか、ガイドブロック5
5a,55bの位置を検出するものであっても同様の作
用が達成されるものである。
【0053】以上本発明のいくつかの実施例について縷
々説明したが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
でなく、本発明技術思想の範囲内において種々設計変更
し得るものである。
【0054】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、次に示すような効果を奏する。 (1)請求項1のクロスロール圧延機のスラスト受け装
置においては、ロール組替えのために常備数量が多いロ
ールチョックの組立品の構造が簡単かつ小型になるの
で、設備コストを低減することができ、保守点検も容易
になる。又、ロール組立品のスラスト受け側も小型にな
り、ロール組立品の重心位置のスラスト受け側への片寄
りも比較的少なくなるので、ハウジング内でベンディン
グシリンダで支持し昇降する場合や、ロール組替えやメ
ンテナンスのためにクレーンで吊上げた際の傾きも減少
する。
【0055】(2)請求項2のクロスロール圧延機のス
ラスト受け装置においては、ロールチョックの圧延材入
側及び圧延材出側の圧延時のスラスト力に対する負荷バ
ランスは液圧シリンダの各液室間の液の移動によって成
るので、その移動抵抗は非常に小さくて、圧延材入側と
圧延材出側とで十分な負荷バランス状態でスラスト力を
支持することができる。
【0056】(3)請求項3のクロスロール圧延機のス
ラスト受け装置においては、液圧シリンダのパッキン部
等から液が漏洩してそのロッド位置が変動しても、ロッ
ド位置検出器、液圧給排手段及びロッド位置制御手段に
よって、減圧縮小した液室に直ちに液を補給してロッド
位置を補正できるので、ロールチョックをロール軸方向
の正常な位置に維持しながらロールに作用するスラスト
力を安定して支持することができる。又、ロールのクロ
スに伴うロールチョックのロール軸方向への移動や、圧
延によるスラスト力が作用した場合の液の沈み込みによ
るロールチョックのロール軸方向への移動等を補正し、
ロールチョックをロール軸方向の正常な位置に維持しな
がらロールに作用するスラスト力を安定して支持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る、スラスト受け装置を
具備したクロスロール圧延機の破断平面図である。
【図2】図1のクロスロール圧延機を作業側から見た側
面図である。
【図3】図1のスラスト受け油圧シリンダの制御装置を
示すブロック図である。
【図4】図1のスラスト受け油圧シリンダの制御手順を
示すフロー図である。
【図5】従来のスラスト受け装置を具備したクロスロー
ル圧延機の一例の破断平面図である。
【図6】図5のクロスロール圧延機を作業側から見た側
面図である。
【図7】図5及び図6のクロスロール圧延機の作動説明
図である。
【符号の説明】
a 入側 b 出側 d 駆動側 W 作業側 O 中心点 50 圧延材 51 ワークロール 52 ロールチョック 54 ハウジング 55a,55b ガイドブロック 56a,56b スライドブロック 60a,60b 突起部 61a,61b ガイド溝 66a,66b フレーム 67a,67b ガイドプレート 71a,71b 油圧シリンダ 72a,72b ロッド位置検出器 73 切替弁 74 油圧供給装置 75,76 油圧回路 77a,77b ロッド 78 排油装置 80 制御装置 81 ロッド位置比較部 82 基準ロッド位置記憶部 83 切替弁作動指示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日浦 正 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ロールと下ロールとをクロスさせるク
    ロスロール圧延機において、圧延機ハウジングのロール
    軸方向の外側の圧延材入側及び圧延材出側にそれぞれ配
    設した液圧シリンダと、該液圧シリンダにそれぞれ連結
    し、ロール軸方向と直交する水平方向にガイド溝を有
    し、ロール軸方向に移動するように配設したガイド部材
    と、前記ロールチョックの圧延材入側及び圧延材出側に
    略水平面上で回動するようにそれぞれ枢着し、前記ガイ
    ド部材のガイド溝内にロール軸方向と直交する方向に移
    動するように嵌挿したスライドブロック又は車輪とを具
    備したことを特徴とするクロスロール圧延機のスラスト
    受け装置。
  2. 【請求項2】 圧延材入側及び圧延材出側の液圧シリン
    ダの各々のロッド側液室を一方の液圧閉回路で連結する
    と共に、この液圧シリンダの各々のヘッド側液室を他方
    の液圧閉回路で連結した請求項1記載のクロスロール圧
    延機のスラスト受け装置。
  3. 【請求項3】 圧延材入側及び圧延材出側の液圧シリン
    ダの各々のロッド側液室に連結する一方の液圧閉回路及
    び該液圧シリンダの各々のヘッド側液室に連結する他方
    の液圧閉回路を液圧給排手段とそれぞれ連結し、前記各
    々の液圧シリンダにロッド位置検出器を設けると共に、
    該ロッド位置検出器のロッド位置検出によって前記液圧
    シリンダのロッド位置を調節するロッド位置制御手段を
    設けた請求項1,2記載のクロスロール圧延機のスラス
    ト受け装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5921129A (en) * 1996-06-24 1999-07-13 Danieli & C. Officine Meccaniche Spa Device for the crossed displacement of rolling rolls
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