JPH0523680A - 光酸化処理方法及びその装置 - Google Patents

光酸化処理方法及びその装置

Info

Publication number
JPH0523680A
JPH0523680A JP3201070A JP20107091A JPH0523680A JP H0523680 A JPH0523680 A JP H0523680A JP 3201070 A JP3201070 A JP 3201070A JP 20107091 A JP20107091 A JP 20107091A JP H0523680 A JPH0523680 A JP H0523680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
treated
reverse osmosis
osmosis membrane
fine particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3201070A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yamagata
光二 山形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RAIZAA KOGYO KK
Original Assignee
RAIZAA KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RAIZAA KOGYO KK filed Critical RAIZAA KOGYO KK
Priority to JP3201070A priority Critical patent/JPH0523680A/ja
Publication of JPH0523680A publication Critical patent/JPH0523680A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 紫外線照射ランプ6を挿入した反応槽1と逆
浸透膜9を備えた分離槽7を並設し、処理槽1には触媒
微粒子17, …を懸濁させた被処理水を送入し、同時に上
記ランプ6より紫外線を照射して触媒微粒子17, …によ
り被処理水を浄化、処理し、次に被処理水を分離槽7に
送入し、逆浸透膜を通過させることにより被処理水中に
含まれる触媒微粒子17, …を捕集し、更に逆浸透膜9に
は前記被処理水の通水方向とは逆方向に洗浄水を通水
し、逆浸透膜9に捕集された触媒微粒子17, …を分離す
る。 【効果】 被処理水中に二酸化チタン等の微粒子17, …
を懸濁させて紫外線ランプ6の周囲を通過させて紫外線
照射処理を行なうに際して処理後の水中に含まれる微粒
子17, …を分離、回収を効率的に行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二酸化チタンなどの
半導体微粒子を触媒とした光酸化処理方法とその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン、有機物等を含む廃水及びプー
ル水、飲料水等は活性汚泥、酸化分解等によって分解処
理されてきたが、これら既存の処理方法は長時間と広大
なスペースを必要とするため、合理的な方法とは言い難
く、またプール水等の殺菌には従来塩素などの薬品処理
が行なわれてきたが、薬品による殺菌処理は人体への影
響から手控えられる傾向にある。
【0003】これに対して、紫外線を利用した被処理水
の殺菌は、薬品殺菌法と異なり、人体への影響が殆ど無
く効果的に難分解ハロゲンを含む廃水などの分解処理と
殺菌処理が同時にできるなどの特性があり、種々の生産
分野に応用され、需要は増大されつつある。
【0004】この紫外線を利用した殺菌法として最も効
率が良いとされるのは、外周を保護管で被覆した紫外線
ランプを両端を開放した処理タンク内に挿入するととも
に、処理タンクの両端には被処理水の給水管乃至排水管
に接続するようにした光触媒反応槽を使用して、被処理
水が紫外線ランプの周囲を通過する間に難分解ハロゲン
の分解と殺菌を同時に行なう方法である。
【0005】一方、これら紫外線に照射される被処理水
中に二酸化チタン等の微粒子を懸濁させると、これら微
粒子の触媒作用により更に効果的な分解処理と殺菌処理
が同時に行なわれることが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように二方法を組み合わせ、被処理水中に二酸化チタン
等の微粒子を懸濁させて紫外線ランプの周囲を通過させ
て分解浄化殺菌処理を行なう場合には、処理後の水中か
ら二酸化チタン微粒子を分離、回収するのが極めて困難
であり、またこれら二酸化チタン微粒子を完全に分離、
回収するには大型の分離装置を必要とするなどの難点が
ある。
【0007】また、二酸化チタン等の微粒子は各種の膜
によって分離し、濃縮液と同時に回収されて再利用する
場合には、膜に目詰まりが生じないように定期的に膜を
洗浄しなけらばならない。
【0008】この発明は、上記実情に鑑み、被処理水中
に二酸化チタン等の微粒子を懸濁させて紫外線ランプの
周囲を通過させて紫外線照射処理を行なうに際して処理
後の水中に含まれる二酸化チタン等の微粒子を分離、回
収する方法とその装置を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、この発明では紫外線照射ランプを挿入した反応槽
と逆浸透膜を備えた1又は2以上の分離槽を並設し、反
応槽には二酸化チタン等の触媒微粒子を懸濁させた被処
理水を送入し、同時に上記ランプより紫外線を照射して
触媒微粒子により被処理水を分解浄化殺菌、処理し、次
に被処理水を分離槽に送入し、逆浸透膜を通過させるこ
とにより被処理水中に含まれる触媒微粒子を捕集し、更
に逆浸透膜には前記被処理水の通水方向とは逆方向に洗
浄水を通水し、逆浸透膜に捕集された触媒微粒子を分離
し、分離された触媒微粒子を含む洗浄水の全部又は一部
を必要とあれば上記反応槽に戻すようにした光酸化処理
方法とその装置を提案するものである。
【0010】この発明で使用する逆浸透膜は、例えば溶
液中の数 〜数百 の粒径の粒子をを通過させない半透
膜であり、その使用圧力は溶液1,000ppmに対し0.6 〜0.
8Kg/cm2 程度である。
【0011】この発明では二酸化チタン等の触媒微粒子
を懸濁させた被処理水は処理槽内で紫外線照射されて処
理され、次に被処理水は分離槽に送入して逆浸透膜を通
過させることにより、触媒微粒子は逆浸透膜の細孔内に
捕集される。更に逆浸透膜には前記被処理水の通水方向
とは逆方向に洗浄水を通水すると、逆浸透膜の細孔内に
捕集された触媒微粒子は分離される。そして、触媒微粒
子を含む洗浄水の一部又は全部は例えば処理槽に戻して
触媒微粒子を再利用するものである。
【0012】即ち、この発明では逆浸透膜を用いて、光
酸化処理法に用いる二酸化チタン等の触媒微粒子を効果
的に分離、回収することができるのである。
【0013】なお、この発明においては逆浸透膜の型式
としては、市販されているチューブラー型、マルチチュ
ーブ型、プレート型、スパイラル型、ホローファイバー
型等を使用することができる。
【0014】また、被処理水の種類によっては2以上の
分離槽のうちの一部を限外濾過膜を備えた分離槽に置き
換えるようにしてもよい。
【0015】更に、紫外線照射ランプとしては、高圧水
銀灯、中圧水銀灯、低圧水銀灯等を被処理水の種類に応
じて使用することができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例に基づいて説
明する。図1は、この発明の一実施例を示すもので、1
は、上部に給水口2、下部に排水口3を有する反応槽
で、反応槽1の外周にはヒータ4が設けられ、反応槽1
の内部にはその外周に石英製の保護管5を設けた紫外線
ランプ6を挿入する。なお、反応槽1の底部或は側部に
は攪拌装置Mが設けられている。
【0017】7は分離槽で、分離槽7内にはその中央に
両端を開放した通水路8を有する逆浸透膜9を設け、ま
た分離槽7の底部には通水路8の下端に接続する給水口
10を設け、更に逆浸透膜9の上端部に対応する分離槽7
の上部には排水管11を設ける。
【0018】一方、反応槽1の排水口3と分離槽7の給
水口11との間には下部連絡路12を設け、連絡路12には圧
送ポンプ13を介在させる。
【0019】また、逆浸透膜9の通水路8の上端と反応
槽1の上部との間にはバルブ15によって切り替えられる
分岐路16を設け、この分岐路16の上端を上部連絡路14に
接続する。
【0020】以上のような光酸化処理装置において、被
処理水は給水口2より反応槽1に供給され、ここで二酸
化チタン等の触媒微粒子17, …を加える。反応槽1内で
は攪拌装置Mにより触媒微粒子17, …が水中に懸濁され
る。また、ヒータ4により加温され、このような状態で
紫外線ランプ6に沿って流下し、この間紫外線照射を受
けるとともに、二酸化チタンの微粒子の触媒作用により
被処理水中の有機物の分解、殺菌処理等が行なわれる。
【0021】処理された水は、圧送ポンプ13により下部
連絡路12を通って逆浸透膜9の通水路8に送られる。
【0022】通水路8に送られた水の一部は逆浸透膜9
の細孔9aを通って逆浸透膜9の外側に脱出し、この間に
水中に含まれる触媒微粒子17, …は細孔9aに捕集され
る。逆浸透膜9を脱出した水は排水管11を通って外部に
排出される。
【0023】また、通水路8に送られた水の残部は上部
連絡路14を通って反応槽1に戻される。なお、排水管11
を通って外部に排出される水の量と反応槽1に戻される
水の量の比は例えば6:4とする。
【0024】次に、洗浄水を逆浸透膜9の外側に圧送す
る。圧送された洗浄水は細孔9aを通って通水路8内に圧
送されるが、この間に細孔9aに捕集されていた触媒微粒
子17, …を解放する。
【0025】このようにして触媒微粒子17, …を含む洗
浄水が通水路8に送られるが、これはそのまま外部に取
り出して触媒微粒子17, …を回収してもよいが、バルブ
15を開いてこの洗浄水を分岐路16、 上部連絡路14を通っ
て反応槽1に戻すようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上要するに、この発明によれば被処理
水中に二酸化チタン等の微粒子を懸濁させて赤外線ラン
プの周囲を通過させて紫外線照射処理を行なうに際して
処理後の水中に含まれる二酸化チタン等の微粒子を分
離、回収が効率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略図
【図2】同上の要部拡大図
【符号の説明】
1 反応槽 7 分離槽 9 逆浸透膜 13 圧送ポンプ 17,… 触媒微粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/44 H 8014−4D K 8014−4D 9/00 Z 6647−4D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線照射ランプを挿入した反応槽と逆
    浸透膜を備えた1又は2以上の分離槽を並設し、反応槽
    には触媒微粒子を懸濁させた被処理水を送入し、同時に
    上記ランプより紫外線を照射して触媒微粒子により被処
    理水を浄化、処理し、次に被処理水を分離槽に送入し、
    逆浸透膜を通過させることにより被処理水中に含まれる
    触媒微粒子を捕集し、更に逆浸透膜には前記被処理水の
    通水方向とは逆方向に洗浄水を通水し、逆浸透膜に捕集
    された触媒微粒子を分離し、分離された触媒微粒子を含
    む洗浄水の全部または一部を必要とあれば上記反応槽に
    戻すようにしたことを特徴とする光酸化処理方法。
  2. 【請求項2】 2以上の分離槽の一部を限外濾過膜を備
    えた分離槽に置き換えるようにした特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
  3. 【請求項3】 紫外線照射ランプを挿入した反応槽と逆
    浸透膜を備えた分離槽を圧送ポンプを介して並設するよ
    うにした光酸化処理装置。
JP3201070A 1991-07-17 1991-07-17 光酸化処理方法及びその装置 Pending JPH0523680A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3201070A JPH0523680A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 光酸化処理方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3201070A JPH0523680A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 光酸化処理方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0523680A true JPH0523680A (ja) 1993-02-02

Family

ID=16434894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3201070A Pending JPH0523680A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 光酸化処理方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0523680A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06328068A (ja) * 1993-05-20 1994-11-29 Agency Of Ind Science & Technol 光触媒を用いる廃水処理装置
CN105330074A (zh) * 2015-11-30 2016-02-17 无锡工源机械有限公司 气浮设备
US9555374B2 (en) 2009-04-29 2017-01-31 Basf Se Method for conditioning catalysts by means of membrane filtration
JP2018043231A (ja) * 2016-09-08 2018-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 液体処理方法及び液体処理装置
KR20210043122A (ko) * 2019-10-11 2021-04-21 (주)신산 난분해성 폐수처리 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02298393A (ja) * 1989-05-15 1990-12-10 Raizaa Kogyo Kk 光酸化処理方法及びその装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02298393A (ja) * 1989-05-15 1990-12-10 Raizaa Kogyo Kk 光酸化処理方法及びその装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06328068A (ja) * 1993-05-20 1994-11-29 Agency Of Ind Science & Technol 光触媒を用いる廃水処理装置
US9555374B2 (en) 2009-04-29 2017-01-31 Basf Se Method for conditioning catalysts by means of membrane filtration
CN105330074A (zh) * 2015-11-30 2016-02-17 无锡工源机械有限公司 气浮设备
JP2018043231A (ja) * 2016-09-08 2018-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 液体処理方法及び液体処理装置
KR20210043122A (ko) * 2019-10-11 2021-04-21 (주)신산 난분해성 폐수처리 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6426005B1 (en) Sequential descending bed filters with reject/washwater containing impurities being fed to a separate unit for elimination of impurities
CN101538102B (zh) 一种深度处理难降解有机废水的臭氧-生物滤池***
JPH07256253A (ja) 沈めた濾過膜で水を飲用可能にする装置
JPH0630762B2 (ja) 光酸化処理方法及びその装置
ES2956322T3 (es) Tratamiento de agua residual y método para la industria textil
JPH10109095A (ja) 浄水処理装置
JPH0523680A (ja) 光酸化処理方法及びその装置
JPH0818040B2 (ja) 純水又は超純水の精製方法及び装置
KR20100001423A (ko) 다중 스트로 여과막을 구비한 복합 수처리 장치
JPH0526187U (ja) 光化学反応処理を行う紫外線照射装置
JPH0523681A (ja) 光酸化処理方法及びその装置
JP2018089598A (ja) 水処理装置
JP4164743B2 (ja) 洗浄排水の処理方法及びその装置
JPH0443705B2 (ja)
JPH09155160A (ja) 揮発性有機化合物の分解除去装置及び方法
JP5093896B2 (ja) 超微細粒焼砂生物濾過装置
CN109970251A (zh) 一种臭氧催化氧化的多级水处理***
JP3704761B2 (ja) 水処理装置
KR100205443B1 (ko) 광촉매를 이용한 폐수처리 장치
RU2560837C2 (ru) Способ очистки жидких радиоактивных отходов
JPH10137755A (ja) 排水の膜処理装置
KR20080031026A (ko) 난분해성 물질이 부착된 필터의 무해화 처리 방법
JP3144930B2 (ja) 膜分離装置
JP2002001338A (ja) プール水浄化装置
JP2992377B2 (ja) 放射性廃液の処理方法