JPH0523263A - 横行式自動外面清掃装置の自動乗り移り装置 - Google Patents

横行式自動外面清掃装置の自動乗り移り装置

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JPH0523263A
JPH0523263A JP20655491A JP20655491A JPH0523263A JP H0523263 A JPH0523263 A JP H0523263A JP 20655491 A JP20655491 A JP 20655491A JP 20655491 A JP20655491 A JP 20655491A JP H0523263 A JPH0523263 A JP H0523263A
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JP
Japan
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cleaning unit
cleaning
lifting
automatic
lifting body
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Application number
JP20655491A
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English (en)
Inventor
Munehisa Takeda
宗久 武田
Tomoaki Takeya
知明 武谷
Yutaka Ishihara
豊 石原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 危険な高所作業における作業者の省略と作業
時間の短縮を図り得る横行式自動外面清掃装置の自動乗
り移り装置を提供する。 【構成】 ビル1の横レール3に案内されて被清掃面2
を自動清掃する清掃ユニット9を格納する昇降体8に、
ビル1のマーカー15の情報から昇降体8の上下方向に
係る位置を検出する位置センサ14を装着する。また、
昇降体格納ユニット4の内部に、位置センサ14からの
情報に基づき巻上装置5をセンサフィードバックして横
レール3にレール13の位置を一致させる巻上制御装置
16を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物の窓や壁面等の外
面を横行しながら自動清掃する横行式自動外面清掃装置
に関し、より詳しくは、清掃ユニットを昇降体から建物
の横レールに乗り移らせる自動乗り移り装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8は特公平1−34611号
公報等に開示された従来の横行式自動外面清掃装置を示
すもので、図中、1は建築物であるビルで、このビル1
の外面には、横長の被清掃面2が上下方向に複数配設さ
れるとともに、この被清掃面2を上下から挟む溝形の一
対の横レール3が複数埋設され、該ビル1の屋上には、
走行可能な昇降体格納ユニット4が配置されている。こ
の昇降体格納ユニット4は内部に回動可能な巻上装置5
を備え、この巻上装置5には、一対のワイヤロープ6が
巻回されており、この一対のワイヤロープ6の端部に
は、作業者7が搭乗する昇降体8が吊着されている。
【0003】この昇降体8は、横行しながら被清掃面2
を自動清掃する清掃ユニット9を格納するとともに、こ
の清掃ユニット9を一対の横レール3に装着する装着装
置10を備え、この装着装置10には図8に示す如く、
清掃ユニット9の一対の横レール3への装着を容易にす
る角度調整機構11と上下調整機構12とが配設されて
いる。
【0004】従って、ビル1の被清掃面2を清掃するに
は、先ず、昇降体8に作業者7が搭乗したのを確認後、
昇降体格納ユニット4の巻上装置5を回転させ、一対の
横レール3の近傍に昇降体8を下降させる。次いで、作
業者7が角度調整機構11と上下調整機構12を操作・
調整して一対の横レール3の正面開口部に、被清掃面2
に対向する清掃ユニット9の対向面における上下部の車
輪(図示せず)を嵌合させ、作業者7が装着装置10を
前後方向に移動させて一対の横レール3に清掃ユニット
9を移載させた後、作業者7が装着装置10を清掃ユニ
ット9から取り外す。すると、一対の横レール3に移載
された清掃ユニット9が該横レール3に案内されつつ自
走し、ノズルから被清掃面2に噴霧状の洗浄液を吹き付
けて被清掃面2に付着している汚れや不純物を濡らし、
ブラシとスクイジーで汚れや不純物を落として自動的に
清掃する。こうして一つの階の被清掃面2の清掃が終了
すると、作業者7が移載時の逆の手順で装着装置10に
清掃ユニット9を移動させ、その後昇降体8に清掃ユニ
ット9を格納する。然して、巻上装置5を回転させて昇
降体8を別の階に昇降移動させ、上記手順と同様の手順
で、清掃ユニット9の横レール3への移載、自動清掃、
及び清掃ユニット9の昇降体8への格納を行い、その
後、上記作業をビル1の全体の清掃が終了する迄繰り返
す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の横行式自動外面
清掃装置は以上のように構成され、昇降体8に搭乗した
作業者7が清掃ユニット9を手作業で横レール3に移載
しなければならないので、危険な高所作業を人間が行わ
なければならず、しかも作業に長時間を要するという問
題点があった。
【0006】本発明は上記に鑑みなされたもので、清掃
ユニットを横レールに自動で移載できるとともに、移載
時間を短縮できる横行式自動外面清掃装置の自動乗り移
り装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては上述の
目的を達成するため、建築物の屋上に配置された昇降体
格納ユニットと、この昇降体格納ユニットの巻上装置の
ワイヤロープに吊着された昇降可能な昇降体と、この昇
降体に格納され当該昇降体から建築物の被清掃面を挟装
する一対の横レールに乗り移って被清掃面を清掃する清
掃ユニットと、昇降体に装着され当該昇降体の上下方向
の位置を検出する位置センサと、この位置センサの検出
した情報に基づき該巻上装置をセンサフィードバック制
御する巻上制御装置とを備えたことを特徴としている。
【0008】また、上記巻上装置と昇降体の間に、昇降
体の微小位置決めを行う駆動装置とその制御装置とから
なる昇降体微小位置決め装置を介在したことを特徴とし
ている。
【0009】また、上記昇降体を2つに分割してその一
方をカウンタウェイトとして使用し、又は昇降体にカウ
ンタウェイトを付加することを特徴としている。
【0010】また、上記昇降体の内部に、清掃ユニット
の微小位置決めを行う駆動装置とその制御装置とからな
る清掃ユニット微小位置決め装置を配設したことを特徴
としている。
【0011】また、昇降体の位置を目標の横レールに合
致させるための目標追従補償器と、外乱に対して昇降体
を一定位置に保持するための外乱抑制補償器とを備えた
ことを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明によれば、清掃ユニットを昇降体のレー
ルから一対の横レールに自動的に乗り移らせることがで
きるので、作業者の省略と清掃ユニットの移載時間の短
縮を図ることができる。
【0013】また、昇降体微小位置決め装置により、ワ
イヤロープの伸長や時間遅れに伴う昇降体の上下方向に
係る位置制御の困難化を排除することができる。
【0014】また、昇降体を2つに分割してその一方を
カウンタウェイトとして使用し、又は昇降体にカウンタ
ウェイトを付加するので、駆動装置の負荷容量を最小に
することができる。
【0015】また、昇降体の内部に、清掃ユニットの微
小位置決めを行う駆動装置とその制御装置とからなる清
掃ユニット微小位置決め装置を配設しているので、清掃
ユニットを高精度に位置決めすることができる。
【0016】また、昇降体の位置を目標の横レールに合
致させるための目標追従補償器と、外乱に対して昇降体
を一定位置に保持するための外乱抑制補償器とを備えて
いるので、強風やロープ長さの変動等の外乱要因に伴う
清掃ユニットの位置決めの困難化を排除できる。
【0017】
【実施例】以下、図1に示す一実施例に基づき本発明を
詳述すると、図中、1は建築物であるビルで、このビル
1の外面には、横長の被清掃面2が上下方向に複数配設
されるとともに、この被清掃面2を上下から挟む溝形の
一対の横レール3が複数埋設され、該ビル1の屋上に
は、走行可能な昇降体格納ユニット4が配置されてい
る。この昇降体格納ユニット4は内部に回動可能な巻上
装置5を備え、この巻上装置5には、一対のワイヤロー
プ6が巻回されており、この一対のワイヤロープ6の端
部には、内部に一対のレール13を備えた昇降体8が吊
着されている。そして、この昇降体8の一対のレール1
3には、被清掃面2を自動清掃する清掃ユニット9が支
持・格納されている。
【0018】14は昇降体8に装着された位置センサ
で、この位置センサ14は、ビル1の横レール3付近に
装着されたマーカー15の情報から昇降体8の上下方向
に係る位置を検出し、この検出した情報を昇降体格納ユ
ニット4の巻上制御装置16に出力するようになってい
る。そして、巻上制御装置16は入力した情報から巻上
装置5をセンサフィードバック制御する機能を有してい
る。
【0019】従って、ビル1の被清掃面2を清掃するに
は、昇降体格納ユニット4の巻上装置5を回転させ、昇
降体8をビル1の外壁に沿わせて下降させる。この下降
の際、位置センサ14がマーカー15の情報から昇降体
4の上下方向に係る位置を検出して検出した情報を巻上
制御装置16に出力し、巻上制御装置16が巻上装置5
をフィードバック制御で回転させてビル1の横レール3
の高さに昇降体8のレール13を一致させる。横レール
3の高さとレール13の高さが一致すると、清掃ユニッ
ト9が昇降体8のレール13から一対の横レール3に自
動的に乗り移って自走し、横行しながらビル1の被清掃
面2を自動的に清掃する。こうして一つの階の被清掃面
2の清掃が終了すると、清掃ユニット9が昇降体8の位
置に自動的に戻り、清掃ユニット9が横レール3から昇
降体8のレール13に自動的に乗り移って格納される。
然して、巻上装置5を回転させて昇降体8を別の階へ昇
降移動させ、上記の同様の手順で、清掃ユニット9の横
レール3への自動乗り移り、自動清掃、及び清掃ユニッ
ト9の昇降体8への自動格納を行い、その後、上記作業
をビル1の全体の清掃が終了する迄繰り返す。
【0020】上記構成によれば、位置センサ14からの
情報に基づき、巻上制御装置16が巻上装置5をフィー
ドバック制御して横レール3の高さにレール13を一致
させ、清掃ユニット9が昇降体8のレール13から横レ
ール3に自動的に乗り移るので、危険な高所作業を作業
者7が行う必要がなく、しかも作業時間を大幅に短縮す
ることができる。
【0021】次に図2に基づき本発明の第2の実施例を
説明する。上記実施例では巻上制御装置16が昇降体8
の上下方向に係る位置制御を行っていたが、これでは低
い階のビル1においても、長いワイヤロープ6を介して
昇降体8の位置を制御しなければならず、ワイヤロープ
6の伸びや時間遅れのため円滑に制御できなくなること
がある。そこで、本実施例ではワイヤロープ6と昇降体
8の間に、昇降体微小位置決め装置17を介在して配設
している。この昇降体微小位置決め装置17は昇降体8
を上下方向に昇降させる駆動装置170と、この駆動装
置170を制御する制御装置171とを備えて構成され
ている。その他の部分については上記実施例と同様であ
る。
【0022】次に第1の実施例と相違する動作について
説明する。本実施例では巻上制御装置16を昇降体8の
横レール3への精密な位置決めに使用するのではなく、
各階への大まかな移動をシーケンス的に行うためにのみ
使用し、昇降体8の横レール3への精密な位置決めに
は、昇降体微小位置決め装置17を使用する。巻上制御
装置16の制御により、目標階の近傍に昇降体8が昇降
移動して来ると、位置センサ14が横レール3との相対
位置誤差を昇降体微小位置決め装置17に出力し、この
情報に基づき昇降体微小位置決め装置17の制御装置1
71が駆動装置170を駆動して昇降体8の位置をフィ
ードバック制御し、横レール3に昇降体8のレール13
の位置を合致させる。その後の動作については、第1の
実施例と同様である。
【0023】本実施例においても上記実施例と同様の作
用効果が期待し得られ、低い階のビル1における昇降体
8の制御を円滑に行うことができるのは明白である。
【0024】次に図3に基づき本発明の第3の実施例を
説明する。上記昇降体8はかなりの重量物であるため、
上記第1・第2の実施例では巻上装置5を大容量化しな
ければならなかった。特に、第2の実施例では、清掃ユ
ニット9自体もかなりの重量物なので、駆動装置170
の負荷容量をかなり大きなものにせざるを得ず、このた
め、昇降体微小位置決め装置17自体がかなり大きく且
つ重くなり、巻上装置5をさらに大容量化しなければな
らなかった。そこで、本実施例では昇降体8を2つに分
割し、清掃ユニット9を搭載していない一方の昇降体を
カウンタウェィト18として使用するようにしている。
清掃ユニット9を搭載した昇降体8には、位置センサ1
4が装着されている。また、カウンタウェィト18は昇
降体8の反対側に位置し、ロープや滑車等を介して吊持
されている。その他の部分については上記諸実施例と同
様である。
【0025】本実施例においても上記諸実施例と同様の
作用効果が期待し得られ、駆動装置170の負荷容量を
小さくすることができるのは明白である。また、清掃ユ
ニット9が乗り降りするのに鑑み、カウンタウェイト1
8の重量を清掃ユニット9の重量の1/2にすると、駆
動装置170に係る負荷を最小にすることが可能とな
る。
【0026】尚、本実施例では第2の実施例における昇
降体8を2つに分割したものを示したが、第1の実施例
における昇降体8を2つに分割して巻上装置5を小容量
化しても同様の作用効果を奏する。また、昇降体8を分
割するのではなく、昇降体8に別個のカウンタウェイト
18を付加しても良いのは言うまでもない。
【0027】次に図4に基づき本発明の第4の実施例を
説明する。上記第1〜第3の実施例では、最終的に清掃
ユニット9の位置決めを行うにも拘らず、昇降体8やそ
の一部を動かしているため、精度良い位置決めが困難だ
った。そこで、本実施例では昇降体8の内部の下部に、
清掃ユニット微小位置決め装置19を配設している。こ
の清掃ユニット微小位置決め装置19は油圧シリンダか
ら構成され清掃ユニット9を上下方向に昇降移動させる
駆動装置190と、この駆動装置190を制御する制御
装置191とを備えて構成されている。その他の部分に
ついては上記諸実施例と同様である。
【0028】次に動作について説明するが、基本的な動
作は第2の実施例と同様である。第2の実施例との相違
は清掃ユニット9の横レール3への精密な位置決めに関
し、昇降体微小位置決め装置17を使用するのではな
く、清掃ユニット微小位置決め装置19を使用する点に
ある。即ち、巻上制御装置16の制御により、目標階の
近傍に昇降体8が昇降移動して来ると、位置センサ14
が横レール3との相対位置誤差を清掃ユニット微小位置
決め装置19に出力し、この情報に基づき清掃ユニット
微小位置決め装置19の制御装置191が駆動装置19
0を駆動して清掃ユニット9の位置をフィードバック制
御し、横レール3に清掃ユニット9の位置を合致させ
る。以後の動作は第2の実施例と同様である。
【0029】本実施例においても上記諸実施例と同様の
作用効果が期待し得られ、清掃ユニット微小位置決め装
置19がロープ等を介さず直接に清掃ユニット9を制御
するので、高精度な位置決めが可能になるのは明白であ
る。
【0030】尚、本実施例では駆動装置190を油圧シ
リンダから構成したものを示したが、清掃ユニット9を
制御できるものであれば、どのような構成でも良いのは
言うまでもない。
【0031】次に図5に基づき本発明の第5の実施例を
説明する。上記諸実施例では、位置センサ14からの情
報に基づき各制御装置16・171・191が単純なセ
ンサフィードバック制御を行っていた。しかし、横行式
自動外面清掃装置の自動乗り移り装置では、風に伴うワ
イヤロープ6の揺れ、階によるワイヤロープ長さの変
動、及び停止や乗り移りの際の衝撃等の外乱要因が大き
いため、単純なフィードバック制御では該外乱がある
と、正確に目標の横レール3の高さに昇降体8や清掃ユ
ニット9を保持することが困難であるという問題点があ
った。本実施例ではこの問題点を解消するためになされ
たもので、図中、20は制御対象の伝達関数、21は目
標値である横レール3の位置22に昇降体8又は清掃ユ
ニット9の位置23を追従させるための目標追従補償
器、24は外乱25に対して昇降体8又は清掃ユニット
9を一定位置に保持するための外乱抑制補償器である。
その他の部分については上記諸実施例と同様である。
【0032】次に動作について説明するが、基本的な動
作は第1〜第4の実施例と同様である。上記第1〜第4
の実施例では図6に示す如く、横レール位置22と昇降
体8或は清掃ユニット9の位置23の相対位置26が位
置センサ14で検出され、各制御装置16・171・1
91に出力される。各制御装置16・171・191で
はこの誤差を無くすような指令値が演算され、制御対象
20を目標値22に一致させるようにフィードバック制
御される。上記諸実施例ではこのように1つの制御補償
器16・171・191が用いられていたので、目標追
従と外乱抑制という2つの要求を満足させることができ
なかった。本実施例では目標追従を達成する目標追従補
償器21と、外乱25を抑制するための外乱補償器24
の2つの補償器を設けているので、これら2つの要求を
独立に制御することが可能となった。
【0033】尚、上記第1〜第4の実施例では昇降体8
或は清掃ユニット9の上下方向の制御について述べた
が、上下方向だけでなく左右・前後方向の他の並進方向
或は回転方向に関して同様の制御を付加しても良いのは
言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建築物の
屋上に配置された昇降体格納ユニットと、この昇降体格
納ユニットの巻上装置のワイヤロープに吊着された昇降
可能な昇降体と、この昇降体に格納され当該昇降体から
建築物の被清掃面を挟装する一対の横レールに乗り移っ
て被清掃面を清掃する清掃ユニットと、昇降体に装着さ
れ当該昇降体の上下方向の位置を検出する位置センサ
と、この位置センサの検出した情報に基づき該巻上装置
をセンサフィードバック制御する巻上制御装置とを備え
ているので、清掃ユニットを昇降体から横レールに自動
的に乗り移らせることができ、危険な高所作業における
作業者の手作業の省略と、作業時間の短縮を図ることが
できるという効果がある。
【0035】また、巻上装置と昇降体の間に、昇降体の
微小位置決めを行う駆動装置とその制御装置とからなる
昇降体微小位置決め装置を介在しているので、ワイヤロ
ープ等の長さに拘りなく、正確な微小位置決めができる
という効果がある。
【0036】また、昇降体を2つに分割してその一方を
カウンタウェイトとして使用し、又は昇降体にカウンタ
ウェイトを付加するので、駆動装置の負荷を軽減するこ
とができるという効果がある。
【0037】また、昇降体の内部に、清掃ユニットの微
小位置決めを行う駆動装置とその制御装置とからなる清
掃ユニット微小位置決め装置を配設しているので、清掃
ユニットを直接制御でき、正確な微小位置決めができる
という効果がある。
【0038】また、昇降体の位置を目標の横レールに合
致させるための目標追従補償器と、外乱に対して昇降体
を一定位置に保持するための外乱抑制補償器とを備えて
いるので、風によるロープの揺れ、階によるロープの長
さの変動、及び停止や乗り移りの際の衝撃等の外乱があ
っても、正確に目標の横レールの高さに昇降体或は清掃
ユニットを保持できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る横行式自動外面清掃装置の自動乗
り移り装置の一実施例を示す概念図である。
【図2】本発明に係る横行式自動外面清掃装置の自動乗
り移り装置の第2の実施例を示す概念図である。
【図3】本発明に係る横行式自動外面清掃装置の自動乗
り移り装置の第3の実施例を示す概念図である。
【図4】本発明に係る横行式自動外面清掃装置の自動乗
り移り装置の第4の実施例を示す概念図である。
【図5】本発明に係る横行式自動外面清掃装置の自動乗
り移り装置の第5の実施例を示すブロックダイヤグラム
である。
【図6】本発明に係る横行式自動外面清掃装置の自動乗
り移り装置を示すブロックダイヤグラムである。
【図7】従来の横行式自動外面清掃装置を示す鳥瞰図で
ある。
【図8】従来の横行式自動外面清掃装置を示す右側面図
である。
【符号の説明】
1 ビル 2 被清掃面 3 横レール 4 昇降体格納ユニット 5 巻上装置 6 ワイヤロープ 8 昇降体 9 清掃ユニット 13 レール 14 位置センサ 15 マーカー 16 巻上制御装置 17 昇降体微小位置決め装置 18 カウンタウェィト 19 清掃ユニット微小位置決め装置 21 目標追従補償器 24 外乱抑制補償器 25 外乱

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の屋上に配置された昇降体格納ユ
    ニットと、この昇降体格納ユニットの巻上装置のワイヤ
    ロープに吊着された昇降可能な昇降体と、この昇降体に
    格納され当該昇降体から建築物の被清掃面を挟装する一
    対の横レールに乗り移って被清掃面を清掃する清掃ユニ
    ットと、昇降体に装着され当該昇降体の上下方向の位置
    を検出する位置センサと、この位置センサの検出した情
    報に基づき該巻上装置をセンサフィードバック制御する
    巻上制御装置とを備えたことを特徴とする横行式自動外
    面清掃装置の自動乗り移り装置。
  2. 【請求項2】 上記巻上装置と昇降体の間に、昇降体の
    微小位置決めを行う駆動装置とその制御装置とからなる
    昇降体微小位置決め装置を介在したことを特徴とする請
    求項1記載の横行式自動外面清掃装置の自動乗り移り装
    置。
  3. 【請求項3】 上記昇降体を2つに分割してその一方を
    カウンタウェイトとして使用し、又は昇降体にカウンタ
    ウェイトを付加することを特徴とする請求項1並びに請
    求項2に記載の横行式自動外面清掃装置の自動乗り移り
    装置。
  4. 【請求項4】 上記昇降体の内部に、清掃ユニットの微
    小位置決めを行う駆動装置とその制御装置とからなる清
    掃ユニット微小位置決め装置を配設したことを特徴とす
    る請求項1記載の横行式自動外面清掃装置の自動乗り移
    り装置。
  5. 【請求項5】 昇降体の位置を目標の横レールに合致さ
    せるための目標追従補償器と、外乱に対して昇降体を一
    定位置に保持するための外乱抑制補償器とを備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項4記載の横行式自動外
    面清掃装置の自動乗り移り装置。
JP20655491A 1991-07-23 1991-07-23 横行式自動外面清掃装置の自動乗り移り装置 Pending JPH0523263A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102561671A (zh) * 2010-12-30 2012-07-11 上海市机械施工有限公司 移动式悬挂吊篮与起重组合台车
US9026746B2 (en) 2010-04-22 2015-05-05 Sony Corporation Signal control device and signal control method

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