JP2587684B2 - 構造物壁面の工事装置 - Google Patents

構造物壁面の工事装置

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JP2587684B2 JP63179457A JP17945788A JP2587684B2 JP 2587684 B2 JP2587684 B2 JP 2587684B2 JP 63179457 A JP63179457 A JP 63179457A JP 17945788 A JP17945788 A JP 17945788A JP 2587684 B2 JP2587684 B2 JP 2587684B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は想像物壁面の工事装置に関し、上下移動に
加え左右移動もできるゴンドラ等の高所作業用の壁面作
業台の作業部分だけを養生しながら作業ができるように
し、構造物を覆う部分を最少限にするようにしたもので
ある。
〔従来の技術〕
ビル,船舶,発電所,タンク,煙突そして橋染等の構
造物の壁面の構築や補修等の高所作業を安全かつ高能率
で行なうため、従来の仮設足場に替え、ゴンドラや無人
作業機械等の高所作業用の工事用装置を使用することも
多い。
このため使用されている高所作業用の工事用装置のひ
とつであるゴンドラは、例えばビルに適用する場合、屋
上のパラペットに2本の取付枠を固定し、それぞれの取
付枠から吊り下げたワイヤを介してゴンドラを取付け、
ゴンドラ上の巻取機等で昇降させるようになっている。
このようなゴンドラでは、上下方向の作業は能率良く
できるのであるが、ゴンドラの幅より外側の部分の作業
が手の届く範囲しかできない。
そこで、屋上の取付枠を移動してゴンドラの設置位置
を横方向にずらす盛り替えを行なっている。
しかし、作業面が横方向に広くなる程、ゴンドラの盛
り替え回数が増大し、作業能率の低下を招いてしまう。
そこで、このようなゴンドラ等の盛り替えを不要とす
るため、常設設備として屋上に走行レールを設置して走
行台車を走行させ、走行台車から吊り下げたワイヤにゴ
ンドラ等を取付ける形成のものもや屋上に取付枠を介し
て横行レールを仮設し、これに沿って走行させるトロリ
ーを介してゴンドラを吊下げることで左右方向への移動
も可能とした仮設式のもの(実開昭61−185848号;ゴン
ドラの取付機構)も提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような上下方向のみならず左右方向に移動可能な
ゴンドラなどの工事装置を使用することで、作業能率を
大巾に向上できるのであるが、通常、このような高所作
業を行う場合には、構造物の作業壁面に沿って養生ネッ
トを張っておく必要があり、壁面作業を行う予定の壁面
全体を養生ネットで覆っているのが現状である。
このためゴンドラによる作業位置に関係なく壁面全体
が覆うので、養生ネットの取付け作業や取外し作業に相
当の期間を要するという問題があるとともに、養生に必
要な資材も相当多く、重量物を吊下げても安全なように
相当な安全対策が必要となり、費用がかさむという問題
もある。
また、使用状態の構造物などにあっては、全ての工事
が終了するまで工事に関係ない部分まで養生ネットで覆
われるという問題が生じる。
さらに、ゴンドラ以外の高所作業用設備等の工事装置
を使用する場合も同様な問題がある。
この発明は、かかる従来技術に鑑みてなされたもの
で、仮設式のレールを用い上下方向のみならず、左右方
向への移動を行いながら、作業に必要な部分を養生しな
がら作業ができる構造物壁面の工事装置を提供しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するためこの発明の構造物壁面の工事
装置は、構造物の上端部に挾持固定され先端部が構造物
の外側に突き出すレール支持台と、このレール支持台上
に仮設される上部仮設横行レールと、構造物の作業壁面
下部上に前記上部仮設横行レールと平行に仮設される下
部仮設横行レールと、上部仮設横行レールに沿って横行
駆動され互いに連結された複数の上部横行トロリーと、
この上部横行トロリーに吊り下げられる昇降可能な壁面
作業台と、前記上部横行トロリーに吊下フレームを介し
て吊り下げられ前記壁面作業台を囲む横行式の養生部材
と、この養生部材の下端部に連結される養生台に取り付
けられ下部仮設横行レール内を横行駆動される下部横行
トロリーとでなることを特徴とし、また、第2の発明
は、第1の発明に加え、前記上部横行トロリーに吊下フ
レームを介して吊り下げられ前記壁面作業台を囲む前記
横行式の養生部材を前記壁面作業台の中間部から下側に
設けるとともに、この壁面作業台の昇降に伴なって昇降
可能に設けたことを特徴とするものである。
〔作 用〕
この構造物壁面の工事装置によれば、構造物の上端部
であるパラペットなどにレール支持台を取り付けてこれ
に上部仮設横行レールを取り付けるとともに、作業壁面
の下部上にも下部仮設横行レールを取り付けるように
し、上部仮設横行レールに沿って走行する上部横行トロ
リーに壁面作業台と養生部材を吊り下げる吊下フレーム
とを吊り下げるようにしておき、さらに、養生部材の下
端部には、養生台を連結して下部横行トロリーを介して
下部横行レールに沿って走行させるようにして作業壁面
との隙間をなくした状態での走行ができるようにしてお
り、壁面作業に伴なって昇降及び左右移動される壁面作
業台とともに、養生部材と養生台とを移動することがで
きるようにし、作業部分だけを養生するようにしてい
る。
さらに、吊下フレームを介して吊り下げられる養生部
材を壁面作業台の中間部から下側だけとするとともに、
この養生部材を壁面作業台の昇降に合わせて昇降できる
ようにして一層養生すべき部分を小さくするようにして
いる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図及び第2図はこの発明の構造物壁面の工事装置
を高所作業用のゴンドラに適用した場合の一実施例にか
かる正面図及び側面図である。
この構造物壁面の工事装置10では、上下に昇降される
ゴンドラを仮設の横行装置によって左右方向にも走行移
動することができるようにするとともに、このゴンドラ
の左右方向の幅より広い養生ネットをゴンドラの昇降範
囲全体を覆った状態のままゴンドラと一緒に左右方向に
移動することができるようにしている。
この構造物壁面の工事装置10の仮設横行装置11には、
第3図および第4図に示すように、レール支持台の固定
装置となる支持枠12が設けられ、この支持枠12を建物1
の屋上の上端縁に形成されたパラペット2に挾持固定す
るようになっている。
この支持枠12は水平の支持棒12aに下方に突き出して
スライドするアーム12bが嵌め込まれ、ボルトの位置を
変えることでパラペット2の厚さに対応できるようにな
っている。そして、支持棒12aの先端部には、水平方向
に配置されパラペット2の角に当てられるL字状の当板
12cと上下方向に配置された円筒状の回転支持部12dが溶
接されてアーム12bと対向するようになっており、回転
支持部12dの上端にフランジ12eが取付けてある。さら
に、アーム12bには、パラペット2を挟むことで支持枠1
2を固定するねじジャッキ12fが設けてある。
このような固定装置としての支持枠12には、レール支
持台13が回動可能かつ固定可能に装着されるようになっ
ている。
このためレール支持台13は、固定装置となる支持枠12
の回転支持部12dに嵌合されて垂直軸回りに回動される
支持柱13aを具え、支持柱13aの中間部に回転支持部12d
上端のフランジ12eと当接するフランジ13bが取付けられ
るとともに、上端にもフランジ13cが溶接してあり、こ
の支持柱13aをゴンドラ作業の補助として必要な機器、
例えば揚重装置の旋回アームなどの支持にも利用できる
ようになっている。
この支持柱13aの上端部には、水平方向に突出する水
平支持部13dの基端部が溶接してあり、水平支持部13dの
先端部上面に補強板13eが取付けられ、上部仮設横行レ
ール14が載置されるようになっている。また、この水平
支持部13dの先端部には、補強板13eを貫通して上下方向
に上部仮設横行レール14用の取付孔が形成してあり、連
結ピン15を挿通して回動できるように取付けることがで
きるようになっている。
このようなレール支持台13の水平支持部13dの補給板1
3e上には、上部仮設横行レール14の継目が載置されて連
結され、支持されるようになっている。
この上部仮設横行レール14は、断面形状が角ばったC
字状とされ、リップみぞ形鋼等で構成されており、一端
部の背面に上下の間隔が広いブラケット14aが溶接さ
れ、他端部の背面にこのブラケット14aの内側に入るブ
ラケット14bが溶接され、上部仮設横行レール14の端面
をレール支持部13d上の中央で当接させた状態で両ブラ
ケット14a,14bに挿通した連結ピン15でレール支持台13
に回動できるよう取付ける。
したがって、レール支持台13を支持枠12の回転支持部
12dに嵌め込まれた支持柱13aを中心に回動して建物1に
接近した状態としたり、離れた状態とする場合にも上部
仮設横行レール14は端面同士を当接させた状態を保った
まま移動することができ、上部仮設横行レール14はレー
ル支持台13の補強板13e上をすべることになる。
このような上部仮設横行レール14は、第5図に示すよ
うに、その長さに対応して一定間隔に建物1のパラペッ
ト2に取付けられた支持枠12およびレール支持台13を介
して連結支持され、必要な走行範囲に設置される。
この場合、上部仮設横行レール14の連結作業は、第5
図中に二点鎖線で示すように、レール支持台13を回動し
て水平支持部13dを建物1内に引込んだ状態とし、作業
者がパラペット2から乗り出すことなく安全に行なう。
このような上部仮設横行レール14を走行する上部横行
トロリー16は、第6図および第7図に示すように、3台
の従動トロリー16aと1台の駆動トロリー16bの合計4台
のトロリーで構成され、それぞれが連結ロッド16cで連
結されて一体に走行するようになっている。
各従動トロリー16aおよび駆動トロリー16bのいずれも
上部仮設横行レール14内を転動する2個のローラ16dが
フレーム16eに取付けられるとともに、4台のうち内側
の2台となる従動トロリー16aと駆動トロリー16bには、
それぞれフレーム16eにゴンドラを吊下げるためのフッ
ク16fが取付けてあり、外側の2台の従動トロリー16aに
は、それぞれフレーム16eに養成ネットを吊り下げるた
めのフック16fが取り付けてある。
また、駆動トロリー16bの1個のローラ16dには、減速
機を介してモータ16gが連結されて駆動されるようにな
っており、電源ケーブル16hが上部仮設横行レール14内
を走行するローラハンガー17を介して吊下げられ、上部
横行トロリー16の走行に対応できるように余裕がもたせ
てある。
このような上部横行トロリー16の2つのフック16fを
介してゴンドラ用吊ワイヤ18が取付けられ、作業用のゴ
ンドラ19が吊下げられるようになっており、ゴンドラ19
内に搭載した巻取機20(第1図および第2図参照)によ
りゴンドラ19を昇降するようになっている。
したがって、ゴンドラ19は上部横行トロリー16による
横行で左右方向に移動できるとともに、ゴンドラ19の昇
降で上下方向に移動することができる。
次に、このようなゴンドラ19による作業時に必要とさ
れる飛散防止及び落下防止用の養生部材としての養生ネ
ットをゴンドラの横移動に合わせて移動する機構につい
て説明する。
養生ネット21は、第1図及び第2図に示すように、外
側の2台の従動トロリー16aに吊下フレーム22を介して
吊り下げられるようになっており、この吊下フレーム22
は作業壁面に垂直な2本のサイドビーム22aと上部横行
レール14と平行な2本の吊下ビーム22bで連結されて枠
状に構成されている。そして、この吊下フレーム22の平
面へ投影した状態の大きさ(吊下ビーム22bの長さ及び
サイドビーム22aの長さ)がゴンドラ19の左右の長さよ
り大きく、しかもゴンドラ19の作業壁面と垂直な長さよ
り長くなっており、上から見たときにゴンドラ19を囲む
ことができるようになっている。
従動トロリー16aへの吊下げにあたっては、サイドビ
ーム22aにフック16fが掛けられるようになっている。
一方、ゴンドラ19の最下降位置より僅かに下側に養生
台としての養生ゴンドラ23を配置し、これを作業壁面と
ほぼ接する状態で左右方向に移動できるように、作業壁
面の下部に下部仮設横行レール24を仮設するようになっ
ている。
この下部仮設横行レール24は上部仮設横行レール14と
同じように、断面形状が角ばったC字状のリップみぞ形
鋼等で構成されたものが使用され、作業壁面に直接アン
カー25を用いて取り付けられる。この下部仮設横行レー
ル24の取り付け作業はゴンドラ19を使用できる状態とし
た後、ゴンドラ19内から取り付け作業を行ない上部仮設
横行レール14と平行かつほぼ同一の長さ仮設するように
する。
そして、外側の2つの従動トロリー16aにそれぞれ養
生ゴンドラ23吊下用のワイヤ26の上端部が固定され、そ
の下端部に養生ゴンドラ23が巻取機27を介して吊り下げ
てある。
この養生ゴンドラ23の両側には、下部横行トロリー28
が取り付けられ、第2図中に拡大して示すように、ロー
ラ28aが下部仮設横行レール24内を走行するようにして
あり、一方のローラ28aに減速機を介してモータ28bが連
結されて駆動されるようになっている。
したがって、この養生ゴンドラ23は下部仮設横行レー
ル24に沿って左右方向に移動することができ、移動にあ
たっては、下部横行トロリー28の速度が上部横行トロリ
ー16の移動速度と同一となるように同期制御される。
このような養生ゴンドラ23の上部横行トロリー16に吊
り下げられた吊下フレーム22との間には、サイドビーム
22aの前後端からワイヤ29が吊り下げられて養生ゴンド
ラ23に連結され、先端側のワイヤ29と吊下ビーム22b及
び養生ゴンドラ23との間に作業壁面と平行に養生ネット
21が張られるとともに、作業壁面と垂直なサイドビーム
22aと養生ゴントラ23との間にも養生ネット21が張ら
れ、ゴンドラ19を囲むようになっている。
かように構成した構造物壁面の工事装置10による壁面
作業は、まず、建物1のパラペット2に一定間隔で必要
数のレール支持台13の固定装置としての支持枠12をねじ
ジャッキ12fで挾持固定したのち、それぞれの回転支持
部12dにレール支持台13の支持柱13aをさし込んで水平支
持部13dがパラペット2上ないし、屋上に位置する状態
としておく。
次いで、各レール支持台13上に上部仮設横行レール14
の継目を載置し、ブラケット14a,14bに連結ピン15を挿
通してレール支持台13の水平支持部13dの取付孔に入
れ、レール支持台13に回動できるように取付ける。
こうして建物1の必要な作業範囲にわたって上部仮設
横行レール14を連結支持したのち、上部仮設横行レール
14に上部横行トロリー16の3台の従動トロリー16aと1
台の駆動トロリー16bを装着し、連結ロッド16cで連結す
るとともに、フック16fにそれぞれゴンドラ用吊ワイヤ1
8の上端部及び養生ゴンドラ23吊下用のワイヤ26を取付
けておく。次に、レール支持台13を回動させて上部仮設
横行レール14をパラペット2から一定距離の位置に設置
し、支持枠12のフランジ12eとレール支持台13のフラン
ジ13bをボルトで締め付け又はピンを差し込み回動しな
いように固定する。
こののち、ゴンドラ用吊ワイヤ18を地上等のゴンドラ
19の巻取機20に取付け、ゴンドラによる作業が可能とな
り、ゴンドラ19内の巻取機20を制御して昇降させるとと
もに、上部横行トロリー16の駆動用のモータ16gを制御
して横行させ、建物1の壁面の任意の位置に盛替えなし
で移動することができる。
こうしてゴンドラ19が使用可能となったのち、ゴンド
ラ19によって下部仮設横行レール24をアンカー25を用い
て直接建物1の壁面に固定する。
この後、外側の2台の従動トロリー16aから吊り下げ
てある養生ゴンドラ用のワイヤ26に地上で養生ゴンドラ
23を連結し、巻取機27によって所の位置まで上昇させ、
下部横行トロリー28を養生ゴンドラ23と連結するととも
に、下部仮設横行レール24に沿って走行するようにす
る。
次いで、ゴンドラ19を用いたり、建物1の屋上から養
生ネット21用の吊下フレーム22を従動トロリー16aに吊
下げ、これらの間に養生ネット21を張る。
こうして養生ネット21の取り付けが完了すると、壁面
作業の準備が全て終わり、ゴンドラ19での作業が可能と
なる。
作業にあたっては、ゴンドラ19の昇降範囲は、養生ネ
ット21で覆われているので、従来の場合と同様に作業が
できる。一方、ゴンドラ19を横移動する場合には、上部
横行トロリー16によってゴンドラ19とともに養生ゴンド
ラ23が横移動され、ゴンドラ作業に必要な部分が養生ネ
ット21で覆われた状態となる。
したがって、第8図に示すように、ゴンドラ19の幅に
相当する建物の壁面を養生ネット21で覆うだけで、この
養生ネット21をゴンドラ19の横移動と同期して動かすよ
うにし、常に作業部分を養生しながら作業ができる。
また、養生ゴンドラ23と上部横行トロリー16との間が
離れていても下部仮設横行レール24を設けてこれに沿っ
て養生ゴンドラを移動するので、建物1の壁面との間を
養生に必要な接近状態にできるとともに、建物との接触
も回避できる。さらに、この構造物壁面の工事装置10の
仮設横行装置11によれば、上部仮設横行レール14を取り
付ける場合、レール支持台13を回動して建物1の屋上内
に位置させて作業できるので、安全であるとともに、作
業者がパラペット2から乗り出す必要もなく、確実に作
業することができる。
次に、この発明の一実施例について、第9図〜第11図
により説明する。
この実施例では、ゴンドラ作業に必要な養生ネット21
はゴンドラ19部分とこれより下側部分であり、ゴンドラ
19内からの作業範囲より上の部分を覆う必要が無いこと
からゴンドラ19の位置に関係なく、常に、ゴンドラ19部
分とこれより下側部分のみを覆うことができるようにし
ている。
このため、上部横行トロリー16の外側の2台の従動ト
ロリー16aに吊り下げられる吊下フレーム22は作業壁面
と垂直なサイドビーム22aだけで構成され、それぞれの
サイドビーム22aの前後にガイドワイヤ29が取り付けら
れ、養生ゴンドラ23との間に緊張状態で張られている。
一方、ゴンドラ19には、建物1の壁面側が開口した養
生ネット支持枠30が固定されており、4本のガイドワイ
ヤ29に対応する位置にガイドパイプ31が取り付けられて
ガイドワイヤ29が挿通されるようになっている。
そして、この養生ネット支持枠30とガイドワイヤ29の
間に養生ネット21が配置され、養生ネット支持枠30に養
生ネット21の上端部が取り付けられて吊り下げられ、残
りの部分が養生ゴンドラ23に格納された状態となってお
り、養生ネット21の両側部分はガイドワイヤ29に金属リ
ングなどを介して取り付けられ、ガイドワイヤ29に沿う
ようになっている。
したがって、作業用のゴンドラ19が昇降すると、これ
に固定された養生ネット支持枠30が昇降され、養生ネッ
ト21も昇降されるようになっている。このため養生ネッ
ト21の長さは、作業用のゴンドラ19が最も上昇した状態
でもゴンドラ19の下側部分を養生ネット21で覆うことが
できるようにしてあり、ゴンドラ19が下降した状態で
は、養生ゴンドラ23に格納された状態となる。
また、作業用のゴンドラ19には、ゴンドラ19より上側
を覆うため作業範囲より高い養生枠32が作業壁面と対向
する位置及びその両側の壁面と垂直な位置に取り付けら
れ、それぞれに養生ネットが張られ、固定式の養生装置
となっている。
尚、他の構成は、第1の実施例と同一であるので説明
は省略する。
このような構造物壁面の工事装置10によれば、第11図
に示すように、ゴンドラ19の上側の部分を覆うことがな
く、ゴンドラ作業に必要な部分を最少限覆うことができ
るので、使用中の建物1などへの影響を最少限にでき
る。
なお、上記実施例では、壁面作業台をゴンドラで構成
した場合で説明したが、ゴンドラに限らず、昇降機構を
ゴンドラ自体に搭載したものだけでなく、横行トロリー
に搭載したものや他の無人作業機械等に広く適用できる
ものである。
また、作業対象は建物に限らず、船舶,発電所,タン
ク,煙突そして橋染等の構造物の壁面広く適用できるも
のである。
さらに、養生部材についてもネットに限らず、シート
など作業内容により適宣選択すれば良い。。
〔発明の効果〕
以上、実施例とともに具体的に説明したようにこの発
明の構造物壁面の工事装置によれば、構造物の上端部に
レール支持台を取り付けてこれに上部仮設横行レールを
取り付けるとともに、作業壁面の下部上にも下部仮設横
行レールを取り付け、上部仮設横行レールに沿って走行
する上部横行トロリーに壁面作業台と養生部材を吊り下
げる吊下フレームとを吊り下げ、さらに、養生部材の下
端部には、養生台を連結して下部横行トロリーを介して
下部横行レールに沿って走行出来るようにしたので、壁
面作業に伴なって昇降及び左右移動される壁面作業台と
ともに、養生部材と養生台とを作業壁面との隙間をなく
した状態での移動走行することができるとともに、作業
部分だけを養生することができる。
したがって、養生部材もゴンドラの幅に相当するだけ
で良く、短期間に、しかも、安価に設置したり、撤去す
ることが出来る。
また、使用中の構造物への影響を最少限にできる。
さらに、吊下フレームを介して吊り下げられる養生部
材を壁面作業台の中間部から下側だけとするとともに、
この養生部材を壁面作業台の昇降に合わせて昇降できる
ようにすることで、一層養生すべき部分を小さくするこ
とができる。
したがって、吊り下げる重量も小さく、安全性が一層
向上するとともに、信頼性の向上となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図はこの発明の構造物壁面の工事装置を高
所作業用のゴンドラに適用した場合の一実施例にかか
り、第1図は正面図、第2図は側面図、第3図は仮設横
行装置の側面図、第4図は仮設横行装置の平面図、第5
図は仮設横行レールの平面図、第6図は横行トロリーの
断面図、第7図は全体の正面図、第8図は作業範囲の説
明図、第9図〜第11図はこの発明の他の一実施例にかか
り、第9図は正面図、第10図は側面図、第11図は作業範
囲の説明図である。 1……建物、2……パラペット、 10……構造物壁面の工事装置、11……仮設横行装置、12
……支持枠、13……レール支持台、14……上部仮設横行
レール、15……連結ピン、16……上部横行トロリー、17
……ローラハンガー、18……ゴンドラ用吊ワイヤ、19…
…ゴンドラ、20……巻取機、21……養生ネット、22……
吊下フレーム、23……養生ゴンドラ、24……下部仮設横
行レール、25……アンカー、26……養生ゴンドラ用のワ
イヤ、27……巻取機、28……下部横行トロリー、29……
養生ネット用のワイヤ、30……養生ネット支持枠、31…
…ガイドパイプ、32……養生枠。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物の上端部に挾持固定され先端部が構
    造物の外側に突き出すレール支持台と、このレール支持
    台上に仮設される上部仮設横行レールと、構造物の作業
    壁面下部上に前記上部仮設横行レールと平行に仮設され
    る下部仮設横行レールと、上部仮設横行レールに沿って
    横行駆動され互いに連結された複数の上部横行トロリー
    の、この上部横行トロリーに吊り下げられる昇降可能な
    壁面作業台と、前記上部横行トロリーに吊下フレームを
    介して吊り下げられ前記壁面作業台を囲む横行式の養生
    部材と、この養生部材の下端部に連結される養生台に取
    り付けられ下部仮設横行レール内を横行駆動される下部
    横行トロリーとでなることを特徴とする構造物壁面の工
    事装置。
  2. 【請求項2】前記上部横行トロリーに吊下フレームを介
    して吊り下げられ前記壁面作業台を囲む前記横行式の養
    生部材を前記壁面作業台の中間部から下側に設けるとと
    もに、この壁面作業台の昇降に伴なって昇降可能に設け
    たことを特徴とする請求項1記載の構造物壁面の工事装
    置。
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