JPH0523183A - 新規なα−ガラクトシダーゼ及びそれを用いた糖類の製造法 - Google Patents

新規なα−ガラクトシダーゼ及びそれを用いた糖類の製造法

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JPH0523183A
JPH0523183A JP3203372A JP20337291A JPH0523183A JP H0523183 A JPH0523183 A JP H0523183A JP 3203372 A JP3203372 A JP 3203372A JP 20337291 A JP20337291 A JP 20337291A JP H0523183 A JPH0523183 A JP H0523183A
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galactose
galactomannan
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JP3203372A
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Mikio Yamamoto
幹男 山本
Masahiro Yoshida
雅浩 吉田
Nobuyuki Nakamura
信之 中村
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Japan Maize Products Co Ltd
Japan Science and Technology Agency
Nihon Shokuhin Kako Co Ltd
Original Assignee
Japan Maize Products Co Ltd
Nihon Shokuhin Kako Co Ltd
Research Development Corp of Japan
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工業的に有利に生産できる菌体外分泌型の新
規なα−ガラクトシダーゼと、この酵素を用いてガラク
トマンナンからマンノオリゴ糖、マンノース、ガラクト
ース等の糖類を効率的に製造する方法を提供する。 【構成】 バチルス・ステアロサーモフィラス JD-72株
(Bacillus stearothermophilus JD-72 、微工研菌寄第
12274 号)を培養して、α−ガラクトシダーゼを菌体外
に生産させ、培養上清中からα−ガラクトシダーゼを採
取する。ガラクトマンナンに、このα−ガラクトシダー
ゼと、マンナナーゼ及び/又はマンノシダーゼとを作用
させて、マンノオリゴ糖、マンノース、ガラクトース等
の糖類を生産させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なα−ガラクトシ
ダーゼと、この酵素を用いてガラクトマンナンからマン
ノオリゴ糖、マンノース、ガラクトース等の糖類を製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、低う蝕性であり、腸内菌叢を改善
する等の機能を有する機能性食品として各種のオリゴ糖
が注目されている。これらのうち、β−ガラクトシダー
ゼの転移反応を利用して製造されるβ−ガラクトオリゴ
糖はすでに市販されている。これは、β−ガラクトシダ
ーゼは、工業的に容易に、効率よく、安価に製造するこ
とができるからである。
【0003】一方、ガラクトマンナンは、例えばイナゴ
マメやグアーの種子に含まれる粘質物、すなわちローカ
ストビーンガム、グアーガムなどとして得られ、天然界
に比較的多量に存在する。このガラクトマンナンは、澱
粉と同様に、そのまま、又は化学的改質処理を施した
後、糊料、増粘剤、食品材料等として、繊維、化粧品、
食品、農薬等の各分野において広く利用されている。
【0004】ところで、ガラクトマンナンを効率よく加
水分解する酵素が得られれば、これを分解してマンノオ
リゴ糖、マンノース、ガラクトース等の糖類とし、これ
らの糖類をより付加価値の高い製品に利用することがで
き、また、ガラクトマンナン自体として利用した後に、
これを分解、除去するという分野にも応用できる。
【0005】このような目的に沿って、近年、β−マン
ナナーゼ及びβ−マンノシダーゼが開発され、既に工業
化されようとしている(特開昭63-56289号、 特開昭63-3
6779号、特開昭63-49093号参照)。
【0006】しかしながら、ガラクトマンナンは、マン
ノースがβ-1,4結合した主鎖に、ガラストースがα-1,4
結合した側鎖を有する構造をなすので、上記のようなβ
−マンナナーゼやβ−マンノシダーゼを作用させたと
き、側鎖の近傍で反応が中断されてしまい、分解効率、
経済性の観点からは満足の行くものではなかった。
【0007】このような観点から、本発明者らは、ガラ
クトマンナンに、マンナンの主鎖を実質的に分解するこ
となく、側鎖のガラクトースを遊離させることができる
酵素を作用させれば、マンノオリゴ糖、マンノース、ガ
ラクトースなどの糖類を効率よく回収、利用することが
できると考えた。
【0008】このような酵素としては、α−ガラクトシ
ダーゼが考えられる。α−ガラクトシダーゼは、メリビ
オース、ラフィノース、スタキオースなどのα−D−ガ
ラクトシドに作用し、これを加水分解してガラクトース
を遊離する酵素である。
【0009】これまでに知られているα−ガラクトシダ
ーゼは、植物、細菌、酵母及び高等動物臓器由来のもの
である。これらのうち、糸状菌、放線菌、バクテリア由
来のα−ガラクトシダーゼは、従来より甜菜糖工業にお
いて自家生産され、甜菜より抽出した糖液中に含まれる
ラフィノースの分解に用いられてきた。
【0010】また、後述するように、バチルス・ステア
ロサーモフィラスに属し、α−ガラクトシダーゼ生産能
を有する菌株についての報告もいくつかなされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たα−ガラクトシダーゼは、いずれもα−D−ガラクト
シダーゼ力価が低く、培養法、精製法が煩雑なものが多
く、工業的に安価に生産することは困難であるという問
題を有し、したがってその用途も、甜菜糖工業以外には
研究用に若干用いられているにすぎなかった。
【0012】また、前記バチルス・ステアロサーモフィ
ラスに属し、α−ガラクトシダーゼ生産能を有する菌株
は、そのほとんどが、α−ガラクトシダーゼを菌体内に
生産するものであり、培養物から酵素を容易に分離精製
することができず、工業的な利用には適していなかっ
た。
【0013】したがって、本発明の目的は、工業的に有
利に生産できる菌体外分泌型の新規なα−ガラクトシダ
ーゼと、この酵素を用いてガラクトマンナンからマンノ
オリゴ糖、マンノース、ガラクトース等の糖類を効率的
に製造する方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者らは、工業的に有利な菌体外分泌型で力価
の高いα−ガラクトシダーゼを生産する微生物を得るべ
く広く天然界を検索した結果、静岡県函南町畑毛温泉の
源泉付近の土壌中から採取したバチルス属に属するある
種の微生物が、上記要件を備えた新規なα−ガラクトシ
ダーゼを量産性よく産生することを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0015】すなわち、本発明の新規なα−ガラクトシ
ダーゼは、下記の理化学的性質を有することを特徴とす
る。
【0016】(イ)作用:メリビオース、ラフィノー
ス、スタキオースなどのオリゴ糖及びガラクトマンナン
など側鎖にガラクトシル基を有するヘテロ多糖類の側鎖
に存在するガラクトピラノシド結合を特異的に加水分解
し、ガラクトースを生成する。
【0017】(ロ)基質特異性:メリビオースを完全に
分解し、ラフィノース、スタキオースなど非還元末端に
ガラクトースを含むオリゴ糖に作用しガラクトースを遊
離する。p−ニトロフェニル−グルコシドのα−D−ガ
ラクトピラノシドを基質となし得るが、β−D−ガラク
トピラノシド、α−L−アラビノピラノシド、α−及び
β−D−グルコシド、α−及びβ−D−キシロシド、α
−及びβ−L−フコシド、β−D−フコシド、α−及び
β−D−マンノシドを基質となし得ない。
【0018】(ハ)至適pH及び安定pH範囲:至適pHは6.
0 であり、45℃、20分間の加熱条件下ではpH6〜8の範
囲内で安定である。
【0019】(ニ)温度に対する安定性:pH7.0 、20分
間の加熱条件下では45℃まで安定である。
【0020】(ホ)作用適温の範囲:55℃近傍に至適作
用温度を有する。
【0021】(ヘ)失活条件:45℃、20分間の処理条件
下では、pH3.0 及び10.0で完全に失活する。また、pH7.
0 、20分間の処理では、70℃で完全に失活する。
【0022】(ト)阻害及び活性化:塩化第二水銀及び
鉛、亜鉛、銅、第一鉄、p−クロロマーキュリベンゾエ
ート、N−ブロモサクシニミドにより阻害を受ける。
【0023】(チ)等電点電気泳動による等電点: 5.
6
【0024】(リ)SDS−ポリアクリルアミドゲル電
気泳動による分子量: 約80,000
【0025】また、本発明の糖類の製造法は、ガラクト
マンナンに、上記のα−ガラクトシダーゼと、β−マン
ナナーゼ及び/又はβ−マンノシダーゼとを作用させる
ことを特徴とする。
【0026】以下、本発明について好ましい態様を挙げ
て更に詳細に説明する。
【0027】本発明のα−ガラクトシダーゼは、本発明
者らによって静岡県函南町畑毛温泉の源泉付近の土壌中
から新たに分離された新規な微生物である、バチルス・
ステアロサーモフィラス JD-72株によって生産される。
この菌株は、α−ガラクトシダーゼを菌体外に生産する
能力を有している。
【0028】このバチルス・ステアロサーモフィラス J
D-72株の菌学的諸性質は、以下の通りである。
【0029】 1.形態学的性質 形状 桿菌 サイズ 0.8 〜1.2 ×3.0 〜4.0 運動性 有り(周鞭毛) グラム染色 陽性 胞子嚢 膨らまないか僅かに膨らんでいる 胞子の形 楕円形で末端 胞子のサイズ 0.8 〜1.0 ×1.7 〜2.0
【0030】 2.各種培地での生育 肉汁寒天平板培養 白色を呈し、円形状の集落を形成。表 面の***は偏平状。周縁は糸状。 肉汁寒天斜面培養 拡布状に生育 肉汁ゼラチン穿刺培養 液化しない グルコース肉汁液体培地による 嫌気的生育 − 硝酸塩からの嫌気的ガスの生成 − 5.0 %食塩肉汁液体培地 − 7.5 %食塩肉汁液体培地 −
【0031】3.生化学的性質 ゼラチンとカゼインの加水分解 − 澱粉の加水分解 + クエン酸の利用 − 硝酸塩の還元 + VP−テスト − インドールの生成 − 硫化水素 + 無機窒素源の利用 + 色素の生成 − ウレアーゼ + オキシダーゼ − カタラーゼ + 酸素に対する態度 好気
【0032】4.生育のpHと温度 生育pH 5.0 〜8.0 生育温度 30〜70℃
【0033】5.糖の資化 L−アラビノース、L−キシロース、D−グルコース、
D−マンノース、D−フラクトース、D−ガラクトー
ス、マルトース、蔗糖、乳糖、メリビオース、ラフィノ
ース、澱粉、グリセリンを資化する。また、L−アラビ
ノース、L−キシロース、D−グルコース、D−マンノ
ース、D−フラクトース、D−ガラクトースから酸を生
成し、ガスは生成しない。
【0034】 6.GC含量 52.4%
【0035】なお、上記2、3の項目において、+は生
育する又は陽性、−は生育しない又は陰性を表わす。
【0036】この菌株を、バージェーズ マニュアル
オブ システマチック バクテリオロジー(Bergey's M
annual of Systematic Bacteriology)、第1版、及びザ
・ジーナス・バチルス[The Genus Bacillus: 米国農務
省(Dept.of Agriculture)刊行]に従って同定すると、
好気性有胞子桿菌であり、運動性があり、周鞭毛を有
し、グラム染色陽性であることから、バチルス属(Baci
llus sp.) に属することが明らかとなった。また、カタ
ラーゼ陽性、V−P反応陰性で、65℃以上で生育するこ
とから、バチルス・ステアロサーモフィラス(Bacillus
stearothermophilus) と同定された。
【0037】一方、α−ガラクトシダーゼ生産能を有す
るバチルス・ステアロサーモフィラスとしては、これま
でにも次のものが報告されている。 SBTF株 「J.Delente et al, Biotech. Bioeng.,16, 1227-1243
(1974)」 AT−7株 「D.M.Pederson et al, Canadian J.Microbiol., 26, 9
78-984(1980)」 KVE39株 「C.Ganter et al, J.Biotechnol., 8, 301-310(1988)
」 (ATCC)株 「G.Talbot et al, Appl. Environ. Microbiol., 56, 3
505-3510(1990)」
【0038】しかしながら、上記〜の菌株は、α−
ガラクトシダーゼを菌体内に生産するのに対し、本発明
者らが分離した上記菌株は、α−ガラクトシダーゼを菌
体外に生産する点で異なっている。また、上記の菌株
は、α−ガラクトシダーゼとともに、β−マンナナーゼ
を生産するが、上記菌株は、β−マンナナーゼを生産し
ない点で異なっている。上記の菌株は、α−ガラクト
シダーゼとともに、β−マンナナーゼを生産するので、
粗酵素として使用する場合、両酵素が同時に存在するこ
とにより、使用量のコントロールが難しいという欠点が
ある。
【0039】以上の検討結果により、上記菌株は、バチ
ルス・ステアロサーモフィラスに属する新菌株であると
判断された。この菌株は、工業技術院微生物工業技術研
究所に、「Bacillus stearothermophilusJD-72 」、微
工研菌寄第12274 号として寄託されている。
【0040】本発明のα−ガラクトシダーゼは、上記の
バチルス・ステアロサーモフィラスJD-72株を培養し、
この培養物から採取することができる。
【0041】培養を行なう培地は、炭素源と、窒素源
と、必要に応じて無機塩、微量栄養素等とを含むものが
好ましい。
【0042】炭素源としては、ガラクトース、アラビノ
ース、乳糖が好ましく、そのほか、玉蜀黍種子外皮及び
そのアルカリ抽出物、グアガム部分分解物、コプラミー
ル等も用いることができる。
【0043】また、窒素源としては、酵母エキス、コー
ンスティープリカー、脱脂大豆粉等が好ましく用いられ
る。なお、有機態窒素源は炭素源にもなることは言うま
でもない。
【0044】更に、必要に応じて添加される無機塩、微
量栄養素等としては、一般に使用されている各種のもの
を用いることができ、例えば、マグネシウム塩、カリウ
ム塩、燐酸塩、鉄塩等の無機塩、ビタミン等を用いるこ
とができる。
【0045】上記成分を含有する培地として、具体的に
は、例えば、1%の乳糖、2%の脱脂大豆粉、0.2 %の
K2HPO4、及び0.02%のMgSO4・7H2Oを含有する液体培地を
用いることができる。
【0046】培養は、バッチ式、連続式のいずれの方法
によっても行なうことができる。
【0047】上記のような培地は、pHを5.0 〜7.5 、好
ましくは6.5 〜7.0 に調整した後、バチルス・ステアロ
サーモフィラス JD-72株を接種し、37〜60℃、好ましく
は45℃付近の温度下に、72時間前後、好気的に培養する
のが好ましい。このようにして培養すると、培養液中
に、菌体外分泌型酵素として、α−ガラクトシダーゼが
生成、蓄積される。
【0048】生成、蓄積されたα−ガラクトシダーゼの
分離・精製は、例えば以下のようにして実施することが
できる。
【0049】まず、培養液中の菌体を、遠心分離、濾過
等の公知の手段により菌体と濾液とに分離する。
【0050】こうして得られた濾液には、α−ガラクト
シダーゼが含まれており、この濾液をそのまま、マンノ
オリゴ糖の加水分解反応、ガラクトオリゴ糖の転移反応
などに使用することも可能であり、これは経済的に有利
である。
【0051】また、上記濾液からα−ガラクトシダーゼ
を更に精製することもでき、その方法としては、例え
ば、硫安による塩析、エタノール、アセトン、イソプロ
パノール等による溶媒沈殿法、限外濾過法、ゲル濾過
法、イオン交換樹脂等による一般的な酸素精製法等が採
用される。
【0052】本発明のα−ガラクトシダーゼは、より具
体的には、次のような方法によって製造することができ
る。
【0053】バチルス・ステアロサーモフィラス JD-72
株を、前述した液体培地に植菌し、45℃で、72時間好気
的に培養して得られる培養液を、4℃で、10,000g ×20
分間遠心分離して菌体を除き、上澄み液を得る。次い
で、この上澄み液に、硫酸アンモニウムを加えて90%飽
和とし、4℃で、一夜放置して塩析を行う。生じた沈殿
を、遠心分離して集め、pH7.0 の20mM燐酸緩衝液に溶解
させ、4℃で、一夜、上記と同じ緩衝液に対して透析す
る。
【0054】透析により生じた沈殿を、遠心分離して除
き、上澄み液を、前記と同様の燐酸緩衝液で平衡化した
「DEAE−トヨパール650M」(商品名、東ソー株式会社
製)に吸着させた後、0〜0.5Mの塩化ナトリウムを含有
する前記と同様の燐酸緩衝液の濃度勾配法によって、酵
素を溶出させる。
【0055】上記で溶出した活性画分を集め、この画分
を平均分画分子量10,000の限外濾過膜を用いて濃縮し、
0.2Mの塩化ナトリウムを含む前記と同様の燐酸緩衝液で
平衡化した「セファクリルS-300HR 」(商品名、ファル
マシア株式会社製)に充填し、溶出する。得られた活性
画分を、再度、「DEAE−トヨパール650M」及び「セファ
クリルS-300HR 」で処理した後、活性画分を濃縮し、次
いで、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法にかけて、均
一なバンドからなる精製酵素を得る。
【0056】本発明において、α−ガラクトシダーゼ活
性の測定法及び活性表示法は、以下の通りである。
【0057】2mM のp−ニトロフェニル−α−D−ガラ
クトピラノシドを含むpH6.0 の50mMの燐酸緩衝液1.0mL
(ミリリットル)に、酵素液50μL (マイクロリット
ル)を混合し、50℃で、10分間反応させた後、0.2Mの炭
酸ナトリウム水溶液1.0mL を添加して酵素を失活させ、
反応を停止する。得られた溶液の着色度を、1μmol/mL
のp−ニトロフェノールを標準として、波長420nm の紫
外光により測定する。
【0058】また、酵素活性の単位は、上記条件下で、
1分間に1μmol のp−ニトロフェノールを遊離させる
酵素量を1単位として表示する。
【0059】こうして得られた本発明のα−ガラクトシ
ダーゼは、前述したような理化学的性質を有しており、
これまでに報告されているα−ガラクトシダーゼのいず
れとも相違し、新規な酵素であると判断された。因み
に、本発明のα−ガラクトシダーゼと、前述した(AT
CC)株が生産するα−ガラクトシダーゼとを比較する
と表1に示す通りである。
【0060】
【表1】 (なお、表中、pNP-α-Galは、p−ニトロフェニル−α
−D−ガラクトピラノシドを意味する。)
【0061】次に、本発明の糖類の製造法は、ガラクト
マンナンに、上記のα−ガラクトシダーゼと、β−マン
ナナーゼ及び/又はマンノシダーゼとを反応させて、マ
ンノオリゴ糖、マンノース、ガラクトースなどの糖類を
製造する方法である。
【0062】ガラクトマンナンにα−ガラクトシダーゼ
を作用させると、マンノースの側鎖となっているガラス
トースを遊離させることができる。そして、β−マンナ
ナーゼを作用させると、マンナンの主鎖がいくつかの分
子量単位にランダムに分解されて、マンノースが2〜9
分子連結されたマンノオリゴ糖が生成される。また、β
−マンノシダーゼを作用させると、マンナンの主鎖が端
から1分子ずつ分解されて、マンノースが生成される。
【0063】したがって、マンノオリゴ糖を得たい場合
には、α−ガラクトシダーゼと、マンナナーゼとを作用
させることが好ましく、マンノースを得たい場合には、
α−ガラクトシダーゼとマンノシダーゼとを作用させる
か、あるいはα−ガラクトシダーゼ、マンノシダーゼ及
びマンナナーゼを作用させることが好ましい。これらの
酵素は、反応系に全てを同時に添加して反応させてもよ
いが、最初にα−ガラクトシダーゼを反応させ、次いで
β−マンナナーゼ及び/又はマンノシダーゼを反応させ
てもよい。
【0064】本発明において、β−マンナナーゼとして
は、特開昭63-56289号に開示された酵素が好ましく用い
られる。また、β−マンノシダーゼとしては、特開昭63
-36779号に開示された酵素が好ましく用いられる。これ
らの酵素の調製方法については、上記公報に詳細に説明
されているので、その説明を省略する。
【0065】基質をなすガラクトマンナンとしては、例
えばローカストビーンガム、グアガムなど、各種植物由
来のものを利用することができる。反応液中における基
質濃度は、特に限定されないが、1〜100mg/mLとするこ
とが好ましい。
【0066】反応液中の各酵素の濃度は、基質1g に対
して、α−ガラクトシダーゼについては10〜1000 U(単
位)、β−マンナナーゼについては100 〜10000 U 、β
−マンノシダーゼについては100 〜10000 U が好まし
い。
【0067】また、反応液のpHは5〜7が好ましく、反
応温度は40〜60℃が好ましく、反応時間は1〜72時間が
好ましい。
【0068】こうして酵素反応を行わせた後、例えば脱
色、脱塩、各種カラムによる分画処理、濃縮、乾燥など
の常法によって処理することにより、マンノオリゴ糖、
マンノース、ガラクトースなどの糖類を、個別にあるい
は混合した状態で、濃縮液、粉末などとして得ることが
できる。
【0069】
【作用】本発明のα−ガラクトシダーゼは、菌体外に生
産されるので、酵素の分離、精製が極めて容易であり、
労力、製造コストの点で、工業的に非常に有利である。
また、この酵素は、高温安定性に優れ、ほぼ中性領域に
酵素反応の至適pHを有するので、希アルカリで抽出され
たガラクトマンナン液に対し、わずかなpH調節を施した
後、次の分解反応に移行することができる。更に、この
酵素は、α−D−ガラクトシダーゼ力価が高く、メリビ
オース、ラフィノース、スタキオースなどのオリゴ糖、
及びガラクトマンナンなど側鎖にガラクトシル基を有す
るヘテロ多糖類の側鎖に存在するガラクトピラノシド結
合を特異的に加水分解し、ガラクトースを生成するの
で、各種糖類の製造に応用することができる。
【0070】また、本発明の糖類の製造方法によれば、
ガラクトマンナンにα−ガラクトシダーゼを作用させる
ことにより、ガラクトマンナンの側鎖のガラクトースを
遊離させることができる。そして、α−ガラクトシダー
ゼとともに、β−マンナナーゼを作用させると、マンナ
ンの主鎖がいくつかの分子量単位にランダムに分解され
て、マンノオリゴ糖が生成され、また、β−マンノシダ
ーゼを作用させると、マンナンの主鎖が端から1分子ず
つ分解されて、マンノースが生成される。この場合、α
−ガラクトシダーゼにより側鎖であるガラクトースが遊
離されるので、β−マンナナーゼやβ−マンノシダーゼ
が立体障害を受けることなく、ガラクトマンナンを効率
よく分解することが可能となる。
【0071】
【実施例】
実施例1 乳糖1.0 %、酵母エキス1.0 %、燐酸二カリウム(無水
塩)0.1 %、硫酸マグネシウム(7水塩)0.02%を含む
液体培地250mL を、2L(リットル)容の三角フラスコ
に入れ、バチルス・ステアロサーモフィラス JD-72株を
植菌し、45℃で、72時間、180 回転/分で回転振盪培養
した。
【0072】次いで、この培養液を、4℃で、10,000g
×20分間遠心分離して菌体を除去し、培養上澄み液を回
収した。得られた上澄み液のα−ガラクトシダーゼの活
性を測定した結果、14.6単位/mL であった。
【0073】この上澄み液に、硫酸アンモニウムを加え
て90%飽和とし、4℃で、一夜放置して沈殿を生じさせ
た。この沈殿を、遠心分離して集め、pH7.0 の20mM燐酸
緩衝液に溶解させ、4℃で、一夜、上記と同じ緩衝液に
対して透析した。
【0074】透析により生じた沈殿を、遠心分離して除
き、上澄み液を、前記と同様の燐酸緩衝液で平衡化した
「DEAE−トヨパール650M」(商品名、東ソー株式会社
製)に吸着させた後、0〜0.5Mの塩化ナトリウムを含有
する前記と同様の燐酸緩衝液の濃度勾配法によって、酵
素を溶出させた。
【0075】上記で溶出した活性画分を集め、平均分画
分子量10,000の限外濾過膜を用いて濃縮し、0.2Mの塩化
ナトリウムを含む前記と同様の燐酸緩衝液で平衡化した
「セファクリルS-300HR 」(商品名、ファルマシア株式
会社製)に充填し、溶出した。得られた活性画分を、再
度、「DEAE−トヨパール650M」及び「セファクリルS-30
0HR 」で処理した後、活性画分を濃縮し、次いで、ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動法により、均一なバンドか
らなる酵素標品0.624mg を得た。活性収率は4.8 %であ
った。
【0076】実施例2 実施例1で得られた酵素標品を用いて、その作用に関す
る実験を行った。 (1)各種多糖類に対する作用 起源を異にする各種の多糖類の1.0 %水溶液(pH6.0 )
1mLに、実施例1で得た精製α−ガラクシトダーゼを3.
3 単位添加し、50℃で24時間反応させ、その後、100 ℃
で3分間加熱失活し、遊離されたガラクトースを、乳糖
/ガラクトース分析用Fキット(ベーリンガーマンハイ
ム社製)を用いて定量した。その結果を表2に示す。
【0077】
【表2】
【0078】表2の結果から、この酵素は、ガラクトマ
ンナンなど側鎖にガラクトシル基を有するヘテロ多糖類
の側鎖に存在するガラクトピラノシド結合を特異的に加
水分解し、ガラクトースを生成することがわかる。
【0079】(2)基質特異性 2mMの各種p−ニトロフェニル誘導体、あるいは10mMの
各種糖液を含む50mM燐酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)1mL
に0.16単位のα−ガラクトシダーゼを添加し、50℃で10
分間反応させた。反応後、遊離されたp−ニトロフェノ
ールあるいはガラクトースを定量し、比較した。各種合
成基質について測定した結果を表3に示す。また、その
中で基質となり得たもの及び天然少糖類について反応速
度を測定した結果を表4に示す。
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】(3)至適pH及び安定pH範囲 各pHの50mM緩衝液に溶解させた2mMのpNP-α-D- ガラク
トピラノシドに、本発明の精製酵素液50μL を混合し、
前述した方法で活性測定し、最大活性を100 とする相対
活性を求めた。この結果を図1左欄に示す。なお、使用
した緩衝液は、酢酸ナトリウム緩衝液(〜pH6.0 )、燐
酸ナトリウム緩衝液(pH6.0 〜8.0 )、グリシン−NaCl
−NaOH緩衝液(pH8.0 〜)である。
【0083】また、pH4.0 〜10.0の範囲で前記の緩衝液
を用いて、各pHで45℃、20分間の加熱処理を行い、その
残存活性を測定し、前記と同様に最大活性を100 とする
相対活性を求めた。この結果を図1右欄に示す。
【0084】(4)作用適温の範囲及び温度に対する安
定性 精製酵素の活性をpH6.0 において各温度で測定した。こ
の結果を図2左欄に示す。
【0085】また、精製酵素を40〜80℃の各温度で、pH
7.0、20分間の加熱処理後の残存活性を測定した。この
結果を図2の右欄に示す。
【0086】(5)阻害及び活性化 20mM MOPS緩衝液(pH7.0 )に溶解した精製酵素液
に、終濃度0.01〜1mMとなるように各種金属の塩化物を
添加し、20℃で20分間処理後、その活性を測定し、無添
加時の活性を100 として相対活性を求めた。この結果を
表5に示す。
【0087】同様に、各種酵素阻害剤について測定した
結果を表6に示す。
【0088】
【表5】
【0089】
【表6】
【0090】(6)等電点 セルバ社製セルバライトプレコート(PI 3〜10)を
用いる等電点電気泳動法により、本発明のα−ガラクト
シダーゼの等電点を求めた。この結果は、図3に示す通
りであり、5.6 であった。
【0091】(7)分子量 第一化学薬品製のSDS−PAGプレート(4/20)
を用いるSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動によ
り分子量を求めた。この結果は、図4に示す通りであ
り、約80,000であった。
【0092】実施例3 1%のガラクトマンナン溶液(pH6.0 )に、市販工業用
マンナナーゼ(ノボ社製、商品名「ガマナーゼ」)5,00
0 VHCU/g-ds 及び本発明のα−ガラクトシダーゼ100 U/
g-dsを添加し、50℃で48時間反応させた。反応液に少量
の活性炭を加えて煮沸し、0.45μmのメンブレンフィル
ターで濾過し、サンプルとした。バイオラッド社製の高
速液体クロマトグラフィー用カラム(商品名「アミネッ
クスHPX42A」)を用いて、上記サンプルの糖組成
を分析した。
【0093】ガラクトマンナンとしてローカストビーン
(イナゴマメ)ガム及びグアガムを用い、それぞれ本発
明のα−ガラクトシダーゼを添加した場合としなかった
場合の比較を行った結果を、表7、8に示す。
【0094】
【表7】
【0095】
【表8】
【0096】表7、8に示されるように、ガラクトマン
ナンに、マンナナーゼとともに、本発明のα−ガラクト
シダーゼを添加すると、α−ガラクトシダーゼを添加し
た場合に比べて、ガラクトース、マンノース、分子数2
〜4のマンノオリゴ糖などの糖類の生成量が増大するこ
とがわかる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のα−ガラ
クトシダーゼは、菌体外分泌型の酵素であるため、酵素
の分離、精製が極めて容易であり、工業的生産に適して
いる。また、この酵素は、α-D- ガラクトシダーゼ力価
が高く、高温安定性に優れており、ほぼ中性領域に酵素
反応の至適pHを有するので、希アルカリで抽出されたガ
ラクトマンナン液に対して、わずかなpH調節を施した
後、次の分解反応に移行できるなど、優れた特性を有し
ている。また、本発明の糖類の製造法によれば、ガラク
トマンナンの側鎖であるガラクトースをα−ガラクトシ
ダーゼで遊離させるとともに、マンナナーゼやマンノシ
ダーゼを作用させるので、ガラクトマンナンを効率的に
分解して、マンノオリゴ糖、マンノース、ガラクトース
などの糖類の生成量を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のα−ガラクトシダーゼの至適pH及び安
定pH範囲を示す図である。
【図2】本発明のα−ガラクトシダーゼの作用適温の範
囲及び温度に対する安定性を示す図である。
【図3】本発明のα−ガラクトシダーゼの等電点電気泳
動法による等電点測定結果を示す図である。
【図4】本発明のα−ガラクトシダーゼのSDS−ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動による分子量測定の結果を
示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の理化学的性質を有することを特徴
    とする新規なα−ガラクトシダーゼ。 (イ)作用:メリビオース、ラフィノース、スタキオー
    スなどのオリゴ糖及びガラクトマンナンなど側鎖にガラ
    クトシル基を有するヘテロ多糖類の側鎖に存在するガラ
    クトピラノシド結合を特異的に加水分解し、ガラクトー
    スを生成する。 (ロ)基質特異性:メリビオースを完全に分解し、ラフ
    ィノース、スタキオースなど非還元末端にガラクトース
    を含むオリゴ糖に作用しガラクトースを遊離する。p−
    ニトロフェニル−グルコシドのα−D−ガラクトピラノ
    シドを基質となし得るが、β−D−ガラクトピラノシ
    ド、α−L−アラビノピラノシド、α−及びβ−D−グ
    ルコシド、α−及びβ−D−キシロシド、α−及びβ−
    L−フコシド、β−D−フコシド、α−及びβ−D−マ
    ンノシドを基質となし得ない。 (ハ)至適pH及び安定pH範囲:至適pHは6.0 であり、45
    ℃、20分間の加熱条件下ではpH6〜8の範囲内で安定で
    ある。 (ニ)温度に対する安定性:pH7.0 、20分間の加熱条件
    下では45℃まで安定である。 (ホ)作用適温の範囲:55℃近傍に至適作用温度を有す
    る。 (ヘ)失活条件:45℃、20分間の処理条件下では、pH3.
    0 及び10.0で完全に失活する。また、pH7.0 、20分間の
    処理では、70℃で完全に失活する。 (ト)阻害及び活性化:塩化第二水銀及び鉛、亜鉛、
    銅、第一鉄、p−クロロマーキュリベンゾエート、N−
    ブロモサクシニミドにより阻害を受ける。 (チ)等電点電気泳動による等電点: 5.6 (リ)SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動による
    分子量: 約80,000
  2. 【請求項2】 バチルス・ステアロサーモフィラス JD-
    72株 (Bacillus stearothermophilus JD-72 、微工研菌
    寄第12274 号)により生産された菌体外分泌型酵素であ
    る請求項1記載の新規なα−ガラクトシダーゼ。
  3. 【請求項3】 ガラクトマンナンに、請求項1記載のα
    −ガラクトシダーゼと、β−マンナナーゼ及び/又はβ
    −マンノシダーゼとを作用させることを特徴とする糖類
    の製造法。
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