JPH05231667A - 空気調和機の室内機ユニット - Google Patents
空気調和機の室内機ユニットInfo
- Publication number
- JPH05231667A JPH05231667A JP4036115A JP3611592A JPH05231667A JP H05231667 A JPH05231667 A JP H05231667A JP 4036115 A JP4036115 A JP 4036115A JP 3611592 A JP3611592 A JP 3611592A JP H05231667 A JPH05231667 A JP H05231667A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stabilizer
- flow fan
- cross flow
- heat exchanger
- tongue portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気調和機の室内機ユニットの送風効率の低
下を防止する。 【構成】 空気調和機の室内機ユニットにおいては、熱
交換器により熱交換した空気をクロスフローファン12に
より室内側に送風する構成になっている。送風路９はリ
アガイダ７とスタビライザ８等で構成する。クロスフロ
ーファン12とスタビライザ８の舌部15（クロスフローフ
ァン12が対向する面）との隙間は量産時に多少のバラツ
キが発生する。この隙間が大きくなると送風効率が低下
する。このような送風効率の低下を防止するためにスタ
ビライザ８の舌部15の前記クロスフローファン12が対向
する面に突起19を設けておく。
下を防止する。 【構成】 空気調和機の室内機ユニットにおいては、熱
交換器により熱交換した空気をクロスフローファン12に
より室内側に送風する構成になっている。送風路９はリ
アガイダ７とスタビライザ８等で構成する。クロスフロ
ーファン12とスタビライザ８の舌部15（クロスフローフ
ァン12が対向する面）との隙間は量産時に多少のバラツ
キが発生する。この隙間が大きくなると送風効率が低下
する。このような送風効率の低下を防止するためにスタ
ビライザ８の舌部15の前記クロスフローファン12が対向
する面に突起19を設けておく。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はクロスフローファンを備
えた空気調和機の室内機ユニットに係わり、さらに詳し
くは、同室内機ユニットの組立のバラツキに伴う送風効
率の低下を防止するための手段に関する。
えた空気調和機の室内機ユニットに係わり、さらに詳し
くは、同室内機ユニットの組立のバラツキに伴う送風効
率の低下を防止するための手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】空気調和機の室内機ユニットには、例え
ば図１に示されるように、その本体１上部の吸込口５と
下部の吹出口６とを結ぶ空気通路９内にエアーフィルタ
10と、熱交換器11と、この熱交換器11に対向するクロス
フローファン12とが配置されている。このクロスフロー
ファン12は回転軸16を中心にして所定の間隔で配列され
た複数の円形の支持部材17と、同支持部材17の円周方向
に配設された複数の羽根（翼）18とにより構成されてい
る。このクロスフローファン12は図示しない電動機によ
り駆動されるが、送風効率を高めるために後方にはリア
ガイダ７があり、前方には舌部15を有するスタビライザ
８が設けられている。なお、このスタビライザ８の上部
は熱交換器11から流下する除霜水を受けるためのドレン
パン（水受皿）14になっている。
ば図１に示されるように、その本体１上部の吸込口５と
下部の吹出口６とを結ぶ空気通路９内にエアーフィルタ
10と、熱交換器11と、この熱交換器11に対向するクロス
フローファン12とが配置されている。このクロスフロー
ファン12は回転軸16を中心にして所定の間隔で配列され
た複数の円形の支持部材17と、同支持部材17の円周方向
に配設された複数の羽根（翼）18とにより構成されてい
る。このクロスフローファン12は図示しない電動機によ
り駆動されるが、送風効率を高めるために後方にはリア
ガイダ７があり、前方には舌部15を有するスタビライザ
８が設けられている。なお、このスタビライザ８の上部
は熱交換器11から流下する除霜水を受けるためのドレン
パン（水受皿）14になっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な室内機ユニットにおいては、クロスフローファン12と
スタビライザ８の舌部15との隙間（フロントギャップ）
の大小が送風効率および騒音に大きな影響を及ぼすこと
が知られている。クロスフローファン12が回転すると熱
交換器11により熱交換された空気は吹出口６から室内へ
送風されるが、そのとき、吹出口６の天井側を形成して
いるスタビライザ８の舌部15にクロスフローファン12か
ら送風される風の一部が衝突して再びクロスフローファ
ン12内に吸い込まれ、同クロスフローファン12の吹出し
部にはそのクロスフローファン12に対して偏心した同心
円状の大きな渦流が形成される。この渦流を各羽根
（翼）18が切るとき、そこには圧力変動を生じ、翼ピッ
チ音と称する騒音を発生する。この種の騒音はクロスフ
ローファン12とスタビライザ８の舌部15との隙間の大小
に関係し、隙間を大きくすれば騒音は小さくなるが送風
効率が低下するという問題があり、逆に隙間を小さくす
れば送風効率は上昇するが騒音も大きくなってしまうと
いう問題がある。しかしながら、室内機ユニットを量産
する上で、スタビライザ８とクロスフローファン12の隙
間を均一にすることは部品形状および組立上のバラツキ
があって難しく、スタビライザ８側の取付状態によって
は、その舌部15が多少上下に移動し、クロスフローファ
ン12との隙間にもバラツキが発生し、所定の送風効率が
得られないという問題がある。したがって、本発明にお
いては、これらの課題を改善した空気調和機の室内機ユ
ニットを提供することを目的としている。
な室内機ユニットにおいては、クロスフローファン12と
スタビライザ８の舌部15との隙間（フロントギャップ）
の大小が送風効率および騒音に大きな影響を及ぼすこと
が知られている。クロスフローファン12が回転すると熱
交換器11により熱交換された空気は吹出口６から室内へ
送風されるが、そのとき、吹出口６の天井側を形成して
いるスタビライザ８の舌部15にクロスフローファン12か
ら送風される風の一部が衝突して再びクロスフローファ
ン12内に吸い込まれ、同クロスフローファン12の吹出し
部にはそのクロスフローファン12に対して偏心した同心
円状の大きな渦流が形成される。この渦流を各羽根
（翼）18が切るとき、そこには圧力変動を生じ、翼ピッ
チ音と称する騒音を発生する。この種の騒音はクロスフ
ローファン12とスタビライザ８の舌部15との隙間の大小
に関係し、隙間を大きくすれば騒音は小さくなるが送風
効率が低下するという問題があり、逆に隙間を小さくす
れば送風効率は上昇するが騒音も大きくなってしまうと
いう問題がある。しかしながら、室内機ユニットを量産
する上で、スタビライザ８とクロスフローファン12の隙
間を均一にすることは部品形状および組立上のバラツキ
があって難しく、スタビライザ８側の取付状態によって
は、その舌部15が多少上下に移動し、クロスフローファ
ン12との隙間にもバラツキが発生し、所定の送風効率が
得られないという問題がある。したがって、本発明にお
いては、これらの課題を改善した空気調和機の室内機ユ
ニットを提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、本体と、この本体上
部の吸込口と下部の吹出口とを結ぶ空気通路内に配置さ
れる熱交換器と、この熱交換器の背面側に対向して配置
されるクロスフローファンと、前記熱交換器の下流に設
けられるドレンパンと、このドレンパンに一体に設けら
れ、前記クロスフローファンに近接させて配置されるス
タビライザとからなり、同スタビライザの舌部の前記ク
ロスフローファンに対向する面に突起を形成することに
した。
決するためになされたものであり、本体と、この本体上
部の吸込口と下部の吹出口とを結ぶ空気通路内に配置さ
れる熱交換器と、この熱交換器の背面側に対向して配置
されるクロスフローファンと、前記熱交換器の下流に設
けられるドレンパンと、このドレンパンに一体に設けら
れ、前記クロスフローファンに近接させて配置されるス
タビライザとからなり、同スタビライザの舌部の前記ク
ロスフローファンに対向する面に突起を形成することに
した。
【０００５】
【作用】上記の構成であれば、クロスフローファンの円
周面が対向するスタビライザの舌部の面に突起があるの
で、同スタビライザの取付位置が多少ずれたとしても、
クロスフローファンの円周面とスタビライザ間の隙間の
変化を最小限に食い止めることができる。
周面が対向するスタビライザの舌部の面に突起があるの
で、同スタビライザの取付位置が多少ずれたとしても、
クロスフローファンの円周面とスタビライザ間の隙間の
変化を最小限に食い止めることができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図３に基づ
いて説明する。図１は室内機ユニットの内部構成を簡単
に表したもので、筐体１は本体２と、この本体２に着脱
自在に被せられる前面カバー３とから成っており、前面
カバー３の正面側には上部が開閉自在に軸支された正面
パネル４が取付けられている。この正面パネル４と筐体
１の上部には室内の空気を吸い込むための吸込口５があ
り、前面下部には吹出口６が形成されている。吸込口５
と吹出口６との間にはリアガイダ７とスタビライザ８等
からなる空気通路９が形成されており、この空気通路９
の上方には前面カバー３の内面に沿わせて本体２寄りま
で移動させることのできる着脱自在なエアーフィルタ10
と、三分割された熱交換器11と、クロスフローファン12
とが配置され、熱交換器11により熱交換された空気はク
ロスフローファン12により吹出口６に送られ、室内への
風向は風向板13によって調節されるようになっている。
なお、スタビライザ８の上部は熱交換器９から流下する
除霜水を受けるためのドレンパン14になっており、クロ
スフローファン12寄りの一側にはそのクロスフローファ
ン12に対向させて上部に折り返した舌部15が形成されて
いる。
いて説明する。図１は室内機ユニットの内部構成を簡単
に表したもので、筐体１は本体２と、この本体２に着脱
自在に被せられる前面カバー３とから成っており、前面
カバー３の正面側には上部が開閉自在に軸支された正面
パネル４が取付けられている。この正面パネル４と筐体
１の上部には室内の空気を吸い込むための吸込口５があ
り、前面下部には吹出口６が形成されている。吸込口５
と吹出口６との間にはリアガイダ７とスタビライザ８等
からなる空気通路９が形成されており、この空気通路９
の上方には前面カバー３の内面に沿わせて本体２寄りま
で移動させることのできる着脱自在なエアーフィルタ10
と、三分割された熱交換器11と、クロスフローファン12
とが配置され、熱交換器11により熱交換された空気はク
ロスフローファン12により吹出口６に送られ、室内への
風向は風向板13によって調節されるようになっている。
なお、スタビライザ８の上部は熱交換器９から流下する
除霜水を受けるためのドレンパン14になっており、クロ
スフローファン12寄りの一側にはそのクロスフローファ
ン12に対向させて上部に折り返した舌部15が形成されて
いる。
【０００７】図２はクロスフローファン12と、リアガイ
ダ７と、スタビライザ８との関係を表す斜視図である。
クロスフローファン12は図示しない電動機の回転軸に嵌
着される回転軸16と、この回転軸16の軸方向に所定の間
隔で配置された円形の支持部材17と、これら各支持部材
17ー17間に環状に配した複数の羽根18とからなり、リア
ガイダ７と、スタビライザ８の舌部15とにそれぞれ所定
の間隔をおいて対向するように設けられている。リアガ
イダ７は本体２と一体に成形されているのでクロスフロ
ーファン12との隙間は自ずと定まるが、スタビライザ８
は単独に形成された後、所定位置に取付けられるため、
その舌部15とクロスフローファン12との位置関係にずれ
がが生じ易く、両者間の隙間にバラツキが発生する。そ
こで、本実施例においては、図２及び図３に示すよう
に、舌部15の中央左右間に山の形状をした突起19を設け
た。この突起19が設けられている舌部15の中央部はスタ
ビライザ８の取付位置がずれて破線で示されているよう
になっても、クロスフローファン12との隙間があまり変
化しない位置である。したがって、この位置に図示のよ
うな山の形状をした突起19があれば、スタビライザ８の
取付状態がさらに変わってもクロスフローファン12との
隙間をほぼ均一にすることができるという訳である。
ダ７と、スタビライザ８との関係を表す斜視図である。
クロスフローファン12は図示しない電動機の回転軸に嵌
着される回転軸16と、この回転軸16の軸方向に所定の間
隔で配置された円形の支持部材17と、これら各支持部材
17ー17間に環状に配した複数の羽根18とからなり、リア
ガイダ７と、スタビライザ８の舌部15とにそれぞれ所定
の間隔をおいて対向するように設けられている。リアガ
イダ７は本体２と一体に成形されているのでクロスフロ
ーファン12との隙間は自ずと定まるが、スタビライザ８
は単独に形成された後、所定位置に取付けられるため、
その舌部15とクロスフローファン12との位置関係にずれ
がが生じ易く、両者間の隙間にバラツキが発生する。そ
こで、本実施例においては、図２及び図３に示すよう
に、舌部15の中央左右間に山の形状をした突起19を設け
た。この突起19が設けられている舌部15の中央部はスタ
ビライザ８の取付位置がずれて破線で示されているよう
になっても、クロスフローファン12との隙間があまり変
化しない位置である。したがって、この位置に図示のよ
うな山の形状をした突起19があれば、スタビライザ８の
取付状態がさらに変わってもクロスフローファン12との
隙間をほぼ均一にすることができるという訳である。
【０００８】
【発明の効果】以上、説明したような突起をスタビライ
ザの舌部に設けておけば、スタビライザの取付位置に多
少のバラツキがあっても、突起の頂上とクロスフローフ
ァン間には大きな寸法変化が生じないため、所定の送風
効率が得られ、品質的に安定した室内機ユニットを提供
し得る。
ザの舌部に設けておけば、スタビライザの取付位置に多
少のバラツキがあっても、突起の頂上とクロスフローフ
ァン間には大きな寸法変化が生じないため、所定の送風
効率が得られ、品質的に安定した室内機ユニットを提供
し得る。
【図１】本発明および従来例に係わる室内機ユニットの
要部側断面図である。
要部側断面図である。
【図２】本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図３】本発明の一実施例を示す要部拡大側断面図であ
る。
る。
７ リアガイダ ８ スタビライザ ９ 空気通路 12 クロスフローファン 15 舌部 16 回転軸 17 円形の支持部材 18 羽根 19 突起
Claims (1)
- 【請求項１】 本体と、この本体上部の吸込口と下部の
吹出口とを結ぶ空気通路内に配置される熱交換器と、こ
の熱交換器の背面側に対向して配置されるクロスフロー
ファンと、前記熱交換器の下流に設けられるドレンパン
と、このドレンパンに一体に設けられ、前記クロスフロ
ーファンに近接させて配置されるスタビライザとからな
り、このスタビライザの舌部の前記クロスフローファン
に対向する面に突起を形成してなることを特徴とする空
気調和機の室内機ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4036115A JPH05231667A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 空気調和機の室内機ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4036115A JPH05231667A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 空気調和機の室内機ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05231667A true JPH05231667A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=12460785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4036115A Pending JPH05231667A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 空気調和機の室内機ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05231667A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001153449A (ja) * | 2000-10-25 | 2001-06-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機の室内ユニット |
| US9879868B2 (en) | 2012-12-13 | 2018-01-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Indoor unit of an air-conditioning apparatus with grooved flow stabilizer |
| WO2023157289A1 (ja) * | 2022-02-21 | 2023-08-24 | 三菱電機株式会社 | クロスフローファン |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP4036115A patent/JPH05231667A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001153449A (ja) * | 2000-10-25 | 2001-06-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機の室内ユニット |
| US9879868B2 (en) | 2012-12-13 | 2018-01-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Indoor unit of an air-conditioning apparatus with grooved flow stabilizer |
| WO2023157289A1 (ja) * | 2022-02-21 | 2023-08-24 | 三菱電機株式会社 | クロスフローファン |
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