JPH05231440A - クラッチカバー組立体 - Google Patents

クラッチカバー組立体

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Publication number
JPH05231440A
JPH05231440A JP4030588A JP3058892A JPH05231440A JP H05231440 A JPH05231440 A JP H05231440A JP 4030588 A JP4030588 A JP 4030588A JP 3058892 A JP3058892 A JP 3058892A JP H05231440 A JPH05231440 A JP H05231440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch cover
diaphragm spring
clutch
cover assembly
pressure plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP4030588A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Maki
直 行 牧
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 クラッチディスクの係脱操作により発生する
熱変化に影響されない安定した操作特性を有するクラッ
チディスク組立体とする。 〔構成〕 ダイヤフラムスプリングの外周部とプレッシ
ャプレートとの間にクラッチカバー本体に付勢力を付与
する付勢部材を有するクラッチカバー組立体にであっ
て、付勢部材がクラッチディスク内部の気流を外部に導
くことができる手段を有するものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は駆動部材と非駆動部材と
の間の動力の断接を行うクラッチ機構に関連するもの
で、プレッシャプレートを駆動側にクラッチディスクを
付勢するようにしたクラッチカバー組立体に関するもの
である。
【0003】
【従来の技術】本発明に関連する従来技術を、第6図を
用いて説明する。
【0004】第6図を参照して、50は駆動側部材であ
るフライホイール51に固定されるクラッチカバーであ
り、その内部にはクラッチディスク52をフライホイー
ル51側に押圧するプレッシャプレート53を収容して
いる。プレッシャプレート53はクラッチカバー50側
の外周部においてダイアフラムスプリング54と係合し
ている。ダイアフラムスプリング54はクラッチカバー
50の内周部に保持されており、該保持部を支点として
プレッシャプレート53がクラッチディスク52をフラ
イホイール51側に押圧するように作用している。そし
て、ダイアフラムスプリング54とプレッシャプレート
53との間には、ダイアフラムスプリング54をクラッ
チカバー50側に押圧するコーンスプリング55が前記
クラッチカバー50の保持部にダイアフラムスプリング
54と共に保持されているものであった。なお、この従
来の技術については実開平1−154333号公報に開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】クラッチディスク52
が経時変化に伴って摩耗したとき、フライホイール51
との係合状態においてプレッシャプレート53はクラッ
チデイスク52の使用開始時と比較して一層フライホイ
ール51側に付勢された状態となり、ダイアフラムスプ
リング54はクラッチディスク52の摩耗分に対応して
プレッシャプレート53をフライホイール51側に付勢
するものであった。このため、レリーズベアリング機構
によってプレッシャプレート53をクラッチカバー50
側に操作するとき、クラッチディスク52が摩耗した量
に対応して発生するダイアフラムスプリング54の付勢
力に抗する力が必要となり、これに応じてレリーズベア
リング機構の操作力が大きくなるため、此の操作力がク
ラッチディスク52が摩耗していない状態に近似させる
ためにダイアフラムスプリング54をクラッチカバー5
0側に付勢するコーンスプリング55を配設したもので
あった。
【0006】クラッチディスク52の係脱操作が頻繁に
行われることによって多量の摩擦熱が発生し、コーンス
プリング55が加熱されて熱影響によってコーンスプリ
ング55が正常な付勢力を提供できなくなる可能性があ
った。
【0007】本発明は、上記した従来技術の抱えた問題
点を解決するためになされたものであり、クラッチ操作
力を常時一定に保つことができるクラッチカバー組立体
を提供することを技術的課題とするものである。
【0008】
【発明の構成】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために講じた技術的な手段は、ダイヤフラムスプリン
グの外周部をプレッシャプレートに圧接し、内周部をレ
リーズベアリング機構に接続し、クラッチカバー本体の
内周縁の円周方向に間隔を隔てた複数箇所にダイヤフラ
ムスプリングの半径方向中間部のスリット孔を通ってプ
レッシャプレート側に突出する支持部を設け、ダイヤフ
ラムスプリングの外周部とプレッシャプレートとの間に
クラッチカバー本体に付勢力を付与する付勢部材を有す
るクラッチカバー組立体において、前記付勢部材はクラ
ッチカバー組立体が回転する方向に対して傾斜する傾斜
面を有すると共に、前記付勢部材の外周縁部に所定の間
隔を以て切欠を形成したことである。
【0010】
【作用】上記技術的手段を講じたことによって、クラッ
チディスクの経時変化によりディスク部分に摩耗が発生
しても、コーンスプリングはダイアフラムスプリングを
一定の押圧力で付勢するようにできると同時に付勢部材
自分の過度な発熱を回避することができるため、付勢部
材の付勢力を経時的変化に依らず一定とすることができ
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明の好ましい実施例について図面
を参照して説明する。
【0012】第1図は本発明の実施例を示すクラッチカ
バー組立体1の正面図であり、このクラッチカバー組立
体1はクラッチカバー本体2とダイアフラムスプリング
3により構成されている。ダイアフラムスプリング3は
クラッチカバー本体2の内周部分でに周知の方法により
保持されている。ダイアフラムスプリング3自体は円環
状プレート部材であり、内周部に向かって複数の突出部
分3aを等間隔に有している。突出部分3aの先端部分
にはレリーズベアリング機構4(図示略)が一点鎖線で
示したように係合できるようになっている。ダイアフラ
ムスプリング3の外周部分にはスリット孔5が等間隔に
形成されており、このダイアフラムスプリング3はクラ
ッチカバー本体2の内周部分の一部を湾曲させることに
よって、後述するピボットリング6を介してクラッチカ
バー本体2に一体に固定され全体としてクラッチカバー
組立体1を構成している。
【0013】第2図は第1図のI−I線に沿う断面図で
あり、クラッチカバー組立体1は図示略された駆動側の
部材となるフライホイール7に一体となるよう固定され
ている。フライホイール7とクラッチカバー本体2との
間のクラッチカバー本体2内には第2図中、8で示され
たクラッチディスクをフライホイール7の方向にレリー
ズベアリング機構4を操作しない状態で常時押圧付勢す
るプレッシャプレート9が収容されている。プレッシャ
プレート9はダイアフラムスプリング3等によって常時
クラッチディスク8をフライホイール7側に付勢してお
り、当該ダイアフラムスプリング3はピボットリング6
がダイアフラムスプリング3の半径方向中間部のスリッ
ト孔5の表裏に配設され、このピボットリング6を包み
込むようにクラッチカバー本体2の内周部分が加工され
てダイアフラムスプリング3をクラッチカバー本体2に
固定している。そして、ダイアフラムスプリング3はピ
ボットリング6との接触部分を支点として揺動可能とな
っている。なお、ダイアフラムスプリング3の外周縁部
3bは、プレッシャプレート9の外周縁部9aに形成さ
れたクラッチカバー本体2側に突出する部分9bと係合
している。
【0014】ダイアフラムスプリング3とプレッシャプ
レート9との間には、ダイアフラムスプリング3をクラ
ッチカバー本体2側に付勢力を発生する付勢部材10が
配設されている。この付勢部材10はプレッシャプレー
ト9側のピボットリング6によってクラッチカバー本体
2に固定されている。付勢部材10の内周部分は、付勢
部材10の変形に伴ってダイアフラムスプリング3に近
接するが、付勢部材10の内周部分はダイアフラムスプ
リング3のスリット孔5を通過して、ダイアフラムスプ
リング3との干渉が回避できるようになっている。な
お、本実施例においては付勢部材10は断面が略くの字
状をしたコーンスプリングとして、その内周縁部がダイ
アフラムスプリングのスリット孔5を通過するようにし
たが、ダイアフラムスプリング3をクラッチカバー本体
2側に押圧付勢し、付勢力が発生したときダイアフラム
スプリング3と干渉しない形式のものであればよい。
【0015】第3図は本発明の別の実施例を示したクラ
ッチディスク組立体1の断面図であり、ダイアフラムス
プリング3、および付勢手段10をリベット12によっ
てクラッチカバー本体2に固定したものを示している。
これによれば、クラッチカバー本体2の内周縁部の加工
を施さずに、ダイアフラムスプリング3、付勢手段10
等をクラッチカバー本体2に固定することができる利点
がある。その他の部分については先に説明した実施例と
同一であるため詳細な説明は省略する。
【0016】第4図は本発明の請求範囲にて明確に規定
されたクラッチカバー組立体に組み込まれる付勢部材を
示す正面図である。この付勢部材10の内周縁部には所
定の間隔をおいて半径方向内方に突出する突部11を有
している。さらにこの突部11の一部は所定の間隔をお
いて先端に2つの突出端部11a、11bを有する突部
11となるように形成されている。この突出端部11
a、11bは先に述べたピボットリング6に係合しする
ように形成され、これを以てクラッチカバー本体に固定
できるようになっている。そして、突部11はクラッチ
カバー組立体に組み込まれた状態で回転方向に向かって
僅かの傾斜する傾斜面12を有している。
【0017】さらに、付勢部材10の外周円部には所定
の間隔をもつように、径方向内方に切り込まれた切欠1
3が全周に形成されている。
【0018】次に本発明の作動について説明する。
【0019】クラッチディスク8の摩擦係合面が経時変
化によって摩耗すると、プレッシャプレート9もフライ
ホイール7の方向に近接した状態でクラッチディスク8
を押圧付勢してクラッチの係合状態を保持する。このた
め、ダイアフラムスプリング3とプレッシャプレート9
の突出する部分9bもクラッチカバー本体2に近接する
位置からフライホイール7に近接する位置へと変位す
る。このため、ダイアフラムスプリング3はピボットリ
ング6の支点を中心として反時計回転方向に傾く。この
ため、クラッチディスク8を非係合状態とするとき、レ
リーズベアリング機構4の操作力はダイアフラムスプリ
ング3の傾きによって発生した付勢力分だけ大きな操作
力が必要とされる。ダイアフラムスプリング3にピボッ
トリング6を介して固定された付勢部材10は、前記ダ
イアフラムスプリング3の傾きにより発生する付勢力を
相殺するように働く。すなわち、ダイアフラムスプリン
グ3をクラッチカバー本体2側に付勢するように作用す
る。付勢手段10に付勢力が発生させるべくダイアフラ
ムスプリング3が傾いたときには付勢手段10の半径方
向内方に突出する突部11がダイアフラムスプリング3
のスリット孔5を通過するようになっているため、両者
が互いに干渉作用することがなく、付勢手段10は所期
の姿勢を維持した状態でダイアフラムスプリング3をク
ラッチカバー本体2側に付勢するように作用することに
なる。すなわち、付勢手段10はダイアフラムスプリン
グ3をクラッチカバー本体2側に付勢することにより、
レリーズベアリング機構4の操作力を軽減するように作
用する。
【0020】このとき、クラッチディスクの頻繁な係脱
操作によりクラッチカバー組立体2の外周部分、即ち、
ピボットリング6が配設される部分はプレッシャプレー
トの係脱作動によって高温状態にさらされる。このとき
当然付勢部材10にも熱が伝導して付勢部材10も発熱
する。付勢部材10そのものは発熱作用によってバネ特
性が変化する恐れがあるため放熱してバネ特性を確保す
る必要がある。第5図は付勢部材10の放熱作用を説明
するクラッチカバー組立体1の外周部分の一部断面図で
ある。クラッチカバー組立体2はそれ自体の回転動作に
より内部に矢印を示した気流が発生し、当該気流は付勢
部材10に形成した傾斜面12によって付勢部材10の
半径方向外方向に導かれる。そして、当該気流は付勢部
材10の外周部分に形成した切欠13を通過してクラッ
チカバー本体2の内壁面に到達する。そしてこの気流は
クラッチカバー本体2の側面に形成されたスリット2a
を介してクラッチカバー組立体1の外部に放出されるこ
とになる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、クラッチディスク
の経時変化によってディスク部分が摩耗してもクラッチ
ディスクを非係合状態にするためのレリーズベアリング
機構の操作力を軽減させることができることは勿論のこ
と、ダイアフラムスプリングの付勢力に抗する力を発生
する付勢部材が発熱の影響に依らず一定の付勢力を発生
するため、安定した操作力によって操作可能なクラッチ
カバー組立体とすることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の実施例に係わるクラッチカ
バー組立体の正面図である。
【図2】第2図は、本発明の第1実施例のクラッチカバ
ー組立体の第1図のI−I線に沿う断面図である。
【図3】第3図は、第2図に対応する本発明の第2実施
例のクラッチカバー組立体の断面図である。
【図4】第4図は本発明の請求範囲にて明確に規定され
たクラッチカバー組立体に組み込まれる付勢部材を示す
正面図である。
【図5】第5図は付勢部材の放熱作用を説明するクラッ
チカバー組立体の外周部分の一部断面図である。
【図6】第6図は従来技術によるクラッチュイカバー組
立体の部分断面図である。
【符号の説明】
3 ダイヤフラムスプリング 9 プレッシャプレート 4 レリーズベアリング機構 2 クラッチカバー本体 5 スリット孔 10 付勢部材 1 クラッチカバー組立体 12 傾斜面 13 切欠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤフラムスプリングの外周部をプレ
    ッシャプレートに圧接し、内周部をレリーズベアリング
    機構に接続し、クラッチカバー本体の内周縁の円周方向
    に間隔を隔てた複数箇所にダイヤフラムスプリングの半
    径方向中間部のスリット孔を通ってプレッシャプレート
    側に突出する支持部を設け、ダイヤフラムスプリングの
    外周部とプレッシャプレートとの間にクラッチカバー本
    体に付勢力を付与する付勢部材を有するクラッチカバー
    組立てにおいて、 前記付勢部材はクラッチカバー組立体が回転する方向に
    対して傾斜する傾斜面を有すると共に、前記付勢部材の
    外周縁部に所定の間隔を以て切欠を形成したことを特徴
    とするクラッチカバー組立体。
JP4030588A 1992-02-18 1992-02-18 クラッチカバー組立体 Pending JPH05231440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4030588A JPH05231440A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 クラッチカバー組立体

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4030588A JPH05231440A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 クラッチカバー組立体

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JPH05231440A true JPH05231440A (ja) 1993-09-07

Family

ID=12308027

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4030588A Pending JPH05231440A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 クラッチカバー組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05231440A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8479907B2 (en) * 2010-01-20 2013-07-09 Volkswagen Ag Clutch unit
KR20160006488A (ko) * 2014-07-09 2016-01-19 현대자동차주식회사 클러치 어셈블리

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8479907B2 (en) * 2010-01-20 2013-07-09 Volkswagen Ag Clutch unit
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