JPH0522965A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

Info

Publication number
JPH0522965A
JPH0522965A JP3197394A JP19739491A JPH0522965A JP H0522965 A JPH0522965 A JP H0522965A JP 3197394 A JP3197394 A JP 3197394A JP 19739491 A JP19739491 A JP 19739491A JP H0522965 A JPH0522965 A JP H0522965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torsional
longitudinal
rotor
piezoelectric ceramic
hollow cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3197394A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Yoshida
哲男 吉田
Tsutomu Masuko
力 増子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP3197394A priority Critical patent/JPH0522965A/ja
Publication of JPH0522965A publication Critical patent/JPH0522965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローター直径を小さくした小型の超音波モー
タ,特に,ローターの直径として20mm以下の超音波モ
ータを提供する。また,構成部品の少ない製造コストの
安価な超音波モータを提供する。 【構成】 圧電セラミック中空円柱の長さ方向略半分の
外周面に長さ方向に対して45°の方向に延在する分極
及び駆動用の一対の交差指電極を有し該圧電セラミック
ス円柱に捩り振動を与える捩り振動部10と,前記圧電
セラミック中空円柱の長さ方向の残りの略半分の外周面
に該捩り振動部10に隣接して円周方向又は長さ方向に
平行延在する分極及び駆動用の一対の交差指電極を有し
該圧電セラミック中空円柱に縦振動を与える縦振動部2
0とを有し,一端が固定された圧電縦−捩り複合振動子
1と,前記圧電縦−捩り複合振動子の他端に圧接される
回転自在に支持されたローター4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はOA機器や玩具に用いら
れる小型モータに関し,特にローター直径が小さい割り
にトルクの大きい超音波モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に,超音波モータは,電磁モータと
比較して,低い回転で高いトルクが得られること,停止
保持力を有すること,電磁ノイズが小さいことなどの利
点を有しており,カメラのオートフォーカス用や自動車
パワーモータなどに使用されている。図3及び図4は従
来の超音波モータの構造を概略的に示す分解組立図であ
る。図3及び図4において,従来の超音波モータは,一
面にリング状で且つ串歯状の突起部を設けた金属円板1
06の突起部が形成されている面の裏側に重ね合わせて
接着される二枚の圧電セラミックス円板107,108
とで,ステータを構成し,このステータ−の上にロータ
ー109を圧接した構造となっている。圧電セラミック
ス円板107,108は,偶数等分に分極の向きが逆向
きとなっており,これら2枚の圧電セラミックス10
7,108は分割角度の半分の角度だけ回転して接着さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3及び図4に示した
従来の超音波モータにおいては,ステータの超音波振動
を中心軸の周囲で平面的にローターに伝達しているた
め,必然的に径が大きくなり,直径の小さいモータを得
ることが難しい。したがって,従来の超音波モータの実
用的な最小直径は,20〜30mmの範囲内に限定されて
いた。また,図4からわかるように,従来の超音波モー
タにおいては,ステーターが多くの部品から構成されて
いるため,各部品の製造上の誤差が繁栄されるため,特
性のばらつきが大きくなること及びモータの製造コスト
が高くなるという欠点があった。そこで,本発明の一つ
の技術的課題は,ローター直径を小さくした小型の超音
波モータ,特に,ローターの直径として20mm以下の超
音波モータを提供することにある。さらに,本発明の別
の技術的課題は,構成部品が少なく製造コストの安い超
音波モータを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,圧電セ
ラミック中空円柱の長さ方向略半分の外周面に長さ方向
に対して45°の方向に延在する分極及び駆動用の一対
の交差指電極を有し該圧電セラミックス円柱に捩り振動
を与える捩り振動部と,前記圧電セラミック中空円柱の
長さ方向の残りの略半分の外周面に該捩り振動部に隣接
して円周方向又は長さ方向に平行延在する分極及び駆動
用の一対の交差指電極を有し該圧電セラミック中空円柱
に縦振動を与える縦振動部とを有し,一端が固定された
圧電縦−捩り複合振動子と,前記圧電縦−捩り複合振動
子の他端に圧接される回転自在に支持されたローターと
を備えたことを特徴とする超音波モータが得られる。
【0005】
【作用】本発明の超音波モータにおいては,圧電縦−捩
り複合振動子は圧電セラミックス中空円柱の略半分の捩
り振動部と残り半分に縦振動部とを有する。捩り振動部
は,外周面にこの圧電セラミックス中空円柱の長さ方向
に対して45°の方向に一対の交差指電極が形成されて
いる。この一対の交差指電極を用いて前記圧電セラミッ
ク中空円柱に分極を施し,この一対の交差指電極を二端
子として交流電圧を印加すると圧電セラミック中空円柱
の両端は捩り振動を行う。一方,縦振動部は,残りの圧
電セラミック中空円柱の外周面に円周方向又は長さ方向
に平行に一対の交差指電極が形成されている。この一対
の交差指電極を用いて前記圧電セラミック中空円柱に分
極を施し,この一対の交差指電極を二端子として,交流
電圧を印加すると縦振動部はこの圧電セラミック中空円
柱の長さ方向に伸縮振動を行う。したがって,捩り振動
に同期した交流電圧を縦振動部に印加すると,圧電セラ
ミック中空円柱は捩り振動と伸縮振動が合成された複合
振動が励起される。この圧電縦−捩り複合振動子の端部
の内の一方を固定ベースに固定し,一端に回転自在に支
持されたローターを圧接すると,複合振動はローターの
回転に変換される。
【0006】
【実施例】次に,本発明に実施例について説明する。図
1は本発明の縦−捩り型超音波モータの一構成例を示す
斜視図である。図1において,縦−捩り複合振動子1の
捩り振動発生用電極側端部を固定ベース2に固定し,も
う一方の端部に軸受け3に回転自在に支持されたロータ
ー4が圧接されている。軸受け3は固定ベース2に固定
枠5により固定されている。図2は本発明の縦−捩り複
合振動子圧接型超音波モータに用いられる縦−捩り複合
振動子1の構造例を示す概略図である。図2において,
圧電セラミック中空円柱1´の外周面の長さ方向に対す
る約半分の領域に捩り振動部10,残りの半分の領域に
縦振動部20が該セラミック円柱の長さ方向に沿って連
設されている。圧電セラミック中空円柱1´は,通常の
プレス成形により製造され,また電極部は電極印刷によ
って製造されている。捩り振動部10は,円柱の長さ方
向に対して45°の方向に第1及び第2の斜め電極11
a,12aが形成され、この第1及び第2の斜め電極1
1a,12aが第1及び第2の共通電極11b,12b
に接続され二端子とされ,第1及び第2の斜め交差指電
極11及び12が形成されている。この第1及び第2の
斜め交差指電極11,12を用いて,圧電セラミックス
中空円柱1´に分極処理を施すと,この圧電セラミック
中空円柱表面の分極方向は,第1及び第2の斜め電極1
1a,12aの長さ方向に対して,直角な方向となる。
このように分極された状態で,第1及び第2の斜め交差
指電極11,12に交流電圧を印加すると,電圧の極性
が分極時の電圧の極性と同じ場合は,分極の伸び歪みが
発生し,電圧の極性が分極時の電圧の極性と逆の場合
は,分極の方向に縮み歪みが発生する。分極方向に伸び
あるいは縮み歪みが発生した場合,分極方向と直角な方
向に,これらと反対に縮みあるいは伸び歪みが発生す
る。したがって,前記圧電セラミックス中空円柱1´の
捩り振動部10に捩り変位が発生する。
【0007】さらに図2の圧電セラミックス中空円柱1
´の外周面の長さ方向の別の半分の領域には,縦振動部
20が形成されている。この縦振動部20は,円周方向
に平行に延在する第1及び第2の周電極を夫々有し,図
示しない第1の接続電極,及び第2の接続電極22cに
接続され二端子とされ,第1及び第2の縦交差指電極2
1,22が形成されている。この第1及び第2の縦交差
指電極21,22を用いて圧電セラミック中空円柱1´
に分極処理を施すと,分極方向は,この圧電セラミック
中空円柱表面の第1及び第2の周電極の長さ方向と直角
な方向となる。この状態で第1及び第2の縦交差指電極
21,22に交流電圧を印加すると,電圧の極性が分極
時の電圧の極性と同じ場合は,分極方向に伸び歪みが発
生し,電圧の極性が分極時の電圧の極性と逆の場合は,
分極方向に縮み歪みが発生する。したがって,圧電セラ
ミックス中空円柱1´の縦振動部20は長さ方向に伸縮
する。
【0008】図1に戻って,縦−捩り複合振動子1の捩
り振動駆動電極に捩り振動の共振周波数にほぼ等しい周
波数の交流電圧を印加すると,縦−捩り複合振動子1の
ローター4に圧接側の端部が捩じれるように振動する。
この捩り振動に同期した交流電圧を縦振動駆動用電極に
印加すると,前記縦−捩り複合振動子1のローター4圧
接側の端部にはには,捩り振動部による捩り振動と,縦
振動部による伸縮振動が合成された複合振動が励起され
る。従って,この端部にローター4を圧接すると複合振
動は,ローター4の回転に変換される。尚,このロータ
−4の回転方向の転換は捩り振動駆動電圧の位相と,縦
振動駆動電圧の位相とのいずれか一方を,180°変化
させることで可能である。
【0009】
【発明の効果】以上示したように,本発明の超音波モー
タにおいては,駆動力を発生させるための圧電振動子の
形状が単純で,通常一般的に適用されているプレス成形
技術により容易に製造することが可能な圧電セラミック
ス中空円柱を用いて,この外周面にこれも一般的な技術
である電極印刷を施すことにより,圧電捩り振動子及び
圧電縦振動子が得られるため,製造が容易で,接着工程
や複雑な加工工程による特性のばらつきの少ない超音波
モータが得られ実用的価値は実に大きい。さらに,本発
明の超音波モータにおいては,ステータを構成する縦−
捩り複合振動子の形状が円筒状であるため直径の小さい
超音波モータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦−捩り型超音波モータの一構成例を
示す斜視図である。
【図2】図1の縦−捩り複合振動子圧接型超音波モータ
に用いられる縦−捩り複合振動子の一構成例を示す斜視
図である。
【図3】従来の超音波モータの構造を示す分解組立斜視
図である。
【図4】図3の超音波モータの構造を概略的に示す分解
組立斜視図である。
【符号の説明】
1 縦−捩り複合振動子 1´ 圧電セラミックス中空円柱 2 固定ベース 3 軸受け 4 ローター 10 捩り振動部 11a 第1の斜め電極 12a 第2の斜め電極 11 第1の斜め交差指電極 12 第2の斜め交差指電極 20 縦振動部 21a 第1の周電極 22a 第1の周電極 21 第1の縦交差指電極 22 第2の縦交差指電極 22c 第2の接続電極 106 金属円板 107 圧電セラミックス円板 108 圧電セラミックス円板 109 ローター

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 圧電セラミック中空円柱の長さ方向略半
    分の外周面に長さ方向に対して45°の方向に延在する
    分極及び駆動用の一対の交差指電極を有し該圧電セラミ
    ックス円柱に捩り振動を与える捩り振動部と,前記圧電
    セラミック中空円柱の長さ方向の残りの略半分の外周面
    に該捩り振動部に隣接して円周方向又は長さ方向に平行
    延在する分極及び駆動用の一対の交差指電極を有し該圧
    電セラミック中空円柱に縦振動を与える縦振動部とを有
    し,一端が固定された圧電縦−捩り複合振動子と, 前記圧電縦−捩り複合振動子の他端に圧接される回転自
    在に支持されたローターとを備えたことを特徴とする超
    音波モータ。
JP3197394A 1991-07-12 1991-07-12 超音波モータ Pending JPH0522965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3197394A JPH0522965A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 超音波モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3197394A JPH0522965A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 超音波モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0522965A true JPH0522965A (ja) 1993-01-29

Family

ID=16373778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3197394A Pending JPH0522965A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 超音波モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0522965A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170054385A1 (en) * 2015-08-19 2017-02-23 Lawrence Livermore National Security, Llc Electrostatic generator/motor rotor electrode system suitable for installation on the outer surface of an emb rotor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170054385A1 (en) * 2015-08-19 2017-02-23 Lawrence Livermore National Security, Llc Electrostatic generator/motor rotor electrode system suitable for installation on the outer surface of an emb rotor
US10312830B2 (en) * 2015-08-19 2019-06-04 Lawrence Livermore National Security, Llc Electrostatic generator/motor rotor electrode system suitable for installation on the outer surface of an EMB rotor
US10727763B2 (en) 2015-08-19 2020-07-28 Lawrence Livermore National Security, Llc Method using a electrostatic generator/motor rotor electrode system suitable for installation on the outer surface of an EMB rotor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006149180A (ja) 平板型圧電超音波モーター
JPH0522965A (ja) 超音波モータ
JP3122882B2 (ja) 超音波モータ
JP2903425B2 (ja) 超音波モータ
JP3297211B2 (ja) 超音波モータ
JP2729828B2 (ja) 超音波モータ
JP2995665B2 (ja) 超音波モータ
JPH07107756A (ja) 超音波モータ
JP3122881B2 (ja) 超音波モータ
JPH02237478A (ja) 超音波モータ
JP2816851B2 (ja) 圧電捩り変位素子,圧電伸縮変位素子,及び圧電複合変位素子
JPH0319291A (ja) 圧電複合振動子
JP2832614B2 (ja) 超音波モータ
JP3168430B2 (ja) 超音波モータ
JP2832613B2 (ja) 超音波モータ
JP2691617B2 (ja) 超音波モータ
JPS62277079A (ja) 圧電駆動装置
JPH0150196B2 (ja)
JPH0522962A (ja) 超音波モータ
JP3141210B2 (ja) 超音波モータ
JPS6344970A (ja) 超音波振動子とその駆動制御方法
JPS63110973A (ja) 圧電駆動装置
JPH0340765A (ja) 超音波モータ
JP2007135267A (ja) 超音波モータ
JPH072033B2 (ja) 超音波モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010328