JPH05225343A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH05225343A
JPH05225343A JP6128592A JP6128592A JPH05225343A JP H05225343 A JPH05225343 A JP H05225343A JP 6128592 A JP6128592 A JP 6128592A JP 6128592 A JP6128592 A JP 6128592A JP H05225343 A JPH05225343 A JP H05225343A
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JP
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image
motion vector
circuit
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JP6128592A
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English (en)
Inventor
Koji Kageyama
浩二 景山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、テレビジヨンカメラ、監視装置等に
適用した画像処理装置に関し、簡易な構成で確実に被写
体の動きを検出する。 【構成】本発明は、ブロツクマツチングの手法を適用し
て動きベクトルを検出し、当該動きベクトルに基づいて
動画像の動きを検出する際、動画像から高域成分を抽出
し、当該高域成分のパワーに基づいて動きベクトルの信
頼性を判断し、当該判断結果に基づいて動画像の動きを
検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1、図4及び図5) 作用(図1、図4及び図5) 実施例 (1)全体構成(図1〜図3) (2)追跡ベクトル検出回路(図4〜図7) (2−1)動きベクトル判定回路(図5) (3)実施例の動作 (4)実施例の効果 (5)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、例
えばテレビジヨンカメラ、監視装置等の撮像装置に適用
し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の画像処理装置において
は、撮像画像中の最大輝度部分を検出することにより、
当該輝度部分を基準にして所望の被写体を追跡し得るよ
うになされたものが提案されている。
【0004】このように所望の被写体を追跡することが
できれば、当該被写体を中心にして自動的に焦点合わ
せ、絞り調整等し得、撮像装置全体の使い勝手を向上す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのように最
大輝度部分を基準にして被写体を追跡する場合、所望の
被写体を確実に追跡し得ない場合があり、実用上未だ不
十分な問題がある。
【0006】この問題を解決する1つの方法として、動
きベクトル検出結果に基づいて、被写体の動きを検出す
る方法も考えられるが、動きベクトルにおいては、被写
体の動きと異なる検出結果が得られる場合もある。この
ため動きベクトル検出結果に基づいて直接被写体の動き
を検出する場合においては、被写体の動きを誤検出する
おそれがあり、実用上未だ不十分な問題があつた。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で確実に被写体の動きを検出することが
できる画像処理装置を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、順次入力される動画像(SV)を
所定のブロツクBL単位に分割し、ブロツクマツチング
の手法を用いて、各ブロツクBLの動きベクトルMVを
検出し、動きベクトルMVに基づいて動画像(SV)を
処理する画像処理装置1において、ブロツクBLの動画
像(SV)について、周波数の高い高域成分を抽出して
出力するフイルタ回路33と、高域成分のパワーを検出
するパワー検出回路34と、パワーと所定の基準値との
比較結果に基づいて、動きベクトルMVの信頼性NFを
検出する判定回路35とを備え、信頼性検出結果NFに
基づいて、動画像(SV)の処理を実行する。
【0009】
【作用】動きベクトルMVを検出する動画像(SV)の
ブロツクBLについて、高域成分を抽出してパワーを検
出すれば、当該パワー検出結果に基づいて動きベクトル
MVの信頼性NFを判断することができる。
【0010】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0011】(1)全体構成 図1において、1は全体として物体追跡装置を示し、ユ
ーザの指定した被写体を追跡して絞り、焦点を調整す
る。
【0012】すなわち撮像装置2は、所望の被写体を撮
像し、その結果得られるビデオ信号SVを追跡ベクトル
検出回路4に出力する。
【0013】追跡ベクトル検出回路4は、順次入力され
るビデオ信号SVをデイジタル信号に変換すると共に、
入力回路6から入力される座標データ(x1,y1)、
(x2,y2)に基づいて追跡ベクトル検出領域ARを
設定する。さらに追跡ベクトル検出回路4は、入力回路
6からトリガ信号STが入力されると、当該ビデオ信号
SVの追跡ベクトル検出領域AR内の画像について、当
該画像の移動方向及び移動量を表してなる追跡ベクトル
VTを検出し、当該検出結果を枠データ生成回路10に
出力する。
【0014】さらに追跡ベクトル検出回路4は、追跡ベ
クトルVTが得られると、追跡ベクトル検出領域ARを
追跡ベクトルVTの分だけ移動させた後、移動後の追跡
ベクトル検出領域ARを用いて続くフレームの画像につ
いて追跡ベクトルVTの検出を繰り返す。これにより追
跡ベクトル検出回路4は、追跡ベクトル検出領域AR内
の画像について、当該画像の移動方向及び移動量を検出
すると共に、当該画像の移動に追従して追跡ベクトル検
出領域ARを移動させるようになされている。
【0015】入力回路6は、ジヨイステイツクを用いて
座標データを入力し得るようになされ、これにより当該
物体追跡装置1においては、当該ジヨイステイツクを操
作して追跡ベクトル検出領域ARを設定し得るようにな
さている。
【0016】すなわち図2に示すように、物体追跡装置
1においては、遅延回路8を介してビデオ信号SVを画
像合成回路9に与え、ここで枠データ生成回路10から
出力される枠データDWに基づいて枠状の画像(以下枠
画像と呼ぶ)WKを生成する。さらに物体追跡装置1に
おいては、画像合成回路9で当該枠画像WKをビデオ信
号SVに合成し、その結果得られる合成画像Mを表示装
置12に表示する。
【0017】このとき枠データ生成回路10は、入力回
路6から入力される座標データ(x1,y1)、(x
2,y2)に基づいて追跡ベクトル検出領域ARに対応
した枠データDWを生成し、これにより枠画像WKを用
いて追跡ベクトル検出領域ARを表示するようになされ
ている。
【0018】かくして物体追跡装置1においては、画像
表示装置12をモニタしながらジヨイステイツクを操作
するだけで、簡易に追跡ベクトル検出領域ARを設定し
得るようになされている。
【0019】ちなみにこの実施例においては、初期状態
で画面中央に所定の大きさの枠画像WKを表示するよう
になされ、ユーザにおいては、当該表示画像をモニタし
ながらジヨイステイツクを操作して枠画像WKの位置及
び大きさを変化させることにより、簡易に追跡ベクトル
検出領域ARを設定し得るようになされている。
【0020】このとき入力回路6は、動きベクトルの検
出に供するブロツクを単位にして、当該ブロツクの整数
倍の大きさで追跡ベクトル検出領域ARを設定し得るよ
うになされ、これにより動きベクトル検出結果に基づい
て、簡易に追跡ベクトルを検出し得るようになされてい
る。
【0021】さらに入力回路6は、追跡開始の操作子が
押圧操作されると、追跡開始のトリガ信号STを出力す
るのに対し、追跡終了の操作子が押圧操作されると、追
跡終了の制御信号を出力し、これにより当該物体追跡装
置1全体の動作を制御するようになされている。
【0022】図3に示すように、枠データ生成回路8
は、追跡ベクトルVT(DX,DY)が得られると枠デ
ータDWの座標データ(x1,y1)、(x2,y2)
にそれぞれ追跡ベクトルの2次元座標DX,DYを加算
して出力する。これにより枠データ生成回路8は、追跡
ベクトルVTに基づいて、枠データDWを更新し、追跡
ベクトル検出領域内の画像の移動に追従して枠画像WK
を移動させるようになされている。
【0023】さらにこの実施例において、枠データ生成
回路10は、枠データDWを制御回路(図示せず)に出
力し、当該制御回路は、枠データDWで決まる領域(す
なわち追跡ベクトル検出領域ARでなる)でビデオ信号
SVの信号レベルを検出することにより、当該検出結果
に基づいて撮像装置2の焦点及び絞りを制御するように
なされている。
【0024】これにより当該物体追跡装置1において
は、ユーザが設定した追跡ベクトル検出領域AR内の画
像について、当該画像の移動に追従して、常に最適な明
るさ及びフオーカスの状態を維持し得るようになされて
いる。
【0025】(2)追跡ベクトル検出回路 図4に示すように、追跡ベクトル検出回路4は、ビデオ
信号SVを動きベクトル検出回路20に与え、動きベク
トルMVを検出する。
【0026】ここで図5に示すように、動きベクトル検
出回路20は、ブロツク化回路21にビデオ信号SVを
与え、デイジタル信号(以下デイジタルビデオ信号と呼
ぶ)に変換する。
【0027】さらに図6に示すように、ブロツク化回路
21は、デイジタルビデオ信号を8×8画素単位のブロ
ツクBLに分割した後、当該デイジタルビデオ信号を、
各ブロツク毎にラスタ走査の順序で出力する(図6にお
いては、水平及び垂直方向にそれぞれm×kの位置にあ
るブロツクを表す)。マツチング回路23は、ブロツク
化回路21の出力信号とフレームメモリ25の出力信号
との比較結果を得ることにより、ブロツクマツチングの
手法を適用して各ブロツク毎に動きベクトルMVを検出
する。
【0028】すなわち図7に示すようにマツチング回路
23は、各ブロツク毎に、各ブロツクより水平及び垂直
方向にそれぞれ2DX ×2DY だけ大きな領域を動きベ
クトル検出領域ARMに設定し、当該動きベクトル検出
領域ARMでフレームメモリ25に格納された1フレー
ム前の画像データと各ブロツクの画像データとの残差デ
ータを検出する。このときマツチング回路23は、動き
ベクトル検出領域ARMの範囲でブロツクBLの位置を
順次移動させ、当該残差データの絶対値和が最も小さく
なる位置を検出する。これによりマツチング回路23
は、各ブロツクBL毎に、動きベクトルMVを検出し、
当該検出結果を分布検出回路27に出力する。
【0029】分布検出回路27は、追跡ベクトル検出領
域AR内の動きベクトルMVについて、向き及び大きさ
を基準にして分布を検出し、分布検出結果を判定回路2
9に出力する。すなわち分布検出回路27は、動きベク
トル検出領域ARMに対応した大きさ2DX ×2DY
テーブルを有し、各フレーム毎に当該テーブルの内容を
値0に初期化する。さらに分布検出回路27は、動きベ
クトルMVの値に応じて当該テーブルの内容を値1づつ
更新することにより、動きベクトル検出領域を基準にし
て動きベクトルの分布を検出する。
【0030】さらに分布検出回路27は、判定回路29
の追跡ベクトル検出結果に基づいて、追跡ベクトル検出
領域ARを更新し、これにより各フレーム毎に、画像の
移動に追従して追跡ベクトル検出領域ARを更新すると
共に、更新した追跡ベクトル検出領域ARについて動き
ベクトルの分布を検出する。
【0031】判定回路29は、当該分布検出結果に基づ
いて、最も分布度数の大きな動きベクトルMVを追跡ベ
クトルVTに設定して出力する。すなわち追跡対象を囲
むように設定した枠内において、最も支配的な動きベク
トルMVにおいては、当該追跡対象の移動方向及び移動
量を表すと考えられる。従つて最も支配的な動きベクト
ルMVを検出すれば、簡易な構成で所望の被写体を追跡
することができ、焦点調整、絞り調整等に利用して当該
物体追跡装置1の使い勝手を向上することができる。
【0032】(2−1)動きベクトル判定回路 さらにこの実施例において、物体追跡装置1は、動きベ
クトル判定回路32で動きベクトルMVの信頼性を検出
し、当該検出結果に基づいて追跡ベクトルVTを検出す
ることにより、簡易かつ確実に画像の動きを検出する。
【0033】すなわち動きベクトル判定回路32(図
5)においては、順次入力されるビデオ信号SVをフイ
ルタ回路33に与え、ここで周波数の高い信号成分を抽
出する。
【0034】ここで図8に示すようにフイルタ回路32
は、3×3画素の範囲で、順次入力される画像データを
重み付け処理した後加算処理することにより、周波数の
高い信号成分を抽出する。
【0035】パワー検出回路34は、動きベクトルMV
を検出する各ブロツク毎に、フイルタ回路32で抽出し
た高域成分について、絶対値和を検出して出力し、これ
により各ブロツクの高域成分についてそのパワーを検出
する。
【0036】判定回路35は、テーブル36に設定され
た基準データを入力した後、パワー検出回路34の検出
結果との間で比較結果を得るようになされ、これにより
高域成分のパワーが所定のしきい値以上のとき、動きベ
クトルMVが有効であることを表す動きベクトル有効フ
ラグNFを出力する。
【0037】すなわち各ブロツクの画像において、高域
成分のパワーが大きい場合、エツジ成分の多い画像と判
断することができる。この場合ブロツクマツチングの手
法を適用して得られた動きベクトルMVは、画像の動き
を反映したものと判断することができる。
【0038】これに対して高域成分のパワーが小さい場
合、当該ブロツクの画像はエツジ成分の少ない画像と判
断することができる。この場合動きベクトルMVにおい
ては、画像の動きを必ずしも反映したものではなく、単
に全体のデータ量が最も少なくなる位置を表すものと判
断することができる。
【0039】従つて高域成分のパワーを検出し、当該検
出結果に基づいて動きベクトルMVの信頼性を判断し、
当該判断結果に基づいて追跡ベクトルを検出すれば、簡
易な構成で確実に追跡ベクトルを検出することができ
る。
【0040】この検出原理に基づいて分布検出回路27
は、動きベクトル有効フラグNFが得られた動きベクト
ルMVについてのみ、テーブルを更新して動きベクトル
MVの分布を検出する。これにより追跡ベクトル検出回
路4は、画像の動きを反映する動きベクトルMVについ
て、選択的に分布を検出することにより、確実に画像の
動きを検出するようになされている。
【0041】(3)実施例の動作 以上の構成において、撮像装置2から出力されるビデオ
信号SVは、追跡ベクトル検出回路4に入力され、ブロ
ツク化回路21でデイジタル信号に変換された後、8×
8画素単位のブロツクに分割される。当該ブロツクは、
各ブロツク毎にマツチング回路23で動きベクトルMV
が検出される。
【0042】当該動きベクトルMVは、分布検出回路2
7に出力され、ここで追跡ベクトル検出領域ARの範囲
の動きベクトルMVについて分布が検出され、最も分布
度数の大きい動きベクトルMVが追跡ベクトルVTとし
て検出される。かくして動きベクトルMVの分布を検出
し、最も分布度数の大きい動きベクトルMVを追跡ベク
トルVTに設定することにより、簡易な構成で物体の動
きを追跡することができる。
【0043】当該追跡ベクトル検出結果は、枠データ生
成回路10に出力され、ここで当該追跡ベクトルVTに
基づいて枠データDWが更新され、これにより画像表示
装置12の表示画面上において、物体の動きに追従して
枠画像WKを移動させることができる。
【0044】さらに当該枠データDWで決まる領域でビ
デオ信号SVの信号レベルを検出することにより、物体
の動きに追従して撮像装置2の焦点及び絞りを制御する
ことができる。
【0045】さらに追跡ベクトル検出結果は、分布検出
回路27に出力され、これにより続くフレームについて
追跡ベクトルが検出され、順次連続するフレームについ
て追跡ベクトルを検出することができる。
【0046】このときビデオ信号SVは、動きベクトル
判定回路32において、高域成分が抽出された後、各ブ
ロツク毎に当該高域成分の絶対値和が検出され、これに
より当該高域成分のパワーが検出される。検出された高
域成分のパワーは、判定回路35で、各ブロツク毎に、
所定のしきい値との間で比較結果が得られ、これにより
動きベクトルの信頼性を検出することができる。
【0047】判定回路35から出力される動きベクトル
有効フラグNFは、分布検出回路27に出力され、ここ
で当該動きベクトル有効フラグNFに基づいて、動きベ
クトルMVの分布が検出される。これにより画像の動き
を反映する動きベクトルMVについて、選択的に分布が
検出され、確実に画像の動きを検出することができる。
【0048】(4)実施例の効果 以上の構成によれば、高域成分のパワーを検出し、当該
検出結果に基づいて選択的に動きベクトルの分布を検出
することにより、簡易かつ確実に物体の移動方向及び移
動量を検出することができる。
【0049】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、絶対値和を検出すること
により高域成分のパワーを検出する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、二乗和を検出することによ
り高域成分のパワーを検出するようにしてもよい。
【0050】さらに上述の実施例においては、3×3画
素のフイルタ回路を用いて高域成分を抽出する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、種々のフイルタ
回路を広く適用することができる。
【0051】さらに上述の実施例においては、追跡ベク
トル検出結果に基づいて焦点調整及び絞り調整する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、ズーム処理
等を併せて実行するようにしてもよい。さらに枠の移動
に限らず、カメラ駆動回路40(図1)に制御信号SC
を出力して、画像の移動に追従して撮像領域を切り換え
るようにしてもよく、この場合、動きの速さに応動し
て、枠の移動及び撮像領域の移動を組み合わせて処理す
るようにしてもよい。
【0052】さらに上述の実施例においては、動きベク
トル検出結果に基づいて、直接テーブロの内容を更新し
て追跡ベクトルを検出する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、動きベクトルを再量子化して処理す
るようにしてもよい。このようにすれば、追跡ベクトル
の精度が求められない場合等においては、テーブルを小
型化し得、されに一段と簡易な構成で物体の動きを検出
することができる。
【0053】さらに上述の実施例においては、各ブロツ
クBLについて動きベクトルMVを検出した後、追跡ベ
クトル検出領域内の動きベクトルMVについて分布を検
出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
追跡ベクトル検出領域内のブロツクについてのみ動きベ
クトルMVを検出し、分布を検出するようにしてもよ
い。
【0054】さらに上述の実施例においては、追跡ベク
トルを検出して被写体の動きを追跡する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、ブロツクマツチングの
手法を適用して検出した動きベクトルを用いて、動画像
を処理する画像処理装置に広く適用することができる。
【0055】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ブロツク
マツチングの手法を適用して動きベクトルを検出し、当
該動きベクトルに基づいて動画像の動きを検出する際、
動画像から高域成分を抽出し、当該高域成分のパワーに
基づいて動きベクトルの信頼性を判断することにより、
当該判断結果に基づいて簡易かつ確実に画像の動きを検
出し得る画像処理装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による物体追跡装置を示すブ
ロツク図である。
【図2】追跡ベクトル検出領域の設定の説明に供する略
線図である。
【図3】枠表示位置の説明に供する略線図である。
【図4】追跡ベクトル検出回路を示すブロツク図であ
る。
【図5】動きベクトル検出回路を示すブロツク図であ
る。
【図6】ブロツク化回路の説明に供する略線図である。
【図7】動きベクトルの検出の説明に供する略線図であ
る。
【図8】フイルタ回路の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1……物体追跡装置、2……撮像装置、4……追跡ベク
トル検出回路、6……入力回路、10……枠データ生成
回路、20……動きベクトル検出回路、27……分布回
路、29、35……判定回路、33……フイルタ回路、
34……パワー検出回路、36……テーブル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次入力される動画像を所定のブロツク単
    位に分割し、ブロツクマツチングの手法を用いて、上記
    各ブロツクの動きベクトルを検出し、上記動きベクトル
    に基づいて上記動画像を処理する画像処理装置におい
    て、 上記ブロツクの上記動画像について、周波数の高い高域
    成分を抽出して出力するフイルタ回路と、 上記高域成分のパワーを検出するパワー検出回路と、 上記パワーと所定の基準値との比較結果に基づいて、上
    記動きベクトルの信頼性を検出する判定回路とを具え、
    上記信頼性検出結果に基づいて、上記動画像の処理を実
    行することを特徴とする画像処理装置。
JP6128592A 1992-02-15 1992-02-15 画像処理装置 Pending JPH05225343A (ja)

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JP6128592A JPH05225343A (ja) 1992-02-15 1992-02-15 画像処理装置

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JP6128592A JPH05225343A (ja) 1992-02-15 1992-02-15 画像処理装置

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