JPH05224588A - カラオケ演奏装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】少ない記憶容量で小型化できる構成としながら
も歌うべき歌詞の箇所を明確に指示でき、且つ歌詞に併
せた効果的な背景画面をも表示できるとともに歌詞に併
せた照明点灯をも行える汎用性のある舞台演出をできる
カラオケ演奏装置を提供する。 【構成】曲名と歌詞が文字コードで記憶され且つ歌詞の
発声時間のタイミングコードか記憶された記憶再生装置
を設け、曲目選択時に制御装置により該記憶再生装置か
ら文字コードを読み出してディスプレイ装置に表示さ
せ、タイミングコートに基づき表示色を変えるよう制御
する。記憶再生装置に、文字コードのブロック毎にイメ
ージ情報を記憶し、そのイメージ情報により短い多数の
画像を選択して表示し、また、イメージ情報に基づきス
テージ制御装置で照明器具を点灯制御し、更に、音色イ
メージ変換装置でイメージ情報により音色イメージ情報
を作成して音響装置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明はカラオケ演奏装置に係
り、その目的は少ない記憶情報で既存のレーザー・ディ
スク等のカラオケ同様に、伴奏の進行に応じて画面の表
示歌詞を色変えできるとともに、音楽曲の演奏進行に伴
って、その歌詞のイメージに合った画像を順次表示する
こともでき、しかもその歌詞のイメージに合った照明点
灯等の舞台効果をも演出することのできるカラオケ演奏
装置の提供にある。

【０００２】

【従来の技術】従来より、カラオケ演奏装置としては、
レーザー・ディスク・カラオケ装置、コンパクト・ディ
スク・カラオケ装置およびシンセサンザー・カラオケ装
置が存在する。レーザー・ディスク・カラオケ装置は、
録画した映像と録音した音楽曲とこの音楽曲の歌詞とを
記録したレーザー・ディスク（以下、ＬＤと略称する）
を再生し、表示した歌詞を再生音楽曲の演奏進行に合わ
せて表示色を変えることにより利用者に歌詞の歌う箇所
を明示するようになっている。また、コンパクト・ディ
スク・カラオケ装置では、コンパクト・ディスク（以
下、ＣＤと略称する）にディジタル方式で記録された音
楽曲を再生して演奏する一方、ＣＤの信号記録部分にコ
ンピュータのデータを入れて歌詞と簡単な絵をブラウン
管に表示するようになっている。更に、シンセサンザー
・カラオケ装置では、ＩＣメモリに記憶した演奏情報を
読み出して電子発振音源を駆動するとともに、演奏情報
に合わせて予め記憶した歌詞を、音楽曲の進行に合わせ
て表示するようになっている。

【０００３】一方、業務用に用いられる場合には、演奏
効果を高める工夫がなされている。例えば、演奏される
音楽曲のイメージに合わせてステージのスポットライト
や各種照明を点灯制御することが行われる。即ち、音楽
曲のイメージに合わせたカラーライトを選択的に点灯さ
せたり、表示装置に雨の背景画が映し出された場合にそ
のような効果が出る照明器具を点灯させたりする。この
演奏効果を高めるためのステージの制御手段としては、
記録媒体に、照明器具を点灯および消灯するためのオン
・オフ信号をＭＩＤＩ（ｍｕｓｉｃ ｉｎｓｔｒｕｍｅ
ｎｔ ｄｉｇｉｔａｌ ｉｎｔｅｒｆａｃｓ）信号に直
接重畳して記憶しておき、このオン・オフ信号により照
明器具を点灯制御するミュード・システムや、音声信号
から周期情報等を抽出してそれによりライトを点灯制御
する簡易ミュード・システムが主に採用されていいる。

【０００４】また、予め定めておた背景画面をバーコー
ド等に埋め込んでおき、曲名と同時に背景選択情報を入
力して表示させるものも存在する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、ＬＤカラオ
ケ装置及びＣＤカラオケ装置は、演奏情報と歌詞情報と
を対応させてディスクに記録し、更に音楽曲の演奏の進
行に伴い表示歌詞の色を変える情報をも合わせて記録す
るので、膨大な数の音楽曲数分だけ音楽ソフトウエアを
必要とし、その音楽ソフトウエアの作成費が高くつくと
ともに、ディスクの数も多くなってシステム全体が大型
化する問題があった。また、シンセサンザー・カラオケ
装置では、記憶すべき情報が少なくて済む利点がある
が、ＬＤカラオケ、ＣＤカラオケの各装置のように表示
歌詞の色を変えて指示することが出来ないので、利用者
には歌うべき箇所が明確に指示できない欠点があった。

【０００６】また、演奏効果を高める手段においても、
前述のミュードシステムでは、カラオケ演奏装置を設置
する場所毎に照明器具の規模や数が異なるために、汎用
性を有するように設計するのが極めて困難となる課題が
あり、簡易ミュード・システムでも、演奏される音楽曲
とは無関係に、つまり何ら関連性をもたせずに照明を点
灯制御するので、十分なステージ効果を得ることができ
ないといった課題が存在した。更に、バーコードに対応
させて記憶した背景画面の情報を曲名の選択時に入力さ
せるものでは、少ない背景画面の中から選択するので、
幾つかのパターンを繰り返すだけであって直ぐに飽きて
しまい、しかも、背景画面が演奏される音楽とマッチし
ない場合があった。

【０００７】そこで、業界では、少ない記憶容量で小型
化できる構成であって、しかも歌うべき歌詞の箇所が明
確に明示でき且つ効果的な背景画面を表示できるととも
に、汎用性を有し且つ効果的な舞台演出をできる機能を
も有するカラオケ演奏装置の創出が望まれていた。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明では、映像およ
び文字を表示するディスプレイ装置と、曲名と歌詞が文
字コードで記憶されるとともにこの文字コードのブロッ
ク毎に、該文字コードの音楽伴奏に対応する発声時間の
タイミングコードと、該文字コードに対応するイメージ
情報とが記憶されてなる記憶再生装置と、音楽曲の情報
のみが記録され曲目選択手段により選択された音楽曲を
音響装置を通じ再生出力する音楽伴奏装置と、曲目選択
手段により選択された音楽曲の文字コードを前記記憶再
生装置から読み出してドットイメージに変換した後に前
記ディスプレイ装置に文字で表示させるとともに、前記
タイミングコードに基づき表示文字の表示色を変えるよ
う制御する制御装置と、前記記憶再生装置から出力され
たイメージ情報により背景画像記憶装置に記憶された短
い多数の画像を選択してフレームメモリを介し、前記デ
ィスプレイ装置に表示させる背景画像選択コントローラ
と、前記記憶再生装置から出力されるイメージ情報によ
りステージのスポットライトや照明器具を点灯制御する
ステージ制御装置とを具備したことを特徴とするカラオ
ケ演奏装置を提供することにより上記従来の課題を悉く
解消する。

【０００９】

【作用】曲名と歌詞を文字コードで記憶し、且つ表示の
色変えのタイミングを記憶するだけであって記憶情報が
すくないので、安価なシンセサイザー方式の構成としな
がらも、既存のＬＤカラオケ装置やＣＤカラオケ装置と
同様に伴奏の進行に応じて表示歌詞を色変えできる。

【００１０】また、音楽曲の文字コードのブロック毎に
記憶したイメージ情報が記憶再生装置から出力され、そ
のイメージ情報に基づき背景画像記憶装置から短いシー
ンの画像を選択してフレームメモリに一時記憶させるこ
とにより、画像の切り換え時の次の画像を選択時に表示
画面が途切れることがなくシーン間をスムーズに切り換
えながら表示できるので、単一の音楽曲の演奏進行に伴
って歌詞のイメージに合った画像が順次表示され、ＬＤ
のような高価な音楽ソフトウエアを用いることなく、利
用者に音楽曲毎に恰も専用に作成された画像であるかの
ように錯覚するような背景画像を表示できる。

【００１１】しかも、。イメージ情報に基づきステージ
制御装置が作成する信号は、従来装置のように照明を点
灯および消灯させる単なるオン・オフ信号ではないた
め、音楽曲のイメージに合わせてスポットライトや各種
照明の点灯制御の他に、カラオケ装置を設置する場所に
応じて照明カーテンや競り上がり舞台或いは応援人形等
の作動制御にも利用できる。更に、音色イメージ変換装
置によりイメージ情報を音色イメージに変換して音響装
置を制御するので、イメージ情報に合わせて特定の箇所
だけエコーを効かせたり、エコー残響時間を曲イメージ
に合わせて自動的に調節したり、或いは大きく歌うべき
箇所において音量が不足していた場合にはアンプのゲイ
ンを大きくするよう制御したりすることもできる。

【００１２】

【実施例】以下、この発明に係るカラオケ演奏装置の好
ましい実施例について図面を参照しながら詳述する。図
１はこの発明の一実施例のブロック構成を示し、マイク
ロプロセッサからなる制御装置（１）は、予め設定記憶
されたプログラムに従って装置全体を制御する。ハード
ディスク、フロッピーディスク、ＰＲＯＭまたはＣＤＲ
ＯＭの何れかからなる記憶再生装置（２）には、曲名と
歌詞とが例えばＪＩＳに示されているような漢字コード
による文字コードで記憶されているとともに、音楽曲に
応じて予め定められた文字列単位毎の各ブロックにおい
て発生すべき最初の時間と発生時間長または発生すべき
最初の時間と発生終了時間が記憶されており、更に、曲
毎にイメージ情報が記憶されている。

【００１３】先ず、曲目選択表示装置（３）により曲目
を選択操作すると、その曲目が制御装置（１）により記
憶再生装置（２）から読み出されて曲目選択表示装置
（３）によりディスプレイ装置（４）に表示される。そ
して、制御装置（１）は、操作指示された曲目の関連デ
ータを記憶再生装置（２）から読み出し、発生すべき時
間になった時点で、１番目のブロックの数文字分の文字
コードを解読して自体に内蔵の漢字ＲＯＭを検索し、漢
字のドットイメージに変換して歌詞表示ドライバ（５）
を駆動制御し、ディスプレイ装置（４）に表示させる。
ここで、横のドット数をＮとし、且つ同時に記憶されて
いる発生時間長さをＤＴとすると、Ｎ／ＤＴにより単位
時間当りに何ドットの表示色を変更すればよいかを演算
ししてディスプレイ装置（４）の表示歌詞の表示色を変
えるよう歌詞表示ドライバ（５）を制御する。

【００１４】この歌詞の表示色の変更についての具体的
な処理について説明すると、１／３０秒を１単位として
制御装置（１）により信号処理されており、制御装置
（１）には、色変えドット数レジスタN および時間レジ
スタDTを内蔵しており、色変えは、ＤＤＡ（デジタル微
分解析器）として公知のアルゴリムズで円滑に実行され
る。

【００１５】具体例として、始まりが「あなたかわりは
ないですか 日毎寒さがつのります」の歌詞の場合につ
いて説明すると、記憶再生装置（２）には、以下のよう
に記憶されている。「第１の休止時間」、「第１の開始
時間」、ｄｔ１、「あなた」の文字列コード、ｄｔ２、
「変わりはないですか」の文字列コード、「第２の開始
時間」、ｄｔ３、「日毎」の文字列コード、ｄｔ４、
「寒さが」の文字列、ｄｔ５、「つのります」の文字コ
ード列の順序で記憶されていいる。尚、ｄｔ１〜ｄｔ５
は時間長を示す。

【００１６】そして、制御装置（１）は、第１の休止時
間の経過後に、最初の表示文字である「あなたかわりは
ないですか」の１２文字を一度にディスプレイ装置
（４）に表示させる。ここで、１文字が１６ドットで表
示されているものとする。

【００１７】次に、第１の開始時間になるのを待ち、
「あなた」が３文字なので、色変えドット数レジスタに
N ＝１６×３を、且つ時間レジスタにDT＝ｄｔ１／２を
それぞれ設定する。ｄｔ１の時間の間、単位時間毎にDT
からN を減算する。そして、DT＞０ならば今回表示の歌
詞の色変えを行わず、DT≦０ならば、DTが正になるまで
DTにｄｔ１を加算（DT＜−DT＋ｄｔ１）して、ｄｔ１を
加算した回数だけ表示ドットの色を変える。

【００１８】このように、N ＞ｄｔ１またはN ＜ｄｔ１
の何れであってもｄｔ１の時間にわたってＮドットの色
を可及的に滑らかに変更することができる。次に、時間
長をｄｔ２に変更して設定し、「かわりはないですか」
の表示の色変えを前述と同様に行ない、その後に、ディ
スプレイ装置（４）の表示を、「日毎寒さがつのりま
す」に変更し、同様の処理を行う。従って、曲名と歌詞
を文字コードで記憶し、且つ表示の色変えのタイミング
を記憶するだけであって記憶情報が少ないので、安価な
シンセサイザー方式の構成としながらも、既存のＬＤカ
ラオケ装置やＣＤカラオケ装置と同様に音楽伴奏の進行
に応じて表示歌詞を色変えできる装置が実現できる。

【００１９】次に、演奏効果を発生させる手段について
説明する。記憶再生装置（２）には、前述の開始時間毎
に、種々に分類されたイメージ情報が記憶されている。
例えば、「明るい、暗い、軽い、重い、静止、躍動、」
等の曲イメージ情報、「和音のコード記号や音量」等の
音イメージ情報、「都会、田舎、山、川、海、雨、大
勢、仲間、一人」等の語イメージ情報、「赤、青、黄、
緑」等の色イメージ情報等が記憶されている。このイメ
ージ情報が、ディスプレイ装置（４）の背景画の制御、
ステージの制御、音響効果の制御等に利用される。

【００２０】ディスプレイ装置（４）の背景画の制御
は、音楽曲の演奏の進行に同期して記憶再生装置（２）
からイメージ情報が順次読み出され、このイメージ情報
に基づき背景画像選択コントローラ（６）が背景画像記
憶装置（７）およびフレームメモリ（８）を制御する。
背景画像記憶装置（７）は、例えば１台のＬＤプレーヤ
または１台のビデオ・テープ・レコーダで構成され、１
枚のＬＤまたは１巻のビデオ・テープに、短いシーンの
画像が多数記録されており、これらの画像の中から背景
画像選択コントローラ（６）がイメージ情報にマッチし
たものを順次選択して読み出すとともに、フレームメモ
リ（８）に一時記憶させながらディスプレイ装置（４）
に表示する。このようにフレームメモリ（８）に一時記
憶させることにより、画像の切り換え時の次の画像を選
択時に表示画面が途切れることがなくシーン間がスムー
ズに切り換わる。

【００２１】従って、単一の音楽曲の進行に伴って歌詞
のイメージに合った画像が順次表示されることにより、
ＬＤのような高価な音楽ソフトウエアを用いることな
く、利用者は音楽曲毎に恰も専用に作成された画像であ
るかのように錯覚するような背景画像を表示することが
できる。

【００２２】また、ステージの制御について説明する
と、ステージ制御装置（９）は、記憶再生装置（２）か
ら順次読み出されるイメージ情報に合わせてステージの
スポットライトや照明器具を点灯制御する信号を出力す
る。このイメージ情報に基づきステージ制御装置（９）
が作成する信号は、従来装置のように照明を点灯および
消灯させる単なるオン・オフ信号ではないため、音楽曲
のイメージに合わせてスポットライトや各種照明の点灯
制御の他に、カラオケ装置を設置する場所に応じて照明
カーテンや競り上がり舞台或いは応援人形等の作動の制
御にも利用できる汎用性を有するものとなる。

【００２３】次に、音響効果の制御について説明する
と、音楽伴奏装置（１０）は、ＣＤプレーヤまたはＬＤ
プレーヤからなり、種々の音楽曲の情報のみが記録され
ており、曲目選択表示装置（３）により曲目が選択指示
されると、制御装置（１）により記憶再生装置（２）を
通じて指示され、記録音を再生してアンプ、エコー等の
音響装置（１１）を介してマイクロホン（１２）からの
音声とともにスピーカ（１３）から出力される。この
時、音色イメージ変換装置（１４）が、イメージ情報を
音色イメージに変換して音響装置（１１）を制御する。
即ち、音色イメージ変換装置（１４）は、イメージ情報
に合わせて特定の箇所だけエコーを効かせたり、エコー
残響時間を曲イメージに合わせて自動的に調節する。

【００２４】一般にエコーは音が長く続く場合に有効で
あるが、アップテンポの曲には不快であり、また、エコ
ーを常時動作させることでハウリング等の不快な現象が
起き易かったために、従来では使用者が自身で手動操作
していたが、このような点が、前述の音響装置（１０）
の自動制御により解消できる。また、大きく歌うべき箇
所において音量が不足していた場合にはアンプのゲイン
を大きくするよう制御し、更には、歌うべき音程のバ
ス、ソプラノ等の特性の別により制御し、歌っている人
の音程が外れた場合には音量を小さくするよう自動制御
できる。それにより、カラオケ愛好者が自身の音量を自
由にコントロール出来ないことをカバーでき、歌うべき
音と外れた音程で大きな声で歌った場合に恥じをかかな
いようにできる。このような制御は、原音に残響を付加
するリバーブや原音を電子回路で遅延させてエコーやフ
ェイザの効果を付与するディレーの遅延時間を音声に合
わせるようにする手段により行われる。

【００２５】

【発明の効果】以上詳述した如く、この発明は映像およ
び文字を表示するディスプレイ装置と、曲名と歌詞が文
字コードで記憶されるとともにこの文字コードのブロッ
ク毎に、該文字コードの音楽伴奏に対応する発声時間の
タイミングコードと、該文字コードに対応するイメージ
情報とが記憶されてなる記憶再生装置と、音楽曲の情報
のみが記録され曲目選択手段により選択された音楽曲を
音響装置を通じ再生出力する音楽伴奏装置と、曲目選択
手段により選択された音楽曲の文字コードを前記記憶再
生装置から読み出してドットイメージに変換した後に前
記ディスプレイ装置に文字で表示させるとともに、前記
タイミングコードに基づき表示文字の表示色を変えるよ
う制御する制御装置と、前記記憶再生装置から出力され
たイメージ情報により背景画像記憶装置に記憶された短
い多数の画像を選択してフレームメモリを介し、前記デ
ィスプレイ装置に表示させる背景画像選択コントローラ
と、前記記憶再生装置から出力されるイメージ情報によ
りステージのスポットライトや照明器具を点灯制御する
ステージ制御装置とを具備したことを特徴とするカラオ
ケ演奏装置であるから以下の優れた効果を奏する。

【００２６】すなわち、曲名と歌詞を文字コードで記憶
し、且つ表示の色変えのタイミングを記憶するだけであ
って記憶情報が少ないので、安価なシンセサイザー方式
の構成としながらも、既存のＬＤカラオケ装置やＣＤカ
ラオケ装置と同様に伴奏の進行に応じて表示歌詞を色変
えして明確明示できる。また、音楽曲の文字コードのブ
ロック毎に記憶したイメージ情報を記憶再生装置から出
力させ、そのイメージ情報に基づき背景画像記憶装置か
ら短いシーンの画像を選択してフレームメモリに一時記
憶させるようにすれば、単一の音楽曲の演奏進行に伴っ
て歌詞のイメージに合った画像を順次表示でき、ＬＤの
ような高価な音楽ソフトウエアを用いることなく、利用
者に音楽曲毎に恰も専用に作成された画像であるかのよ
うに錯覚するような背景画像を表示できる。

【００２７】更に、ステージ制御装置でイメージ情報に
基づき信号を作成するため従来装置のように照明を点灯
および消灯させる単なるオン・オフ信号ではなく、音楽
曲のイメージに合わせてスポットライトや各種照明の点
灯制御の他に、カラオケ装置を設置する場所に応じて照
明カーテンや競り上がり舞台或いは応援人形等の作動制
御にも利用できる。更にまた、音色イメージ変換装置に
よりイメージ情報を音色イメージに変換して音響装置を
制御するようにすれば、音楽曲に合わせて特定の箇所だ
けエコーを効かせたり、エコー残響時間を曲イメージに
合わせて自動的に調節したり、或いは大きく歌うべき箇
所において音量が不足していた場合にはアンプのゲイン
を大きくするよう制御したりすることもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係るカラオケ演奏装置の一実施例を
示すブロック構成図である。

【符号の説明】

１ 制御装置 ２ 記憶再生装置 ３ 曲目選択表示装置 ４ ディスプレイ装置 ５ 歌詞表示ドライバ ６ 背景画像コントローラ ７ 背景画像記憶装置 ８ フレームメモリ ９ ステージ制御装置 １０ 音楽伴奏装置 １１ 音響装置 １４ 音色イメージ変換装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 映像および文字を表示するディスプレイ
   装置と、曲名と歌詞が文字コードで記憶されるとともに
   この文字コードのブロック毎に、該文字コードの音楽伴
   奏に対応する発声時間のタイミングコードと、該文字コ
   ードに対応するイメージ情報とが記憶されてなる記憶再
   生装置と、音楽曲の情報のみが記録され曲目選択手段に
   より選択された音楽曲を音響装置を通じ再生出力する音
   楽伴奏装置と、曲目選択手段により選択された音楽曲の
   文字コードを前記記憶再生装置から読み出してドットイ
   メージに変換した後に前記ディスプレイ装置に文字で表
   示させるとともに、前記タイミングコードに基づき表示
   文字の表示色を変えるよう制御する制御装置と、前記記
   憶再生装置から出力されたイメージ情報により背景画像
   記憶装置に記憶された短い多数の画像を選択してフレー
   ムメモリを介し、前記ディスプレイ装置に表示させる背
   景画像選択コントローラと、前記記憶再生装置から出力
   されるイメージ情報によりステージのスポットライトや
   照明器具を点灯制御するステージ制御装置とを具備した
   ことを特徴とするカラオケ演奏装置。
2. 【請求項２】 前記記憶再生装置から出力されるイメー
   ジ情報により前記音響装置を制御する音色イメージ情報
   を作成する音色イメージ変換装置を具備したことを特徴
   とする請求項１に記載のカラオケ装置。