JPH0522365Y2 - - Google Patents

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JPH0522365Y2
JPH0522365Y2 JP11590088U JP11590088U JPH0522365Y2 JP H0522365 Y2 JPH0522365 Y2 JP H0522365Y2 JP 11590088 U JP11590088 U JP 11590088U JP 11590088 U JP11590088 U JP 11590088U JP H0522365 Y2 JPH0522365 Y2 JP H0522365Y2
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side dam
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dam block
length
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、溶湯から鋳片を製造するベルト式連
続鋳造機のサイドダムに関する。[従来の技術] 第3図は、本考案を実施するベルト式連続鋳造
機の例を示す図である。11及び11′はそれぞ
れ無端ベルトで矢印12の方向に平行に走行す
る。1は多数のサイドダムブロツクで、リンクチ
エーンに連結されており、無端ベルト11,1
1′の左右の端部に配され、且つ無端ベルトに挟
まれて無端ベルトと同期した速度で無端状に走行
するサイドダム13,13′を形成する。溶湯1
4は11,11′と13,13′とで形成されたス
ペース(鋳型)内に注入されるが、無端ベルトは
裏面が冷却装置15で冷却されているため、溶湯
は走行中に凝固して凝固鋳片16として連続的に
取り出される。
第4図は従来のサイドダム13の走行を示す図
である。各サイドダムブロツク1は、ガイド2に
誘導されて走行するローラチエーンのローラ3−
1と3−2とを連続するリンクプレート4に取付
けられて矢印12の方向に走行する。
尚ガイドの幅L2はローラ3−1や3−2の直
径よりもギヤツプL2だけ広く設定されている。
例えばリンクチエーンをスプロケツト(図示しな
い)等で上部からPの力を与えて走行させると、
ギヤツプL1があるため、第4図の如くローラ3
−1はガイド2の左側に片寄り、ローラ3−2は
ガイド2の右側に片寄つて走行する。従つて第4
図の状態では、サイドダムブロツク1は上方のサ
イドダムブロツク1Aと接触する面の溶湯側のみ
が接触し、サイドダムブロツク1の上面(1Aと
向き合つた面)は加圧されてへたりや摩耗が発生
し易く、又サイドダムブロツク1は下方のサイド
ダムブロツク1Bとは溶湯側で離れているため、
この隙間に溶湯が侵入して湯差し事故等を発生さ
せる。ギヤツプL1を小さく設定すると、上記の
害は軽減できるが、リンクチエーンのローラの円
滑な走行が妨げられる。
第5図は実開昭62−142458号公報に記載の連続
鋳造機である。即ちこの考案は、鋳片20の出側
で無端状のサイドダムが回転する際、サイドダム
ブロツク303−1と30−2との間に隙間hが
生成し、異物40が落下してこの隙間hに噛み込
まれるために、サイドダムブロツクの形状を30
−3や30−4の如く、回転路の形状に適した台
形とするものである。しかしこの方法では30−
5と30−6とのローラのピツチl10は、30−
3と30−4とのローラのピツチl20とは相違す
るため、例えばローラ61−1と60−2とを連
続させて一本のチエーンリンクを形成する事が不
可能となる。
さらに、サイドダムブロツクは矢印の方向に回
動するため、例えばサイドダムブロツク30−5
と30−6は互いに接触する面の鋳片側のみが接
触し、互いに加圧されてへたりや摩耗が発生し易
い欠点を有している。
従つて実開昭62−142458号公報の考案は、各サ
イドダムブロツクをローラチエーンに連結させ
て、簡易に走行力を付与せしめる本願の考案とは
異なるとともに、上記のような欠点を有している
ため実用的なサイドダムブロツクの形状とはなら
ない。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、ガイド2との間にL1のギヤツプを
有してロータ3−1や3−2が円滑に走行できる
サイドダムにおいて、各サイドダムブロツクのへ
たりや摩耗が抑止でき、且つサイドダムブロツク
間の湯差しの発生が防止できるサイドダムを開示
するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は平行に走行する2枚の無端ベルト1
1,11′の両側部に配されて無端ベルトに挟ま
れながら無端ベルトと同期した速度で走行する多
数のサイドダムブロツク1を連結してなるベルト
式連続鋳造機のサイドダム13,13′において、
サイドダムを構成する各サイドダムブロツク1
が、ガイド2に誘導されて走行するローラチエー
ンのローラ3−1と3−2とを互いに連結するリ
ンクプレート4に取付けられ、隣接する各サイド
ダムブロツク1の相対する面のうち溶湯と接する
側の幅lcの部分が各サイドダムブロツクについて
平行な面を形成していて、溶湯側の長さl1がロー
ラ3−1,3−2のピツチと同じ長さで且つロー
ラ側の長さl2がl1より短いテーパー状である事を
特徴とする、ベルト式連続鋳造機のサイドダムで
ある。
[実施例] 以下、図面を参照しながら実施例により本考案
の特徴を具体的に説明する。
第1図は本考案のサイドダムブロツクとその取
付け状態を示す図である。サイドダムブロツク1
がガイド2に誘導されて走行するローラ3−1と
3−2とを互いに連結するリンクプレート4に取
付けられている。又サイドダムブロツク1は溶湯
側の長さがローラ3−1,3−2のピツチと同じ
l1の長さで、隣接する各サイドダムブロツク1の
相対する面のうち溶湯と接する側の幅lcの部分が
各サイドダムブロツクについて平行な面を形成し
ており、且つ溶湯側と反対の面はローラ側の長さ
l2がl1よりも短いテーパー状である。後で第2図
に図示するが、このサイドダムブロツクを下方に
隣接するサイドダムブロツクと密着させるため
に、面a,bはガイド2に垂直である事が好まし
い。従つてサイドダムブロツクに設けるテーパー
の角度は、リンクプレートが最大に傾斜した際の
5−1と5−2とを結んだ直線のガイド2に対す
る傾斜角度αと同じに設定する事が好ましい。第
2図は、本考案のサイドダムブロツクを連結して
走行するサイドダムの例を示す図である。
本考案のサイドダムブロツクは、隣接する各サ
イドダムブロツク1の相対する面のうち溶湯と接
する側の幅lcの部分が各サイドダムブロツクにつ
いて平行な面を形成しており、サイドダムブロツ
ク間に加圧が生じてもサイドダムブロツクのヘタ
リを防止する。一般にサイドダムブロツク間には
隙間の発生しないことが好ましいが、仮に隙間が
発生しても溶湯が差込まない範囲の隙間は操業上
許される。
第2図において、サイドダムブロツクの溶湯側
の長さをl1、隣接するサイドダムブロツクが面接
触し得る溶湯側の平行部の長さをlc、ガイド2と
ローラ3とギヤツプをL1とすると、次式が成り
立つ g=2×lc×L1/l1 従つて、サイドダムブロツクの平行部の長さlc
は、 lc=g×l1/2×L1 溶鋼を鋳造する場合、隣接するサイドダムブロ
ツク間の隙間が0.15mm以下であれば湯差しのない
ことが実験的に確かめられている。
ここで仮に、サイドダムブロツク間の隙間を
0.1mm許容するとし、サイドダムブロツクの長さl1
を70mm、ガイドとローラのギヤツプL1を0.5mmと
すると、サイドダムブロツクの平行部の長さlc
7mmとなる。
サイドダムブロツク間の隙間の許容値は、鋳造
される溶融金属によつて異なり、またガイドとロ
ーラのギヤツプL1はブロツクの大きさは設備に
よつて異なるが、前記式を活用することによつ
て、隣接するサイドダムブロツクのリンクチエー
ン側がお互いに面接触し、溶湯側のサイドダムブ
ロツク間に隙間が発生しても、湯差しを発生させ
ずに済む。
[考案の効果] 本考案を実施する事により、ガイド2にローラ
3−1や3−2を円滑に走行させるためのギヤツ
プL1が存在する場合も、サイドダムブロツクの
へたりや摩耗が抑止でき、且つサイドダムブロツ
ク同志の間への湯差しを防止する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のサイドダムブロツクとその取
付け状態を示す図、第2図は本考案のサイドダム
の例を示す図、第3図はベルト式連続鋳造機を示
す図、第4図は従来のサイドダムの例を示す図、
第5図は従来のサイドダムの他の例を示す図、で
ある。 1……サイドダムブロツク、2……ガイド、
3,3−1,3−2……ローラ、4……リンクプ
レート、11,11′……無端ベルト、12……
サイドダム走行方向、13,13′……サイドダ
ム、14……溶湯、15……冷却装置、16……
凝固鋳片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行に走行する2枚の無端ベルトの両側部に配
    されて無端ベルトに挟まれながら無端ベルトと同
    期した速度で走行する多数のサイドダムブロツク
    1を連結してなるベルト式連続鋳造機のサイドダ
    ムにおいて、サイドダムを構成する各サイドダム
    ブロツク1は、ガイド2に誘導されて走行するロ
    ーラチエーンのローラ3−1と3−2とを互いに
    連結したリンクプレート4に取り付けられ、隣接
    する各サイドダムブロツク1の相対する面のうち
    溶湯と接する側の幅lcの部分が各サイドダムブロ
    ツク1について平行な面を形成していて、溶湯側
    の長さl1がローラ3−1,3−2のピツチと同じ
    長さで且つローラ側の長さl2がl1よりも短いテー
    パー状である事を特徴とする、ベルト式連続鋳造
    機のサイドダム。
JP11590088U 1988-09-05 1988-09-05 Expired - Lifetime JPH0522365Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11590088U JPH0522365Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05

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JP11590088U JPH0522365Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05

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Publication Number Publication Date
JPH0238151U JPH0238151U (ja) 1990-03-14
JPH0522365Y2 true JPH0522365Y2 (ja) 1993-06-08

Family

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JP11590088U Expired - Lifetime JPH0522365Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05

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