JPH05222690A - 製紙機械のプレス部及びウエブをプレスして脱水する方法 - Google Patents

製紙機械のプレス部及びウエブをプレスして脱水する方法

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JPH05222690A
JPH05222690A JP3823491A JP3823491A JPH05222690A JP H05222690 A JPH05222690 A JP H05222690A JP 3823491 A JP3823491 A JP 3823491A JP 3823491 A JP3823491 A JP 3823491A JP H05222690 A JPH05222690 A JP H05222690A
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JP
Japan
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press
felt
web
nip
roll
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Application number
JP3823491A
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English (en)
Inventor
Donald A Ely
エリー、ドナルド・アレキサンダー
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Beloit Corp
Original Assignee
Beloit Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製紙機械のプレス部において、ウェブの脱
水、フェルトの摩耗の防止を効果的に行ない、かつウェ
ブの両面からクロスマシン方向に一様な脱水を行って、
二面性がなく、かつ一様性のある紙を形成する。 【構成】 プレス部に二重掛けのフェルトが通過する4
個のニップN1〜N4と5枚のフェルトF1〜F5を設
ける。各ニップN1〜N4は直通型であり、2枚のフェ
ルトがウェブを挟んで通過する。第1のフェルトF1は
形成用ワイヤFDよりウェブWを受取って第2のフェル
トF2と共に第1のニップN1を通過し、第1のニップ
を通過したウェブWは第2のフェルトF2によって支持
される。後続のニップN2〜N4の各々では、ウェブを
支持した一方のフェルトが新しい他方のフェルトと共に
ウェブWを挟んで同ニップを通過し、ニップ通過後この
他方のフェルト上にウェブWを支持し、この他方のフェ
ルトと更に新しいフェルトによってウェブWを挟んで次
のニップを通過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製紙に関するものであ
る。更に詳細には、本発明は、新しく形成された湿った
ウェブを協働する対をなすプレスロールの間でプレスし
て走行ウェブから水を並走するフェルト内に機械的に抽
出する製紙機械のプレス部およびウェブをプレスして脱
水する方法に関する。なお更に詳細には、本発明は、各
々が二重フェルト掛けの四つのニップを備え、全部で五
つのフェルトを使用するプレス部に関する。
【0002】
【従来の技術】製紙業界では、製紙機械のプレス部とし
ては多数の形式のものが知られており、使用されてい
る。代表的なものでは、プレス部は、湿ったウェブを、
荷重がかけられる協働プレスロール間でニップ接触線の
圧力下で抜取られる水を受ける一つまたは二つのループ
状フェルトと共に二つのニップ形成プレスロールの間を
通過させるように作動する。ロールの表面は、平坦、溝
付き、および穴あきのような種々の形態を取ることがで
きる。通常は、ただし必らずしも全部ではないが、穴は
ロールシエルを通してあけられ、ロール内部の真空源に
より大気以下の圧力(真空)をウェブに与えることがで
きるようにしている。また、ロールは、種々な程度の硬
度を有する天然または人工のゴム複合体から成るカバー
を備えることができる。ロールは表面をウェブとの親和
性をゴムより大きくするように固い花こう岩で作ること
もできる。前記の各ロール表面構成には長所があり、ま
た、或る条件下では、各構成に幾つかの短所がある。
【0003】吸引プレスロールでは、その穴に水を受
け、ロールの内部の真空を利用してロール・カバーがニ
ップを通過して回転することができるのに充分な時間だ
けロール・カバーの穴に水を保持し、その時間が経過し
たとき真空を解除して水を処理用の水受けに排出するこ
とができるという長所がある。しかし、このようなプレ
スロールは、一定のローラ回転速度以上ではその穴付き
カバーにかなりな量の水を保持することができず、か
つ、穴付きロールカバーは極端に高いニップ圧力に耐え
ることができない。最後に、ロールカバーの穴は、圧力
が一定値を超えればプレスフェルトを通してウェブにシ
ャドーマークを生ずる可能性があるので、ニップの圧力
を制限するように作動することもできるようになってい
る。
【0004】円周方向に延びる等間隔に設けられた複数
の環状溝を有するプレスロールは、一般に、吸引プレス
ロールと同等以上の速度で同等以上の量の水をウェブか
ら中間フェルトを通して除去することができるが、溝付
きロールも一定の作動条件下ではウェブにマークを作り
やすく、ウェブからの脱水が平坦部と穴とで一様ではな
い。
【0005】溝付きロール、穴付き吸引ロール、いわゆ
るめくら穴ロール(すなわち、穴があけられてはいるが
その穴はカバーを貫通していないロール)、および平坦
面ロールは、製紙機械のプレス部に関する多数の特許に
より示されているように種々の組合せで使用されてき
た。プレスロールの形式のこれら組合せの或る物は単一
プレスフェルトを使用し、また或る物はウェブがフェル
ト間のプレスニップを通過するようにした二重プレスフ
ェルトを使用している。従来のプレス構成は、すべて、
程度は異るが成功を収めて、生産される紙の特定の等級
の品質を同等以上に保ちながら製紙の速度を増大させて
きた。或るプレス構成は、第1および第2のプレスニッ
プでの最初の脱水の速さに長所があり、或る物はプレス
部の終端で得られる脱水の全量に長所があり、或る物は
優れた走行性と速度とを示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の各々のプレスロ
ール構成に伴って生ずる問題は、機械の速度が、紙ウェ
ブを非能率にでもそれ以上脱水することができない速度
に、または紙ウェブの一方の面または両面の品質を維持
することができない速度に到達するということである。
時には、与えられたプレス構成において、一定の速度を
超えれば、ウェブは脱水することもその品質を維持する
こともできない。時には、フェルトの調整や破断片の除
去のような、プレス部の走行性に影響する因子は、その
他の場合より一層重要になることもある。
【0007】異なるプレス構成において異なる速度で発
生する他の問題は、ウェブがプレスニップを通過した時
に再び加湿されること、およびウェブが連続するニップ
間を支持なしで走行するとき生ずるウェブのフラッター
である。一般に、再加湿は、水をフェルトまたはロール
カバーの割れ目に保持している圧力が解放されるため、
ロールカバー構成、フェルトおよびニップの圧力が、プ
レスニップの直後に水がフェルトからウェブの表面に出
てくるように組合わされているとき発生する。ウェブの
フラッターは、ウェブが風の流れおよび機械の振動によ
り支持フェルトまたはロール面の間のオープンドローの
長さの関数としてはためくときのウェブの不安定性のた
めに発生する。
【0008】したがって、本発明の目的は別々の五つの
フェルトを利用する四つのプレスニップを有するプレス
部を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、各々が二重フェルト
掛けの四つのプレスニップを有し、各フェルトが二つの
ニップだけを通過するプレス部を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、各ニップが二つの別
個のロールを利用するプレス部を提供することである。
【0011】本発明の更に他の目的は、オープンドロー
の無いプレス部を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段,作用】製紙機械のプレス
部の作動に関連する前述の問題は、本発明により大幅に
減小する。四つの直通型プレスニップが設けられてお
り、その各々は二重フェルト掛けで、ウェブの両側から
脱水することができる。これに加えて、ウェブは四つの
ニップの各々の間で一つのニップから次のニップへ一つ
のフェルトの面上に常に支持されている。
【0013】連続する各プレスニップは、各フェルトが
通過する最下流のニップの後で各フェルトのループの中
にあるフェルト調整装置から新しくニップを通過する上
側または下側のフェルトを交互に備えている。更に、下
流方向に順次整列されている各フェルトは、プレス部を
通って走行するウェブのいずれかの側で交互に二つのプ
レスニップだけを通過する。第1のフェルトは形成用ワ
イヤの上方でウェブをつかみ、次いで第1のプレスニッ
プを通過する。これらすべてにより、脱水、フェルト摩
耗、およびニップ間におけるウェブの制御が更に一様に
なる。各ニップは二重フェルト掛けであり、各ニップは
二つの異なるプレスロールを使用しており、各ニップは
直通型のものであり、各ニップは一つの新しく調整され
たフェルトを利用しており、フェルトは順次ニップを通
過するにつれてウェブの上側から下側へ交替する。望ま
しい実施態様では、プレスロールはすべて平坦面ロール
から構成されている。
【0014】本発明の特徴は、四つのプレス組合せを使
用していることであり、その各々は平坦面プレスロール
を使用している。
【0015】本発明の利点は、その走行性および破断片
除去の容易さである。本発明のこれらの、および他の目
的、特徴、および利点は、当業者には付図に関連する好
適実施例の説明を読めば容易に明らかになるであろう。
【0016】なお、本発明は、1989年5月15日出
願の米国特許出願第07/352,850号の継続出願
に係るものであって、同米国特許出願第07/352,
850号の記載のすべては、引用されて本明細書に組入
れられるものとする。
【0017】
【実施例】図1に示すとおり、矢印A1の方向に走行す
る製紙機械の形成用ワイヤF0は、ワイヤ転回ロール2
0の上を走行する。第1のプレスフェルトF1は、それ
がまわりを走行するピックアップロール9により形成用
ワイヤのスパン上のウェブに伴走状態で接触する。
【0018】ピックアップロール9の下流に、プレスロ
ール1,2から成る第1のプレスがある。下部プレスフ
ェルトF2は、ウェブWおよびフェルトF1と共に、ニ
ッププレスロール1,2の間のニップN1を通って走行
するように配設されている。二つのフェルトF1,F2
は無端ループを形成し、通過する最後のプレスニップの
下流にそのそれぞれのループ内にフェルト洗浄用設備2
1,22を備えている。
【0019】ニップN1の下流に、プレスロール3,4
の間に形成された第2のプレスニップN2がある。上部
フェルトF3は、下部フェルトF2の上(外)面で運ば
れているウェブWと共にニップN2を通過するように構
成されている。下部フェルトF2もニップN2を通過す
る。
【0020】ニップN2の下流のプレスロール5,6の
間に第3のプレスニップN3がある。ニップN2の下流
で、ウェブWはF3の下(外)面に付着し、下部フェル
トF4と共にニップN3を通過する。
【0021】ニップN3の下流にプレスロール7,8の
間に配置された第4のニップN4がある。ニップN3の
下流で、ウェブWは下部フェルトF4の上(外)面に移
されており、上部フェルトF5と共にニップN4を通っ
て走行する。ウェブWはフェルトF5上に残り、第1の
ドライヤロール15と接触し、ウェブがこれに移る。ド
ライヤフェルトFDは、ドライヤロール15の表面の下
流部分でウェブと伴走状態で接触し、ウェブWはフェル
トFDに移り、ドライヤロール16により例示したよう
にドライヤ部を通って引続き走行する。
【0022】図面において、異なる図での対応する要素
は、説明の目的で異なる百位の数字で区別してある。
【0023】図1に示す望ましい実施例では、各プレス
ロール1,2,3,4,5,6,7,および8の表面は
平坦である。すなわち、各ロールの表面は、比較的硬い
不透水性ゴムカバーから成る滑らかな連続円筒の形態を
取っている。ウェブは、ニップN1の後フェルトF2
に、ニップN2の後フェルトF3に、ニップN3の後フ
ェルトF4に、およびニップN4の後フェルトF5に、
次に述べる二つの手法のいずれかまたは両者の組合せに
より、移される。第1の、しかも最も好ましいものは、
連続するフェルトF1〜F5のウェブ接触面に順次目の
細かくなるファイバから成り、かつ順次滑らかになるウ
ェブ接触面入れ綿(batt)を有するフェルトを使用する
ことである。かくして、フェルトF2は、フェルト1よ
り目の細かいウェブ側入れ綿を備えることになり、ウェ
ブはニップN1の後でフェルトF2に付着しやすくな
る。ニップN2の後、ウェブはより目の細かい入れ綿表
面を有するフェルトF3に付着しやすくなり、フェルト
F4,F5についても同様である。
【0024】第2の手法は、特定のニップの直後のフェ
ルト案内ロール10を同ニップにある他のフェルトを導
くように設置し、ウェブを付着させたいフェルトがそれ
が接触するプレスロールに巻付くより大きな距離、また
は大きな巻付き角だけ他のフェルトをそれが接触するプ
レスロールにわずかに巻付けるようにすることである。
このようにして、ニップN1の直後に、フェルトF1は
フェルトF2およびウェブWが走行している実質上水平
の平面から上方へ導かれる。同様に、ニップN2の下流
で、フェルトF2は、ロール3,4の回転軸間の線に実
質上垂直なフェルトF3およびウェブWの走行平面に対
して或る角度で下方に導かれる。ニップN3およびN4
に関する構成は、それぞれニップN1およびN2に関す
る説明に対応する。本発明のニップN1〜N4の直通ニ
ップ構成では、二重フェルト掛けニップの各々でどのフ
ェルトもかなりの距離にわたってプレスロールに巻付か
ないが、各ニップでフェルトの一つがわずかな距離だけ
プレスロールに巻付いてウェブを他のフェルトに移載す
る。
【0025】ループ状フェルトF1,F2,F3,F
4,およびF5はすべて対応するフェルト案内ロール1
0の上を走行し、その表面は、そのそれぞれの最初のニ
ップを通過するために準備が行われるようにフェルトを
実質的に脱水する概略的に示されたフェルト調整器21
〜25により調整される。洗浄用/潤滑用シャワー26
がフェルト調整器の上流の各フェルトの外側上方に設置
されている。洗浄用および潤滑用のシャワーは別々の装
置とすることもできる。
【0026】加圧流体噴射手段12,13,および14
は、望ましい実施例では、その長さに沿って間隔をおい
て設置された複数のノズルを有するクロスマシン方向へ
延長するパイプから成り、かつ水蒸気のような加圧流体
の源(図示せず)により流体が供給されるが、これら
は、それぞれフェルトF2,F3,およびF4の各々の
ウェブ側に設置され、加圧空気をニップN1とN2との
間、N2とN3との間、およびN3とN4との間のスパ
ンにあるウェブに対して導き、万一ウェブまたはウェブ
の一部がそのフェルトから瞬時に離れるようになる場
合、ウェブがそのフェルトと伴走関係に止まるように補
助する。対応する吸引箱12′,13′,14′は噴射
手段12,13,14の各々の下のフェルトの下に設置
され、この作動の補助を行う。
【0027】図1に示す望ましい実施例では、各プレス
ロール1〜8はいわゆる平坦プレスロールによって構成
されている。すなわち、各プレスロールの表面は滑らか
な連続円筒面から構成されている。各プレスロールの外
周は硬いゴムカバーから作られるのが望ましい。
【0028】図2、図3、および図4に示す別の実施例
では、プレスロールは、その外面が平坦で滑らかな円筒
面から成るという意味では、すべて平坦ロールによって
構成されていない。図2では、各プレスロールは溝付き
ロールによって構成されている。このような溝付きロー
ルは、ロールの表面に沿って軸方向に等間隔に設けられ
た複数の円周溝のあるゴムカバーを有するロールである
ことが望ましい。ロールは、したがって、図1に示す平
坦面プレスロールと同じように、不透水性であるが、溝
は、ウェブがニップを通過するときにウェブからしぼり
出されそのいずれかの側にあるフェルトに入った水を収
容する。これにより、更に多くの水を溝付きローラの平
地部の上にあるフェルトおよびウェブからしぼり出すこ
とができ、または水を更に高い単位ニップ圧力でしぼり
出すことができ、またはその両者が可能になる。単位ニ
ップ圧力は、溝により作られるニップ線に沿う接触域が
小さくなっているため、ニップロール間に加えられる与
えられた負荷力で一層高くなる。
【0029】図3に示す実施例では、上部プレスロール
201は溝付きプレスロールによって構成されている
が、下部プレスロール202は吸引プレスロールによっ
て構成されている。吸引プレスロールは、ゴムで覆われ
ているロールシエルを備えているのが望ましく、非常に
多数の穴が一様なパターンでカバーおよびロールシエル
を通してあけられていて、フェルトがニップを通過する
につれてフェルトからしぼり出される水を円筒面上の穴
に受け、概略的に符号219で示した吸引グランドによ
り穴あきロールシエルの内面の長手方向に延びる区画に
加えられる大気圧以下の圧力(真空)により、その穴の
中にしぼり出された水を保持する。吸引ロールの吸引グ
ランドは、ウェブを吸引ロール202の上にあるフェル
トF2に積極的に移載するようにも作動する。この実施
例では、他のプレスロール203〜208は、平坦カバ
ー付きプレスロールか、または溝付きプレスロールであ
る。
【0030】図4に示す実施例では、互い違いの上部お
よび下部のプレスロール302,303,306,およ
び307は吸引プレスロールであるが、プレスロール3
01,304,305,および308は平坦カバー付き
または溝付きのプレスロールである。各吸引プレスロー
ルは、それぞれのロール302,303,306,およ
び307の内部に大気圧以下の圧力を供給する吸引グラ
ンド319,329,339,および349を備えてい
る。
【0031】一定の作動条件のもとでは、吸引ロール3
02,303,306,および307をいわゆるめくら
穴ロールに置き換えることができる。このようなめくら
穴ロールは、カバーにあけられた穴がロールシエルを貫
いていないのでニップにあるウェブの下のフェルトにロ
ール内の真空圧の源から大気圧以下の圧力を供給するこ
とができないという点を除いては、通常の吸引ロールの
ように見えるゴムカバーを備えている。
【0032】このプレス部の性能を高め、その作動を可
能な限り良好にするためには、フェルト31のウェブに
接触する側の織地面32の目を比較的細かくし、ウェブ
から遠い面33のメッシュを比較的粗く、開いているよ
うにするのが望ましい。このようなフェルトを図5に断
面で示す。このプレス部は各ニップの新しく調整された
フェルトと関連して四つの直通形のプレスニップ構成
(すなわち、ウェブがロールにあまり巻付かずに真直ぐ
通過する)を利用しているので、個々のニップはウェブ
から水を極めて良く除去する。直通ニップ構成では、ウ
ェブはプレスニップを通過してからロール面上のフェル
トに円周方向走行の非常にわずかな部分だけ留まるか、
または組合せプレスロールをなすロールの回転軸を含む
仮想平面に実質上垂直な平面内において二つのロールか
ら離れるように導かれる。このような直通プレス構成で
は、フェルトがニップを通るその通路で減圧されると
き、フェルトから現われる水でウェブが再加湿される機
会が少い。更に、その各々が各ニップにおいて順次新し
いフェルトを下部および上部の位置に交互に用いている
二つの異なるプレスロールを利用する四つの連続ニップ
により、比較的目の細かいフェルトを使用することが可
能になる。この二つの利点により、フェルトの目の細か
な織地面と相まって、ウェブの上面および下面へのフェ
ルトの適用が対称的であるため、ファインの保持を良好
にし、かつ紙の両表面の一様性を促進しながら脱水の向
上が可能となる。最後に、四つの別々にフェルト掛けし
たニップにより、機械速度が増大するにつれてプレス部
を出るウェブの乾燥が良好になる。
【0033】第1および第2のニップフェルトのフェル
トファイバは、第3および第4のニップフェルトでのフ
ァイバより粗いのが望ましい。したがって、第1および
第2のニップフェルトを約15デニールの範囲のファイ
バで構成することができ、第3および第4のニップフェ
ルトをそのウェブ接触面で約3デニールの範囲のファイ
バで構成することができる。これらのフェルトの他の側
(フェルトのシート側と反対の側)は、脱水を容易にす
るため粗いファイバにする。
【0034】図6は、駆動されるフェルト案内ロール1
0′をループ状フェルト、好ましくはフェルトF4およ
び/またはF5の中に設置し、フェルトを脱水するよう
作動することができる仕方を示す。ロール10′は、フ
ェルト速度の約110パーセントから約150パーセン
トで駆動されて、水をフェルトからその内面の比較的大
きいメッシュの外へ誘い出す。ドクター27はロールの
表面と係合してそれにより運ばれた水をフェルトからす
くい取って集め、最終的に放出する。このような駆動さ
れるフェルト案内ロールを、図1ではフェルト5の内部
に示してあるが、図2〜図4の装置と関連して使用する
ことができる。
【0035】図7は、ウェブがニップを通過するときウ
ェブに接触するフェルトの外面に対して熱風のジェット
を放射するノズル30を備えている脱水・フェルト調整
装置を示す。熱風ジェットは、約0.02インチのよう
に非常に狭く、かつ、ウェブの幅一杯に広がり、ウェブ
がフェルト案内ロール10″の上を通過するときにウェ
ブに打ち当る。ウェブはこのようにして調整され、その
ループ状走行径路の第1の上流ニップを通過する前に脱
水されて新鮮になる。
【0036】図6および図7に示す脱水装置の目的は、
フェルトF4およびF5を可能な限り乾燥して走行させ
ることである。いずれかのフェルトF4,F5に関連し
ていずれかの装置を使用することができる。これらは例
示のためのものであって、使用できる脱水装置の形式に
関しては、それに限定されるものではない。
【0037】作動時、特に図1を参照し、および一般的
に図2〜図4を参照すると、ウェブWは形成用ワイヤF
0から、フェルトF1を形成用ワイヤ上のウェブに向け
て押すピックアップロール9の吸引グランド17の大気
圧以下の圧力により押される。ウェブはフェルトF1の
下側により運ばれ、それが通過するロール1と2との間
のニップN1で、またはその直前で、下部フェルトと伴
走状態で接触する。先に述べたように、次の下流ニップ
を通って走行しないフェルトから次の下流ニップを通過
するフェルトにウェブを移す好ましい方法は、次のニッ
プで上側および下側の位置に交替するウェブに面するそ
の側に連続して目の細かい入れ綿を有するフェルトを使
用することである。したがって、フェルトF5はフェル
トF4より目が細かく、フェルトF4はフェルトF3よ
り目が細かく、フェルトF3はフェルトF2より目が細
かく、フェルトF2はフェルトF1より目が細かい。
【0038】他のウェブ移送技法は、ウェブが付着する
フェルトに対してウェブを離れるフェルトを位置決めす
ることに関連して、選択されたフェルトを使用するか、
または上述のように順次目の細かくなる入れ綿フェルト
を使用することである。この方法では、ループ状フェル
トF1の内部にあるニップN1の直ぐ下流のフェルト案
内ロール10が、フェルトF1を、プレスロール2と4
との間のフェルトF2の走行面から上向きに小さな角度
で案内する。これにより生ずるフェルトF1のウェブに
対する面積は、フェルトF2のニップN1の下流の直ぐ
近くでのウェブに対する面積と比較して小さく、かつウ
ェブがプレスロール3と4との間をニップN2に向って
走行するときウェブWがフェルトF2の上に維持される
という効果がある。ウェブをフェルトF2の上に更に確
実に維持するために、水蒸気加圧ノズル12をフェルト
F1とF3との間のスパンにあるフェルトF2の上のウ
ェブの外側に設置してウェブへ向う加圧水蒸気の流れを
維持する。
【0039】ウェブがフェルトF2の上をニップN2へ
向って運ばれるときに、ループ状フェルトF3はそのフ
ェルト案内ロール10により案内されてロール3と4と
の間のニップN2で、またはその直前でフェルトF2の
上にあるウェブの外面と伴走状態で接触する。ニップN
2の直ぐ下流で、ループ状下部フェルトF2はフェルト
案内ロール10によりロール3と5との間のフェルトF
3の走行平面から離れて下向きに案内される。これによ
り生ずるウェブとフェルトF3との間の接触面積は、ニ
ップN2の出行側の直ぐ近くのウェブとフェルトF2と
の間の接触面積に比較して大きく、対応してウェブがフ
ェルトF3の上に留まるという効果がある。加圧空気ノ
ズル13はフェルトF2とF4との間のフェルトF3の
上にあるウェブの外側に設置され、加圧空気をウェブに
向け、ウェブをニップN2とN3との間のフェルトF3
と接触したままにさせる。
【0040】ニップN2の下流で、ウェブはフェルトF
3に載って走行し、ループ状下部フェルトF4は、プレ
スロール5と6との間のニップN3で、またはその直前
で、ウェブと伴走状態で接触する。N3の下流で、ルー
プ状フェルトF3の中のフェルト案内ロール10はフェ
ルトF3を上方に、下部プレスロール6と8との間のル
ープ状下部フェルトF4の平面から離れて案内する。ウ
ェブWはフェルトF1からフェルトF2へのウェブの移
載に関連して説明したと同じ様式で下部フェルトF4に
移される。ウェブはこのようにしてフェルトF4により
プレスロール7と8との間のニップN4に運ばれる。
【0041】フェルトF4に載っているウェブがニップ
N4に近づくときに、ループ状上部フェルトF5はフェ
ルト案内ロール10によりニップN4で、またはその直
前で、ウェブと伴走状態で接触する。ウェブはこのよう
にしてニップN1,N2,N3を通るその二重フェルト
式通過と同じ状態でフェルトF4,F5と二重フェルト
式接触でニップN4を通過する。
【0042】ニップN4の下流で、ループ状下部フェル
トF4の内部のフェルト案内ロール10は、ニップN4
とループ状フェルトF5の内部の下流フェルト案内ロー
ル10でフェルトF5が案内されるドライヤロール15
の上面との間のその走行部分でフェルトF4を上部フェ
ルトF5の平面から離れるように導く。ウェブWは、ニ
ップN2からのウェブの出行に関して説明したフェルト
F3の外面に移載されると同じ状態でフェルトF5の外
面に移載される。
【0043】このようにして、方向矢印28で示したよ
うに垂直に上下に動くことができる下流フェルト案内ロ
ール10によりドライヤロール15と接触させられるフ
ェル.F5により、ウェブはドライヤロール15に導か
れ、移載される。フェルトがドライヤロール15の表面
上を走行するにつれて、矢印A2の方向に走行するドラ
イヤフェルトFDはウェブと伴走状態で接触し、ウェブ
は吸引ロール34の補助を得てループ状フェルトFDの
外面に移載され、ロール16で例示されるにドライヤ部
の残りを通って導かれる。
【0044】ループ状フェルトのすべてには、フェルト
を所要乾燥程度にまで調整し脱水する洗浄用シャワー2
6およびフェルト調整器21〜25が設けられている。
これに加えて、図1および図6に示すように、上部フェ
ルトF5にはフェルト案内ロール10′の表面と係合し
てそのフェルトを更に脱水するドクター27が設けられ
ている。同様に、図1および図7に示すように、下部フ
ェルトF4は熱風の加圧流れをフェルトの外側に導い
て、フェルトがニップN3でウェブと接触する前にフェ
ルトを更に乾燥し調整する熱風式ドクター30を備えて
いる。
【0045】この4ニップ、5フェルトの直通プレス構
成は、このように幾つかの特徴および作動上の利点を示
すことが見られる。各プレスニップでは、二重フェルト
式であることに加えて、両フェルトがプレスロールと係
合し、実質上対称的にプレスロールとの係合から離れ、
プレスロールの表面をかなりの距離を走行することはな
い。このウェブは実質上ニップの直後にフェルトとの接
触を解除され、これによりシートの乾燥が一層良好にな
る。
【0046】ニップN2,N4の直後において、ループ
状下部フェルトF2およびF4は破断片を製紙機械の下
にある破断片ピットに向けて下側に導く機会を得る。し
たがって、紙は製紙機械を通って、特に二つのプレスニ
ップより多くのニップを通って大きな距離を走行するこ
とが無くなり、ニップを通過するウェブの塊のためフェ
ルトおよびロールカバーが損傷する可能性が少くなる。
【0047】各プレスニップにはニップに入るために新
しく調整されたフェルトが一つある。更に、各プレスニ
ップでは、新しく調整されたフェルトが順次設けられた
ニップで交互に上部フェルトになったり下部フェルトに
なったりする。したがって、ニップN1では、下側フェ
ルトF2が新しく調整されている。ニップN2では、上
部フェルトF3が新しく調整されている。ニップN3で
は、下部フェルトF4が新しく調整されている。ニップ
N4では、上部フェルトF5が新しく調整されている。
これによりウェブが順次ニップを通過するにつれて脱水
過程に付加的な対称性が与えられ、生産される紙の二面
性が更に少くなる。
【0048】最後に、かつ多分最も重要なことは、本発
明は、特に図1に示す平面状表面式プレスロール構成
は、プレス脱水過程でプレスニップに負荷するプレスロ
ールの表面のクロスマシン方向の一様性のため、脱水過
程の一様性を促進する。製紙の観点からは、このことは
水がウェブの両面から実質上均一に流れ、一層一様な紙
が形成されることを意味する。これに関しては、図2〜
図4に示したように、この装置では、このような溝付き
ロールおよび吸引ロールのプレス構成も対称で、本発明
の対称性、ニップ面のクロスマシン方向の一様性および
走行性をなおも取入れながら溝付きロールおよび吸引ロ
ールを適用する利点を両方共備えている。
【0049】当然、装置の変形および修正を、開示した
本発明の精神および範囲から逸脱することなく行うこと
ができる。したがって、当業者に明らかになるこのよう
な修正および条件は特許請求の範囲により規定する本発
明の範囲に入るものである。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は請
求項各項に記載されたように構成されていることによっ
て、ウェブの脱水、フェルトの摩耗の防止、およびウェ
ブのニップ間における制御を効果的に行なうことがで
き、かつウェブの両面から対称的に、かつクロスマシン
方向に一様な脱水を行なって二面性がなく、かつ一様性
のある紙を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレスロール構成の望ましい本発明の実施例を
示すプレス部の側面図である。
【図2】プレスロールの他の構成のプレス部の側面図で
ある。
【図3】他のプレス部ロール構成の側面図である。
【図4】更に他のプレス部ロール構成の側面図である。
【図5】本発明に有利に使用することができる構造を有
するプレスフェルトの断面図である。
【図6】洗浄用ドクターを備えたフェルトロール上を通
るフェルトの側面図である。
【図7】フェルトロール上を通過し、フェルトに打ち当
る熱風ジェットを備えているフェルトの側面図である。
【符号の説明】
W ウェブ F0 形成用ワイヤ F1,F2,F3,F4,F5 プレスフェルト FD ドライヤフェルト N1,N2,N3,N4 ニップ 1,2,3,4,5,6,7,8 プレスロール 9 ピックアップロール 12,13,14 加圧流体噴射手段 15,16 ドライヤロール 20 ワイヤ転回ロール 21,22,23,24,25 フェルト調整器 26 シャワー 31 フェルト 32 織地面

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブ形成用ワイヤを有する形成部と、
    形成用ワイヤからウェブを押し進めるピックアップロー
    ルと、乾燥すべきウェブを受ける少なくとも一つのドラ
    イヤロールを有するドライヤ部とから構成されるウェブ
    を作る製紙機械において;第1のプレス組合せニップを
    形成する第1および第2のプレスロールと;第2のプレ
    ス組合せニップを形成する第3および第4のプレスロー
    ルと;第3のプレス組合せニップを形成する第5および
    第6のプレスロールと;第4のプレス組合せニップを形
    成する第7および第8のプレスロールと;ピックアップ
    ロールの周りに配設され、形成用ワイヤから移送される
    ウェブを受取り、ウェブと共に第1のプレスニップを通
    過する第1のループ状プレスフェルトと;第2および第
    4のプレスロールの周りに配設され、第1のニップをウ
    ェブおよび前記第1のフェルトと共に通過する第2のル
    ープ状プレスフェルトと;第3および第5のプレスロー
    ルの周りに配設され、第2のニップをウェブおよび前記
    第2のフェルトと共に通過する第3のループ状プレスフ
    ェルトと;第6および第8のプレスロールの周りに配設
    され、第3のニップをウェブおよび前記第3のフェルト
    と共に通過する第4のループ状プレスフェルトと;第7
    のプレスロールの周りに配設され、第4のニップをウェ
    ブおよび前記第4のフェルトと共に通過する第5のルー
    プ状プレスフェルトと;から構成されていることを特徴
    とする製紙機械のプレス部。
  2. 【請求項2】 すべてのプレスロールの表面は不透水性
    であることを特徴とする請求項1に記載のプレス部。
  3. 【請求項3】 すべてのロールの表面は平らで不透水性
    であることを特徴とする請求項1に記載のプレス部。
  4. 【請求項4】 第1のプレスロールは溝付きロールであ
    り、第3のプレスロールは吸引ロールであり、これによ
    りウェブが第1のニップの後第2のフェルトに移され、
    それに載って第2のニップに運ばれることを特徴とする
    請求項1に記載のプレス部。
  5. 【請求項5】 第2、第3、第6、および第7のプレス
    ロールは吸引ロールであることを特徴とする請求項1に
    記載のプレス部。
  6. 【請求項6】 第5のフェルトはウェブを第4のプレス
    ニップからドライヤ部に搬入することを特徴とする請求
    項1に記載のプレス部。
  7. 【請求項7】 ウェブは第1のニップを通過後第2のフ
    ェルト上に留まっており;ウェブは第2のニップを通過
    後第3のフェルト上に留まっており;ウェブは第3のニ
    ップを通過後第4のフェルト上に留まっており;ウェブ
    は第4のプレスニップの通過後第5のフェルト上に留ま
    っている;ことを特徴とする請求項1に記載のプレス
    部。
  8. 【請求項8】 更に、第1のプレスニップと第2のプレ
    スニップとの間に設置されて加圧流体を第2のフェルト
    上のウェブに向け、第2のプレスニップと第3のプレス
    ニップとの間に設置されて加圧流体を第3のフェルト上
    のウェブに向け、第3のプレスニップと第4のプレスニ
    ップとの間に設置されて加圧流体を第4のフェルト上の
    ウェブに向け、それぞれのニップ間でのウェブの輸送を
    容易にする加圧流体噴射手段を備えていることを特徴と
    する請求項7に記載のプレス部。
  9. 【請求項9】 所定のプレスニップの下流のプレスニッ
    プを通過する一つ以上のフェルトは、そのウェブに面す
    る側に、それらと共に所定のプレスニップを通過する他
    のフェルトより目の細かい入れ綿を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載のプレス部。
  10. 【請求項10】 下流方向に順次整列している各フェル
    トは、そのウェブに面する側の方に目の細かい入れ綿を
    備えていることを特徴とする請求項1に記載のプレス
    部。
  11. 【請求項11】 紙形成用ワイヤを有する形成部と、形
    成用ワイヤからウェブを押し進めるピックアップロール
    と、乾燥すべきウェブを受ける少くとも一つのドライヤ
    ロールを有するドライヤ部とから構成され、プレス部が
    複数のプレスロールおよびプレスフェルトを備えている
    ウェブを作る製紙機械において;第1のプレスフェルト
    と第2のプレスフェルトとの間にあるウェブを第1およ
    び第2のロールの組合せから成る第1のプレスニップを
    通過させ;ウェブを第2のフェルトに移載し;第2のプ
    レスフェルトと第3のプレスフェルトとの間にあるウェ
    ブを第3および第4のロールの組合せから成る第2のプ
    レスニップを通過させ;ウェブを第3のフェルトに移載
    し;第3のプレスフェルトと第4のプレスフェルトとの
    間にあるウェブを第5および第6のロールの組合せから
    成る第3のプレスニップを通過させ;ウェブを第4のフ
    ェルトに移載し;第4のプレスフェルトと第5のプレス
    フェルトとの間にあるウェブを第7および第8のプレス
    ロールの組合せから成る第4のプレスニップを通過させ
    る;段階から成ることを特徴とするウェブをプレスし脱
    水する方法。
  12. 【請求項12】 更に、ウェブを第5のフェルトに移載
    する段階を含むことを特徴とする請求項11に記載のウ
    ェブをプレスし脱水する方法。
  13. 【請求項13】 少くとも一つのプレスニップの後での
    ウェブの移載は、移載を行うフェルトにそのウェブに面
    する側の方に目の細かい入れ綿を入れることにより行う
    ことを特徴とする請求項11に記載のウェブをプレスし
    脱水する方法。
JP3823491A 1990-03-06 1991-03-05 製紙機械のプレス部及びウエブをプレスして脱水する方法 Pending JPH05222690A (ja)

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JP2011026761A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Siemens Ag プレスフェルト及びその使用

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