JPH05222077A - ベンズイミダゾールホスホノアミノ酸 - Google Patents

ベンズイミダゾールホスホノアミノ酸

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JPH05222077A
JPH05222077A JP4271403A JP27140392A JPH05222077A JP H05222077 A JPH05222077 A JP H05222077A JP 4271403 A JP4271403 A JP 4271403A JP 27140392 A JP27140392 A JP 27140392A JP H05222077 A JPH05222077 A JP H05222077A
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acid
amino
benzimidazole
phosphonomethyl
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JP4271403A
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Reinhardt B Baudy
ラインハルト・ベルンハルト・バウディ
III Horace FLETCHER
ホレイス・フレッチャー・ザ・サード
John P Yardley
ジョン・パトリック・ヤードリー
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Wyeth LLC
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American Home Products Corp
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/645Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
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    • C07F9/6503Five-membered rings
    • C07F9/6506Five-membered rings having the nitrogen atoms in positions 1 and 3
    • C07F9/65068Five-membered rings having the nitrogen atoms in positions 1 and 3 condensed with carbocyclic rings or carbocyclic ring systems
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis

Abstract

(57)【要約】 【目的】 NMDA拮抗物質として有用な新規化合物お
よびそれを用いた神経病理学的疾患の治療・予防法を提
供する。 【構成】 式: 【化1】 [式中、Rは水素原子や低級アルキル基など;R1および
2は水素原子や低級アルキル基など、あるいは一緒に
なって、メチレンジオキシ基を表す]で示される化合物
およびその薬理学的に許容される塩。興奮性アミノ酸受
容体の過剰刺激によって誘発される神経病理学的疾患の
治療または予防法は、この化合物またはその塩の神経保
護量を患者に投与することからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、神経病理学的な疾患の
治療に用いられる神経保護剤として有用な新規化合物お
よびそれを用いた治療・予防法に関する。
【0002】
【従来の技術】内因性の酸性アミノ酸であるL-グルタ
ミン酸やL-アスパラギン酸が主要な興奮性の神経伝達
物質であることは充分に確立されている。これら興奮性
アミノ酸の作用は数種の異なるサブタイプの受容体によ
って媒介される。最もよく研究されているサブタイプの
受容体はN-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容
体である。NMDA受容体の複合体が過剰に活性化され
ると、神経細胞の興奮が過剰になり、病的な結果に至る
こともある。実験的な証拠によれば、作用物質がもたら
すNMDAゲート・イオンチャンネルの持続伝導性によ
ってカルシウム流入量が異常に増大し、その結果生じる
細胞内カルシウムの上昇レベルは、興奮毒性による神経
細胞の障害、神経変性および神経細胞の遅発死において
重要かつ有害な役割を果たす。
【0003】興奮性アミノ酸は、外傷性、内因性遺伝的
および環境性要因による神経病理に関係している。無酸
素症、低血糖症、外傷、卒中、癲癇、特異的な代謝欠
陥、およびある種の慢性の神経変性疾患などに関連する
脳の損傷は、その大部分が興奮毒性機構によって発生す
る。
【0004】様々な神経病理学的状況を疑似的に作り出
した動物モデル系において発生する神経細胞の損傷や損
失がNMDAサブクラス受容体の遮断によって有意に減
少することは数多くの研究によって示されている。これ
らの観察結果は、NMDA拮抗物質がいくつかの臨床的
状況において効果的な神経保護を行うことを強く示して
いる。したがって、NMDA受容体によって媒介される
興奮毒性効果を拮抗する薬剤は、虚血性症状、卒中、脳
や脊髄の損傷の治療に有用であり、また、一般的には、
興奮性伝達物質のレベルが増大している患者にとって有
益である。特別な用途としては、アルツハイマー型老人
性痴呆症、パーキンソン痴呆症候群、ハンチントン舞踏
病、他の優性または劣性の脊髄小脳変性などが挙げられ
るが、これらの疾患の場合、NMDA拮抗物質は、その
進行を予防または遅延させる。
【0005】
【発明の概要】本発明の化合物は、式:
【化3】 [式中、Rは水素、低級アルキル基、ベンジル基または
ピバロイルオキシメチル基;R1およびR2は、互いに独
立して、水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、
メタンスルホニルアミノ基、アセチルアミノ基またはハ
ロゲン原子であるか、あるいはR1およびR2は、一緒に
なって、メチレンジオキシ基を表す]で示される競合的
NMDA拮抗物質およびその薬理学的に許容可能な塩で
ある。
【0006】「低級アルキル基」および「低級アルコキシ
基」という用語は、1〜4個の炭素原子からなる炭素鎖
を有する部分を意味する。「ハロゲン原子」という用語
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子
を意味する。
【0007】本発明の化合物はキラリティーを示す。そ
れゆえ、本発明の化合物には、そのラセミ混合物だけで
なく、それぞれの鏡像異性体も同様に含まれる。鏡像異
性体は順位規則によるR/S表示によって表されてい
る。
【0008】本発明の化合物は、いくつかの合成経路に
よって調製することができる。以下に示す好ましいスキ
ームによれば、保護化されたベンズイミダゾリル-D-ア
ラニン前駆物質をアルキルリン酸エステルと反応させた
後、脱保護化することによって、所望の最終生成物が得
られる。
【0009】
【化4】
【0010】上記の式中、R3およびR4は通常のアミノ
酸保護基を表す。例えば、R3としては、低級アルキル
基やベンジル基、R4としては、t-ブチルオキシカルボ
ニル基やベンジルオキシカルボニル基が挙げられる。リ
ン酸保護基R5は、低級アルキル基、ベンジル基または
4-ニトロベンジル基である。アルキルリン酸反応物の
脱離基Xは、ハロゲン原子、メチルスルホニル基、トリ
ルスルホニル基またはトリフルオロスルホニル基であ
り、トリフルオロスルホニル基が特に好ましい。
【0011】保護化されたベンズイミダゾリルアラニン
前駆物質は、R型またはS型のN-保護化アスパラギン
酸エステル誘導体から、ネストール(Nestor)らの方法
[ジャーナル・オブ・メディカル・ケミストリー(J.Med.
Chem.),27巻,320頁(1984年)]を用いた鏡像異性選択的合
成によって、光学的に純粋な形で得ることができる。ア
ルキルホスホニル化された中間体の脱保護化は、除去す
べき保護基によって異なるが、酸や塩基による加水分
解、水素化分解および/またはトリメチルシリルブロマ
イド処理によって行うことができる。これらの工程は、
必要かつ適当な場合には、順序を入れ換えたり、組み合
わせたりすることができる。R3がベンジル基、R4がベ
ンジルオキシカルボニル基、R5が4-ニトロベンジル基
である場合には、全て水素化分解による一段階の脱保護
化を行うことができる。
【0012】別の順序で反応を行うこともできる。ま
ず、o-フェニレンジアミンをアルキルリン酸エステル
反応物と反応させて、ジアミノ中間体を得る。次いで、
このジアミノ中間体を、ネストール(Nestor)らの方法
[前出]によって、さらに反応させて、保護化された中間
体を得る。次いで、この中間体を上記のように脱保護化
する。
【0013】
【化5】
【0014】ベンズイミダゾール環上におけるR1およ
びR2の置換パターンが非対称であって、上記の反応順
序におけるアルキルリン酸エステル反応物を用いたアル
キル化が生成物のジアステレオマー混合物を与える場合
には、生成物を分離するのに分別結晶化やクロマトグラ
フィーが必要である。このような事態は所望の前駆物質
を与える適当な出発物質を使用することによって回避す
ることができる。したがって、適当に置換されたo-ニ
トロアニリンまたはo-ハロニトロベンゼンを、それぞ
れアルキルリン酸エステル反応物またはアミノリン酸エ
ステル反応物と反応させて、適当な中間体を得る。次い
で、この中間体を、ネストール(Nestor)らの方法によっ
て、さらに反応させた後、脱保護化して所望の最終生成
物を得る。
【0015】
【化6】
【0016】上記の順序における出発物質は、すべて市
販品を利用することができるか、あるいは化学文献に報
告された公知の従来法によって調製することができる。
【0017】本発明の化合物は、薬理学的に許容される
有機酸および無機酸から薬理学的に許容される塩を形成
することができる。使用される酸としては、塩酸、臭化
水素酸、スルホン酸、硫酸、リン酸、硝酸、マレイン
酸、フマール酸、安息香酸、アスコルビン酸、パモ酸、
コハク酸、メタンスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、酒
石酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、マンデル酸、桂皮
酸、パルミチン酸、イタコン酸、ベンゼンスルホン酸な
どが挙げられる。ホスホノカルボン酸としての本発明の
化合物は、アルカリ金属やアルカリ土類金属のカルボン
酸塩、および、アンモニアや塩基性アミンから誘導され
る薬理学的に許容されるカチオンのカルボン酸塩を形成
することができる。後者の場合に使用されるカチオンと
しては、アンモニウム、モノ-、ジ-およびトリメチルア
ンモニウム、モノ-、ジ-およびトリエチルアンモニウ
ム、モノ-、ジ-およびトリプロピルアンモニウム(イソ
およびノーマル)、エチルジメチルアンモニウム、ベン
ジルジメチルアンモニウム、シクロヘキシルアンモニウ
ム、ベンジルアンモニウム、ジベンジルアンモニウム、
ピペリジニウム、モルホリニウム、ピロリジニウム、ピ
ペラジニウム、1-メチルピペリジニウム、4-エチルモ
ルホリニウム、1-イソプロピルピロリジニウム、1,4
-ジメチルピペラジニウム、1-n-ブチルピペリジニウ
ム、2-メチルピペリジニウム、1-エチル-2-メチルピ
ペリジニウム、モノ-、ジ-、およびトリエタノールアン
モニウム、エチルジエタノールアンモニウム、n-ブチ
ルモノエタノールアンモニウム、トリス(ヒドロキシメ
チル)メチルアンモニウム、フェニルモノエタノールア
ンモニウムなどが挙げられる。
【0018】本発明の化合物は、痙攣、脳虚血、卒中、
脳や脊髄の損傷、中枢神経系(CNS)の障害(例えば、
老人性痴呆症、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏
病)、他の優性または劣性の脊髄小脳変性などの治療に
有用な競合的NMDA拮抗物質である。これら化合物
は、脳や脊髄などの手術のように危険度の高い手術時、
あるいは、心臓や肺が停止する危険性があって、脳への
血流が部分的かつ一時的にあるいは完全に途絶えるよう
な外傷を受けた場合に行われる危険度の高い手術時に使
用する前麻酔薬および神経保護剤として、特に有用であ
る。また、本発明の化合物を前麻酔薬として使用する場
合には、不安除去性/鎮静作用が穏やかである、記憶障
害の期間が短い(短期の記憶喪失)、麻酔剤の効果を高め
るので麻酔剤を少ない用量で使用することができるなど
の利点もある。
【0019】したがって、本発明は、上記の新規な化合
物に加えて、脳や脊髄における興奮性アミノ酸受容体の
過剰刺激によって誘発される神経病理学的疾患を治療ま
たは予防する方法を提供する。この方法は、このような
疾患状態に罹患している哺乳類に、上記の式で示される
NMDA拮抗物質またはその薬理学的に許容される塩を
投与することからなる。
【0020】本発明の化合物は、そのまま投与しても、
薬学的に許容される担体と共に投与してもよく、錠剤や
カプセル剤などの経口投与形態に処方することができ
る。これら化合物は、炭酸マグネシウム、ステアリン酸
マグネシウム、タルク、砂糖、乳糖、ペクチン、デキス
トリン、デンプン、ゼラチン、トラガカント、メチルセ
ルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、低
融点ワックス、カカオバターなどの通常の担体と組み合
わせて投与することができる。また、賦形剤、香味剤、
溶解剤、滑剤、懸濁剤、結合剤、崩壊剤などを使用して
もよい。さらに、これら化合物は非経口的に注射しても
よい。この場合、これら化合物は他の溶質を含む無菌溶
液の形態で使用される。使用される溶質としては、この
溶液を等張性にするのに充分な食塩水やブドウ糖が挙げ
られる。
【0021】投薬必要量は、使用する特定の組成物、投
与経路、現れる症候の重篤度、治療中の特定の患者によ
って様々である。治療は、一般的には、化合物の至適な
投薬量より少ない少量の用量から始める。その後、かか
る状況下で至適な効果が達成されるまで用量を増加させ
る。一般的には、本発明の化合物は、いかなる有害かつ
危険な副作用をも生じることなく効果的な結果を与える
濃度で投与するのが最も望ましい。本発明の化合物は、
1日あたり1回の投薬で投与することもできるし、所望
により、1日あたりの用量を適当な数のサブユニットに
分割して投与してもよい。
【0022】本発明の化合物がNMDA競合的拮抗活性
を有することは、ラット脳組織における[3H]CCP結
合のインビトロ阻害と、マウスにおけるNMDA誘発性
痙攣のインビボ拮抗とについて調べる標準的な薬理学的
方法によって示すことができる。
【0023】
【実施例】以下の実施例および参考例によって、本発明
の範囲内にある化合物の調製および薬理学的試験を例示
するが、これらの実施例および参考例は本発明の範囲を
限定するためのものではない。
【0024】なお、各実施例における鏡像体純度は、タ
プー・ワイ(Tapuh,Y.),ミラー・エヌ(Miller,N.),カル
ガー・ビー・エル(Karger,B.L.)の方法[ジャーナル・オ
ブ・クロマトグラフィー(Journal of Chromatography),
1981年,205巻,325〜337頁]の変法によって決定する。
【0025】参考例 トリフルオロメタンスルホン酸[ビス-(4-ニトロフェニ
ルメトキシ)ホスフィニル]メチルエステルの調製 ジクロロメタン(50ml)中におけるジ-4-ニトロベンジ
ルヒドロキシメチルホスホネート(3.82g,10.0mm
ol)[ホフマン・エム(Hoffmann,M.),シンセシス(Synthes
is),1988年,62巻]およびピリジン(0.87g,11.0mm
ol)の溶液を、−10℃〜−20℃にて、無水トリフル
オロメタンスルホン酸(3.1g,11.0mmol)で処理し
た後、−10℃で1時間撹拌する。この溶液を冷1N
HCl(2×50ml)、冷水(3×50ml)で洗浄し、Mg
SO4で乾燥させる。この溶液を濾過し、溶媒を留去す
る。残渣の油状物を放置すると固化する。収量4.18
g(80%)。この物質は充分に純粋であり、そのまま次
の反応に用いることができる。分析試料は、等級II-III
のシリカゲルを用いた乾式カラムクロマトグラフィー
(溶離剤は酢酸エチル)によって得る。生成物を含む画分
を蒸発処理に付し、残渣をジクロロメタン/ヘキサンか
ら結晶化し、乾燥させる:融点73〜75℃;1H-NM
R(400MHz,CDCl3):δ8.2(d,4H),7.
5(d,4H),5.2(m,4H),4.8(d,2H);MS
(+FAB)515(M+H)+。 元素分析結果:理論値(C1614210PSF3として)
C,37.36;H,2.74;N,5.45;実測値C,3
7.27;H,3.03;N,5.52。
【0026】実施例1 R-α-アミノ-1-(ホスホノメチル)-1H-ベンズイミダ
ゾール-2-プロパン酸の調製 ベンジルN-(ベンジルオキシカルボニル)-3-(2-ベン
ズイミダゾリル)-D-アラニネート(30g,0.07mol)
(ネストール(Nestor)らの方法[ジャーナル・オブ・メデ
ィカル・ケミストリー(J.Med.Chem.),27巻,320頁(1984
年)]によって調製)、トリフルオロメタンスルホン酸[ジ
エトキシホスフィニル]メチルエステル(23.04g,
0.076mol)および無水炭酸カリウム粉末(37g,0.
268mol)を、アセトニトリル(500ml)中、室温にて
20時間撹拌する。この混合物を濾過し、濾液を蒸発処
理に付し、残渣をジクロロメタンに溶解する。このジク
ロロメタン溶液を、水(500ml)、5%NaHCO3(2
×300ml)、水(300ml)で洗浄し、MgSO4で乾燥
させる。この溶液を濾過し、溶媒を留去してゴム状物質
を得る。収量43g。
【0027】上記のゴム状物質をジクロロメタン(30
0ml)に溶解し、シリカゲルを用いた乾式カラムクロマ
トグラフィー(溶離剤は塩化メチレンから酢酸エチルに
変化させて勾配を設ける)によって精製する。生成物を
含む画分[Rf(塩化メチレン:酢酸エチル=4:1)0.
17]を集め、蒸発処理に付してゴム状物質を得る。収
量10.6g(26%)。1H-NMR(400MHz,CD
Cl3):δ7.7(d,1H),7.35(s,5H),7.3
(s,5H),7.2(s,2H),6.9(d,1H),5.2〜5.
0(m,5H),4.4〜4.2(m,2H),4.1(m,1H),
3.9(m,4H),3.6(dd,1H),3.4(dd,1H),1.2
(t,3H),1.1(t,3H);MS(+FAB)580(M
+H)+
【0028】上記のゴム状物質(10.6g,0.0183
mol)を酢酸(300ml)に溶解し、1気圧の水素雰囲気
下、室温にて、10%Pd/C(1g)と共に、H2吸収が
止むまで震盪する。濾液を蒸発処理に付し、残渣をジオ
キサン(4×100ml)と共に蒸発処理に付す。残渣(8
g)のIR、NMRおよび質量スベクトルはベンジル保
護基の除去を示す。残渣(7.5g)およびトリメチルシ
リルブロマイド(15g,0.1mol)を、窒素雰囲気下、
ジクロロエタン(110ml)中で1.5時間還流する。溶
媒を留去し、残渣を水(50ml)およびエーテル(50ml)
中で撹拌する。固形物が形成するので、これを濾過し、
保存する。濾液を分離し、水相をエタノール(50ml)で
希釈し、0.5時間撹拌しながらプロピレンオキシド(1
0ml)で処理する。この溶液を蒸発処理に付してエタノ
ールを除去し、形成する固形物を先に得た固形物と合わ
せる。この生成物を1N HCl(100ml)に溶解し、
濾過した溶液を蒸発乾固する。収量は完全に保護化され
た中間体に基づいて4g(65%)である。この生成物を
温水(50ml)およびエタノール(100ml)から結晶化
し、真空中で乾燥させる。収量2.27g(37%)。こ
の化合物は310℃以下では溶融しなかった。1H-NM
R(400MHz,DMSO-d6):δ7.5(t,2H),
7.3(m,2H),4.35(d,2H),4.25(t,1H),
3.5(m,2H);MS(-FAB)298(M−H)-;[α]
25 D=−49.5°(c=1.01;1N HCl);HPL
C分析による鏡像体純度:1S:99R。 元素分析結果:理論値(C111435P・2H2Oとし
て)C,38.88;H,5.41;N,12.37;実測値
C,38.95;H,5.13;N,12.52。
【0029】上記の遊離酸を2N HClに溶解し、蒸
発乾固し、真空中で乾燥させることによって、二塩酸塩
二水和物を調製する。1H-NMR(400MHz,DMS
O-d6):δ9.2-8.2(m,2H),7.9(d,1H),7.
7(d,1H),7.5(m,2H),4.8(m,3H),3.8
(d,2H);[α]25 D=−41.6°(c=1.0;1N H
Cl)。 元素分析結果:理論値(C111435P・2HCl・
2H2Oとして)C,32.37;H,4.93;N,10.2
9;実測値C,32.57;H,4.87;N,10.53。
【0030】実施例2 R-α-アミノ-5,6-ジクロロ-1-(ホスホノメチル)-1
H-ベンズイミダゾール-2-プロパン酸の調製 ベンジルN-(ベンジルオキシカルボニル)-3-[(5,6-
ジクロロ)-2-ベンズイミダゾリル)-D-アラニネート
(ネストール(Nestor)らの方法[ジャーナル・オブ・メデ
ィカル・ケミストリー(J.Med.Chem.),27巻,320頁(1984
年)]によって調製)を用いること以外は実施例1と同様
にして、表題化合物を調製する(収率15.3%)。融点
は不明確。1H-NMR(400MHz,DMSO-d6):
δ8.55(s,3H),8.95(s,1H),8.85(s,1
H),4.6(d,2H),4.55(t,1H),3.8(m,2
H);MS(−FAB)366(M−H)-;[α]25 D=−5
0.0°(c=1.01;1N HCl);HPLC分析(遊
離酸)による鏡像体純度:2.6S:97.4R。 元素分析結果:理論値(C111235PCl2・2HC
lとして)C,29.96;H,3.20;N,9.53;実
測値C,29.78;H,3.31;N,9.65。
【0031】実施例3 R-α-アミノ-5,6-ジメチル-1-(ホスホノメチル)-1
H-ベンズイミダゾール-2-プロパン酸の調製 ベンジルN-(ベンジルオキシカルボニル)-3-[(5,6-
ジメチル)-2-ベンズイミダゾリル)-D-アラニネート
[ネストール(Nestor)ら,ジャーナル・オブ・メディカル
・ケミストリー(J.Med.Chem.),27巻,320頁(1984年)を参
照](3.7g,0.8mmol)、トリフルオロメタンスルホン
酸[ビス-(4-ニトロフェニルメトキシ)ホスフィニル]メ
チルエステル(5.5g,10mmol)および無水炭酸カリウ
ム粉末(5.5g,40mmol)を、アセトニトリル(100m
l)中で、窒素雰囲気下、室温にて20時間撹拌する。ア
セトニトリルを蒸発させ、残渣をジクロロメタン(10
0ml)および水(2×100ml)と共に震盪する。ジクロ
ロメタン層を5%NaHCO 3(2×100ml)、食塩水
(100ml)で洗浄し、MgSO4で乾燥させる。この溶
液を濾過した後、蒸発処理に付し、残渣のゴム状物質を
酢酸(100ml)に溶解し、パール(Parr)の水素化装置
で、10%Pd/C(1g)および水素(初期圧38p.s.
i.)と共に、水素の吸収が止むまで3時間震盪する。こ
の溶液を濾過した後、蒸発処理に付し、さらにジオキサ
ン(3×50ml)と共に蒸発処理に付し、残渣を水(50m
l)で希釈する。この混合物を6N HClでpH3に調節
し、冷却し、濾過する。風乾した固形物(2.8g)を、
1N HCl(1ml)を含む水(50ml)に溶解し、1N N
aOH(1ml)を添加することによって再沈殿させる。生
成物を水、エタノールおよびエーテルで洗浄する。I
R、NMRおよび質量スペクトルはホスホノメチルアミ
ノ酸であることを示す。この物質を1N HCl(20m
l)に溶解し、活性炭で処理し、冷却する。二塩酸塩を濾
過し、氷水で洗浄し、真空中で乾燥する。収量1.23
g(37.4%)。1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6+20%DCl/D2O(2滴)):δ7.75(s,1H),
5.7(s,1H),5-4.75(m,3H),3.85(m,1
H),2.35(s,3H);MS(−FAB)326(M−H)
-;[α]25 D=−54.4°(c=1.01;1N HC
l);HPLC分析による鏡像体純度:1S:99R。 元素分析結果:理論値(C131835P・2HClと
して)C,39.02;H,5.04;N,10.50;実測
値C,38.62;H,5.27;N,10.32。
【0032】実施例4 R-(−)-α-アミノ-1-(ホスホノメチル)-1H-ベンズ
イミダゾール-2-プロパン酸の調製 実施例3の手順に従い、ベンジルN-(ベンジルオキシカ
ルボニル)-3-(2-ベンズイミダゾリル)-D-アラニネー
トを用いて、表題化合物を調製する。熱水から再結晶
し、真空中で長時間乾燥すると、3.5モルの水を含む
水和物が得られる。収率(61%)。1H-NMR(400
MHz,DMSO-d6+DCl):δ7.95(q,1H),
7.8(q,1H),7.55(2H),4.8(m,3H),3.8
(d,2H);[α]25 D=−53.1°(c=1.03;1N
HCl);HPLC分析による鏡像体純度:1.3S:9
8.7R。 元素分析結果:理論値(C111435P・3.5H2
として)C,36.46;H,5.84;N,11.59;実
測値C,36.67;H,5.64;N,11.74。
【0033】2N HCl(5ml)および水(15ml)に溶
解し、蒸発乾固することによって、二塩酸塩を調製す
る。[α]25 D=−40.2°(c=1.0;1N HCl)。 元素分析結果:理論値(C111435P・2HCl・
2Oとして)C,33.86;H,4.65;N,10.7
7;実測値C,33.77;H,4.59;N,10.67。
【0034】実施例5 R-α-アミノ-1-(ホスホノメチル)-1H-ベンズイミダ
ゾール-2-プロパン酸、2-アミノ-2-(ヒドロキシメチ
ル)-1,3-プロパンジオール(1:2)の調製 実施例4の遊離酸化合物(1.86g,5mmol)およびトロ
メタミン塩基(1.33g,11mmol)を水(10ml)中で温
め、エタノール(100ml)で沈殿させる。この物質を濾
過し、エタノール、次いでエーテルで洗浄し、一晩風乾
する。生成物を温水(30ml)およびエタノール(200m
l)から再結晶し、濾過し、エタノールで洗浄し、真空
中、五酸化リン上で乾燥させる。収量2.58g(86.
6%)。 元素分析結果:理論値(C111435P・2C411
3・3H2Oとして)C,38.35;H,7.11;N,1
1.77;実測値C,38.39;H,6.76;N,11.
86。
【0035】実施例6 S-α-アミノ-1-(ホスホノメチル)-1H-ベンズイミダ
ゾール-2-プロパン酸の調製 ベンジルN-(ベンジルオキシカルボニル)-3-(2-ベン
ズイミダゾリル)-L-アラニネート(2.85g,6.3mmo
l)、トリフルオロメタンスルホン酸[ビス-(4-ニトロフ
ェニルメトキシ)ホスフィニル]メチルエステル(3.67
g,8.9mmol)および無水炭酸カリウム粉末(4g,28.
9mmol)を、アセトニトリル(100ml)中で、室温にて
一晩撹拌する。その後、実施例1の手順を続けて、テト
ラベンジル誘導体を得る。粗生成物(4.3g)を、ウォ
ーターズ・プレップ(Waters prep)500HPLC(溶離
剤はヘキサン(100%)から酢酸エチル(100%)に変
化させて勾配を設ける)で精製する。収量1.0g。生成
物を、10%Pd/C(0.5g)を含む酢酸に溶解し、1
気圧で水素化する。この混合物を濾過し、ロトベイパー
(Rotovapor)を用いた蒸発処理に付し、ジオキサンで2
回フラッシュし、水(10ml)中で撹拌する。生成物を濾
過し、乾燥させる。収量0.35g(17.6%);NMR
は実施例1の生成物のものと同一である。MS(+FA
B)300(M+H)+;[α]25 D=+32.8°(c=1.4
5;メタノール+HCl);HPLC分析による鏡像体
純度:98.2S:1.8R。 元素分析結果:理論値(C111435P・H2Oとし
て)C,41.65;H,5.08;N,13.25;実測値
C,41.60;H,5.04;N,13.09。
【0036】実施例7 R-α-アミノ-6-クロロ-1-(ホスホノメチル)-1H-ベ
ンズイミダゾール-2-プロパン酸の調製 A)乾燥窒素雰囲気下で、N-Boc-D-アスパラギン酸α
-ベンジルエステル(13.4mmol,4.34g)を乾燥テト
ラヒドロフラン(67ml)に溶解し、−10℃に冷却す
る。引き続いて、トリエチルアミン(13.4mmol,1.8
6ml)およびクロロギ酸エチル(13.4mmol,1.28ml)
を添加し、反応混合物を−10℃で10分間撹拌する。
その後、乾燥テトラヒドロフラン(27ml)中における市
販4-クロロ-1,2-フェニレンジアミン(14.7mmol,
2.1g)の溶液を徐々に添加する。この混合物を徐々に
周囲温度に加温する。次いで、氷冷の食塩水(150ml)
に注ぎ込み、酢酸エチル(2×100ml)で抽出する。合
わせた有機層を、氷冷の飽和NaHCO3(100ml)、
次いで食塩水(100ml)で連続的に洗浄し、次いでMg
SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発乾固する。残
渣をクロマトグラフィー(HPLC)に付す。酢酸エチル
/ヘキサンで溶出すると、2.9gのN4-(2-アミノ-5-
クロロフェニル)-N2-[(ジメチルエトキシ)カルボニル]
-D-アスパラギンフェニルメチルエステルが得られる。
【0037】B)氷酢酸(70ml)中における上記油状物
(4.8mmol,2.15g)の溶液を、湿気を排除する条件
下で、70℃に5時間加熱する。次いで、この混合物を
真空中での蒸発処理に付し、残渣をシリカゲル(60g)
上でのフラッシュクロマトグラフィーに付す。20%酢
酸エチル/ヘキサンで抽出すると、1.6gの6-クロロ-
α[(1,1-ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]-1H
-ベンズイミダゾール-2-プロパン酸フェニルメチルエ
ステルが油状物として得られる。
【0038】C)アセトニトリル(50ml)中における工
程Bの油状物(3.7mmol,1.6g)の溶液を、乾燥窒素
下、25℃にて、トリフルオロメタンスルホン酸[ジメ
トキシホスフィニル]メチルエステル(4.1mmol,1.1
15g)および無水炭酸カリウム粉末(10mmol,1.38
g)で処理する。この反応混合物を25℃で一晩撹拌
し、濾過し、塩化メチレン(20ml)で洗浄し、合わせた
濾液を真空中での蒸発処理に付し、残渣を塩化メチレン
と水との間に分配する。有機層を分離し、MgSO4
乾燥させ、濾過し、真空中での蒸発処理に付す。残渣を
シリカゲル(60g)上のフラッシュクロマトグラフィー
に付す。クロロホルム/酢酸エチルで溶出すると、1.4
gの6-クロロ-1-[(ジメトキシホスフィニル)メチル]-
α-[[(1,1-ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]-1
H-ベンズイミダゾール-2-プロパン酸フェニルメチル
エステルが油状物として得られる。
【0039】D)氷酢酸(20ml)中における工程Cの油
状物(2.5mmol,1.4g)の溶液を、炭素上の10%パ
ラジウム(140mg)で処理し、25℃で約3時間水素化
する。この反応混合物を窒素でパージし、ソルカ・フロ
ック(Solka-floc)で濾過し、ケーキを酢酸(10ml)で洗
浄し、濾液を真空中で蒸発乾固する。残渣をトルエン
(2×10ml)でストリップし、高真空下での蒸発処理に
付すと、1.15gの6-クロロ-1-[(ジメトキシホスフ
ィニル)メチル]-α[[1,1-ジメチルエトキシ)カルボニ
ル]アミノ]]-1H-ベンズイミダゾール-2-プロピオン
酸が油状物として得られる。
【0040】E)工程Dの油状物(1.9mmol,0.9g)を
6N HCl(20ml)中で45分間還流する。次いで、
この反応混合物を真空中で蒸発乾固し、残渣をトルエン
(2×20ml)でストリップし、次いで熱水/アセトニト
リルから結晶化して、330mgの表題化合物を得る;融
点198-200℃。1H-NMR(DMSO-d6=1滴D
Cl,400MHz):δ3.87(dd,J1=5.5Hz,J
2=7.2Hz,2H,CH-CH 2),4.86(t,J=7.2
Hz,1H,CH-CH2),4.96(dd,J1=12Hz,J2
=32.7Hz,2H,CH2-P),7.59(dd,J0=8.7
Hz,Jm=2Hz,1H,H-5),7.83(d,J0=8.8
Hz,1H,H-4),8.13(d,Jm=1.9Hz,1H,H
-7)。 元素分析結果:理論値(C1113ClN35P・0.8H
Cl・H2Oとして)C,36.62;H,4.47;N,1
1.64;実測値C,36.32;H,4.55;N,11.
35。
【0041】実施例8 R-α-アミノ-5-クロロ-1-(ホスホノメチル)-1H-ベ
ンズイミダゾール-2-プロパン酸の調製 A)実施例7A)と同様の手順。ただし、得られる残渣は
純粋ではないが、次の工程でそのまま使用する。 B)実施例7B)と同様の手順。ただし、得られる残渣は
純粋ではないが、次の工程でそのまま使用する。
【0042】C)アセトニトリル(250ml)中における
工程Bで得られた油状物(21.8mmol,9.4g,5-およ
び6-クロロレジオアイソマーの混合物)を、乾燥窒素雰
囲気下で、トリフルオロメタンスルホン酸[ジメトキシ
ホスフィニル]メチルエステル(24mmol,6.528g)
および無水炭酸カリウム粉末(65mmol,8.97g)と共
に撹拌しながら、一度に処理する。この反応混合物を2
5℃で一晩撹拌し、濾過し、アセトニトリルで洗浄す
る。濾液を蒸発処理に付し、残渣を水と塩化メチレンと
の間に分配する。分離した有機層を乾燥させ、次いで真
空中で蒸発乾固する。残渣をクロマトグラフィー(HP
LC)に付し、酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると、4g
の5-クロロ-1-[(ジメトキシホスフィニル)メチル]-α
-[[(1,1-ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]-1H
-ベンズイミダゾール-2-プロパン酸フェニルメチルエ
ステルが油状物として得られる。
【0043】D)氷酢酸(60ml)中における工程Cの油
状物(7.25mmol,4g)の溶液を、10%パラジウム
(炭素上,400mg)で処理し、大気圧下、25℃で4時
間水素化する。次いで、この混合物を窒素でパージし、
ソルカ・フロック(Solka-floc)で濾過し、酢酸(20ml)
で洗浄し、濾液を真空中で蒸発乾固する。残渣をトルエ
ン(2×20ml)でストリップし、最終的に、高真空下で
の蒸発処理に付すと、3.43gの5-クロロ-1-[(ジメ
トキシホスフィニル)メチル]-α[[1,1-ジメチルエト
キシ)カルボニル]アミノ]-1H-ベンズイミダゾール-2
-プロピオン酸が油状物として得られる。
【0044】E)工程Dの油状物(7.2mmol,3.43g)
を6N HCl(60ml)中で50分間還流する。次い
で、この混合物を真空中で蒸発乾固し、残渣を水(15m
l)と共に再度蒸発処理に付す。残渣を高真空下で乾燥さ
せ、次いで、熱水/アセトニトリルから結晶化する。こ
の化合物を濾過し、エーテル(10ml)で洗浄し、五酸化
リン上、1Torr、60℃で乾燥させて、1.4gの所望
生成物を得る;融点113〜116℃(分解)。1H-NM
R(DMSO-d6+1滴DCl,400MHz):δ3.8
6(t,J=6.4Hz,2H,CH-CH 2),4.83(t,J
=6.8Hz,1H,CH-CH2),4.95(m,2H,CH2
-P),7.61(dd,J0=8.9Hz,Jm=1.9Hz,1
H,H-6),7.91(d,Jm=1.7Hz,1H,H-4),
7.96(d,J0=8.9Hz,1H,H-7)。 元素分析結果:理論値(C1113ClN35P・HCl
として)C,35.69;H,3.81;N,11.35;実
測値C,35.87;H,3.94;N,11.26。
【0045】実施例9 S-α-アミノ-5,6-ジクロロ-1-(ホスホノメチル)-1
H-ベンズイミダゾール-2-プロパン酸の調製 実施例7の手順に従って化合物を調製する;融点230
℃(分解)。1H-NMR(DMSO-d6+1滴DCl):δ
3.78(d,J=7Hz,2H,CH 2-CH),4.72(t,
J=7Hz,1H,CH-CH2),4.86(m,2H,CH2-
P),8.06(s,1H,Ar-H),8.23(s,1H,Ar-
H);MS:(−FAB)m/e:366(M−H);[α]25
D+58.8°(1N HCl)。 元素分析結果:理論値(C1112Cl235P・2H2
Oとして)C,32.69;H,3.99;N,10.39;
実測値C,32.66;H,4.13;N,10.34。
【0046】実施例10 インビトロ[3H]CPP結合アッセイにおいて、ラット
の前頭皮質ホモジネート中の公知の競合的NMDA拮抗
物質である三重水素化3-(2-カルボキシピペラジン-4
-イル)プロピル-1-ホスホン酸(CPP)を置き換える能
力によって、本発明の化合物をNMDA競合的拮抗物質
活性について試験する。
【0047】このアッセイは以下のように実施する。ラ
ットを斬首し、直ちに脳を取り出し、重量を計り、約1
5容量の氷冷10%ブドウ糖水溶液中に入れる。テフロ
ン製乳棒を備えたポッテル・エルベージェム(Potter El
vehjem)のガラス製ホモジナイザーを用いて(840rpm
で12ストローク)、各脳をホモジナイズする。次い
で、このホモジネートを1,000×gで10分間遠心
分離する。生じたペレットを捨てて、上澄を20,00
0×gで20分間遠心分離する。粗製のミトコンドリア
ペレットを氷冷の蒸留水に再懸濁し、ブリンクマン・ポ
リトロン(Brinkmann Polytron)[PT-10、6に設定し
て30秒間]を用いて分散させる。この懸濁液を8,00
0×gで20分間遠心分離する。得られた上澄およびバ
フィーコートを48,000×gで20分間遠心分離す
る。最終的な粗製のシナプスメンブレンペレットを氷冷
の蒸留水に再懸濁し、48,000×gで20分間遠心
分離する。
【0048】内因性グルタミン酸の除去を容易にするた
めに、上記のメンブレンを、0.04%Triton X-10
0を含む15容量の氷冷50mM TRIS(pH7.6)に再
懸濁する。この懸濁液を37℃で15分間インキュベー
トし、次いで20,000×gで20分間遠心分離す
る。ペレットを2回洗浄する(すなわち、氷冷のTRI
S緩衝液に再懸濁し、20,000×gで20分間遠心
分離する)。メンブレンペレットを最終的に15容量の
氷冷50mM TRISに再懸濁し、数本の遠心管に分注
し、20,000×gで20分間遠心分離し、ペレット
を、次の結合アッセイに用いるために冷凍する(−70
℃)。
【0049】結合アッセイを行うために、メンブレンペ
レットを解凍し、15容量の氷冷の50mM TRIS(pH
7.6)緩衝液に再懸濁する。0.2〜0.4mgタンパク/m
lを含むメンブレン懸濁液の3通りの試料(1,000μ
l)を、8nM [3H]CPP[ニュー・イングランド・ニュ
ークリア(New England Nuclear)]、様々な試験溶液の1
つ、および緩衝液と共に、プラスチック製ミニバイアル
[スカトロン(Skatron)]を用いて、最終インキュベーシ
ョン容量2ml、23℃で15分間インキュベートする。
次いで、試料を48,000×gで20分間遠心分離
し、上澄を捨てる。ペレットを組織可溶化剤[NCS,ア
メルシャム(Amersham);500μl/試料]で1時間消化
する。各試料にHCl(4Nを100μl)を添加して、
次の計測の間の化学ルミネッセンスを低減させる。シン
チレーションカクテル[アクアゾル(Aquasol),デュポン
(DuPont);3.2ml]を各ミニバイアルに添加し、次い
で、これらミニバイアルに蓋をして、計測の前に15分
間震盪する。これらのバイアルをパッカード(Packard)
の460CDカウンター(または同等品)に入れ、放射活
性を測定する。
【0050】全特異的結合を、1mM NMDAの存在下
における結合より少ない全結合と定義する。試験薬剤の
存在下における特異的結合を、薬剤が存在しない場合の
全特異的結合の百分率(%)として表す。試験化合物を用
量-応答間の関係について調べる場合には、次いで、こ
れらの結果を、(%結合の対数)対(試験薬剤濃度の対数)
としてプロットする。直線回帰分析によって直線を得
て、これからIC50を信頼限界95%で計算することが
できる。
【0051】
【表1】
【0052】このアッセイで試験すると、本発明の化合
物は以下の結果を与えた。
【表2】
【0053】実施例11 本発明の化合物を、ネズミのNMDA誘発痙攣アッセイ
において、NMDAを拮抗するインビボでの能力につい
て、さらに試験する。
【0054】このアッセイは以下のように実施する。餌
を18時間与えなかった体重18〜22gの雄スイス-
アルビノ(Swiss-albino)マウス[CD-1系統、チャール
ズ・リバー(Charles River)]を観察室に30分間慣らし
た。これらマウスを代表的な試験化合物で前処理し、3
0分後に、195mg/kgのNMDAを腹腔内投与して処
理する。この量は、通常、制御不能な後脚によるひっか
きや、肢および/または胴の筋肉痙攣を含む運動発作を
起こし、立直り反射が消失して、やがてNMDA投与後
30分間の観察期間内に死亡する際の死亡率が90%に
なる用量である。後者から生存に対するED50を求め
る。
【0055】プロビット解析プログラムPS-NONL
IN[自然応答速度版(Natural Response Rate Versio
n)]を用いて、データ解析を行った。このプログラムの
出力には、用量-応答曲線の傾きの統計学的有意性と、
信頼限界50%および95%での生存に対するED50
が含まれている。
【0056】
【表3】
【0057】*すべての報告された値は、(ピアソンの
χ2検定を用いると)、プロビットモデルに適合し、有意
な用量応答(原点での傾きの有意性<0.05、両側検
定)を示す。この試験方法で活性を示す化合物は、科学
文献では、抗痙攣薬として広く有用であると一般に認識
されている。
【0058】このアッセイで試験すると、本発明の化合
物は以下の結果を与えた。
【表4】
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、NMDA拮抗物質とし
て作用する新規化合物が得られる。これらの化合物は、
NMDA受容体によって媒介される興奮毒性効果を拮抗
するので、例えば、興奮性アミノ酸受容体の過剰刺激に
よって誘発される神経病理学的疾患を治療または予防す
るのに有用である。
フロントページの続き (72)発明者 ホレイス・フレッチャー・ザ・サード アメリカ合衆国19464ペンシルベニア州ポ ッツタウン、シャエファー・ロード2382番 (72)発明者 ジョン・パトリック・ヤードリー アメリカ合衆国19406ペンシルベニア州ガ ルフ・ミルズ、ヒューズ・ロード154番

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、Rは水素原子、低級アルキル基、ベンジル基ま
    たはピバロイルオキシメチル基;R1およびR2は、互い
    に独立して、水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ
    基、メタンスルホニルアミノ基、アセチルアミノ基また
    はハロゲン原子であるか、あるいはR1およびR2は、一
    緒になって、メチレンジオキシ基を表す]で示される化
    合物およびその薬理学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】 R-α-アミノ-1-(ホスホノメチル)-1
    H-ベンズイミダゾール-2-プロパン酸である請求項1
    記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R-α-アミノ-5,6-ジクロロ-1-(ホス
    ホノメチル)-1H-ベンズイミダゾール-2-プロパン酸
    である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R-α-アミノ-5,6-ジメチル-1-(ホス
    ホノメチル)-1H-ベンズイミダゾール-2-プロパン酸
    である請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R-α-アミノ-6-クロロ-1-(ホスホノ
    メチル)-1H-ベンズイミダゾール-2-プロパン酸であ
    る請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R-α-アミノ-5-クロロ-1-(ホスホノ
    メチル)-1H-ベンズイミダゾール-2-プロパン酸であ
    る請求項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】 式: 【化2】 [式中、Rは水素原子、低級アルキル基、ベンジル基ま
    たはピバロイルオキシメチル基;R1およびR2は、互い
    に独立して、水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ
    基、メタンスルホニルアミノ基、アセチルアミノ基また
    はハロゲン原子であるか、あるいはR1およびR2は、一
    緒になって、メチレンジオキシ基を表す]で示されるN
    MDA拮抗物質またはその薬理学的に許容される塩の神
    経保護量を、興奮性アミノ酸受容体の過剰刺激によって
    誘発される神経病理学的疾患に罹患している哺乳類に投
    与することからなることを特徴とする該疾患を治療また
    は予防する方法。
JP4271403A 1991-10-11 1992-10-09 ベンズイミダゾールホスホノアミノ酸 Pending JPH05222077A (ja)

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US07/776,528 US5124319A (en) 1991-10-11 1991-10-11 Benzimidazole phosphono-amino acids
US776528 1991-10-11

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JPH05222077A true JPH05222077A (ja) 1993-08-31

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