JPH05221080A - プリンタ印字ヘッドの自動調整機構 - Google Patents

プリンタ印字ヘッドの自動調整機構

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JPH05221080A
JPH05221080A JP3037092A JP3037092A JPH05221080A JP H05221080 A JPH05221080 A JP H05221080A JP 3037092 A JP3037092 A JP 3037092A JP 3037092 A JP3037092 A JP 3037092A JP H05221080 A JPH05221080 A JP H05221080A
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JP
Japan
Prior art keywords
stepping motor
printing
print head
printing head
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP3037092A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Takahashi
徹 高橋
Mamoru Itsukida
衛 五木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Techno Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Techno Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Techno Engineering Co Ltd
Priority to JP3037092A priority Critical patent/JPH05221080A/ja
Publication of JPH05221080A publication Critical patent/JPH05221080A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】号機ごとのバックラッシュのばらつきの影響を
なくすことにより、微調整に要する時間と労力を省くと
ともに、安定度の高いギャップ設定量を得る。 【構成】印字ヘッドはステッピングモータ14によって
プラテンとの距離を変化させることが可能な構造になっ
ており、モータ回転指令部20からの指令により動作す
る。また、スリットディスク7とスリットセンサ8によ
り、印字ヘッドが印字用紙10の表面に接触したかどう
かを知ることができる。ギャップ調整動作時は、ステッ
ピングモータ14により印字ヘッド1を押し当て方向に
動かし、印字用紙10の表面に印字ヘッドの先端が接触
してステッピングモータ14が脱調したことを検知した
らば、一定ステップ数SG+SOだけステッピングモータ
14を逆転させて印字ヘッドを引き戻す。このあと再度
押し当て方向にSO ステップだけステッピングモータ1
4を回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタにおける印字
ヘッド先端と印字用紙上面間の距離を一定に保つ機構の
制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、特開昭59−153131号公報
に記述されているように、印字ヘッドが印字用紙表面に
接触したことを検知したのち、一定量を引き戻してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記発明技術
は、駆動機構各部に存在するバックラッシュに関して考
慮されておらず、 (1)バックラッシュは1台ごとに異なるため、ステッ
ピングモータにおける引き戻し量が同一であっても、実
際のギャップ設定量は号機ごとにばらついてしまう。そ
こで、このばらつきをなくすために引き戻し量を号機ご
とに微調整しており、その調整に多くの時間と労力を要
する。
【0004】(2)キャリアとサポートレールの間には
すきまがあり、印字ヘッド動作時の反力でこのすきま分
だけ印字ヘッドおよびキャリアが動いてしまう。そのた
め、正確なギャップ量を維持できない。
【0005】という問題があった。
【0006】本発明の目的は、号機ごとのばらつきをな
くして微調整に要する時間と労力を省き、印字ヘッド動
作時も安定したギャップ設定量を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、印字ヘッド
をまず印字用紙に向かって、すなわち、押し当て方向に
動かし、印字ヘッドが印字用紙表面に接触したことを検
知したら印字用紙から遠ざける方向、すなわち、引き戻
し方向に一定量移動し、そのあと再度押し当て方向に動
かすことにより達成される。
【0008】
【作用】印字ヘッドをまず印字用紙に向かって、すなわ
ち、押し当て方向に動かし、印字ヘッドが印字用紙の表
面に接触したことを検知したら印字用紙から遠ざける方
向、すなわち、引き戻し方向に一定量移動し、そのあと
再度押し当て方向に動かす。すると、駆動機構各部のバ
ックラッシュは押しつぶされてバックラッシュの影響は
なくなり、号機ごとのばらつきはなくなる上、印字時の
反力によりギャップ設定量が狂うということもなくな
る。
【0009】
【実施例】以下は、本発明の一実施例である。
【0010】まず、機構を図1および図2により説明す
る。
【0011】アンダーフレーム13には左サイドフレー
ム12aおよび右サイドフレーム12bが固定されてお
り、この間には固定サポートレール3が渡されている。
印字ヘッド1をのせたキャリア2は固定サポートレール
3と偏心サポートレール4により案内され、B方向に移
動できる。また、左サイドフレーム12aと右サイドフ
レーム12bにはプラテン11が回転自由に支持されて
おり、このまわりには印字用紙10が約半周にわたって
巻きつけられている。ここで、キャリア2をB方向に移
動させながら印字ヘッド1を動作させると、インクリボ
ン9のインクが印字用紙10に転写、すなわち、印字さ
れる。
【0012】偏心サポートレール4は左サイドフレーム
12aおよび右サイドフレーム12bに対して回転自由に
支持されており、右端にはギア5が取り付けられてい
る。ただし、ギア5の回転中心軸に対して偏心サポート
レール4の中心軸は偏っているため、ギア5が回転する
と、キャリア2および印字ヘッド1はA方向に移動す
る。このギア5はステッピングモータ14の軸に取り付
けられたピニオン6により駆動されるため、ステッピン
グモータ14によって印字ヘッド1の先端とプラテン1
1との距離を変化させることが可能となる。ステッピン
グモータ14の軸にはスリットディスク7も取り付けら
れており、スリットセンサ8によって、回転状態を知る
ことができる。なお、ヘッド1はワイヤドット式という
ことで記述してあるが、感熱式やインクジェット式であ
っても同様である。
【0013】次に、制御部を図3により説明する。
【0014】モータ回転指令部20は、印字用紙の有無
などの外部条件および脱調判定部19からの脱調信号を
もとに、回転指令および回転方向指令を出力する。この
回転指令により発振部21は進相タイミングパルスを発
生する。なお、本実施例では制御を簡単にするためにス
テッピングモータを自起動方式で使用しており、進相パ
ルスレートは300pps 一定である。いうまでもなく、
この進相パルスレートは他の値でもよい。進相タイミン
グパルスおよび回転方向指令はパルス発生部16にて相
ごとの信号に分配されたのち、駆動回路15に入力され
る。駆動方式は定電圧,定電流いずれでも、また2相励
磁,1−2相励磁いずれでもよい。また本実施例ではス
テッピングモータを動力源としているが、DCマグネッ
トモータ等を使用し、駆動回路もそれに適したものに変
更したとしても一向に差し支えない。
【0015】駆動回路15より出力された電圧はステッ
ピングモータ14に印加,駆動する。このステッピング
モータ14の回転状態は、スリットディスク7およびス
リットセンサ8によりパルス化され、パルス間隔tf
定部18に送られる。一方、進相タイミングパルスもパ
ルス間隔tc 測定部17によって測定されており、tf
とtc の差td がtc に対して一定の割合を越えた場合
に脱調判定部19にて脱調、すなわち、印字ヘッド1が
印字用紙10の表面に接触したと判定する。本実施例で
は、|td /tc |>0.3 となったときに脱調と判定
するように設定している。この判定値はプリンタの機構
等により最適値が変化するものであり、0.3 という値
は実験的に求められたものである。なお、以上の制御を
実現するのはソフトウェア上であってもハードウェア上
であってもよい。また、印字用紙10の表面に印字ヘッ
ド1が接触したことを検知する方式は本実施例に示した
以外の方式、たとえば専用の接触センサを用いる方式で
あってもよい。
【0016】図4はギャップ設定時を始めとした全体の
動作図である。
【0017】ギャップ調整動作時は、まず、ステッピン
グモータ14により印字ヘッド1を押し当て方向に動か
す。このときの偏心サポートレール4とキャリア2の間
の位置関係は図5に示したように、プラテン側が接して
いる。次に、印字用紙10の表面に印字ヘッド1の先端
が接触してステッピングモータ14が脱調したことを検
知したら、一定ステップ数SG+SOだけステッピングモ
ータ14を逆転させて印字ヘッド1を引き戻す。このと
きの偏心サポートレール4とキャリア2の間の位置関係
は、図6に示したように、プラテン側にすきまが生じて
いる。ここでさらに押し当て方向にSO ステップだけス
テッピングモータ14を回転させると、再び、図5に示
した状態になり、印字時の反力Fを接点により確実に偏
心サポートレール4に伝達することができる。そのた
め、反力Fによってもキャリア2が動いてしまうという
ことはなく、ギャップ設定量は維持される。またこのと
き、ギア5とピニオン6の間のバックラッシュも押しつ
ぶされた状態となっており、したがってバックラッシュ
の影響も受けなくなる。以上で、ギャップ設定動作は終
了し、印字を開始する。なお、SO の値は、偏心サポー
トレール4とキャリア2の間のがた、ギア5とピニオン
6の間のバックラッシュ等、駆動系のすべてのバックラ
ッシュの合計に相当する値よりも大きくしておかなけれ
ばならない。
【0018】引き戻し動作時は引き戻し方向に印字ヘッ
ド1を移動させ、ストッパに当たったことを検知したら
H ステップだけ押し当て方向にステッピングモータ1
4を回転させて停止する。SH ステップだけ動かすのは
ストッパに無理をかけないためである。
【0019】以上の説明は印字ヘッド1およびキャリア
2の移動方向Aが水平方向である場合であるが、移動方
向Aの傾きが大きくなり、固定サポートレール3のほう
が偏心サポートレール4よりも高い位置に来るようにな
ると、ステッピングモータ14を回転させなくても自重
により印字ヘッド1およびキャリア2がずり落ち、自然
に図5の状態から図6の状態になってしまうことがあ
る。こうなると、再度押し当て方向にステッピングモー
タ14を回転させる意味がなくなってしまう。したがっ
て、移動方向Aは水平方向もしくはそれに近い状態でな
ければならない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ギャップ設定終了時に
駆動機構各部のバックラッシュは押しつぶされているた
めに号機ごとのギャップ設定量のばらつきがなくなり、
印字時の反力によりギャップ設定量が変化することもな
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機構部の側面図。
【図2】本発明の機構部の平面図。
【図3】本発明の制御ブロック図。
【図4】本発明の全体動作図。
【図5】押し当て方向移動時のキャリアと偏心サポート
レールの位置関係の説明図。
【図6】引き戻し方向移動時のキャリアと偏心サポート
レールの位置関係の説明図。
【符号の説明】
7…スリットディスク、8…スリットセンサ、14…ス
テッピングモータ、15…駆動回路、16…パルス発生
部、17…パルス間隔tc 測定部、18…パルス間隔t
f 測定部、19…脱調判定部、20…モータ回転指令
部、21…発振部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラテンに任意の厚さの印字用紙を装着
    し、印字ヘッドを前記プラテンの軸方向に移動させなが
    ら前記印字用紙に印字を行なうプリンタにおいて、前記
    印字ヘッドを印字方向対して垂直方向に移動させる装置
    からなり、前記印字ヘッドを前記印字用紙に向かって動
    かし、前記印字ヘッドが前記印字用紙の表面に接触した
    ことを検知したのち前記印字ヘッドを前記印字用紙から
    遠ざける方向に移動し、再度、前記印字ヘッドを前記印
    字用紙に向かって動かすことを特徴とするプリンタ印字
    ヘッドの自動調整機構。
JP3037092A 1992-02-18 1992-02-18 プリンタ印字ヘッドの自動調整機構 Pending JPH05221080A (ja)

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JP3037092A JPH05221080A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 プリンタ印字ヘッドの自動調整機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP3037092A JPH05221080A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 プリンタ印字ヘッドの自動調整機構

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JPH05221080A true JPH05221080A (ja) 1993-08-31

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ID=12301988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3037092A Pending JPH05221080A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 プリンタ印字ヘッドの自動調整機構

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