JPH05221005A - 画像記録方法および装置 - Google Patents

画像記録方法および装置

Info

Publication number
JPH05221005A
JPH05221005A JP2788492A JP2788492A JPH05221005A JP H05221005 A JPH05221005 A JP H05221005A JP 2788492 A JP2788492 A JP 2788492A JP 2788492 A JP2788492 A JP 2788492A JP H05221005 A JPH05221005 A JP H05221005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
thermal head
divided
image
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2788492A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Kita
達哉 北
Satoru Kawai
悟 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2788492A priority Critical patent/JPH05221005A/ja
Publication of JPH05221005A publication Critical patent/JPH05221005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の階調制御技術をそのまま活かし、高階
調化を図る。 【構成】 画像データ分割処理回路により、高階調度デ
ータを上位ビットと下位ビットとに2分割し、上位ビッ
ト数または下位ビット数で決まる回数に分けて低階調化
した印字データをプリンタに供給し、サーマルヘッドに
対して画像データに応じた時間、パルスを印加して通電
することにより発熱させ、同一画素を複数回印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリンタを用いた
画像記録において従来の階調制御技術をそのまま活かし
て階調再現を図れるようにした画像記録方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、昇華転写方式によるカラープリン
ターとして、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),ブラック(Bk)の各色につき、8ビット(2
56階調)の転写データにより階調制御を行う機種が市
販されている。このプリンターで、一般的な画像に対し
ては十分実用的である1600万色が表現でき、豊かな
色調が再現されたプリントを得ることができる。
【0003】しかし、滑らかなグラデーションを多用す
るコンピュータグラフィックス(CG)画像や、モノク
ロ・モノトーン画像では、表現できる色数よりも階調の
表現が重要なポイントであるため、特に階調再現性が要
求され、この場合、現行の256階調のプリンタでは用
途によっては階調表現が不十分である。また最近では、
多階調(12bit程度)のデータが扱える入力装置も
市販されるに至り、プリンタに対しても高階調化(多階
調化)への対応が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在使用されている8
ビットの転写データによる階調制御方法は、画素単位で
8ビットの多値データを基に、対応するサーマルヘッド
の発熱抵抗体に印加するパルスの回数によって階調(濃
度)を制御している。この階調制御方法の例について図
10を参照して概略説明する。
【0005】例えば、ホストコンピュータ等外部機器よ
りI/F1を介して入力された画像データはバッファメ
モリ2に書き込まれる。バッファメモリ2に書き込まれ
たデータはサーマルヘッド制御回路3により1ラインづ
つ読み込まれ、各画素毎に順次0〜255までの値と比
較される。まず、各画素の濃度データと「0」とが比較
され、「0」と等しいか「0」よりも大きい濃度データ
についてはその位置に「1」が、「0」よりも小さい濃
度データについてはその位置に「0」が配置された1ラ
イン分の各画素についてのパルス列が出力される。
【0006】即ち、サーマルヘッド制御回路3からの出
力は、「0」よりも大きいか「0」と等しい濃度データ
の位置に「1」が、その他の位置には「0」が配置され
ることになる。このパルス列は、タイミング制御され
て、印字ヘッド4内のシフトレジスタ41にセットされ
る。ラッチ回路42はサーマルヘッド制御回路3からの
ラッチ信号によってシフトレジスタ内のデータをラッチ
する。ゲート回路43に対してイネーブル信号が与えら
れている期間、ラッチ回路42のビットのうち「1」を
ラッチしたビットに対応した発熱抵抗体44のみが選択
的に駆動されて発熱し記録が行われる。次いで、サーマ
ルヘッド制御回路3は転写データと「1」とを比較し、
濃度データが「1」と等しいか大きい濃度データについ
てはその位置に「1」を、「1」よりも小さい濃度デー
タについてはその位置に「0」が配置された1ライン分
の各画素についてのパルス列を出力する。こうしてサー
マルヘッド制御回路3から出力されたパルス列は、タイ
ミング制御されてシフトレジスタ41にセットされ、ラ
ッチ回路42によってラッチされ、前述したと同様にラ
ッチ回路42のビットのうち「1」がセットされている
ビットに対応した発熱抵抗体44が駆動され、記録が行
われる。以下、比較値が最大濃度データ「255」にな
るまで同様の動作が繰り返され、1ラインの転写が終了
する。
【0007】図11は、図10の1個の発熱抵抗体が濃
度データに応じてどのように駆動されるかを示したもの
であり、上部の1〜256までの数字は1ラインの印字
期間中に順に1個ずつイネーブルパルスが256回発生
する場合の各発生時点を示し、これらの各発生時点に対
して横方向に配列された各矩形は、濃度データD=0、
15、31、47、255の場合に発熱抵抗体が駆動さ
れる期間を示し、斜線を付した矩形は発熱抵抗体が駆動
されることを示し、白色の矩形は発熱抵抗体が駆動され
ないことを示している。1〜256回目の各イネーブル
パルスの発生時点に対応して、順次濃度データと0〜2
55までの値が比較される。
【0008】すなわち、D=0の場合には、発熱抵抗体
は1番目のイネーブルパルスが発生している期間のみ駆
動され、それ以後は全く駆動されず、D=15の場合に
は1番目のイネーブルパルスから16番目のイネーブル
パルスが発生している期間駆動され、それ以後は駆動さ
れない。こうして、濃度データDに応じた階調の記録が
行われる。
【0009】図12は本発明が適用されるプリンタの例
として昇華転写プリンタを示したものである。使用する
転写フィルムは、例えば、図12(a)に示すようにな
Y、M、C、Bkをもつ面順次構成のもので、転写機構
は、図12(b)に示されるようになっている。転写フ
ィルム21は、耐熱滑性層21a、転写ベース材21
b、昇華転写層21cを、塗工材の基材への接着を良く
するためにプライマを介在させて積層したものである。
なお、易接着処理を施したフィルムでも良い。耐熱滑性
層21aとしては、ポリビニールブチラール、ポリイソ
シアネート、りん酸エステルの混合物、転写ベース材2
1bとしてはポリエチレンテレフタレート、ポリイミド
等、昇華転写層21cとしては、インドアニリン系、ピ
ラゾロン系、アゾ系等の昇華性染料、ポリビニールアセ
タール、セルロース系等のバインダーからなっている。
【0010】また受像紙22は、受像層22b、受像紙
ベース材22aをプライマを介在させて積層したもの
で、受像層22bは飽和ポリエステル、塩化ビニール
等、ベース材22aは合成紙、発泡ポリエステル、発泡
ポリプロピレン等、裏面層はバインダ、滑剤、塗工剤等
からそれぞれなっている。また、塩化ビニル樹脂自身を
受容層としても良い。
【0011】プラテンロール23の周囲には受像紙22
が巻きつけられ、これに転写フィルム21が密着した状
態で重ねられ、サーマルヘッド24を転写フィルム21
の背面に当接して加熱することにより、染料が加えた熱
量に応じて受像層へ移るので、各画素ドット毎に熱量に
応じた階調の記録ができる。
【0012】ところで、このような方法で高階調化を達
成するためには、階調数の増えた画像データ、例えば1
0ビットデータであるとすれば階調制御技術も新しくデ
ータ幅の広がったものに合わせて開発する必要があり、
コストがかかってしまう。
【0013】また、溶融転写方式等による多階調化(中
間調再現)手法では、1つの画素をいくつかのドットで
表現する面積階調であるため解像度が落ちてしまい、デ
ィザマトリクス法においても複数ドットに対してマスク
をかけて階調を出しているため、解像度の劣化、画質の
劣化をまねくという問題があった。
【0014】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、従来の階調制御技術をそのまま活かし、高階調化を
図ることができる画像記録方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材の一方の
面に色材層が設けられた熱転写フィルムと基材の一方の
面に受容層が設けられた被熱転写シートを複数の発熱抵
抗体を有するサーマルヘッドとプラテンローラの間に圧
接し、サーマルヘッドに対して画像データに応じた時
間、パルスを印加して通電・発熱させ、転写フィルムの
色材層から受容層への色材の移行量を制御して階調を再
現する画像記録方法において、画像データを分割し、分
割データに基づき複数回に分けて1色の印字を行うよう
にしたことを特徴とする。
【0016】また、画像データを上位ビットと下位ビッ
トとに2分割し、下位ビット数で決まる回数に分けて各
回毎に、分割した上位ビットのデータと、下位ビットの
データで決まる2値データとの和からなる印字データで
印字すること、また、画像データを上位ビットと下位ビ
ットとに2分割し、上位ビット数で決まる回数に分けて
各回毎に、分割した下位ビットの幅で表現できる最大値
または下位ビットデータまたは0からなる印字データで
印字することを特徴とする。
【0017】さらに、本発明は、画像データが入力され
るサーマルヘッド制御回路と、複数の発熱抵抗体を有
し、サーマルヘッド制御回路により各発熱抵抗体が選択
的に駆動されるサーマルヘッドとを備え、基材の一方の
面に色材層が設けられた熱転写フィルムと基材の一方の
面に受容層が設けられた被熱転写シートをサーマルヘッ
ドとプラテンローラの間に圧接し、サーマルヘッドに対
して画像データに応じた時間、パルスを印加して通電・
発熱させ、転写フィルムの色材層から受容層への色材の
移行量を制御して階調を再現する画像記録装置におい
て、さらに画像データを分割するデータ分割処理回路を
備え、サーマルヘッド制御回路はデータ分割回路で分割
されたデータに基づきサーマルヘッドを駆動して複数回
に分けて1色の印字を行うようにしたことを特徴とす
る。
【0018】また、データ分割処理回路は、画像データ
を上位ビットと下位ビットとに2分割し、下位ビット数
で決まる回数に分けて各回毎に、分割した上位ビットの
データと、下位ビットのデータで決まる2値データとの
和からなる印字データで印字すること、また画像データ
を上位ビットと下位ビットとに2分割し、上位ビット数
で決まる回数に分けて各回毎に、分割した下位ビットの
幅で表現できる最大値または下位ビットデータまたは0
からなる印字データで印字することを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明は画像データを分割し、各色について分
割データに基づき複数回に分けて1色の印字を行うもの
であり、高階調度データを上位ビットと下位ビットとに
2分割し、上位ビット数または下位ビット数で決まる回
数に分けて低階調の印字データをプリンタに供給し、同
一画素を複数回印字する。このとき各回のデータは被転
写シート上の同一画素の印字に使われるため、全体とし
て基のデータが損なわれることなく従来の階調制御技術
をそのまま活かして高階調画像の記録を行うことが可能
となる。
【0020】
【実施例】本実施例では10ビットの階調画像データを
現行の8ビットプリンタで印字記録し、10ビットの階
調を再現する場合について説明する。図1は本発明の画
像記録装置の構成を示す図、図2はデータ分割を説明す
るための図、図3は下位2ビットと印字データの関係を
説明するための図である。図中、9はインタフェース
(I/F)、10はバッファメモリ、11はデータ分割
処理回路、12はサーマルヘッド制御回路、13は印字
ヘッドである。
【0021】サーマルヘッド制御回路12は、図10で
説明したと同様に各画素8ビットの多値データを基に、
対応するサーマルヘッド13の発熱抵抗体に印加するパ
ルスの回数によって階調(濃度)を制御している。一
方、図示しない外部機器、ホストコンピュータ等からは
各画素10ビットの画像データが、I/F9を介して転
送され、バッファメモリ10に格納される。なお、入力
がアナログ信号の場合にはA/D変換したデータがバッ
ファメモリ10に格納される。バッファメモリ10から
1ラインずつ読みだ出された画像データはデータ分割処
理回路11で図2に示すように10ビットデータCから
上位8ビットA、下位2ビットBにビット分割され、次
式で示されるように下位2ビットBに応じてn回目の印
字データD n を作成する。
【0022】Dn =A+fn ( B) ここにfn ( B)は、下位2ビットBに対して図3に示
すように、 B=0……f1(B)=f2(B)=f3(B)=f4(B)=0 B=1……f1(B)=1、f2(B)=f3(B)=f4(B)=0 B=2……f1(B)=f2(B)=1、f3(B)=f4(B)=0 B=3……f1(B)=f2(B)=f3(B)=1、f4(B)=0 とする。
【0023】つまり、10ビットデータCは1回目の印
字データDとして、下位2ビットBに応じて次のような
4種類の8ビットデータに変換され、サーマルヘッド制
御回路12に送り出される。
【0024】 B=0……D1 =A+f1(B)=A+0 B=1……D2 =A+f2(B)=A+1 B=2……D3 =A+f3(B)=A+1 B=3……D4 =A+f4(B)=A+1 サーマルヘッド制御回路12では1回目の印字データD
を受け取り、前述したと同様にデータに応じたパルス数
を発熱抵抗体に通電して印字を行う。同様の動作を必用
な回数繰り返し、1回目の印字を完了する。
【0025】ついで、2回目の印字データDとして、1
0ビットデータCは下位2ビットBに応じて次のような
8ビットデータに変換され、印字が行われる。
【0026】 B=0……D1 =A+f1(B)=A+0 B=1……D2 =A+f2(B)=A+0 B=2……D3 =A+f3(B)=A+1 B=3……D4 =A+f4(B)=A+1 このようにして必用な回数、この場合では4回、同一画
素に対して印字が行われる。つまりある画素は、その階
調を表現している10ビットデータCを8ビット印字デ
ータD1 、D2 、D3 、D4 として4回の印字を行うこ
とにより再現される。
【0027】 D1 +D2 +D3 +D4 =A×22 +f1(B)+f2(B)+f3(B)+f4(B) したがって、同一画素に対して8ビットデータによる4
回の印字により10ビットデータCを損なうことなく階
調再現できたことになる。例えば、 C=259(10)(=0100000011(2) ) であるとすると(添字は10進数、2進数を表す)、 A=64(10)(=01000000(2) )、B=3(10)(11(2) ) であり、また、図3よりf1(B)=f2(B)=f3(B)
=1、f4(B)=0であるので D1 =65(10)(=01000001(2) ) D2 =65(10)(=01000001(2) ) D3 =65(10)(=01000001(2) ) D4 =64(10)(=01000000(2) ) となる。そこで、8ビットデータD1 、D2 、D3 、D
4 により同一画素に対して4回の印字を行うと、 D1 +D2 +D3 +D4 =64×4+1+1+1=259 となって基の10ビットデータを損なうことなく濃度階
調が再現されたことになる。
【0028】なお、上記説明では10ビットデータを上
位8ビット、下位2ビットに分割するようにしたが、本
発明はさらに一般化することが可能である。例えば、図
4に示すように、kビットデータ(C)を上位aビット
(A)、下位bビット(B)に分割し、 1回目……D1 =A+f1(B) 2回目……D2 =A+f2(B) : n回目……Dn =A+fn ( B) : N回目……DN =A+fN ( B) ただしN=2b である。
【0029】ここでfn ( B)は0か1の値をとる2値
関数で、 fn ( B)=1 (n≦B) fn ( B)=0 (n>B) とする。こうして、同一画素に対してN(=2b )回に
分けて印字することにより、kビットデータをこれより
階調度の低いaビットのプリンタで印字し、kビットの
階調を再現することが可能である。また、上記説明では
n とfn ( B)の添字を等しくしているが、Dn に対
して1対1に対応していればfn ( B)は任意の順序で
よい。
【0030】また、上記説明に関わらず、fn ( B)
は、 f1(B)+f2(B)+…+fn ( B)+…+fN ( B)=B が満足すれば、任意の関数であって構わない。
【0031】図5、図6は本発明の他の実施例を説明す
る図である。
【0032】図5に示されるように10ビットデータC
を上位2ビットA、下位8ビットBに2分割する例につ
いて説明すると、10ビットデータCを上位2ビットA
に応じて次のような4つの異なるデータD1 、D2 、D
3 、D4 の4回に分けて印字を行う。
【0033】1回目……D1 =f1(A) 2回目……D2 =f2(A) 3回目……D3 =f3(A) 4回目……D4 =f4(A) ここで、f1(A)、f2(A)、f3(A)、f4(A)は、
上位2ビットAに対して図6に示すように A=0……f1(A)=B、f2(A)=f3(A)=f4(A)=0 A=1……f1(A)=255、f2(A)=B、f3(A)=f4(A)=0 A=2……f1(A)=f2(A)=255、f3(A)=B、f4(A)=0 A=3……f1(A)=f2(A)=f3(A)=255、f4(A)=B とする。なお、A=0の時のf2(A)=f3(A)=f
4(A)=0、A=1の時のf3(A)=f4(A)=0、A
=2の時のf4(A)=0は印字を行わないことを意味し
ているが、“0”というデータを印字することで代用す
る。またA=1の時のf1(A)=255、A=2の時の
1(A)=f2(A)=255、A=3の時のf1(A)=
2(A)=f3(A)=255は、256階調目を意味し
ている。つまり階調数で表現すれば、 1回目……S1 =f1(A) 2回目……S2 =f2(A) 3回目……S3 =f3(A) 4回目……S4 =f4(A) とするとき、 A=0……f1(A)=B、f2(A)=f3(A)=f4(A)=0 A=1……f1(A)=256、f2(A)=B、f3(A)=f4(A)=0 A=2……f1(A)=f2(A)=256、f3(A)=B、f4(A)=0 A=3……f1(A)=f2(A)=f3(A)=256、f4(A)=B となり、4回の印字により、 S1 +S2 +S3 +S4 =C(10ビット) となるので、8ビットデータによる4回の印字により1
0ビットデータの階調が得られたことになる。例えば、 C=259(10)(=0100000011(2) ) であるとすると、 A=1(10)(=01(2) )、B=3(10)(00000011(2) ) であり、図6より D1 =255、D2 =3、D3 =D4 =0 というデータで4回の印字を行う。このとき、 S1 +S2 +S3 +S4 =256+3+0+0=259=C となり、10ビットの濃度階調が再現される。
【0034】本実施例もkビットデータを上位aビッ
ト、下位bビットに2分割し、 1回目……D1 =f1(X) 2回目……D2 =f2(X) : n回目……Dn =fn ( X) : N回目……DN =fN ( X) ただしn=2a 、X=A+1であり、 fn ( X)=0 (n>X) fn ( X)=B (n=X) fn ( X)=Bmax (n<X) ここでBmax =2b −1……Bで表現できる最大値とし
て一般化することが可能である。こうしてkビットデー
タをこれより階調度の低いbビットのプリンタで印字
し、kビットの階調を再現することが可能である。ま
た、上記説明ではDn とfn ( X)の添字を等しくして
いるが、Dn に対して1対1に対応していればfn (
X)は任意の順序でよい。
【0035】また、上記説明に関わらず、fn ( X)
は、 S1 +S2 +…+Sn +…+SN =f1(X)+f2(X)+…+fn ( X)+…+fN ( X)=C が満足すれば、任意の関数であって構わない。
【0036】本発明において使用する転写フィルムにつ
いて図7〜図9により説明すると、図7に示すものは面
順次構成のもので、1画面分(例えば100ライン)の
各ラインにおける1回目の印字を、イエローについては
1 で、マゼンタについてはM1 で、シアンについては
1 で、ブラックについてはBk1 でそれぞれ転写し、
2回目の印字はイエローについてはY2 で、マゼンタに
ついてはM2 で、シアンについてはC2 で、ブラックに
ついてはBk2 で転写する。以下同様にしてn回の印字
を行って1画面の印字を行い、各ラインn回に分けて印
字される。
【0037】また、図8に示す構成の転写フィルムでも
よく、この場合は最初の1画面におけるイエローについ
て、各ライン1回目はY1 、2回目はY2 、……n回目
はYn で行う。次いで、最初の1画面におけるマゼンタ
について、各ライン1回目はM1 、2回目はM2 、……
n回目はMn で行い、同様に最初の1画面におけるシア
ンについて、各ライン1回目はC1 、2回目はC2 、…
…n回目はCn で行い、同様に最初の1画面におけるブ
ラックについて、各ライン1回目はBk1 、2回目はB
2 、……n回目はBkn で行って1画面の印字を行
う。
【0038】図9に示すものは図8の場合と同様である
が、図8におけるY1 〜Yn をY、M1 〜Mn をM、C
1 〜Cn をC、Bk1 〜Bkn をBkとしたものであ
る。複数回に分けた印字毎に用いる色材層の組成が同じ
ときには図8のように塗り分ける必要はなく、例えば、
イエローについて1回目はY´1 、2回目はY´2 、…
…n回目はY´n というYの領域の一部を用いて印字を
行えばよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の階
調制御技術をそのまま活かした形で、高階調化が可能で
あり、また、同一画素を複数回印字することになるた
め、容易に濃度を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像記録装置の構成を示す図であ
る。
【図2】 10ビットデータの分割を説明するための図
である。
【図3】 下位2ビットと印字データの関係を説明する
ための図である。
【図4】 kビットデータの分割を説明するための図で
ある。
【図5】 10ビットデータの分割を説明するための図
である。
【図6】 上位2ビットと印字データの関係を説明する
ための図である。
【図7】 面順次の転写フィルムを説明する図である。
【図8】 転写フィルムの他の例を示す図である。
【図9】 転写フィルムの他の例を示す図である。
【図10】 従来の熱転写プリンタの構成を示す図であ
る。
【図11】 階調制御方法を説明する図である。
【図12】 昇華転写機構を説明する図である。
【符号の説明】
11…データ分割処理回路、12…サーマルヘッド制御
回路、13…印字ヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 102 C 9186−5C B 9186−5C 8907−2C B41J 3/20 117 C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の一方の面に色材層が設けられた熱
    転写フィルムと基材の一方の面に受容層が設けられた被
    熱転写シートを複数の発熱抵抗体を有するサーマルヘッ
    ドとプラテンローラの間に圧接し、サーマルヘッドに対
    して画像データに応じた時間、パルスを印加して通電・
    発熱させ、転写フィルムの色材層から受容層への色材の
    移行量を制御して階調を再現する画像記録方法におい
    て、 画像データを分割し、分割データに基づき複数回に分け
    て1色の印字を行うようにしたことを特徴とする画像記
    録方法。
  2. 【請求項2】 画像データを上位ビットと下位ビットと
    に2分割し、下位ビット数で決まる回数に分けて各回毎
    に、分割した上位ビットのデータと、下位ビットのデー
    タで決まる2値データとの和からなる印字データで印字
    することを特徴とする請求項1記載の画像記録方法。
  3. 【請求項3】 画像データを上位ビットと下位ビットと
    に2分割し、上位ビット数で決まる回数に分けて各回毎
    に、分割した下位ビットの幅で表現できる最大値または
    下位ビットデータまたは0からなる印字データで印字す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像記録方法。
  4. 【請求項4】 画像データが入力されるサーマルヘッド
    制御回路と、複数の発熱抵抗体を有し、サーマルヘッド
    制御回路により各発熱抵抗体が選択的に駆動されるサー
    マルヘッドとを備え、基材の一方の面に色材層が設けら
    れた熱転写フィルムと基材の一方の面に受容層が設けら
    れた被熱転写シートをサーマルヘッドとプラテンローラ
    の間に圧接し、サーマルヘッドに対して画像データに応
    じた時間、パルスを印加して通電・発熱させ、転写フィ
    ルムの色材層から受容層への色材の移行量を制御して階
    調を再現する画像記録装置において、 さらに画像データを分割するデータ分割処理回路を備
    え、サーマルヘッド制御回路はデータ分割回路で分割さ
    れたデータに基づきサーマルヘッドを駆動して複数回に
    分けて1色の印字を行うようにしたことを特徴とする画
    像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記データ分割処理回路は、画像データ
    を上位ビットと下位ビットとに2分割し、下位ビット数
    で決まる回数に分けて各回毎に、分割した上位ビットの
    データと、下位ビットのデータで決まる2値データとの
    和からなる印字データで印字することを特徴とする請求
    項1記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記データ分割処理回路は、画像データ
    を上位ビットと下位ビットとに2分割し、上位ビット数
    で決まる回数に分けて各回毎に、分割した下位ビットの
    幅で表現できる最大値または下位ビットデータまたは0
    からなる印字データで印字することを特徴とする請求項
    1に記載の画像記録装置。
JP2788492A 1992-02-14 1992-02-14 画像記録方法および装置 Pending JPH05221005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2788492A JPH05221005A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 画像記録方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2788492A JPH05221005A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 画像記録方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05221005A true JPH05221005A (ja) 1993-08-31

Family

ID=12233325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2788492A Pending JPH05221005A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 画像記録方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05221005A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016083792A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 キヤノン株式会社 印刷装置、その制御方法、および制御プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016083792A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 キヤノン株式会社 印刷装置、その制御方法、および制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4672432A (en) Method for recording a color image using dots of colorants of different densities
EP0095380A2 (en) Thermal transfer printing method
JPH05220996A (ja) 画像記録方法および装置
JPH05221005A (ja) 画像記録方法および装置
US5473355A (en) Thermal printing method and thermal printer
JPH068489A (ja) 画像記録方法および装置
US5734410A (en) Thermal transfer recording apparatus and method for regularly assigning blank dots
JPH068488A (ja) 画像記録方法および装置
KR0138136B1 (ko) 열전사헤드와 이 열전사헤드를 내장한 열전사프린터장치 및 그 방법
JP2840476B2 (ja) 多色感熱記録方法
JPS61234169A (ja) 階調表現可能な感熱画像記録装置
JPH0872284A (ja) 熱転写カラー記録装置
JPS6124472A (ja) 感熱転写方式の階調記録方法
JPH01295863A (ja) 画像記録装置
JP3621777B2 (ja) カラー記録装置及び記録方法
JPS60154073A (ja) カラ−画像形成方法
JPS59201863A (ja) 中間調再現方法
JP3483341B2 (ja) カラー記録装置及び記録方法
JPS62282953A (ja) サ−マル記録装置
JPS6085973A (ja) 多色熱転写記録装置
JPS61220563A (ja) 多階調記録方法
JPH08281994A (ja) カラー記録装置及び方法
JPS6369381A (ja) 濃度階調形カラ−プリンタ
JP2000108398A (ja) 感熱式プリンタ及び感熱式記録方法
JPS60126965A (ja) 画情報記録装置