JPH05219364A - 画像処理システム及び該システムを構成する装置 - Google Patents

画像処理システム及び該システムを構成する装置

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JPH05219364A
JPH05219364A JP4022715A JP2271592A JPH05219364A JP H05219364 A JPH05219364 A JP H05219364A JP 4022715 A JP4022715 A JP 4022715A JP 2271592 A JP2271592 A JP 2271592A JP H05219364 A JPH05219364 A JP H05219364A
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JP4022715A
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Toshihiro Kadowaki
俊浩 門脇
Tetsuya Onishi
哲也 大西
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 画像入力装置(201〜206)、画像メモリ装置(1
02)、画像出力装置(208〜214)とともに用い
られる画像メモリ装置であって、前記画像入力装置から
画像を受信する第1の受信手段(107)、受信した画
像に入力マスキング処理を施す入力マスキング手段(6
01)、画像メモリ(607)、画像メモリから読みだ
した画像と入力マスキング処理を施された受信画像を合
成する合成手段(612)、画像出力装置に合成画像を
送出する送出手段、とを有することを特徴とする画像処
理システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理システム、特
に画像入力装置、画像メモリ装置、画像出力装置から構
成される画像処理システム及び該システムを構成する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータからカラー画
像データをうけとり、その画像と、カラー画像読取装置
から読みとった画像とを合成して画像形成装置で画像形
成を行う画像処理システムは例えば画像読取装置、画像
メモリ装置、画像形成装置との夫々の間のカラー画像デ
ータは標準化された色空間データ、例えばNTSC色空
間データに変換されて伝送される様にすることによって
接続される装置の種類にかかわらず、適正に色処理が行
える様にする技術については知られている。
【0003】即ち画像読取装置には入力マスキング回路
を設け、かかる画像読取装置から出力される画像データ
を標準的な色空間のデータとし、画像形成装置において
は与えられる標準的な色空間のデータを該形成装置の着
色材の発色特性に適合した色空間のデータに変換する出
力マスキング回路を設ける様にした技術については知ら
れている。
【0004】また従来の装置においては原稿の所定の領
域のみを読み取るに際しては水平同期信号、画素クロッ
クの夫々を計数するカウンタを用いて所定の領域を抽出
するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例を、比較的低速の低コスト指向の画像処理システム
に適用しようとした場合、次のような欠点があった。
【0006】1.画像入力装置、画像形成装置夫々にマ
スキング回路を設けることにより構成が複雑化するだけ
ではなくコストアップになる。
【0007】2.カラー複写機として動作する時、マス
キング回路として入力マスキングと出力マスキングに分
かれていると、それぞれで演算誤差が生じ情報が欠落す
る。
【0008】また、このような低速のカラースキャナ、
低速のカラープリンタでは、画像データは1画素ごとに
R,G,Bをくり返す、いわゆる点順次方式をとってお
り、8bitのデータ線を用いて、R,G,Bをシリア
ルに転送処理するため、画像処理回路309の前に出力
マスキングをしてデータのビット数を減らす必要がな
い。しかしながら、水平方向と垂直方向の2つのカウン
タをもつため、回路規模が大きくなるという欠点があっ
た。そこで、垂直方向の画素カウントをCPUの割り込
み処理を用い、垂直方向のカウンタをなくすことで、回
路規模を縮小する手段がある。すなわち、Hsync毎
にCPUに割り込みを発生させ、割り込み回数をCPU
が数えることによって垂直方向の画素数をカウントする
のである。しかしながら、装置の処理スピードを上げる
ためには、上記の割り込み処理のスピードを上げる必要
があるが、CPUは、他の処理も受け持っているため例
えば、多重に割り込み要求があった場合、その処理スピ
ードには限界があった。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてコストの低減さ
せ、かつ画質を向上させた画像処理システムを提供する
ことを目的とする。
【0010】本出願の第1の発明によれば画像入力装
置、画像メモリ装置、画像出力装置とともに用いられる
画像メモリ装置であって、前記画像入力装置から画像を
受信する第1の受信手段、受信した画像に入力マスキン
グ処理を施す入力マスキング手段、画像メモリ、画像メ
モリから読みだした画像と入力マスキング処理を施され
た受信画像を合成する合成手段、画像出力装置に合成画
像を送出する送出手段、とを有することを特徴とする。
【0011】又本出願の第2の発明によれば前記画像形
成装置は、画像入力装置から画像を受信する第2の受信
手段、画像メモリ装置から画像を受信する第3の受信手
段、受信した画像にマスキング処理を施すマスキング手
段、マスキング処理された画像を出力する画像出力手
段、を持ち、マスキング手段において第2の受信手段で
受信した画像については入出力マスキングを施し、第3
の受信手段で受信した画像については出力マスキングの
みを施すことを特徴とする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の画像処理装置に係る実施例に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施例におけるシステムの概略構成図を示す。同
図において、101はカラースキャナ及びインクジェッ
ト方式のプリンタであり、圧板105の下に原稿を置き
コピースタートキー104を押すことにより単独でカラ
ー複写画像を得ることができる。
【0013】また、読み取られた画像は、同時にデジタ
ルデータとしてケーブル107を介し画像メモリユニッ
ト102に送ることもできる。送られた画像データは、
例えばG−IBなどの汎用I/F108を介しホストコ
ンピュータ103に送られ、様々な画像編集処理を可能
としている。処理された画像データは、メモリユニット
102を介してスキャナプリンタ101に送られ、編集
画像を再生することができる。図2は、スキャナプリン
タ101の内部構成を示す概略ブロック図である。
【0014】同図において、201はCCDラインセン
サであり、203はその拡大図である。図の様に走査方
向にR、G、B、R、G、B、…と各色のセンサが並べ
てあり、R、G、Bを1組として1画素としている。こ
のラインセンサ201は、図3に示す様に原稿に対して
横方向のCCD主走査と、縦方向のCCD副走査を順次
行って、原稿全体のスキャンをBVE,VEなどの同期
信号に従って、第1走査、第2走査…の様に行う。ライ
ンセンサ201は、例えばパルスモータなどにより駆動
され、図示はしないがCPUの制御によって任意の領域
をスキャンできる様になっている。ここで読み取ったデ
ータをプリンタに送る場合と、メモリユニット102に
送る場合のスキャン方法の違いを説明する。図4(A)
は、プリンタに印字する際のスキャン方法を説明するた
めの説明図である。第1走査において、CCD読み取り
幅はCCDの全画素幅であり、画素1〜132の132
画素を読み込んでいる。しかし、プリンタ印字幅として
画素2〜129の128画素を印字し、他の画素は捨て
ている。これは、本プリンタがデータを印字する際に誤
差拡散法等の印字データの周辺のデータを用いて2値化
する2値化手法を採用しているためである。第2走査に
おいて、図の様に4画素分の領域を再び読み込み、2値
化の際のつなぎ処理、及び印字データとして用いてい
る。このように、プリンタに印字する場合には、各走査
ごとに数画素の重ね読みを行っている。図4(B)は、
メモリユニット102に読み取りデータを送る場合のス
キャン方法を説明する説明図である。図の様に、第1走
査と第2走査で重なり部分をなくし、CCD読み取り幅
132画素いっぱいに読み出している。これは、メモリ
ユニット102へ転送するのみで2値化処理を行わない
ためである。これにより、印字する場合と同じ領域を読
み込む場合、スキャン回数を減らすことができるので、
高速化に有効である。
【0015】以上説明した様に、この実施例では印字す
るときとメモリユニット102への転送時とで、スキャ
ンのモードを変えている。ラインセンサ201により読
み取られた画像信号は、A/D変換器202によってデ
ジタル信号に変換され、以下デジタル信号として処理さ
れる。
【0016】図5に、以上述べた原稿読み取り時のタイ
ミングチャートを示す。同図(A)のBVEは原稿に対
してCCD主走査のスタート点を示し、VEはCCD走
査のタイミングを決定している。CCDは主走査方向に
移動しながら各VEごとに画像の読み取りを行う。図5
(B)の様に1つのVEを拡大すると、各画画素はビデ
オクロックVCLKに同期してR.G.Bを1画素とす
る点順次で転送されている。画像信号は、次にシェーデ
ィング補正回路204に入力され、CCDの特性に合わ
せて白補正・黒補正が行われる。シェーディング補正回
路204から出力された信号は、黒文字処理回路(1)
205に入力される。ここでは原稿における黒文字を検
出し、プリント時に色にじみをなくし、黒文字の先鋭化
を行うべく処理を行う。黒文字処理回路(1)205に
入力されたデータは、黒文字の検出後1画素ごとに、そ
の処理を決定するためのデータXが付加される。その結
果1画素を構成するのに必要なVCLKは4クロックと
なる。その様子を図5(C)に示す。図6が上記データ
Xのビット内容を示す表である。黒文字処理について
は、ビット0にその処理の有無が付加される。さらに、
同図に示す様に他の画処理情報についても付加される。
データXが付加された画像データは、変倍回路206に
て所望の大きさに変倍(拡大,縮小)され、スイッチユ
ニット207にてメモリユニット102にケーブル10
7を介し転送される。また、スイッチユニット207は
メモリユニット102が接続されていない場合、その選
択によって変倍回路206からの画像データを直接デコ
ード回路208に転送することもできる。その結果、こ
のスキャナ・プリンタを単独でカラーコピーマシンとし
て働かすことができる。なお、上記メモリユニット10
2は3バンド分の画像データを格納し得る容量を有して
いる。変倍回路206又はケーブル107を介しメモリ
ユニット102から出力される画像信号は、スイッチユ
ニット207を介しデータXデコード回路208に入力
される。データXデコード回路208は付加されている
データXの内容をデコードし、それぞれの処理ブロック
に対して図6に内容を示した制御信号を出力する。各処
理ブロックは前記制御信号に基づいて処理を行う。画像
データは、LOG変換回路209,マスキング回路21
0にて濃度変換及びインクの特性に合わせたマスキング
演算処理が行われる。このマスキング回路は、単独でカ
ラーコピーマシンとして働かす時には、入力マスキング
と出力マスキング両方を考慮した計数が、図示はしない
が全体の制御をつかさどるCPUによってセットされ、
マスキング演算が行われる。
【0017】また、メモリユニットからの画像や、メモ
リユニットからの画像とスキャナからの画像を合成する
場合には、出力マスキングとして演算が行われ、前述し
たようにその場合には、出力マスキングの計数がセット
される。メモリユニットからの画像とスキャナからの画
像を合成の説明は、後述する。次に、エッジ処理回路2
11にて画像の先鋭化が行われ、ヘッドシェーディング
回路212に入力される。ここでは、印字ヘッド216
のバラツキによりインクの吐出量、方向などが各画素間
で一定ではないので、それらの補正を信号処理によって
行う。213のγテーブルは、印字の濃度を決める変換
テーブルで、所望の濃度に調整できる様になっている。
2値化回路214では、制御信号MIXDATA,NE
GA,PHOTOに基づいて多値の画像データから2値
の画像データに変換を行う。
【0018】黒文字処理回路(2)215にて制御信号
KBに基づく制御で黒文字処理が行われ、インクジェッ
ト方式の印字ヘッド216にて印字が行われる。この印
字ヘッド216の動作タイミングも、上述したラインセ
ンサ203と同様にBVE,VE等の同期信号に従って
いる。図7に画像メモリユニット102における画像デ
ータの流れを説明するための概略ブロック図を示す。ス
キャナプリンタ101から転送された画像データは、ケ
ーブル107を介し入力マスキング回路601に入力さ
れる。送られて来る画像データは、CCDの色分解フィ
ルタの特性のままであるため、ここで一般の規格、例え
ばNTSC規格の特性に適合させるため演算を行う。上
記演算により、ホストコンピュータ103での色データ
の扱いが統一でき、プリント時の色再現の規格化も可能
となる。この際、データXについては、演算は行わずス
ルーとなる。入力マスキング後の画像データは、スムー
ジング回路602及び合成回路603に入力される。合
成回路603については後述する。スムージング回路6
02では、モワレによる画像劣下を防止すべくスムージ
ング処理が行われる。この時スムージングに用いるマト
リックスは、2×1,2×2,3×3と3段階に選択で
きる様になっており、図示はしないがCPUからのデー
タセットにより選択できる。この際にも、データXにつ
いて演算は行われない。ガンマテーブル回路604で
は、スキャナ入力画像を所望の階調特性に合った画像に
変調する。
【0019】これも、前記同様にCPUから自由なテー
ブルがセットできる様に構成されている。スムージング
回路602、ガンマテーブル回路604ともに、ホスト
コンピュータ103からのコマンドによってCPUを介
しユーザーが自由に処理モードを選択できる。ガンマテ
ーブル回路604によって補正された画像データは、F
IFO605を介して画像メモリ607にアドレスカウ
ンタ608によって指定されるアドレスに格納される。
画像メモリ607,及びアドレスカウンタ608は、ス
キャナプリンタ101からの画像同期クロックVCLK
によって制御を行うのではなく、メモリユニット102
内のOSC回路609から得られるクロックIVCLK
によって制御、例えばメモリリフレッシュのタイミング
制御を行っている。このクロック変換を行うため、画像
データの入力,出力にFIFO605,606を設けて
いる。従って、もし、スキャナ・プリンタに異常があ
り、クロックVCLKが停止した場合等でも、メモリの
内容を失うことなく復帰ができる。図8に画像メモリ6
07の詳細な説明図を示す。
【0020】同図において、メモリアドレスは、CPU
から見てBVE方向にリニアなアドレスとしている。ス
キャナ及びプリンタで用いる画像データの形式と異なる
ため、スキャナ及びプリンタへの入出力モード(以下、
Videoモードと称す)の場合、アドレスの演算がよ
り複雑になる。一方、ホストからI/O611を介しC
PU610の制御で画像メモリに転送する場合(以下、
CPUモードと称す)、ホストの画像ファイル形式は横
方向に1ラインごと線順次になっている場合が多く、ア
ドレスの演算が容易で有効となる。
【0021】(スキャナから画像メモリへのデータ書込
み)図9にスキャナから入力された画像データとアドレ
ス発生回路608から出力されるアドレスのタイミング
チャートを示す。BVE,VEのタイミング制御によ
り、クロックVCLKに同期して画像データがFIFO
605に順次書き込まれる。その後、少し時間をおいて
アドレスカウンタ608からFIFOREが出され、F
IFO605から画像データがクロックIVCLKに同
期して順次読み出される。同時に、アドレスカウンタ6
08も順次カウントアップ、もしくは演算を行い、アド
レス1.の指定する番地にデータが書き込まれる。
【0022】ここで、ホストコンピュータ103のアプ
リケーションソフトがデータXをサポートしていない場
合は、アドレスの演算手段を変えるのみで対応がとれ
る。つまり、同図のアドレス2.に示す様なアドレスを順
次出力すれば、データXの格納領域をつめて他のデータ
をメモリ607に格納することにより対応がとれる。V
Eの2ライン目以降は、データXの格納されているアド
レス(3,n+3,…)に対して再びRデータを書き込
むため、図10に示すようにデータXは、結果的にメモ
リ607から消されてしまう(格納されない)ことにな
る。これにより、ホストコンピュータがデータXをサポ
ートしていない場合は、メモリ607を有効に使えるこ
とになる。この実施例では、データXをサポートしない
場合、4バンド分のデータを格納することができる。
【0023】図11に、上記したアドレスを生成するア
ドレス発生回路608の詳細な回路図、図12にそのタ
イミングチャートを示す。図12に示す様にスキャナ・
プリンタ101に対して画像を読み込むための起動かか
った場合等には、BVEがLowの間にCPUから制御
される信号SETにより、セレクタ919はあらかじめ
レジスタ901に設定しておいた読み出しスタートアド
レスを選択する。この期間にOSC回路609がVE信
号に基づいて作成するHS信号がLowになると、セレ
クタ902により上記スタートアドレスが選択され、ク
ロックIVCLKに従ってカウンタ903にスタートア
ドレスがロードされる(時刻t1)。このとき、フリッ
プ・フロップ904にもスタートアドレスがセットされ
る。BVEがHighとなると同時に画像リクエスト信
号REQもLowとなる(時刻t2)。画像リクエスト
信号REQはCPUによって制御され後述するが原稿上
の指定された所望の領域のみを取り込む時に制御され
る。画像リクエスト信号がLowの場合は、以下に述べ
る様にLEが発生し、カウンタが動作を開始する。1ラ
インのデータ読み出し期間を規定するラインイネーブル
信号LEの発生について説明する。HS信号によってリ
セットされたカウンタ905の出力は、コンパレータ9
06に入力されレジスタ907にあらかじめセットして
おいたラインイネーブルスタート値と比較され、値が合
致した場合に一致パルスをフリップフロップ908に出
力する(時刻t3)。
【0024】また、同様にコンパレータ909はレジス
タ910に設定してあるラインイネーブル終了値と合致
した場合、一致パルスをフリップフロップ908に出力
する。フリップフロップ908はJ−Kフリップフロッ
プであり、これら2つの一致パルスの期間、すなわちレ
ジスタ907とレジスタ910に設定される値で決まる
期間、ラインイネーブル信号LEを出力できる。このラ
インイネーブル信号LEは、カウンタ911,903及
びFIFO605のリードイネーブルとなり、順次読み
出されたデータが指定されたアドレスに格納される。ク
ロックIVCLKをカウントするカウンタ911と、レ
ジスタ913の設定値をコンパレータ912が比較する
ことによって、クロックIVCLK4つごとにコンパレ
ータ912は、ロード信号LDを発生する。発生したロ
ード信号LDは、カウンタ903のロード信号となり、
カウンタ903の出力アドレスとあらかじめレジスタ9
15に設定しておいた値とが加算回路914にて加算さ
れた値を、セレクタ902を介してカウンタ903にロ
ードする。レジスタ915に設定される値は、図8を例
にとると、“m−3”となり(図9のアドレス1.参
照)、図10の場合は“n−2”となる(図9のアドレ
ス2.参照)。カウントが進み次のHSが入力される
と、前述したフリップフロップ904に設定されている
値とレジスタ916に設定されている値とが加算回路9
17にて加算され、セレクタ918,919,902を
通って次のラインの先頭番地としてカウンタ903にロ
ードされる。レジスタ916に設定される値は、前述し
た様にデータXのサポートの有無に応じて変更する。図
8の場合は“4”(図9のアドレス1.参照)であり、
図9の場合は“3”(図9のアドレス2.参照)とな
る。
【0025】以上説明したように、カウンタ903から
出力されるアドレスが、セレクタ1201を介して画像
メモリ607に与えられ、これによって、読み込まれた
画像がメモリ607に格納される。なお、セレクタ12
01の詳細は後述する。以上は、原稿の全面の領域を取
り込む場合を説明したが、例えば、図11(B)に示す
様に原稿301上に指定される斜線の領域aのみを取り
込むことも可能である。この領域の指定手段は、例え
ば、ホストコンピュータ103から所望の領域の原点座
標A(x、y)、画像サイズとして(dx、dy)とい
うように指定される。以下にその詳細を説明する。
【0026】図18に示す様に領域aは第1走査領域b
と第2走査領域cに分割される。例えば第1走査で取り
込まれる領域bについて説明すると、VE方向について
画像の始まりからy画素目が所望の領域の始めなので上
述したラインイネーブルスタート値としてレジスタ90
7にy×4がセットされる。4倍するのは前述したよう
にVCLKが4つで1画素を構成しているためである。
全体領域aは第2走査にかかっているので、レジスタ9
10に設定されるラインイネーブル終了値は、第1走査
の終了である値が設定される。またあらかじめレジスタ
901に設定されているスタートアドレス及び、レジス
タ915に設定される取り込まれる画像幅、この場合デ
ータXをサポートする場合はdx−3、データXをサポ
ートしない場合はdx−2を設定しておく。以上の設定
で、レジスタ907からレジスタ910の設定される値
で決まる期間、フリップフロップ908から領域aに対
するVE方向のイネーブル信号1101を出力できる。
また、このイネーブル信号1101と、BVE方向のイ
ネーブル信号であるREQ信号との負の論理積によっ
て、LE信号が作成され、前述した様に、それぞれのカ
ウンタのイネーブル信号となり、領域bの画像が取り込
まれる。
【0027】REQ信号は図18に示す様に、BVEの
立ち上がりからx画素進んだところからdx画素までL
owとなる区間信号であり、CPUより出力される。図
19にその説明図を示す。1102はCPUでありメモ
リユニット102の制御全体をつかさどるものである。
図では説明のための信号線以外は省略してある。110
3は3bitカウンタでありHSをクロックとしてカウ
ントアップを行っている。1104はコンパレータでカ
ウンタ1103の出力1105と、CPU1102のア
ウトポートに設定される値とが比較され一致した場合に
は、信号線1107によって割り込み要求が発せられ
る。例えば、アウトポートから4が設定された場合、H
Sが4回カウントされた時に割り込み要求が発せられ
る。また、この設定を変えることにより、任意の回数が
設定できる様になっている。割り込み処理についての詳
細は後述するが、割り込み要求がおきた時点でCPUは
アウトポートから信号1108によってカウンタ110
3をクリアし割り込み要求を解除している。CPUはH
Sから発せられる割り込み回数をカウントすることによ
りリクエスト信号を制御している。
【0028】図20に割り込み処理のフローチャートを
示す。CPUは画像取り込みモードの命令をホストコン
ピュータ103から受けるとコンパレータ1104にデ
ータ“1”を信号線1106によってセットし、HS毎
に割り込み要求が起こる様にする。割り込み処理はS1
で、信号1108を介してHSカウンタをクリアし、割
り込み要求信号を解除する。S2でBVEがHighか
Lowかを検知し、Lowの場合はまだスキャナがスキ
ャンを開始していないためREQ信号はS3にてHig
hのまま保持し処理は終了する。Highの場合は、S
4にて割り込みカウンタをアップさせ、S5にてカウン
タの値が、図18に示した領域に達しているかチェック
される。
【0029】すなわちカウンタの値がxとx+dxの間
にあるかチェックされる。もし間にある場合は、S6に
てREQをLowにし図11のLE信号をアクティブに
して前述した様に各カウンタの動作を開始させ画像の取
り込みが行われる。この時、画像領域の最後、すなわち
割り込みカウンタがx+dxの値になるまで各HS毎に
1つずつカウントする必要はないので、S7で例えば4
回のHS毎に1回の割り込み要求が起こるように、コン
パレータにデータ“4”をセットする。
【0030】この時、S4での割り込みカウンタをアッ
プさせる割合は、4つずつになる。また、4つずつカウ
ントアップした場合、BVE方向の領域の画素数は4の
倍数に限定されてしまうため、図19のフローチャート
に詳細は示さなかったが、領域の最後すなわちカウント
数がx+dxに近くなった場合、S7でのデータセット
の値を変化させ任意の画素数に対応できるようになって
いる。このように割り込み要求の割合を変化できる様に
することで、CPUがBUSY状態の時には割り込みの
回数を減らすことができる。順次割り込み処理で、割り
込みカウンタをアップしていき、S5にてカウンタの値
が、x+dxの値を越した場合、取り込む画像領域は終
了し、S8にてREQ信号をHighにして、S9でコ
ンパレータにセットするデータをイニシャル値に戻し
て、終了する。
【0031】以上説明したように、任意の所望の領域が
メモリに取り込める。後述する画像メモリからプリンタ
へのデータ読みだしの制御も同様に、任意の領域に出力
できる。
【0032】(画像メモリからホストへのデータ読出
し)画像メモリ607に格納された画像データは、CP
U610の制御でDMA転送によってI/O611に送
られ、ケーブル108を介してホストコンピュータ10
3に転送される。以下にその手段を述べる。
【0033】図13にDMA及びCPUから画像メモリ
607をアクセスする場合の制御回路ブロック図を示
す。画像メモリ607は、スキャナ・プリンタ101と
の間で画像データを転送する場合(以下、Videoモ
ードと称す)と、CPU610もしくはホストコンピュ
ータ103との間でデータを転送する場合(以下、CP
U・DMAモードと称す)とで、アドレスの発生手段が
違う構成となっている。これは、Videoモードの場
合転送レートが速く、CPUモードと同じアクセス手段
をとれないためである。セレクタ1201は、Vide
oモードとCPU・DMAモードとの切り換えセレクタ
で、所望するモードに応じてCPU610より選択でき
る。セレクタ1202は、CPU610から直接アクセ
スできるモード(以下、CPUモードと称す)と、DM
A転送を行うモード(以下、DMAモードと称す)とを
選択できる。
【0034】例えば、CPUモードを選択した場合、C
PU610から出力されるアドレスとレジスタ1204
に設定される値とをアダー1203にて加算したアドレ
スが出力される。これは、この実施例では、データXを
サポートする場合に3バンド分しか画像データを格納し
ていないが、それでも画像メモリは大容量なため、CP
Uのアクセスできる空間から逸脱してしまう。このた
め、データを加算することによりアクセスできるメモリ
空間を広げている。
【0035】DMAモードの場合、DMAスタートアド
レスを設定するレジスタ1206と、読み出し信号IO
RDもしくは書き込み信号IOWRをクロックとするフ
リップフロップ1207の出力を加算したデータがアド
レスとして出力される。フリップフロップ1207は、
アダー1209の出力を信号IORD・IOWRのパル
スごとにラッチし、その出力をレジスタ1208の設定
値と加算するアダー1209に返している。これによ
り、例えばレジスタ1208の設定が“3”の場合は3
の倍数、“4”の場合は4の倍数がフリップフロップ1
207の出力として得られる。
【0036】結果的に出力されるアドレスは、スタート
アドレスに信号IORD・IOWRのパルスごとにある
整数の倍数を加算したアドレスとなる。これは、図8に
示す様に、画像データは、リニアアドレス方向に対して
点順次として格納されているため、例えばRのデータの
み所望する線順次転送の場合、スタートアドレス“0”
に4の倍数を加算したアドレスを発生する必要があるか
らである。また、スタートアドレス設定時には、フリッ
プフロップ1207をリセットしておく。
【0037】また、IOWRパルスはレートマルチプラ
イヤ1210に入力され、この出力によってIOWRパ
ルス自身を間引くことにより、ホストコンピュータ10
3からの画像転送時に縮小転送も可能となる。これは、
IOWRパルスを間引くことによりアドレスが更新され
ないため可能となる。以上述べた手段により、図3に示
す様に走査終了ごとにメモリ607に格納された画像デ
ータを、ホストコンピュータ103へ転送している。以
上の説明は、スキャナからホストコンピュータ103へ
データを転送する場合についてである。
【0038】(ホストから画像メモリへのデータ書込
み)次にホストからプリンタまでの動作を図7に戻って
説明する。ホストコンピュータ103で編集処理された
画像データは、ケーブル108を介し順次I/O611
に転送される。転送された画像データは、メモリユニッ
ト102内ではDMA転送により画像メモリ607に格
納される。この時、前述した様に、信号IORDにより
図13のスタートレジスタ1206に設定されるスター
トアドレスから順次アドレスを発生させる。
【0039】例えば、線順次の場合ならば“3”もしく
は“4”ごとのアドレスを発生するべくレジスタ120
8の値を設定する。ここで、ホストコンピュータ103
がデータXをサポートしてるならば設定値を“4”とす
ることにより、図8に示す様に格納し、データXをサポ
ートしてない場合には設定値を“3”とすることにより
図10の様にデータXを格納しない。
【0040】(画像メモリからプリンタへのデータ読出
し)ホストからのデータの転送が終了すると、図13に
示すセレクタ1201によりカウンタ903を選択し
て、アドレスバスをVideoモードにする。Vide
oモードでの画像読み出しは、書き込み時と同様に、図
11のレジスタ901にセットするスタートアドレスか
らBVE,VE,及びIVCLKのタイミング制御によ
り順次アドレスが演算され、このアドレスに従って読み
出しが行われる。図10の様にホストがデータXをサポ
ートしない場合の読み出しタイミングチャートを図14
に示す。LE信号がLowとなる(時刻t11)と同時
に図11のカウンタ903,911がカウントを開始
し、アドレスを発生する。
【0041】このとき、タイミングチャートに示す様
に、余分にデータRが常に読み出される。同時に、2b
itのカウンタ920も動作させ、2bitの信号γS
ELを発生させる。信号γSELは、図7のγテーブル
610に入力して、色ごとにγテーブルを選択するため
のもので、例えばカラーバランスの調整もしくはカラー
パレットとしての機能を可能とするものである。γSE
Lが0の時はRテーブル,1の時がG,2の時がBとな
る。γSELが3の時は、データX発生用テーブルが選
択され、ホストコンピュータ103がデータXをサポー
トしている場合はデータスルーの設定をし、サポートし
てない場合はどんな入力データに対しても一定のデータ
をデータXとして出力される様に設定している。
【0042】よって、図14に示す様に常にRを余分に
読み出しておき、これをデータXに変換している。第1
走査分のデータ転送が終了すると、上述した様にアドレ
スを演算しながら順次読み出して印字を行う。第1走査
分の印字が終了すると、次に第2走査分のデータ転送が
行われ、上記を繰り返すことにより、i画像のプリント
出力を得る。
【0043】このとき図4(A)に示した様な、つなぎ
処理も必要であり、以下にその処理を説明する。図15
は、印字画素とメモリに格納されている画像との関係を
示す説明図である。ホストコンピュータ103からメモ
リユニット102のメモリ607へ第1転送画像のデー
タ転送が終了すると、VE方向にメモリ607から13
2画素ずつ読み出しが行われる。そのうち印字ヘッド2
16により印字が行われるのは、画素2から画素129
の128画素分である。他の画素は、図4(A)を用い
て説明した様に、つなぎ処理として処理されるもので、
印字はされない。印字ヘッド216の第2走査時にメモ
リ607から読み出されるデータの読み出し開始番地
は、第1走査時の画素129に相当するが、画素132
まではホスト103からメモリ607へデータ転送済の
ため、第2転送画像のデータ転送開始番地は画素133
以降の132画素分として、印字終了したメモリの空領
域に転送を行う。
【0044】以上の様に、ホスト103からメモリ60
7へ順次転送処理を行うことによって、メモリを効率よ
く有効に使え、転送回数も減らすことができる。以上の
様にメモリ607より読み出された画像データに、図7
のγテーブル610,拡大補間回路611を通って所望
の大きさに拡大された後、FIFO606に入力され
る。ここで、クロックの変換が行われて、合成回路61
2に入力される。このとき、同時にスキャナプリンタ1
01のスキャナからデータが読み込まれている場合は、
スキャナからの画像信号は入力マスキング回路601を
通り入力マスキング演算が行われた後、合成回路612
にてメモリ画像とスキャナ画像の合成出力を得ることが
できる。この合成のタイミングは、領域信号発生回路6
13が発生するSELECT信号に基づいて行われ、所
望の位置に合成ができる。ここで合成された画像信号は
ケーブル107を介し、スキャナプリンタ101に転送
され前述した様にマスキング回路210にて出力マスキ
ングの演算が行われ プリント出力が得られる様になっ
ている。このように入力マスキングをメモリユニット1
02のような外部装置にもち、出力マスキングをスキャ
ナプリンタ101のような本体側にもつことによって、
マスキング回路およびマスキング演算の回数を減らすこ
とができ、コストまたは、演算誤差も減らすことができ
る。演算誤差が減れば、画像の先鋭化にも大きく有効で
ある。
【0045】(第2の実施例)第1の実施例において
は、入力マスキング回路を、画像メモリ装置側におい
た。第2の実施例では、入力マスキング回路を、カラー
複写機のオプションボード内におく。このオプションボ
ードを画像メモリ装置に接続する場合にのみ装着するこ
とにより、第1の実施例と同様な効果を得ることができ
る。即ち、画像メモリと接続時にのみ必要な入力マスキ
ング回路によって、カラー複写機単体使用時にコストア
ップすることはない。
【0046】(他の実施例)画像メモリ装置とカラー複
写機は一体で構成しても良く、また、画像メモリ装置を
カラー複写機にオプションで一体化できる構成にしても
良い。また、カラースキャナとカラープリンタを別装置
にしてもよい。
【0047】以上説明したように本実施例によれば、カ
ラー複写機として動作時は、画像形成装置内のマスキン
グ回路で入出力マスキングを一体化したマスキングを行
い、画像メモリの内容をプリントするプリンタとして動
作時は、同じ回路で出力マスキングのみを行うようにし
たことにより、システム全体で出力マスキング回路を1
つにすることができる。また、カラー複写機として動作
時に、入力マスキングと出力マスキングを一体化したマ
スキングを用いるため、計算誤差が減少し、良好な複写
画像を得ることができる。また、スキャナとして動作時
に用いる入力マスキング回路を画像メモリ装置側におく
ことにより、カラー複写機単体時のコストを下げられ
る。また、画像メモリに入力される画像には入力マスキ
ング、画像メモリから出力される画像には出力マスキン
グを施すことにより、画像メモリの内容を標準特性を持
つ画像として扱うことができる。
【0048】次に、本発明の別の実施例について説明す
る。第1の実施例は、ホストがデータXをサポートしな
い時の画像取り込み時には、データXに上書き(重ね書
き)することによって結果的に取り込まない(格納しな
い)様にしていた。この第3の実施例は、データXが送
られてきた時のみカウンタ及び書込みパルスを停止し、
データXを書き込まない様にしたものである。図16に
その説明のための説明図を示して、以下説明する。な
お、図11と同一部分には同一符号を付して説明を省略
する。レジスタ913に4カウントごと、すなわちXデ
ータの書込み時のみコンパレータ912からパルス2が
出る様に値を設定する。コンパレータ912から出力さ
れたパルスは、カウンタ903のデータロード信号とな
ると同時にゲート1711に入力されて、信号LEをゲ
ートする。従って上記パルスの出力期間だけ、すなわち
データXの書込み期間だけカウンタ903を停止させ、
同時にメモリ607のライトイネーブル信号(MEMW
E)を出さない様にしたものである。この様にすること
で、第1の実施例では最後のVEラインの時には2重書
きされずにデータXが残っていたが、第3の実施例では
書き込まれなくなるので、メモリ容量をさらに節約でき
る。
【0049】図11(C)で説明した手段は、図17に
示す手段でも実現可能である。以下に詳細を説明する。
2001は、HSをカウントし、リップルキャリー(R
C)からCPU1102に割り込みを発生させるカウン
タであり、例えば、2bitのカウンタである。もし、
カウンタ2001にデータ“2”をセットしておくなら
ば、HSを2カウントした時にリップルキャリーが出力
されCPU1102に割り込み要求が発せられる。図2
0にタイミングチャートを示す。例えば、でカウンタ
がUPされRCが出力されるとCPU1102に割り込
みが発生する()。割り込みが発生するとCPUはそ
の処理のなかで、ロード信号(LD)をLowにし、デ
ータを出力し()、カウンターロードパルス(LDC
K)を出力して()新たなデータをセットする。例え
ば、データが“2”の場合、でカウントアップし、
でRCが出力され再び処理を繰り返す様になっている。
セットするデータの値を変えることで割り込みの発生の
割合を変えることができ同様の効果が得られる。
【0050】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出するイン
クジェット方式の記録ヘッド、記録装置に於いて、優れ
た効果をもたらすものである。その代表的な構成や原理
については、例えば、米国特許第4723129号明細
書、同第4740796号明細書に開示されている基本
的な原理を用いて行なうものが好ましい。この方式は所
謂オンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適
用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液
体(インク)が保持されているシートや液路に対応して
配置されて電気熱変換体に、記録情報に対応していて核
沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの
駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エ
ネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰
させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(イ
ンク)内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡
の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)
を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆
動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収
縮が行なわれるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書、同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に
関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載
されている条件を採用すると、更に優れた記録を行なう
ことができる。記録ヘッドの構成としては、上述の各明
細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換
体の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59年第123670号公報や熱エネル
ギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応せる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。加えて、装置本体に
装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本
体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタ
イプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的に
設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場
合にも本発明は有効である。又、本発明の記録装置の構
成として設けられる、記録ヘッドに対しての回復手段、
予備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一
層安定できるので好ましいものである。これらを具体的
に挙げれば、記録ヘッドに対しての、キャピング手段、
クリーニング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或
はこれとは別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モー
ドを行なうことも安定した記録を行なうために有効であ
る。更に、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流
色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的
に構成するか複数個の組み合わせによってでもよいが、
異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少
なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効であ
る。以上説明した本発明実施例においては、液体インク
を用いて説明しているが、本発明では室温で固体状であ
るインクであっても、室温で軟化状態となるインクであ
っても用いることができる。上述のインクジェット装置
ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであれば良い。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への態変化のエネルギーとして使用せしめる
ことで防止するか又は、インクの蒸発防止を目的として
放置状態で固化するインクを用いるかして、いずれにし
ても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイン
クが液化してインク液状として吐出するものや記録媒体
に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーによって初めて液化する性質のインク
使用も本発明には適用可能である。このような場合イン
クは、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭6
0−71260号公報に記載されるような、多孔質シー
ト凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保持された状
態で、電気熱変換体に対して対向するような形態として
も良い。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
【0051】本実施例においては画像形成装置としてプ
リンタを例に挙げたがこれに限らずディスプレイであっ
てもよいし、伝送装置であってもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明に依ればコストを低減させ、構成
を簡単にし、画像の質を向上させることが出来る画像処
理システムを提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム概略構成図であ
る。
【図2】スキャナプリンタの構成を示す概略ブロック図
である。
【図3】ラインセンサの走査を説明するための図であ
る。
【図4】ラインセンサの走査の詳細を説明するための図
である。
【図5】原稿読み取り時のタイミングチャートである。
【図6】テータXのビット内容を示す図である。
【図7】メモリユニットの構成を示す概略ブロック図で
ある。
【図8】データXをサポートする場合の画像メモリの説
明図である。
【図9】アドレス発生回路の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図10】データXをサポートしない場合の画像メモリ
の説明図である。
【図11】アドレス発生回路の詳細を示す回路図であ
る。
【図12】図11に示す回路の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図13】アドレス発生回路の詳細を示す回路図であ
る。
【図14】図13に示す回路の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図15】記録ヘッドの走査とデータ転送の関係を説明
する図である。
【図16】図11の別の例を示すブロック図である。
【図17】図11cの別の例を示すブロック図である。
【図18】原稿上の特定領域を示す説明図である。
【図19】割り込み処理を説明する説明図である。
【図20】割り込み処理のフローチャートである。
【符号の説明】
102 メモリユニット 201 ラインセンサ 216 記録ヘッド 607 画像メモリ 608 アドレス発生回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力装置、画像出力装置とともに用
    いられる画像メモリ装置であって、 前記画像入力装置から画像を受信する第1の受信手段、 受信した画像に入力マスキング処理を施す入力マスキン
    グ手段、 画像メモリ、 画像メモリから読みだした画像と入力マスキング処理を
    施された受信画像を合成する合成手段、 画像出力装置に合成画像を送出する送出手段、とを有す
    ることを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置は、 画像入力装置から画像を受信する第2の受信手段、 画像メモリ装置から画像を受信する第3の受信手段、 受信した画像にマスキング処理を施すマスキング手段、 マスキング処理された画像を出力する画像出力手段、を
    持ち、マスキング手段において第2の受信手段で受信し
    た画像については入出力マスキングを施し、第3の受信
    手段で受信した画像については出力マスキングのみを施
    すことを特徴とする請求項1の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 前記画像メモリ装置は、 入力マスキングを施された受信画像を画像メモリに書き
    込む書き込み手段、 を持つことを特徴とする請求項1及び2の画像処理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 原稿を走査して画像を読み取る読み取り
    手段と、この読み取り手段によって読み取られた画像信
    号に基づいて記録を行う記録手段と、前記読み取り手段
    によって読み取られた画像信号を格納する画像メモリ手
    段とを有する画像処理装置において、 前記原稿の任意の領域を指定する指定手段からのデータ
    に基づき、前記指定された領域を格納する手段と、前記
    指定された領域を抽出する手段は、画像同期信号による
    CPUの割り込み処理を計数することによって行うこと
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記割り込み処理要求を任意の割合で禁
    止できる手段を有することを特徴とする請求項4記載の
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像メモリ手段に格納された画像信
    号を処理する信号処理手段を有することを特徴とする請
    求項4記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像メモリ手段は、格納された画像
    信号を前記記録手段に供給する手段と、任意の領域を指
    定する指定手段からのデータに基づき、前記指定された
    領域を前記記録手段に供給する手段と、前記指定された
    領域を抽出する手段は、画像同期信号によるCPUの割
    り込み処理を計数することによって行うことを特徴とす
    る請求項4記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段は、複数の吐出口からイン
    クを吐出するインクジェット記録ヘッドを有することを
    特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは、対応する吐出口毎に
    設けられ、インクに熱による状態変化を生起させ、該状
    態変化に基づいてインクを前記吐出口から吐出させて飛
    翔的液滴を形成する熱エネルギー発生手段とを有したこ
    とを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01231568A (ja) * 1988-03-11 1989-09-14 Minolta Camera Co Ltd 画像処理装置
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