JPH05218992A - デジタルfmステレオ変調方法 - Google Patents

デジタルfmステレオ変調方法

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JPH05218992A
JPH05218992A JP2122592A JP2122592A JPH05218992A JP H05218992 A JPH05218992 A JP H05218992A JP 2122592 A JP2122592 A JP 2122592A JP 2122592 A JP2122592 A JP 2122592A JP H05218992 A JPH05218992 A JP H05218992A
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JP
Japan
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signal
sub
stereo
digital
adder
Prior art date
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Pending
Application number
JP2122592A
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English (en)
Inventor
Ikushi Fujitani
育司 藤谷
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路構成を大幅に簡略化できるFMステレオ
音声信号の変調方法を提供する。 【構成】 デジタル処理(3,4)された左音声信号お
よび右音声信号の和を主信号(5)、デジタル処理
(3,4)された左音声信号および右音声信号の差を副
信号(7)とし、当該副信号を副搬送波で平衡変調し
(8,9)、平衡変調された副信号と前記主信号とを多
重してコンポジット信号(10)とし、当該コンポジット信
号をアナログ信号に変換(12)しFM変調して伝送するに
あたり、nを2,3,4───なる正の整数とした時、
前記デジタル処理に必要なサンプリング周波数を前記平
衡変調のための副搬送波の周波数の2n倍に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデジタル処理によるF
Mステレオ音声信号を変調する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のFMステレオ音声信号の変調方法
にはアナログ方式と、サンプリング周波数を副信号(左
右音声の差信号)用副搬送波周波数に無関係に定めるデ
ジタル方式とによる変調方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】FMステレオ音声信号
変調器は従来、アナログ方式が使われている。副信号は
副搬送波(38 kHz) を差信号((L−R)/2)で平衡変調
するものが一般的であるが、平衡変調器の直線性やバラ
ンスおよび、平衡変調器の後段に接続されるバンドパス
フィルタの位相特性を良好に保つ必要があり、装置の大
型化や高価格化を招くと共に、より高度な特性を求める
上で限界があった。FMステレオ変調器をデジタル化す
ることにより上記欠点は克服される。しかし、従来のデ
ジタル変調器は、標本化のためのサンプリング周波数に
ついて副信号用副搬送波周波数との関係が厳密に検討さ
れておらず、すなわち、コンポジット副信号を得るため
に、高速演算素子により膨大な数値計算処理を必要と
し、その結果、信号処理遅延時間の増加、装置製作コス
トの高価格化等を招いていた。従って本発明の目的は、
前述の問題点が排除されたデジタルFMステレオ変調方
法を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明デジタルFMステレオ変調方法は、デジタル
処理された左音声信号および右音声信号の和を主信号、
デジタル処理された左音声信号および右音声信号の差を
副信号とし、当該副信号を副搬送波で平衡変調し、平衡
変調された副信号と前記主信号とを多重してコンポジッ
ト信号とし、当該コンポジット信号をアナログ信号に変
換しFM変調して伝送するにあたり、nを2,3,4─
──なる正の整数とした時、前記デジタル処理に必要な
サンプリング周波数を前記平衡変調のための副搬送波の
周波数の2n倍に設定することを特徴とするものであ
る。
【0005】
【実施例】以下添付図面を参照し実施例により本発明を
詳細に説明する。FMステレオコンポジット信号の周波
数スペクトルは図9で示される。この信号を歪み無く標
本化するには、サンプリング周波数を標本化定理より最
高周波数の2倍以上、すなわち、106kHz以上とすると良
い。よって、サンプリング周波数を副搬送波周波数38kH
z の4倍、すなわち、152kHzとしても信号は歪み無く標
本化できる。
【0006】ところで、図9図示の副信号22は平衡変調
波であり差信号(L−R)/2と副搬送波(38kHz) の乗
算で与えられる。このため従来のデジタル変調器では高
速演算素子を使用し数値計算により処理を行っている。
ここで、サンプリング周波数を副搬送波周波数(38kHz)
の4倍とすると、副搬送波のサンプリング値は図10(a)
図示黒丸印のように0,1,0,−1となり、乗算の処
理はサンプリング周波数のタイミングに応じて差信号
(L−R)を、出力しない、そのまま出力する、出力し
ない、ビット反転して出力する、という一連の処理によ
り、数値計算によらず行うことができる。
【0007】図1に本発明方法を達成するためのデジタ
ルFMステレオ変調器系統ブロック線図の一実施例を示
す。ステレオ音声L(左)およびR(右)信号はLPF
1および2により15kHz 以上の信号成分が取り除かれ、
A/Dコンバータ3および4によりデジタル信号に変換
され、その時のサンプリング周波数(CLK) はこの場合副
信号22の副搬送波周波数38kHz の4倍に設定される。次
にそれら出力の一方は加算器5により主信号(L+R)
/2となり、もう一方の出力はビット反転器6と加算器
7により差信号(L−R)/2となる。この差信号は信
号選択器9にそのまま、および、ビット反転器8を介し
て送られ、これらの信号および零の信号を信号選択器9
により順次選択することにより平衡変調処理が行われ副
信号が生成される。信号選択器9を駆動するクロック
(CLK)はこの場合も 38kHz×4である。
【0008】この副信号(22)と前記主信号(21)は加算器
10に送られ、さらに、ROM11 の内容を順次読み出す (駆
動クロックは4×38kHz)ことにより生成されたパイロッ
ト信号と、加算器12で混合され、D/Aコンバータ13に
よりアナログ信号に変換された (導入クロックは 38kHz
×4) 後、高調波成分を取り除くための LPF14を介し、
FMステレオコンポジット信号として出力される。な
お、図1図示の装置によるFMステレオコンポジット信
号の生成過程のシミュレーション結果を図2〜図4に示
す。
【0009】図2は図1図示装置のA/D変換器3,4
のサンプリング周波数を副信号22の副搬送波周波数の4
倍と設定した時の主信号(L+R)/2のシミュレーシ
ョン波形を示し、(a) は終段 LPF14における時間対入力
波形図、(b) はそのスペクトル線図、(c) は LPF14にお
ける時間対出力波形図である。
【0010】図3は図2と同一条件の時の副信号(L−
R)/2のシミュレーション波形を示し、その(a) は終
段 LPF14における時間対入力波形図、(b) はそのスペク
トル線図、(c) は LPF14における時間対出力波形図であ
る。
【0011】図4もまた図2と同一条件の時の主信号と
副信号との和信号Lのシミュレーション波形を示し、そ
の(a) はやはり終段 LPF14における時間対入力波形図、
(b)はそのスペクトル線図、(c) は LPF14における時間
対出力波形図である。
【0012】図2、図3、図4を参照すれば明らかなよ
うに、図1図示装置を使用すれば、ステレオ音声信号が
理論どおり処理されて主信号、副信号およびコンポジッ
ト信号が出力されるのがわかる。
【0013】また、図5にサンプリング周波数を、副搬
送波周波数の8倍、すなわち、304kHz とした場合のデ
ジタルFMステレオ変調器系統ブロック線図の他の実施
例を示す。この場合は副搬送波のサンプリング値が図10
(b) に示すように、0、1、−1以外に1/√2が出現
する。しかし、このサンプリングの各値は常に一定であ
り、乗算処理を ROM15と反転器16とを使用して処理する
ことができる。その他図5図示各ブロックで図1図示ブ
ロックと同一の作用をするブロックには同一の参照番号
を付し、詳細な説明はこれを省略した。
【0014】図5の装置によるFMステレオコンポジッ
ト信号の生成過程のシミュレーション結果を図6〜図8
に示す。図6、図7および図8それぞれは図5図示装置
のA/D変換器3,4のサンプリング周波数を副信号21
の副搬送波周波数の8倍に設定した時のそれぞれ主信号
(L+R)/2、副信号(L−R)/2および和信号L
のシミュレーション波形を示し、各図の(a), (b)および
(c) はそれぞれ終段 LPF14の時間対入力波形図、(a) の
スペクトル線図および終段 LPF14の時間対出力波形図を
示している。
【0015】ところで、実施が予想されるFM多重放送
の搬送波周波数もステレオ副信号搬送波周波数と整数倍
関係になると考えられる。FMステレオ変調器とFM多
重変調器が合わせてデジタル化された場合、FMステレ
オ変調器のサンプリング周波数を副搬送周波数の整数倍
とすることは重要である。
【0016】FM多重放送との整合性についてサンプリ
ング周波数を副搬送波周波数の4倍にするか8倍にする
かを比較すると、アナログ段でFM多重信号を混合する
場合は両者とも問題は無いが、デジタル段で混合する場
合には若干の相違がある。図2〜4と図6〜8を比較す
ると、終段 LPFの入力側における高調波の発生の様子が
異なり、FM多重放送の搬送波周波数の選定によって
は、サンプリング周波数を8倍とするのが有利となる場
合もある。以上実施例により本発明を詳細に説明してき
たが、本発明はこれら実施例に限定されることなく、発
明の要旨内で各種の変形、変更が可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明のデジタルFMステレオ変調方法
は、アナログFMステレオ変調方法に比較し以下の長所
を持っている。 デジタル化により高い性能が期待できる。 特性劣化がなく無保守化が期待できる。 また、本発明のデジタルFMステレオ変調方法は、アナ
ログFMステレオ変調方法および従来技術のデジタルF
Mステレオ変調方法と比較し以下の長所を持っている。 汎用のICによるハードウエアの構成であり、また
クロックレートが低いため製作上の問題が無く、安価で
ある。 部品点数が少なく高信頼である。 部品点数が少なく小型化が可能であると共に、1チ
ップIC化によりステレオ変調器が周辺機器の一部品と
なる。 FM多重放送との整合性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例構成のブロック線図、
【図2】図1図示実施例主信号のシミュレーション波形
を示し、(a) は終段LPFにおける時間対入力波形図、
(b) はそのスペクトル線図、(c) は終段LPFにおける
時間対出力波形図。
【図3】図1図示実施例副信号のシミュレーション波形
を示し、(a) は終段LPFにおける時間対入力波形図、
(b) はそのスペクトル線図、(c) は終段LPFにおける
時間対出力波形図。
【図4】図1図示実施例主信号と副信号との和信号のシ
ミュレーション波形を示し、(a) は時間対入力波形図、
(b) はそのスペクトル線図、(c) は時間対出力波形図。
【図5】本発明に係る他の実施例構成のブロック線図。
【図6】図5図示の他の実施例主信号のシミュレーショ
ン波形を示し、(a) は終段 LPFにおける時間対入力波形
図、(b) はそのスペクトル線図、(c) は終段 LPFにおけ
る時間対出力波形図。
【図7】図5図示他の実施例副信号のシミュレーション
波形を示し、(a) は終段 LPFにおける時間対入力波形
図、(b) はそのスペクトル線図、(c) は終段 LPFにおけ
る時間対出力波形図。
【図8】図5図示他の実施例主信号と副信号との和信号
のシミュレーション波形を示し、(a) は時間対入力波形
図、(b) はそのスペクトル線図、(c) は時間対出力波形
図。
【図9】FMステレオコンポジット信号の周波数スペク
トル図。
【図10】本発明に係る実施例の副信号搬送波周波数に
関連したサンプリング点を示し、(a) はサンプリング周
波数を副信号搬送波周波数の4倍にとった場合、(b) は
8倍にとった場合を示す。
【符号の説明】
1,2,14 低域通過フィルタ(LPF) 3,4 A/D変換器(A/D) 5,7,10, 12 加算器(ADD) 6,8, 16 ビット反転器(INV) 9 信号選択器(MP) 11, 15 ROM 13 D/A変換器(D/A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル処理された左音声信号および右
    音声信号の和を主信号、デジタル処理された左音声信号
    および右音声信号の差を副信号とし、当該副信号を副搬
    送波で平衡変調し、平衡変調された副信号と前記主信号
    とを多重してコンポジット信号とし、当該コンポジット
    信号をアナログ信号に変換しFM変調して伝送するにあ
    たり、nを2,3,4───なる正の整数とした時、前
    記デジタル処理に必要なサンプリング周波数を前記平衡
    変調のための副搬送波の周波数の2n倍に設定すること
    を特徴とするデジタルFMステレオ変調方法。
JP2122592A 1992-02-06 1992-02-06 デジタルfmステレオ変調方法 Pending JPH05218992A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5682431A (en) * 1993-12-07 1997-10-28 Hitachi Denshi Kabushiki Kaisha FM stereo broadcasting apparatus and method
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