JPH05218646A - 薄膜多層配線基板の製造方法 - Google Patents

薄膜多層配線基板の製造方法

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JPH05218646A
JPH05218646A JP2009792A JP2009792A JPH05218646A JP H05218646 A JPH05218646 A JP H05218646A JP 2009792 A JP2009792 A JP 2009792A JP 2009792 A JP2009792 A JP 2009792A JP H05218646 A JPH05218646 A JP H05218646A
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JP
Japan
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layer
copper
via hole
etching
wiring board
Prior art date
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Pending
Application number
JP2009792A
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English (en)
Inventor
Yamato Katagiri
大和 片桐
Toshiki Goto
利樹 後藤
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線層の厚さの制御が容易な薄膜多層配線基
板の製造方法を提供する。 【構成】 導体パターン2の形成された絶縁基板1に被
着された絶縁層3にヴィアホール4を形成し、絶縁層上
面及びヴィアホール内部に保護層6を形成し、その上に
銅導体層7を配線層に必要な厚みだけ形成し、その上に
銅エッチングによってエッチングされない金属層8を形
成し、その後ヴィアホール埋め込みのため電解銅めっき
9を行い表面を平坦化し、しかる後、金属層8が露出す
るまで銅エッチングを行い、導体パターンを形成するた
めの配線層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜多層配線基板の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄膜多層配線基板特にポリイミドを絶縁
層とし銅を導体層とする薄膜多層配線基板において、絶
縁層にヴィアホールを設けて上下導体層を接続する場
合、ポリイミドと銅とが反応して劣化し、導体層が絶縁
層からはがれてしまう問題があった。そのため、図4に
示すように、ポリイミドからなる絶縁層13と銅からな
る導体層12との間に、CrまたはNiなどのポリイミドと
反応しにくい保護層15およびカバー層17を形成し
て、絶縁層13と導体層12の反応による劣化を防ぐ必
要があった。なお、図4において、14はヴィアホール
である。
【0003】上述したように絶縁層13と導体層12と
の間に保護層15およびカバー層17を形成した場合
は、通常導体層12はスパッタにより形成されているた
めピラー形成が困難であり、ヴィアホール14内には配
線層分の厚みしか導体層12が形成されなかった。その
ため、図4に示すように多層にする場合、さらに上のあ
るいは下のヴィアホール14と位置をずらす必要があ
り、上下にヴィアホール14を重ねるとアスペクト比が
大きくなり断線の危険が存在するため、パターン設計上
の制約が存在する問題があった。また、ヴィアホール1
4内の凹部に絶縁層13を設けなければならないため、
図3に示すように表面の平坦性も悪く、その上微細な導
体パターンを形成することが困難な問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、本出願人
は、上記問題を解決するため、図5に示すように、薄膜
多層配線基板において絶縁層13にヴィアホール14を
設け上下導体層12を接続する場合、ヴィアホール形成
後保護膜を付着させ、さらに密着層を形成し、その後ヴ
ィアホール14を埋めるための電解銅めっき16を行っ
た後銅エッチングすることにより、パターン設計上の制
約をなくし表面の平坦性を良好にする技術を開示してい
る。しかしながら、上述した技術では、絶縁層13上の
導体パターンを形成するための所定の厚さの配線層17
を、銅のエッチングを途中で中断することにより形成し
ているため、所定の厚さの配線層17を得るための制御
が困難な問題があった。
【0005】本発明の目的は上述した課題を解決して、
配線層の厚さの制御が容易な薄膜多層配線基板の製造方
法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜多層配線基
板の製造方法は、導体パターンの形成された絶縁基板に
被着された絶縁層にヴィアホールを形成し、絶縁層上面
及びヴィアホール内部に保護層を形成し、その上に銅導
体層を配線層に必要な厚みだけ形成し、その上に銅エッ
チングによってエッチングされない金属層を形成し、そ
の後ヴィアホール埋め込みのため電解銅めっきを行い表
面を平坦化し、しかる後、金属層が露出するまで銅エッ
チングを行い、導体パターンを形成するための配線層を
形成することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上述した構成において、絶縁層に形成したヴィ
アホール内にCr、Ni、Ti、Mo等の保護層をスパッタによ
り形成した後、銅導体層を配線層に必要な厚みだけ形成
し、さらにその上にエッチング保護層であるCr、Ni等の
金属層を形成し、ヴィアホールを埋めるための電解めっ
き後銅エッチングして配線層となる銅導体層上までエッ
チングしているため、銅導体層はエッチングによる影響
を受けず、常に一定の厚さの配線層を得ることができ
る。
【0008】
【実施例】図1(a)〜(f)は本発明の薄膜多層配線
基板の製造方法の一例を工程順に示す図である。まず、
図1(a)に示すように、セラミックスからなる絶縁基
板1の上面にクロム(保護層6)−銅−ニッケル(カバ
ー層10)の3層構造の導体層2をスパック、電解めっ
き、無電解めっき等の方法により形成する。導体層2の
ある差は5〜10μm 程度である。次に、図1(b)に
示すように、非感光性ポリイミドからなる絶縁層3を形
成し、絶縁層3上にアルミニウムを成膜してパターニン
グしてマスク4を形成する。絶縁層3の厚さは10〜5
0μm 程度である。次に、図1(c)に示すように、マ
スク4を利用した反応性イオンエッチングの異方性エッ
チングにより、45゜から135゜のテーパー角度を持
ったヴィアホール5を形成する。ヴィアホール5の直径
は10〜100μm 程度である。
【0009】次に、マスク4をウェットあるいはドライ
エッチングで除去し、図1(d)に示すように、保護層
6としてクロムをスパッタリングにより成膜し、その上
に導体パターンを形成するための所定厚さの配線層7
を、銅をスパッタあるいはめっき法により成膜する。次
に、図1(e)に示すように、銅エッチングによりエッ
チングされない金属層8すなわちエッチング保護層を、
クロムをスパッタリングすることにより成膜し、図示し
ない接着層をしての銅をスパッタリングにより、成膜
し、その後電解めっき銅9を表面が平坦になるまで絶縁
層上にヴィア直径と同程度のめっきする。次に、図1
(f)に示すように、ウェットエッチングにより金属層
8が露出するまで銅をエッチングし、最後に金属層8の
クロムを除去して、一層分の薄膜配線基板を得ている。
上述した工程を繰り返すことにより、図2にその一例を
示すような本発明の薄膜多層配線基板を得ている。
【0010】ここで、電解めっきした銅7の平坦性につ
いては、図3(a)に示すように、dをヴィア直径、H
をヴィア深さ、Tをめっき銅厚さ、hを平坦度と定義し
たとき、h≦H/5のとき平坦であるとしている。例え
ば、図3(b)に示すようにTがd/2程度であるとh
は上記条件を満たさず平坦でないものと判断し、図3
(c)に示すようにTがd/2+α(α=d/2)程度
であると、hは上記条件を満たし平坦であると判断して
いる。
【0011】なお、上述した実施例において、導体層2
をなすクロム−銅−ニッケルの3層構造は、クロム−銅
−クロム、チタン−銅−ニッケル、チタン−銅−クロム
のいずれの構成でも良く、さらにチタン−モリブデン−
銅−ニッケル、チタン−モリブデン−銅−クロム等の4
層構造であっても良い。また、絶縁層3の材料として、
感光性ポリイミドを使用することもできる。さらに、マ
スク4としてのアルミニウムは、レジストでも良く、ニ
ッケル、クロム、チタン、モリブデン、タングステンで
も良く、さらにSiO2、Si3N4 でも良い。
【0012】また、ヴィアホール5を形成するための反
応性イオンエッチングは、反応性イオンビームエッチン
グ、エキシマレーザエッチング、マグネトロンエッチン
グでも良い。このときの異方性エッチングも、ウェット
エッチング、O2プラズマエッチング等の等方性エッチン
グ、感光性ポリイミドの現像工程でも良く、この場合テ
ーパ角度は0゜から90゜となっても良い。さらに、保
護層6としてのクロムは、蒸着で形成しても良く、クロ
ム以外にニッケル、チタン、タングステン、アルミニウ
ムでも良い。また、接着層の銅は無電解めっき法で形成
しても良い。さらに、銅のエッチングはドライエッチン
グでも良い。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、絶縁層に形成したヴィアホール内に保護層を
形成し、銅導体を配線層に必要な厚みだけ形成し、さら
にエッチング保護層を形成し、電解銅めっきでヴィアホ
ールを埋めた後、エッチング保護層が露出するまで銅エ
ッチングして配線層を形成しているため、常に一定の厚
さの配線層を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜多層配線基板の製造方法の一例を
工程順に示す図である。
【図2】本発明の薄膜多層配線基板の一例を示す図であ
る。
【図3】本発明における胴めっき7の平坦性を説明する
ための図である。
【図4】従来の薄膜多層配線基板の一例を示す図であ
る。
【図5】従来の薄膜多層配線基板の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 導体層 3 絶縁層 4 マスク 5 ヴィアホール 6 保護層 7 配線層 8 金属層 9 電解めっき銅 10 カバー層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体パターンの形成された絶縁基板に被
    着された絶縁層にヴィアホールを形成し、絶縁層上面及
    びヴィアホール内部に保護層を形成し、その上に銅導体
    層を配線層に必要な厚みだけ形成し、その上に銅エッチ
    ングによってエッチングされない金属層を形成し、その
    後ヴィアホール埋め込みのため電解銅めっきを行い表面
    を平坦化し、しかる後、金属層が露出するまで銅エッチ
    ングを行い、導体パターンを形成するための配線層を形
    成することを特徴とする薄膜多層配線基板の製造方法。
JP2009792A 1992-02-05 1992-02-05 薄膜多層配線基板の製造方法 Pending JPH05218646A (ja)

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