JPH05218546A - レーザーパワーコントロール装置 - Google Patents

レーザーパワーコントロール装置

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JPH05218546A
JPH05218546A JP4022441A JP2244192A JPH05218546A JP H05218546 A JPH05218546 A JP H05218546A JP 4022441 A JP4022441 A JP 4022441A JP 2244192 A JP2244192 A JP 2244192A JP H05218546 A JPH05218546 A JP H05218546A
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JP
Japan
Prior art keywords
temperature
constant current
circuit
recording
laser diode
Prior art date
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Pending
Application number
JP4022441A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kurobe
信一 黒部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザーパワーコントロール装置において、
回路を大型化することなしに、レーザーダイオードの温
度変動に応じてパワーを一定に制御する制御回路を提供
する。 【構成】 記録電流を供給する定電流源に対して設けた
制御回路の前段に温度補償回路を設け、基準電圧を温度
に応じて補償する。したがって、制御回路は、温度に応
じて補償した基準電圧によって定電流源を制御すること
になり、記録パワーは、記録開始直後から常に一定とな
り、レーザーパワーの記録時の温度変動を確実に防止す
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録用レーザーダイオ
ードのパワーコントロール装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】この種レーザーダイオードパワーコントロ
ール装置としては、図5に示すように、レーザーダイオ
ード21に再生電流を供給するための第1の定電流源2
2と、スイッチ23がオンされたときに記録電流を再生
電流に重畳してレーザーダイオード21に供給する第2
の定電流源24とを設けるとともに、モニタ用ホトダイ
オード25の出力電圧を検出回路26で検出し、このモ
ニタ出力電圧と第1の基準電圧源27で与えられる基準
電圧とをコンパレータ28で比較し、スイッチ29を介
して、サンプルホールド回路30により、比較出力をサ
ンプルホールドしておき、サンプルホールドされた値に
応じて、再生電流が一定となるよう第1定電流源22に
印加する制御電圧を制御回路31によって制御するよう
にしたものが知られている。
【0003】このパワーコントロール装置では、第2の
定電流源24は第2の基準電圧源32によって与えられ
る基準電圧に応じていま一つの制御回路33により制御
されるようになっているに過ぎないため、温度変動等に
より第2定電流源24の電流が変化する結果、記録時の
パワーが一定に保持できない問題があった。かかる問題
を解消するため、特開昭64−76545号公報には、
図6に示すように、記録用の第2定電流源24に対して
も、第1定電流源22と同様の電圧制御系つまり、スイ
ッチ35、サンプルホールド回路36および制御回路3
7を第1定電流源22の電圧制御系に並設し、再生電流
のみならず、記録電流をモニタして、両方の電流が各々
一定となるようにAPC(オート・パワー・コントロー
ル)を行うようにしたパワーコントロール方式が提案さ
れている。
【0004】この方式では、再生電流のみならず記録電
流を一定に維持することができるものの、上記のAPC
回路を並列に設ける必要があり、回路規模が大きくなる
ためコストが高くなるという問題がある。そのうえ、記
録電流は以前にサンプルホールド回路でサンプリングし
た値をホールドしてこのホールドした値を用いて電流を
制御するようにしているため、電源投入直後等、サンプ
リング値がリークによりなくなってしまっている場合、
記録パワーが安定するまでに時間がかかり、記録開始直
後はオーバーパワーやアンダパワーとなり正常な記録ピ
ットが形成されない問題があり、さらに、再生時間が長
い場合、上記と同様サンプリング値が失なわれてしま
い、再生動作直後の記録動作において正しい記録ができ
ない問題もあった。
【0005】
【発明が解決すべき課題】以上のことから明らかなよう
に、従来のレーザーパワーコントロール回路では、回路
を大型化することなしに、記録電流を一定に制御するこ
とは困難であった。したがって、本発明は、回路を大型
化することなしに温度変動等に対して記録電流を一定に
制御することができる制御回路を提供することを基本的
な目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、レーザーダイオードに記録電流を供給する
定電流源と、基準記録電流を設定する基準電圧源と、基
準電圧源の電圧を温度により可変する温度補償回路と、
該温度補償回路の出力に応じて上記定電流源を制御する
定電流制御回路とを具備してなるレーザーパワーコント
ロール装置を提供するものである。
【0007】上記温度補償回路としては、温度により電
気的な特性が変化する感温素子を備え、この感温素子を
レーザーダイオードを組込んだ光ピックアップのハウジ
ングに装着して、温度に応じたパワー制御を行うように
してもよい。
【0008】
【作用・効果】本発明においては、温度補償回路により
記録電流を制御するようにしたので、APC回路を用い
ることなしに、記録電流の温度変動を確実に防止するこ
とができる。また、温度補償回路の感温素子を光ピック
アップのハウジングに装着することにより、レーザーダ
イオードの温度変動を正確に検出することができ、それ
だけ正確な温度補償を行うことができる。
【0009】
【実施例】図1に示すように、レーザーによる再生・記
録を行うためのレーザーダイオード1に対しては、再生
電流を供給するための第1定電流源2と、記録電流をス
イッチ3を介して供給するための第2定電流源4とを並
設し、再生時には、第1定電流源2からレーザーダイオ
ード1に再生電流を供給し、記録時には、再生電流に加
えて、第2定電流源4から記録電流を供給してレーザー
ダイオード1のパワーをアップするようにしている。
【0010】上記第1定電流源2に対しては、従来と同
様APC回路を設ける。即ち、基準電圧源5によって与
えられる基準電圧と、モニター用のホトダイオード6に
生ずる電流を検出回路7によって電圧として検出したモ
ニタ電圧とを、比較回路8によって比較し、スイッチ9
を介してサンプルホールド回路10により比較結果をサ
ンプルホールドし、サンプルホールドされた値を入力と
して、制御回路11により、再生電流が一定になるよう
に、第一定電流源2に対して印加する制御電圧を制御す
る。
【0011】一方、第2定電流源4に対しては、第2の
基準電圧源12により与えられる基準電圧を温度補償す
る温度補償回路13を設け、この温度補償回路13によ
って温度補償した電圧を制御回路14に入力するように
し、第2定電圧源4に対する制御電圧を温度に応じて制
御し、記録電流を一定に維持する。上記温度補償回路1
3としては、種々の回路を採用することができるが、例
えば、図2に示すようなフィードバック式の差動増幅回
路を用いることができる。即ち、差動増幅器15の反転
入力をアースする一方、非反転入力は、抵抗16を介し
て第2の基準電圧源12に接続するとともに、差動増幅
器15の出力と非反転入力との間に、温度に応じて電気
抵抗が変化する感温抵抗素子17を接続し、出力電圧を
温度に応じて補償する。上記の温度としては、レーザー
ダイオード1の動作温度を忠実に反映するようにするこ
とが好ましく、そのためには、図3に示すように、レー
ザーダイオード1を組込んだ光ピックアップ18のアル
ミニウム製ハウジングの側壁に上記感温抵抗素子17を
例えば熱伝導性のよいシリコングリースを用いて装着
し、レーザーダイオード1の温度上昇を正確に検出する
ようにすることが好ましい。この感温抵抗素子17の両
端は、光ピックアップ18と基板BとをコネクタCを介
して接続するフレクシブルチューブFTに半田付けによ
り接続し、その抵抗変化を上記の制御回路が組込まれた
基板B側に伝える。
【0012】上記図2に示す温度補償回路において、抵
抗16として、18KΩ(温度特性は約+100ppm/
℃)を用い、感温抵抗素子17として温度特性2500p
pm/℃標準抵抗値18KΩのものを用い、温度補償回路
のゲインの温度特性としては、+0.25%/℃を得
た。その結果、記録電流は+0.25%/℃の温度特性
を示す。図4には、図6に示した従来回路、図2の本発
明にかかる温度補償回路の感温抵抗素子17を基板Bに
実装した場合、および感温抵抗素子17を光ピックアッ
プ18に装着した場合について、記録パワーの温度特性
の測定結果を示す。光ディスクドライブの場合、−5〜
+55℃の環境温度変化が想定できるが、温度補償回路
を設けていない図5の従来の回路では、約−0.25%
/℃の温度特性を示し、最悪±10%程度の記録パワー
の変動となり、信頼性の面からは実用に供することがで
きない。これに対し、本発明では、感温抵抗素子17を
基板に実装した場合でも、±3%以内の変動に抑えるこ
とができ、光ピックアップに実装した場合には、±0.
1mW以内に記録パワー変動を抑え込むことができ、き
わめて有効であることが示された。
【0013】また、上記の実施例では、電源投入直後
や、長い再生時間ののち、記録動作を開始する場合に
も、最初から所定の記録パワーが得られた。因みに、図
5の従来例において、電源投入直後や10分以上の再生
動作ののち記録動作を開始する場合には、記録電流のサ
ンプリング値がリークにより消失してしまうので、記録
開始直後は記録パワーが零となってしまい、所定の記録
パワーが得られるまでに50m sec以上の時間を要す
る。上記実施例では、温度補償素子として感温抵抗素子
を用いたが、これに代えて白金抵抗、サーミスタ、ダイ
オード等を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 は本発明の実施例にかかるレーザーパワーコ
ントロール回路のブロック図である。
【図2】 は図1の温度補償回路13の具体例を示す回
路図である。
【図3】 は図2の感温素子の好ましい配置を示す光ピ
ックアップの斜視図である。
【図4】 は本発明の実施例にかかるレーザーパワーコ
ントロール回路を用いた場合と、従来回路の場合の記録
パワーの温度変動の測定結果を示すグラフである。
【図5】 は従来のレーザーパワーコントロール回路の
一例を示すブロック図である。
【図6】 は従来のレーザーパワーコントロール回路の
他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…レーザーダイオード 2…第1定電流源(再生用定電流源) 4…第2定電流源(記録用定電流源) 6…ホトダイオード 7…検出回路 10…サンプルホールド回路 11…制御回路 13…温度補償回路 17…感温抵抗素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザーダイオードに記録電流を供給す
    る定電流源と、基準記録電流を設定する基準電圧源と、
    基準電圧源の電圧を温度により可変する温度補償回路
    と、該温度補償回路の出力に応じて上記定電流源を制御
    する定電流制御回路とを具備してなるレーザーパワーコ
    ントロール装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザーパワーコントロ
    ール装置において、上記温度補償回路は温度により電気
    的な特性が変化する感温素子を含んでおり、該感温素子
    はレーザーダイオードを組込んだ光ピックアップのハウ
    ジングに装着されていることを特徴とするもの。
JP4022441A 1992-02-07 1992-02-07 レーザーパワーコントロール装置 Pending JPH05218546A (ja)

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JP4022441A JPH05218546A (ja) 1992-02-07 1992-02-07 レーザーパワーコントロール装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005302895A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ駆動回路
US7778294B2 (en) 2006-06-14 2010-08-17 Hitachi, Ltd. Optical disk apparatus and information recording method

Cited By (3)

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JP2005302895A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ駆動回路
US7778294B2 (en) 2006-06-14 2010-08-17 Hitachi, Ltd. Optical disk apparatus and information recording method
US8325772B2 (en) 2006-06-14 2012-12-04 Hitachi, Ltd. Optical disk apparatus and information recording method

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