JPH05215065A - 超高圧ジェットポンプ - Google Patents

超高圧ジェットポンプ

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JPH05215065A
JPH05215065A JP4766392A JP4766392A JPH05215065A JP H05215065 A JPH05215065 A JP H05215065A JP 4766392 A JP4766392 A JP 4766392A JP 4766392 A JP4766392 A JP 4766392A JP H05215065 A JPH05215065 A JP H05215065A
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JP
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high pressure
ultra
output
pressure water
booster
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JP4766392A
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Masao Nakatani
正雄 中谷
Nobutaka Yamagishi
伸考 山岸
Yuji Kameda
雄二 亀田
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Sugino Machine Ltd
Original Assignee
Sugino Machine Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 油圧ピストンJ1,J2の往行程(又は復行
程)のみで超高圧出力を吐出させる単動ブ−スタ1,2
を2基並列に配置する。各単動ブ−スタでは、油圧ピス
トンの行程の外側で油圧ピストンに出力プランジャI
1,、I2を接続する。最大圧縮位置よりも所定距離内
側で出力プランジャの位置を検出する検出手段B1,B
2と、この検出手段の出力に応じて他方の単動ブ−スタ
の動作を制御し、一対の単動ブ−スタの動作を同期させ
る制御手段を設ける。制御手段は、一方の単動ブ−スタ
の検出手段が作動する以前に他方の単動ブ−スタを圧縮
開始位置にまで復帰させる。 【効果】 油圧シリンダ内の作動油に出力プランジャが
浸漬されず、作動油が出力シリンダ内の超高圧出力を汚
染する心配がないので、外科医療や食品加工にも応用で
きる。また、全体をコンパクトな装置にまとめられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧等で往復駆動され
る出力プランジャによって超高圧出力を得る形式の超高
圧ジェットポンプ、特に、外科医療や食品加工等、清浄
な超高圧出力が必要な特殊用途に供される超高圧ジェッ
トポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の復動型の超高圧ジェット
ポンプの模式図である。ここでは、油圧シリンダの左右
両側に出力シリンダが一体に配置され、油圧ピストンの
左右両側に連結した1対の出力プランジャを往復運動さ
せて、2基の出力シリンダから交互に超高圧出力を吐出
させている。
【0003】図3において、油圧シリンダq1の左右に
は、超高圧水シリンダp1、p2が連結され、油圧ピス
トンjの左右には、超高圧水プランジャi1、i2が連
結され、超高圧水シリンダp1、p2は、逆止弁H1、
H2を介して高圧系を形成しており、この高圧系には、
ノズルNとアッテネ−タaが接続される。また、逆止弁
L1、L2を介して低圧系を形成しており、この低圧系
には、水供給系Kが接続される。
【0004】油圧ピストンjは、油圧シリンダqの供給
口m1、m2の一方を選択して作動油を供給し他方から
排出させて、左右に往復駆動される。ここで、油圧ピス
トンjと超高圧水プランジャi1、i2の被圧面積比は
20:1で、各種圧力損失を無視すれば、油圧シリンダ
qに供給される作動油の圧力の20倍の超高圧水が超高
圧水シリンダp1、p2から交互に吐出される。例え
ば、70kg/cm2の作動油を供給した場合に1400kg/c
m2の超高圧水出力が得られる。
【0005】このように構成された超高圧ジェットポン
プにおいて、油圧シリンダqの供給口m1、m2に交互
に作動油を供給して、油圧ピストンjを左右方向に往復
運動させると、油圧ピストンjが左方向へ移動している
間は、超高圧水シリンダp1から逆止弁H1を介して高
圧系に超高圧水が吐出される一方で、逆止弁H2によっ
て高圧系から隔離された超高圧水シリンダp2には、逆
止弁L2を介して低圧系(水供給系K)から低圧の水が
充填される。そして、その後、超高圧水プランジャi1
が最大圧縮位置に達し、作動油の供給が反転して、油圧
ピストンjが右方向へ移動している間は、超高圧水シリ
ンダp2から逆止弁H2を介して高圧系に超高圧水が吐
出される一方で、逆止弁H1により高圧系から隔離され
た超高圧水シリンダp1には逆止弁L1を介して低圧系
(水供給系K)から低圧の水が充填される。
【0006】このように構成された超高圧ジェットポン
プでは、一方の超高圧水プランジャi1、i2が最大圧
縮位置に達した後に作動油の供給が実際に反転するまで
の第1遅れ時間、作動油の供給が反転した後に他方の超
高圧水プランジャi1、i2で実際に圧縮が始まるまで
の第2遅れ時間、実際にこの圧縮が始まった後に超高圧
水シリンダp1、p2内(および逆止弁L1、L2によ
り低圧系から隔離された配管部分)の圧力が高圧系の圧
力に勝って、実際に逆止弁H1、H2を介して高圧系に
吐出が開始されるまでの第3遅れ時間が存在し、第1か
ら第3遅れ時間の間は高圧系に超高圧水が全く供給され
ず、この間、ノズルNから超高圧水が流出し続けると高
圧系の圧力が低下する。そこで、この圧力降下を、前回
の超高圧水プランジャi1、i2の行程でアッテネ−タ
aに蓄積した超高圧水の高圧系への流出により緩和して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3の超高圧ジェット
ポンプでは、超高圧水シリンダp1、p2から退去した
状態で超高圧水プランジャi1、i2が作動油中に浸漬
されており、その圧縮行程では、超高圧水シリンダp
1、p2の内壁面に超高圧水プランジャi1、i2が作
動油を持ち込んで塗布し、次に、低圧の水を充填させる
吸入行程では、超高圧水シリンダp1、p2の内壁面か
ら作動油が溶出するため、超高圧水が作動油で汚染され
るという問題がある。従って、外科医療や食品加工等、
清浄な超高圧出力が必要な特殊用途には不適当である。
そこで、水に対する溶解度が低く清浄な特殊作動油を使
用する試みが行われたが、溶出を完全には食い止められ
ず、作動油のコストも高くつく。
【0008】図3の超高圧ジェットポンプでは、往復反
転に伴なう吐出開始までの上述の遅れ時間における高圧
系の圧力低下を補うために、かなり大容量のアッテネ−
タaを組合せる必要があるが、アッテネ−タa内で超高
圧水が停滞し、その内部の洗浄も容易でないため、内部
に蓄積し停滞したさびや作動油等の有害物質が高圧系に
長期間にわたって少しづつ排出され、これにより超高圧
水が汚染されるという問題がある。また、アッテネ−タ
aよりも高圧系の圧力が低下した際にアッテネ−タaか
ら超高圧水が流出する訳であるから、アッテネ−タaを
設けても油圧ピストンの反転ごとに高圧系の圧力は脈動
する。
【0009】また、超高圧に耐え得る大容量のアッテネ
−タaはコストが高くつく。小容量のアッテネ−タaで
圧力低下を抑制するには、アッテネ−タaからノズル
Nの噴射口までの流路抵抗を大きくする、または、超
高圧ジェットポンプの時間当り往復回数を増して反転動
作を高速化する必要がある、しかし、では、流路抵抗
が純損失となるため、超高圧水の流量が抑制されると同
時に、ノズルNの噴射圧力が超高圧ジェットポンプの吐
出圧力に比較して格段に低いものとなり、超高圧ジェッ
トポンプの吐出水のエネルギ−を噴射ジェット流の仕事
に十分活用できない。また、では、作動油の圧力エネ
ルギ−が不必要な攪拌等で消費される割合が増して超高
圧ジェットポンプの効率が低下する。
【0010】ところで、超高圧の領域では水もまた圧縮
性を示し、例えば、3850kg/cm2の超高圧では1気圧
の際の89%の体積にまで圧縮される。従って、図3の
超高圧ジェットポンプで3850kg/cm2にまで圧縮を行
う場合、超高圧水プランジャi1、i2の圧縮行程の最
初の11%の動作は吐出を伴なわない単なる圧縮に過ぎ
ず、従って、低い圧力の場合に比較して、上述の第3遅
れ時間はさらに長くなるから、大容量のアッテネ−タa
を設けるか、油圧ピストンjの時間当り往復回数を大幅
に増し、反転動作をさらに高速化する必要がある。しか
し、時間当り往復回数の増加と反転動作の高速化は、油
圧シリンダq、油圧ピストンj、超高圧水プランジャi
1、i2、超高圧水シリンダp1、p2の各摺動部分や
シ−ルの摩耗を加速し、これらや高圧系の疲労強度にも
悪影響を与えて、超高圧ジェットポンプの寿命と信頼性
を低下させる結果となる。
【0011】本発明は、従来の復動型の超高圧ジェット
ポンプのこのような問題点を鑑みてなされたもので、超
高圧出力が作動油で汚染される心配がなく、従って、外
科医療や食品加工等、清浄な超高圧出力が必要な特殊用
途にも応用でき、高価な特殊作動油を必要とせず、しか
も、高圧系にアッテネ−タを必要とせず、超高圧出力プ
ランジャの時間当り往復回数が少なくて済み、動作も低
速でよく、従って、寿命と信頼性の高い超高圧ジェット
ポンプを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の超高圧ジェッ
トポンプは、油圧駆動される一対の単動ブ−スタから交
互に超高圧出力を得る超高圧ジェットポンプにおいて、
単動ブ−スタの油圧ピストンの行程の外側で油圧ピスト
ンに連結した出力プランジャと、該出力プランジャの最
大圧縮位置よりも所定距離だけ内側で作動する出力プラ
ンジャ位置の検出手段と、一方の単動ブ−スタの検出手
段が作動する以前に他方の単動ブ−スタを圧縮開始位置
にまで復帰させておき、該検出手段が作動したタイミン
グで他方の単動ブ−スタによる圧縮動作を開始させる、
一対の単動ブ−スタの油圧ピストンの同期制御手段とを
有するものである。
【0013】ここで、出力シリンダと油圧シリンダは間
隔をあけて独立に配置し、油圧ピストンと出力プランジ
ャの境界部分には作動油の移動を妨げる手段を設け、出
力プランジャの出力シリンダから露出した部分には、外
界から出力プランジャを隔離して汚染を防止する伸縮可
能なカバ−を取付けることが望ましい。
【0014】
【作用】請求項1の超高圧ジェットポンプでは、出力シ
リンダ内で出力プランジャが往復運動し、出力シリンダ
から出力プランジャが退去する行程で出力シリンダ内に
出力液体を充填し、出力シリンダに出力プランジャが侵
入する行程で出力液体を圧縮し吐出する。このとき、出
力プランジャが油圧ピストンの行程の外側で油圧ピスト
ンに連結されているため、その往復行程中、出力プラン
ジャは作動油中に少しも浸漬されることがなく、従っ
て、出力プランジャが出力シリンダ内に作動油を持ち込
まず、出力シリンダ内の出力液体に作動油が混入する心
配がない。
【0015】しかし、これでは、油圧ピストンの行程の
外側に独立させて出力プランジャの行程を追加すること
になり、図2の超高圧ジェットポンプのように油圧シリ
ンダの左右両側に出力シリンダを配置すると、全体の長
さが図3の超高圧ジェットポンプの2倍を越え(図2参
照)、装置全体が大型化するという問題がある。そこ
で、1個の油圧ピストンの往行程と復行程の両方で超高
圧出力を吐出させる復動ブ−スタとせず、1個の油圧ピ
ストンの往行程(または復行程)のみで超高圧出力を吐
出させる単動ブ−スタを2基並列に配置して、この一対
の単動ブ−スタの油圧ピストンの動作を同期させて、常
にいずれか一方の出力シリンダから超高圧出力が吐出さ
れ、一方の単動ブ−スタから他方の単動ブ−スタへ切り
替わる際にも切れ目なく吐出が遂行されるようにしてい
る。
【0016】すなわち、2基の単動ブ−スタは、それぞ
れ独立に位相を細かく調整し、往行程と復行程で速度を
異ならせ、片側行程の中でも細かく速度を変化させるこ
とが可能である。従って、一方の単動ブ−スタの出力プ
ランジャが最大圧縮位置に達して超高圧出力の吐出が停
止する直前に、他方の単動ブ−スタの出力プランジャか
ら超高圧出力の吐出が開始されるように、一方の単動ブ
−スタの出力シリンダからの吐出が継続している間に、
他方の単動ブ−スタの出力プランジャを復帰して出力シ
リンダ内に出力液体を再充填し、超高圧出力の吐出が可
能な程度にまで既に圧縮を完了させている。
【0017】具体的には、2基の単動ブ−スタにそれぞ
れ検出手段が配置され、出力プランジャの最大圧縮位置
よりも所定距離だけ内側でプランジャ位置を検出し、同
期制御手段は、検出手段の出力に基いて一対2基の単動
ブ−スタに対する作動油の供給を制御して、それぞれの
出力プランジャの位相と速度を同期調整する。同期制御
手段は、一方の単動ブ−スタの検出手段が作動する以前
に他方の単動ブ−スタを圧縮開始位置にまで復帰させ、
一方の単動ブ−スタの検出手段が作動したタイミングで
他方の単動ブ−スタによる圧縮動作を開始させ、一方の
単動ブ−スタが最大圧縮位置に達する直前までに、他方
の単動ブ−スタによる超高圧出力の吐出を可能にしてお
く。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0019】図1は、実施例の超高圧ジェットポンプの
模式図である。ここでは、1個の油圧ピストンの往行程
のみで超高圧出力を吐出させる単動ブ−スタを2基並列
に配置して、2基の単動ブ−スタから交互に超高圧出力
を吐出させている。
【0020】図1において、超高圧水シリンダP1は油
圧シリンダQ1の右側に独立に配置され、超高圧水シリ
ンダP2は油圧シリンダQ2の右側に独立に配置され、
油圧ピストンJ1の左端には、油圧シリンダQ1の行程
の外側に超高圧水プランジャI1が連結され、油圧ピス
トンJ2の行程の左端には、油圧シリンダQ2の行程の
外側に超高圧水プランジャI2が連結される。超高圧水
シリンダP1と超高圧水シリンダP2は、逆止弁H1、
H2を介して連通して高圧系を形成し、この高圧系にノ
ズルNが直接に接続される。また、超高圧水シリンダP
1と超高圧水シリンダP2は、逆止弁L1、L2を介し
て連通して低圧系を形成し、この低圧系に水供給系Kが
接続される。
【0021】このように構成された超高圧ジェットポン
プでは、超高圧水プランジャI1、I2が油圧シリンダ
Q1、Q2の行程の外側で油圧ピストンJ1、J2に連
結されているため、往復の行程中、超高圧水プランジャ
I1、I2が作動油中に少しも浸漬されることがなく、
超高圧水シリンダP1、P2と油圧シリンダQ1、Q2
は相互に独立しているため、図2の超高圧ジェットポン
プにおける超高圧水出力が作動油で汚染される問題は解
決されている。
【0022】油圧ピストンJ1は弁V1により制御さ
れ、弁V1が戻り口M1に作動油を供給して昇圧口S1
から作動油を排出させると、超高圧水シリンダP1から
超高圧水プランジャI1が退去して、超高圧水シリンダ
P1内に水供給系から逆止弁L1を介して水が再充填さ
れ、逆に、弁V1が昇圧口S1に作動油を供給して戻り
口M1から作動油を排出させると、超高圧水シリンダP
1内に超高圧水プランジャI1を侵入させて、超高圧水
シリンダP1から高圧系に逆止弁H1を介して超高圧水
を吐出する。ここで、油圧ピストンJ1と超高圧水プラ
ンジャI1の被圧面積比は20:1で、各種圧力損失を
無視すれば、油圧シリンダQ1に供給される作動油の圧
力の20倍の超高圧水が超高圧水シリンダP1から吐出
される。
【0023】一方、油圧ピストンJ2は弁V2により制
御され、弁V2が戻り口M2に作動油を供給して昇圧口
S2から作動油を排出させると、超高圧水シリンダP2
から超高圧水プランジャI2が退去して、超高圧水シリ
ンダP2内に水供給系から逆止弁L2を介して水が再充
填され、逆に、弁V2が昇圧口S2に作動油を供給して
戻り口M2から作動油を排出させると、超高圧水シリン
ダP2内に超高圧水プランジャI2を侵入させて、超高
圧水シリンダP2から高圧系に逆止弁H2を介して超高
圧水を吐出する。ここで、油圧ピストンJ2と超高圧水
プランジャI2の被圧面積比は20:1で、各種圧力損
失を無視すれば、油圧シリンダQ2に供給される作動油
の圧力の20倍の超高圧水が超高圧水シリンダP2から
吐出される。
【0024】近接スイッチA1、B1、C1は、油圧ピ
ストンJ1と超高圧水プランジャI1の境界部分を検出
して超高圧水プランジャI1が行程中のどこに位置する
かを判別する。すなわち、近接スイッチA1は超高圧水
プランジャI1が最大圧縮位置にあることを、近接スイ
ッチB1は超高圧水プランジャI1が最大圧縮位置より
も所定距離だけ内側にあることを、近接スイッチC1は
超高圧水プランジャI1が最大吸入(引出し)位置にあ
ることをそれぞれ判別する。
【0025】一方、近接スイッチA2、B2、C2は、
油圧ピストンJ2と超高圧水プランジャI2の境界部分
を検出して超高圧水プランジャI2が行程中のどこに位
置するかを判別する。すなわち、近接スイッチA2は超
高圧水プランジャI2が最大圧縮位置にあることを、近
接スイッチB2は超高圧水プランジャI2が最大圧縮位
置よりも所定距離だけ内側にあることを、近接スイッチ
C2は超高圧水プランジャI2が最大吸入(引出し)位
置にあることをそれぞれ判別する。
【0026】制御回路Dは、近接スイッチA1、B2、
C1の出力に応じて弁V1を、近接スイッチA2、B
1、C2の出力に応じて弁V1をそれぞれ制御して、2
基の単動ブ−スタ1、2の動作を同期させる。
【0027】すなわち、制御回路Dは、単動ブ−スタ1
の近接スイッチA1が作動すると弁V1を反転し、超高
圧水プランジャI1を退去させて、単動ブ−スタ2の近
接スイッチB2が作動するまでに近接スイッチC1の作
動を確認して、単動ブ−スタ1の超高圧水シリンダP1
内への水の再充填を完了させ、単動ブ−スタ2の近接ス
イッチB2が作動すると弁V1を反転し、超高圧水シリ
ンダP1内へ超高圧水プランジャI1を侵入させて、単
動ブ−スタ1の超高圧水シリンダP1内の水の圧縮を開
始する。
【0028】また、制御回路Dは、単動ブ−スタ2の近
接スイッチA2が作動すると弁V2を反転し、超高圧水
プランジャI2を退去させて、単動ブ−スタ1の近接ス
イッチB1が作動するまでに近接スイッチC2の作動を
確認して、単動ブ−スタ2の超高圧水シリンダP2内へ
の水の再充填を完了させ、単動ブ−スタ1の近接スイッ
チB1が作動すると弁V2を反転し、超高圧水シリンダ
P2内へ超高圧水プランジャI2を侵入させて、単動ブ
−スタ2の超高圧水シリンダP2内の水の圧縮を開始す
る。
【0029】このように構成された超高圧ジェットポン
プでは、単動ブ−スタ1の超高圧水プランジャIが最大
圧縮位置に達して近接スイッチA1が作動する以前に、
単動ブ−スタ2の超高圧水シリンダP2内の水の必要な
圧縮が完了しており、近接スイッチA1が作動したとき
には、既に単動ブ−スタ2の超高圧水シリンダP2から
の吐出が開始されている。また、逆に、単動ブ−スタ2
の超高圧水プランジャI2が最大圧縮位置に達して近接
スイッチA2が作動する以前に、単動ブ−スタ1の超高
圧水シリンダP1内の水の必要な圧縮が完了しており、
近接スイッチA2が作動したときには既に単動ブ−スタ
1の超高圧水シリンダP1からの吐出が開始されてい
る。従って、常に単動ブ−スタ1の超高圧水プランジャ
Iと単動ブ−スタ2の超高圧水プランジャI2の一方か
ら切れ目なく高圧系に超高圧水が吐出される。
【0030】図2は、図1の超高圧ジェットポンプの部
分的な改良例の模式図である。ここでは、図1の超高圧
ジェットポンプの一部分のみが示されて配管や配線につ
いては図示略され、図1の超高圧ジェットポンプの場合
と同様な部材には同一の符合を付してその説明を省略す
る。
【0031】図2において、油圧シリンダQ1の左方の
離れた位置に、超高圧水シリンダP1が配置され、油圧
ピストンJ1の左端には、油圧シリンダQ1の往復行程
の外側で超高圧水プランジャI1が連結される。油圧ピ
ストンJ1と超高圧水プランジャI1の境界部分には油
返しRが配置され、油返しRと超高圧水シリンダP1の
間の超高圧水プランジャI1の露出部分には、伸縮可能
なベロ−ズ状のカバ−Eが設けてある。超高圧水シリン
ダP1と超高圧水プランジャI1の間の水封は潤滑油を
用いないフッ素樹脂シ−ルGが採用される。
【0032】また、図1と同様、図2の超高圧ジェット
ポンプは並列に配置された2基の単動ブ−スタで構成さ
れ、図示略された外側には、ノズルに至る高圧系の配管
と水供給系を含む低圧系の配管とが逆止弁を介して接続
される。
【0033】このように構成された超高圧ジェットポン
プでは、油圧ピストンJ1から超高圧水プランジャI1
に伝わる作動油を油返しRで遮断し、油返しRとカバ−
Eで超高圧水プランジャI1を外界から完全に隔離し、
潤滑油を用いないフッ素樹脂シ−ルGを採用したため、
図3の超高圧ジェットポンプにおける超高圧水出力が作
動油で汚染される問題が図1の超高圧ジェットポンプ以
上に解決される。
【0034】
【発明の効果】請求項1の超高圧ジェットポンプによれ
ば、油圧シリンダ内の作動油に出力プランジャが少しも
浸漬されないから、超高圧出力が作動油で汚染される心
配がない。従って、外科医療や食品加工等、清浄な超高
圧出力が必要な特殊用途にも応用でき、作動油として高
価で特殊なものを使用する必要もない。
【0035】また、一対2基の単動ブ−スタを並列に配
置したため、出力プランジャの行程長さ(油圧シリンダ
の行程長さ)を大きくしても、超高圧ジェットポンプ全
体の長さが余り大きくならず、全体をコンパクトな装置
としてまとめられ、設置する床面を有効に活用できる。
しかも、超高圧出力側を超高圧ジェットポンプの一方の
側に集約できるため、万一の超高圧出力の漏れに対処す
る高圧カバ−の被覆面積を節約でき、保守点検も容易で
ある。
【0036】請求項1の超高圧ジェットポンプによれ
ば、一対2基の単動ブ−スタから超高圧出力が交互に切
れ目なく吐出されるから、高圧系に設けるアッテネ−タ
の容量を大幅に小さくし、または省略しても出力の脈動
が小さくて済み、従来よりも出力プランジャの時間当り
往復回数を少なく、また、出力プランジャの移動および
反転の速度を遅くしても継続的で安定した出力が確保で
きる。これにより、繰返し反転荷重による各構成部品の
疲労寿命が改善され、油圧シリンダおよび出力シリンダ
内の無益な攪拌による損失が減少して超高圧ジェットポ
ンプの機械効率が高まり、摺動部分の損耗速度も低下し
て超高圧ジェットポンプの寿命が伸び、信頼性も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の超高圧ジェットポンプの模式図であ
る。
【図2】図1の超高圧ジェットポンプの改善例の部分的
な模式図である。
【図3】従来の超高圧ジェットポンプの模式図である。
【符号の説明】
1 単動ブ−スタ 2 単動ブ−スタ D 制御回路 N ノズル A1 近接スイッチ B1 近接スイッチ C1 近接スイッチ H1 逆止弁 I1 油圧ピストン J1 超高圧水プランジャ L1 逆止弁 M1 戻り口 P1 超高圧水シリンダ Q1 油圧シリンダ S1 昇圧口 V1 弁 A2 近接スイッチ B2 近接スイッチ C2 近接スイッチ H2 逆止弁 I2 油圧ピストン J2 超高圧水プランジャ L2 逆止弁 M2 戻り口 P2 超高圧水シリンダ Q2 油圧シリンダ S2 昇圧口 V2 弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧駆動される一対の単動ブ−スタから
    交互に超高圧出力を得る超高圧ジェットポンプにおい
    て、単動ブ−スタの油圧ピストンの行程の外側で油圧ピ
    ストンに連結した出力プランジャと、該出力プランジャ
    の最大圧縮位置よりも所定距離だけ内側で作動する出力
    プランジャ位置の検出手段と、一方の単動ブ−スタの検
    出手段が作動する以前に他方の単動ブ−スタを圧縮開始
    位置にまで復帰させておき、該検出手段が作動したタイ
    ミングで他方の単動ブ−スタによる圧縮動作を開始させ
    る、一対の単動ブ−スタの油圧ピストンの同期制御手段
    とを有することを特徴とする超高圧ジェットポンプ。
JP4766392A 1992-02-04 1992-02-04 超高圧ジェットポンプ Pending JPH05215065A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018058755A1 (zh) * 2016-09-27 2018-04-05 惠州科赛医疗有限公司 一种医用稳压泵

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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