JPH0521470A - 電界効果トランジスタ - Google Patents
電界効果トランジスタInfo
- Publication number
- JPH0521470A JPH0521470A JP17218891A JP17218891A JPH0521470A JP H0521470 A JPH0521470 A JP H0521470A JP 17218891 A JP17218891 A JP 17218891A JP 17218891 A JP17218891 A JP 17218891A JP H0521470 A JPH0521470 A JP H0521470A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- effect transistor
- metal layer
- ohmic
- gate electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低抵抗金属層上にオーミック金属(AuG
e)層が連続して積層され、かつゲート抵抗が熱処理に
より増大しないゲート構造を有する電界効果トランジス
タを得る。 【構成】 ゲート電極を構成する低抵抗金属層であるA
u層7と、オーミック金属であるAuGe/Ni/Au
よりなるオーミック金属層9aの間の金属の相互拡散を
防止し、熱処理によるゲート抵抗の増大を抑制するため
に金層7とオーミック金属9aとの間にバリアメタル層
としてTiN層8を設けたことを特徴としている。
e)層が連続して積層され、かつゲート抵抗が熱処理に
より増大しないゲート構造を有する電界効果トランジス
タを得る。 【構成】 ゲート電極を構成する低抵抗金属層であるA
u層7と、オーミック金属であるAuGe/Ni/Au
よりなるオーミック金属層9aの間の金属の相互拡散を
防止し、熱処理によるゲート抵抗の増大を抑制するため
に金層7とオーミック金属9aとの間にバリアメタル層
としてTiN層8を設けたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高性能で、かつ高信頼
性の電界効果トランジスタに係り、特にそのゲート電極
構造に関するものである。
性の電界効果トランジスタに係り、特にそのゲート電極
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば特開昭63−17437
4号公報に示された従来の電界効果トランジスタを示す
断面図である。この図において、1は半絶縁性GaAs
基板、2はノンドープGaAs層、3はn型AlGaA
s層、4はn型GaAs層、9はAuGe/Ni/Au
よりなるオーミック電極、11は第1の絶縁膜(SiO
2 )、12は第2の絶縁膜(SiO2 )、13はTi/
Pt/Auよりなるゲート電極、9aはこのゲート電極
13上に堆積したオーミック金属である。
4号公報に示された従来の電界効果トランジスタを示す
断面図である。この図において、1は半絶縁性GaAs
基板、2はノンドープGaAs層、3はn型AlGaA
s層、4はn型GaAs層、9はAuGe/Ni/Au
よりなるオーミック電極、11は第1の絶縁膜(SiO
2 )、12は第2の絶縁膜(SiO2 )、13はTi/
Pt/Auよりなるゲート電極、9aはこのゲート電極
13上に堆積したオーミック金属である。
【0003】次に動作について説明する。図3におい
て、オーミック電極9をゲート電極13を形成後にこの
ゲート電極13をマスクにして形成することにより、短
ゲート長の電界効果トランジスタでも効果的なリセス構
造を形成することを可能とし、かつゲート電極13−オ
ーミック電極9間の距離を短かくすることができるた
め、ソース抵抗を低減でき、高性能な電界効果トランジ
スタを得ることができる。
て、オーミック電極9をゲート電極13を形成後にこの
ゲート電極13をマスクにして形成することにより、短
ゲート長の電界効果トランジスタでも効果的なリセス構
造を形成することを可能とし、かつゲート電極13−オ
ーミック電極9間の距離を短かくすることができるた
め、ソース抵抗を低減でき、高性能な電界効果トランジ
スタを得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電界効果トラン
ジスタは以上のように、Ti/Pt/Auよりなるゲー
ト電極13と、AuGe/Ni/Auよりなるオーミッ
ク金属9aが接触するように構成されている。一方、オ
ーミック電極9のコンククト抵抗を低減するために熱処
理を行う必要があるが、この場合にゲート電極13の構
成元素の一つである金とゲート電極13上部のオーミッ
ク金属9aが反応し、ゲート抵抗が増大するという問題
があった。また、この問題は電界効果トランジスタの高
周波特性の劣化につながるとともに低信頼性にもつなが
り問題点となっている。
ジスタは以上のように、Ti/Pt/Auよりなるゲー
ト電極13と、AuGe/Ni/Auよりなるオーミッ
ク金属9aが接触するように構成されている。一方、オ
ーミック電極9のコンククト抵抗を低減するために熱処
理を行う必要があるが、この場合にゲート電極13の構
成元素の一つである金とゲート電極13上部のオーミッ
ク金属9aが反応し、ゲート抵抗が増大するという問題
があった。また、この問題は電界効果トランジスタの高
周波特性の劣化につながるとともに低信頼性にもつなが
り問題点となっている。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、熱処理によるゲート金属層とオ
ーミック金属層間の反応が抑制され、高性能で、かつ信
頼性の高い電界効果トランジスタを提供することを目的
とする。
ためになされたもので、熱処理によるゲート金属層とオ
ーミック金属層間の反応が抑制され、高性能で、かつ信
頼性の高い電界効果トランジスタを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電界効果ト
ランジスタは、ゲート金属層とオーミック金属層の両層
間に熱処理時の反応を制御するバリアメタル層を設けた
ものである。
ランジスタは、ゲート金属層とオーミック金属層の両層
間に熱処理時の反応を制御するバリアメタル層を設けた
ものである。
【0007】
【作用】本発明における電界効果トランジスタは、ゲー
ト電極部の金属とオーミック金属層間にバリアメタル層
を設けてあるので、オーミック接触抵抗低減のために行
う熱処理工程での金層とオーミック金属層の相互拡散を
抑制することができる。
ト電極部の金属とオーミック金属層間にバリアメタル層
を設けてあるので、オーミック接触抵抗低減のために行
う熱処理工程での金層とオーミック金属層の相互拡散を
抑制することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。図1は本発明の電界効果トランジスタの一実施例を
示す断面図である。図1において、1は半絶縁性GaA
s基板、2はノンドープGaAs層、3はn型AlGa
As層、4はn型GaAs層、5は第1の窒化珪素(S
iN)膜、6はタングステンシリサイド(WSi)層、
7は金(Au)層、8はバリアメタル層としてのチタン
ナイトライド(TiN)層、9はAuGe/Ni/Au
よりなるオーミック電極、9aはこのオーミック電極9
と同じ組成のオーミック金属である。なお、5aは第2
の窒化珪素膜である。
る。図1は本発明の電界効果トランジスタの一実施例を
示す断面図である。図1において、1は半絶縁性GaA
s基板、2はノンドープGaAs層、3はn型AlGa
As層、4はn型GaAs層、5は第1の窒化珪素(S
iN)膜、6はタングステンシリサイド(WSi)層、
7は金(Au)層、8はバリアメタル層としてのチタン
ナイトライド(TiN)層、9はAuGe/Ni/Au
よりなるオーミック電極、9aはこのオーミック電極9
と同じ組成のオーミック金属である。なお、5aは第2
の窒化珪素膜である。
【0009】次に、本発明に係る電界効果トランジスタ
の製造方法を図2,図3について説明する。まず、図2
(a)に示すように、半絶縁性GaAs基板1上に1μ
m程度のノンドープGaAs層2,Siが2×1018c
m-3程度ドープされた約500Åのn型AlGaAs層
3,Siが2×1018cm-3程度ドープされた約200
0Åのn型GaAs層4を分子線エピタキシャル成長法
により順次成長する。この場合、ノンドープGaAs層
2とn型AlGaAs層3間に2次元電子ガスが形成さ
れる。さらに、ウエハ全面に第1の窒化珪素膜5を約2
000Å堆積した後、ホトレジスト10で約0.5μm
程度のパターンを形成する。次に、図2(b)に示すよ
うに、ホトレジスト10をマスクにCHF3 とO2 10
%の混合ガスを用いた反応性イオンエッチングにより、
第1の窒化珪素膜5を異方性エッチングし、さらに、S
iCl4 とSF6 (30%)の混合ガスを用いた反応性
イオンエッチングにより、n型GaAs層4を異方性エ
ッチングする。さらに、図2(c)に示すように、第2
の窒化珪素膜5aを約2000Å堆積した後、図3
(a)に示すように、第2の窒化珪素膜5aのサイドウ
ォール5′が第1の窒化珪素膜5とn型GaAs層4の
側壁のみに残るようにCHF3 とO2 の混合ガスを用い
た反応性イオンエッチングにより第2の窒化珪素膜5a
を異方性エッチングする。さらにこの後、図3(b)に
示すように、約2000Åのタングステンシリサイド層
6、約4000Åの金層7を順次スパッタリング法によ
り堆積させた後、ArとN2 (40%)の混合ガスを用
いた反応性スパッタリングによりバリアメタル層として
TiN層8を堆積させる。次に、図3(c)に示すよう
に、ゲート電極となる部分を約1.2μm程度の幅で残
すようにTiN層8および金層7をArガスを用いたイ
オンミリング法で加工し、タングステンシリサイド層6
および第1の窒化珪素膜5を金層7より約0.1μm〜
0.2μmアングーカットが入るようにCF4 とO2 4
%の混合ガスを用いた反応性イオンエッチングで加工す
る。次に、AuGe/Ni/Au層を上記の多層ゲート
電極をマスクに蒸着した後、約400℃、2分の熱処理
によりオーミック電極9,オーミック金属9aを形成す
ることにより、図1に示す電界効果トランジスタを形成
する。
の製造方法を図2,図3について説明する。まず、図2
(a)に示すように、半絶縁性GaAs基板1上に1μ
m程度のノンドープGaAs層2,Siが2×1018c
m-3程度ドープされた約500Åのn型AlGaAs層
3,Siが2×1018cm-3程度ドープされた約200
0Åのn型GaAs層4を分子線エピタキシャル成長法
により順次成長する。この場合、ノンドープGaAs層
2とn型AlGaAs層3間に2次元電子ガスが形成さ
れる。さらに、ウエハ全面に第1の窒化珪素膜5を約2
000Å堆積した後、ホトレジスト10で約0.5μm
程度のパターンを形成する。次に、図2(b)に示すよ
うに、ホトレジスト10をマスクにCHF3 とO2 10
%の混合ガスを用いた反応性イオンエッチングにより、
第1の窒化珪素膜5を異方性エッチングし、さらに、S
iCl4 とSF6 (30%)の混合ガスを用いた反応性
イオンエッチングにより、n型GaAs層4を異方性エ
ッチングする。さらに、図2(c)に示すように、第2
の窒化珪素膜5aを約2000Å堆積した後、図3
(a)に示すように、第2の窒化珪素膜5aのサイドウ
ォール5′が第1の窒化珪素膜5とn型GaAs層4の
側壁のみに残るようにCHF3 とO2 の混合ガスを用い
た反応性イオンエッチングにより第2の窒化珪素膜5a
を異方性エッチングする。さらにこの後、図3(b)に
示すように、約2000Åのタングステンシリサイド層
6、約4000Åの金層7を順次スパッタリング法によ
り堆積させた後、ArとN2 (40%)の混合ガスを用
いた反応性スパッタリングによりバリアメタル層として
TiN層8を堆積させる。次に、図3(c)に示すよう
に、ゲート電極となる部分を約1.2μm程度の幅で残
すようにTiN層8および金層7をArガスを用いたイ
オンミリング法で加工し、タングステンシリサイド層6
および第1の窒化珪素膜5を金層7より約0.1μm〜
0.2μmアングーカットが入るようにCF4 とO2 4
%の混合ガスを用いた反応性イオンエッチングで加工す
る。次に、AuGe/Ni/Au層を上記の多層ゲート
電極をマスクに蒸着した後、約400℃、2分の熱処理
によりオーミック電極9,オーミック金属9aを形成す
ることにより、図1に示す電界効果トランジスタを形成
する。
【0010】なお、上記実施例では、バリアメタル層と
してTiN層8を用いたが、他にバリアメタル層として
WN,WSiN,Mo,Wを用いてもよい。
してTiN層8を用いたが、他にバリアメタル層として
WN,WSiN,Mo,Wを用いてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゲート電極を構成する金層と、この上に形成されるオー
ミック金属層間にバリアメタル層を設けたので、ゲート
とオーミック電極間距離を短くするためにオーミック金
属を、ゲート電極をマスクに蒸着しても、オーミック金
属とゲート電極を構成する金層の間で反応が生じず、ゲ
ート抵抗を低く保つことができるため、高性能で、かつ
信頼性の高い電界効果トランジスタを得ることができ
る。
ゲート電極を構成する金層と、この上に形成されるオー
ミック金属層間にバリアメタル層を設けたので、ゲート
とオーミック電極間距離を短くするためにオーミック金
属を、ゲート電極をマスクに蒸着しても、オーミック金
属とゲート電極を構成する金層の間で反応が生じず、ゲ
ート抵抗を低く保つことができるため、高性能で、かつ
信頼性の高い電界効果トランジスタを得ることができ
る。
【図1】本発明の一実施例による電界効果トランジスタ
を示す断面側面図である。
を示す断面側面図である。
【図2】本発明の一実施例による電界効果トランジスタ
の製造工程を示す断面側面図である。
の製造工程を示す断面側面図である。
【図3】図2に引き続く製造工程を示す断面側面図であ
る。
る。
【図4】従来の電界効果トランジスタを示す断面側面図
である。
である。
1 半絶縁性GaAs基板 2 ノンドープGaAs層 3 n型AlGaAs層 4 n型GaAs層 5 第1の窒化珪素膜 5a 第2の窒化珪素膜 6 タングステンシリサイド層 7 Au層 8 TiN層 9 オーミック電極 9a オーミック金属
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/28 R 7738−4M 21/90 D 7353−4M
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】多層金属層からなるゲート電極を備えた電
界効果トランジスタにおいて、前記ゲート電極を構成す
る低抵抗金属層と、この上層のオーミック金属層との間
に熱処理時の反応を抑制するバリアメタル層を形成した
ことを特徴とする電界効果トランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17218891A JPH0521470A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 電界効果トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17218891A JPH0521470A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 電界効果トランジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521470A true JPH0521470A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15937212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17218891A Pending JPH0521470A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 電界効果トランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521470A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0817850A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-01-19 | Nec Corp | 電界効果型トランジスタのゲート電極及びその製造方法 |
JPH0822997A (ja) * | 1994-07-07 | 1996-01-23 | Nec Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP17218891A patent/JPH0521470A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0817850A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-01-19 | Nec Corp | 電界効果型トランジスタのゲート電極及びその製造方法 |
JPH0822997A (ja) * | 1994-07-07 | 1996-01-23 | Nec Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5614739A (en) | HIGFET and method | |
US4977100A (en) | Method of fabricating a MESFET | |
JP3147009B2 (ja) | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 | |
JP3396579B2 (ja) | N−型higfetおよび方法 | |
US5362658A (en) | Method for producing semiconductor device | |
US5231040A (en) | Method of making a field effect transistor | |
JPH05326563A (ja) | 半導体装置 | |
JPH0521470A (ja) | 電界効果トランジスタ | |
JP2001110818A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2000223504A (ja) | 電界効果型半導体装置およびその製造方法 | |
JP2555979B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2790104B2 (ja) | 電界効果トランジスタの製造方法 | |
EP0394590A2 (en) | Field effect transistors and method of making a field effect transistor | |
JP3349644B2 (ja) | 化合物半導体装置、及びその製造方法 | |
JP3304595B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH06181224A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH05198598A (ja) | 化合物半導体装置及びその製造方法 | |
JP3093495B2 (ja) | 3−5族化合物半導体電界効果トランジスタ | |
JP2844995B2 (ja) | 電界効果型トランジスタ及びその製造方法 | |
JP3153560B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS631066A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3145881B2 (ja) | 化合物半導体素子の製造方法 | |
JPH0590297A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0974107A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JPH10209435A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 |