JPH05210835A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH05210835A JPH05210835A JP4014621A JP1462192A JPH05210835A JP H05210835 A JPH05210835 A JP H05210835A JP 4014621 A JP4014621 A JP 4014621A JP 1462192 A JP1462192 A JP 1462192A JP H05210835 A JPH05210835 A JP H05210835A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- inorganic powder
- layer
- recording medium
- intermediate layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オーディオテープ、ビデオテープ、磁気ディ
スク等に用いられる磁気記録媒体において、結合剤の高
硬質化により磁性層やバックコート層の表面性が悪くな
り、電磁変換特性が悪化するという課題を解決し、バッ
クコート層の表面性が高く、高出力でかつ耐久性に優れ
た磁気テープを得る。 【構成】 非磁性支持体の一方の面に磁性層を、他方の
面にバックコート層をそれぞれ形成してなる磁気記録媒
体であって、その非磁性支持体と磁性層との間および非
磁性支持体とバックコート層との間のいずれか一方また
は両方に平板状無機質粉体及び粒状無機質粉体を含有し
た中間層を介在させる。
スク等に用いられる磁気記録媒体において、結合剤の高
硬質化により磁性層やバックコート層の表面性が悪くな
り、電磁変換特性が悪化するという課題を解決し、バッ
クコート層の表面性が高く、高出力でかつ耐久性に優れ
た磁気テープを得る。 【構成】 非磁性支持体の一方の面に磁性層を、他方の
面にバックコート層をそれぞれ形成してなる磁気記録媒
体であって、その非磁性支持体と磁性層との間および非
磁性支持体とバックコート層との間のいずれか一方また
は両方に平板状無機質粉体及び粒状無機質粉体を含有し
た中間層を介在させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオテープ、ビ
デオテープ、磁気ディスク等に用いる磁気記録媒体に関
するものである。
デオテープ、磁気ディスク等に用いる磁気記録媒体に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、特にビデオテープにおいて長時間
記録を目的として、テープ全厚の薄膜化が進んでいる。
しかしながらテープ全厚の薄膜化に伴いテープ剛性が低
下し、走行耐久性、磁気ヘッドとのなじみ性、出力安定
性が悪化する等の問題が発生していた。これらの問題を
解決するために非磁性支持体と磁性層、または非磁性支
持体とバックコート層との間にテープ剛性の補強を目的
とした中間層を設ける試みがあり、中間層の強度を高め
るために無機質粉体と結合剤を組み合わせるものが多く
提案されている。
記録を目的として、テープ全厚の薄膜化が進んでいる。
しかしながらテープ全厚の薄膜化に伴いテープ剛性が低
下し、走行耐久性、磁気ヘッドとのなじみ性、出力安定
性が悪化する等の問題が発生していた。これらの問題を
解決するために非磁性支持体と磁性層、または非磁性支
持体とバックコート層との間にテープ剛性の補強を目的
とした中間層を設ける試みがあり、中間層の強度を高め
るために無機質粉体と結合剤を組み合わせるものが多く
提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、強度向上を図ろうとすると無機質粉体の
高充填化、結合剤の高硬質化により中間層の塗布性が悪
く、また表面性が悪くなる。したがってその上に磁性
層、バックコート層を重層塗布しても磁性層、バックコ
ート層自体の表面性が悪くなり、電磁変換特性を悪化さ
せる結果となってしまっている。
来の構成では、強度向上を図ろうとすると無機質粉体の
高充填化、結合剤の高硬質化により中間層の塗布性が悪
く、また表面性が悪くなる。したがってその上に磁性
層、バックコート層を重層塗布しても磁性層、バックコ
ート層自体の表面性が悪くなり、電磁変換特性を悪化さ
せる結果となってしまっている。
【０００４】本発明は上記課題を解決するものであり、
表面性を劣化させることなく、走行性、走行耐久性等に
優れた磁気記録媒体を提供することを目的とするもので
ある。
表面性を劣化させることなく、走行性、走行耐久性等に
優れた磁気記録媒体を提供することを目的とするもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、非磁性支持体の一方の面に磁性層を、他方
の面にバックコート層をそれぞれ形成してなる磁気記録
媒体であって、非磁性支持体と磁性層との間および非磁
性支持体と前記バックコート層との間の少なくとも一方
に平板状無機質粉体と粒状無機質粉体を含有した中間層
を介在させてなるものである。
に本発明は、非磁性支持体の一方の面に磁性層を、他方
の面にバックコート層をそれぞれ形成してなる磁気記録
媒体であって、非磁性支持体と磁性層との間および非磁
性支持体と前記バックコート層との間の少なくとも一方
に平板状無機質粉体と粒状無機質粉体を含有した中間層
を介在させてなるものである。
【０００６】
【作用】したがって本発明の構成によれば、非磁性支持
体と、磁性層およびバッコート層の少なくとも一方との
間に設ける中間層中に、平板状無機質粉体と粒状無機質
粉体を含有させることにより長手方向、及び横方向双方
の剛性に優れ、かつ塗布性及び表面性の向上した中間層
を設けることができる。これらの構成により電磁変換特
性の低下を招来することなく、走行性、走行耐久性を向
上することができる。
体と、磁性層およびバッコート層の少なくとも一方との
間に設ける中間層中に、平板状無機質粉体と粒状無機質
粉体を含有させることにより長手方向、及び横方向双方
の剛性に優れ、かつ塗布性及び表面性の向上した中間層
を設けることができる。これらの構成により電磁変換特
性の低下を招来することなく、走行性、走行耐久性を向
上することができる。
【０００７】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。
【０００８】本発明に用いる中間層の平板状無機質粉体
としては特に制限はなく、α−Ｆｅ 2Ｏ3、カオリン、雲
母、酸化亜鉛、バリウムフェライト等を単独または複数
種組み合わせて使用することができ、平均直径は０．２
〜３．０μｍ、板状比は５０から１００であることが望
ましい。また、中間層の粒状無機質粉体としても特に制
限はなく、α−Ｆｅ2Ｏ3、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化亜鉛、酸化珪素等を単独または複数種組み合わ
せて使用することができる。平板状無機質粉体の平均直
径が０．２μｍより小さいと剛性を改善することが難し
く、３．０μｍより大きいと中間層の表面平滑性が悪く
なる。また粒状無機質粉体の平均直径が０．０１μｍよ
り小さいと分散が困難になるだけでなく塗布性も困難に
なる。また０．５μｍより大きいと磁性層の表面性が悪
化し、電磁変換特性が悪くなる。粒状無機質粉体の含有
量は全粉体量に対して１０〜６０％が好ましい（本実施
例において含有量とは粒状無機質粉体重量／（粒状無機
質粉体重量＋平板状無機質粉体重量）と定義する。）。
その含有量が１０％より少ないと塗料の塗布性が悪いた
め表面性の改善は困難であり、６０％より多いと剛性が
上がらない。中間層に用いる結合剤としてはポリウレタ
ン系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、ポリエステル系樹
脂、塩化ビニル系共重合樹脂等が使用できる。本発明で
得られる磁気記録媒体用磁性層は強磁性粉末、結合剤、
研磨剤、及び必要に応じて加えられる帯電防止剤、潤滑
剤よりなる層を非磁性支持体（通常はプラスチックフィ
ルム）上に公知の方法により形成することができる。非
磁性支持体としては、ＰＥＴ、ＰＥＮ、芳香族ポリアミ
ド、芳香族ポリイミド等がある。
としては特に制限はなく、α−Ｆｅ 2Ｏ3、カオリン、雲
母、酸化亜鉛、バリウムフェライト等を単独または複数
種組み合わせて使用することができ、平均直径は０．２
〜３．０μｍ、板状比は５０から１００であることが望
ましい。また、中間層の粒状無機質粉体としても特に制
限はなく、α−Ｆｅ2Ｏ3、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化亜鉛、酸化珪素等を単独または複数種組み合わ
せて使用することができる。平板状無機質粉体の平均直
径が０．２μｍより小さいと剛性を改善することが難し
く、３．０μｍより大きいと中間層の表面平滑性が悪く
なる。また粒状無機質粉体の平均直径が０．０１μｍよ
り小さいと分散が困難になるだけでなく塗布性も困難に
なる。また０．５μｍより大きいと磁性層の表面性が悪
化し、電磁変換特性が悪くなる。粒状無機質粉体の含有
量は全粉体量に対して１０〜６０％が好ましい（本実施
例において含有量とは粒状無機質粉体重量／（粒状無機
質粉体重量＋平板状無機質粉体重量）と定義する。）。
その含有量が１０％より少ないと塗料の塗布性が悪いた
め表面性の改善は困難であり、６０％より多いと剛性が
上がらない。中間層に用いる結合剤としてはポリウレタ
ン系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、ポリエステル系樹
脂、塩化ビニル系共重合樹脂等が使用できる。本発明で
得られる磁気記録媒体用磁性層は強磁性粉末、結合剤、
研磨剤、及び必要に応じて加えられる帯電防止剤、潤滑
剤よりなる層を非磁性支持体（通常はプラスチックフィ
ルム）上に公知の方法により形成することができる。非
磁性支持体としては、ＰＥＴ、ＰＥＮ、芳香族ポリアミ
ド、芳香族ポリイミド等がある。
【０００９】磁性層に用いる強磁性粉末には、メタル磁
性粉、コバルト被着磁性酸化鉄、バリウムフェライト磁
性粉等がある。結合剤としては、ポリウレタン系樹脂、
ニトロセルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビ
ニル系共重合樹脂等が使用できる。研磨剤としては、ア
ルミナ、酸化クロム、酸化珪素、ベンガラ等がある。帯
電防止剤としては、導電性カーボンを使用することがで
きる。潤滑剤としては、高級脂肪酸や高級脂肪酸エステ
ル、または各種界面活性剤を単独または複数種を組み合
わせて使用することができる。
性粉、コバルト被着磁性酸化鉄、バリウムフェライト磁
性粉等がある。結合剤としては、ポリウレタン系樹脂、
ニトロセルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビ
ニル系共重合樹脂等が使用できる。研磨剤としては、ア
ルミナ、酸化クロム、酸化珪素、ベンガラ等がある。帯
電防止剤としては、導電性カーボンを使用することがで
きる。潤滑剤としては、高級脂肪酸や高級脂肪酸エステ
ル、または各種界面活性剤を単独または複数種を組み合
わせて使用することができる。
【００１０】（実施例１） 磁性層用塗料の作製 コバルト被着磁性酸化鉄 １００部 （ＢＥＴ ５＊１０4m2／kg） （σｓ １＊１０-4Ｗｂｍ／kg） （Ｈｃ ６．２＊１０4Ａ／ｍ） アルミナ ８部 カーボンブラック １部 塩化ビニル樹脂 １０部 ポリウレタン樹脂 １０部 混合溶剤 ４００部 上記組成を加圧ニーダ、サンドミル等で分散した磁性塗
料にディスパーで攪拌しながら ミリスチン酸 １部 ｎ−ブチルステアレート １部 ポリイソシアネート ５部 を添加し、磁性層用塗料を作製した。この時、樹脂溶液
用の有機溶剤はメチルエチルケトン／トルエン／シクロ
ヘキサノンを重量比で３／２／１にしたものを用いた。
この塗料を６．５μｍ厚のＰＥＴ支持体上に塗布、乾燥
した後、カレンダー処理による鏡面加工を施して厚さ
２．８μｍの磁性層を作製した。
料にディスパーで攪拌しながら ミリスチン酸 １部 ｎ−ブチルステアレート １部 ポリイソシアネート ５部 を添加し、磁性層用塗料を作製した。この時、樹脂溶液
用の有機溶剤はメチルエチルケトン／トルエン／シクロ
ヘキサノンを重量比で３／２／１にしたものを用いた。
この塗料を６．５μｍ厚のＰＥＴ支持体上に塗布、乾燥
した後、カレンダー処理による鏡面加工を施して厚さ
２．８μｍの磁性層を作製した。
【００１１】 中間層用塗料の作製（全粉体量を１００部とする。） 板状無機質粉体（α−Ｆｅ2Ｏ3） （平均直径０．８０μｍ、板状比４９） ８０部 粒状無機質粉体（α−Ｆｅ2Ｏ3） （平均直径０．１０μｍ） ２０部 塩化ビニル樹脂 ４０部 ポリウレタン樹脂 ４０部 メチルエチルケトン ２００部 トルエン ２００部 上記組成を加圧ニーダ、サンドミル等で分散した塗料に
ディスパーで攪拌しながら ポリイソシアネート ２０部 を添加し、中間層用塗料とした。
ディスパーで攪拌しながら ポリイソシアネート ２０部 を添加し、中間層用塗料とした。
【００１２】 バックコート層用の塗料の作製 カーボンブラック １００部 ニトロセルロース樹脂 ４０部 ポリウレタン樹脂 ４０部 メチルエチルケトン ２００部 トルエン ２００部 上記組成を加圧ニーダ、サンドミル等で分散した塗料に
ディスパーで攪拌しながら ステアリン酸 １部 ポリイソシアネート ２０部 を添加し、バックコート塗料とした。磁性層とは反対側
の非磁性支持体上にこの二つの塗料を塗布、乾燥して
１．０μｍの中間層、０．７μｍ厚のバックコート層を
作製し、１／２インチ幅に切断してビデオテープ試料を
得た。
ディスパーで攪拌しながら ステアリン酸 １部 ポリイソシアネート ２０部 を添加し、バックコート塗料とした。磁性層とは反対側
の非磁性支持体上にこの二つの塗料を塗布、乾燥して
１．０μｍの中間層、０．７μｍ厚のバックコート層を
作製し、１／２インチ幅に切断してビデオテープ試料を
得た。
【００１３】（実施例２）（実施例１）における中間層
用塗料に用いる粒状無機質粉体の含有量を全粉体の５０
％にした。そしてそれ以外はすべて（実施例１）と同様
にしてビデオテープ試料を作製した。
用塗料に用いる粒状無機質粉体の含有量を全粉体の５０
％にした。そしてそれ以外はすべて（実施例１）と同様
にしてビデオテープ試料を作製した。
【００１４】（実施例３）（実施例１）における中間層
用塗料に用いる板状無機質粉体の平均直径を２．３μ
ｍ、板状比８０とし、粒状無機質粉体の含有量を全粉体
の２０％にした。そしてそれ以外はすべて（実施例１）
と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
用塗料に用いる板状無機質粉体の平均直径を２．３μ
ｍ、板状比８０とし、粒状無機質粉体の含有量を全粉体
の２０％にした。そしてそれ以外はすべて（実施例１）
と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
【００１５】（実施例４）（実施例１）における中間層
用塗料に用いる板状無機質粉体の平均直径を２．３μ
ｍ、板状比８０とし、粒状無機質粉体の含有量を全粉体
の５０％にした。そしてそれ以外はすべて（実施例１）
と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
用塗料に用いる板状無機質粉体の平均直径を２．３μ
ｍ、板状比８０とし、粒状無機質粉体の含有量を全粉体
の５０％にした。そしてそれ以外はすべて（実施例１）
と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
【００１６】（実施例５）（実施例１）におけるバック
コート層側に設けた中間層を磁性層側だけに設けた以外
はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料を
作製した。
コート層側に設けた中間層を磁性層側だけに設けた以外
はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料を
作製した。
【００１７】（実施例６）（実施例１）におけるバック
コート層側に中間層を０．５μｍ、磁性層に０．５μｍ
厚の中間層を設けた以外はすべて（実施例１）と同様に
してビデオテープ試料を作製した。
コート層側に中間層を０．５μｍ、磁性層に０．５μｍ
厚の中間層を設けた以外はすべて（実施例１）と同様に
してビデオテープ試料を作製した。
【００１８】（比較例１）（実施例１）における中間層
用塗料を板状無機質粉体のみで作製した。そしてそれ以
外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料
を作製した。
用塗料を板状無機質粉体のみで作製した。そしてそれ以
外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料
を作製した。
【００１９】（比較例２）（実施例１）における中間層
用塗料に用いる粒状無機質粉体の含有量を全粉体の１０
％にした。そしてそれ以外はすべて（実施例１）と同様
にしてビデオテープ試料を作製した。
用塗料に用いる粒状無機質粉体の含有量を全粉体の１０
％にした。そしてそれ以外はすべて（実施例１）と同様
にしてビデオテープ試料を作製した。
【００２０】（比較例３）（実施例１）における中間層
用塗料に用いる粒状無機質粉体の含有量を全粉体の７０
％にした。そしてそれ以外はすべて（実施例１）と同様
にしてビデオテープ試料を作製した。
用塗料に用いる粒状無機質粉体の含有量を全粉体の７０
％にした。そしてそれ以外はすべて（実施例１）と同様
にしてビデオテープ試料を作製した。
【００２１】（比較例４）（実施例１）における中間層
用塗料を粒状無機質粉体のみで作製した。そしてそれ以
外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料
を作製した。
用塗料を粒状無機質粉体のみで作製した。そしてそれ以
外はすべて（実施例１）と同様にしてビデオテープ試料
を作製した。
【００２２】（比較例５）（実施例１）における中間層
用塗料を平均直径２．３μｍ、板状比８０の板状無機質
粉体のみを用い作製した。そしてそれ以外はすべて（実
施例１）と同様にしてビデオテープ試料を作製した。以
上の各実施例および各比較例の中間層の粒状無機質粉体
の含有率および板状無機質粉体の平均直径と板状比とを
（表１）に示した。
用塗料を平均直径２．３μｍ、板状比８０の板状無機質
粉体のみを用い作製した。そしてそれ以外はすべて（実
施例１）と同様にしてビデオテープ試料を作製した。以
上の各実施例および各比較例の中間層の粒状無機質粉体
の含有率および板状無機質粉体の平均直径と板状比とを
（表１）に示した。
【００２３】
【表１】
【００２４】得られた各試料について以下の評価を行っ
た。 （１）バックコート層の表面粗さ［ｎｍ］ ランク・テーラー・ホブソン社製のタリステップ触針型
表面粗さ計を用いて測定したバックコート層の表面粗
さ。
た。 （１）バックコート層の表面粗さ［ｎｍ］ ランク・テーラー・ホブソン社製のタリステップ触針型
表面粗さ計を用いて測定したバックコート層の表面粗
さ。
【００２５】（２）テープスティフネス［ｍｇ］ 東洋精機（株）製のループスティフネステスターを用い
テープの長手（ＭＤ）方向、横（ＴＤ）方向のテープス
ティフネス（座屈強度）を求めた。
テープの長手（ＭＤ）方向、横（ＴＤ）方向のテープス
ティフネス（座屈強度）を求めた。
【００２６】（３）走行耐久性 松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳビデオデッキＮＶ−Ｆ
Ｓ１を用いて再生／巻戻し１００パス走行後の、テープ
の目視状態による走行耐久性。
Ｓ１を用いて再生／巻戻し１００パス走行後の、テープ
の目視状態による走行耐久性。
【００２７】（４）Ｃ／Ｎ［ｄＢ］ 松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳビデオデッキＮＶ−Ｆ
Ｓ１を用いて７ＭHzの信号と５ＭHzのノイズの比（Ｃ／
Ｎ）を測定し、松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳビデオ
テープＸＤ１２０を０ｄＢとして比較したＣ／Ｎ。
Ｓ１を用いて７ＭHzの信号と５ＭHzのノイズの比（Ｃ／
Ｎ）を測定し、松下電器産業（株）製Ｓ−ＶＨＳビデオ
テープＸＤ１２０を０ｄＢとして比較したＣ／Ｎ。
【００２８】このように測定して得られた結果を（表
２）に示した。
２）に示した。
【００２９】
【表２】
【００３０】このように上記実施例によれば、表面性や
テープスティフネスを殆ど低下させることなく、走行耐
久性やＣ／Ｎを向上させることが可能となった。
テープスティフネスを殆ど低下させることなく、走行耐
久性やＣ／Ｎを向上させることが可能となった。
【００３１】
【発明の効果】上記実施例より明らかなように本発明
は、非磁性支持体の少なくとも一方の面上に設けた中間
層を平板状無機質粉体及び粒状無機質粉体を含む構成と
していることによって、良好な表面性が得られるととも
にテープの長手方向、及び横方向の両方向の剛性を強化
することが可能となる。これらの構成により電磁変換特
性の低下を招来することなく、走行性、走行耐久性を向
上することができる。
は、非磁性支持体の少なくとも一方の面上に設けた中間
層を平板状無機質粉体及び粒状無機質粉体を含む構成と
していることによって、良好な表面性が得られるととも
にテープの長手方向、及び横方向の両方向の剛性を強化
することが可能となる。これらの構成により電磁変換特
性の低下を招来することなく、走行性、走行耐久性を向
上することができる。
Claims (4)
- 【請求項１】非磁性支持体の一方の面に磁性層を、他方
の面にバックコート層をそれぞれ形成してなる磁気記録
媒体であって、前記非磁性支持体と前記磁性層との間お
よび前記非磁性支持体と前記バックコート層との間の少
なくとも一方に平板状無機質粉体と粒状無機質粉体を含
有した中間層を介在させてなる磁気記録媒体。 - 【請求項２】平板状無機質粉体が０．２〜３．０μｍの
平均直径を有する平板状無機質粉体である請求項１記載
の磁気記録媒体。 - 【請求項３】平板状無機質粉体が５〜１５０の板状比
（平均直径／平均厚さ）を有する平板状無機質粉体であ
る請求項１記載の磁気記録媒体。 - 【請求項４】粒状無機質粉体が０．０１〜０．５μｍの
平均直径を有する粒状無機質粉体である請求項１記載の
磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4014621A JPH05210835A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4014621A JPH05210835A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05210835A true JPH05210835A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11866283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4014621A Pending JPH05210835A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05210835A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07334833A (ja) * | 1994-06-10 | 1995-12-22 | Victor Co Of Japan Ltd | 磁気記録媒体 |
| WO2004010421A1 (ja) * | 2002-07-18 | 2004-01-29 | Hitachi Maxell, Ltd. | 磁気テープおよび磁気テープカートリッジ |
| US7494728B2 (en) | 2002-04-25 | 2009-02-24 | Hitachi Maxell, Ltd. | Magnetic tape and magnetic tape cartridge |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP4014621A patent/JPH05210835A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07334833A (ja) * | 1994-06-10 | 1995-12-22 | Victor Co Of Japan Ltd | 磁気記録媒体 |
| US7494728B2 (en) | 2002-04-25 | 2009-02-24 | Hitachi Maxell, Ltd. | Magnetic tape and magnetic tape cartridge |
| WO2004010421A1 (ja) * | 2002-07-18 | 2004-01-29 | Hitachi Maxell, Ltd. | 磁気テープおよび磁気テープカートリッジ |
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