JPH05210364A - 液晶パネル表示装置 - Google Patents

液晶パネル表示装置

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JPH05210364A
JPH05210364A JP4060292A JP4060292A JPH05210364A JP H05210364 A JPH05210364 A JP H05210364A JP 4060292 A JP4060292 A JP 4060292A JP 4060292 A JP4060292 A JP 4060292A JP H05210364 A JPH05210364 A JP H05210364A
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JP
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liquid crystal
signal
substrate
crystal panel
driving
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JP4060292A
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Katsuhisa Ogawa
勝久 小川
Katsuto Sakurai
克仁 櫻井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高画質でフリッカーのない画像表示用液晶パ
ネルを提供する。 【構成】 ノンインタレース駆動に必要な制御回路と、
アクティブマトリクス液晶パネルとを、ELTRAN法
により光透過性の基体に単結晶Si層が形成された、同
一基板上に集積化する事により、部品点数や実装スペー
スを削減し、ビデオ信号の周波数特性の劣化やノイズの
混入を防止した液晶パネル表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示用液晶パネル
に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶を表示部に用いた画像表示装置にお
いて、通常のCRTと同様のインタレース駆動を行う
と、液晶表示部の映像データ書き換え周波数は30Hz
となり、更に液晶の場合は、交流駆動が必要である為、
液晶駆動周波数は、30Hzの1/2の周波数である1
5Hzとなり、液晶を表示部に用いた場合フリッカーが
生じる。また画素に対する書き込み周期が長くなる為、
画素の電荷保持特性により液晶に印加される信号電圧の
実効値が低下してしまい、コントラスト比が低下してし
まう。この為、画像メモリを使用したノンインタレース
変換による液晶駆動方式が幾つか提案されている。
【0003】従来の画像メモリを使用したノンインタレ
ース変換による液晶駆動システムの例を図5に示す。
【0004】画像入力端子200に入力された画像信号
は画像メモリ202に書き込まれる。同期信号入力端子
201に入力された同期信号によって、同期信号発生回
路204はメモリ制御回路203とシフトレジスタ制御
回路205をコントロールする信号を発生する。前記画
像メモリ202に書き込まれたデータは、1ラインごと
処理され書き込み周期の半分の周期で読み出され、時間
軸上半分に圧縮される。この出力が極性反転回路206
によって液晶駆動用の交流化信号に変換されて液晶パネ
ル207に入力され、1ラインの表示が完結する。本来
NTSC/PAL等の映像信号をノンインタレースする
場合、前記表示ラインの次の走査線には次のフィールド
のデータを持ってこなければいけないが、本従来例にお
いては前記表示ラインのデータを次のラインに再度表示
する。すなわち、1ライン分の画像データを1/2に時
間圧縮して、前記液晶パネルの走査線2ライン分を駆動
する。これによって1フィールド内で525本のノンイ
ンタレース駆動を実現していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例のノンインタレース変換による駆動方法では、垂直
解像度の低下の問題や、フレーム単位での完ぺきなノン
インタレースを実現する為の、画像メモリ、制御回路等
の回路(IC)が必要となり、これに要するスペースや
コスト大となる問題がある。
【0006】さらには、従来、画像マトリクスを駆動す
る為の駆動用トランジスタはSOI基板上に形成された
ポリシリコン又はアモルファスシリコンのチャンネルを
有する薄膜トランジスタ及びそれらを電気的に接続する
金属配線により構成されていた。この従来構造ではポリ
シリコンやアモルファスシリコンをチャネルとして用い
ている為に、チャネルを通る電子の移動度は0.1〜1
00cm2 /V・Sであり、ばらつきも大きかった。電
子の移動度は、トランジスタのスイッチング速度及び電
流駆動力を律速しており、ポリシリコンやアモルファス
シリコンなどの多結晶シリコンをチャネルとしたトラン
ジスタにて、高速ロジック回路、SRAM及び高速アナ
ログ回路を作り込む事は不可能であった。この為、液晶
パネルをノンインタレース変換して駆動する時、画像メ
モリや制御用回路等は、液晶パネルを形成しているSO
I基板上の多結晶シリコントランジスタで組む事は不可
能であり、単結晶シリコンを使用した通常のLSI技術
を利用して別チップで構成していた。図3に従来のノン
インタレース駆動を実現した時の全体外形図を示す。3
01が液晶マトリクスパネル、302がフレキ、303
が信号処理用基板、304〜306がノンインタレース
駆動用IC、307がビデオ入力端子である。この様に
ノンインタレース駆動用ICを別チップで構成すると部
品点数が増大し、実装スペースが広がり、特に8ミリカ
ムコーダ等のビューファインダ等に応用する時は問題と
なっていた。また前記ノンインタレース駆動用IC30
4〜306と前記液晶マトリクスパネル301は前記フ
レキ302で接続されている為、前記ノンインタレース
駆動用IC304〜306の出力には寄生容量が付き、
この事によって以下の問題が発生していた。 (1)前記フレキ302や前記信号処理用基板303の
寄生容量により、ビデオ信号の周波数特性が落ち、解像
度を下げていた。 (2)前記液晶マトリクスパネル301に内蔵されたシ
フトレジスタを駆動する制御パルスは前記ノンインタレ
ース駆動用IC304〜306より出力されるが、この
パルスが前記フレキ302を伝送する時、寄生容量を充
放電する為のラッシュ電流が流れる、これがノイズとな
り前記液晶マトリクスパネル301に混入して画質を低
下させていた。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれば
ノンインタレース駆動に必要な制御回路をアクティブマ
トリクス液晶パネルと同一基板上に集積化する事で、部
品点数や実装スペースを削減し、ビデオ信号の周波数特
性の劣化やノイズの混入を防止した高画質でかつフリッ
カーのない液晶パネル表示を実現出来る。
【0008】即ち本発明は、画素マトリクスを駆動する
為の駆動用トランジスタと前記駆動用トランジスタを制
御するシフトレジスタによって構成されるアクティブマ
トリクス液晶パネルにおいて、映像信号の第1及び第2
フィールドの画像を制御するメモリー手段と、前記メモ
リー手段に対して書き込み、読み出しを制御するアドレ
スコントロール手段と、前記メモリー手段より読み出さ
れた画像情報を液晶駆動信号に変換する液晶駆動信号発
生手段とを有し、前記駆動用トランジスタ及び前記の各
手段を構成する回路を、液晶パネルと同一基板上に有す
ることを特徴とする液晶パネル表示装置である。
【0009】本発明では、液晶パネルの駆動回路を液晶
パネルと同一基板上に設けることを特徴としているが、
上記回路を構成する半導体素子が形成される半導体活性
層は、極めて結晶性の優れた半導体単結晶層が、光透過
性の基体に形成されたものでなければならない。
【0010】以下に本発明に係る半導体装置の作成方法
の一例を図4を用いて説明する。
【0011】まず、図4(a)に示すような基板を用意
する。すなわち、数百μmの厚さを持つシリコン基板4
01上に絶縁層402を有し、その上に100Åから1
μmの単結晶のシリコン403を有する構造である。こ
のような構造は、SIMOX法または、ポーラスシリコ
ン層上のエピタキシャル層を別の基板に張り合せた後に
該ポーラス基板をエッチング除去するELTRAN法に
より得ることができる。
【0012】本発明に適用される上記ELTRAN法で
は、単結晶Si層403は単結晶Si基体を多孔質化し
た多孔質Si基体を用いて形成したものである。
【0013】この多孔質Si基体には、透過型電子顕微
鏡による観察によれば、平均約600Å程度の径の孔が
形成されており、その密度は単結晶Siに比べると、半
分以下になるにもかかわらず、その単結晶性は維持され
ており、多孔質層の上部へ単結晶Si層をエピタキシャ
ル成長させることも可能である。ただし、1000℃以
上では、内部の孔の再配列が起こり、増速エッチングの
特性が損なわれる。このため、Si層のエピタキシャル
成長には、分子線エピタキシャル成長法、プラズマCV
D法、熱CVD法、光CVD法、バイアス・スパッタ
法、液晶成長法等の低温成長が好適とされる。
【0014】ここでP型Siを多孔質化した後に単結晶
層をエピタキシャル成長させる方法について説明する。
【0015】先ず、Si単結晶基体を用意し、それをH
F溶液を用いた陽極化成法によって、多孔質化する。単
結晶Siの密度は2.33g/cm3 であるが、多孔質
Si基体の密度はHF溶液濃度を20〜50重量%に変
化させることで、0.6〜1.1g/cm3 に変化させ
ることができる。この多孔質層は下記の理由により、P
型Si基体に形成され易い。
【0016】多孔質Siは半導体の電解研磨の研究過程
において発見されたものであり、陽極化成におけるSi
の溶解反応において、HF溶液中のSiの陽極反応には
正孔が必要であり、その反応は、次のように示される。
【0017】 Si+2HF+(2−n)e+ →SiF2 +2H+ +n
- SiF2 +2HF→SiF4 +H2 SiF4 +2HF→H2 SiF6 又は、 Si+4HF+(4−λ)e+ →SiF4 +4H+ +λ
- SiF4 +2HF→H2 SiF6 ここで、e+ 及び、e- はそれぞれ、正孔と電子を表し
ている。また、n及びλはそれぞれSi1原子が溶解す
るために必要な正孔の数であり、n>2又は、λ>4な
る条件が満たされた場合に多孔質Siが形成されるとし
ている。
【0018】以上のことから、正孔の存在するP型Si
は、多孔質化され易いと言える。
【0019】一方、高濃度N型Siも多孔質化されうる
ことが報告されており、従って、P型、N型の別にこだ
わらずに多孔質化を行うことができる。
【0020】また、多孔質層はその内部に大量の空隙が
形成されているために、密度が半分以下に減少する。そ
の結果、体積に比べて表面積が飛躍的に増大するため、
その化学エッチング速度は、通常の単結晶層のエッチン
グ速度に比べて著しく増速される。
【0021】単結晶Siを陽極化成によって多孔質化す
る条件を以下に示す。尚、陽極化成によって形成する多
孔質Siの出発材料は、単結晶Siに限定されるもので
はなく、他の結晶構造のSiでも可能である。
【0022】印加電圧:2.6(V) 電流密度:30(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2 O:C25 OH=1:1:
1 時間:2.4(時間) 多孔質Siの厚み:300(μm) Porosity:56(%) このようにして形成した多孔質化Si基体の上にSiを
エピタキシャル成長させて単結晶Si薄膜を形成する。
単結晶Si薄膜の厚さは好ましくは50μm以下、さら
に好ましくは20μm以下である。
【0023】次に上記単結晶Si薄膜表面を酸化した
後、最終的に基板を構成することになる基体を用意し、
単結晶Si表面の酸化膜と上記基体を貼り合わせる。或
いは新たに用意した単結晶Si基体の表面を酸化した
後、上記多孔質Si基体上の単結晶Si層と貼り合わせ
る。この酸化膜を基体と単結晶Si層の間に設ける理由
は、例えば基体としてガラスを用いた場合、Si活性層
の下地界面により発生する界面準位は上記ガラス界面に
比べて、酸化膜界面の方が準位を低くできるため、電子
デバイスの特性を、著しく向上させることができるため
である。さらに、後述する選択エッチングにより多孔質
Si基体をエッチング除去した単結晶Si薄膜のみを新
しい基体に貼り合わせても良い。貼り合わせはそれぞれ
の表面を洗浄後に室温で接触させるだけでファンデルワ
ールス力で簡単には剥すことができない程充分に密着し
ているが、これをさらに200〜900℃、好ましくは
600〜900℃の温度で窒素雰囲気下熱処理し完全に
貼り合わせる。
【0024】さらに、上記の貼り合わせた2枚の基体全
体にSi34 層をエッチング防止膜として堆積し、多
孔質Si基体の表面上のSi34 層のみを除去する。
このSi34 層の代わりにアピエゾンワックスを用い
ても良い。この後、多孔質Si基体を全部エッチング等
の手段で除去することにより薄膜単結晶Si層を有する
半導体基板が得られる。
【0025】この多孔質Si基体のみを無電解湿式エッ
チングする選択エッチング法について説明する。
【0026】結晶Siに対してはエッチング作用を持た
ず、多孔質Siのみを選択エッチング可能なエッチング
液としては、弗酸、フッ化アンモニウム(NH4 F)や
フッ化水素(HF)等バッファード弗酸、過酸化水素水
を加えた弗酸又はバッファード弗酸の混合液、アルコー
ルを加えた弗酸又はバッファード弗酸の混合液、過酸化
水素水とアルコールとを加えた弗酸又はバッファード弗
酸の混合液が好適に用いられる。これらの溶液に貼り合
わせた基板を湿潤させてエッチングを行う。エッチング
速度は弗酸、バッファード弗酸、過酸化水素水の溶液濃
度及び温度に依存する。過酸化水素水を添加することに
よって、Siの酸化を増速し、反応速度を無添加に比べ
て増速することが可能となり、さらに過酸化水素水の比
率を変えることにより、その反応速度を制御することが
できる。またアルコールを添加することにより、エッチ
ングによる反応生成気体の気泡を、瞬時にエッチング表
面から攪拌することなく除去でき、均一に且つ効率よく
多孔質Siをエッチングすることができる。
【0027】バッファード弗酸中のHF濃度は、エッチ
ング液に対して、好ましくは1〜95重量%、より好ま
しくは1〜85重量%、さらに好ましくは1〜70重量
%の範囲で設定され、バッファード弗酸中のNH4 F濃
度は、エッチング液に対して、好ましくは1〜95重量
%、より好ましくは5〜90重量%、さらに好ましくは
5〜80重量%の範囲で設定される。
【0028】HF濃度は、エッチング液に対して、好ま
しくは1〜95重量%、より好ましくは5〜90重量
%、さらに好ましくは5〜80重量%の範囲で設定され
る。
【0029】H22 濃度は、エッチング液に対して、
好ましくは1〜95重量%、より好ましくは5〜90重
量%、さらに好ましくは10〜80重量%で、且つ上記
過酸化水素水の効果を奏する範囲で設定される。
【0030】アルコール濃度は、エッチング液に対し
て、好ましくは80重量%、より好ましくは60重量%
以下、さらに好ましくは40重量%以下で、且つ上記ア
ルコールの効果を奏する範囲で設定される。
【0031】温度は、好ましくは0〜100℃、より好
ましくは5〜80℃、さらに好ましくは5〜60℃の範
囲で設定される。
【0032】本工程に用いられるアルコールはエチルア
ルコールの他、イソプロピルアルコールなど製造工程等
に実用上差し支えなく、さらに上記アルコール添加効果
を望むことのできるアルコールを用いることができる。
【0033】このようにして得られた半導体基板は、通
常のSiウエハーと同等な単結晶Si層が平坦にしかも
均一に薄層化されて基板全域に大面積に形成されてい
る。
【0034】次に、上述のようにして得られた図4
(a)の基板上に熱酸化により、200〜1000Åの
シリコン酸化膜を形成した後、LPCVD法により10
0〜500Åのシリコン窒化膜を形成し、該窒化膜を所
望の形にパターニングし、1000℃で1〜6時間シリ
コンの選択酸化(LOCOS)を行う。この時、図4
(b)のように選択酸化された部分404は、下層の絶
縁層に達し、隣り合う活性部を完全に分離する構造とす
ることができ、また、たとえば、チャネルストップ層を
形成することにより、単結晶シリコン層が左右につなが
った構造をとることも可能である。その後、フォトリソ
工程とイオン注入法により図4(b)のようにp型活性
部と、n型活性部を形成する。
【0035】次にLPCVD法により、ポリシリコンを
500〜5000Å堆積させる。該ポリシリコン層はM
OSFETのゲート電極の材料としてだけではなく、配
線層としても使用できるので、抵抗を小さくするため
に、膜厚は厚いほうが望ましい。また、2000Å程度
の厚さにして、金属シリサイド(タングステン、チタン
など)を積層して抵抗を下げても良い。次にポリシリコ
ンをパターニングして、NMOS部には、ヒ素またはリ
ン、PMOS部にはボロンまたはフッ化ボロンをイオン
注入した後、500〜1000℃の熱処理を施し、図4
(c)の構造を得る。
【0036】なお、ここではNMOS、PMOSともn
+ 層、p+ 層がチャネル領域に直接接するシングルドレ
イン構造を示しているが、工程を増加させれば、例え
ば、n- 層、p- 層をn+ 層、p+ 層とチャネル領域の
間に形成して、PN接合に生じる電界を緩和することに
より、トランジスタを更に高い電圧で駆動することもで
きる。本発明者の実験でも10V以上の電源電圧が必要
な場合には上記のような電界緩和構造が有効であること
が分かっている。
【0037】その後、CVD法により、BPSG膜を3
000〜8000Å堆積し、第一の層間絶縁層405を
形成する。電極取り出しのためのコンタクト孔を開口し
た後、スパッタ法により、アルミニウム電極を3000
〜8000Å形成する。アルミニウムをパターニングし
た後、プラズマ励起法または熱CVD法によりシリコン
窒化または、シリコン酸化膜を3000〜10000Å
堆積する。この膜は第二の層間絶縁膜406となる。こ
のとき、スピンオンガラスにより、半導体表面を出来る
だけ平坦にしておくことは、以下の理由により、有効で
ある。第一に平坦にすることにより、多層配線を行う場
合に2層目以降の配線層が急峻な段差により、断線する
故障が低下する。第二に平坦化することにより、液晶を
配向するための配向処理が均一になり、マトリクスパネ
ルを形成したときの画質が向上する。
【0038】これ以降の工程は表示画素部の蓄積容量を
形成するためのものであり、駆動回路部、及び、周辺の
ロジック回路、ドライバー回路部に機能を付加するもの
ではない。しかし、逆にMOSFETの動作に支障をき
たすものではない。すなわち、第一層目の透明電極40
7としてITO(インジウム−スズ酸化膜)を500〜
2000Å、スパッタリング法により、アルゴンと酸素
の混合ガス中で堆積させる。次に、スパッタリング法ま
たはCVD法によりシリコン酸化膜を300〜3000
Å堆積する。この膜は、蓄積容量の容量を決める膜40
8であり、厚さに関しては必要な諧調、蓄積容量部の面
積、画素トランジスタの画素側の電極に寄生する寄生容
量などにより決められるものである。例えば、64諧調
を確保するためには、蓄積容量を120fF、シリコン
酸化膜厚を2000Åとすることができる。最後に再び
コンタクト孔を開口し、第二の透明電極409であるI
TOを500〜2000Å堆積する。その後パターニン
グしたのが図4(d)である。図示はしていないが、そ
の後、配向膜を堆積し、配向処理を施し、液晶材料を表
示部に充填する工程は従来の液晶パネルの作成法と同じ
である。
【0039】このようにして作製した半導体装置は図4
(d)のように表示素部とその駆動回路、及び周辺のロ
ジック、ドライバー回路が、同一チップ上に形成されて
いるため、実装を含めたトータルのコストを大幅に下げ
ることが出来る。また、極めてコンパクトなモジュール
を構成することが出来る。同じ回路を従来から用いられ
ていたポリシリコンTFT技術で実現しようとすると、
チップ全体は本発明の10倍程の大きさになると予想さ
れる。
【0040】
【実施例】以下、本発明による実施例を説明する。
【0041】(実施例1)図1は本実施例の全体ブロッ
ク図であり、全てのブロックはSOI基板上に形成され
た単結晶シリコントランジスタで構成されており、それ
を意味する枠が119である。
【0042】画像信号入力端子101からデマルチプレ
クサー103に、画像信号が供給される。
【0043】デマルチプレクサー103によって、第1
及び第2フィールドの画像信号はそれぞれメモリー回路
A104及びメモリー回路B105に実時間で書き込ま
れる。
【0044】メモリー回路A104及びメモリー回路B
105に記憶された画像信号は、マルチプレクサー10
6によって1フレームに合成されて、極性反転回路11
1を経て画像信号出力端子112に送出される。
【0045】書き込みアドレス発生回路108は、メモ
リー回路A104及びメモリー回路B105のそれぞれ
の書き込み期間に、アドレス切換回路107を経てこれ
らのメモリー回路に書き込みアドレス信号を供給する。
【0046】読み出しアドレス発生回路109は、メモ
リー回路A104及びメモリー回路B105のそれぞれ
の読み出し期間に、アドレス切換回路107を経てこれ
らのメモリー回路に読み出しアドレス信号を供給する。
【0047】アドレス切換回路107は、書き込みアド
レス及び読み出しアドレスを、前記メモリー回路の書き
込み及び読み出し期間のそれぞれに対応して切換える。
【0048】同期信号発生回路110は、外部より同期
信号入力端子102を介して印加される同期信号を基準
として、各回路に必要なタイミング信号を供給する。
【0049】前記画像出力信号112はアクティブ液晶
マトリクス部114に入力される。115はゲート線ド
ライバー、116はソース線ドライバー、117が画素
マトリクスで120のシフトレジスタ信号発生部が前記
同期信号を基準にノンインタレース駆動用の制御を前記
ゲート線ドライバー115及び前記ソース線ドライバー
116を駆動する。図2は本実施例の実装外形図であ
り、202が液晶パネル部と制御部を同一SOI基板上
に集積化した液晶パネルユニットであり、201はビデ
オ入力端子である。この様に同一SOI基板上に集積化
する事で部品点数を削減し、スペースメリットを出して
いる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、フリッカーやコントラ
スト比改善の為のノンインタレース駆動部を単結晶シリ
コンで形成された薄膜トランジスタによって、液晶パネ
ル部と同一SOI基板上に作り込む事によって、部品点
数及び実装スペースを削減し、かつ、従来ノンインタレ
ース駆動部と液晶パネル部を結線していたフレキの寄生
容量によるビデオ信号の周波数特性劣化やデジタル系の
ノイズの混入を防止し、高画質の液晶表示システムを組
む事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の全体ブロック図であ
る。
【図2】本発明による一実施例の実装外形図である。
【図3】従来のノンインタレース駆動を実現した時の全
体外形図である。
【図4】本発明に係る半導体装置の作成方法の一例を示
す模式図である。
【図5】従来の画像メモリを使用したノンインタレース
変換による駆動システムの一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
101 画像信号入力端子 102 同期信号入力端子 103 デマルチプレクサー 104 メモリー回路A 105 メモリー回路B 106 マルチプレクサー 107 アドレス切換回路 108 書き込みアドレス発生回路 109 読み出しアドレス発生回路 110 同期信号発生回路 111 極性反転回路 112 画像信号出力端子 113 極性反転制御端子 114 アクティブ液晶マトリクス部 115 ゲート線ドライバー 116 ソース線ドライバー 117 画素マトリクス 118 画素制御信号 119 同一基板上に集積化されている事を意味する枠 120 シフトレジスタ信号発生回路 201 ビデオ入力端子 202 液晶パネル部 301 液晶マトリクスパネル 302 フレキ 303 信号処理用基板 304〜306 ノンインタレース駆動用IC 307 ビデオ入力端子 401 シリコン基板 402 絶縁層 403 単結晶シリコン層 404 SiO2 分離膜 405 第一の層間絶縁層 406 第二の層間絶縁層 407 第一の透明電極 408 容量膜 409 第二の透明電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素マトリクスを駆動する為の駆動用ト
    ランジスタと前記駆動用トランジスタを制御するシフト
    レジスタによって構成されるアクティブマトリクス液晶
    パネルにおいて、映像信号の第1及び第2フィールドの
    画像を制御するメモリー手段と、前記メモリー手段に対
    して書き込み、読み出しを制御するアドレスコントロー
    ル手段と、前記メモリー手段より読み出された画像情報
    を液晶駆動信号に変換する液晶駆動信号発生手段とを有
    し、前記駆動用トランジスタ及び前記の各手段を構成す
    る回路を、液晶パネルと同一基板上に有することを特徴
    とする液晶パネル表示装置。
JP4060292A 1992-01-31 1992-01-31 液晶パネル表示装置 Withdrawn JPH05210364A (ja)

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