JPH0520681B2 - - Google Patents

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JPH0520681B2
JPH0520681B2 JP15664487A JP15664487A JPH0520681B2 JP H0520681 B2 JPH0520681 B2 JP H0520681B2 JP 15664487 A JP15664487 A JP 15664487A JP 15664487 A JP15664487 A JP 15664487A JP H0520681 B2 JPH0520681 B2 JP H0520681B2
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measuring
rotary table
measuring unit
unit
seaming
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Hisaichi Shibazaki
Kensuke Kubota
Kazumasa Wakao
Toshiharu Kitani
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication of JPS641959A publication Critical patent/JPS641959A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、食品等の缶詰容器として使用する缶
の検査装置に関し、特に巻締め部を検査する装置
に関する。
[従来の技術] 食品等の缶詰容器として使用する缶は、缶胴、
缶蓋、缶底の各部分で形成されており、いわゆる
スリーピース缶の場合は、缶胴に缶蓋と缶底を巻
締めることにより構成し、また、缶胴と缶底が一
体化したツーピース缶の場合は、缶胴に缶蓋を巻
締めることによつて構成し、缶詰の密封化を図つ
ている。この缶胴と缶蓋(以下、缶底を含めて
「缶蓋」と呼ぶ)の巻締め部は、第7図bに示す
ように、缶胴の端縁に形成されたボデーフツク
BHと、缶蓋の外周線に形成されたカバーフツク
CHとを噛み合わせ、かつ圧着することにより形
成されている。
この巻締め部の良否は、缶に充填された内容物
の品質保持に大きな影響を与えることから、缶に
関する各種検査のうちでも、巻締め部の検査は最
も重要なものの一つとされている。
通常、巻締め部の検査は、巻締厚さ、巻締巾、
缶の高さおよび/もしくはカウンタシンク深さの
寸法によつて検査することができる。すなわち、
巻締め部が不良状態にあるときは、巻締厚さTが
標準値より厚かつたり、あるいは薄かつたりし
(一般的には、標準値より厚い場合が多い)、ま
た、巻締巾Wも標準値より大きかつたりあるいは
小さかつたりする。さらに、巻締巾Wの変動は缶
の高さH、およびカウンタシンク深さCに直接影
響し、これらを標準値から外れた寸法とする。
このように、缶における巻締め部の検査は、巻
締厚さ、巻締巾、缶高さおよび/もしくはカウン
タシンク深さの寸法を測定することによつて行な
えることが知られている。
[解決すべき問題点] しかしながら従来の巻締め部検査は、検査をす
べき巻締め部が上方に位置するよう缶をテーブル
に載置して行なつていた。したがつて、検査を行
なう測定ユニツトの測定子もテーブルの上方に位
置する構造となつていた。
このため、次のような問題点があつた。
缶の中心軸は上下端面に対し正確な直角状態
にない場合がある。例えば、空缶のように片側
だけにしか蓋を巻締めていない場合には、開口
側フランジ部の加工に比較的大きなばらつきが
あるため、第8図に示すように、缶はその中心
軸S2がテーブルの垂線S1に対し傾いた状態でテ
ーブル上に載置される。この傾きによる位置ず
れは缶の下端ではほとんど無視できるもの、上
端になると無視できない程度に大きくなり、ま
た缶が高くなる程大きくなる。
したがつて、このような状態にある缶の上部
巻締め部の各寸法を測定すると、測定子の当り
が不安定となり、測定誤差が大きくなつて正確
な寸法を得られないという問題があつた。ま
た、測定子の当りをよくするには、測定子にフ
ローテイング機構を設けなければならず、測定
ユニツトが複雑化、高価格化するという問題が
あつた。
測定子を横方向から缶の上部に当接させる
と、缶の傾くことがある。内容物を充填してあ
る実缶では缶が重く問題がないが、空缶の場合
には缶が非常に軽いため、横方向から力が加わ
ると簡単に動いてしまう。この場合、缶の下端
付近横方向からの力では簡単に動かないが、上
端付近横方向からの力には容易に動いてしま
う。
したがつて、缶の上部巻締め部に横方向から
測定子を当接させて寸法を測定する巻締巾ある
いは巻締厚さなどの測定には、誤差が発生しや
すく正確な測定を行なえないという問題があつ
た。
寸法に異常のある缶が供給されると、検査装
置のテーブル付近などでジヤムを発生すること
がある。このため、ジヤムを生じた缶の排除を
速やかに行なう必要があるが、測定子がテーブ
ルの上方に位置している場合にはこれが邪魔と
なる。また、測定子の先端に汚れが付着した場
合の除去、洗浄等も測定子が上方に位置してい
ると行ないづらいという問題があつた。
本発明は上記問題点にかんがみてなされたもの
で、検査すべき巻締め部を下側にした状態で缶を
テーブル上に載置できるようにするとともに、該
巻締め部の巻締巾、巻締厚さおよびカウンタシン
ク深さの寸法を容易かつ正確に測定できるように
した缶の検査装置に関する。
[問題点の解決手段] 本発明における缶の検査装置は、上記目的を達
成するため、缶の寸法を測定し、この測定結果に
もとづいて缶の良否を判定する缶の検査装置であ
つて、所定角度づつ回転位置決めが可能であり、
表面に缶の巻締め部と係合する溝を回転中心と同
心円状に設けた回転テーブルと、この回転テーブ
ルの周辺近傍に配置され、測定子を有しかつこの
測定子の移動量から寸法を計測する電気的計測手
段を備えた測定ユニツトと、上記電気的計測手段
からの測定データにもとづいて缶の良否を判定す
る判定部とからなり、上記測定ユニツトの測定子
は回転テーブルの高さとほぼ同じ高さに位置し、
上記回転テーブルは測定子を出没および/又は進
退させるための切欠き部を有した構成としてあ
る。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図ないし第5図は一実施例装置を示すもの
で、第1図は装置の全体平面図、第2図は移動テ
ーブル部分の側面図、第3図は缶高さ測定ユニツ
トの側面図、第4図は巻締巾測定ユニツトとカウ
ンタシンク深さ測定ユニツトの側面図、第5図
a,b,cはそれぞれ巻締厚さ測定ユニツトの側
面図、平面図、背面図を示している。
第1図および第2図において、1は基台であ
り、2は基台1上に設けられた移動テーブルで、
シリンダ3によつて往復運動を行なう。4は移動
テーブル2の一端(第1,2図では左端)に載置
された回転テーブルであり、同じく移動テーブル
2上に載置されているモータ5により、ベルト6
を介して回転割出し可能となつている。この回転
テーブル4の表面には、缶100の巻締め部を係
合し、缶100を回転テーブルのほぼ中央に位置
せしめるとともに安定して支持するための溝4a
が、缶径の種類に応じて複数本同心円かつ円周状
に設けてある。
7は、回転テーブル4に、60度の間隔で六本、
外周より中心に向つて設けられた切込み部であ
り、後述する各測定ユニツトの測定子が出没、進
退できるようになつている。なお、この切込み部
7の数および間隔等は、測定ユニツトの種類、数
等に応じて変更できることは勿論であり、また、
その形状も、測定子の動きに応じ長孔状のもの、
単なる孔状のものとすることができる。
この回転テーブル4は、移動テーブル2の往復
運動によつて、缶100の基準位置決定部Aと測
定部Bとの間を移動する。
基準位置決定部Aには、回転テーブル4上に送
られてきた缶100の基準位置を決定するための
諸手段が基台1上に配置されている。すなわち、
回転テーブル4の一側近傍には回転ローラユニツ
ト10が配置してあり、回転ローラユニツト10
と180度対向する回転テーブル4の他側近傍には
押圧ローラユニツト20が配置してある。回転ロ
ーラユニツト10は、回転ローラ11と、この回
転ローラ11を回転させるモータ12と、回転ロ
ーラ11とモータ12を支持しシリンダ14によ
つて進退するベース13とからなつている。
また、押圧ローラユニツト20は、二個の押圧
ローラ21と、先端に上記押圧ローラ21を有
し、常時半径中心方向に向つて押圧力を与えるパ
ンタグラフ状の押圧部材22と、押圧ローラ21
と押圧部材22を進退させるシリンダ23とから
なつている。
さらに、回転ローラユニツト10のベース13
には、缶100のシーム部等を検出するためのセ
ンサ15が、移動テーブル2の長手方向中心線よ
り10度ずれた位置に取り付けてあり、回転ローラ
ユニツト10とともに進退を行なうようになつて
いる。
測定部Bには、基準位置決定部Aより移送され
てきた缶100の芯出しと、缶100の各部を測
定する測定ユニツトが配置してある。すなわち、
第1図において、30,30は缶100の軸芯と
回転テーブル4の軸芯を一致させるための芯出し
手段であり、回転テーブル4の軸芯を挟み、かつ
移動テーブル2の長手方向中心線に対し直交する
位置に対向するよう配置してある。これら芯出し
手段30,30は缶100の缶胴下部を押す当接
片31,31と、これら当接片31,31に押圧
力を与える廻り止め用シリンダ32,32とから
なつている。
また、40,50,60,70は缶高さ測定ユ
ニツト、巻締巾測定ユニツト、巻締厚さ測定ユニ
ツト、カウンタシンク深さ測定ユニツトである。
このうち、巻締巾測定ユニツト50、巻締厚さユ
ニツト60、カウンタシンク深さ測定ユニツト7
0について本発明の適用が可能である。
なお、缶高さ測定ユニツト40については本発
明の適用はないが、前述したように、巻締め部を
検査する際には、必要な測定ユニツトであるの
で、本実施例においてはこの缶高さ測定ユニツト
40を含めたものについて説明する。
各測定ユニツト40,50,60,70の配置
状況について説明すると、缶高さ測定ユニツト4
0と巻締巾測定ユニツト50は一方の芯出し手段
30を間にして60度の間隔で、また、巻締厚さ測
定ユニツト60とカウンタシンク深さ測定ユニツ
ト70は他方の芯出し手段30を間にして60度の
間隔で配置してある。また、缶高さ測定ユニツト
40と巻締厚さ測定ユニツト60、巻締巾測定ユ
ニツト50とカウンタシンク深さ測定ユニツト7
0はそれぞれ回転テーブル4の軸芯を挟んで対向
し、しかも巻締巾測定ユニツト50と巻締厚さ測
定ユニツト60および缶高さ測定ユニツト40と
カウンタシンク深さ測定ユニツト70は120度の
間隔を隔てて、回転テーブル4の外周に配置して
ある。
缶高さ測定ユニツト40は、第3図に示すよう
に基台1(図示せず)上に載設された架台401
と、架台401の上面を回転テーブル4の半径方
向に進退する可動ベース402と、可動ベース4
02上に立設された支柱403と、支柱403の
側面にリニヤベアリングを介し昇降自在に支持さ
れ、固定ねじ404によつて任意の高さ位置に固
定される移動テーブル405と、移動テーブル4
05に昇降自在に支持され、先端に測定子407
を有するホルダ406と、測定子407が自重分
を含め一定の測定圧で缶100の頂部と当接する
ようにホルダ406を下方に付勢する押圧スプリ
ング408と、ホルダ406に取付けられたロー
ラ409と、ローラ409をカム411によつて
押動させ、ホルダ406すなわち測定子407を
反付勢方向に移動させるシリンダ410と、測定
子407の位置を測定し電気信号として出力する
リニヤゲージ412とで構成してある。
巻締巾測定ユニツト50は、第4図に示すよう
に、基台1上に載設された架台501と、架台5
01の上面を回転テーブル4の半径方向に進退す
る可動ベース502と、可動ベース502に立設
された支柱503と、支柱503に昇降自在に支
持され、かつ調整ねじ504によつて微調整可能
な移動テーブル505と、移動テーブル505を
任意の高さ位置に固定する固定ねじ506と、移
動テーブル505に昇降自在に支持され先端に第
一測定子507を有する第一ホルダ508と、第
一測定子507と上下方向において対向する第二
測定子509を先端に有し移動テーブル505に
昇降自在に支持された第二ホルダ510と、第一
測定子507が自重分を含め一定の測定圧で巻締
め部の一側と当接するように第一ホルダ508を
下方に付勢する押圧スプリング511と、第二測
定子509が自重分を含め一定の測定圧で巻締頂
部と当接するように第二ホルダ510を上方に付
勢する押圧スプリング512と、第一および第二
のホルダ508,510にそれぞれ取付けられた
ローラ513,514と、これらローラ513,
514を押動させるカム515を有し、第一およ
び第二のホルダ508,510すなわち測定子5
07,509を反付勢方向に移動させるシリンダ
516と、第一および第二測定子507,509
の間の距離を測定し電気信号として出力するリニ
ヤゲージ517とで構成してある。
そしてこの場合、第一測定子507は回転テー
ブル4のやや上部に位置し、第二測定子509は
回転テーブル4の切込み部7内に位置した状態で
測定を行なう。
巻締厚さ測定ユニツト60は、第5図に示すよ
うに、基台1上に載設された架台601と、架台
601に立設された二本の支柱602と、支柱6
02にリニヤベアリングを介し昇降自在に設けら
れたスライダ603と、スライダ603を昇降さ
せるシリンダ604と、スライダ603にピン6
05を支点として回動可能に設けられた回動板6
06と、回動板606に設けた長孔607を貫通
し、該回動板606をスライダ603に対し適当
な角度傾斜させ状態で固定するためのねじ608
と、回動板606に取付けられたブラケツト60
9と、ブラケツト609にリニヤベアリングを介
し移動自在に支持され、かつ調節ねじ610によ
つて微調整可能な移動テーブル611と、移動テ
ーブル611を任意の位置に固定する固定ねじ6
12と、移動テーブル611に移動自在に支持さ
れ、先端にボール状の第一測定子613を有し回
転テーブル4の半径方向に移動可能な第一ホルダ
614と、第一測定子613と横方向において対
向する第二測定子615を先端に有し移動テーブ
ル611に移動自在に支持された第二ホルダ61
6と、第一測定子613が自重分を含め一定の測
定圧で巻締め部のチヤツクウオールと当接するよ
うに、第一ホルダ614を回転テーブル半径方向
の外方に付勢するスプリング617と、第二測定
子615が自重分を含め一定の測定圧で巻締め部
のシーミングウオールと当接するように第二ホル
ダ616を回転テーブル半径方向の内方に付勢す
るスプリング618と、第一および第二ホルダ6
14,616にプレートを介しそれぞれ取付けら
れたローラ619,620と、これらローラ61
9,620を押動させるカム621を有し、第
一,第二ホルダ614,616すなわち第一測定
子、第二測定子613,615を反対勢方向に移
動させるシリンダ622と、第一測定子613お
よび第二測定子615の間の距離を測定し、電気
信号として出力するリニヤゲージ623とで構成
してある。
そしてこの場合、第一測定子、第二測定子61
3,615は回転テーブル4の切込み部7内に位
置した状態で測定を行なう。
カウンタシンク深さ測定ユニツト70は、第4
図に示すように、基台1上に載設された架台70
1と、架台701の上面を回転テーブル4の半径
方向に進退する可動ベース702と、可動ベース
702に立設された支柱703と、支柱703に
リニヤゲージを介して昇降自在に支持され、かつ
調整ねじ704によつて微調整可能な移動テーブ
ル705と、移動テーブル705を任意の高さ位
置に固定する固定ねじ706と、先端に第一測定
子707を有し、移動テーブル705に昇降自在
に支持された第一ホルダ708と、第一測定子7
07と上下方向において対向する針状の第二測定
子709を先端に有し、移動テーブル705に昇
降自在に支持された第二ホルダ710と、第一測
定子707が自重分を含め一定の測定圧で巻締頂
部と当接するように第一ホルダ708を上方に付
勢するスプリング711と、針状の第二測定子7
09が自重分を含め一定の測定圧で缶蓋の窪み部
と当接するように第二ホルダ710を上方に付勢
するスプリング712と、第二ホルダ712にプ
レートを介して取付けられたローラ713と、ロ
ーラ713を押動させるカム714を有し、第二
ホルダ710すなわち第二測定子709を反付勢
方向に移動させるシリンダ715と、第一測定子
707および第二測定子709の間の距離を測定
し、電気信号として出力するリニヤゲージ716
とで構成してある。
そしてこの場合も、第一および第二測定子70
7,709は回転テーブル4の切込み部7内に位
置した状態で測定を行なう。
80は管制部であり、上述した検査装置の運転
操作を制御する制御回路と、各測定ユニツト4
0,50,60,70で測定した信号を入力処理
し、缶の良否を判定する判定回路と、計測したデ
ータを統計処理する統計処理回路からなつてい
る。
次に上記構成からなる検査装置を用いて行なう
検査方法の手順を、第6図のフローチヤートを参
照しつつ説明する。
製造ラインを流れている缶を、図示せざる搬入
手段によつて基準位置決定部にAに位置する回転
テーブル4上に載置する。このとき缶は、検査す
べき巻締め部を下方にして載置し、缶の位置決め
を安定して行なうとともに、測定子の当接によつ
て缶が簡単に傾いたりしないようにする。このと
き、測定すべき巻締め部を下方にして溝4aと係
合するよう載置する。これにより、缶の位置決め
が安定し、かつ測定子を缶へ当接させても缶が傾
いたりすることがない(第1工程)。
回転ローラユニツト10の回転ローラ11と押
圧ローラユニツト20の押圧ローラ21がそれぞ
れ前進して缶100を挟み、かつ回転ローラ11
の回転により缶100を回転させる。そして、セ
ンサ15により缶100の基準点であるシーム部
を検出した時点で回転ローラ11、すなわち缶1
00を停止させる。これにより、缶100は、常
にシーム部が一定の箇所、本実施例の場合は移動
テーブル2の長手方向中心線より反時計方向に10
度ずれた箇所に位置したときに停止し、基準位置
を決定する(第2工程)。
移動テーブル2を移動させ、回転テーブル4、
すなわち缶100を基準位置決定部Aより、測定
部Bに移送する。次いで、一対の芯出し手段3
0,30の当接片31,31を廻り止め用シリン
ダ32,32によつて前進させ、缶100の軸芯
を回転テーブル4の軸芯と一致させ、缶100の
芯出しを行なう(第3工程)。このとき、缶10
0は芯出し手段30,30によりクランプされた
ままの状態としてある。
回転テーブル4にクランプされている缶100
に向つて、各測定ユニツト40,50,60,7
0が前進し、一の測定点における缶高さH、巻締
巾W、巻締厚さTおよびカウンタシンク深さCを
測定する(第4工程)。
すなわち、缶高さ測定ユニツト40は、可動ベ
ース402が回転テーブル4側に移動するととも
に、測定子407がシリンダ410の後退によつ
て、スプリング408の付勢力で下降し、缶10
0の頂部と当接する。このときの測定子407の
位置を、リニヤゲージ412で測定し、管制部8
0の判定回路に送信する。
巻締巾測定ユニツト50は、可動ベース502
が回転テーブル4側に移動するとともに、第一お
よび第二測定子507,509がシリンダ516
の後退によつてスプリング511,512の付勢
力でそれぞれ上下動する。そして、第一および第
二測定子507,509で巻締め部を挟み、その
ときの測定子507,509間の距離をリニヤゲ
ージ512で測定し、管制部80の判定回路に送
信する。
巻締厚さ測定ユニツト60は、スライダ603
が上昇するとともに、第一および第二測定子61
3,615がシリンダ622の後退によつてスプ
リング617,618の付勢力で回転テーブルの
半径方向に切込み部7内を移動し、巻締め部を内
側から挟む。このときの第一および第二測定子6
13,615の間隔をリニヤゲージ623で測定
し、管制部80の判定回路に送信する。なお、第
一および第二測定子613,615は、巻締め部
のチヤツクウオールが缶胴に対してなす角度と対
応した角度だけ傾斜するよう調整してある。
カウンタシンク深さ測定ユニツト70は、可動
ベース702が回転テーブル4側に移動するとと
もに、第二測定子709がシリンダ715の後退
によつてスプリング711の付勢力で切込み部7
内を上方に移動し巻締め部の頂部と缶蓋の窪みに
当接する。このときの第一および第二測定子70
7,709の間隔をリニヤゲージ712で測定
し、管制部80の判定回路に送信する。
次いで、芯出し手段30,30による缶100
のクランプを解くとともに、各測定ユニツト4
0,50,60,70の測定子を回転テーブル4
の外側に後退させ、モータ5を作動させて回転テ
ーブル4を第1図において反時計方向に60度回転
させる。その後、芯出し手段30を、30を前進
させて缶100を再びクランプし、一の測定点よ
り60度時計方向にずれた測定点を他の測定点とし
て、各測定ユニツト40,50,60,70の測
定子と対応する位置に固定する(第5の工程)。
回転テーブル4にクランプされている缶100
に向つて、再び各測定ユニツト40,50,6
0,70が前進し、前述の場合と同様に他の測定
点における缶高さ、巻締巾、巻締厚さ、カウンタ
シンク深さを測定する(第6の工程)。
以下、第5の工程と第6の工程を必要な回数だ
け繰り返し、60度ごとの測定点における缶高さ、
巻締巾、巻締厚、カウンタシンク深さの測定を行
なう(第7の工程)。
このようにして、あらかじめ定められた測定点
における各測定が終了すると、管制部80の判定
回路において、測定結果より缶100の良否判定
が行なわれる(第8工程)。この判定結果にもと
づき、良否と不良品を選別し別個のラインに搬出
する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、次に示すような変形例をも含む
ものである。
測定ユニツトとして、巻締巾測定ユニツト、
巻締厚さ測定ユニツト、カウンタシンク深さ測
定ユニツトのいずれか一つ、もしくは複数を組
み合せて用いるようにした装置。
缶を載置する回転テーブルを、60度以外の所
定の角度ごとに位置決めできるようにした装
置。
測長器としてリニヤゲージ以外のゲージを用
いた装置。
管制部としてコンピユータを用いた装置。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、缶を回転テーブ
ルの中央に位置させるとともに、巻締め部をテー
ブル表面の溝に係合した状態で缶を回転テーブル
上に載置するので、缶を回転テーブルの中央に簡
単に位置決めすることができ、また、高精度の寸
法測定を行なえる。さらに、回転テーブルを所定
角度づつ回転位置決めして缶の円周複数箇所の測
定を行なうので缶の良否検査を正確に行なえると
いつた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明装置の実施例であ
り、第1図は装置の全体平面図、第2図は移動テ
ーブル部分の側面図、第3図は缶高さ測定ユニツ
トの側面図、第4図は巻締巾測定ユニツトとカウ
ンタシンク深さ測定ユニツトの側面図、第5図
a,b,cはそれぞれ巻締厚さ測定ユニツトの側
面図、平面図、背面図、第6図は検査の手順を示
すフローチヤート、第7図aとbは缶の全体図と
巻締め部の拡大断面図、第8図は缶が傾斜した状
態の説明図である。 2…移動テーブル、4…回転テーブル、10…
回転ローラユニツト、20…押圧ローラユニツ
ト、30…芯出し手段、40…缶高さ測定ユニツ
ト、50…巻締巾測定ユニツト、60…巻締厚さ
測定ユニツト、70…カウンタシンク深さ測定ユ
ニツト、80…管制部、A…基準位置決定部、B
…測定部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 缶の寸法を測定し、この測定結果にもとづい
    て缶の良否を判定する缶の検査装置であつて、 所定角度づつ回転位置決めが可能であり、表面
    に缶の巻締め部と係合する溝を回転中心と同心円
    状に設けた回転テーブルと、この回転テーブルの
    周辺近傍に配置され、測定子を有しかつこの測定
    子の移動量から寸法を計測する電気的計測手段を
    備えた測定ユニツトと、上記電気的計測手段から
    の測定データにもとづいて缶の良否を判定する判
    定部とからなり、 上記測定ユニツトの測定子は回転テーブルの高
    さとほぼ同じ高さに位置し、上記回転テーブルは
    測定子を出没および/又は進退させるための切欠
    き部を有していることを特徴とした缶の検査装
    置。 2 測定ユニツトとして、巻締巾測定ユニツト、
    巻締厚さ測定ユニツト、カウンタシンク深さ測定
    ユニツトのうちの少なくとも一つのユニツトを有
    していることを特徴とした特許請求の範囲第1項
    記載の缶の検査装置。
JP15664487A 1987-06-25 1987-06-25 Inspector for can Granted JPS641959A (en)

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JPH011959A JPH011959A (ja) 1989-01-06
JPS641959A JPS641959A (en) 1989-01-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2825298B2 (ja) * 1990-01-08 1998-11-18 松下電器産業株式会社 膜厚測定装置
JP2577755Y2 (ja) * 1991-12-24 1998-07-30 大和製罐株式会社 絞りしごき缶のトリムハイトおよびボトム深さ同時自動検査装置
JP2689866B2 (ja) * 1993-08-26 1997-12-10 東洋製罐株式会社 巻締め部検査装置

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