JPH0520589Y2 - - Google Patents

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JPH0520589Y2
JPH0520589Y2 JP15564786U JP15564786U JPH0520589Y2 JP H0520589 Y2 JPH0520589 Y2 JP H0520589Y2 JP 15564786 U JP15564786 U JP 15564786U JP 15564786 U JP15564786 U JP 15564786U JP H0520589 Y2 JPH0520589 Y2 JP H0520589Y2
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shaft
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power
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、コンクリートポンプ車やバツクホ
ーといつた作業車などに用いられる車両の動力取
出装置の改良に関する。
《従来の技術》 実開昭54−66327号公報においては、前輪また
は後輪の車軸を駆動する差動装置に、その入力軸
と連動するように動力取出軸を付設した構造が開
示されている。この動力取出装置の構造は、トラ
ンスミツシヨンから動力を取出す一般的な構造に
比べて、伝動系のレイアウトが簡単になり、また
動力取出軸を大トルクに耐えるものにすることが
容易であるなどの利点を有している。
《考案が解決しようとする問題点》 差動装置から動力を取出すようにした実開昭54
−66327号公報の装置においては、車両の走行中
でないと動力を取出せないとともに、取出すトル
クが走行速度によつて変化するという問題があつ
た。つまり、差動装置を介して前輪または後輪を
回転駆動しているときにしか動力取出軸を回転駆
動することができず、また、動力取出軸の回転
数、トルクは前輪または後輪の回転数、トルクと
対応して変化する。
この考案は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、差動装置から動力を取出
す構造のものにおいて、走行中でも停車中でも任
意に動力を取出すことができ、また動力取出軸の
回転数、トルクを任意に変更できるようにするこ
とにある。
《問題点を解決するための手段》 そこでこの考案では、前輪または後輪の車軸を
駆動する差動装置にその入力軸と連動するように
動力取出軸を付設する構造のものにおいて、この
動力取出軸の途中にニユートラル位置のある変速
ギアを設けるとともに、左右少なくとも一方の上
記車軸と車輪ハブとの回転結合を接断するクラツ
チ機構を設けた。
《作用》 上記クラツチ機構で上記車軸と上記車輪ハブと
を結合しておけば、走行しながら上記動力取出軸
を回転駆動することができる。上記クラツチ機構
によつて上記車軸と上記車輪ハブとを切り離した
状態にすれば、車輪を回転させずに、すなわち停
車状態で上記動力取出軸を回転駆動することがで
きる。また、上記変速ギアによつて上記動力取出
軸の回転数、トルクを変えることができる。
《実施例》 第1図はこの考案の一実施例を示すもので、1
は作業車のシヤシー、2は前輪、3は後輪、4は
トランスミツシヨン、5はプロペラ軸、60は後
輪3を駆動する差動装置である。
差動装置60には次に説明するように動力取出
軸70が付設されている。この動力取出軸70は
自在継手10、軸71、自在継手11を介して変
速ギア80の入力軸72に連結されており、さら
に変速ギア80の出力軸73が油圧ポンプ9に連
結されている。すなわちこの実施例においては、
シヤシー1の後部に設けた油圧ポンプ9を後輪の
差動装置60から取出した動力で駆動するもので
ある。
第2図は上記の差動装置60の構成を示してい
る。この差動装置60において、61はプロペラ
軸5に連結されている入力軸、62はリングギ
ア、63は入力軸61によつてリングギア62を
回転させるピニオン、64と65は左右の車軸で
あつて、これらの構成はよく知られているとおり
である。
この考案においては、差動装置60に動力取出
軸70を設けている。動力取出軸70は入力軸6
1と対称な構造になつており、動力取出軸70の
基端に設けたピニオンギア66がリングギア62
に噛み合つている。つまり、入力軸61の回転が
ピニオンギア63、リングギア62、ピニオンギ
ア66を介して動力取出軸70に伝わる。
なお、動力取出軸70と軸72とを結ぶ中間の
軸71は、差動装置60の振動を吸収するため
に、軸長の変化を許容するスプライン継手を内蔵
している。
第3図は上記変速ギア80の構成例を示してい
る。これはニユートラル位置のある2段変速ギア
である。図の状態はニユートラル位置で、入力軸
72の回転は出力軸73に伝わらない。図の位置
からスプラインカラー81をフオーク82で矢印
A方向にスライドさせると、入力軸72のスプラ
イン83と、出力軸73のスプライン84とがカ
ラー81で回転結合され、入力軸72の回転がそ
のまま出力軸73に伝わる。また図の位置からス
プラインカラー81を矢印B方向にスライドさせ
ると、出力軸73のスプライン84とギア89の
スプライン85とが回転結合され、入力軸72の
回転がギア86,87,88,89で減速されて
出力軸73に伝わる。この実施例に限定されず、
変速ギア80としてはどのような構成のものを採
用してもよい。
また本実施例においては、左右の後輪車軸6
4,65の少なくとも一方に、車軸64または6
5と車輪ハブとの回転結合を接断するクラツチ機
構を設ける。この種のクラツチ機構は一般にフリ
ーホイールハブと称されており、4輪駆動車など
に装備されている。このクラツチ機構(フリーホ
イールハブ)の具体的構成はどのようなものでも
よいが、第4図にその一例を示している。図にお
いて、12は後輪3のハブで、このハブ12は車
軸14に対して回転自在に取付けられており、ク
ラツチ機構(フリーホイールハブ機構)によつて
車軸64とハブ12との回転結合が接断される。
つまり、車軸64の軸端にはスプラインホイール
13が固着されており、ハブ12にも同径のスプ
ラインホイール14が固着されている。この2つ
のスプラインホイール13と14にスプラインカ
ラー15が装着されている。スプラインカラー1
5で2つのホイール13と14を回転結合すれ
ば、車軸64とハブ12とが一体に回転する。ス
プラインカラー15をスプラインホイール13に
のみ噛み合つた状態にスライドさせれば、車軸6
4が回転してもハブ12が回転しない分離状態に
なる。なお、16はスプラインカラー15のスト
ツパである。
以上の説明から明らかなように、走行状態で油
圧ポンプ9を駆動するには、上記フリーホイール
ハブを接続状態にする。このとき動力取出軸70
の回転数は走行速度に応じて変化するわけだが、
変速ギア80を切り換えて適度な回転数で油圧ポ
ンプ9を駆動すればよい。また停車状態で油圧ポ
ンプ9を駆動する場合、上記フリーホイールハブ
を分離状態にする。そうすれば後輪3は回転せ
ず、動力取出軸70を任意の回転数で駆動するこ
とができる。
なお、上記フリーホイールハブ機構のスプライ
ンカラー15の切換操作や、変速ギア80の切換
操作は、手動で行つてもよいし、何らかのアクチ
エータで自動的に行なうようにしてもよい。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案係る車両
の動力取出装置にあつては、走行中でも停車中で
も任意に動力を取出すことができ、動力取出軸の
回転数、トルクも変速ギアによつて任意に変える
ことができ、様々な用途に広く適合する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例装置の全体的な概
略構成図、第2図は第1図における差動装置の構
成図、第3図は第1図における変速ギアの構成
図、第4図は第1図の実施例におけるクラツチ機
構(フリーホイールハブ機構)の構成図である。 3……後輪、4……トランスミツシヨン、5……
プロペラ軸、60……差動装置、70……動力取
出軸、80……変速ギア、15……スプラインカ
ラー(クラツチ機構の要部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前輪または後輪の車軸を駆動する差動装置にそ
    の入力軸と連動するように付設した動力取出軸
    と、この動力取出軸の途中に設けたニユートラル
    位置のある変速ギアと、左右少なくとも一方の上
    記車軸と車輪ハブとの回転結合を接断するクラツ
    チ機構とを備えた車両の動力取出装置。
JP15564786U 1986-10-13 1986-10-13 Expired - Lifetime JPH0520589Y2 (ja)

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JP15564786U JPH0520589Y2 (ja) 1986-10-13 1986-10-13

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JP15564786U JPH0520589Y2 (ja) 1986-10-13 1986-10-13

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JPS6361339U JPS6361339U (ja) 1988-04-23
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JP15564786U Expired - Lifetime JPH0520589Y2 (ja) 1986-10-13 1986-10-13

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JPS6361339U (ja) 1988-04-23

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