JPH05205035A - 指紋照合装置 - Google Patents

指紋照合装置

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JPH05205035A
JPH05205035A JP4011398A JP1139892A JPH05205035A JP H05205035 A JPH05205035 A JP H05205035A JP 4011398 A JP4011398 A JP 4011398A JP 1139892 A JP1139892 A JP 1139892A JP H05205035 A JPH05205035 A JP H05205035A
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JP
Japan
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JP4011398A
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Hironori Yahagi
裕紀 矢作
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/12Fingerprints or palmprints
    • G06V40/1347Preprocessing; Feature extraction
    • G06V40/1353Extracting features related to minutiae or pores

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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は指紋照合装置に関し、擬似特徴点を
確実に除去することができる指紋照合装置を提供するこ
とを目的としている。 【構成】 指紋画像を読み取る指紋センサ1と、該指紋
センサ1から読み取った指紋画像データを一時記憶する
指紋画像記憶部7と、該指紋画像記憶部7に記憶されて
いる指紋画像から指紋の濃淡画像の等高線を算出し、こ
れら等高線で構成される画像から島,橋又は汗腺等の擬
似特徴点を抽出し、これら特徴点が島又は橋の場合には
これら等高線で囲まれた閉曲線に該当する箇所の濃度を
下げ、一方これら特徴点が汗腺の場合にはこれら等高線
で囲まれた閉曲線に該当する箇所の濃度を上げ、濃淡画
像からこれら擬似特徴点を排除する濃淡画像補正部10
と、該濃淡画像補正部10で補正された画像に対して2
値化,辞書登録,指紋照合等の処理を行う本体装置20
とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は指紋照合装置に関する。
近年、電子計算機が社会全般に普及するのに伴い、安全
性(セキュリテイ)を如何に確保するかという点に世間
の関心が集まっている。電算機室への入室や端末利用の
際の本人確認の手段として、これまで用いられてきたI
Dカードや暗証番号には安全確保の面から多くの疑問が
提起されている。これに対して、指紋は「万人不同」,
「終生不変」という2大特徴を持つため、本人確認の最
も有効な手段と考えられ、指紋を用いた簡便な個人照合
システムに関して多くの研究開発が行われている。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の指紋照合装置の構成概念
図である。先ず、登録時の動作について説明する。指紋
センサ1を指に押しつけておいて指紋のパターンを検出
し、指紋センサ1内のA/D変換器(図示せず)により
ディジタルデータに変換する。変換されたディジタルデ
ータ(指紋データ)は、続く2値化回路2により、
“0”,“1”の2値データに変換され、2値化メモリ
3に格納される。
【0003】2値化メモリ3に格納された指紋データ
は、順次読み出された後、特徴情報が抽出される。ここ
で、特徴情報とは、例えば図11(a)に示すような分
岐点や(b)に示すような端点等をいう。このような分
岐点や端点がどの位置に何個あるかで指紋を特定するこ
とができる。抽出された特徴情報は、指紋辞書記憶部5
に格納される。以上の動作が複数の個人について繰り返
され、個人の特徴情報が指紋辞書記憶部5に格納され
る。
【0004】このようにして、特徴情報の指紋辞書記憶
部5への登録が終了すると、今度は個人の指紋の照合動
作に入る。照合の場合、指紋センサ1に指(予め登録に
用いた指。例えば人差し指)を乗せてから、テンキー
(図示せず)で自分のID番号を入力する。この結果、
照合部6はID番号を基に指紋辞書記憶部6の検索する
範囲を決定して照合時に読み出すことにより、検索する
範囲を絞ることができる。
【0005】登録時と同様にして、指紋のパターンを検
出し、指紋センサ1内のA/D変換器によりディジタル
データに変換する。変換されたディジタルデータは、続
く2値化回路2により“0”,“1”の2値データに変
換され、2値化メモリ3に格納される。
【0006】照合部6は、2値化メモリ3に格納されて
いる照合用指紋画像と、指紋辞書記憶部5に格納されて
いる個人毎の特徴情報とを読み出し、双方の照合(パタ
ーンマッチング)を行う。特徴パターンの一致の数が所
定数以上あった場合には、指紋が一致したと判定する。
【0007】ここで、特徴情報抽出部4で特徴情報を抽
出するに際し、指紋の橋,汗腺等の擬似特徴点を排除す
る必要がある。このような擬似特徴点を指紋照合に用い
ると、本人確認に誤動作が生じるからである。
【0008】図12は汗腺除去方法の従来例を示す図で
ある。先ず(a)に示すように、細線31と分岐点32
a,32bがあるが画像、即ち特徴抽出の終了した細線
化像について、1つの分岐点32aの近傍にある他の分
岐点32bを矢印33で示すように渦巻走査により検出
する。
【0009】ついで、(b)に示すように2つの分岐点
32a,32bの間に垂直2等分線33を引き、それが
ある所定の画素数以内で2本の細線と交われば、細線と
みなすようにする。これは、汗腺の場合、必ずその細線
がループ状になっており、しかも閉曲線の大きさが汗の
出る穴としてほぼ所定の範囲内に収まっているから、一
律に検出しても誤りはないからである。
【0010】この所定の画素数以内が、汗腺の閉曲線の
大きさとしての判断に用いられる。(b)の場合であれ
ば、所定の画素数は距離NAに対応しており、NAの範
囲内で垂直2等分線33が細線31と両方向で交わるか
ら汗腺とみなし、(c)に示すように、これらの分岐点
32a,32bを特徴点から外す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記した擬似特徴点除
去方法は、細線と特徴点との相互関係を基に判断を下す
ものであったが、しばしば擬似特徴点を残し、真の特徴
点を除去してしまうという問題があった。
【0012】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、擬似特徴点を確実に除去することができ
る指紋照合装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。図10と同一のものは、同一の符号を伏
して示す。図において、1は指紋画像を読み取る指紋セ
ンサ、7は該指紋センサ1から読み取った指紋画像デー
タを一時記憶する指紋画像記憶部、10は該指紋画像記
憶部7に記憶されている指紋画像から指紋の濃淡画像の
等高線を算出し、これら等高線で構成される画像から
島,橋又は汗腺等の擬似特徴点を抽出し、これら特徴点
が島又は橋の場合にはこれら等高線で囲まれた閉曲線に
該当する箇所の濃度を下げ、一方これら特徴点が汗腺の
場合にはこれら等高線で囲まれた閉曲線に該当する箇所
の濃度を上げ、濃淡画像からこれら擬似特徴点を排除す
る濃淡画像補正部、20は該濃淡画像補正部10で補正
された画像に対して2値化,辞書登録,指紋照合等の処
理を行う本体装置である。
【0014】
【作用】濃淡画像補正部10は、指紋画像記憶部7に記
憶されている指紋画像から指紋の濃淡画像の等高線を算
出し、これら等高線で構成される画像から島,橋又は汗
腺等の擬似特徴点を抽出し、これら特徴点が島又は橋の
場合にはこれら等高線で囲まれた閉曲線に該当する箇所
の濃度を下げ、一方これら特徴点が汗腺の場合にはこれ
ら等高線で囲まれた閉曲線に該当する箇所の濃度を上
げ、濃淡画像からこれら擬似特徴点を排除する。そし
て、本体装置20は擬似特徴点が除去された画像に対し
て2値化,辞書登録,指紋照合等の処理を行うようにす
る。このような構成とすることにより、擬似特徴点を確
実に除去することができる指紋照合装置を提供すること
ができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は本発明の一実施例を示す構成ブロッ
ク図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して
示す。図において、1は指紋センサ、7は該指紋センサ
1で読取った指紋画像を記憶する指紋画像記憶部、10
は該指紋画像記憶部7に記憶されている指紋画像から指
紋の濃淡画像の等高線を算出し、これら等高線で構成さ
れる画像から島,橋又は汗腺等の擬似特徴点を抽出し、
これら特徴点が島又は橋の場合にはこれら等高線で囲ま
れた閉曲線に該当する箇所の濃度を下げ、一方これら特
徴点が汗腺の場合にはこれら等高線で囲まれた閉曲線に
該当する箇所の濃度を上げ、濃淡画像からこれら擬似特
徴点を排除する濃淡画像補正部で、本発明を特徴づける
部分である。
【0016】21は擬似特徴点が除去された指紋画像に
対して2値化を行う2値化回路、22は該2値化回路2
1により2値化したデータを記憶する2値化像記憶部、
23は該2値化像記憶部22に記憶されている画像デー
タに対して細線化処理を行う細線化回路、24は該細線
化回路23で細線化した指紋画像データを記憶する細線
化像記憶部、25は該細線化像記憶部24に記憶されて
いる画像データに対して特徴点を抽出する特徴抽出回
路、26は該特徴抽出回路25で抽出された特徴点及び
その近傍の画像データを窓として切り出す窓選択回路、
27は該窓選択回路26で選択した窓画像を特徴点辞書
として出力する辞書出力回路である。ここで、前記した
構成要素21〜27が図1の本体装置20を構成してい
る。なお、図の実線で示される矢印がデータの流れを、
破線で示す矢印が信号の流れを示す。このように構成さ
れた装置の動作を説明すれば、以下のとおりである。
【0017】指紋センサ1から読み取られた指紋画像デ
ータは、指紋画像記憶部7に記憶される。濃淡画像補正
部10は、この指紋画像記憶部7に記憶された画像デー
タ(濃淡画像)から擬似特徴点を除去する作業を行な
う。以下、濃淡画像補正部10の動作について詳細に説
明する。
【0018】濃淡画像補正部10は、指紋画像記憶部7
に記憶されている濃淡画像から、濃度が一定になる箇所
を検出する。図3は等高線検出の説明図である。(a)
は走査方向を示す。水平方向又は垂直方向に走査する。
そして、ある閾値THに対して、同じ濃度を示す箇所を
検出していく。(b)は、閾値THを持つ画素の検出原
理を示している。縦軸は濃度、横軸は走査方向である。
濃淡画像は離散値をとるため、閾値THと全く一致する
画素が閾値TH上にあるとは限らない。
【0019】若し、閾値TH上に存在する場合には、そ
の画素を閾値上に存在しない場合にはその閾値THに最
も近い画素を選択していく。つまり、濃度A(I,Y)
<TH,A(I+1,Y)>THとなるような場合、
(I,Y),(I+1,Y)のいずれかを採用する。こ
の一定値を何通りか設定することにより、複数の層から
なる等高線を得ることができる。
【0020】図4は求めた等高線の例を示す図である。
(a)は島の断面と等高線との関係を、(b)は汗腺の
断面と等高線の関係をそれぞれ示している。それぞれ平
面図と、A−A線で切った時の断面図を示している。
(a)に示す島の場合には、中央が高く、(b)に示す
汗腺の場合には中央が低い。
【0021】図5は閉曲線の検出方法の説明図である。
得られた等高線を追跡し、閾値画素数以内に出発点に戻
るかを調べるようにする。このような閉曲線が得られた
場合、例えば時計回りの時、方向ベクトルに対して−9
0゜の方向に垂線を延ばして、内側に別の閉曲線がある
かどうか調べるようにする。
【0022】橋は隣合う隆線が癒着するものであり、多
くの場合、谷線の一部が***した島が周辺の隆線と癒着
して見えることが多い。図6は橋の生成の説明図であ
る。(a)は2値化像、(b)はその等高線、(c)は
その鳥瞰図である。このため、橋は谷線よりも濃度が高
く、2値化すると隆線と同じ“1”になる。しかしなが
ら、隆線や島の中心部に比べ濃度が低くなる場合があ
り、このような時、等高線の高さを適切に選べば、閉曲
線が得られる。この橋や島による閉曲線は、その内側に
ある閉曲線の方が濃度が高くなる(図4参照)。また、
汗腺の場合も等高線により閉曲線が得られるが、この場
合は内側にある閉曲線の方が濃度が低くなる(図4参
照)。
【0023】濃淡画像補正部10は、このようにして濃
淡画像の中から橋,島,汗腺等の擬似特徴点に相当する
箇所を検出し、この閉曲線を記憶しておく。そして、
橋,島と汗腺の区別は上記の条件で可能なため、前者の
場合には閉曲線の内部の濃度を下げ、後者の場合には閉
曲線の内部の濃度を上げるようにして補正する。
【0024】図7は濃度補正の様子を示す図である。
(a)は 島に対する濃度補正を、(b)は汗腺に対す
る濃度補正をそれぞれ示している。図に示すように、等
高線の閉曲線より1,2画素分外側にある領域について
濃度補正を行うようにしてもよい。これは、例えば橋の
場合、島と隆線の癒着部分の等高線は閉曲線になるとは
限らないからである。補正により設定する値は、前者の
場合外側の閉曲線Lよりも低い値、後者の場合外側の閉
曲線よりも高い値に設定する。このようにして、濃淡画
像の補正を行うことにより、細線と特徴点の位置関係を
使わずとも、擬似特徴点の除去ができる。
【0025】このようにして、擬似特徴点の除去が終了
した画像は再度指紋画像記憶部7に記憶させる。2値化
回路21は、この指紋画像記憶部7に記憶されている指
紋画像に対して2値化を行う。2値化された画像データ
は、2値化像記憶部22に記憶される。細線化回路23
は、2値化像記憶部22に記憶されている画像データに
対して細線化処理を行ない、細線化像記憶部24に記憶
させる。
【0026】特徴抽出回路25は、細線化処理が終了し
た指紋画像データに対して特徴点を抽出する。濃淡画像
補正部10で、2値化される前に擬似特徴点を示す濃淡
画像の除去が終了しているので、ここで抽出される特徴
点に擬似特徴点は含まれない。窓選択回路26は、特徴
抽出回路25で抽出された特徴点及びその近傍からなる
窓を切り出し、辞書出力回路27から出力する。この出
力された窓画像が指紋辞書となる。
【0027】図8は濃淡画像補正部10の具体的構成例
を示すブロック図である。図において、指紋画像記憶部
7には、指紋の濃淡画像がディジタルデータとして記憶
されている。等高線検出回路11は、この指紋画像記憶
部1からデータを読み出し、閾値THを何通りか設定
し、濃度がTHの画素を採用するか或いは連続した画素
の濃度がTHの前後になる場合は、その一方の画素を採
用し、濃度THの等高線の画素として等高線記憶部12
に記憶させる。等高線記憶部12には、閾値THの数に
応じた数の等高線画像が記憶される。
【0028】等高線追跡回路13は、等高線記憶部12
に記憶されている画像データを読出して、この等高線を
追跡する。等高線は、一般的に画面の端とは無関係に派
生するため、図3の(a)に示す走査と同様にして、未
追跡の等高線を検出し、閾値以内の画素数分だけ追跡す
る。内側閉曲線追跡回路14は、追跡した等高線に対し
て、図5に示すように閉曲線を検出する。つまり、閾値
以内の画素数で出発点に戻った場合は、島,端,汗腺等
を示す閉曲線であるとして、それらの画素の座標,濃度
を閉曲線及び濃度記憶部15に記憶する。ある閉曲線に
対して、その内側の閉曲線の濃度を調べるには、図5に
示す方法を用いる。
【0029】補正領域補正濃度設定回路16は、図7に
示したような方法で島,橋,汗腺の閉曲線の濃度を補正
する。但し、補正を行う領域は、一番外側の閉曲線より
も1,2画素更に外側に広げて設定し、補正値は隆線,
谷線の平均濃度にする。
【0030】図9は本発明の動作を示すフローチャート
である。図では、登録時の動作を示している。先ず指紋
センサ1から指紋画像を入力し(S1)、閾値が全て終
了したかどうかチェックする(S2)。まだの場合に
は、閾値=THとして(S3)、X方向に走査する。そ
して、X方向への走査が終了したかどうかチェックし
(S4)、終了した場合にはステップS2に戻り、全て
の閾値について終了したかどうかチェックする。
【0031】終了していない場合には、等高線検出回路
11は、 A(X−1,Y)<THかつA(X,Y)≧TH (1) であるかどうかチェックする(S5)。(1)式が成立
する場合にはその時の(X,Y)を新たな等高線とし
(S7)、ステップS4に戻る。(1)式が成立しない
場合には、等高線検出回路11は、 A(X,Y)≧THかつA(X+1,Y)<TH (2) が成立するかどうかチェックする(S6)。(2)式が
成立する場合にはその時の(X,Y)を新たな等高線と
し(S7)、ステップS4に戻る。(2)式が成立しな
い場合にもステップS4に戻る。
【0032】次に、ステップS2において、全ての閾値
について処理が終了した場合には、全ての等高線につい
て処理が終了したかどうかチェックする(S8)。処理
が終了していない場合には、等高線追跡回路13が等高
線を追跡する(S9)。そして、 追跡画素数≧閾値 (3) となっているかどうかチェックし(S10)、そうであ
る場合にはステップS8に戻る。(3)式が成立しない
場合には、出発点に到達したかどうかチェックする(S
11)。到達しない場合には、更にステップS9に戻っ
て等高線の追跡を行う。到達した場合には、内側閉曲線
検出回路14が閉曲線の座標と濃度を閉曲線及び濃度記
憶部15に記憶する(S12)。
【0033】ステップS8において、全ての等高線につ
いての閉曲線の座標と濃度の算出が終了した場合には、
補正領域補正濃度設定回路16は、濃度補正を行い(S
13)、その結果を指紋画像記憶部7に再格納する。
【0034】指紋画像記憶部7に擬似特徴点が除去され
た指紋画像が記憶されたら、2値化回路21(図2参
照)で2値化を行い(S14)、次に細線化回路23で
細線化を行う(S15)。細線化が終了した指紋画像に
対して、特徴抽出回路25により特徴点を抽出し(S1
6)、辞書出力回路27から辞書として出力する(S1
7)。
【0035】前述の説明では、走査方向としてX方向に
走査した場合を例にとったが、本発明はこれに限る必要
はない。図3の(a)に示すようにY方向に走査するよ
うにしてもよい。また、濃度の補正値は、閉曲線の外側
の等高線の濃度にすることもできる。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば擬似特徴点を確実に除去することができる指紋照
合装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の全体構成例を示すブロック図である。
【図3】等高線検出の説明図である。
【図4】等高線の例を示す図である。
【図5】閉曲線の検出方法の説明図である。
【図6】橋の生成の説明図である。
【図7】濃度補正の様子を示す図である。
【図8】濃淡画像補正部の具体的構成例を示すブロック
図である。
【図9】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図10】従来の指紋照合装置の構成概念図である。
【図11】指紋の特徴情報例を示す図である。
【図12】汗腺除去方法の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 指紋センサ 7 指紋画像記憶部 10 濃淡画像補正部 20 本体装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指紋画像を読み取る指紋センサ(1)
    と、 該指紋センサ(1)から読み取った指紋画像データを一
    時記憶する指紋画像記憶部(7)と、 該指紋画像記憶部(7)に記憶されている指紋画像から
    指紋の濃淡画像の等高線を算出し、これら等高線で構成
    される画像から島,橋又は汗腺等の擬似特徴点を抽出
    し、これら特徴点が島又は橋の場合にはこれら等高線で
    囲まれた閉曲線に該当する箇所の濃度を下げ、一方これ
    ら特徴点が汗腺の場合にはこれら等高線で囲まれた閉曲
    線に該当する箇所の濃度を上げ、濃淡画像からこれら擬
    似特徴点を排除する濃淡画像補正部(10)と、 該濃淡画像補正部(10)で補正された画像に対して2
    値化,辞書登録,指紋照合等の処理を行う本体装置(2
    0)とで構成された指紋照合装置。
  2. 【請求項2】 前記濃淡画像補正部(10)が等高線を
    算出するに際し、ある閾値を決定し、その閾値とほぼ等
    価な濃淡画像の連なりを線で結ぶ処理を、必要な閾値の
    数だけ繰り返すことにより等高線を作成するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の指紋照合装置。
  3. 【請求項3】 前記濃淡画像補正部(10)が等高線画
    像が島,橋,汗腺等を判断するに際し、等高線で囲まれ
    た閉曲線の濃度が内側よりも外側が濃度が高い場合には
    汗腺と判定し、逆に内側よりも外側が濃度が低い場合に
    は島又は橋と判定するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の指紋照合装置。
  4. 【請求項4】 前記濃淡画像補正部(10)が、濃度補
    正すべき領域を最も外側にある閉曲線よりも1,2画素
    外側に設定するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の指紋照合装置。
  5. 【請求項5】 前記濃淡画像補正部(10)が、濃度補
    正後の値を、補正する閉曲線の外にある等高線の値によ
    り決定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    指紋照合装置。
JP4011398A 1992-01-24 1992-01-24 指紋照合装置 Withdrawn JPH05205035A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7853047B2 (en) 2005-08-09 2010-12-14 Nec Corporation System for recognizing fingerprint image, method and program for the same
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