JPH05203830A - 光合分波器 - Google Patents

光合分波器

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JPH05203830A
JPH05203830A JP1127592A JP1127592A JPH05203830A JP H05203830 A JPH05203830 A JP H05203830A JP 1127592 A JP1127592 A JP 1127592A JP 1127592 A JP1127592 A JP 1127592A JP H05203830 A JPH05203830 A JP H05203830A
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JP
Japan
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optical
film
light
wavelength
demultiplexing
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Withdrawn
Application number
JP1127592A
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English (en)
Inventor
Hideki Noda
秀樹 野田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は光合分波器に関し、波長多重数の増大
にかかわらず少ない数の光合分波膜で足りる低コスト化
に適した光合分波器の提供を目的とする。 【構成】湾曲平面上に形成された光合分波膜26の異な
る位置を光が複数回透過するようにし、その透過光軸が
互いに平行になるようにして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光合分波器に関する。近
年、光通信システムを加入者系に適用するための研究及
び開発が実用化レベルで行われている。加入者系におい
て波長分割多重を利用した双方向光通信を実現するため
には、異なる波長の光信号を分岐し或いは合流するため
の光合分波器が必要不可欠であり、この光合分波器の量
産技術の確立が、加入者系光通信システムを実用化する
上でのキーテクノロジーの一つとなっている。
【0002】
【従来の技術】従来、波長多重数に応じた数の、波長特
性が異なる複数の光合分波膜を備えた光合分波器が知ら
れている。その具体例を図4により説明する。
【0003】この光合分波器は、波長が異なる3つの光
を分波するために、波長特性(透過率と波長の関係を表
す特性)が異なる3つの光合分波膜2,4,6を備えて
いる。光合分波膜2,4,6はその波長特性を図4
(B)に示すように、それぞれ波長λ1 ,λ2 ,λ3
光をよく透過させ、透過波長以外の波長の光は反射させ
る。
【0004】いま、図4(A)に示した構成において、
入力ポート8から波長λ1 ,λ2 ,λ3 の波長多重光が
入射すると、これらのうち波長λ1 の光は、光合分波膜
2を透過して第1出力ポート10から出力される。光合
分波膜2で反射した光は、さらに反射膜12で全反射し
て光合分波膜4に入射する。ここでは、波長λ2 の光が
光合分波膜4を透過して、第2出力ポート14に至る。
そして、光合分波膜4で反射した光は、さらに反射膜1
6で反射して、光合分波膜6に入射し、ここでは波長λ
3 の光が光合分波膜6を透過して第3出力ポート18に
至る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
による場合、波長多重数に応じた数の、波長特性が異な
る複数の光合分波膜が必要になるので、波長多重数が増
大するのに従って製造コストが著しく増大するという問
題があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みて創作され
たもので、波長多重数の増大に従って製造コストが著し
く増大することのない光合分波器の提供を目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、湾曲平
面上に形成された光合分波膜の異なる位置を光が複数回
透過するようにし、その透過光軸が互いに平行になるよ
うにした光合分波器が提供される。
【0008】
【作用】互いに平行な透過光軸が、湾曲している光合分
波膜に交差するように設定されていると、各交差点にお
ける光合分波膜に対する入射角は異なるものとなる。一
方、光合分波膜に対する入射角が異なると、異なる波長
特性が得られる。
【0009】従って、湾曲平面上に形成された光合分波
膜の異なる位置を光が複数回透過するようにし、その透
過光軸が互いに平行になるようにしておくことによっ
て、1つの光合分波膜で複数の波長特性を得ることがで
き、従来技術の問題点が解決される。
【0010】また、本発明によると、各透過光軸が互い
に平行になるようにしているので、分波された光を出力
ポートにおいて光ファイバに結合するのが容易である。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。図1は本発
明の第1実施例を示す光合分波器の平面図である。この
例では、導波路基板22上に各光導波路を形成し、各光
導波路が光合分波膜に交差するようにしている。
【0012】導波路基板22上には、湾曲した形状で一
定の幅の溝22Aが紙面と垂直な方向に形成されてお
り、この溝22Aの内部に光合分波膜が配置されてい
る。光合分波膜は、ポリイミド等からなる可撓性フィル
ム24上に形成された誘電体多層膜26からなり、これ
ら可撓性フィルム24及び誘電体多層膜26は、溝22
Aの形状に沿って、光学接着剤等を用いて溝22A内に
埋め込まれている。
【0013】導波路基板22上にはまた、光導波路28
(28A,28B),30(30A,30B)及び32
(32A,32B)が互いに平行に且つそれぞれが溝2
2Aと交差するように形成されている。光導波路28A
の基板縁部側の端部は入力側の光ファイバ40に光結合
され、光導波路28B,30B及び32Bの基板縁部側
の端部は、それぞれ出力側の光ファイバ42,44,4
6に光結合されている。
【0014】光導波路28Aの伝搬光のうち誘電体多層
膜26での反射成分を反射膜34で反射させて光導波路
30Aに入射させるために、光導波路36が形成されて
いる。また、光導波路30Aの伝搬光のうち誘電体多層
膜26での反射成分を反射膜38で反射させて光導波路
32Aに入射させるために、光導波路40が形成されて
いる。
【0015】図2は図1の第1実施例における動作原理
を説明するための図である。図2(A)は、誘電体多層
膜26にある入射角度で光を入射させたときの透過率と
波長の関係を表すグラフである。中心波長λC で透過率
が最大となるような波長特性が得られている。
【0016】図2(B)は上述の中心波長λC と誘電体
多層膜26への入射角の関係を表すグラフである。入射
角が増大するに従って、中心波長λC がある特定な関数
関係をもって減少していることがわかる。この実施例で
は、単位入射角変化に対する中心波長λC の変化は、1
500nm帯の光に対して2〜3nm/度であった。
【0017】この実施例では、図1に示すように、光導
波路28の伝搬光の誘電体多層膜26に対する入射角よ
りも光導波路30の伝搬光の入射角の方が大きく、ま
た、光導波路30の伝搬光の入射角よりも光導波路32
の伝搬光の入射角の方が大きくなるように、溝22Aの
形状が特定されている。
【0018】このような条件の下で、入力側の光ファイ
バ40から光導波路28Aに波長λ 1 ,λ2 ,λ3 (λ
3 <λ2 <λ1 )の波長多重光が入射すると、波長λ1
の光は誘電体多層膜26及び可撓性フィルム24を透過
して光導波路28Bを介して出力側の光ファイバ42に
入射する。
【0019】光導波路28Aの伝搬光のうち、誘電体多
層膜26での反射成分は、光導波路36、反射膜34及
び光導波路30Aをこの順に介して、より大きな入射角
で誘電体多層膜26に入射する。ここでは、波長λ2
光が誘電体多層膜26及び可撓性フィルム24を透過し
て光導波路30Bを介して出力側の光ファイバ44に入
射する。
【0020】光導波路30Aの伝搬光のうち誘電体多層
膜26での反射成分は、光導波路40、反射膜38及び
光導波路32Aを介して、さらにより大きな入射角で誘
電体多層膜26に入射する。ここでは、波長λ3 の光が
誘電体多層膜26及び可撓性フィルム24を透過して光
導波路32Bを介して出力側の光ファイバ46に入射す
る。
【0021】このように、本実施例においては、1つの
光合分波膜を用いて複数の波長特性を得るようにしてい
るので、波長多重数の増大にかかわらず光合分波膜の数
が少なくて済み、製造コストの低減が達成される。ま
た、本実施例においては、光合分波膜として、可撓性フ
ィルム24上に形成された誘電体多層膜26を用いてい
るので、光合分波膜を湾曲させるのが容易である。
【0022】尚、反射膜34,38は光導波路の端面に
金や銅等の金属を蒸着することにより形成することがで
きる。また、所要形状の溝22Aについては、周知のエ
ッチング技術により形成することができる。
【0023】さらに、この実施例においては、光合分波
器の分波機能についてのみ説明したが、構成的には同じ
ものを用いて、出力側の光ファイバを入力側の光ファイ
バとして、光合波機能も達成される。
【0024】図3は本発明の第2実施例を示す光合分波
器の構成図である。この実施例が第1実施例と異なる点
は、光導波路に代えて空間光ビーム系を形成している点
と、出力側の光ファイバに代えて受光器を設けている点
である。
【0025】入力側の光ファイバ48から放射された光
は、レンズ50によってコリメートされ、誘電体多層膜
26に入射する。誘電体多層膜26を透過した3つの光
は、それぞれレンズ52,54,56で集束されて、そ
れぞれ受光器58,60,62に入射する。64,66
はミラーであり、それぞれ第1実施例における反射膜3
4,38に対応している。
【0026】このような構成によっても、第1実施例に
おけるのと同様な光分波機能が達成される。尚、受光器
58,60,62の全部又は一部を半導体レーザ等の発
光素子に変えることによって、光合波機能もなされる。
【0027】以上説明した実施例においては、帯域通過
特性を有する光合分波膜を用いたが、長波長域通過特性
を有する光合分波膜或いは短波長域通過特性を有する光
合分波膜を用いて本発明を実施することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
波長多重数の増大にかかわらず1つ又は少ない数の光合
分波膜で足りる光合分波器の提供が可能になり、光合分
波器の低コスト化が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す光合分波器の平面図
である。
【図2】図1の光合分波器の動作原理の説明図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す光合分波器の構成図
である。
【図4】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
22 導波路基板 22A 溝 24 可撓性フィルム 26 誘電体多層膜(光合分波膜)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲平面上に形成された光合分波膜(26)
    の異なる位置を光が複数回透過するようにし、その透過
    光軸が互いに平行になるようにしたことを特徴とする光
    合分波器。
  2. 【請求項2】 上記光合分波膜は可撓性フィルム(24)上
    に形成された誘電体多層膜(26)からなり、該可撓性フィ
    ルム及び誘電体多層膜は導波路基板(22)の湾曲溝(22A)
    内に収容され、各光導波路は上記湾曲溝と交差するよう
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光
    合分波器。
  3. 【請求項3】 上記光合分波膜は可撓性フィルム(24)上
    に形成された誘電体多層膜(26)からなり、該可撓性フィ
    ルム及び誘電体多層膜は各空間光ビームと交差するよう
    に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光
    合分波器。
JP1127592A 1992-01-24 1992-01-24 光合分波器 Withdrawn JPH05203830A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004057397A1 (ja) * 2002-12-20 2004-07-08 Ngk Insulators, Ltd. 光デバイス
US6775439B2 (en) * 2001-11-20 2004-08-10 Hitachi, Ltd. Optical circuit device and optical transceiver
JP2006520924A (ja) * 2003-03-22 2006-09-14 キネテイツク・リミテツド 光波長分割多重化/逆多重化装置
US7123798B2 (en) 2002-03-29 2006-10-17 Ngk Insulators, Ltd. Optical device and method of producing the same
US7195402B2 (en) 2002-12-20 2007-03-27 Ngk Insulators, Ltd. Optical device
US7308174B2 (en) 2002-12-20 2007-12-11 Ngk Insulators, Ltd. Optical device including a filter member for dividing a portion of signal light
US7321703B2 (en) 2002-12-20 2008-01-22 Ngk Insulators, Ltd. Optical device
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408