JPH05203209A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JPH05203209A
JPH05203209A JP1163592A JP1163592A JPH05203209A JP H05203209 A JPH05203209 A JP H05203209A JP 1163592 A JP1163592 A JP 1163592A JP 1163592 A JP1163592 A JP 1163592A JP H05203209 A JPH05203209 A JP H05203209A
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JP
Japan
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filter
fan
cover
oil
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP1163592A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Shironaga
英雄 代永
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Hitachi Ltd
Hitachi Appliances Techno Service Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Taga Technology Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】縦の稜線になるようヒダ織り化したフィルター
形状であり、左右端面は繊維の熱溶着より硬くした縁桟
13が形成される。フィルター形状のヒダ織り化は、不
織布8aに織布8bを、または不織布8aに横糸8cを
結合し行なっている。 【効果】フィルター形状のヒダ織り化とにより平板形状
に比べ面積を大きく取れ、かつヒダ部の、縦の稜線効果
により油煙の下方に落ちる現象を有効に利用できる。フ
ィルター面積の広さは、同一風量にたいし通過速度の低
下によるフィルター通気抵抗を少なくする効果と、油煙
除去率の向上をもたらす。更にフィルター交換期間を長
くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油煙排気を有効に行わ
せる台所用の換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】換気装置は、通常、油煙等の汚れた空気
を建物の外壁に通ずる送風機により排気するものである
が、油煙は換気装置をベト付かせ掃除が容易でない。そ
こでファンの前面にフィルターを設け、汚れたら外して
洗う、または新しいものと交換することが提案され各種
の方法があるが、取り扱いの容易さから後者の使い捨て
フィルターが多く使われている。通常不織布の繊維フィ
ルターであり、平板形状が主である。このため油煙除去
率に限界があり、またフィルターの通気抵抗の大きさも
大きくなり、風量も少なくなる問題があった。また構造
的にも弱いため合成樹脂枠が必要になった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に監
みて、フィルター形状,製法改良によるフィルター特性
向上と、取扱性向上、及び交換のとき容易に着脱できる
構造と、捨てるときフィルター自体を省資源的に捨てら
れるよう改良した換気装置を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、フィルター
をヒダ織り形成にすることによって、達成できる。
【0005】
【作用】フィルター面積の広さは、同一風量にたいし通
過速度の低下によるフィルター通気抵抗を少なくする効
果と、油煙除去率の向上をもたらす。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す図面により説
明する。
【0007】図1〜図5の従来例において、換気装置の
フレーム1内にモータ2,ファン3,ファンキヤップ
4,シヤッター5,ファンカバー6,フィルターカバー
7,フィルター8が配置されている。モータ2はモータ
アーム9に支持される。10は油ポケットである。
【0008】フィルター8は、図3のようにフィルター
カバー7の後か、図4のように前に配置される。後者の
場合はフィルターの縁枠に相当するものが必要。図5は
縁枠11と、縦桟12を一体に成形した形状を示す。
【0009】図6〜図11は、本発明換気装置の説明図
である。従来例と同一機能部にたいしては同一の符号を
付す。図6は本発明の要部とするフィルター8を示す。
【0010】フィルター8は、縦の稜線になるようヒダ
織り化したフィルター形状としてあり、左右端面は繊維
の熱溶着より硬くした縁桟13が形成される。14はフ
ィルターを支持する際に使用するフィルター結合部であ
る。いずれかを穴と突起の組合わせにして結合する。上
下端面は切断面のままとするか、ほつれのない程度に
熱、または接着剤で固める。
【0011】図7はフィルターカバー7部の組合わせ形
状を示す。フィルター8は油ポケット10の背板部15
にフィルター結合穴14で支持される。寸法上、油ポケ
ット10に対しフィルター8の下端を寸法h分だけ低
く、ヒダ織り山部を寸法g分だけ離して結合支持してい
る。16は取っ手であり、指穴17内に指を入れて下に
引くと、同時に動いて係合爪の外れる着脱クランプ18
がのぞいている。フィルターカバー7の枠部をガイドに
して下方から滑り込ませて固定する。きちんとはめる
と、自然に係合爪が係るようにしている。
【0012】フィルターカバー7の左右枠部7aは、型
逃げ穴7bを設けた上下スライド型により、上方枠部7
bは、7cを支点とするヒンジ成形により形成できる。
7eはフィルターカバー7に一体形成した横リブであ
る。フィルターの通気抵抗により、ファンの吸い込み力
でフィルターがファン側に引き寄せられる形になる。横
リブ7eにより変形を防ぐことができる。ヒダ織り化し
たフィルター形状は変形を防ぐ意味でも効果がある。
【0013】フィルター8のヒダ織り化は、不織布8a
に織布8bを重ねあわせて結合する。結合は接着、また
は熱溶着等により行なう。ヒダ織り形状の保持は、織布
8bの熱変形後の保持力により行なう。図8は織布8b
の桝目が縦横形の例を示すが、斜めの桝目で在っても保
持効果はえられる。
【0014】図9は織布と異なる方法を示す。不織布8
aに横糸8cを重ねあわせたものである。横糸8cは、
ヒダ織り形状を保つのが目的であり、合成樹脂線,細い
金属糸のいずれでも良い。合成樹脂線の場合は接着、ま
たは熱溶着で重ねあわせもできる。また重ねあわせに限
らず縫い込みに類する方法で結合してもよい。なお、図
8,図9いずれでも等ピッチ形状に限るものではない。
【0015】織布8bの桝目や横糸8c横線を表側に配
置、かつ不織布8aと色を変えることにより、フィルタ
ーの汚れにともない色の差がなくなることを利用したフ
ィルター交換時期の表示に使うことができる。
【0016】図10,図11は本発明換気装置の一部破
断正面図,側面図を示す。図7のフィルターカバー7部
後側に、モータ,ファン3,ファンキヤップ,シヤッタ
ー5,ファンカバー6等で構成する換気装置のフレーム
1が組み合わされたものである。
【0017】本実施例によれば、フィルター8は、その
形状をヒダ織り化することにより平板形状に比べ面積を
大きく取れ、かつヒダ部の、縦の稜線効果により油煙の
下方に落ちる現象を有効に利用できる。
【0018】図12に示すようにフィルター8の面積の
広さは、同一風量にたいし通過速度の低下によるフィル
ター通気抵抗を少なくする効果と、油煙除去率の向上を
もたらす。
【0019】図12において、曲線(イ)は従来の平板
形状フィルター、(ロ)はヒダ織りフィルターの特性を
示す。それぞれの初期のフィルター通気抵抗をP1,P2
で示す。P1>P2の関係にある。次にフィルター交換期
間の観点から比較する。油煙除去フィルターは使うに従
い、徐々に通気抵抗が大きくなる。この結果送風機特性
から風量が下がり、フィルター交換を必要とするもので
ある。限界通気抵抗をP3とするとフィルター交換期間
は、(イ)の平板形状フィルターではT1、(ロ)のヒダ
織りフィルターではT2となる。T1<T2の関係にあ
り、フィルター特性として(ロ)のヒダ織りフィルター
の優れていることが明らかである。
【0020】図13は、フィルター8のヒダ部の、縦の
稜線効果により油煙の下方に落ちる現象を有効に利用で
きることを説明している。ヒダ部は流線Aに対し、フィ
ルター8に稜線として山部8d,谷部8eを形成する。
山部8dはどちらかと言うと粒子径の大きい油煙が衝突
捕集により、谷部8eにはふるい効果による小さい粒子
径の油煙が捕集されて行く。フィルター8の表面の油煙
粒子は、ある大きさになると重力効果で下方に落ちる。
下方に落ちたものは寸法g,hの最適化により油ポケッ
トにたまり、メンテできるので便利である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、フィルター特性として
ヒダ織りフィルターの優れた特性を利用できる。
【0022】ヒダ部の、縦の稜線効果により油煙の下方
に落ちる現象を有効に利用し容易にメンテできる。
【0023】高所にあるためフィルター交換の際、フィ
ルターカバーを正面から着脱するのは容易でないが、本
発明の、フィルター8は油ポケット10の背板部15に
フィルター結合穴14で支持され、取っ手16の指穴1
7内に指を入れて下に引くと、着脱クランプ18が同時
に動いて係合爪が外れる構造により、また装着時はフィ
ルターカバー7の枠部をガイドにして下方から滑り込ま
せて固定する構造により下方から容易に行なえる。
【0024】更にフィルター8は油ポケット10から分
解し稜線に沿って丸める、または折ることにより小さく
して捨てることができる。このとき左右端面の縁桟13
部はフィルターカバーの枠部7a内に装着されているの
で油汚れが少なく、フィルターを扱う際に手を汚さず便
利である。成形品を捨てることが少ないのはフィルター
自体を省資源的に捨てられることであり地球環境的に望
まれることである。
【0025】油ポケット10は手入れをしたあと再使用
する。大きさが小さいので容器内で洗うのが容易であ
る。
【0026】従来フィルターは図5のように、広げた形
状を保つため、またファンの吸い込み力でフィルターが
ファン側に引き寄せられ変形するのを防ぐため、フィル
ターの縁枠に相当するものが必要になる。図5は縁枠1
1と、縦桟12を一体に成形した形状を示し、縦桟12
は油を下方に落とすためにも利用しているが、成形費用
を要し、フィルター製作コストが平板なので安いと言う
ことではない。本発明のフィルターはヒダ織り化した縦
の稜線で強度アップと油を下方に落とす作用をなし、左
右端面に形成された縁桟13の一体構造なので製作コス
ト的にも実用に供するものができる。
【0027】織布8bの桝目や横糸8c横線を利用し、
フィルター交換時期の表示に使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来換気装置の実施例を示す一部破断正面図。
【図2】前記換気装置の側面断面図。
【図3】従来換気装置のフィルター装着を説明する側面
断面図。
【図4】他のフィルター装着を説明する側面断面図。
【図5】従来換気装置のフィルター説明図。
【図6】本発明の一実施例を示すフィルター説明図。
【図7】本発明の一実施例を示すフィルターカバー7部
の斜め分解説明図。
【図8】フィルター8の構成図。
【図9】他のフィルター8の構成図。
【図10】本発明の一実施例を示す換気装置一部破断正
面図。
【図11】その側面断面図。
【図12】フィルター特性比較説明図。
【図13】フィルター油煙捕集原理説明図。
【符号の説明】
1…フレーム、2…モータ、3…ファン、5…シャッタ
ー、6…ファンカバー、7…フィルターカバー、8…フ
ィルター、8a…不織布、、8b…織布、8c…横糸、
10…油ポケット、13…ヒダ織りフィルター縁桟、1
4…フィルター結合穴、16…取っ手、18…着脱クラ
ンプ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム1内にモータ2,ファン3,ファ
    ンカバー6,フィルターカバー7,フィルター8,油ポ
    ケット10が配置された構成において、前記フィルター
    8は、縦の稜線になるようヒダ織り形状にしたことを特
    徴とする換気装置。
  2. 【請求項2】前記フィルター8のヒダ織り化は、不織布
    8aに織布8bを、または不織布8aに横糸8cを結合
    して達成したことを特徴とする請求項1記載の換気装
    置。
  3. 【請求項3】前記フィルター8は油ポケット10内に着
    脱自在に係合支持されたことを特徴とする請求項1記載
    の換気装置。
  4. 【請求項4】油ポケット10にフィルター8を係合支持
    し、装着時はフィルターカバー7の枠部をガイドにして
    下方から滑り込ませて固定する構造としたことを特徴と
    する請求項1記載の換気装置。
JP1163592A 1992-01-27 1992-01-27 換気装置 Pending JPH05203209A (ja)

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