JPH05202130A - エチレン重合用成分および触媒 - Google Patents
エチレン重合用成分および触媒Info
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- JPH05202130A JPH05202130A JP4208544A JP20854492A JPH05202130A JP H05202130 A JPH05202130 A JP H05202130A JP 4208544 A JP4208544 A JP 4208544A JP 20854492 A JP20854492 A JP 20854492A JP H05202130 A JPH05202130 A JP H05202130A
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Abstract
は、C1−C20アルキル、C3−C20シクロアルキル、ま
たはC6−C20アリール基である〕を有するチタン化合
物と、 B)ハロゲン化物;マグネシウムに結合している少なく
とも1個の−ORもしくは−OCOR基〔ここで、R
は、C1−C20アルキル、C3−C20シクロアルキル、ま
たはC6−C20アリール基である〕を含んでいる化合
物;有機金属化合物;上述した化合物と電子供与化合物
との間の反応生成物;から選択されるマグネシウム化合
物とを、 反応させることによって得られる液体と、 2)(A)をハロゲン化しそして任意に還元し得る化合
物もしくは組成物、 との間の反応により、超高分子量を有するエチレンの
(共)重合体を生じさせ得る、平均直径が10ミクロメ
ートル以下の粒子形状を有する触媒を製造するための、
固体状触媒成分が得られる。
Description
分、並びにそれから誘導される触媒に関する。上記触媒
は、以下に明記するように、圧縮成形方法で直接使用で
きる粉末形態の、超高分子量を有するエチレンのポリマ
ー類もしくはコポリマー類を生じさせることができ、よ
り一般的には、非常に高い分子量を有するポリマー類を
製造する典型的な方法のためのものである。
よび4,296,223から、 A) チタンのアルコラート、またはチタンもしくはハ
ロゲンのアルコラート; B) ハロゲン化マグネシウムか、マグネシウムの有機
もしくは有機金属化合物か、或はそれらと電子供与化合
物との反応生成物; C) 化合物(A)をハロゲン化しそして任意に還元し
得る化合物もしくは組成物; の間の種々の組み合わせの反応による固体状触媒成分の
製造方法は、既に公知である。
物で活性化する場合、これらは、α−オレフィン、特に
エチレンの(共)重合で活性を示す触媒を生じる。
218,339に記述されている触媒成分を用いると、狭い分
子量分布を有するエチレンのホモポリマーを得ることが
できる。
ー類の場合、上述した種類の触媒成分を用いると、公開
されたヨーロッパ特許出願7647中に記述されているよう
に、低コモノマー含有量に比較して非常に高い物理機械
特性を得ることが可能になる。
ーが特に良好に分布していることによるものであろう。
の1つは、特別な混合条件下で液相からそれらを沈澱さ
せて(可能ならば、該試薬をそのまま用いるか、或は溶
液で用いて)、できるだけ規則正しい形態を有しそして
調節された粒子サイズ分布を有する粒子を得ることから
成る。
る触媒は、よく知られているところの、ポリマーの一部
に対する形態学的複製現象により、規則正しく調節され
た形態を有しそして高い流動性を有する粒子形態のポリ
マーを得ることを可能にする。
工性を示すと共に、重合反応槽から回収した後、これを
容易に加工装置に送り込むことができる。
出願7647に示されているように、液相から沈澱させる上
記技術を用いた操作では、一般に、10ミクロメートル
以下の直径を有する触媒成分粒子を得ることは不可能で
ある。
粒子は、直径が100〜500ミクロメートル、従って
平均直径が充分に100ミクロメートル以上、通常20
0〜400ミクロメートルの、粒子形態のポリマーを生
じさせる。
℃のテトラリン中の固有粘度〔η〕が10dL/gもし
くはそれ以上、一般に10〜30dL/gの)α−オレ
フィン、特にエチレンのポリマー類の場合、良く詰まっ
ておりそして良好な流動性を有する特に細かいポリマー
粉末を製造するのが特に有利である、ことも知られてい
る。
子量ポリマーが高粘度を維持している場合、溶融ポリマ
ーを用いる標準的成形方法は製品製造にとって不適切で
ある。
り、これを用いることで、高温でポリマー粉末を接着お
よび圧縮固化させ、一般に改良された物理機械特性を有
する仕上げ製品が得られるが、最初のポリマー粉末の粒
子が細かければ細かい程、上記粒子は規則正しい形状を
有しそして調節された粒子サイズ分布を有する。良好な
加工性および仕上げ製品の品質にとって、このポリマー
粒子が適当な多孔性を示すことも有効である。
げ製品は、高機械特性が必要とされている数多くの用途
(例えば、ギア部品または人工関節器官の製造)にとっ
て特に適切である。
は、 A)二ハロゲン化マグネシウムとチタンテトラアルコラ
ートとの反応生成物と; B)三ハロゲン化アルミニウムとケイ素テトラアルコラ
ートとの反応生成物; との間の反応で得られる固体状触媒成分から成る触媒の
存在下で超高分子量のポリエチレンを製造する方法が記
述されている。
非常に細かい粒子形状のポリマーを得ることであるにも
拘らず、その実施例中の上記粒子の平均直径は195ミ
クロメートル以下にはなっていない。
ッド(ラム押出し)の製造工程で用いるに適切な、良好
な形状、密度および流動特性、を有するポリマー粉末を
反復して製造可能な、規則正しい形態と調節された粒子
サイズ分布を有する非常に細かい粒子形態で、上述した
種類の触媒成分が得られるならば、これは有利である。
マー粉末を磨砕することではうまく達成できない、と言
うのは、磨砕すると、あまりにも多くの異なる大きさを
有し、不規則な形状を有し、そして調節不可能な粒子サ
イズ分布を有する、粉末を生じさせるからである。更
に、磨砕はまた、このポリマー粒子の密度および多孔度
を低下させる。
末が有する劣った流動性の原因となり、そして通常、圧
縮成形で得られる製品の物理機械特性を悪化させる。
者は、 1)A)少なくとも1個のTi−OR結合〔ここで、R
は、C1−C20アルキル、C3−C20シクロアルキル、ま
たはC6−C20アリール基である〕を有するチタン化合
物と、 B)ハロゲン化物;マグネシウムに結合している少なく
とも1個の−ORもしくは−OCOR基〔ここで、R
は、C1−C20アルキル、シクロアルキル、またはアリ
ール基である〕を含んでいる化合物;有機金属化合物;
上述した化合物と電子供与化合物との間の反応生成物;
から選択されるマグネシウム化合物とを、 反応させることによって得られる液体と、 2)化合物(A)中の少なくとも1個の−OR基をハロ
ゲン原子で置換する能力を有し、そして任意に化合物
(A)のチタンを4より低い酸化状態に還元する能力を
有する、化合物もしくは組成物、 との間の反応生成物から成る、エチレン(共)重合用固
体状触媒成分〔ここで、上記触媒成分は、極端物を含
み、平均直径が10ミクロメートル以下、一般に1〜8
ミクロメートル、好適には2〜6ミクロメートルの、粒
子形状であり、そしてエチレンの重合に関する標準試験
で、平均直径が150ミクロメートル以下、通常20〜
150ミクロメートル、好適には極端物を含む40〜1
20ミクロメートルの、粒子形状のポリマーを生じさせ
得る〕を完成した。
ーは、ASTM 1895-69Aに従って測定して、好適には40
秒と同じかそれ以下の流動性を示す。
に、高い多孔性を示す粒子を得ることを可能にする特別
な沈澱方法によって製造できる。
ハロゲンのアルコラート類から選択され、ここで、ハロ
ゲン原子は好適には塩素または臭素である。チタンアル
コラート類もしくはチタンハロゲンアルコラート類の例
は、一般式
ルキル、またはC6−C20アリール基であり、Xはハロ
ゲン原子、好適には塩素または臭素であり、そして1≦
n≦4である〕を有する化合物である。
(OC2H5)4、Ti(OC4H9)4、Ti(OC
8H17)4、Ti(OC6H5)4、Ti(OC6H11)4、
Ti(OC4H9)3Cl、Ti(OC4H9)3Br、Ti
(OC2H5)2Cl2、Ti(OC4H9)Cl3、Ti
(OC6H5)3Cl、Ti(OC4H9)Br3、Ti(O
−iC3H7)4、Ti(O−iC3H7)2Br2、Ti
(O−iC6H11)Cl3である。
ゲン化物もしくは有機化合物とのブレンド物として使用
されてもよい。上記化合物の特定例は、VOCl3、V
O(OC4H9)3、VO(OC2H5)3、V(OC6H5)
2Cl、VCl4、ZrCl4、Zr(OC3H7)4、Zr
(OC6H13)2Cl2、Zr(OC4H9)3Brである。
或はC1−C20アルキル、C3−C20シクロアルキル、ま
たはC6−C20アリール基であり、Rは、C1−C20アル
キル、C3−C20シクロアルキル、またはC6−C20アリ
ール基であるか、或は−COR1基(ここで、R1は、C
1−C20アルキル、C3−C20シクロアルキル、またはC
6−C20アリール基である)であり、そしてnは0〜2
の数である〕、
は、C1−C20アルキル、C3−C20シクロアルキル、ま
たはC6−C20アリール基である〕を有する化合物から
選択される。
合物との反応生成物か或は錯体を、化合物(B)として
用いることも可能である。
gCl2、MgBr2、Mg(OC2H5)Cl、Mg(O
C2H5)2、Mg(OC4H9)2、Mg(OC4H9)C
l、C6H5Mg(OCH3)、C8H17Mg(OC
6H5)、酢酸Mg、(C8H17)2Mg、(C6H5)2M
g、(C6H11)2Mgである。
CH3MgCl、C2H5MgBr、C2H5MgCl、C4
H9MgCl、C4H9MgBrである。
の例は、アルコール類、エーテル類、カルボン酸類、エ
ステル類、アルデヒド類、ケトン類、シラノール類、ポ
リシロキサンおよびシラン類である。
素、或はC1−C20アルキル、C3−C20シクロアルキ
ル、またはC6−C20アリール基である〕を有する化合
物から選択される。該ポリシロキサン類は、好適には、
モノマー状単位
C1−C20アルキル、C6−C20アリール、アルコキシ
ル、アリールオキシル基であり、R1は、水素、ハロゲ
ン原子、好適には塩素であるか、或はC1−C20アルキ
ル、C3−C20シクロアルキル、またはC6−C20アリー
ル基である〕を含んでいる化合物から選択される。
C4H9OH、C8H17OH、C6H5OH、(C6H5)
2O、(C4H9)2O、C4H8O、CH3−O−CH2−C
H2−CH2−OCH3、CH3−O−CH2−C(i−C3
H7)2−CH2−OCH3、CH3COOH、CCl3CO
OH、C6H5COOC2H5、CH3−C6H4−COOC
H3、C6H4(COOC4H9)2、C6H5Si(OC
2H5)3、C6H5SiCH3(OCH3)2、(CH3)2S
i(OCH3)2、(C6H5)2Si(OH)2、ジフェニ
ルジシロキサンである。
て、化合物(A)に対してハロゲン化しそして可能なら
ば還元効果も示す、1種以上の化合物で構成されてい
る。
還元効果の両方を有している。
は、単独もしくは他の化合物と混合したところの、ハロ
ゲンと任意の水素を有するケイ素化合物である(水素を
有するケイ素化合物はまた還元効果も示す)。
で、XおよびYはハロゲン原子であり、そしてnは0〜
3の数である〕を有する化合物、例えばSiCl4な
ど;式SinOn-1Cl2n+2〔ここで、nは2〜7の数で
ある〕を有するクロロシロキサン類、例えばSi2OC
l6など;式SinXn+2〔ここで、Xはハロゲンであ
り、nは2〜6の数である〕を有するハロゲン化ポリシ
ラン類、例えばSi4Cl10など;式SiH4-nXn〔こ
こで、Xはハロゲンであり、そしてnは1〜3の数であ
る〕を有するハロシラン類、例えばSiHCl3など;
式RnSiHxXy〔ここで、RはC1−C20脂肪族もしく
は芳香族基であり、Xはハロゲンであり、nは1〜3の
数であり、xは0〜2の数であり、そしてyは1〜3の
数である〕を有するアルキル−ハロシラン類、例えばC
2H5SiCl3、CH3SiCl2Hおよび(CH3)3S
iCl2など;式Si(OR)4-nXn〔ここで、Xはハ
ロゲンであり、RはC1−C20アルキルまたはアリール
基であり、そしてnは1〜3の数である〕を有するハロ
ゲン化アルコキシシラン類、例えばSi(OC2H5)C
l3など、である。
できる還元効果を有する化合物の例は、Na−アルキル
類、Li−アルキル類、Zn−アルキル類、および相当
するアリール誘導体、Na+アルコール系、NaH、L
iHである。特に有効なケイ素化合物は、下記の一般式
C1−C20アリール、アルコキシル、アリールオキシ
ル、またはカルボキシル基であり、nは、2〜100
0、好適には3〜100で変化する〕を有するモノマー
状単位を有するポリヒドロシロキサン類である。
が存在している場合、これらは好適にはClまたはBr
である。
H3)3SiO〔(CH3)HSiO〕nSi(CH3)3;
(CH3HSiO)4である。
子は、メチル基で部分的に置換されていてもよい。
化合物は、式SinH2n+2〔ここで、nは1と同じかそ
れ以上、好適には3と同じかそれ以上である〕を有する
シラン類、例えばSi3H8など;(SiH)x基〔ここ
で、x≧2〕を含んでいるポリシラン類;式RxSiH
4-x〔ここで、Rはアリルまたはアリールであり、そし
てxは1〜3の数である〕を有するアルキルもしくはア
リールシラン類、例えば(C6H5)3SiHなど;式
(RO)xSiH4-x〔ここで、RはC1−C20アルキル
またはC6−C20アリール基であり、そしてxは1〜3
の数である〕を有するアルコキシ−もしくはアリールオ
キシシラン類、例えば(C2H5O)3SiHなど;であ
る。
は、化合物(A)として既に例示したVCl4、VOC
l3、TiCl4、ジ−もしくはトリハロゲンチタンアル
コラート類;AlCl3;Al(C2H5)Cl2;Al
(C4H9)2Cl;Al(i−C4H9)3Cl3;Al
(C3H7)Br2;SnCl4;C6H5CCl3;C6H5
COCl;Cl3CCOCl;Cl3CCOOC2H5;S
OCl2;である。
金属化合物のみが還元効果を有する。
リヒドロシロキサンとの組み合わせから成る。
発明の追加的目的を構成している特別な方法で製造さ
れ、そしてこの方法は、 − 化合物(A)と(B)との間の反応の結果として液
状の反応生成物(可能ならば溶液)を生じさせ、そして − 続いて、上記のようにして得られた該液状生成物と
(2)とを撹拌下で反応させる、 〔この方法では、(A)と(B)との間の反応中か或は
反応後であるが、(A)+(B)の反応生成物と(2)
中に存在しているハロゲン化化合物とが接触する前に、
チタン化合物1モル当たり0.5モル以下の量の水を、
上記試薬の1種以上(化合物(B)、ハロゲン類を含有
している成分(A)、そして(2)中に存在しているハ
ロゲン化された化合物、を除く)に添加する〕ことから
成る。
との反応で、反応温度および圧力下で液状生成物の生成
をもたらすか、或は少なくとも、脂肪族、環状脂肪族ま
たは芳香族炭化水素類、例えばイソブタン、ペンタン、
ヘキサン、シクロヘキサンおよびトルエンなどに可溶な
生成物の生成をもたらす。
上述した種類の電子供与化合物を過剰に存在させた化合
物(A)に化合物(B)を加えるのが有益であるか、或
はそうする必要がある。
液状であったとしても、上述した種類の炭化水素溶媒で
これを希釈するのが最良である。
(A)+(B)の全体積に対して1:1〜1:4(体
積)から成る量で反応混合物中に存在させてもよい。
(B)の反応生成物を、撹拌下で成分(2)と接触させ
る。
成分(2)を滴下する。
媒の溶液として用いられてもよい。成分(2)が1種以
上の化合物(ハロゲン化用化合物と還元用化合物など)
から成る場合、上述した化合物の各々を個々に、(A)
+(B)の反応生成物と反応させることも可能である。
0℃、より好適には20〜200℃である。
力下で行うことができる。
/Mgのグラム原子比が0.02〜20、より好適には
0.1〜3になるような比率を与える量で反応させ、一
方成分(2)は、好適には、チタン1グラム原子当たり
0.5〜100、より好適には1〜30グラム原子のハ
ロゲンと、チタン1グラム原子当たり0.1〜100、
より好適には0.5〜20グラム当量の還元用化合物を
与える量で用いられる。
に対して好適には0.1〜0.5、より好適には0.1
〜0.3のモル比で水を加える。
なく、一般に、撹拌しながら水を滴下する。
節された粒子サイズ分布を有する球状粒子形態として触
媒成分が得られる。例えば、上記条件下で操作を行うこ
とにより、比率(D90−D10)/D50が1〜0.
5になるような粒子サイズ分布を有する触媒成分粒子を
得ることが可能である。
は、それぞれ、粒子の90%、10%、および50%を
構成している直径値である。
本発明の固体状触媒成分に関して、比較的高い多孔度、
一般に0.8cm3/g以上、好適には1〜3.5cm3
/g、より好適には1.2〜3cm3/g(水銀吸収方
法で測定して)で変化する多孔度を有するものが得られ
る。表面積は一般に5〜70m2/gで変化する。
を測定する場合、この得られる値は粒子間の空隙体積を
含んでいる、ことを記憶しておく必要がある。
(これは、分析する粒子の形態に応じて、恐らくは粒子
間の空隙に相当している)を、全多孔体積から差し引く
ことによって、この触媒成分が有する粒子の真の多孔度
を見積もることができる。
の多孔度は、好適には、0.1〜1.5cm3/gで変
化する。
ることができる。しかしながら、実施例中に示すよう
に、この方法で得られる補正値は、この全体表面積に関
する値とは本質的に異なっていない、即ちこの面積は、
粒子間の空隙を含んでいる。
は、実際の表面積と見なすことができる。
更に一層の利点を構成している、と言うのは、これは触
媒の重合収率を上昇させ、そして形態学的複製により、
多孔性も示すポリマー粒子、従ってシートの製造工程で
用いるに特に適切なポリマー粒子を得ることが可能にな
るからである。
触媒成分の表面積および多孔度が特に小さくなる一方、
通常、これらの粒子の平均直径が10ミクロメートルを
越えることを見い出した。
ではない。
に成分(2)中に存在しているハロゲン化した化合物に
水を添加するのも有利ではない。好適には、化合物
(A)か、或は(A)+(B)の反応生成物に、この水
を加える。
化合物、好適にはアルミニウムのアルキル化合物と一緒
に、エチレンそれ自身もしくは高級α−オレフィンとの
組み合わせの重合で活性を示す触媒を生じる。
(C2H5)3およびAl(i−C4H9)3である。
合物1モル当たり一般に0.1〜1000モルの量で用
いられる。この有機アルミニウム化合物はまた、電子供
与化合物、例えばカルボン酸エステルなどと一緒に用い
られてもよい。
準的エチレン重合試験(実施例中に記述)で、平均直径
が150ミクロメートル以下の粒子形状のポリマーを生
じさせることができる。
直径を、Malvern Instrument 2600装置を用いたレーザ
ー光回折法で測定する。
ふるいを用いたふるい分けで、このポリマーの粒子サイ
ズ分布および平均直径を測定する。
%を構成している直径である。
て製造され得る超高分子量エチレンポリマー類の例は、
ホモポリマー類並びに、少量のC3−C10α−オレフィ
ン類、例えばプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンなどとエチレ
ンとの共重合体である。
る上記ポリマー類および共重合体は、135℃のテトラ
リン中の固有粘度〔η〕が10dL/gと同じかそれ以
上、好適には10〜25dL/gであることによって特
徴づけられる。
方法で用いられる。
族または芳香族炭化水素溶媒、例えばn−ヘプタン、ペ
ンタン、ヘキサン、またはトルエンなどが使用できる。
できる。この操作は、分子量調整剤無しで行われるか、
或は減少させた量の調整剤、特に水素の存在下で行われ
る。明らかに、必要ならば、例えば温度および水素濃度
が異なる条件を用いた2種以上の重合段階を用いること
ができる。
し、そしてこれは本発明を制限するものではない。
邪魔板3枚が備わっている機械的撹拌装置と加熱用ジャ
ケットが付いている2リットルのガラス製反応槽に、2
5℃で、275gのTi(OC4H9)4と36gの無水
MgCl2を入れる。
この内容物を5時間撹拌し続ける。この結果として液相
が生じ、これを次に90℃に冷却した後、530cm3
のヘプタンで希釈する。
してこの液体を800rpmで撹拌しながら、2時間か
けて、BAYERが市販しているBAYSILON MH 15ポリメチル
ヒドロシロキサンを148cm3入れた後、3.5時間
かけて、152cm3のSiCl4も加える。
させた後、この内容物を2時間撹拌し続ける。
ら分離し、濾液から塩素イオンが完全に除去されるまで
ヘキサンで洗浄した後、減圧下50℃のオーブン中で3
時間乾燥する。
2cm3の水をTi(OC4H9)4に添加する。
りそしてBAYSILONを添加する前に、2cm3の水を添加
する。
め水和して、均一に2gの水を吸収させておく。
表1に挙げる。
れ、後者を水銀で充填し、そして測定値を得るためのC.
Erba Instrumentsが市販している水銀「Porosimeter 2
000」を用いて、多孔度と表面積を計算する。
施例1および2の触媒成分に関しては、0.1μm以上
の直径を有する孔の寄与を差し引き、そして比較実施例
1および2〔の成分〕に関しては、それぞれ0.2およ
び0.5μm以上の直径を有する孔の寄与を差し引い
た。
トルの温度調節スチール製反応槽に、軽い窒素流下、ヘ
キサン中1.5ミリモル規定のAl(C2H5)3溶液の
950cm3を入れる。その後、6バールの圧力下でエ
チレンを導入し、そしてヘキサン中の上記Al(C
2H5)3溶液の50cm3に懸濁した0.02gの触媒成
分を入れる。
ら、エチレン圧を6バールに維持する。
去し、そして濾過でポリマーを回収した後、これを窒素
下70℃で5時間乾燥する。
で用い、表2に示す特性を有する超高分子量のポリエチ
レンが378g得られる。
ルギー試験を行ったとき、上記ポリエチレンは123.
9±7mJ/mm2の値を与えた。
と同様な操作を行い、そして連続2段階で重合を行う。
し、そして温度を55℃で120分間維持する。
持し、そして温度を75℃で30分間維持する。
れる。上記ポリエチレンの特性を表2に示す。
と同様な操作を行い、そして連続2段階で重合を行う。
し、そして温度を60℃で90分間維持する。
持し、そして温度を80℃で150分間維持する。
れる。上記ポリエチレンの特性を表2に示す。
て、実施例4と同様な操作を行い、そして該第一重合段
階を135分間行い、そして該第二段階を15分間行
う。
398g得られる。上記ポリエチレンの特性を表2に示
す。
フタレン中の固有粘度 TBD=軽く固めたかさ比重(DIN-53194) PBD=注ぎ込んだかさ比重(ASTM D1895/69A) 実施例3、4および5、並びに比較実施例6のポリマー
類が有する粒子サイズ分布もまた、徐々に小さくしたメ
ッシュを有するふるいを用いて測定した。
ポリマー類を用い、下記の操作を用いた圧縮成形法で、
厚さが12mmの100x100mmサンプルプレート
を数個調製した: 温度=216℃; 圧力=25トン(30秒間);15トン(10分間)。
力下で7分間冷却した後、鋳型から取り出した。
を行った。
ある。
R結合〔ここで、Rは、C1−C20アルキル、シクロア
ルキル、またはアリール基である〕を有するチタン化合
物と、 B)ハロゲン化物;マグネシウムに結合している少なく
とも1個の−ORもしくは−OCOR基〔ここで、R
は、C1−C20アルキル、シクロアルキル、またはアリ
ール基である〕を含んでいる化合物;有機金属化合物;
上述した化合物と電子供与化合物との間の反応生成物;
から選択されるマグネシウム化合物とを、 反応させることによって得られる液体と、 2)化合物(A)中の少なくとも1個の−OR基をハロ
ゲン原子で置換する能力を有し、そして任意に化合物
(A)のチタンをより低い原子価に還元する能力を有す
る、化合物もしくは組成物、 との反応生成物から成る、エチレン(共)重合用固体状
触媒成分〔この触媒成分は、平均直径が10ミクロメー
トル以下の粒子形状であり、そしてこれは、エチレンの
重合に関する標準試験で、平均直径が150ミクロメー
トル以下の粒子形状のポリマーを生じさせ得る〕。
0.8cm3/g以上である第1項の触媒成分。
ルキル、またはC6−C20アリール基であり、Xはハロ
ゲン原子であり、そして1≦n≦4である〕を有する化
合物から選択される第1項の触媒成分。
アルキル、C3−C20シクロアルキル、またはC6−C20
アリール基であり、Rは、C1−C20アルキル、C3−C
20シクロアルキル、またはC6−C20アリール基である
か、或は−COR1基(ここで、R1は、C1−C20アル
キル、C3−C20シクロアルキル、またはC6−C20アリ
ール基であり、そして0≦n≦2である〕、
アルキル、C3−C20シクロアルキル、またはC6−C20
アリール基である〕を有する化合物から選択されるか、
或は上述した化合物と電子供与化合物との反応生成物か
ら選択される第1項の触媒成分。
ドロシロキサンから構築される第1項の触媒成分。
ム化合物との間の反応生成物から成るエチレン(共)重
合用触媒。
反応の結果として液状の反応生成物を生じさせ、そして − 続いて、上記のようにして得られた該液状生成物と
成分(2)とを撹拌下で反応させる、 ことから成る、第1項の触媒成分の製造方法〔この方法
では、(A)と(B)との間の反応中か或は反応後であ
るが、(A)+(B)の反応生成物と成分(2)中に存
在しているハロゲン化化合物とが接触する前に、チタン
化合物1モル当たり0.5モル以下の量の水を、上記試
薬の1種以上(化合物(B)、ハロゲン類を含有してい
る成分(A)、そして成分(2)中に存在しているハロ
ゲン化された化合物、を除く)に添加する〕。
(B)の反応生成物に、該水を加える第7項の方法。
成るモル比で該水を加える第7項の方法。
分子量エチレンポリマー類の製造方法。
Claims (4)
- 【請求項1】1)A)少なくとも1個のTi−OR結合
〔ここで、Rは、C1−C20アルキル、シクロアルキ
ル、またはアリール基である〕を有するチタン化合物
と、 B)ハロゲン化物;マグネシウムに結合している少なく
とも1個の−ORもしくは−OCOR基〔ここで、R
は、C1−C20アルキル、シクロアルキル、またはアリ
ール基である〕を含んでいる化合物;有機金属化合物;
上述した化合物と電子供与化合物との間の反応生成物;
から選択されるマグネシウム化合物とを、 反応させることによって得られる液体と、 2)化合物(A)中の少なくとも1個の−OR基をハロ
ゲン原子で置換する能力を有し、そして任意に化合物
(A)のチタンをより低い原子価に還元する能力を有す
る、化合物もしくは組成物、 との反応生成物から成る、エチレン(共)重合用固体状
触媒成分〔この触媒成分は、平均直径が10ミクロメー
トル以下の粒子形状であり、そしてこれは、エチレンの
重合に関する標準試験で、平均直径が150ミクロメー
トル以下の粒子形状のポリマーを生じさせ得る〕。 - 【請求項2】 請求項1の触媒成分と有機アルミニウム
化合物との間の反応生成物から成るエチレン(共)重合
用触媒。 - 【請求項3】− 化合物(A)と(B)との間の反応の
結果として液状の反応生成物を生じさせ、そして − 続いて、上記のようにして得られた該液状生成物と
成分(2)とを撹拌下で反応させる、 ことから成る、請求項1の触媒成分の製造方法〔この方
法では、(A)と(B)との間の反応中か或は反応後で
あるが、(A)+(B)の反応生成物と成分(2)中に
存在しているハロゲン化化合物とが接触する前に、チタ
ン化合物1モル当たり0.5モル以下の量の水を、上記
試薬の1種以上(化合物(B)、ハロゲン類を含有して
いる成分(A)、そして成分(2)中に存在しているハ
ロゲン化された化合物、を除く)に添加する〕。 - 【請求項4】 請求項2の触媒存在下で行う、超高分子
量エチレンポリマー類の製造方法。
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