JPH0520093B2 - - Google Patents

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JPH0520093B2
JPH0520093B2 JP1704483A JP1704483A JPH0520093B2 JP H0520093 B2 JPH0520093 B2 JP H0520093B2 JP 1704483 A JP1704483 A JP 1704483A JP 1704483 A JP1704483 A JP 1704483A JP H0520093 B2 JPH0520093 B2 JP H0520093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
paper
surfactant
wiping
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1704483A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59144426A (ja
Inventor
Hitoshi Tsukimura
Shinji Yamaguchi
Mitsugi Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUYOO KK
PIJON KK
Original Assignee
FUKUYOO KK
PIJON KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUKUYOO KK, PIJON KK filed Critical FUKUYOO KK
Priority to JP58017044A priority Critical patent/JPS59144426A/ja
Publication of JPS59144426A publication Critical patent/JPS59144426A/ja
Publication of JPH0520093B2 publication Critical patent/JPH0520093B2/ja
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  • Body Washing Hand Wipes And Brushes (AREA)
  • Sanitary Thin Papers (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水洗性を有する新規な清拭紙に関する
ものである。 従来より皮膚の汚れ、例えば手、指、身体等の
汚れ、を拭い清める用品として、例えば、医薬部
外品に属する清浄綿、雑品に属するウエツトテイ
ツシユ等が知られている。清浄綿は、クロルヘキ
シジンジグルコネート(商標名「ヒビテン」とし
て市販されている)または塩化ベンゼトニウムを
局方精製水に溶解させ、脱脂綿に浸み込ませたも
のである。またウエツトテイツシユは、不織布
(紙も含む)に防腐剤あるいは殺菌消毒剤等を浸
み込ませたものであつて、例えば、エチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール等のアルコール
類、パラオキシ安息香酸エステル類の水あるいは
アルコール溶液、ヒビテンの水あるいはアルコー
ル溶液などを浸み込ませたものを挙げることがで
きる。 皮膚の汚れを拭い清める用品の他の例として、
紙に流動パラフインを浸透させたいわゆる「オイ
ル紙」も知られている。 上記したような製品は皮膚の色々な汚れを拭き
清めるという点に関してはいずれもそれ相当に効
果的であるといえても、使用後トイレに投入して
排棄した方が好ましい使用態様に際しては、それ
らは分散せずに原形のまま浮遊したり、また撥水
性のために水になじまず、特に水洗式トイレに投
入されるとこれらは排水管を詰らせ、また浄化槽
内では上部へ積層して浄化作用を低下させる等の
欠点を有するために従来のこの方面での使用は実
際上不可能であつた。 このような現状にあつて本発明は、通常の皮膚
の汚れの清拭は無論のこと、更に水洗式トイレに
おいても使用可能な、即ち、使用後投入排棄しう
る、いわゆる水洗性を有する新規な清拭紙を提供
することを目的とする。ここにおいて清拭紙と
は、皮膚の汚れを拭き清めうるシート状材を意味
する。 本発明者は上記の目的に沿つて鋭意研究を重ね
た結果、本来水洗性を有するシート状材に清拭機
能を付与するために化粧品用油性原料を含浸させ
ると共に、このような油性原料に起因する撥水性
を抑えるために界面活性剤を配合するならば、皮
膚の汚れを効果的に拭い清めることができるだけ
でなく従来品では好ましいとされていなかつたト
イレにおける使用も可能である清拭紙が得られる
ことを見い出した。 本発明はこのような知見に基いて完成されたも
のであつて、水溶性バインダー配合の水解紙に、
化粧品用油性原料および界面活性剤を重量基準で
90:10〜99.9:0.1の割合で含浸させてなる水洗
性清拭紙を提供するものである。 本発明の清拭紙の一構成材料である「水溶性バ
インダー配合の水解紙(以下、単に水解紙ともい
う)」とは、水溶性バインダーを配合し、本質的
に水中溶解性あるいは分散性を有するシート状材
を意味し、従来のこの種の基材はすべて含み、特
に限定的ではない。具体的な例として、水溶性バ
インダー(例えばPVA)を配合し、繊維状の水
溶性セルロース誘導体などを主構成成分とする水
溶紙、水中分散性を有する不織布等を挙げること
ができる。 他の必須構成材料である「化粧品用油性原料」
は、化粧品と油相成分として通常用いられている
いずれの原料であつてもよく、具体的にはオリブ
油、ツバキ油等の油脂類、流動パラフイン、スク
ワラン等の炭化水素類、高級脂肪酸類などを挙げ
ることができる。 本発明のその他の必須構成材料である「界面活
性剤」は、得られた清拭紙に油性原料に起因する
撥水性を付与し難くしうるものであれば、アニオ
ン、カチオン、ノニオンおよび両性のいずれの界
面活性剤であつてもよく、特に限定的ではない
が、清拭を目的とする観点から通常クリーム、ロ
ーシヨン等に用いられているノニオン界面活性剤
が好ましいといえる。アニオン界面活性剤の例と
しては高級アルコール、高級脂肪酸エステル等、
カチオン界面活性剤の例としては塩化ベンザルコ
ニウム、塩化ベンゼトニウム等、ノニオン界面活
性剤の例としてはツイーン型、スパン型活性剤
等、そして両性界面活性剤の例としてはベタイン
型を含むカルボン酸型、硫酸エステル塩型を挙げ
ることができる。 上記の水解紙に含浸させる化粧品用油性原料と
界面活性剤との割合は、重量基準で90:10〜
99.9:0.1、好ましくは95:5〜99:1である。
上記の範囲において上限を99.9:0.1としたのは、
界面活性剤は油性原料に起因する撥水性を抑える
ために含浸させるという理由からして用いる界面
活性剤がその作用を充分に発揮しうる限り所要量
を減少させうるからである。他方、界面活性剤の
割合が上記の範囲より多くなると皮膚への刺戟が
生じるようになる。 本発明の清拭紙を製造するには水解紙に上記の
割合の化粧品用油性原料と界面活性剤とを含浸さ
せればよく、その含浸の方法は限定的ではなく、
従来のいかなる手段を用いてもよい。一般的には
操作の簡易性の観点から、所定割合の油脂原料と
界面活性剤との混合溶液の一定量を予め一定容器
中に配置しておいた水解紙上に全体的に行き渡る
ように注げばよい。含浸量は、例えば上記溶液が
少なくとも水解紙中に全体的に行き渡る程度でよ
く、より具体的には、坪量20〜30g/m2の水解紙
の1m2当り上記溶液を10〜20g浸み込ませる程度
を目安とすればよい。 本発明の清拭紙には、本発明の目的を損わない
程度に、通常化粧品に用いられているような湿潤
剤、防腐剤あるいは殺菌剤、抗酸化剤、香料等を
更に配合してもよいことは言うまでもない。 このようにして得られる本発明の清拭紙は、従
来の清浄綿あるいはウエツトテイツシユ等のよう
に主に防腐剤、殺菌消毒剤などのみを含んだもの
に比べ油性原料を含んでいるために清拭能力は一
段と増加されており、かつこれら従来品では好ま
しいとされていなかつたトイレにおける使用も可
能である。 以下、本発明を実施例でもつて更に詳しく説明
する。 実施例 1 水解紙として下記の(イ)に示した製法により製造
した坪量20g/m2の水中分散性のレーヨン不織布
を用意し、これを一定容器中に収容し、これに下
記の(ロ)に示した配合割合の混合溶液を上記水解紙
の1m2当り15gの割合程度で全体的に行き渡るよ
うに注いで浸み込ませる。 (イ) 水中分散性レーヨン不織布の製造: レーヨン繊維92%、ポリビニルアルコール8
%を離解ビーターに投入し、水を加えて0.5〜
1.0%の紙料液を作り、約30分間撹拌混合を行
う。次に除塵機(パーチカルスクリーン)で、
結束繊維と異物を除去する。精撰した原料を妙
紙機により湿式妙紙して紙層を作る。 次に乾燥(約135℃)ドライヤーにて乾燥し、
柔軟性を附与するためクレープ処理を施して、
坪量20g/m2の水中分散性のレーヨン不織布を
製造する。 (ロ) 混合溶液の配合割合: (重量部) 流動パラフイン 50 オリブ油 20 ツバキ油 25 ノニオン界面活性剤(ポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレエート) 5 こうして得られた清拭紙は、皮膚の色々な汚
れの清拭に優れたもので、かつ水洗式トイレに
おける使用では分散性、流通性とも良好であつ
た。 実施例 2〜6 上記実施例1において用いたのと同じ水中分散
性レーヨン不織布を水解紙として用意し、これを
一定容器中に収容し、これに下記の5種類の配合
割合の混合溶液を上記水解紙の1m2当り20gの割
合程度で全体的に行き渡るようにそれぞれ別個に
注いで浸み込ませて5種類の本発明の清拭紙を製
造した。 いずれの清拭紙とも清拭性は極めて良好で、水
洗式トイレでの実際に使用してみた結果、多量の
圧力水の下で分散および流通性とも良好であつ
た。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水溶性バインダー配合の水解紙に、化粧品用
    油性原料および界面活性剤を重量基準で90:10〜
    99.9:0.1の割合で含浸させてなる水洗性清拭紙。
JP58017044A 1983-02-04 1983-02-04 水洗性清拭紙 Granted JPS59144426A (ja)

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JP58017044A JPS59144426A (ja) 1983-02-04 1983-02-04 水洗性清拭紙

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JPS59144426A JPS59144426A (ja) 1984-08-18
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ID=11932989

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JP58017044A Granted JPS59144426A (ja) 1983-02-04 1983-02-04 水洗性清拭紙

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