JPH05200820A - 横形射出圧縮成形装置 - Google Patents

横形射出圧縮成形装置

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JPH05200820A
JPH05200820A JP3852692A JP3852692A JPH05200820A JP H05200820 A JPH05200820 A JP H05200820A JP 3852692 A JP3852692 A JP 3852692A JP 3852692 A JP3852692 A JP 3852692A JP H05200820 A JPH05200820 A JP H05200820A
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JP
Japan
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die plate
mold
fixed
movable
fixed die
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Pending
Application number
JP3852692A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Sasaki
洋介 佐々木
Gen Nokawa
玄 能川
Hideaki Okubo
英明 大久保
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Priority to US08/010,562 priority patent/US5370518A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、横形射出圧縮成形装置に係わり、
特には、金型が所定間隔開いているときに可塑物を供給
しはじめる横形射出圧縮成形装置に関する。 【構成】 地面に垂直に配設された固定金型を保持する
固定ダイプレートおよび移動金型を保持する移動ダイプ
レートと、前記移動ダイプレートを固定ダイプレートに
対し速やかに進退動作させる進退手段と、前記移動ダイ
プレートが固定ダイプレートに接近し所定位置まで到達
した後に移動ダイプレートが固定ダイプレートに対し進
行動作させ可塑物を圧縮・展延しながら型締を行う型締
手段とからなる圧縮成形装置と、移動ダイプレートが固
定ダイプレートに接近し所定位置まで到達してからフロ
ーコントロールバルブを開き可塑物を圧縮成形装置に供
給する射出装置とからなる。また、地面に垂直に配設さ
れた固定金型を保持する固定ダイプレートおよび移動金
型を保持する移動ダイプレートとの間から成形品を地面
に垂直に搬出する搬出装置とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横形射出圧縮成形装置
に係わり、特には、金型が所定間隔開いているときに可
塑物を供給しはじめる横形射出圧縮成形装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、射出成形機の大型化が進む中、型
締装置については強力な型締力が求められる一方、生産
性向上の要請から動作速度の向上が求められるととも
に、大型故に据え付け場積の削減も重要なニーズとなっ
ている。このため、型開閉は小径長尺シリンダによって
駆動力は低いながらも高速で進退させ両金型が近接した
型閉じ状態において型締反力係止ロックしたうえ、大径
短尺シリンダで強力型締する方法(例えば、特開平1−
232005等の出願)が主流となりつつある。また、
同様に、成形品が大型になるにともない竪形のプレス装
置を用いて成形する方法((例えば、特公平3−688
0、特開平2−172711等の出願)が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の特開平1−232005では、型締装置が射出成形
機に用いられているために大型の成形品を成形する場合
には、キャビテイ部内の隅々に樹脂を供給するために射
出圧力が千数百キログラムの射出圧力が必要となり、こ
のため反力を受ける型締装置が非常に大型になる。
【0004】また同様に、特公平3−6880も同じで
ある。このため、竪形のプレス装置を用いて射出時に低
圧で行う圧縮成形装置が提案されているが、プレス装置
と射出装置を並べると設置面積が広くなるとともに、機
械の全高も高くなる。また、竪形のプレス装置では、金
型の交換が横形に比べるとクレーン等が使用できずに搬
出装置が複雑になり、かつ、工数も掛かる。さらに、成
形品の搬出にも従来の装置が使用できないとともに、ロ
ボットの設置面積・稼働面積が広くなり、かつ、搬出も
成形品の両端を持つ必要があるなど複雑になりロボット
を使用するのが困難になるという問題がある。
【0005】本発明は上記問題点に着眼し、横形射出圧
縮成形装置に係わり、特には、金型が所定間隔開いてい
るときに可塑物を供給しはじめる横形射出圧縮成形装置
の改良を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる第1の発
明では、地面に垂直に配設された固定金型を保持する固
定ダイプレートおよび移動金型を保持する移動ダイプレ
ートと、前記移動ダイプレートを固定ダイプレートに対
し速やかに進退動作させる進退手段と、前記移動ダイプ
レートが固定ダイプレートに接近し所定位置まで到達し
た後に移動ダイプレートが固定ダイプレートに対し進行
動作させ可塑物を圧縮・展延しながら型締を行う型締手
段とからなる圧縮成形装置と、移動ダイプレートが固定
ダイプレートに接近し所定位置まで到達してからフロー
コントロールバルブを開き可塑物を圧縮成形装置に供給
する射出装置とからなる。
【0007】また、第1発明を主体とする第2の発明で
は、地面に垂直に配設された固定金型を保持する固定ダ
イプレートおよび移動金型を保持する移動ダイプレート
との間から成形品を地面に垂直に搬出する搬出装置とか
らなる。
【0008】さらに、第3の発明では、固定金型を保持
する固定ダイプレートと、移動金型を保持する移動ダイ
プレートと、前記移動ダイプレートを固定ダイプレート
に対し速やかに進退動作させる進退手段と、前記移動ダ
イプレートが固定ダイプレートに接近した位置で移動ダ
イプレートをタイバーに係止する係止手段と、移動ダイ
プレートがタイバーに係止した後に型締を行う型締手段
からなる圧縮成形装置と、固定金型と移動金型のキャビ
テイ部に可塑物を供給する射出装置とからなる射出圧縮
成形装置において、地面に垂直に配設された固定金型と
移動金型が所定間隔開いているときに射出装置からキャ
ビテイ部に可塑物を供給しはじめ、かつ、所定量供給し
たら移動金型を固定金型に対し進行又は後退を交えて動
作させながら可塑物を圧縮・展延する。
【0009】
【作用】上記構成によれば、前記移動ダイプレートが固
定ダイプレートに接近し所定位置まで到達した後、すな
わち、ダイプレートに装着された金型を予め所定量開い
てキャビティ部を大きく取った後に、射出装置よりこの
大きなキャビティ部に可塑物を射出するので射出圧力は
低圧で射出することができる。次に、可塑物を射出しな
がら金型を所定の速度、圧力で閉じ、可塑物を圧縮・展
延する。これにより、広いキャビティ部を可塑物が圧縮
・展延され流れるため、流動性を補うことが可能となり
材料の物性を損なうことなく成形ができる。また、可塑
物にかかる圧力が均一になり、密度も均一となることか
ら歪み、ソリが少ない成形ができる。このように、射出
成形しながらプレス成形をを加えることで流動性の悪い
材料、薄肉成形が可能となる。
【0010】また、横形の圧縮成形装置を用いたため
に、全高が低くなり、上あるいは横方向より地面に垂直
に成形品を搬出できるために、従来の射出成形機の搬出
装置が使用できるとともに、ロボットの使用も容易にで
きる。さらに、プレス装置、射出装置および搬出装置を
並べると、プレス装置あるいは射出装置の空間を利用で
きるのでロボットの稼働面積が少なくなり、設置面積を
狭くできる。また、金型の交換もクレーン等が使用でき
るので工数が低減できる。さらに、成形品の搬出も従来
の装置が使用でき、ロボットの設置面積・稼働面積が広
くなり、かつ、搬出も成形品を容易に把持できるのでロ
ボットの使用が容易になる。
【0011】
【実施例】次に本発明に係わる実施例につき図面を参照
して詳細に説明する。図1から図5は本発明の横形射出
圧縮成形装置の一実施例であり、図1は横形射出圧縮成
形装置の正面図、図2は図1のW−W断面図である。
【0012】図1において、横形射出圧縮成形装置1は
圧縮成形装置2と射出装置3と制御装置4(図5に示
す。)からなる。また、圧縮成形装置2近傍には図2に
示す搬出装置5が配設されている。圧縮成形装置2は地
面に垂直に配設された固定金型を保持する固定ダイプレ
ート部10および移動金型を保持する移動ダイプレート
部20と、前記移動ダイプレートを固定ダイプレートに
対し速やかに進退動作させる進退装置30と、前記移動
ダイプレートが固定ダイプレートに接近した位置で移動
ダイプレートをタイバーに係止する係止装置40と、前
記移動ダイプレートが固定ダイプレートに接近し所定位
置まで到達した後に移動ダイプレートが固定ダイプレー
トに対し進行動作させ可塑物を圧縮・展延しながら型締
を行う型締装置50とからなる。また、射出装置3は圧
縮成形装置2に可塑物を射出する射出シリンダ部70
と、可塑物の射出流量および射出開始時等を制御するフ
ローコントロールバルブ部80からなる。さらに、制御
装置4は後述する圧縮成形装置2の可塑物を圧縮・展延
の開始時期等および射出装置3の射出開始時期等を制御
する。
【0013】図1、図2において、横形圧縮成形装置2
には、地面6と平行に配設されたベッド7の一端上に固
定ダイプレート部10が固設され、固定ダイプレート部
10は固定金型11と、固定金型11を保持する固定ダ
イプレート12とからなる。また、固定ダイプレート部
10には、進退装置30の取付け部と型締装置50とが
配設されている。また、ベッド7には、ガイドレール8
が固設され、ガイドレール8には地面に垂直に立設する
移動ダイプレート部20が固設され、移動ダイプレート
部20は移動金型21と、移動金型21を保持する移動
ダイプレート22と、移動ダイプレート22を保持する
リニアガイドベアリング23とからなり、ガイドレール
8にはリニアガイドベアリング23が慴動自在に枢密に
取着されている。また、移動ダイプレート部20には、
係止装置40と図示しないエジェクタ装置110と進退
装置30の取付け部が配設されている。さらに、ベッド
7の他端には、後述するタイバー51を慴動自在にガイ
ドする支持板9が固設されている。固定ダイプレート1
2には、移動ダイプレート22を慴動自在にガイドする
とともに、形締時に移動ダイプレート22を引っ張る型
締装置50のタイバー51が配設されている。さらに、
固定ダイプレート12のほぼ中央部には、キャビティ部
90に樹脂等の可塑物を射出する射出装置3の可塑物を
加熱するシリンダ71(以下、加熱シリンダ71とい
う。)が固定金型11に当接するための穴12aが設け
られている。移動ダイプレート22には、移動ダイプレ
ート22をタイバー51に慴動自在に転動するリニアベ
アリング52と、タイバー51に移動ダイプレート22
を係止する係止装置40が固設されている。
【0014】図3は図1に示す固定ダイプレート12に
装着した型締装置50の拡大図である。型締装置50
は、固定ダイプレート12に複数の油圧シリンダ室52
が削成され、これに両ロッド形中空穴付ピストン53
(以下、ピストン53という。)が枢密に挿入され、さ
らにピストンカバー54が挿入されており、このピスト
ンカバー54が固定ダイプレート12に固定されて、シ
リンダ室52a、52bが形成されている。この上記構
成、油圧シリンダ室52、ピストン53、ピストンカバ
ー54、より型締シリンダ55が構成され、固定ダイプ
レート12の外周部近傍に複数個(本例では、最も一般
的な型締装置に合わせて、固定ダイプレート12の4つ
のコーナー部に各1個で合計4個)が配置されている。
型締シリンダ55のピストン53の中空穴53aには、
一方の端部が細く削りこまれタイバー51が遊嵌に挿入
され、ピストン53は一端部をタイバー51の段付部5
1aに、他端をタイバー51に螺着されたナット56に
当接している。ナット56はピストン53に対してタイ
バー51が紙面の上下方向に動き、調芯をするように軽
くピストン53に締めつけて位置決めし、回転しないよ
うに図示しないセットスクリュー等で固定する。
【0015】図4は図1に示す移動ダイプレート22に
装着した係止装置40の拡大図である。移動ダイプレー
ト22の4つのコーナーには穴22aが削成され、穴2
2aには、後述する係止装置40と移動ダイプレート2
2を図示の左右方向に慴動自在に滑動するリニアベアリ
ング52a、52bとが配設されている。固定ダイプレ
ート12と移動ダイプレート22とは速やかに進退動作
させる進退装置30により連結されている。進退装置3
0の金型開閉油圧シリンダ31はロッド側を移動ダイプ
レート22にピン32で、シリンダ側を固定ダイプレー
ト12にピン33で搖動自在に結合して、金型開閉油圧
シリンダ31の伸縮により移動ダイプレート部20は固
定ダイプレート12に対する進退動作の駆動が行われ
る。また、固定ダイプレート12と移動ダイプレート2
2との間には、固定ダイプレート12に対する移動ダイ
プレート22の図示の左右方向の距離を検出する距離セ
ンサー100(図5に示す。)が配設されている。この
距離センサー100はガイドレール8とリニアガイドベ
アリング23の間の位置関係を測定して、固定ダイプレ
ート12に対する移動ダイプレート22の図示の左右方
向の距離を制御装置4で演算しても良い。また、移動ダ
イプレート22の図示の下方には、前記したベッド7の
上面に固設されたガイドレール8の転動案内面を滑動か
るリニアガイドベアリング23が配設されている。
【0016】図4には係止装置40の部分拡大図も示し
てある。移動ダイプレート22の穴22aには、油圧締
着機41(例えばニトマック・イーアール株式会社製の
油圧締着機)が嵌挿され、タイバー51の軸方向に動か
ないように収納穴の底面22bとベアリングリテーナ4
2によって係止されている。ベアリングリテーナ42は
移動ダイプレート22に図示しないボルトで固設されて
いる。ベアリングリテーナ42の内方とベアリングリテ
ーナ42の反対側の移動ダイプレート22の内方にはリ
ニアベアリング52a、52bが支点が長くなるように
配設され、タイバー51を案内として移動ダイプレート
部20が金型開閉油圧シリンダ31によってタイバー5
1の軸方向に円滑に慴動する。
【0017】図5に示すように、射出装置3の射出シリ
ンダ部70は加熱シリンダ71に固着したスライダ79
(図1に示す。)により圧縮成形装置2の固定金型11
方向に滑動可能に装着されている。射出シリンダ部70
の加熱シリンダ71内にはスクリュー72が密接して挿
入されており、スクリュー72は油圧シリンダ73にブ
ラケット74を介して連結され、油圧シリンダ73の駆
動によりスクリュー72がZ方向に滑動し可塑物を射出
する。また、射出する可塑物の射出量は、例えば、油圧
シリンダ73のストロークを距離センサー75で計測し
制御装置4で演算して求める。さらに、射出シリンダ部
70の加熱シリンダ71の先端部には、可塑物の射出流
量および射出開始時等を制御するフローコントロールバ
ルブ部80が配設されている。フローコントロールバル
ブ部80は加熱シリンダ71に設けられたスプール穴に
枢密に挿入されたバルブ81と、バルブ81をロッド8
2、レバー83を介して搖動するステップモータ84と
からなる。
【0018】制御装置4は、固定金型11と移動金型2
1との間の距離センサー100と、進退装置30を駆動
するための圧油を切り替える図示しない電磁切換弁と、
係止装置40を駆動するための圧油を切り替える図示し
ない電磁切換弁と、型締装置50を駆動するための圧油
を切り替える図示しない電磁切換弁と、射出シリンダ部
70を駆動するための圧油を切り替える電磁切換弁73
aと、フローコントロールバルブ部80を駆動するステ
ップモータ84と、エジェクタ装置110に配設された
距離センサー111と、成形品Aを搬出する搬出装置を
制御する制御装置200に接続し、それぞれを所定の指
令により制御している。
【0019】上記構成においてつぎに作動について説明
する。金型を交換した場合には金型をそれぞれの固定ダ
イプレート12あるいは移動ダイプレート22に取付け
両金型を金型開閉油圧シリンダ31を作動させて接近す
る。両金型を図示しないガイドピンの位置合わせによっ
て両金型を型締めする。このときに両金型の調芯が無理
なく行われているか、調芯が作動しているか、否かを確
認する。また、固定金型11と移動金型21とを密着さ
せ、固定金型11と移動金型21との間を距離センサー
100によりゼロにセットする。確認の結果が良好の場
合には次に型打ちを始める。また、日常の始動時の場合
にも、始動点検時に両金型を金型開閉油圧シリンダ31
を作動させて接近し確認しても良い。つぎに、加熱シリ
ンダ71は固定金型11に当接させる。
【0020】型打ちを開始するために、後退している移
動ダイプレート22を金型開閉油圧シリンダ31で迅速
に固定ダイプレート12方向に接近させる。移動ダイプ
レート22が固定ダイプレート12に対して所定位置ま
で到達したら、一旦、制御装置4から金型開閉油圧シリ
ンダ31の図示しない電磁制御弁に指令を送り切り換え
て図示しないポンプからの圧油を停止し、金型開閉油圧
シリンダ31を止め移動ダイプレート22の移動を停止
する。次に、制御装置4から油圧締着機41の図示しな
い電磁制御弁に指令を送り切り換えて図示しないポンプ
からの圧油を油圧締着機41に送り、移動ダイプレート
22をタイバー51に動かないように係止する。係止装
置40による係止が終了したら制御装置4から型締装置
50の図示しない電磁制御弁に指令を送り切り換えて図
示しないポンプからの圧油を型締シリンダ55に送り、
移動ダイプレート22を型締シリンダ55により固定ダ
イプレート12方向に接近させる。所定位置まで到達し
たら距離センサー100から制御装置4に信号を送り、
一旦、制御装置4からの指令により型締シリンダ55を
停止する。このとき、移動金型21と固定金型11との
間のスキマ(インロースライドスキマYは成形品の厚
さ、大きさにより決まり、ほぼ30mm〜2mm)は広
く取り、キャビティ部90を大きく取った後に停止す
る。
【0021】移動金型21が所定の位置に停止したら、
制御装置4から射出装置3のフローコントロールバルブ
部80のステップモータ84に指令を出し、バルブ81
を搖動し開き可塑物を固定金型11からキャビティ部1
0に射出する。このとき、加熱シリンダ71よりの可塑
物は大きなキャビティ部10に射出するので射出圧力は
低圧で射出することができる。
【0022】スクリュー72あるいは油圧シリンダ73
等に装着した距離センサー75より、可塑物が所定量キ
ャビティ部10内に射出されたら、再度、制御装置4か
ら型締装置50の図示しない電磁制御弁に指令を送り切
り換えて図示しないポンプからの圧油を型締シリンダ5
5に送り、移動ダイプレート22を型締シリンダ55に
より固定ダイプレート12方向に接近させる。これによ
り、可塑物を射出しながら移動金型21を所定の速度、
圧力で閉じ又は開きを交えて、可塑物をキャビティ部1
0の隅々に圧縮・展延する。これにより、広いキャビテ
ィ部10を可塑物が圧縮・展延され流れるため、流動性
を補うことが可能となり材料の物性を損なうことなく成
形ができる。また、可塑物にかかる圧力が均一になり、
密度も均一となることから歪み、ソリが少ない成形がで
きる。このように、射出成形しながらプレス成形をを加
えることで流動性の悪い材料、薄肉成形が可能となる。
また、開きを交えることにより成形品に気泡が混じり、
柔らかい成形品が得られる。
【0023】成形品Aに見合った所定量の可塑物が射出
されたら、制御装置4から射出装置3のフローコントロ
ールバルブ部80のステップモータ84に指令を出し、
バルブ81を搖動し閉じて可塑物の射出を停止する。こ
のとき、まだ移動金型21は所定の速度、圧力で閉じ、
可塑物をキャビティ部10の隅々に圧縮・展延し密度を
あげる。金型が当接したら型締シリンダ55は停止し、
可塑物樹脂が冷却するまでそのままの状態が維持され可
塑物に保圧をかけている。
【0024】成形品Aが冷却したら、前記と逆の作動、
即ち、型締装置50により後退し、油圧締着機41が係
止を解除した後に金型開閉油圧シリンダ31が作動し、
移動金型21は当初の位置に後退する。移動金型が後退
中もしくは後退後に図示しないエジェクタ装置110が
作動し、成形品Aを金型から離す。(図2に示す。)エ
ジェクタ装置110が作動を終了すると距離センサー1
11より制御装置4に指令が行き、横形圧縮成形装置2
に併設された搬出装置5が作動し、地面に垂直に固定ダ
イプレート12と移動ダイプレート22との間から成形
品Aを上あるいは横方向(図2に示す。)より地面に垂
直に成形品Aを搬出する。搬出装置の把持部5aは成形
品Aの一端を把持すれば良く、成形品を容易に把持でき
るのでロボットの使用が容易になる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダイプレートに装着された金型を予め所定量開いてキャ
ビティ部を大きく取った所に、可塑物を射出するので射
出圧力は低圧で射出することができる。また、広いキャ
ビティ部を可塑物が圧縮・展延され流れるため、流動性
を補うことが可能となり材料の物性を損なうことなく成
形ができるとともに、可塑物にかかる圧力が均一にな
り、密度も均一となることから歪み、ソリが少ない成形
ができる。このように、射出成形しながらプレス成形を
加えることで、従来に比べて、流動長さ/肉厚比は約3
倍〜4倍にすることができ、薄肉成形が可能となる。ま
た、横形の圧縮成形装置を用いたために、全高が低くな
りるとともに、従来の射出成形機の搬出装置が使用で
き、ロボットの使用も容易にできる。さらに、プレス装
置、射出装置および搬出装置を並べると、プレス装置あ
るいは射出装置の空間を利用できるのでロボットの稼働
面積が少なくなり、設置面積を狭くできる。さらに、金
型の交換もクレーン等が使用できるので工数が低減でき
るという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の横形射出圧縮成形装置の側面図であ
る。
【図2】図1に示す横形射出圧縮成形装置のW−W断面
図である。
【図3】型締装置50の拡大図である。
【図4】係止装置40の部分拡大図である。
【図5】金型部と射出装置の関係を示す概略図である。
【符号の説明】
1 横形射出圧縮成形装置 2 圧縮成形装置 3 射出装置 4 制御装置 5 搬出装置 10 固定ダイプレート部 11 固定金型 12 固定ダイプレート 20 移動ダイプレート部 21 移動金型 22 移動ダイプレート 30 進退装置 31 金型開閉油圧シリンダ 40 係止装置 41 油圧締着機 50 型締装置 55 型締シリンダ 70 射出シリンダ部 75 距離センサー 80 フローコントロールバルブ部 100 距離センサー 110 エジェクタ装置 A 成形品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に垂直に配設された固定金型を保持
    する固定ダイプレートおよび移動金型を保持する移動ダ
    イプレートと、前記移動ダイプレートを固定ダイプレー
    トに対し速やかに進退動作させる進退手段と、前記移動
    ダイプレートが固定ダイプレートに接近し所定位置まで
    到達した後に移動ダイプレートが固定ダイプレートに対
    し進行動作させ可塑物を圧縮・展延しながら型締を行う
    型締手段とからなる圧縮成形装置と、移動ダイプレート
    が固定ダイプレートに接近し所定位置まで到達してから
    フローコントロールバルブを開き可塑物を圧縮成形装置
    に供給する射出装置とからなることを特徴とする横形射
    出圧縮成形装置。
  2. 【請求項2】 地面に垂直に配設された固定金型を保持
    する固定ダイプレートおよび移動金型を保持する移動ダ
    イプレートとの間から成形品を地面に垂直に搬出する搬
    出装置とからなる請求項1記載の横形射出圧縮成形装
    置。
  3. 【請求項3】 固定金型を保持する固定ダイプレート
    と、移動金型を保持する移動ダイプレートと、前記移動
    ダイプレートを固定ダイプレートに対し速やかに進退動
    作させる進退手段と、前記移動ダイプレートが固定ダイ
    プレートに接近した位置で移動ダイプレートをタイバー
    に係止する係止手段と、移動ダイプレートがタイバーに
    係止した後に型締を行う型締手段からなる圧縮成形装置
    と、固定金型と移動金型のキャビテイ部に可塑物を供給
    する射出装置とからなる射出圧縮成形装置において、地
    面に垂直に配設された固定金型と移動金型が所定間隔開
    いているときに射出装置からキャビテイ部に可塑物を供
    給しはじめ、かつ、所定量供給したら移動金型を固定金
    型に対し進行又は後退を交えて動作させながら可塑物を
    圧縮・展延することを特徴とする横形射出圧縮成形装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07100891A (ja) * 1993-10-01 1995-04-18 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機
CN116353000A (zh) * 2023-05-19 2023-06-30 寿光福麦斯轮胎有限公司 一种轮胎成型注塑模具

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