JPH0519937Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0519937Y2
JPH0519937Y2 JP1983026064U JP2606483U JPH0519937Y2 JP H0519937 Y2 JPH0519937 Y2 JP H0519937Y2 JP 1983026064 U JP1983026064 U JP 1983026064U JP 2606483 U JP2606483 U JP 2606483U JP H0519937 Y2 JPH0519937 Y2 JP H0519937Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
hollow conductor
insulating
coil
immersed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1983026064U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59131121U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2606483U priority Critical patent/JPS59131121U/ja
Publication of JPS59131121U publication Critical patent/JPS59131121U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0519937Y2 publication Critical patent/JPH0519937Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Transformer Cooling (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電気機器の絶縁リード、とくに高電
圧油入変圧器等で使用される絶縁リードの構成に
関するものである。
第1図はこの種従来の絶縁リードを使用した油
入変圧器の全体構成図、第2図は第1図の絶縁リ
ードの部分を拡大して示す断面図、第3図は第1
図の絶縁リードの熱放散の方向を示す説明図であ
る。図において、1は絶縁油2を内部に収容する
タンク、3は口出し部3aを有し電圧・電流が印
加されるコイル、4はコイル3と鎖交するように
配設された鉄心、5はそれぞれコイル3相互間及
びコイル3と鉄心4、タンク1との間を絶縁する
ための絶縁物、6は油中端子部6aを有しタンク
を貫通して取り付けられたブツシング、7は一端
が口出し部3aに他端が油中端子部6aにそれぞ
れ電気的に接続された絶縁リードで、中実導体8
とその外周に形成されたクラフト絶縁紙等からな
る電気絶縁層9とから構成される。10は油中端
子部6aに取り付けられた電界緩和シールドであ
る。11は絶縁油2を冷却するための油配管を介
してタンク1に接続された冷却装置、12は矢印
13の向きに絶縁油2を強制的に循環させる送油
ポンプである。
上記のように構成された従来の油入変圧器の絶
縁リードにおいては、通電により発生する絶縁リ
ード7の発熱は第3図の矢印14に示すように中
実導体8の径方向に電気絶縁層9を通して絶縁油
2に放散され、従つて、この間の熱抵抗と所定の
許容温度上昇値とから中実導体8の必要な断面積
が設定される。
しかるに、上記のような従来の油入変圧器の絶
縁リードにおいては、例えばUHV級変圧器等の
ように高電圧になると電気絶縁層9の厚さが非常
に大きくなるが、一般に電気絶縁層9は熱の不良
導体でありこの部分の熱抵抗が大きくなるので、
中実導体8の必要断面積が非常に大きくなり、材
料費の増大とともに作業性が悪くなるという欠点
があつた。
この考案はこのような従来のものの欠点を解消
するためになされたもので、外周面に電気絶縁層
が形成され内部に絶縁性冷媒が通流する中空導体
で構成することにより、上記冷媒により内部から
直接冷却され安価で作業性の良好な電気機器の絶
縁リードを提供することを目的とするものであ
る。
以下、この考案の一実施例における油入変圧器
の絶縁リードを図面について説明する。第4図は
上記油入変圧器の全体構成図、第5図は第4図の
絶縁リードの部分を拡大して示す断面図、第6図
は第4図の絶縁リードの熱放散と油流との方向を
示す説明図である。図において、タンク1、絶縁
油2、コイル3、口出し部3a、鉄心4、絶縁物
5、ブツシング6、油中端子部6a、電界緩和シ
ールド10、冷却装置11、送油ポンプ12、油
流の矢印13は従来の場合と同様であるから説明
を省略する。15は外周面に電気絶縁層16が形
成された中空導体、17及び18は中空導体15
の両端に固着された一対の接続端子で、中空導体
15の内径部に絶縁油2が流通可能にするととも
に、接触による発熱もある接続部は中空導体15
の内径部の中心に位置して通電可能なようにそれ
ぞれ接合されて、それぞれにコイルの口出し部3
a及び油中端子部6aが接続されている。そして
絶縁リード19は中空導体15とその外周面の電
気絶縁層16と、一対の接続端子17,18とで
構成されており、絶縁リード19のコイルの口出
し部3a側は周囲とは適当に間隔が設けられ、油
中端子部6a側は、電界緩和シールド10及びブ
ツシングの油中端子部6aとも適当な間隔が設け
られている。
上記のように構成されたこの考案における油入
変圧器の絶縁リード19は中空導体15の通電に
よる発熱は第6図の矢印23に示すように、中空
導体15の内径側へ放出され、接触による発熱も
ある接続端子17,18部の発生熱も絶縁油2に
伝達されて、絶縁油2が温度上昇することによ
り、中空導体15の内径部を上昇する油流となる
いわゆるサーモサイフオン効果によつて、外周面
の電気絶縁層16の厚さに関係なく良好な冷却状
態となるので、中空導体15の必要な断面積を低
減することができ、軽量で安価な導体にすること
ができるとともに強制的に油流を得る手段を用い
ることなく良好な冷却効果が得られる。
なお、絶縁性冷媒としては絶縁油に限らずSF6
ガス等の絶縁ガスにおいても適用することができ
る。また、絶縁リード19は電気絶縁性が要求さ
れ電気機器の通電部の間の通電を目的とするもの
である限り、変圧器に限らずリアクトル等種々の
電気機器において使用することができる。
この考案は、以上説明したように、絶縁リード
の構成を外周面に電気絶縁層が形成され、内径部
に絶縁性冷媒が流通するように両端が開口する中
空導体とし、両端内径部の中心位置にそれぞれ接
続端子を設け、両端部が高低差を持つように配置
したことにより、中空導体及び接続端子部の通電
による発熱は中空導体内の絶縁油に伝達され、絶
縁油の温度上昇によるサーモサイフオン効果の冷
媒流によつて冷却される。特に接続端子部を中空
導体内径部の中心位置にしたことはこの部分を効
果的に冷却するとともにサーモサイフオン効果に
よる冷媒流を加速する効果があり、強制的に冷媒
流を与える手段を用いることなく冷媒流が得ら
れ、外周面の電気絶縁層の厚さに関係なく良好な
冷却状態となるので、中空導体の必要断面積を低
減した軽量で安価な絶縁リードが得られるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の絶縁リードを使用した油入変圧
器の全体構成図、第2図は第1図の絶縁リードの
部分を拡大して示す断面図、第3図は第1図の絶
縁リードの熱放散の方向を示す説明図、第4図は
この考案の一実施例における絶縁リードを使用し
た油入変圧器の全体構成図、第5図は第4図の絶
縁リードの部分を拡大して示す断面図、第6図は
第4図の絶縁リードの熱放散と油流との方向を示
す説明図である。図において、2は絶縁性冷媒と
しての絶縁油、3aは電気機器の通電部としての
口出し部、6aは電気機器の通電部としての油中
端子部、15は中空導体、16は電気絶縁層、1
7,18は一対の接続端子、19は絶縁リードで
ある。なお、図中同一符号は同一又は相当部分を
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンクの内部に絶縁性冷媒と共に収納されたコ
    イルと鉄心で構成される電気機器本体と、上記タ
    ンクを貫通して取付けられたブツシングと、上記
    コイルの口出し部と上記ブツシングの油中端子部
    との間を電気的に接続する絶縁リードとで構成さ
    れ、該絶縁リードは、両端が開口する中空導体
    と、この中空導体の外周を絶縁する絶縁部とから
    なり、上記中空導体両端内径部に絶縁性媒体を流
    通可能にすると共に、中空導体内径の中心位置に
    接続部を有する接続端子が通電可能に両端部にそ
    れぞれ接合され、一方の上記接続部には上記コイ
    ルの口出し部が、他方の上記接続部にはブツシン
    グの油中端子部が接続されており、さらに、上記
    中空導体の両端部はお互いに高低差を持つように
    配置されていることを特徴とする電気機器。
JP2606483U 1983-02-22 1983-02-22 電気機器の絶縁リ−ド Granted JPS59131121U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2606483U JPS59131121U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 電気機器の絶縁リ−ド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2606483U JPS59131121U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 電気機器の絶縁リ−ド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59131121U JPS59131121U (ja) 1984-09-03
JPH0519937Y2 true JPH0519937Y2 (ja) 1993-05-25

Family

ID=30157021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2606483U Granted JPS59131121U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 電気機器の絶縁リ−ド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59131121U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5113990A (ja) * 1974-07-26 1976-02-03 Hitachi Ltd

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5113990A (ja) * 1974-07-26 1976-02-03 Hitachi Ltd

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59131121U (ja) 1984-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3374452A (en) Toroidal transformer construction and method of constructing same
US6259347B1 (en) Electrical power cooling technique
US2992405A (en) Insulating and cooling devices
US3142809A (en) Cooling arrangement for electrical apparatus having at least one multilayer winding
JP4651260B2 (ja) 静止誘導機及びそのためのケーブル
US20230207178A1 (en) Thermal management of transformer windings
US2436636A (en) Instrument current transformer
JPH0519937Y2 (ja)
US3621426A (en) Transformer with bushing compartment
US1337080A (en) Multiconducting leads
US3163838A (en) Inductive device employing foamed resin thermal barrier
CA1169933A (en) Convectively cooled bushing connector
US1994267A (en) Bushing insulator
JPH0640741B2 (ja) スイッチング・レギュレータ用変圧器整流器組立体
JPH0669048A (ja) 変圧器接続リード線装置
JPS5815339U (ja) ガス絶縁電気機器
US3668584A (en) Electrical power apparatus
JPH08124756A (ja) 放熱層を有する乾式変圧器
JPS6111948Y2 (ja)
JP3026859U (ja) インバータトランス
JP3422831B2 (ja) ガス絶縁ブッシング
JPS6156850B2 (ja)
JPH04229906A (ja) 導電体
JPH0992557A (ja) 計器用変圧器の一次巻線
JPH05205948A (ja) 油入誘導電器の連結ボルト絶縁構造