JPH05197160A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

Info

Publication number
JPH05197160A
JPH05197160A JP767492A JP767492A JPH05197160A JP H05197160 A JPH05197160 A JP H05197160A JP 767492 A JP767492 A JP 767492A JP 767492 A JP767492 A JP 767492A JP H05197160 A JPH05197160 A JP H05197160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
resist
film
mask
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP767492A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Ito
信一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP767492A priority Critical patent/JPH05197160A/ja
Priority to KR1019920019001A priority patent/KR950004968B1/ko
Publication of JPH05197160A publication Critical patent/JPH05197160A/ja
Priority to US08/411,844 priority patent/US5621498A/en
Priority to US08/468,327 priority patent/US5627626A/en
Priority to US08/467,600 priority patent/US5707501A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーフトーン位相シフト法を用いた場合にお
いても、レジストパターン中央部の膜減を抑制すること
ができ、良好なレジストパターンを形成することのでき
るパターン形成方法を提供すること。 【構成】 透光性基板(SiO2 )20上に、透過光に
対して光学的な位相差を与える半透明材料(Si)から
なるマスクパターン21を形成した露光用マスクを用い
て、Si基板22に形成された感光性樹脂膜23に対し
露光・現像を行い所望のパターンを作成するパターン形
成方法において、感光性樹脂膜23としてポジ型レジス
トを用い、露光前にレジスト23をTAMAHの2.3
8%現像液中に30秒晒し、水洗の後スピン乾燥を行
い、表面不溶化膜24を形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置の製造
におけるリソグラフィー工程に係わり、特にハーフトー
ン位相シフト法でレジストを露光するレジストパターン
形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の進歩と共に半導体装置、ひ
いては半導体素子の高速化,高集積化が進められてい
る。それに伴いパターンの微細化の必要性は益々高くな
り、パターン寸法も微細化,高精度化が要求されるよう
になっている。
【0003】この要求を満たす目的で、露光光源に遠紫
外光など短波長の光が用いられるようになってきた。し
かし、次世代の露光光源に用いられようとしているKr
Fエキシマレーザの248nmの発振線を用いたプロセ
スは、レジスト材料として化学増幅型レジストが開発さ
れつつあるものの、未だ研究段階にあり現時点での実用
化はまだ困難である。このように露光光源の波長を変え
た場合、材料開発から必要となるため実用化に至るまで
かなりの期間を要することになる。
【0004】近年、露光光源を変えずに微細化する試み
が成されてきている。その一つの手法として位相シフト
法がある。この手法では、光透過部に部分的に位相反転
層を設け、隣接するパターンからの光の回折の影響を除
去し、パターン精度の向上を図るものである。この位相
シフト法にも幾つか種類があり、隣接する2つの光透過
部の位相差を交互に180°設けることで形成されるレ
ベンソン型が特に知られている。
【0005】しかし、レベンソン型の位相シフト法で
は、パターンが3つ以上隣接する場合には効果を発揮す
ることが難しい。即ち、2つのパターンの光位相差を1
80°とした場合、もう一つのパターンは先の2つのパ
ターンのうち一方と同位相となり、その結果、位相差1
80°のパターン同士は解像するが、位相差0°のパタ
ーン同士では非解像となるという問題点がある。この問
題を解決するためには、デバイス設計を根本から見直す
必要があり、直ちに実用化するのにかなりの困難を要す
る。
【0006】一方、位相シフト法を用い、且つデバイス
設計変更を必要としない手法としてハーフトーン法があ
る。ハーフトーン位相シフト法の原理を図5に示す。ハ
ーフトーンマスクでは、透明基板50上に形成されたマ
スクパターン51は、半透明膜で形成される。この半透
明膜は、露光光を振幅透過率で1〜16%透過し、且つ
透過部に対しマスクパターンを透過する光の位相差が1
80±10°以内となるように膜厚に調整したものであ
る。このようにすることで、マスクパターンエッジ部分
に相当するウェハ上の光強度を急峻にし、解像性を向上
させることを可能にしている。即ち、パターンエッジ部
分での光位相反転効果によりエッジ部分での急峻な像強
度(シフタエッジ作用)を得て、レジストパターンにつ
いて側壁角度が向上させている。
【0007】しかしながら、ハーフトーン位相シフト法
においては、エッジ部分の解像性能が向上する反面、マ
スクパターンが光を透過することに起因する現象が避け
られない。即ち、ポジ型レジストを用いた場合にはレジ
ストパターン中央部の膜減が生じ、ネガ型レジストを用
いた場合にはスペース部分での残膜が生じることが問題
となっていた。
【0008】図6にポジレジストを用いて作成した大面
積パターンについて、通常のCrマスクで露光を行った
場合のパターン形状(a)と、ハーフトーン位相シフト
法により露光を行った場合のパターン形状(b)を示
す。ハーフトーンマスクでは暗部において微量の光を透
過させるため、比較的大きなパターンでは、(b)で示
すようにパターン中央部で膜減が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のハ
ーフトーン位相シフト法では、遮光部分にある程度の透
過性を持たせた半透明膜を用いることで、レジストパタ
ーンについて側壁角度が向上する反面、マスクパターン
が光を透過することに起因する現象、特にポジレジスト
を用いた場合にレジストパターン中央部の膜減が生じる
ことが問題となっていた。
【0010】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、ハーフトーン位相シフ
ト法を用いた場合においても、レジストパターン中央部
の膜減を抑制することができ、良好なレジストパターン
を形成することのできるパターン形成方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、ハーフ
トーン位相シフト法でポジ型レジストを用いたときに生
じる残膜率の低下を、レジストの硬化処理により抑制す
ることにある。
【0012】即ち本発明(請求項1)は、透光性基板上
に、透過光に対して光学的な位相差を与える半透明材料
からなるマスクパターンを形成した露光用マスクを用い
て、半導体基板上に形成された感光性樹脂膜に対し露光
・現像を行い所望のパターンを作成するパターン形成方
法において、感光性樹脂膜としてポジ型レジストを用
い、このレジストの現像前に、該レジストの表面に対し
硬化処理を行うことを特徴とする。
【0013】また本発明(請求項2)は、透光性基板上
に、透過光に対して光学的な位相差を与える半透明膜か
らなるマスクパターンを形成した露光用マスクを用い、
光学系によって均一化された光源の面又は二次光源の半
径Lに対し、0<d<Lの関係を満たす中心より半径d
の部分を暗部として形成した輪帯照明により、半導体基
板上に形成された感光性樹脂膜に対し露光・現像を行い
所望のパターンを形成するパターン形成方法において、
感光性樹脂膜としてポジ型レジストを用い、このレジス
トの現像前に、該レジストの表面に対し硬化処理を行う
ことを特徴とする。
【0014】また、本発明の望ましい実施態様として
は、次の (1)〜(5) があげられる。 (1) 半透明膜として、半透明膜を透過した光が透明基板
のみを透過した光に対して、位相差が(180×(2n
+1)±10:n=整数)°以内の関係を満たす材料及
び膜厚を選択する。
【0015】(2) レジストの硬化処理として、露光する
前にレジスト表面をアルカリ性の溶液若しくは有機アル
カリ現像液に浸し、さらに水洗することにより、レジス
ト表面に不溶化膜を形成する。
【0016】(3) レジストの硬化処理として、露光後に
水分含有量10%未満の雰囲気中でレジストが感光性を
有する紫外光を照射することによって、レジスト表面に
不溶化膜を形成する。
【0017】(4) マスクパターンの振幅透過率Tが光透
過部の振幅透過率T0 に対し、次式を満たすように設定
されていること。 0.01×T0 ≦T≦0.16×T0
【0018】(5) 輪帯照明のために、光源からの光
を集光する蠅の目レンズ等の第1集光光学系と、この第
1集光光学系で集光された光を均一化する均一化光学系
と、この均一化光学系で均一化された光を集光してマス
クに照射する第2集光光学系と、マスクを透過した光を
半導体基板上に投影する投影光学系とを備えた投影露光
装置を用いる。
【0019】
【作用】ポジレ型ジストを用いたときに生じる膜減に対
して、感光性樹脂表面に不溶化膜を形成し対処する手法
と、光学像をコントロールして改善する手法とがある。
感光性樹脂材料の不溶化については幾つかの手法があ
る。その手法の一つに露光する前に、感光性樹脂膜表面
をアルカリ性溶液又は有機アルカリ現像液に浸し、膜表
面の硫黄元素の相対濃度を上げ、溶解性を低減させる手
法がある。また、不溶化させる他の手法として水分を殆
ど含まない雰囲気中で、レジスト膜が感光性を有する紫
外光を照射する手法がある。この手法は表面架橋膜を形
成するものであり、加熱を行うことで更に不溶化性を高
めることが可能である。
【0020】ここで、感光性樹脂表面に不溶化膜を形成
した場合、露光すべき部分における十分な露光量であれ
ば不溶化膜を現像時に除去することができる。一方、ハ
ーフトーンマスクを用いた場合に生じる露光すべきでな
い部分における少ない露光量であると不溶化膜は除去で
きない。従って、ハーフトーンマスクを用いた場合にお
ける露光すべきでない部分の膜減りを抑えることが可能
となり、パターン中央部で窪みをなくして良好な形状の
パターンを形成することができる。
【0021】また、光学的な手法により残膜特性の改善
をはかる手法に輪帯照明技術があるが、この手法におい
ても残膜を完全に維持することは難しい。そこで、この
場合にも前述の処理を行うことが好ましい。
【0022】
【実施例】以下、本発明の詳細について図示の実施例を
参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の各実施例方法に使用した
投影露光装置を示す概略構成図である。光源のランプと
しては、水銀灯のg線436nm,h線405nm,i
線365nmなどの他、エキシマレーザー露光(KrF
等)が用いられている。そして、それらは照射均一性を
高めるためにオプチカルインテグレータ(はえの目レン
ズ)等を含んだ光学系により、均一化された光となる。
図1は、上記光学系を通過後の光束を示している。図中
1は均一化された光線(2次光源)、2,3は開口絞
り、4は2次光源照射光学系、5は投影光学系、6はマ
スク、7はウェハを示している。
【0024】このような縮小投影露光装置においては、
パターンの形成特性(解像度,焦点深度など)は、投影
光学系5のNA(NA=sinθ)と照明光のコヒーレ
ンシイσ(σ=sinφ/sinδ)で決定される。N
Aが大きい程、解像度は上がる一方、焦点深度は減少す
る。また、コヒーレンシイσ値が小さくなると、パター
ンの淵が強調されるため、断面形状は側壁が垂直に近づ
いて良好なパターン形状となるが、細かいパターンでの
解像性が悪くなり解像し得る焦点範囲が狭くなる。逆
に、σ値が大きいと細かいパターンでの解像性、解像し
得る焦点範囲が若干良くなるが、パターン断面の側壁傾
斜が緩く、厚いレジストの場合、断面形状は台形ないし
三角形となる。このため、比較的バランスのとれたσ値
として、σ=0.5〜0.7に固定設定されている。σ
値を設定するには2次光源1の光源面の大きさを決めれ
ば良いため、一般に2次光源1の光源面の直後にσ値設
定用の円形開口絞り2を置いている。
【0025】図2は、本発明の第1の実施例に係わるレ
ジストパターン形成工程を示す断面図である。投影露光
用マスク(ハーフトーンマスク)6は、図2(a)に示
すように、SiO2 基板(透明基板)20上にSi膜
(半透明膜)のパターン21を形成したものである。具
体的には、SiO2 基板20上にSi膜21を膜厚61
nmに制御しスパッタにより形成し、これに電子線用レ
ジスト(SAL601)を膜厚0.5μmで形成し、更
にその上に塗布性有機導電膜を塗布し、これに対し電子
線で露光を行い、現像してレジストパターンを形成し
た。さらに、このレジストをマスクにSi膜21をケミ
カルドライエッチング(CDE)により不要部分のSi
を除去して作成した。このとき形成されたSi膜(11
1)の水銀ランプのg線に対する屈折率n=4.57
で、光透過部に対する位相差180°、振幅透過率15
%を満足している。
【0026】この投影露光用マスクを用い、開口数NA
=0.54、コヒーレンスファクターσ=0.5のg線
用露光装置を用いて露光を行った。なお、感光性樹脂膜
は、図2(b)に示すように、Si基板22上にクレー
ゾールノボラック・ナフトキノンジアジド系ポジレジス
ト23を1.3μmで形成し、90℃,5分のベイキン
グを行ったものである。そして、これを露光前に、テト
ラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)
2.38%の現像液中に30秒晒し、水洗の後スピン乾
燥を行い、図2(c)に示すように、表面不溶化膜24
を形成したものである。
【0027】次いで、前記の投影露光用マスクを用い
て、図2(d)に示すように、ポジ型レジスト23を露
光した。ここで、25は露光された領域を示す。次い
で、TMAH2.38%で50秒の現像を行い、図2
(e)に示すように、レジストパターン26を形成し
た。このとき、不溶化膜24の存在により、レジスト残
りパターンの中央部が窪む等の不都合はなかった。な
お、本手法において現像前110℃,1分のベイキング
を更に行っても効果的である。
【0028】以上の工程により、0.45μmパターン
がハーフトーンマスクを用いた場合にフォーカスマージ
ン0.8μmで解像したものが、表面不溶化膜を形成す
ることで1.0μmまで向上した。
【0029】本実施例で用いたハーフトーンマスクと表
面不溶化処理を施した感光性樹脂膜を用い、更に輪帯照
明を併用した実験を次に行った。輪帯照明は、蝿の目レ
ンズ群の直径Lに対し、中心より半径d=0.65Lを
遮蔽して行った。輪帯照明とハーフトーンマスクを組み
合わせた場合0.45μmパターンがフォーカスマージ
ン1.3μmで解像したものが、表面不溶化膜を形成す
ることで1.7μmまで向上することを確認した。
【0030】このように本実施例方法によれば、ハーフ
トーン位相シフト法でレジスト23を露光する際に、予
めレジスト23の表面をTMAH現像液に浸し、水洗処
理することにより、レジスト23の表面に不溶化膜24
を形成している。このため、ハーフトーン位相シフト法
で問題となるレジストパターン中央部の膜減を抑制する
ことができる。従って、良好なレジストパターンを形成
することができ、その後のパターン加工の精度向上をは
かることが可能となる。
【0031】図3は、本発明の第2の実施例に係わるレ
ジストパターン形成工程を示す断面図である。この実施
例では、まず図3(a)に示すように、Si基板32上
にクレーゾールノボラック・ナフトキノンジアジド系ポ
ジレジスト33を1.3μmで形成し、90℃5分のベ
イキングを行った。この基板に対し、前記図2(a)に
示すハーフトーンマスクを用いて、図3(b)に示すよ
うに露光を行った。ここで、35は露光領域を示す。
【0032】ここで用いたハーフトーンマスクは、クオ
ーツ基板上にSiをN2 雰囲気中で膜厚80nmに制御
しスパッタしたもので、このとき形成されたSi膜の水
銀ランプのi線に対し、光透過部に対する位相差180
°、強度透過率13%を満足している。
【0033】次いで、水銀ランプの250〜330nm
の光をN2 雰囲気中でレジスト33に照射しながら12
0℃,2分のベイキングを行い、図3(c)に示すよう
に非露光部表面に架橋膜(不溶化膜)34を形成した。
このときの窒素雰囲気の水含有量は5%程度であった。
また、不溶化膜34は露光量の少ない部分のみに形成さ
れた。
【0034】次いで、TMAH2.38%の現像液で5
0秒の現像を行い、図3(d)に示すようにレジストパ
ターン36を形成した。本手法により、0.40μmパ
ターンがハーフトーンマスクを用いた場合にフォーカス
マージン0.6μmで解像したものが、表面不溶化膜を
形成することで1.2μmまで向上した。
【0035】本実施例で用いたハーフトーンマスクと、
更に輪帯照明を併用した実験を次に行った。輪帯照明
は、蝿の目レンズ群の直径Lに対し、中心より半径d=
0.65Lを遮蔽して行った。帯輪照明とハーフトーンマス
クを組み合わせた場合に0.4μmパターンがフォーカ
スマージン1.2μmで解像したものが、表面不溶化膜
を形成することで1.9μmまで向上することを確認し
た。図4は、本発明の第3の実施例に係わるレジストパ
ターン形成工程を示す断面図である。
【0036】この実施例では、まず図4(a)に示すよ
うに、Si基板上42にポリビニルアルコールを樹脂成
分に持つネガレジスト43を1.3μmで形成し、11
0℃5分のベイキングを行った。この基板に対し、前記
図2(a)に示すハーフトーンマスクを用い、図4
(b)に示すように露光を行った。ここで、45は露光
領域を示す。
【0037】ここで用いたハーフトーンマスクはクオー
ツ基板上にSiをN2 雰囲気中で膜厚80nmに制御し
スパッタしたもので、このとき形成されたSi膜の水銀
ランプのi線に対し、光透過部に対する位相差180
°、強度透過率13%を満足している。
【0038】次いで、130℃2分のベイキングを行っ
た後、TMAH2.38%の現像液で120秒の現像を
行い、図4(c)に示すようにレジストパターン46を
形成した。ここで、スペース部分に残渣47が生じたた
め、基板をさらに真空引き可能なチャンバの中に入れ、
十分に真空引きした後、酸素ガスを流量20sccmで注入
し、放電させ、酸素プラズマに20秒晒し、図4(d)に
示すように残渣47を除去した。なおこの際、レジスト
パターンも若干膜減が生じたが精度的には問題の無い範
囲であった。
【0039】本実施例で用いたハーフトーンマスクと、
更に輪帯照明を併用した実験を次に行った。輪帯照明
は、蝿の目レンズ群の直径Lに対し、中心より半径d=
0.65Lを遮蔽して行った。この場合も、レジストパター
ン形成後に酸素原子を含むプラズマ或いはラジカル中に
晒すことにより、スペース部分に残渣のない良好なレジ
ストパターンが得られた。
【0040】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。第1の実施例ではポジ型レジストの
硬化処理として、露光前にTAMH現像液による処理を
行ったが、処理液としてはTAMHに限らず、アルカリ
性の溶液若しくは有機アルカリ現像液を用いることがで
きる。また、第2の実施例ではポジ型レジストの硬化処
理として、露光後に水銀ランプの光をN2 雰囲気中でレ
ジストに照射しながらベイキングしたが、水分含有量1
0%未満の雰囲気中でレジストが感光性を有する紫外光
を照射すれば同様の効果が得られる。その他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが
できる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、現
像前にレジストに硬化効果処理を施すことにより、ハー
フトーン位相シフト法で問題となっている現象、即ちポ
ジ型レジストを用いた場合におけるレジストパターン中
央部の膜減を抑制することができ、良好なレジストパタ
ーンを形成することが可能となる。また本発明は、ハー
フトーンマスクに輪帯照明露光を組み合わせたときにも
有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例に用いた投影露光装置を示す
概略構成図、
【図2】第1の実施例に係わるレジストパターン形成工
程を示す断面図、
【図3】第2の実施例に係わるレジストパターン形成工
程を示す断面図、
【図4】第3の実施例に係わるレジストパターン形成工
程を示す断面図、
【図5】ハーフトーン位相シフト法の原理を説明するた
めの図、
【図6】ハーフトーン位相シフト法による問題点を説明
するための図。
【符号の説明】
1…2次光源、 2,3…開口絞り、 4…2次光源照射光学系、 5…投影光学系、 6…マスク、 7…ウェハ、 20…SiO2 基板(透明基板)、 21…Siパターン、 22,32,42…Si基板、 23,33,43…ポジ型レジスト、 24,34…表面不溶化膜、 25,35,35…露光された領域、 26,36…レジストパターン。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027 8831−4M H01L 21/30 341 S 7352−4M 361 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性基板上に、透過光に対して光学的な
    位相差を与える半透明材料からなるマスクパターンを形
    成した露光用マスクを用いて、半導体基板上に形成され
    た感光性樹脂膜に対し露光・現像を行い所望のパターン
    を作成するパターン形成方法において、 前記感光性樹脂膜としてポジ型レジストを用い、このレ
    ジストの現像前に、該レジストの表面に対し硬化処理を
    行うことを特徴とするパターン形成方法。
  2. 【請求項2】透光性基板上に、透過光に対して光学的な
    位相差を与える半透明材料からなるマスクパターンを形
    成した露光用マスクを用い、光学系によって均一化され
    た光源の面又は二次光源の半径Lに対し、0<d<Lの
    関係を満たす中心より半径dの部分を暗部として形成し
    た輪帯照明により、半導体基板上に形成された感光性樹
    脂膜に対し露光・現像を行い所望のパターンを形成する
    パターン形成方法において、 前記感光性樹脂膜としてポジ型レジストを用い、このレ
    ジストの現像前に、該レジストの表面に対し硬化処理を
    行うことを特徴とするパターン形成方法。
JP767492A 1902-01-20 1992-01-20 パターン形成方法 Pending JPH05197160A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP767492A JPH05197160A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 パターン形成方法
KR1019920019001A KR950004968B1 (ko) 1991-10-15 1992-10-15 투영노광 장치
US08/411,844 US5621498A (en) 1991-10-15 1995-03-28 Projection exposure apparatus
US08/468,327 US5627626A (en) 1902-01-20 1995-06-06 Projectin exposure apparatus
US08/467,600 US5707501A (en) 1991-10-15 1995-06-06 Filter manufacturing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP767492A JPH05197160A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 パターン形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05197160A true JPH05197160A (ja) 1993-08-06

Family

ID=11672347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP767492A Pending JPH05197160A (ja) 1902-01-20 1992-01-20 パターン形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05197160A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0876351A (ja) * 1994-09-06 1996-03-22 Nec Corp 位相シフトマスクおよびその作製方法
US5902717A (en) * 1996-02-28 1999-05-11 Nec Corporation Method of fabricating semiconductor device using half-tone phase shift mask
US7550043B2 (en) 2002-12-20 2009-06-23 Tokyo Electron Limited Substrate processing method and substrate processing apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0876351A (ja) * 1994-09-06 1996-03-22 Nec Corp 位相シフトマスクおよびその作製方法
US5902717A (en) * 1996-02-28 1999-05-11 Nec Corporation Method of fabricating semiconductor device using half-tone phase shift mask
US7550043B2 (en) 2002-12-20 2009-06-23 Tokyo Electron Limited Substrate processing method and substrate processing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950008384B1 (ko) 패턴의 형성방법
KR100298609B1 (ko) 위상쉬프트층을갖는포토마스크의제조방법
JPH08222513A (ja) パターン形成方法
JP3288884B2 (ja) レジストパターン形成方法
GB2135793A (en) Bilevel ultraviolet resist system for patterning substrates of high reflectivity
US6423455B1 (en) Method for fabricating a multiple masking layer photomask
JPH05197160A (ja) パターン形成方法
JP3415335B2 (ja) 多段エッチング型基板の製造方法
JPH0961990A (ja) 位相シフト・マスクおよびその製造方法ならびにこれを用いた露光方法
JP3475309B2 (ja) 位相シフトフォトマスクの製造方法
JP3110122B2 (ja) パターン形成方法
JP2693805B2 (ja) レチクル及びこれを用いたパターン形成方法
JPH0561183A (ja) 露光マスク
JP2783582B2 (ja) フォトマスク
JPH10333318A (ja) 位相シフトフォトマスク及びその製造方法
JPH0950115A (ja) Sogからなる位相シフト層を有する位相シフトフォトマスクの製造方法
JPH0651489A (ja) ハーフトーン位相シフトフォトマスクの製造方法
JP3241809B2 (ja) 位相シフト層を有するフォトマスクの製造方法
JPH06151280A (ja) ホールパターン形成方法
JPH0611827A (ja) ホトマスクおよびその修正方法
JPH0743885A (ja) 位相シフトフォトマスクの製造方法
JPH06132216A (ja) パターン形成方法
JPH06338452A (ja) レジストパタ−ンの形成方法
JP3837846B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH09232217A (ja) レジストパターンの形成方法